JP3443470B2 - 外壁補修用金具 - Google Patents

外壁補修用金具

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JP3443470B2
JP3443470B2 JP33714294A JP33714294A JP3443470B2 JP 3443470 B2 JP3443470 B2 JP 3443470B2 JP 33714294 A JP33714294 A JP 33714294A JP 33714294 A JP33714294 A JP 33714294A JP 3443470 B2 JP3443470 B2 JP 3443470B2
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順郎 篠原
勝吉 今泉
毅 大塚
康衛 八木沢
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート躯体の表
面に施工されたモルタルの剥離を補修する補修金具に関
している。
【0002】
【従来の技術】モルタルの剥離を補修する金具は、例え
ば実開平4−37762号公報に記載されたものが知ら
れている。図5は上記の補修用のピンであり、管状に形
成された本体1の胴部に接着剤の注出口2を設けると共
に、先端部に切割り5が設けられ、又、本体1内に拡張
栓9を装着したものである。そして、補修作業は、モル
タルからコンクリート躯体に至る穴を穿設し、穴内に本
体1を挿入したのち、拡張栓9を叩打して当該本体1を
コンクリート躯体に固定する。次いで注入口3から注入
した接着剤を注出口2からモルタルと躯体の隙間に充填
してモルタルを再び躯体に結合している。
【0003】上記の補修ピンをはじめ、従来から知られ
ている補修用のピンはモルタルと躯体を連結するピンが
金属製パイプである。これは、モルタルと躯体を機械的
に連結できるので、仮りに火災などで接着剤が焼失した
場合でもモルタルの落下を防止できるという点で有効な
手段である。
【0004】コンクリート躯体の表面にモルタルを施工
するということは、建物の平坦性を確保することであ
り、従って、モルタルの厚みは一定していないのが通常
である。このため、補修ピンが定尺であると、モルタル
部分が薄い場合はともかく厚い場合は機械的な連結が充
分に行われないことが生じ、これを解消するためには長
さが異なる複数種のピンを用意しなくてはならないとい
う問題が生じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、モルタルの厚みに関係なくモルタルとコン
クリート躯体とを機械的に連結し、かつ、接着剤の注入
が容易な外壁補修用金具を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明において課題を解
決するための手段は、少なくとも先端部にパイプ部が形
成され該パイプ部の開口端に当該部分の拡張手段を備え
たアンカー主体と、該アンカー主体の基端部に設けたコ
イルばねと、該コイルばねの基端部に軟質樹脂を被覆し
かつ漏斗状に形成した接着剤の注入口を設けたことを特
徴とするものである。
【0007】
【実施例】図1は全体の斜視図、図2は断面図、図3、
図4は施工状態を示す断面図である。図1、2におい
て、10はアンカー主体で、先端部から中央部分までを
パイプ部11に形成し、基端部に該主体よりも小径であ
り、かつ外周部にねじ山を形成した連結部12を設けて
いる。13は前記パイプ部11の開口端から軸方向に沿
って形成した複数個のスリットであり、又、当該開口端
部に拡張栓14を装着している。
【0008】15はコイルばねで、先端部を前記アンカ
ー主体10の連結部12に連結し、基端部には軟質樹
脂、例えば塩化ビニールを被覆しかつ漏斗状に形成した
注入口16を設けている。なお、該コイルばね15は、
先端部を小径部15aに形成して前記連結部12のねじ
山にねじ結合し、中途の螺旋部15bを前記アンカー主
体10と同径にし、基端部を開口端に向って大径とした
漏斗状部15cに形成している。
【0009】実施例の補修金具は上記の構成であり、モ
ルタルの補修を行うには、まず、モルタル20がコンク
リート躯体21と剥離して隙間22が生じている箇所に
モルタル20からコンクリート躯体21に至る穴23を
穿設する。図3はモルタル20が薄い場合を示し、図4
はモルタル20が厚い場合を示している。
【0010】何れの場合も、穴23内に補修金具を拡張
栓14を穴の底部に向けて挿入し、注入口16から図示
しない打込棒を挿入して連結部12を叩打する。アンカ
ー主体10はパイプ部11内に拡張栓14が圧入されて
先端部が拡張すると共に当該先端部が躯体に喰い込み、
これによりアンカー主体10がコンクリート躯体に固着
される。又、同時に、注入口16はモルタル20の穴2
3の開口端にしっかりと係合される。
【0011】注入口16は塩化ビニールの被覆が施され
ているので、補修金具を打ち込んだ時にモルタルを損傷
することなく固着できる。なお、注入口16は塩化ビニ
ールによる弾性により穴23に密着してパッキン効果を
奏し、接着剤の注入時に接着剤がモルタル表面に漏れる
のを防止する。
【0012】アンカー主体10と注入口16を連結して
いるコイルばね15は、長さ方向に伸縮自在であるか
ら、図4に示すように、モルタルが厚くて穴23が深く
形成されている場合であってもアンカー主体10は穴の
底部に達してパイプ部11が拡張し、又、注入口16は
モルタル表面から没入することなく穴の開口端部に係止
している。
【0013】補修金具が打ち込まれた後に、注入口16
から図示しないエポキシ樹脂による接着剤を注入する
と、接着剤はコイルばね15を経て隙間22に達し、剥
離しているモルタル20とコンクリート躯体21とを再
び結合させる。
【0014】実施例は、アンカー主体10がコンクリー
ト躯体21に固着され、注入口16がモルタル20に固
着されており、これらをコイルばね15で連結している
から、火災などで接着剤が焼失した場合でもモルタルと
躯体を機械的に連結しているのでモルタルの落下を防止
できる安全性が確保されている。
【0015】なお、実施例では、アンカー主体10とコ
イルばね15とをねじ結合によって連結しているが、両
者の結合をより確実なものとするためには連結部を溶接
するとよい。
【0016】
【発明の効果】本発明は、コンクリート躯体に固着する
アンカー主体とモルタルに固着し接着剤を注入する注入
口とをコイルばねによって連結したものであるから、モ
ルタルが厚く深い穴をあける場合であってもモルタルと
コンクリート躯体を機械的に連結することが可能となる
効果がある。
【0017】又、本発明は、注入口から注入した接着剤
が直ちにモルタルと躯体の隙間に注入されるので、接着
剤の注入時に高い圧入力を必要とせず、従って補修作業
の作業性がよいことの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の補修金具を示す全体の斜視図。
【図2】断面図。
【図3】施工例を示す断面図。
【図4】他の施工例を示す断面図。
【図5】従来例を示す断面図。
【符号の説明】
10 アンカー主体 11 パイプ部 12 連結部 13 スリット 14 拡張栓 15 コイルばね 15a 小径部 15b 螺旋部 15c 漏斗状部 16 注入口 20 モルタル 21 コンクリート躯体 22 隙間 23 穴
フロントページの続き (72)発明者 篠原 順郎 横浜市戸塚区川上町645 三菱油化社宅 2−203 (72)発明者 今泉 勝吉 東京都杉並区下高井戸5丁目19番12号 (72)発明者 大塚 毅 東京都中野区沼袋3丁目7番5号 (72)発明者 八木沢 康衛 埼玉県越谷市花田6丁目7番19号 (56)参考文献 実開 昭60−123415(JP,U) 実開 昭59−96206(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04G 23/00 - 23/08 F16B 13/04 - 13/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも先端部にパイプ部が形成され
    該パイプ部の開口端に当該部分を拡張する拡張手段を備
    えたアンカー主体(10)と、該アンカー主体(10)
    の基端部に連結したコイルばね(15)と、該コイルば
    ね(15)の基端部に軟質樹脂を被覆しかつ漏斗状に形
    成した接着剤の注入口(16)を設けたことを特徴とす
    る外壁補修用金具。
  2. 【請求項2】 アンカー主体(10)は、基端部が小径
    に形成されると共に該小径部にねじ山が形成され、コイ
    ルばね(15)が当該ねじ山にねじ結合されていること
    を特徴とする請求項1に記載の外壁補修用金具。
  3. 【請求項3】 アンカー主体(10)は、基端部にコイ
    ルばね(15)が溶接されていることを特徴とする請求
    項1に記載の外壁補修用金具。
JP33714294A 1994-12-26 1994-12-26 外壁補修用金具 Expired - Fee Related JP3443470B2 (ja)

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