JPH10252223A - ねじ鉄筋用継手 - Google Patents

ねじ鉄筋用継手

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Publication number
JPH10252223A
JPH10252223A JP9078895A JP7889597A JPH10252223A JP H10252223 A JPH10252223 A JP H10252223A JP 9078895 A JP9078895 A JP 9078895A JP 7889597 A JP7889597 A JP 7889597A JP H10252223 A JPH10252223 A JP H10252223A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint
threaded
reinforcing bar
threaded hole
screw hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP9078895A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuharu Abe
康晴 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Tekko Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Tekko Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Tekko Co Ltd filed Critical Tokyo Tekko Co Ltd
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Publication of JPH10252223A publication Critical patent/JPH10252223A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ねじ鉄筋継手の製造費を安価にする。 【解決手段】 第1のねじ孔23の内周面に、その開口
側端面から内部に向かって延びるグラウト注入溝24を
形成する。このグラウト注入溝24の深さは、第1のね
じ孔23のねじ山の高さより深くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、打継工法、逆打
工法等に用いるのに好適なねじ鉄筋継手に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の鉄筋継手としては、実開
平6−47433号公報に記載のものがある。このねじ
鉄筋継手1は、図5に示すように、筒状をなす継手本体
11を備えており、その内周面には一端から他端まで延
びるねじ孔12が形成されている。
【0003】上記鉄筋継手1を用いて打継工法を行う場
合には、継手本体1のねじ孔12の一端部に建築構造物
のねじ鉄筋T1を螺合させ、ナットNで固定する。そし
て、その状態で継手本体1を壁部Wに埋設する。この場
合、継手本体1の他端面を壁部Wからから露出させてお
く。打継ぎ時には、ねじ孔12の他方の半分にねじ鉄筋
2を螺合固定し、このねじ鉄筋T2を利用して他の建築
構造物を打ち継ぐものである。
【0004】ところで、ねじ鉄筋T2をねじ鉄筋継手1
に固定する場合には、ねじ鉄筋T1と同様にナットNを
用いて固定することも可能であるが、通常ねじ鉄筋T2
の近傍には打継工法に用いられる他の多数のねじ鉄筋が
配置されているので、ナットの締め付け作業が非常に困
難である。そこで、上記の鉄筋継手1においては、継手
本体11に、一端が継手本体11の他端面に開口し、他
端がねじ孔12の中央より若干他端面寄りの内周面に開
口するグラウト注入孔13を形成し、このグラウト注入
孔13からグラウトを注入することによってねじ鉄筋T
2を固定するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のねじ鉄筋用
継手1においてグラウト注入孔13を形成する場合に
は、ねじ孔12に沿う縦孔部13aと、これに直交する
横孔部13bとの二つの孔明け加工が必要である。しか
も、横孔部13bは、継手本体11の外周面から孔明け
せざるを得ないため、孔明け加工後に外周側の開口部を
閉じる必要がある。また、縦孔部13aは、その内径に
比して長さが長いため孔明け加工自体が非常に困難であ
る。さらに、縦孔部13aと横孔13bとの孔明け加工
時には位置合わせを行う必要がある。このように、多数
の工程と困難な孔明け加工とが必要であるため、ねじ鉄
筋用継手1の製造費が嵩むという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、請求項1に係る発明は、継手本体の両端面からそ
れぞれ内部に向かって伸びる第1および第2のねじ孔が
形成されたねじ鉄筋用継手において、上記第1のねじ孔
の内周面に、第1のねじ孔のねじ山の高さより深さが深
いグラウト注入溝を、第1のねじ孔が開口する端面から
内部に向かって形成したことを特徴としている。
【0007】この場合、上記第1および第2のねじ孔に
ついては、互いに連続した1つのねじ孔を形成するよう
にしてもよく、あるいは異なるねじ孔にしてもよい。ま
た、上記第1および第2のねじ孔の内側の端部間には隔
壁を形成してもよい。
【0008】上記グラウト注入溝については、その底面
を半円状に形成し、幅および上記第1のねじ孔の谷底か
らの深さを、上記底面を形成する円の直径とほぼ同等に
することが望ましい。この点は、次の第2のグラウト注
入溝についても同様である。
【0009】上記第2のねじ孔の内周面には、第2のね
じ孔のねじ山の高さより深さが深い第2のグラウト注入
溝を、第2のねじ孔が開口する端面から内部に向かって
形成するのが望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図1〜図4を参照して説明する。図1および図2
は、この発明に係るねじ鉄筋用継手2を示すものであ
り、この継手2は筒状をなす継手本体21を備えてい
る。この継手本体21は、その外形が断面円形状をなし
ているが、その外周面の少なくとも一部を断面六角形等
の他の形状にしてもよい。継手本体21の内周面の一端
側の半分には第1のねじ孔22が形成され、他端側の半
分には第2のねじ孔23が形成されている。この場合、
第1、第2のねじ孔22、23は、互いに同一のねじ諸
元を有し、互いに連続した一つのねじ孔を形成している
が、互いに異なるねじ孔として形成してもよい。ただ
し、第1、第2のねじ孔22、23の中心線は一致させ
るのが望ましい。
【0011】第1のねじ孔22の内周面には、グラウト
注入溝24が形成されている。このグラウト注入溝24
は、第1のねじ孔22が開口する継手本体21の端面か
ら第1のねじ孔22に沿ってその奥部まで延びている。
また、グラウト注入溝24は、その底面24aが断面円
形をなしており、その幅Wおよび第1ねじ孔22の谷底
からの深さDが、底面24aを構成する円の直径と同一
になっている。これにより、底面24aを構成する円の
直径と同一の外径を有する断面円形のパイプをグラウト
注入溝24に挿入することができるようになっている。
【0012】上記構成のねじ鉄筋用継手2を用いて打継
工法を行う場合には、従来の継手と同様に、第2のねじ
孔23に建築構造物のねじ鉄筋T1を螺合させ、ナット
Nで固定し、さらに壁部(図示せず)に埋設しておく。
そして、打継ぎ時にはねじ鉄筋T2を第1のねじ孔22
螺合させた後、継手本体21の端面におけるグラウト注
入溝24の開放部からグラウトを注入する。グラウトの
注入に際しては、グラウト注入溝24から直接注入する
ようにしてもよいが、図3に示すように、グラウト注入
溝24に底面24aの直径と同一の外径を有するパイプ
Pを挿入し、このパイプPを介して注入するのが望まし
い。そのようにすれば、グラウトを第1のねじ孔22の
奥まで確実に注入することができるからである。この場
合、グラウト注入溝24から突出したパイプPの端部を
パイプPから離れるように曲げておくと、注入をより一
層容易に行うことができる。さらに、注入するにしたが
ってパイプPを徐々に引き抜くようにすれば、グラウト
を第1のねじ孔22全体に均一に注入することができ
る。なお、剛性を有するパイプPに代えて柔軟なパイプ
を用いてもよい。
【0013】上記のねじ鉄筋用継手2のグラウト注入溝
24については、継手2を鋳造する場合であれば鋳造と
同時に成形することができ、他の加工を全く必要としな
い。また、グラウト注入溝24をエンドミル等によって
加工する場合には、一回の加工で済むのみならず、穴埋
め作業、位置合わせ作業等が不要である。したがって、
いずれの形成方法を採用した場合であっても、従来の継
手に比して継手2の製造費を大幅に低減することができ
る。
【0014】この発明は、上記の実施の形態に限定され
るものでなく、適宜変更可能である。例えば、図4に示
す継手2′は、第1、第2のねじ孔22、23の間に隔
壁25を形成するとともに、第2のねじ孔23の内周面
にグラウト注入溝24と同様の第2のグラウト注入溝2
6を形成したものである。第2のグラウト注入溝26に
ついては、前述した継手2にも形成するようにしてもよ
い。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜6に係
る発明によれば、ねじ鉄筋用継手を安価に製造すること
ができるという効果が得られる。また、請求項4または
6に係る発明によれば、第1、第2のグラウト注入溝に
円形のパイプを挿入することにより、グラウトを第1、
第2のねじ孔の奥まで容易に、かつ確実に注入すること
ができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るねじ鉄筋用継手を、第1のねじ
孔に螺合されるねじ鉄筋および第2のねじ孔に螺合され
た鉄筋と共に示す断面図である。
【図2】同ねじ鉄筋用継手の側面図である。
【図3】この発明に係るねじ鉄筋用継手にグラウトを注
入する場合の一例を示す断面図である。
【図4】この発明に係るねじ鉄筋用継手の他の実施の形
態を示す断面図である。
【図5】打継ぎ工法に用いられた従来のねじ鉄筋用継手
の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
2 ねじ鉄筋用継手 21 継手本体 22 第1のねじ孔 23 第2のねじ孔 24 グラウト注入溝 24a 底面 25 隔壁 26 第2のグラウト注入溝

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 継手本体の両端面からそれぞれ内部に向
    かって伸びる第1および第2のねじ孔が形成されたねじ
    鉄筋用継手において、上記第1のねじ孔の内周面に、第
    1のねじ孔のねじ山の高さより深さが深いグラウト注入
    溝を、第1のねじ孔が開口する端面から内部に向かって
    形成したことを特徴とするねじ鉄筋用継手。
  2. 【請求項2】 上記第1および第2のねじ孔が互いに連
    続して1つのねじ孔を形成していることを特徴とする請
    求項1に記載のねじ鉄筋用継手。
  3. 【請求項3】 上記第1および第2のねじ孔の内側の端
    部間に隔壁が形成されていることを特徴とする請求項1
    に記載のねじ鉄筋用継手。
  4. 【請求項4】 上記グラウト注入溝の底面が半円状に形
    成され、グラウト注入溝の幅および上記第1のねじ孔の
    谷底からの深さが上記底面を形成する円の直径とほぼ同
    等になっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    かに記載のねじ鉄筋用継手。
  5. 【請求項5】 上記第2のねじ孔の内周面に、第2のね
    じ孔のねじ山の高さより深さが深い第2のグラウト注入
    溝を、第2のねじ孔が開口する端面から内部に向かって
    形成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記
    載のねじ鉄筋用継手。
  6. 【請求項6】 上記第2のグラウト注入溝がの底面が半
    円状に形成され、第2のグラウト注入溝の幅および第2
    のねじ孔の谷底からの深さが上記底面を形成する円の直
    径とほぼ同等になっていることを特徴とする請求項5に
    記載のねじ鉄筋用継手。
JP9078895A 1997-03-13 1997-03-13 ねじ鉄筋用継手 Pending JPH10252223A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015151733A (ja) * 2014-02-13 2015-08-24 東京鐵鋼株式会社 継手と鉄筋の連結方法及び連結構造
JP2016003438A (ja) * 2014-06-13 2016-01-12 東京鐵鋼株式会社 ねじ鉄筋用定着金物およびその固定方法
JP2016156163A (ja) * 2015-02-24 2016-09-01 株式会社熊谷組 鉄筋の充填式継手

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015151733A (ja) * 2014-02-13 2015-08-24 東京鐵鋼株式会社 継手と鉄筋の連結方法及び連結構造
JP2016003438A (ja) * 2014-06-13 2016-01-12 東京鐵鋼株式会社 ねじ鉄筋用定着金物およびその固定方法
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