JPH0577816B2 - - Google Patents

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JPH0577816B2
JPH0577816B2 JP60034216A JP3421685A JPH0577816B2 JP H0577816 B2 JPH0577816 B2 JP H0577816B2 JP 60034216 A JP60034216 A JP 60034216A JP 3421685 A JP3421685 A JP 3421685A JP H0577816 B2 JPH0577816 B2 JP H0577816B2
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JP
Japan
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concrete product
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anchor
attaching
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JP60034216A
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JPS61196038A (ja
Inventor
Haruyuki Fujita
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Nippon Hume Pipe Co Ltd
Original Assignee
Nippon Hume Pipe Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 本発明は、コンクリート製品にアンカー部材を
取付ける方法に関する。
b 従来の技術 従来、成形・硬化されたコンクリート製品にア
ンカー部材を取付ける方法として、種々の方法が
ある。
例えば、 (イ) 第5図Aに示す方法では、コンクリート製品
1に穿設した取付孔2に、先端部にスリツト3
を有するアンカー部材4を打ち込み、該先端部
に装着したコーン5がスリツト3に圧入される
ことにより、先端部が拡大して、その側面6が
取付孔2の対応する内周壁に押圧されることに
よつて生じる摩擦抵抗力により、アンカー部材
4を固定する。
(ロ) 第5図Bに示す方法では、コンクリート製品
1に穿設された取付孔2に鉛製のスリーブ8を
挿入し、次いでネジ部9を有するアンカー部材
10を螺入して、該スリーブ8を拡開し、スリ
ーブ8を取付孔2の内周壁11に押圧せしめ、
その摩擦抵抗力によつてアンカー部材を固定す
る。
(ハ) 第5図Cに示す方法では、コンクリート製品
1の成形時に予じめ形設しておいた取付孔12
に、先端にネジ部13を有するアンカー部材1
4を挿通し、ナツト15で締付け、固定する。
(ニ) 第5図Dに示す方法では、予じめコンクリー
ト製品1に埋設した螺合部材16にアンカー部
材17を螺入して固定する。
(ホ) 第5図Eに示す方法では、コンクリート製品
1に穿設した取付孔2に、凹凸部18を有する
アンカー部材19を挿入し、次いで自硬性物質
を充填し、硬化させることによつてアンカー部
材19を固定する。
などがある。
c 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記従来の方法には種々の問題
があつた。すなわち、上記(イ)、(ロ)の方法は、施工
条件によつて不安定、不確実な構造となるおそれ
があり、施工に熟練を要する。また(ハ)、(ニ)および
(ホ)の方法では、アンカー部材にネジ部を設けた
り、所定の形状に加工する必要があるため、アン
カー部材のコストが高くなるという欠点がある。
さらに、(イ)、(ロ)、(ハ)および(ニ)の方法によるアン

ー部材取付構造では、水密性に欠け、間隙より侵
入する水分などによつて隙間腐食が発生するおそ
れがあつた。
d 問題点を解決するための手段 以上の問題点を解決するために、本発明は、コ
ンクリート製品に、該コンクリート製品を貫通
し、アンカー部材の取付側の開口面積が他方の開
口面積より小である取付孔を設け、該取付孔に基
部に膨出部を形成したアンカー部材の基部を挿入
し、次いで自硬性および非収縮性を有する物質を
充填し硬化せしめることにより、コンクリート製
品にアンカー部材を埋設することを特徴とするア
ンカー部材の取付方法を提供するものである。
上記取付孔は、アンカー部材の取付側の開口面
積が他方の開口面積より小である断面略楔形をな
すように、コンクリート製品の所定個所を貫通し
て形成され、その形状はアンカー部材の該取付孔
に挿入する基部の形状によつて適宜決定する。特
に、アンカー部材取付側の開口部は、アンカー部
材の先端部の外形に適合する形状とし、アンカー
部材を挿入すると該開口部がほぼ閉塞するように
設けることができる。また、上記取付孔は、コン
クリート製品の成形時に、予じめ孔型を所定個所
に配設して形成する方法、若しくはコンクリート
製品成形後、適当な方法を用いてコンクリート製
品に穿設する方法など、いずれの方法によつても
設けることができる。
上記自硬性および非収縮性を有する物質として
は、特に限定されないが、例えばエポキシ樹脂、
ポリエステル樹脂等の合成樹脂、セメントモルタ
ルなどを用いることができ、好ましくはエポキシ
樹脂を用いる。
本発明方法によつてアンカー部材を取付けるこ
とができるコンクリート製品は、両側に空間を有
する構造体であればよく、特に制限されないが、
環状または矩形状中空断面を有するコンクリート
構造体、例えばヒユーム管、ボツクスカルバート
などである。
以下、図示の実施例を参照して本発明を詳細に
説明する。
第1図A,B,Cは本発明方法によつて、アン
カー部材をヒユーム管の内周壁に取付ける工程を
示す断面図であり、図中、21はヒユーム管、2
2はアンカー部材、23は取付孔を示す。
本発明方法によつてアンカー部材をヒユーム管
に取付けるには、ヒユーム管21を成形する際
に、その型枠の所定個所に適当な孔型を配設して
成形し、第1図Aに示す如く、内側開口部24の
開口面積が外側開口部25の開口面積より小であ
る断面楔形の取付孔23を有する。次に、第1図
Bのように、アンカー部材22の基部を取付孔2
3に挿入したのち、第1図Cの如く、該外側開口
部25からエポキシ樹脂Aを取付孔23内に充填
して硬化させ、アンカー部材22を固定する。こ
のとき、内側開口部24に適当な形状の蓋部材を
配設して上記エポキシ樹脂の漏洩を防ぐこともで
きる。またエポキシ樹脂の充填に際しては、取付
孔の長手方向が鉛直方向になるようにヒユーム管
を配置してエポキシ樹脂を外側開口部から注入
し、その流入を容易にすることができる。
上記アンカー部材22は、第2図に示すよう
に、基部に形成されている断面が矩形形状の膨出
部26と、該膨出部26に連設されたくびれ部2
7と、該くびれ部27を介して先端部に形成され
ているアンカー本体部28からなる。
また、第3図は、本発明の他の実施例として矩
形中空断面を有するボツクスカルバート29の外
側面にアンカー部材22を配設する場合を示す。
この場合、取付孔23の外側開口部30の開口面
積を内側開口部31の開口面積より小とする以外
は、第1図に示す実施例と同様にして、アンカー
部材22をボツクスカルバート29の所定個所に
固定することができる。
e 作用 以上のように、本発明方法によつてコンクリー
ト製品に取付けられたアンカー部材22は、第4
図に示すように、その基部(膨出部26およびく
びれ部27)が取付孔23に充填されて硬化した
自硬性および非収縮性を有する物質32と強固に
結合し、これと一体になつて楔形のアンカー33
を形成する。該アンカー33は矢印B方向の引張
力および他の外力に対して、逆楔状の作用によつ
て、強固にアンカー部材22を固定する。またア
ンカー33は、自硬性および非収縮性を有する物
質によつて、取付孔23の内壁と密着し、水密性
を保持する。
f 発明の効果 以上のように、本発明方法によれば、格別の熟
練を要せずに、安定かつ確実にアンカー部材を構
造物に強固に取付けることができる。また、従来
方法において必要であつた、アンカー部材にネジ
部を設けるなどの複雑な加工が不要であるため、
コストダウンを図ることができる。さらにまた、
水密性を充分に保持することができるため、侵入
水による隙間腐食を発生することがなく、被取付
物たるコンクリート構造物が破壊するまで、アン
カー部材が抜けることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図A,BおよびCは、本発明の一実施例の
工程を示す断面図、第2図はアンカー部材の正面
図、第3図は本発明の他の実施例を示す断面図、
第4図は本発明の作用を説明する断面図、第5図
A〜Eは、従来のアンカー部材の取付方法を示す
断面図である。 21……ヒユーム管、22……アンカー部材、
23……取付孔、24,31……内側開口部、2
5,30……外側開口部、29……ボツクスカル
バート。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 コンクリート製品に、該コンクリート製品を
    貫通し、アンカー部材の取付側の開口面積が他方
    の開口面積より小である取付孔を設け、該取付孔
    に基部に膨出部を形成したアンカー部材の基部を
    挿入し、次いで自硬性および非収縮性を有する物
    質を充填し硬化せしめることにより、コンクリー
    ト製品にアンカー部材を埋設することを特徴とす
    るアンカー部材の取付方法。 2 コンクリート製品がヒユーム管である特許請
    求の範囲第1項記載のアンカー部材の取付方法。 3 コンクリート製品がボツクスカルバートであ
    る特許請求の範囲第1項記載のアンカー部材の取
    付方法。
JP3421685A 1985-02-22 1985-02-22 アンカー部材の取付方法 Granted JPS61196038A (ja)

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JP3421685A JPS61196038A (ja) 1985-02-22 1985-02-22 アンカー部材の取付方法

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JP3421685A JPS61196038A (ja) 1985-02-22 1985-02-22 アンカー部材の取付方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61196038A JPS61196038A (ja) 1986-08-30
JPH0577816B2 true JPH0577816B2 (ja) 1993-10-27

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ID=12407954

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JP3421685A Granted JPS61196038A (ja) 1985-02-22 1985-02-22 アンカー部材の取付方法

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JPH0736322U (ja) * 1993-12-13 1995-07-04 堅一 飯田 墓参り用ロウソク灯

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JPS61196038A (ja) 1986-08-30

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