JPH0434227Y2 - - Google Patents

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JPH0434227Y2
JPH0434227Y2 JP1984081899U JP8189984U JPH0434227Y2 JP H0434227 Y2 JPH0434227 Y2 JP H0434227Y2 JP 1984081899 U JP1984081899 U JP 1984081899U JP 8189984 U JP8189984 U JP 8189984U JP H0434227 Y2 JPH0434227 Y2 JP H0434227Y2
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joint
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は暗渠、共同溝、マンホール、桝等に使
用するプレキヤストコンクリート製管製品および
側溝、水路等に使用するプレキヤストコンクリー
ト製U字溝等のコンクリート製品のジヨイント部
の漏水防止構造に関する。
《従来の技術および問題点》 従来コンクリート製品ジヨイント部の漏水防止
構造は、第9図に示すごとく、製品50の一方の
端面51に溝52を形成し、該溝底部にゴムパツ
キン53を接着し、しかる後他方の平滑な端面5
4を押圧ジヨイントするものであつた。これはゴ
ムパツキン53が端面54に圧迫されて変形し、
溝52底部および端面54に密着して防水効果を
あげるものである。ゴムパツキンの接着は瞬間接
着剤又は樹脂系の強力接着剤で行われるが、前者
の場合は接着作業は容易であるが、接着力が弱
く、運搬やジヨイント作業時の衝撃により、また
雨や温度変化等により離脱しやすく、後者の場合
は接着剤が硬化するまでゴムパツキン53を溝5
2底部に保持させておくのが困難で接着作業能率
が著しく悪いという問題があつた。また第10図
に示すごとく、コンクリート製品60,60の各
端面61,61にゴム製目地材62,62を一体
的に突設し、相対向した目地材62,62を押圧
し接着させた構造は、ジヨイント部の強度、信頼
性に問題があるとともに、ゴム製目地材をコンク
リート製品端面に一体的に突設するのが困難で現
在ほとんど使用されていない。すなわち、型枠が
非常に複雑になること、目地材の型枠への取付が
困難であること、コンクリートの流し込みや締固
めの衝撃で目地材がはずれやすいという問題があ
るのである。
《問題点を解決するための手段》 本考案は上記問題点を解決するもので、目地材
を介して押圧ジヨイントされた複数のコンクリー
ト製品のジヨイント部の漏水防止構造において コンクリート製品の一方のジヨイント端面の
外周又は内周に沿つて切欠部を設けて断面を段
状に形成すること 前記切欠部の段面に、ジヨイント端面から先
端が突出しない程度に、目地材をその先端部を
突出させた状態で埋め込むこと 前記目地材の先端部は独立気泡スポンジで成
ること コンクリート製品の他方のジヨイント端面の
外周又は内周に沿つて前記切欠部に対応する突
条を設けて断面を段状に形成すること 該突条の段差は前記切欠部の段差よりやや小
さくすること を特徴とするコンクリート製品ジヨイント部の漏
水防止構造である。
《実施例》 以下実施例を表した図面を参照しつつ本考案の
構成等を詳細に説明する。
第1〜4図は枡1のジヨイント部に本考案を実
施した例を示すものである。枡1の一方の端面2
には、内周に沿つて切欠部3が設けられ、第4図
等に示すごとく、その断面は段状に形成されてい
る。切欠部の段面4には目地材5が埋め込まれて
いる。目地材5は独立気泡スポンジ製の先端部6
とゴム製の埋込部9を接着剤により、または押出
成形の際の押圧により一体接合したものである。
ここに先端部とはコンクリートから突出している
部分、埋込部とはコンクリート中に埋め込まれて
いる部分をいう。先端部6には突条12により圧
迫されたとき変形を容易にするため、および型枠
への取付けの便宜のための空洞7および鰭8が形
成されている。埋込部9は引抜き力に対し相当の
強度が必要であるからゴム製とし、引抜き防止の
ための括れ10が形成されている。目地材の構成
はこれに限るものではない。例えば第8図イに示
す目地材40は、独立気泡スポンジで成る先端部
41に、鰭に代えて、ほぼ同じ機能を有する切込
み42が形成されており、埋込部43はその後端
部44を除き、やはり独立気泡スポンジで成り、
後端部44は引抜力に対抗するためのゴムでな
る。目地材40は目地材5に比べ、さらに先端部
が変形しやすい反面引抜力に対する抵抗がやや弱
い。第8図ロに示す目地材45の先端部46は独
立気泡スポンジで成るが、空洞や切込みは形成さ
れておらず、ゴムで成る埋込部47には括れに代
えて膨出部48が形成され、目地材が引抜かれる
のを防止している。この場合先端部46は目地材
5や目地材40に比べ、はるかに変形しにくいか
ら、大型のコンクリート製品で強力な押圧力が期
待できる場合にのみ使用すべきである。目地材の
構成はコンクリート製品の端面の形状や、重量、
ジヨイントの際の押圧力等により適宜設計され
る。第4図等に示すごとく、目地材5は切欠部の
段面4にジヨイント端面2から先端が突出しない
程度に、先端部6を突出させた状態で埋め込まれ
ているが、これにより、後述するように、目地材
を埋め込む際の型枠構造が簡単なものとなり、ま
たコンクリート製品の運搬等の作業の際に目地材
を損傷する危険も少なくなる。枡1の他方の端面
11には、その内周に沿つて突条12が設けら
れ、この突条12の段差は切欠部3の段差よりや
や小さくなつているから、コンクリート製品を押
圧ジヨイントすると、第3図に示すごとく、目地
材5の先端部6が変形する空間が確保される。そ
して先端部6は突条12に密着し、漏水防止効果
が得られる。なお本実施例の場合、ジヨイントの
際の押圧力はコンクリート製品の重量により得ら
れる。
第5,6図はU字溝のジヨイント部に本考案を
実施した例を示すものである。U字溝20の一方
のジヨイント端面21にはその内周に沿つて切欠
部が設けられ、第5図に示すごとく、その断面は
段状に形成されている。切欠部の段面22には目
地材23が、ジヨイント端面21から先端が突出
とない程度に、先端部を突出させた状態で埋め込
まれている。U字溝20の他方の端面24には、
その内周に沿つて突条25が設けられ、その段差
は切欠部の段差よりやや小さくなつている。U字
溝20を押圧ジヨイントするには、ボルト孔27
を有する金具26を埋め込んでおき、欠込29か
らボルト28をボルト孔に挿入してナツトで締め
つける。押圧ジヨイントの方法はその他種々の公
知方法が可能である。
目地材をコンクリート製品に埋め込むには、第
7図に示すごとく、端面型枠せき板30の内側に
目地棒32を穴33から溶接により固定し、目地
棒32頂部に穿設された溝34に目地材5の先端
部6を挿入固定し、これらを側面型枠せき板31
にセツトする。しかる後コンクリートを流し込
み、硬化後端面型枠せき板30およびこれに固定
された目地棒32を取外せば、目地材5は、第4
図に示すごとくコンクリート製品に埋込まれる。
この型枠構造は目地棒32をせき板30内側に固
定するだけのたいへん単純なもので、これがジヨ
イント端面に切欠部を設け切欠部の段面に目地材
をジヨイント端面から先端が突出しない程度に埋
め込む構成をもつて、はじめて実現するものであ
る。目地材の先端部はスポンジ製で弾性に富むか
ら、型枠へ取付ける場合は溝34の上から押し込
むだけで簡単であり、コンクリート流し込みの衝
撃や、締め固めの震動によつて脱落することもな
い。
《考案の効果》 本考案によれば、目地材はあらかじめコンクリ
ート製品に埋め込まれ、離脱するおそれがなく、
煩わしい接着作業も必要がない。目地材は切欠部
の段面に埋め込まれるため型枠構造が単純とな
り、運搬作業時等に目地材を損傷するおそれもな
い。またジヨイント部の強度も、各端面が接触押
圧されるから十分なものが得られる。目地材の先
端部は独立気泡スポンジ製であるから、ジヨイン
ト部の漏水防止効果も高く、目地材の型枠への取
り付けも容易で、コンクリートの流し込みや締固
めにより脱落することもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例たるジヨイント部の
漏水防止構造を有する枡の左半分を切欠して示す
側面図、第2図はその平面図、第3図は第1図に
おけるA部拡大図、第4図はジヨイント直前の状
態を示す断面図、第5図は他の実施例たる構造を
有するU字溝の一部切欠側面図、第6図はその正
面図、第7図は目地材を型枠に取付けた状態を示
す断面図、第8図は目地材の他の例を示す断面
図、第9,10図は従来のジヨイント部の漏水防
止構造を示す断面図である。 1……枡、2,11……ジヨイント端面、3…
…切欠部、4……段面、5……目地材、6……先
端部、9……埋込部、12……突条、20……U
字溝、21,24……ジヨイント端面、22……
段面、23……目地材、25……突条。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 目地材を介して押圧ジヨイントされた複数のコ
    ンクリート製品のジヨイント部の漏水防止構造に
    おいて コンクリート製品の一方のジヨイント端面の
    外周又は内周に沿つて切欠部を設けて断面を段
    状に形成すること 前記切欠部の段面に、ジヨイント端面から先
    端が突出しない程度に、目地材をその先端部を
    突出させた状態で埋め込むこと 前記目地材の先端部は独立気泡スポンジで成
    ること コンクリート製品の他方のジヨイント端面の
    外周又は内周に沿つて前記切欠部に対応する突
    条を設けて断面を段状に形成すること 該突条の段差は前記切欠部の段差よりやや小
    さくすること を特徴とするコンクリート製品ジヨイント部の漏
    水防止構造。
JP8189984U 1984-06-04 1984-06-04 コンクリ−ト製品ジヨイント部の漏水防止構造 Granted JPS60195373U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8189984U JPS60195373U (ja) 1984-06-04 1984-06-04 コンクリ−ト製品ジヨイント部の漏水防止構造

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JP8189984U JPS60195373U (ja) 1984-06-04 1984-06-04 コンクリ−ト製品ジヨイント部の漏水防止構造

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Publication Number Publication Date
JPS60195373U JPS60195373U (ja) 1985-12-26
JPH0434227Y2 true JPH0434227Y2 (ja) 1992-08-14

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ID=30629118

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8189984U Granted JPS60195373U (ja) 1984-06-04 1984-06-04 コンクリ−ト製品ジヨイント部の漏水防止構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2542126B2 (ja) * 1991-02-07 1996-10-09 美己男 古野 側溝用ブロック
JP2554245Y2 (ja) * 1991-04-18 1997-11-17 西川ゴム工業株式会社 コンクリート製品用シール材

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5898539A (ja) * 1981-12-05 1983-06-11 ヤマウコンクリ−ト工業株式会社 コンクリ−ト製品用目地材

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JPS5898539A (ja) * 1981-12-05 1983-06-11 ヤマウコンクリ−ト工業株式会社 コンクリ−ト製品用目地材

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JPS60195373U (ja) 1985-12-26

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