JP2000204548A - 永久アンカ― - Google Patents

永久アンカ―

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JP2000204548A
JP2000204548A JP11007871A JP787199A JP2000204548A JP 2000204548 A JP2000204548 A JP 2000204548A JP 11007871 A JP11007871 A JP 11007871A JP 787199 A JP787199 A JP 787199A JP 2000204548 A JP2000204548 A JP 2000204548A
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JP
Japan
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boring hole
grout
anchor
spacer
cap
Prior art date
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Application number
JP11007871A
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English (en)
Inventor
Taichi Inada
田 太 一 稲
Yoshiyuki Mariko
利 子 義 行 真
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GEO FRONT KK
Original Assignee
GEO FRONT KK
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Publication date
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  • Piles And Underground Anchors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の永久アンカーは、ボーリング孔内へグ
ラウト材を充填するために、2本の注入パイプが必要
で、その為外径が大きく、従ってボーリング孔も大きく
する必要があった。またコルゲートシース内にテンドン
を保持するため、所定間隔にスペーサーを配設するの
で、組立てに時間と手間がかかっていた。 【解決手段】 従来のスペーサーに代え、テンドンにス
パイラルスペーサー22を外挿し、グラウト材はテンド
ン(部分アンボンドPC鋼より線21a)が挿入されて
いるコルゲートシース23を通じて、先端のパイロット
キャップ24の吐出口24aより吐出させるような構成
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土木、建築の施工
に際し、構造物の転倒や滑動防止、浮き上り防止、地滑
り抑止、地下空洞や掘削時の安定などのためのアンカー
工法の施工に用いられる永久アンカーに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の永久アンカーの構造としては、定
着金具に近い自由長部(アンボンド部)のシースパイプ
(アンボンドパイプ)にPC鋼より線を通してシースパ
イプのない定着長部を延設し、定着長部には所定の間隔
でスペーサーを配設し、コルゲートシース内に挿入し、
先端にはエンドキャップを取り付けていた。スペーサー
はPC鋼より線のテンドンとコルゲートシースとの隙間
を一定にするための駒状のものであった。
【0003】また、コルゲートシース及びボーリング孔
内へそれぞれグラウト材を充填するために、2本の注入
パイプが配設されていた。さらに定着長部のコルゲート
シースの外側には所定間隔でセンターライザー(アウタ
ースペーサー)が外挿されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来の永久
アンカーは、2本の注入パイプがテンドンと併設される
ため、ボーリング孔の径を大きくとる必要があり、さら
に2本の注入パイプや複数のスペーサーを取り付けるた
めに、アンカーの組立に手間がかかる欠点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ボーリング孔
内に挿入された状態で内部にグラウトが圧入されると共
に、圧入されたグラウトを先端部分から前記ボーリング
孔内に吐出し、この吐出によってグラウトと一体となっ
てボーリング孔内に埋設され、定着金具によって外部の
構造物と引っ張り状態で連結される永久アンカーにおい
て、前記ボーリング孔内に挿入されるより線からなる芯
材と、この芯材ロッドが遊挿される筒状のコルゲートシ
ースと、前記芯材ロッドの挿入先端部に連結されると共
にコルゲートシースの先端部に連結され、前記グラウト
をボーリング孔内に吐出する吐出孔が形成されたキャッ
プとを備え、コルゲートシース内部における芯材ロッド
の偏りを防止するスパイラル状のスペーサを設け、この
スペーサ内に前記芯材ロッドを挿通したものである。
【0006】また、前記芯材が複数本より合わされた複
合より線からなるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下添付図に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の第1の発明
の実施の形態を示す断面図で、(a)は縦断面を、
(b),(c)は、それぞれB−B断面、A−A断面を
示す。21cはテンドンとしてのPC鋼より線で外方端
は公知の定着金具10に取り付けられており、この図で
はPC鋼より線21cは接触部の断面が円弧状のコマス
リーブ12とフリーアングル・ワッシャ13を貫通し、
くさび14で固定されている。但し後述するマンション
とナットを用いても良いし、他の金具を用いても良い。
【0008】21bはアンボンド部で、PEホースのア
ンボンドパイプ内を通ってPC鋼より線21cが延設さ
れ、定着長部2を形成している。アンボンド部21bか
ら支圧板16までを自由長部3と称している。アンボン
ドパイプ21eとPC鋼より線21cとの隙間にはグリ
スが入っている。前記のPC鋼より線21cの一部に、
アンボンドパイプ21eが外挿されているものを、部分
アンボンドPC鋼より線21aと称する。部分アンボン
ドPC鋼より線21aの先端部には圧着グリップ21d
が圧着され、アンカー本体21を形成している。
【0009】22はスパイラルスペーサーで、コイル状
で、アンボンド部21bの先端部から圧着クランプ21
dの基端までの間に、部分アンボンドPC鋼より線21
aに外挿されて、後述するコルゲートシース23との間
の隙間を一定にしている。従来のスペーサーは駒状であ
るのでコルゲートシース内をグラウト材が通る際の抵抗
が大きいが本発明のスパイラルスペーサー22の場合の
抵抗は小さい。
【0010】23はコルゲートシースで、一般にプラス
チック製が用いられるが他の材料でも良い。このコルゲ
ートシース23は、基端が定着金具10のトランペット
シース11の螺線部の外側にねじ込んで取り付けられて
いる。但しストレートのトランペットシースに内挿また
は外挿し、隙間をアンカー止水材で充填しても良い。勿
論、前記ねじ込みの場合でもアンカー止水材で止水する
と完全である。コルゲートシース23は、トランペット
シース11からアンカーの圧着グリップ21dまでの
間、スパイラルスペーサー22を含む部分アンボンドP
C鋼より線21aに外挿されている。
【0011】24は、パイロットキャップで、先端閉塞
の円筒形で、円筒部にグラウト材の吐出口24aを有す
る。そして、パイロットキャップ24は、圧着グリップ
21dが嵌入した状態で、アンカー本体21の先端部に
固定され、かつコルゲートシース23の先端にかぶせて
ねじ込まれており、コルゲートシース23の先端内を通
るグラウト材は吐出口24aからボーリング孔1内へ吐
出するようになっている。
【0012】コルゲートシース23の外側には、パイロ
ットキャップ24の基端からアンボンド部21bの先端
付近まで、即ち定着長部2に、所定間隔でアンカー21
とボーリング孔1内壁との隙間を一定に保持するための
公知のアウタースペーサー25(センターライザー)が
外挿されている。
【0013】本発明の第2の発明(請求項2)は、第1
の発明におけるアンカー本体21の1ストランドのPC
鋼より線21cに代え、PC鋼より線21cのストラン
ドが複数本より合わされた複合より線31c(図2)を
テンドンとして用いてアンカー本体31(図2)を形成
するもので、外端の定着金物への取付けは、図1に示す
くさび形式でも良いが、強度を増すために、図2に示す
マンション31fに複合より線31cの基端を固定し、
そのねじ部31gをナット31hで締付けても良い。図
において31eはシースパイプで、部分アンボンドPC
鋼より線21aのアンボンドパイプ21eに相当するも
のである。
【0014】本発明の永久アンカーを使用するには、ま
ずボーリング孔1を削孔し、アンカー20を図1に示す
ように組立て(図2の場合も含む)、ボーリング孔1内
に挿入する。次にコルゲートシース23の基端からグラ
ウト材を注入すると、コルゲートシース23内に充満し
たグラウト材は、パイロットキャップ24の吐出口24
aからボーリング孔1内に吐出し、ボーリング孔1内に
充填される。次にボーリング孔1の入口側を二次充填し
て、構造物4の外壁に補剛板15と支圧板16をあてが
い、シール材で止水処理し、フリーアングル・ワッシャ
13、コマスリーブ12を部分アンボンドPC鋼より線
21aの外端にはめ込み、くさび14で仮締めする。グ
ラウト材が完全に固化した後、ジャッキにてテンドンに
所定の引張荷重をかけた後、くさび14を固定し、ヘッ
ドキャップ17をかぶせて支圧板16との接触面をシー
ル材で止水処理した後、ヘッドキャップ17内に防錆油
を充填する。
【0015】以上のやり方は、固定にマンション31f
とナット31hを使用した場合も同じであり、第2の発
明のテンドンとして複合より線31cを使用した場合で
も同じである。
【0016】
【発明の効果】以上詳細に説明した本発明によれば、下
記のような効果を奏するものである。 (1)従来の駒状の複数のスペーサーの代りに、1本の
スパイラルスペーサーを使用し、かつ専用のグラウトホ
ースがないので、部品点数が減り、かつ施工工程が簡単
になるのでアンカーの価格の低下と作業時間の短縮が可
能となる。
【0017】(2)専用の2本のグラウトホースが必要
でないので、アンカー外径が小さくなり従ってボーリン
グ孔の径を小さくできるので、材料の面と施工の面の両
方からコストダウンが図れる。
【0018】(3)削孔径が小さくてすむので、法面な
どの高所や、狭隘な急傾斜地の、今までアンカー施工が
無理なところでも、軽量の削孔機を用いてのアンカー打
設が可能となり、従来の足場が簡素化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の発明の一実施の形態を示す断面
図で、(a)は縦断面を、(b),(c)はそれぞれB
−B断面、A−A断面をそれぞれ示す。
【図2】本発明の第2の発明の一実施の形態に用いられ
る複合より線とマンションによるテンドンの側面図であ
る。
【符号の説明】
1 ボーリング 4 構造物 10 定着金具 11 トランペットシース 21,31 アンカー本体 21a 部分アンボンドPC鋼より線 21b アンボンド部 21d 圧着グリップ 22 スパイラルスペーサー 23 コルゲートシース 24 パイロットキャップ 24a 吐出口 25 アウタースペーサー 31b アンボンド部 31c 複合より線 31e シースパイプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボーリング孔内に挿入された状態で内部
    にグラウトが圧入されると共に、圧入されたグラウトを
    先端部分から前記ボーリング孔内に吐出し、この吐出に
    よってグラウトと一体となってボーリング孔内に埋設さ
    れ、定着金具によって外部の構造物と引っ張り状態で連
    結される永久アンカーにおいて、前記ボーリング孔内に
    挿入されるより線からなる芯材と、この芯材ロッドが遊
    挿される筒状のコルゲートシースと、前記芯材ロッドの
    挿入先端部に連結されると共にコルゲートシースの先端
    部に連結され、前記グラウトをボーリング孔内に吐出す
    る吐出孔が形成されたキャップとを備え、コルゲートシ
    ース内部における芯材ロッドの偏りを防止するスパイラ
    ル状のスペーサを設け、このスペーサ内に前記芯材ロッ
    ドを挿通したことを特徴とする永久アンカー。
  2. 【請求項2】 前記芯材が複数本より合わされた複合よ
    り線からなることを特徴とする請求項1記載の永久アン
    カー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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