JP2566906Y2 - 接続装置 - Google Patents

接続装置

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JP2566906Y2
JP2566906Y2 JP528292U JP528292U JP2566906Y2 JP 2566906 Y2 JP2566906 Y2 JP 2566906Y2 JP 528292 U JP528292 U JP 528292U JP 528292 U JP528292 U JP 528292U JP 2566906 Y2 JP2566906 Y2 JP 2566906Y2
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enlarged diameter
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弘志 田中
一夫 松井
吉喜 太田
佳津一 入船
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東陶機器株式会社
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  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、めくら穴のように開口
側のみから作業が可能な穴部に配管を接続するための接
装置に関し、特に、接続装置の取り付けを確実にかつ
容易に行えるようにした接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】陶製の便器に給水管を接続する場合等、
接続先の穴部に配管を接続するには、穴部に設けられた
接続金具を介して配管を接続する必要がある。そのた
め、接続金具を予め穴部に植設しておく場合を除き、外
方からの取り付け作業によって穴部に立設固定すること
が可能な専用の接続金具を用いる必要がある。具体例と
して、図3に小便器の縦断面を示す。便器10のボール
部10aの上方の器体内には、外部からの洗浄用給水を
受ける給水室11と、この給水室11から両側部に分れ
る流路12が内設されている。上記給水室11には背面
側11aに給水口13が開口し、この給水口13には、
外方からの取り付け作業が可能な接続金具14が取り付
けられ、この接続金具14を介して給水管15が接続さ
れる。上記接続金具14は、図4(A)(B)にそれぞ
れ分解図および縦断面図に示す如く、先が広がったテー
パ部16aを一端に形成したテーパ管16と、このテー
パ管16を囲んで設けられた軟質材料のリング17と、
テーパ管16に螺合するナット18等からなるものが知
られている(例えば、実開平2−18584号公報
等)。18aはパッキン、18bはスリップワッシャで
ある。この接続金具14の取り付け方法は、リング17
にテーパ管16を挿通したまま給水口13の穴部に挿入
した後、ナット18を回動することによってテーパ管1
6をスライドし、そのテーパ部16aによってリング1
7の径を拡張させることにより行われる。この拡径され
たリングは、その外周が穴部の内面を押圧し、押圧の摩
擦力によって給水口13の穴部に固定される。このよう
にして固定された接続金具の一端に給水等の配管を接続
する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記接
続金具のリングは、ナットの回動に伴うテーパ管のスラ
イドによって拡径されるとともに、テーパ管の表面と穴
の内面とに押されて変形するので、ナットの回動トルク
が過大になった時にはテーパ部がリング内をスライドし
てリングから抜けることがある。また、ナットの回動ト
ルクを抑えた場合には、テーパ管のスライド量が過小と
なってリングの拡径が不十分なために、リングと穴の内
面との間に隙間が生じ、漏れや緩みが生じることがあ
る。このように、従来の接続金具は取付穴も含めて高い
寸法精度が要求される上に、接続金具の取り付け作業に
おいては、専用の取り付け工具を用いて、かつ確実な取
り付けを保証するためのトルク管理に基づいた慎重な操
作が求められるので、作業能率のネックとなっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、取付部に穿設された取付孔に、配管を接続するため
の接続装置であって、取付孔に挿通され弾性素材でな
円筒状の接続部材と、この接続部材に挿通するパイプ部
材とを備え、接続部材は、取付孔の孔径より大径のフラ
ンジ部と、軸方向に圧縮された場合には孔径より大径に
なる拡径部とを有し、パイプ部材は、接続部材の拡径部
を前記フランジ部に向けて圧縮して拡径するための係合
部と、この係合部によって拡径部が移動した位置で保持
するための係止部とを備えた。
【0005】
【作用】弾性素材でなる円筒状の接続部材と、この接続
部材に挿通するパイプ部材とを備え、接続部材は、取付
孔の孔径より大径のフランジ部と、軸方向に圧縮された
場合には孔径より大径になる拡径部とを有し、パイプ部
材は、接続部材の拡径部をフランジ部に向けて圧縮して
拡径するための係合部と、この係合部によって拡径部が
移動した位置で保持するための係止部とを備えたので、
係合部を介して接続部材の拡径部を圧縮し、係止部によ
って拡径部が圧縮拡径状態で保持され、同接続部材は
付孔に緊密に固定され、また、大径のフランジ部を有す
る接続部材は取付孔の内部に落下するおそれがない。
【0006】
【実施例】本考案の実施例を添付図面に基づいて以下に
説明する。
【0007】図1(A),(B)はそれぞれ考案の第1
実施例に係る接続装置をなす接続金具の構成を示す分解
図および同接続金具の取付け時を示す縦断面図である。
【0008】図1(A)において、接続金具1は、軸方
向の圧縮によって拡径される弾性素材でなる円筒状の接
続部材をなす拡径部材2と、この拡径部材2の中心を挿
通するパイプ部材3とから構成される。
【0009】拡径部材2の一端近傍には、隣接部よりや
や大きな外径Aをなす拡径部2aを備え、また、この拡
径部2aの外径Aを越える大径をなすフランジ部2bを
他端に備える。拡径部2a側の端部には側端からの圧縮
力を分散して伝えるリング2cを内設する。
【0010】パイプ部材3は、上記拡径部材2の両端に
それぞれ係合する係合部である鍔部3a、及びナット部
3bを拡径部材2の拡径部2a側およびその他端側に備
えるとともに、これら両者の間は、拡径部材2の中心を
挿通し係止部となる挿通部3cをなす。
【0011】このパイプ部材3には、一方の係合部をな
す上記ナット部3b側から挿通部3cを介して他の係合
部の鍔部3aを引き付けることによって拡径部材2をそ
の軸方向に圧縮するようにした間隔調節機構をなすねじ
3dを上記ナット部3bと挿通部3cとの間に介設す
る。パイプ部材3の挿通部3cの端部側は配管接続部、
3eはスリップワシッャである。
【0012】上記構成でなる接続金具1の作用について
説明する。接続金具1は、拡径部材2の拡径部2a側か
らパイプ部材3を挿通し、このパイプ部材3の挿通部3
cにスリップワッシャ3eとナット部3bをセットして
組み付けた上で、拡径部材2の長さより小なる板厚で、
拡径部2aの外径Aにほぼ等しい内径の取付孔11b
有する取付部11aに、パイプ部材3の鍔部3aを先に
して接続金具1のフランジ部2bまでを挿入する。スリ
ップワッシャ3eは、ナット部3bを締め付け回動した
時の拡径部材2の捩れを防止する。
【0013】ナット部3bを締め付け方向に回動すれ
ば、そのねじ3dは、取付部11aの外方のナット部3
bから他の鍔部3aを引き付けて鍔部3aとナット部3
bとの間が締め付けられ、この締め付けによって弾性素
材でなる拡径部材2の拡径部2aは軸方向に圧縮されて
その外径が拡大し、ナット部3bは係合部としてフラン
ジ部2b側に係合され、拡径部2aを拡径状態に保持す
る。
【0014】この拡径作用と軸方向の縮小作用とによっ
て、拡径部材2の拡径部2aは、その外径が取付孔11
の径を越えて拡大するとともに取付部11aの板厚方
向に圧着される。したがって、接続金具1のパイプ部材
3は取付孔11bに緊密に固定され、かつ、拡径部材2
は、取付部11aとの間の隙間を埋めてパッキン作用を
なす。
【0015】この時、ねじ3dには拡径部材の圧縮量に
応じた圧縮反力が作用し、その圧縮反力の限界値は、拡
径部材の材料強度に対応する値として定めることが可能
であり、その範囲内で圧縮反力に対応する締め付け力を
設定すれば、拡径部材の強度を保って、かつ、所定の固
定力が確保される。
【0016】このようにして取り付けられた接続金具1
のパイプ部材3に、パッキンを内設してなる連結ナット
15aを介して配管15を接続する。
【0017】図2(A),(B)はそれぞれ考案の第2
実施例に係る接続装置をなす接続金具の構成を示す分解
図および同接続金具の取付け時を示す縦断面図である。
【0018】図2(A)において、接続金具4は、軸方
向の圧縮によって拡径される弾性素材でなる円筒状の接
続部材をなす拡径部材5と、この拡径部材5の中心を挿
通するパイプ部材6とから構成される。
【0019】拡径部材5の一端近傍には、隣接部よりや
や大きな外径Aをなす拡径部5aを備え、また、この拡
径部5aの外径Aを越える大径をなすフランジ部5bを
他端に備える。
【0020】パイプ部材6は、上記拡径部材5の両端に
それぞれ係合する嵌め込み部6a、及び係合部である
部6bを拡径部材5の拡径部5a側およびその他端側に
備えるとともに、嵌め込み部6aと鍔部6bとの間は拡
径部材5の中心を挿通する挿通部6cをなす。また上記
鍔部6bは回動操作のための多角形をなす。
【0021】上記挿通部6cと嵌め込み部6aとの間に
は、嵌め込み部6aと鍔部6bとの間の間隔を調節する
間隔調節機構をなし係止部であるねじ6dを介設する。
このねじ6dは、一方の係合部をなす鍔部6b側から挿
通部6cを介して他の係合部をなす嵌め込み部6aを引
き付けることによって嵌め込み部6aと鍔部6bとの間
に挟まれている拡径部材5をその軸方向の圧縮を可能と
する。6eは配管接続部、6fはスリップワッシャであ
る。
【0022】上記構成でなる接続金具4の作用について
説明する。接続金具4は、パイプ部材6の挿通部6cに
スリップワッシャ6fをセットしてこのパイプ部材6を
拡径部材5のフランジ部5b側から挿通して組み付けた
上で、拡径部材5の長さより小なる板厚をなし、拡径部
5aの外径Aにほぼ等しい内径の開口を有する取付部
1aに、拡径部5a側を先にして接続金具4のフランジ
部5bまでを挿入する。
【0023】鍔部6bを締め付け方向に回動すれば、そ
のねじ6dは、接続金具4の外方の鍔部6bから他の嵌
め込み部6aが引き付けられて嵌め込み部6aと鍔部6
bとの間が締め付けられる。この締め付けによって弾性
素材でなる拡径部材5の拡径部5aは軸方向に圧縮され
てその外径が拡大し、鍔部6bは係合部としてフランジ
部5b側に係合され、拡径部5aを拡径状態に保持す
る。スリップワッシャ6fは、鍔部6bを締め付け回動
した時の拡径部材5の捩れを防止する。
【0024】この拡径作用と軸方向の縮小作用とによっ
て、拡径部材5の拡径部5aは、その外径が取付孔11
の径を越えて拡大するとともに取付部11aの板厚方
向に圧着される。したがって、接続金具4のパイプ部材
6は取付孔11bに固定されるとともに、拡径部材5
は、取付部11aとの間の隙間を埋めてパッキン作用を
なす。
【0025】この時、ねじ6dには拡径部材の圧縮力に
応じた圧縮反力が作用し、その圧縮反力の限界値は、拡
径部材の材料強度に対応する値として定めることが可能
であり、その範囲内で圧縮反力に対応する締め付け力を
設定すれば、拡径部材の強度を保って、かつ、所定の固
定力が確保される。
【0026】このようにして取り付けられた接続金具4
のパイプ部材6に、パッキンを内設してなる連結ナット
15aを介して配管15を接続する。
【0027】
【考案の効果】以上に説明したごとく、本考案によれ
ば、弾性素材でなる円筒状の接続部材と、この接続部材
に挿通するパイプ部材とを備え、接続部材は、取付孔の
孔径より大径のフランジ部と、軸方向に圧縮された場合
には孔径より大径になる拡径部とを有し、パイプ部材
は、接続部材の拡径部をフランジ部に向けて圧縮して拡
径するための係合部と、この係合部によって拡径部が移
動した位置で保持するための係止部とを備えたので、係
合部を介して接続部材の拡径部を圧縮し、係止部によっ
て拡径部が圧縮拡径状態で保持され、同接続部材は取付
に緊密に固定され、また、大径のフランジ部を有する
接続部材は取付孔の内部に落下するおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A),(B)はそれぞれ考案の第1実施例に
係る接続金具の構成を示す分解図および同接続金具の取
り付け時を示す縦断面図
【図2】同第2実施例に係る図1と同様の図
【図3】接続金具を取り付けた小便器の縦断面図
【図4】従来技術に係る図1と同様の図
【符号の説明】
1,4 …接続金具(接続装置) 2,5 …拡径部材(接続部材) 2a,5a …拡径部 2b,5b …フランジ部 3,6 …パイプ部材 3a,6b …鍔部 3b …ナット部 3c,6c …挿通部 3d,6d …ねじ 6a …嵌め込み部 11a …取付部 11b …取付孔 15 …配管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 入船 佳津一 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番 1号 東陶機器株式会社内 (56)参考文献 実開 平1−167485(JP,U) 実開 平2−18584(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付部に穿設された取付孔に、配管を接
    続するための接続装置であって、 前記取付孔に挿通され弾性素材でなる円筒状の接続部材
    と、この接続部材に挿通するパイプ部材とを備え、 前記接続部材は、前記取付孔の孔径より大径のフランジ
    部と、軸方向に圧縮された場合には前記孔径より大径に
    なる拡径部とを有し、 前記パイプ部材は、前記接続部材の前記拡径部を前記フ
    ランジ部に向けて圧縮して拡径するための係合部と、こ
    係合部によって前記拡径部が移動した位置で保持する
    ための係止部とを備える、 ことを特徴とする接続装置。
JP528292U 1992-01-16 1992-01-16 接続装置 Expired - Fee Related JP2566906Y2 (ja)

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JPH0561279U JPH0561279U (ja) 1993-08-13
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102012005464A1 (de) * 2012-03-20 2013-09-26 Josef Zimmermann Vorrichtung zum Anschließen eines sanitären Gegenstandes

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DE102012005464A1 (de) * 2012-03-20 2013-09-26 Josef Zimmermann Vorrichtung zum Anschließen eines sanitären Gegenstandes
DE102012005464B4 (de) 2012-03-20 2022-11-17 Josef Zimmermann Vorrichtung zum Anschließen eines Urinals an das Wassernetz

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JPH0561279U (ja) 1993-08-13

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