JP2996327B2 - 蓄電池 - Google Patents

蓄電池

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JP2996327B2
JP2996327B2 JP4346252A JP34625292A JP2996327B2 JP 2996327 B2 JP2996327 B2 JP 2996327B2 JP 4346252 A JP4346252 A JP 4346252A JP 34625292 A JP34625292 A JP 34625292A JP 2996327 B2 JP2996327 B2 JP 2996327B2
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JP
Japan
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bushing
flange
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光典 宮本
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Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd
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Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蓄電池に関するもので
あり、特に蓄電池の極柱装着部の液漏れを防止する技術
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の一般的な蓄電池の極柱装着
部の概略断面図である。図に示すように極柱装着部は、
合成樹脂製の蓋1に合成樹脂製接着剤からなるシーリン
グ層(図示せず)を介して埋設された合金製のブッシン
グ2に極柱3が挿入され、この極柱3の先端3aがブッ
シング2及び端子4に溶着されて形成されている。ブッ
シング2は、筒状部2aの外周に軸線方向に間隔をあけ
て環状の突部2b…が一体に設けられ、更に筒状部2a
の端部にフランジ部2cが一体に設けられて構成されて
いる。フランジ部2cの端面2c1 は極柱3の先端3a
と溶着されるように外側に露出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の蓄電池では、極柱3の先端3aを溶融して該
先端に端子4を取付ける際に、先端3aを溶融する熱が
ブッシング2のフランジ部2cを通してフランジ部2c
と蓋1との接合部に達し、この熱により接合部に形成さ
れた接着剤からなるシーリング層が部分的に熱的影響を
受けてフランジ部2cが蓋1から剥離しやすくなる。フ
ランジ部2cが蓋1から剥離すると蓋1とブッシング2
とのシーリング性が損なわれ、電解液の液漏れが生じる
虞がある。本発明の目的は、端子を極柱に取付ける際の
熱でブッシングのフランジ部と蓋との接合部に剥離が発
生するのを防ぐことができる蓄電池を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】発明では、筒状部の外
周に軸線方向に間隔をあけて環状の突部が複数個一体に
設けられ且つ筒状部の端部にフランジ部が一体に設けら
れた極柱装着用のブッシングが、フランジ部の端面を露
出させるようにして合成樹脂製の蓋に埋設され、ブッシ
ングに挿入された極柱の先端が溶融されて該先端に端子
が固定されている蓄電池を対象にして、極柱の先端が溶
融された際に伝熱される熱でブッシングのフランジ部と
蓋との接合部に剥離が生じない程度までブッシングのフ
ランジ部の厚みを厚くし、フランジ部の外周に径方向外
側に向かって開口する少なくとも1つの凹部を設ける。
そして、凹部を合成樹脂製の蓋に埋設する。
【0005】また、ブッシングを鉛または鉛合金で形成
し、フランジ部の厚みを5mm以上〜9mm以下にするのが
好ましい
【0006】また、フランジ部の厚みを環状の突部の厚
みの2.5〜4.5倍の厚みにするのが好ましい
【0007】
【作用】発明のようにフランジ部の厚みを設定する
と、極柱の先端が溶融される際に、フランジ部と蓋との
接合部に伝わる熱量を少なくすることができ、接合部に
形成されるシーリング層の接合力の低下を防止して、ブ
ッシングのフランジ部と蓋との接合部の剥離を防ぐこと
ができる。またフランジ部の外周に径方向外側に向かっ
て開口する少なくとも1つの凹部を設け、この凹部を合
成樹脂製の蓋に埋設すると、フランジ部の凹部と合成樹
脂製の蓋とが係合して、フランジ部と蓋との接合が強固
になる。これにより、極柱の先端を端子を取付ける際の
熱により、フランジ部と蓋との接合部に形成されたシー
リング層が熱的影響を受けても、フランジ部の凹部に蓋
を形成する合成樹脂が入り込んでいるため、フランジ部
と蓋との間に剥離が発生するのを確実に防止できる。ま
た、ブッシングに挿入された極柱に固定された端子に加
わる力によりブッシングに回転モーメントが加えられた
場合でも、フランジ部に設けた凹部が蓋に埋設されてブ
ッシングと蓋との接合部の結合強度が高くなっているた
め、外力によってブッシングと蓋と間に剥離が発生する
ことを阻止できる。
【0008】フランジ部の厚みを5mm以上〜9mm以下に
し、環状の突部の厚みの2.5〜4.5倍にすると、極
柱の先端が溶融される際にフランジ部と蓋との接合部に
伝熱される熱量を有効的に抑制できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を鉛蓄電池の適用した一実施例
を図面を参照して詳細に説明する。図1は本実施例の鉛
蓄電池の極柱装着部の概略断面図である。本発明の蓄電
池は極柱装着用のブッシングに特徴があるため、ブッシ
ングを中心にして説明する。ブッシング20は鉛合金に
より鋳造されており、筒状部20aの外周に軸線方向に
間隔をあけて4つの環状の突部20b…が一体に設けら
れ、また筒状部20aの端部にフランジ部20cが一体
に設けられて構成されている。環状の突部20b…は、
筒状部20aと軸線を共有するように設けられており、
本実施例ではその厚みt1 を1.5mm〜2mmとしてい
る。フランジ部20cも筒状部20aと軸線を共有する
ように設けられており、その端面20c1 は合成樹脂製
の蓋1の装着部1aから露出している。フランジ部20
cの外周部には径方向外側に向かって開口する環状の凹
部20dが形成されており、この凹部20dには蓋1の
装着部1aの一部が入り込んでいる。尚、図示していな
いが、ブッシング20と蓋1の装着部1aとの間には合
成樹脂製接着剤からなるシーリング層が形成されてい
る。ブッシング20の外径寸法は環状の突部20b…の
外径寸法よりも大きく、またフランジ部20cの厚み寸
法t2 は極柱の先端を溶融する際に伝熱される熱によっ
て図示しないシーリング層が熱的影響を受けてフランジ
部と蓋との間に剥離が発生しない程度に定められてい
る。フランジ部20cの厚みt2 を厚くすればするほ
ど、図1にLで示した部分の長さが長くなり、シーリン
グ層が熱的影響を受け難くなる。
【0010】具体的には、厚みt2 を5mm以上9mm以下
にすると好ましい結果が得られることが判った。この寸
法t2 は、好ましい環状の突部の厚みt1 が前述の1.
5mm〜2mmであるとすると、環状の突部の厚みt1 の
2.5〜4.5倍と規定することができる。フランジ部
の厚みt2 を9mmよりも大きくしてもよいが、実際には
ブッシングの鋳造性が悪くなる上、蓋を成形する際にブ
ッシングを装着部1aに埋設するのが難しくなる。その
ため、好ましい範囲を5mm以上9mm以下とした。次に本
実施例の蓄電池の特性を調べるために、フランジ部の厚
みの異なる各種の極柱装着部を作り試験を行った。試験
に用いた極柱装着部は2,4,5,6,8,10mmの厚
みのフランジ部をそれぞれ有しており、フランジ部の厚
みの相違を除いては同じ構造を有している。そして各極
柱装着部を希硫酸内に浸漬してから極柱に電流を流し、
希硫酸がフランジ部と蓋との接合部を這い上がる状況を
観察した。結果は、2mm及び4mmの厚みのフランジ部を
有する極柱装着部では希硫酸が接合部を這い上がるのが
確認されたのに対して、5mm以上の厚みのフランジ部を
有する極柱装着部では希硫酸が接合部を這い上がらない
のが確認された。
【0011】尚、フランジ部の外周に設ける凹部の数及
び形状は任意であり、少なくとも1つ以上の凹部を設け
ればよい。また上記実施例は鉛蓄電池に本発明を適用し
たものであるが、他の蓄電池にも本発明を適用できるの
は勿論である。
【0012】
【発明の効果】発明によれば、極柱の先端が溶融され
る際に、フランジ部と蓋との接合部に伝わる熱量を少な
くすることができるので、接合部に形成されるシーリン
グ層の接合力の低下を防止して、ブッシングのフランジ
部と蓋との接合部の剥離を防ぐことができる。またフラ
ンジ部の外周に径方向外側に向かって開口する少なくと
も1つの凹部を設け、この凹部を合成樹脂製の蓋に埋設
するので、フランジ部と蓋との間に剥離が発生するのを
確実に防止できる。また、ブッシングに挿入された極柱
に固定された端子に加わる力によりブッシングに回転モ
ーメントが加えられた場合でも、フランジ部に設けた凹
部が蓋に埋設されてブッシングと蓋との接合部の結合強
度が高くなっているため、外力によってブッシングと蓋
と間に剥離が発生することを阻止できる。そのため本発
明によれば、蓋とブッシングとのシーリング性を高め
て、電解液の液漏れを確実に防ぐことができる。
【0013】フランジ部の厚みを5mm以上〜9mm以下に
し、環状の突部の厚みの2.5〜4.5倍にすると、極
柱の先端が溶融される際にフランジ部と蓋との接合部に
伝熱される熱量を有効的に抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の蓄電池の極柱装着部の概略
断面図である。
【図2】 従来の蓄電池の極柱装着部の概略断面図であ
る。
【符号の説明】
1 蓋 2,20 ブッシング 2c,20c フランジ部 3 極柱 3a 先端部 4 端子

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状部の外周に軸線方向に間隔をあけて
    環状の突部が複数個一体に設けられ且つ前記筒状部の端
    部にフランジ部が一体に設けられた極柱装着用のブッシ
    ングが、前記フランジ部の端面を露出させるようにして
    合成樹脂製の蓋に埋設され、前記ブッシングに挿入され
    た極柱の先端が溶融されて該先端に端子が固定されてい
    る蓄電池であって、 前記極柱の先端が溶融された際に伝熱される熱で前記ブ
    ッシングの前記フランジ部と前記蓋との接合部に剥離が
    生じない程度まで前記ブッシングのフランジ部の厚みを
    厚くし、 前記フランジ部の外周に径方向外側に向かって開口する
    少なくとも1つの凹部を設け、前記凹部を前記合成樹脂
    製の蓋に埋設することを特徴とする蓄電池。
  2. 【請求項2】 前記ブッシングが鉛または鉛合金から形
    成されており、前記フランジ部の厚みが5mm以上〜9mm
    以下であることを特徴とする請求項1に記載の蓄電池。
  3. 【請求項3】 前記フランジ部の厚みは、前記環状の突
    部の厚みの2.5〜4.5倍の厚みであることを特徴と
    する請求項1に記載の蓄電池。
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JP5244442B2 (ja) * 2008-04-15 2013-07-24 古河電池株式会社 鉛蓄電池用のブッシング
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ES2704028T3 (es) 2009-04-30 2019-03-13 Water Gremlin Co Piezas de batería que tienen elementos de retención y sellado y métodos asociados de fabricación y uso
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US9954214B2 (en) 2013-03-15 2018-04-24 Water Gremlin Company Systems and methods for manufacturing battery parts
MX2021006454A (es) 2018-12-07 2021-07-02 Water Gremlin Co Partes de bateria que tienen barreras contra acidos sin solventes y sistemas y metodos asociados.

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Effective date: 19981013