JP2876369B2 - 光ファイバコネクタ - Google Patents

光ファイバコネクタ

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JP2876369B2
JP2876369B2 JP21727192A JP21727192A JP2876369B2 JP 2876369 B2 JP2876369 B2 JP 2876369B2 JP 21727192 A JP21727192 A JP 21727192A JP 21727192 A JP21727192 A JP 21727192A JP 2876369 B2 JP2876369 B2 JP 2876369B2
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ferrules
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武史 佐竹
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ファイバコネクタに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ファイバを接続する場合、接続
すべき光ファイバの光ファイバ素線にフェルールを夫々
取付け、このフェルールを、アダプタ内の一対のスリー
ブに突き合わせ状に挿入して接続していた。
【0003】即ち、従来では、1本の光ファイバ素線ご
とに1個のフェルールを取付けていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来では、そ
の接続作業が面倒で、かつ、大径化し、しかもコスト高
となる欠点があった。
【0005】そこで、本発明では、複数の光ファイバ素
線を簡単かつ確実に接続することができる光ファイバコ
ネクタを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る光ファイバコネクタは、複数本の光
ファイバ素線の端部が挿入される一対のフェルールと、
該一対のフェルールとが突き合わせ状として挿入される
スリーブを有する筒状アダプタと、を備えた光ファイバ
コネクタであって、上記フェルールに断面Dの字形状の
スリーブ挿入部を形成し、かつ、上記スリーブの軸方向
中間の周壁に切欠き部を形成すると共に、該切欠き部に
断面三ケ月形状の廻り止め体を嵌合して、上記フェルー
ルのスリーブ挿入部が嵌合するDの字形孔部を形成した
ものである。
【0007】
【作用】フェルールをスリーブに挿入すれば、各フェル
ールの断面Dの字形状のスリーブ挿入部がスリーブのD
の字形孔部に嵌合し、各フェルールはスリーブに対する
軸心廻りに回転が規制され、これにより、各フェルール
に挿入された光ファイバ素線は、正確に所定の位置に保
持され、相対向する光ファイバ素線の端面は、正確に接
合される。
【0008】また、スリーブ挿入部が嵌合するDの字形
孔部は、スリーブの軸方向中間の周壁に切欠き部を形成
し、この切欠き部に断面三ケ月形状の廻り止め体を嵌合
させることにより形成され、簡単かつ確実に、このDの
字形孔部を形成することができる。
【0009】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を
詳説する。
【0010】図1は本発明に係る光ファイバコネクタを
示し、このコネクタは、一対のフェルール1,2と、該
フェルール1,2が突き合わせ状に挿入されるスリーブ
3を有する筒状アダプタ41と、を備え、例えば、図2に
示すように、左右の複数本の光ファイバ4…を光ファイ
バケーブル5を介して接続する場合等に使用する。
【0011】しかして、光ファイバ4とは、図1に示す
ように、光ファイバ心線6と、光ファイバ心線6を被覆
するシース7(図2参照)と、からなり、光ファイバ心
線6は、コアとクラッドを備えた光ファイバ素線8と、
該光ファイバ素線8を被覆するジャケット9と、からな
る。
【0012】また、光ファイバケーブル5とは、図7に
示すように、光ファイバ心線10と、これを被覆するシー
ス11と、からなり、光ファイバ心線10は、図8に示すよ
うに、複数本(図例では8本)の光ファイバ素線8…
と、これを被覆する被覆層12とからなる。
【0013】なお、図8では、8本の光ファイバ素線8
…を2行4列に並べて素線集合体13を形成し、これを被
覆層12にて被覆しているが、図9に示すように、4本の
光ファイバ素線8を並列して2つの素線集合体13,13を
形成し、各素線集合体13を被覆層12にて被覆するように
するも自由である。
【0014】ところで、図2においては、中心線Mに関
して左右対称であるので、まず、図面における左側につ
いて説明する。即ち、左側の複数本の光ファイバ4と光
ファイバケーブル5とを接続する光ファイバコネクタに
ついて説明する。
【0015】フェルール1,2は、図1と図3と図4に
示すように、断面Dの字状のスリーブ挿入部14と、短寸
の円柱状の基端部15と、からなり、フェルール基端面16
から軸心孔17が貫設されている。
【0016】また、軸心孔17には、フェルール先端面18
に開口する放電加工孔19がテーパ孔部20を介して連通連
結される。
【0017】この放電加工孔19は、図3に示すように、
矩形状であり、この内部には、複数本(図例では8本)
の光ファイバ素線8…の端部8a…が挿入固定される。
【0018】この場合、複数本の光ファイバ素線8…の
端部8a…は、図例の如く、相互に接触状に整列して挿
入固定される。
【0019】即ち、一方のフェルール1の放電加工孔19
には、光ファイバ4…の光ファイバ素線8…の端部8a
…が挿入固定され、他方のフェルール2の放電加工孔19
には、光ファイバケーブル5の光ファイバ素線8…の端
部8a…が挿入固定される。
【0020】なお、図1においては、放電加工孔対応部
乃至その近傍においてのみ光ファイバ素線8…を露出さ
せているが、図9に示すような光ファイバ心線であれ
ば、光ファイバ素線8…の露出長さは大とされる。
【0021】そして、一方のフェルール1は、その基端
部15が、図1に示すように、軸部材21に挿入保持され、
この軸部材21に、光ファイバ4…が接続される。
【0022】つまり、軸部材21の挿通孔22を介して光フ
ァイバ心線6…がフェルール1に挿入される。
【0023】また、軸部材21の先端部は大径部23とさ
れ、この大径部23に袋ナット24が係止する。
【0024】他方のフェルール2は、図7に示すよう
に、その基端部15が光ファイバケーブル5の一端部5a
を保持している保持具39に、保持される。
【0025】即ち、保持具39は、図7に示すように、光
ファイバケーブル5の一端部5aがその挿通孔27に挿入
される筒状第1部材25と、筒状第1部材25に挿入される
筒状第2部材26と、を備える。
【0026】つまり、シース11から露出した光ファイバ
心線10の端部が第2部材26の挿通孔28を介してフェルー
ル2に挿入される。
【0027】また、第2部材26の端部(フェルール2が
挿入される側の端部)は、大径部29とされ、この大径部
29に袋ナット30が係止する。
【0028】なお、図7において、31は、第1部材25の
ねじ部に螺着される袋ナットであり、32は、この袋ナッ
ト31に内装される防水パッキンである。
【0029】次に、スリーブ3は、図1と図3と図4に
示すように、その軸方向中間の周壁に切欠き部33を形成
し、この切欠き部33に、断面三ケ月形状の廻り止め体34
を嵌合させている。
【0030】即ち、スリーブ3の孔部35の中心部は、D
の字形孔部36とされる。
【0031】従って、図1に示すように、第1・第2フ
ェルール1,2を、その先端面18,18が相互に当接する
ようにスリーブ3内にその両端部から夫々挿入すれば、
フェルール1,2の先端面18,18が突き合わせ状となっ
て、一方のフェルール1側の光ファイバ素線8…の端面
と、他方のフェルール2側の光ファイバ素線8…の端面
とが接合される。
【0032】この際、フェルール1,2のDの字形状の
スリーブ挿入部14,14は、図3に示すように、Dの字形
孔部36に嵌合し、各フェルール1,2は軸心廻りの回転
が規制される。
【0033】つまり、スリーブ挿入部14の平坦面37がD
の字形孔部36の内周面の一部の平坦面38に当接し、軸心
廻りの回転が規制される。
【0034】従って、スリーブ挿入部14の平坦面37と、
Dの字形孔部36の平坦面38と、でもって、フェルール
1,2のスリーブ3に対する軸心廻りの回転を規制する
位置決め機構40を形成する。
【0035】また、スリーブ3は、図1に示すように、
アダプタ41の軸心孔42に挿入固定される。
【0036】即ち、アダプタ41は、第1・第2部材43,
44とからなり、第1・第2部材43,44は、夫々、円筒部
45と該円筒部45の外周に突設される外鍔部46とからな
る。
【0037】そして、第1・第2部材43,44を、外鍔部
46,46を突き合わせた状態で、図示省略のボルト・ナッ
ト結合にて外鍔部46,46を連結して、第1・第2部材4
3,44を一体化する。
【0038】一体化されれば、スリーブ3は、軸心孔42
の大径部42aに嵌合し、その抜けが防止される。
【0039】なお、外鍔部46,46にはその合わせ面に、
凹所が形成され、この凹所にて形成されるパッキン嵌合
部47に防水パッキン48が嵌合されている。
【0040】また、第1・第2部材43,44の円筒部45,
45の外周面にはねじ部49,49が形成され、ねじ部49,49
に、夫々、袋ナット24,30が螺合される。
【0041】即ち、袋ナット24を第1部材43に螺着する
ことにより、軸部材21の大径部23に、該袋ナット24の基
端壁50が係止し、第1部材43の基端面51と、軸部材21の
先端面52とが密着し、袋ナット30を第2部材44に螺着す
ることにより、保持具39の第2部材26の大径部29に、袋
ナット30の基端壁53が係止し、第2部材44の基端面54
と、第2部材26の先端面55とが密着する。
【0042】これにより、左側の光ファイバ4の光ファ
イバ素線8…の端部8a…と光ファイバケーブル5の光
ファイバ素線8…の端部8a…とが接合される。
【0043】なお、第1・第2部材43,44の基端面51,
54には、夫々、凹溝が形成され、この凹溝に防水パッキ
ン56,56が嵌合される。
【0044】しかして、光ファイバケーブル5と右側の
光ファイバ4…とも、図1に示す光ファイバコネクタを
使用して接続されるので、その説明を省略する。
【0045】上述の実施例によれば、光ファイバ素線8
の端部8aが挿入固定される孔は、放電加工孔19である
ので、高精度に仕上げることができ、内部の光ファイバ
素線8の端部8aを正確に相互に接触状として整列する
ことができ、光ファイバ素線8の端面の接合を高精度と
することができる。
【0046】また、図5と図6はフェルール1,2の変
形例を示し、図5に示すフェルール1,2では、その放
電加工孔19…に3本の光ファイバ素線8…が挿入され、
図6に示すフェルール1,2では、その放電加工孔19
に、3行2列に配設されてなる6本の光ファイバ素線8
…が挿入されている。
【0047】なお、本発明は上述の実施例に限定され
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であ
り、例えば、フェルール1,2に挿入される光ファイバ
素線の数としても、自由に増減することができる。
【0048】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。
【0049】光ファイバ素線8ごとにフェルールを必要
とせずに、対向する複数の光ファイバ素線8…を接続す
ることができ、その接続作業は極めて簡単であり、コネ
クタとしても大径化せず、しかもコスト高とならない利
点がある。
【0050】また、フェルール1,2は、その軸心廻り
の回転が規制され、複数本の相対向する光ファイバ素線
8の端面がずれることなく、接合し、高精度の接続を行
なうことができる。
【0051】さらに、スリーブ挿入部14が嵌合するDの
字形孔部36を簡単かつ確実に形成することができ、しか
もフェルール1,2は確実に軸心廻りの回転が規制され
る。(これに対して、キー溝とこれに嵌合するキーとか
らなる位置決め機構を使用すれば、スリーブ内にキー溝
を形成したり、フェルールにキーを形成したりしなけれ
ばならず、それらの作業は極めて面倒で作業性が悪いも
のとなる。)
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す拡大断面図である。
【図2】全体の簡略側面図である。
【図3】要部拡大断面図である。
【図4】フェルールとスリーブとを示す斜視図である。
【図5】フェルールの変形例を示す拡大断面図である。
【図6】フェルールの他の変形例を示す拡大断面図であ
る。
【図7】光ファイバケーブルを示す一部断面拡大側面図
である。
【図8】光ファイバ心線の要部拡大斜視図である。
【図9】光ファイバ心線の要部拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 フェルール 2 フェルール 3 スリーブ 8 光ファイバ素線 8a 端部 14 スリーブ挿入部 33 切欠き部 34 廻り止め体 36 Dの字形孔部 41 筒状アダプタ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の光ファイバ素線の端部が挿入さ
    れる一対のフェルールと、該一対のフェルールとが突き
    合わせ状として挿入されるスリーブを有する筒状アダプ
    タと、を備えた光ファイバコネクタであって、上記フェ
    ルールに断面Dの字形状のスリーブ挿入部を形成し、か
    つ、上記スリーブの軸方向中間の周壁に切欠き部を形成
    すると共に、該切欠き部に断面三ケ月形状の廻り止め体
    を嵌合して、上記フェルールのスリーブ挿入部が嵌合す
    るDの字形孔部を形成したことを特徴とする光ファイバ
    コネクタ。
JP21727192A 1992-07-22 1992-07-22 光ファイバコネクタ Expired - Lifetime JP2876369B2 (ja)

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