JP2716390B2 - 光ファイバコネクタフェルール - Google Patents
光ファイバコネクタフェルールInfo
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- JP2716390B2 JP2716390B2 JP7023064A JP2306495A JP2716390B2 JP 2716390 B2 JP2716390 B2 JP 2716390B2 JP 7023064 A JP7023064 A JP 7023064A JP 2306495 A JP2306495 A JP 2306495A JP 2716390 B2 JP2716390 B2 JP 2716390B2
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- optical fiber
- capillary
- diameter
- cylindrical member
- ferrule
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- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/24—Coupling light guides
- G02B6/36—Mechanical coupling means
- G02B6/38—Mechanical coupling means having fibre to fibre mating means
- G02B6/3807—Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
- G02B6/3833—Details of mounting fibres in ferrules; Assembly methods; Manufacture
- G02B6/3846—Details of mounting fibres in ferrules; Assembly methods; Manufacture with fibre stubs
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/24—Coupling light guides
- G02B6/36—Mechanical coupling means
- G02B6/38—Mechanical coupling means having fibre to fibre mating means
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- G02B6/3833—Details of mounting fibres in ferrules; Assembly methods; Manufacture
- G02B6/3867—Details of mounting fibres in ferrules; Assembly methods; Manufacture comprising air venting holes
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ファイバ通信分野にお
いて光ファイバ同士または光ファイバと光回路部品等と
を接続する工事現場で組立可能な光ファイバコネクタフ
ェルールに関し、特に工事すべき光ファイバの端面を鏡
面カットした後、光ファイバコネクタフェルールに挿入
することによってフェルール本体に内蔵された短尺の光
ファイバとの屈折率整合および固定を同時に可能とする
光ファイバコネクタフェルールに関する。
いて光ファイバ同士または光ファイバと光回路部品等と
を接続する工事現場で組立可能な光ファイバコネクタフ
ェルールに関し、特に工事すべき光ファイバの端面を鏡
面カットした後、光ファイバコネクタフェルールに挿入
することによってフェルール本体に内蔵された短尺の光
ファイバとの屈折率整合および固定を同時に可能とする
光ファイバコネクタフェルールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の光ファイバコネクタフェ
ルールの一例として、特開昭63−307409号公報
に所載の「光ファイバコネクタフェルール」を挙げるこ
とができる。
ルールの一例として、特開昭63−307409号公報
に所載の「光ファイバコネクタフェルール」を挙げるこ
とができる。
【0003】図2は従来の光ファイバコネクタフェルー
ルの一例の構造を示す縦断面図で、上記公報の一実施例
の図面に記載されたフェルールに相当するものである。
ルの一例の構造を示す縦断面図で、上記公報の一実施例
の図面に記載されたフェルールに相当するものである。
【0004】図2を参照すると、フェルール本体として
の円筒部材16には、一端側(図2では右側)が大径で
あり他端側が小径となった内部孔17が形成されてい
る。
の円筒部材16には、一端側(図2では右側)が大径で
あり他端側が小径となった内部孔17が形成されてい
る。
【0005】そして、この内部孔17の小径側(図2で
は左側)からキャピラリ18が挿入されている。
は左側)からキャピラリ18が挿入されている。
【0006】キャピラリ18は円筒部材16の内部孔1
7の小径部分とほぼ同一外径のもので、その内部孔17
の小径部分にかん合固定されている。このキャピラリ1
8の挿入端側は内部孔17の大径部分にまでわたってお
り、その挿入端の内周部分にはテーパが形成され、端部
側が次第に広口となって後述の光ファイバ11の挿入が
容易に行われるようにしてある。
7の小径部分とほぼ同一外径のもので、その内部孔17
の小径部分にかん合固定されている。このキャピラリ1
8の挿入端側は内部孔17の大径部分にまでわたってお
り、その挿入端の内周部分にはテーパが形成され、端部
側が次第に広口となって後述の光ファイバ11の挿入が
容易に行われるようにしてある。
【0007】また、このキャピラリ18の中間部分に
は、周壁を貫通する切欠き19が形成されている。この
切欠き19は円筒部材16の内部孔17と連通し、内部
孔17はさらに外方へと連通している。
は、周壁を貫通する切欠き19が形成されている。この
切欠き19は円筒部材16の内部孔17と連通し、内部
孔17はさらに外方へと連通している。
【0008】この従来例においては、キャピラリ18内
にはあらかじめこのキャピラリ18の内径よりも外径が
若干小さい内蔵光ファイバ10が軸心を円筒部材16の
中心軸と一致させた状態で挿入固定されている。
にはあらかじめこのキャピラリ18の内径よりも外径が
若干小さい内蔵光ファイバ10が軸心を円筒部材16の
中心軸と一致させた状態で挿入固定されている。
【0009】この内蔵光ファイバ10の挿入端はキャピ
ラリ18の切欠き19の位置と一致している。
ラリ18の切欠き19の位置と一致している。
【0010】なお、円筒部材16,キャピラリ18およ
び内蔵光ファイバ10の各端面は所要の形状精度に研磨
等により形成されている。
び内蔵光ファイバ10の各端面は所要の形状精度に研磨
等により形成されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】この従来の光ファイバ
コネクタフェルールには、以下のような多くの問題点が
あった。
コネクタフェルールには、以下のような多くの問題点が
あった。
【0012】まず第1に、内蔵光ファイバ10は軸心を
円筒部材16の中心軸と一致させた状態で挿入固定する
必要がある。
円筒部材16の中心軸と一致させた状態で挿入固定する
必要がある。
【0013】一般にシングルモード光ファイバの接続に
際しては、円筒部材16の円筒部の中心軸に対して光フ
ァイバのコア部の中心軸の軸合わせ精度を1μm以下の
高精度とする必要がある。
際しては、円筒部材16の円筒部の中心軸に対して光フ
ァイバのコア部の中心軸の軸合わせ精度を1μm以下の
高精度とする必要がある。
【0014】このため、従来は円筒部材16の外径およ
びキャピラリ18がかん合する内部孔17の小径部分の
寸法精度を比較的緩いものとし、且つ円筒部材16の外
径寸法を所要の寸法よりもあらかじめ大きめにしてお
き、円筒部材16と内蔵光ファイバ10を内蔵したキャ
ピラリ18とを接着固定し、端面の鏡面加工を行った
後、円筒部材16の外径をキャピラリ18に接着固定し
た内蔵光ファイバ10のコア中心軸を基準として円筒部
材16,キャピラリ18および内蔵光ファイバ10の組
立誤差分を円筒部材16の外径切削加工によりフェルー
ルの所要外形寸法まで除去するフェルール外径心出し加
工工法を用いる必要があった。
びキャピラリ18がかん合する内部孔17の小径部分の
寸法精度を比較的緩いものとし、且つ円筒部材16の外
径寸法を所要の寸法よりもあらかじめ大きめにしてお
き、円筒部材16と内蔵光ファイバ10を内蔵したキャ
ピラリ18とを接着固定し、端面の鏡面加工を行った
後、円筒部材16の外径をキャピラリ18に接着固定し
た内蔵光ファイバ10のコア中心軸を基準として円筒部
材16,キャピラリ18および内蔵光ファイバ10の組
立誤差分を円筒部材16の外径切削加工によりフェルー
ルの所要外形寸法まで除去するフェルール外径心出し加
工工法を用いる必要があった。
【0015】したがって、この従来のフェルール外径心
出し加工工法では、高精度で特殊な加工設備が必要とな
るばかりでなく、バッチプロセスに不向きなため製造コ
ストの低減は期待できず、また量産に不向きであるとい
う問題点があった。
出し加工工法では、高精度で特殊な加工設備が必要とな
るばかりでなく、バッチプロセスに不向きなため製造コ
ストの低減は期待できず、また量産に不向きであるとい
う問題点があった。
【0016】第2に、円筒部材16の外径を切削加工す
る必要があるので、セラミック等の難加工材料を用いる
ことができず、一般にステンレス鋼等を用いていた。
る必要があるので、セラミック等の難加工材料を用いる
ことができず、一般にステンレス鋼等を用いていた。
【0017】このため、フェルールを整列スリーブ内に
着脱するようなとき、特に硬度の高いジルコニアセラミ
ック製の整列スリーブ等を用いると、フェルール表面に
深い傷を発生させる恐れがあり、着脱耐久性がジルコニ
アセラミック製のフェルールに比較して劣るという問題
点があった。
着脱するようなとき、特に硬度の高いジルコニアセラミ
ック製の整列スリーブ等を用いると、フェルール表面に
深い傷を発生させる恐れがあり、着脱耐久性がジルコニ
アセラミック製のフェルールに比較して劣るという問題
点があった。
【0018】第3に、円筒部材16の内外径の内部孔1
7と外円筒部の加工精度と、キャピラリ18の内外径の
加工精度を高めて円筒部材16の外径心出し加工工法な
しに製造するときは、円筒部材16およびキャピラリ1
8の内外径はそれぞれサブミクロンの極めて高い精度で
加工しなければならず、量産に不向きであるという問題
点があった。
7と外円筒部の加工精度と、キャピラリ18の内外径の
加工精度を高めて円筒部材16の外径心出し加工工法な
しに製造するときは、円筒部材16およびキャピラリ1
8の内外径はそれぞれサブミクロンの極めて高い精度で
加工しなければならず、量産に不向きであるという問題
点があった。
【0019】本発明の目的は、光ファイバのコア中心に
対するフェルール外径の高精度心出し加工を不要とする
光ファイバコネクタフェルールを提供することにある。
対するフェルール外径の高精度心出し加工を不要とする
光ファイバコネクタフェルールを提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、キャピ
ラリ内にあらかじめ内蔵された第1の光ファイバの端部
と、前記第1の光ファイバと接続すべき第2の光ファイ
バの端部とを前記キャピラリの内部孔で互いに突き合わ
せて前記キャピラリ内に充填した屈折率整合材により光
学接続を行う光ファイバコネクタフェルールにおいて、
フェルール本体の円筒部材は一端部に前記第1の光ファ
イバを挿入可能な径の小径穴を有し他端部に前記第2の
光ファイバの保護被膜を挿入可能な径の第1の大径穴を
有するとともに中間部に前記キャピラリを挿入可能な径
の内径部を有し、前記キャピラリには前記第1の光ファ
イバおよび前記第2の光ファイバを挿入可能な径の第2
の大径穴を有するとともに前記キャピラリの周壁に内外
周部を貫通する切欠き部が形成され且つ前記円筒部材の
前記第1の大径穴は前記キャピラリの外周側で前記切欠
き部と連通し、前記キャピラリは前記円筒部材の前記内
径部で保持固定されていることを特徴とする光ファイバ
コネクタフェルールが得られる。
ラリ内にあらかじめ内蔵された第1の光ファイバの端部
と、前記第1の光ファイバと接続すべき第2の光ファイ
バの端部とを前記キャピラリの内部孔で互いに突き合わ
せて前記キャピラリ内に充填した屈折率整合材により光
学接続を行う光ファイバコネクタフェルールにおいて、
フェルール本体の円筒部材は一端部に前記第1の光ファ
イバを挿入可能な径の小径穴を有し他端部に前記第2の
光ファイバの保護被膜を挿入可能な径の第1の大径穴を
有するとともに中間部に前記キャピラリを挿入可能な径
の内径部を有し、前記キャピラリには前記第1の光ファ
イバおよび前記第2の光ファイバを挿入可能な径の第2
の大径穴を有するとともに前記キャピラリの周壁に内外
周部を貫通する切欠き部が形成され且つ前記円筒部材の
前記第1の大径穴は前記キャピラリの外周側で前記切欠
き部と連通し、前記キャピラリは前記円筒部材の前記内
径部で保持固定されていることを特徴とする光ファイバ
コネクタフェルールが得られる。
【0021】また、前記フェルール本体にあらかじめ内
蔵された前記第1の光ファイバは短尺の光ファイバであ
り且つ前記円筒部材の前記小径穴側の端部から前記キャ
ピラリの前記切欠き部までの間に配置固定され、前記第
1の光ファイバの端部は前記切欠き部で前記第2の光フ
ァイバの端部と互いに突き合わせて前記屈折率整合材で
固定されていることを特徴とする光ファイバコネクタフ
ェルールが得られる。
蔵された前記第1の光ファイバは短尺の光ファイバであ
り且つ前記円筒部材の前記小径穴側の端部から前記キャ
ピラリの前記切欠き部までの間に配置固定され、前記第
1の光ファイバの端部は前記切欠き部で前記第2の光フ
ァイバの端部と互いに突き合わせて前記屈折率整合材で
固定されていることを特徴とする光ファイバコネクタフ
ェルールが得られる。
【0022】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0023】図1は本発明の光ファイバコネクタフェル
ールの一実施例を示す縦断面図である。
ールの一実施例を示す縦断面図である。
【0024】図1を参照すると、フェルール本体として
の円筒部材1の内部孔2の一端側(図1では右側)に大
径穴部2cを形成し、他端側(図1では左側)に内蔵光
ファイバ4の外径よりもわずかに大きい小径穴部2aを
形成してある。また、この内部孔2の中間部分にはキャ
ピラリ3の外径よりもわずかに大きいキャピラリ保持部
2bが形成されている。
の円筒部材1の内部孔2の一端側(図1では右側)に大
径穴部2cを形成し、他端側(図1では左側)に内蔵光
ファイバ4の外径よりもわずかに大きい小径穴部2aを
形成してある。また、この内部孔2の中間部分にはキャ
ピラリ3の外径よりもわずかに大きいキャピラリ保持部
2bが形成されている。
【0025】キャピラリ3は円筒部材1の内部孔2の中
間部分に形成されたキャピラリ保持部2bとほぼ同一外
径のもので、そのキャピラリ保持部2bにかん合固定さ
れる。
間部分に形成されたキャピラリ保持部2bとほぼ同一外
径のもので、そのキャピラリ保持部2bにかん合固定さ
れる。
【0026】このキャピラリ3の光ファイバ挿入端側
(図1では右側)は内部孔2の大径穴部2cにまでわた
っており、その光ファイバ挿入端の内周部分には端部側
に向かって次第に広口となるテーパが形成され、後述の
接続すべき光ファイバ6の挿入が容易に行われるように
してある。
(図1では右側)は内部孔2の大径穴部2cにまでわた
っており、その光ファイバ挿入端の内周部分には端部側
に向かって次第に広口となるテーパが形成され、後述の
接続すべき光ファイバ6の挿入が容易に行われるように
してある。
【0027】また、このキャピラリ3の中間部分には、
周壁を貫通する切欠き部5が形成されている。この切欠
き部5は円筒部材1の内部孔2の大径穴部2cに位置し
ている。
周壁を貫通する切欠き部5が形成されている。この切欠
き部5は円筒部材1の内部孔2の大径穴部2cに位置し
ている。
【0028】すなわち、この切欠き部5を通してキャピ
ラリ3の内部が円筒部材1の内部孔2の大径穴部2cと
連通し、内部孔2はさらに外方へと連通している。
ラリ3の内部が円筒部材1の内部孔2の大径穴部2cと
連通し、内部孔2はさらに外方へと連通している。
【0029】このように、本実施例においては、キャピ
ラリ3の内径よりも外径が若干小さい短尺の内蔵光ファ
イバ4が挿入固定されている。この内蔵光ファイバ4の
挿入端(図1では右側)はキャピラリ3の切欠き部5の
位置と一致している。
ラリ3の内径よりも外径が若干小さい短尺の内蔵光ファ
イバ4が挿入固定されている。この内蔵光ファイバ4の
挿入端(図1では右側)はキャピラリ3の切欠き部5の
位置と一致している。
【0030】また、内蔵光ファイバ4の他端側(図1で
は左側)はキャピラリ3の光ファイバ挿入端側と反対方
向に延在されて円筒部材1の内部孔2の小径穴部2aに
かん合固定されている。
は左側)はキャピラリ3の光ファイバ挿入端側と反対方
向に延在されて円筒部材1の内部孔2の小径穴部2aに
かん合固定されている。
【0031】なお、円筒部材1および内蔵光ファイバ4
の各端面は所要の形状精度に研磨等により形成してあ
る。
の各端面は所要の形状精度に研磨等により形成してあ
る。
【0032】ここで、円筒部材1はジルコニア等のセラ
ミックをインジェクション成形することにより比較的容
易に製造することが可能であり、円筒部材1の外円筒部
および小径穴部2aが単一の部品で構成されるため、小
径穴部2aの中心軸と円筒部材1の外円筒部の中心軸と
のずれをサブミクロンの精度で実現することが可能とな
る。
ミックをインジェクション成形することにより比較的容
易に製造することが可能であり、円筒部材1の外円筒部
および小径穴部2aが単一の部品で構成されるため、小
径穴部2aの中心軸と円筒部材1の外円筒部の中心軸と
のずれをサブミクロンの精度で実現することが可能とな
る。
【0033】したがって、本実施例では、内蔵光ファイ
バ4のコア中心を基準としたフェルール外径心出し加工
工法を用いる必要がなくなり、内蔵光ファイバ4を円筒
部材1の小径穴部2aに挿入固定するだけで、円筒部材
1の外円筒部の中心軸に対する内蔵光ファイバ4のコア
中心のずれを1μm程度の高精度に抑えることができ
る。
バ4のコア中心を基準としたフェルール外径心出し加工
工法を用いる必要がなくなり、内蔵光ファイバ4を円筒
部材1の小径穴部2aに挿入固定するだけで、円筒部材
1の外円筒部の中心軸に対する内蔵光ファイバ4のコア
中心のずれを1μm程度の高精度に抑えることができ
る。
【0034】本実施例の光ファイバコネクタフェルール
を用いて光ファイバ敷設工事現場で光ファイバ接続工事
を行う際には、従来と同様に、内蔵光ファイバ4を備え
た円筒部材1の大径穴部2cから、挿入端が内蔵光ファ
イバ4とほぼ同径で且つ基部側が円筒部材1の大径穴部
2cとほぼ近似径の接続用の光ファイバ6を挿入し、屈
折率整合材7によって内蔵光ファイバ4との突合わせ位
置で固定保持することにより行われる。
を用いて光ファイバ敷設工事現場で光ファイバ接続工事
を行う際には、従来と同様に、内蔵光ファイバ4を備え
た円筒部材1の大径穴部2cから、挿入端が内蔵光ファ
イバ4とほぼ同径で且つ基部側が円筒部材1の大径穴部
2cとほぼ近似径の接続用の光ファイバ6を挿入し、屈
折率整合材7によって内蔵光ファイバ4との突合わせ位
置で固定保持することにより行われる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、キャピラ
リ内にあらかじめ内蔵された第1の光ファイバの端部
と、第1の光ファイバと接続すべき第2の光ファイバの
端部とをキャピラリの内部孔で互いに突き合わせてキャ
ピラリ内に充填した屈折率整合材により光学接続を行う
光ファイバコネクタフェルールにおいて、フェルール本
体の円筒部材は一端部に第1の光ファイバを挿入可能な
径の小径穴を有し他端部に第2の光ファイバの保護被膜
を挿入可能な径の第1の大径穴を有するとともに中間部
にキャピラリを挿入可能な径の内径部を有し、キャピラ
リには第1の光ファイバおよび第2の光ファイバを挿入
可能な径の第2の大径穴を有するとともにキャピラリの
周壁に内外周部を貫通する切欠き部が形成され且つ円筒
部材の第1の大径穴はキャピラリの外周側で切欠き部と
連通し、キャピラリは円筒部材の内径部で保持固定され
ていることにより、内蔵光ファイバを円筒部材の中心軸
上に高精度に保持固定することが可能となり、従来必要
であった内蔵光ファイバのコア中心を基準としたフェル
ール外径心出し切削加工を省くことができ、バッチプロ
セスによる製造が可能となるので、光ファイバコネクタ
フェルールの製造コストの大幅な低減が可能になるとい
う効果を有する。
リ内にあらかじめ内蔵された第1の光ファイバの端部
と、第1の光ファイバと接続すべき第2の光ファイバの
端部とをキャピラリの内部孔で互いに突き合わせてキャ
ピラリ内に充填した屈折率整合材により光学接続を行う
光ファイバコネクタフェルールにおいて、フェルール本
体の円筒部材は一端部に第1の光ファイバを挿入可能な
径の小径穴を有し他端部に第2の光ファイバの保護被膜
を挿入可能な径の第1の大径穴を有するとともに中間部
にキャピラリを挿入可能な径の内径部を有し、キャピラ
リには第1の光ファイバおよび第2の光ファイバを挿入
可能な径の第2の大径穴を有するとともにキャピラリの
周壁に内外周部を貫通する切欠き部が形成され且つ円筒
部材の第1の大径穴はキャピラリの外周側で切欠き部と
連通し、キャピラリは円筒部材の内径部で保持固定され
ていることにより、内蔵光ファイバを円筒部材の中心軸
上に高精度に保持固定することが可能となり、従来必要
であった内蔵光ファイバのコア中心を基準としたフェル
ール外径心出し切削加工を省くことができ、バッチプロ
セスによる製造が可能となるので、光ファイバコネクタ
フェルールの製造コストの大幅な低減が可能になるとい
う効果を有する。
【0036】また、円筒部材の外径を切削加工する必要
が無くなるため、フェルールとしての円筒部材にジルコ
ニア系セラミック等の難加工材料を用いることが可能と
なり、その結果、フェルールの曲げ破壊強度および表面
硬度が向上するので、フェルール整列用スリーブにジル
コニア系セラミック製のものを適用しても必要且つ十分
な着脱耐久性が得られるという効果を有する。
が無くなるため、フェルールとしての円筒部材にジルコ
ニア系セラミック等の難加工材料を用いることが可能と
なり、その結果、フェルールの曲げ破壊強度および表面
硬度が向上するので、フェルール整列用スリーブにジル
コニア系セラミック製のものを適用しても必要且つ十分
な着脱耐久性が得られるという効果を有する。
【0037】さらに、工事すべき光ファイバの端面を鏡
面カットした後、光ファイバコネクタフェルールに挿入
することによってフェルール本体に内蔵された短尺の光
ファイバとの屈折率整合および固定を同時に実施するこ
とが可能になるという効果を有する。
面カットした後、光ファイバコネクタフェルールに挿入
することによってフェルール本体に内蔵された短尺の光
ファイバとの屈折率整合および固定を同時に実施するこ
とが可能になるという効果を有する。
【図1】本発明の光ファイバコネクタフェルールの一実
施例を示す縦断面図である。
施例を示す縦断面図である。
【図2】従来の光ファイバコネクタフェルールの一例の
構造を示す縦断面図である。
構造を示す縦断面図である。
1,16 円筒部材 2,17 内部孔 2a 小径穴部 2b キャピラリ保持部 2c 大径穴部 3,18 キャピラリ 4,10 内蔵光ファイバ 5 切欠き部 6,11 光ファイバ 7,12 屈折率整合材 19 切欠き
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−307409(JP,A) 特開 昭64−72105(JP,A) 特開 昭52−119238(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】 キャピラリ内にあらかじめ内蔵された第
1の光ファイバの端部と、前記第1の光ファイバと接続
すべき第2の光ファイバの端部とを前記キャピラリの内
部孔で互いに突き合わせて前記キャピラリ内に充填した
屈折率整合材により光学接続を行う光ファイバコネクタ
フェルールにおいて、フェルール本体の円筒部材は一端
部に前記第1の光ファイバを挿入可能な径の小径穴を有
し他端部に前記第2の光ファイバの保護被膜を挿入可能
な径の第1の大径穴を有するとともに中間部に前記キャ
ピラリを挿入可能な径の内径部を有し、前記キャピラリ
には前記第1の光ファイバおよび前記第2の光ファイバ
を挿入可能な径の第2の大径穴を有するとともに前記キ
ャピラリの周壁に内外周部を貫通する切欠き部が形成さ
れ且つ前記円筒部材の前記第1の大径穴は前記キャピラ
リの外周側で前記切欠き部と連通し、前記キャピラリは
前記円筒部材の前記内径部で保持固定されていることを
特徴とする光ファイバコネクタフェルール。 - 【請求項2】 前記フェルール本体にあらかじめ内蔵さ
れた前記第1の光ファイバは短尺の光ファイバであり且
つ前記円筒部材の前記小径穴側の端部から前記キャピラ
リの前記切欠き部までの間に配置固定され、前記第1の
光ファイバの端部は前記切欠き部で前記第2の光ファイ
バの端部と互いに突き合わせて前記屈折率整合材で固定
されていることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ
コネクタフェルール。
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP7023064A JP2716390B2 (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | 光ファイバコネクタフェルール |
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Family Applications (1)
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