JPH11148860A - ブレ検出装置及びブレ補正カメラ - Google Patents

ブレ検出装置及びブレ補正カメラ

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JPH11148860A
JPH11148860A JP9316918A JP31691897A JPH11148860A JP H11148860 A JPH11148860 A JP H11148860A JP 9316918 A JP9316918 A JP 9316918A JP 31691897 A JP31691897 A JP 31691897A JP H11148860 A JPH11148860 A JP H11148860A
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Hiroyuki Tomita
博之 富田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 演算誤差が少なく、正確にブレを補正するこ
とができるブレ検出装置及びブレ補正カメラを提供する
ことである。 【解決手段】 ドリフト成分演算部330は、角速度セ
ンサ10の出力信号にドリフト成分がのっている間は、
そのドリフト値を演算して、演算結果を出力切替部36
0に出力する。差分演算部340は、角速度センサ10
の出力信号からドリフト値を減算する。平均演算部35
0は、ドリフトが収まってしばらくの間は、この減算後
の信号と角速度センサ10の出力信号とに基づいて、ブ
レ補正制御の基準値を演算する。その結果、ドリフトの
影響により、基準値に演算誤差が生ずるのを防止するこ
とができる。出力切替部360は、ドリフトが収まるま
では、ドリフト値を基準値として出力し、ドリフトが収
まってしばらくの間は、平均演算部350が演算した基
準値を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影装置などにお
ける手ブレなどによる振動を検出するブレ検出装置及び
ブレ補正カメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のブレ検出装置の利用
例として、スチルカメラなどの撮影装置や双眼鏡などの
光学装置に内蔵する例が提案されている。このような撮
影装置などは、カメラに生ずるブレをブレ検出装置が検
出し、撮影レンズの一部のレンズ(以下、ブレ補正レン
ズという)を光軸と直交する方向に、その検出信号に基
づいて移動している。そして、カメラが撮影時に振動す
ることにより生ずるブレを、ブレ補正レンズが補正して
いる。
【0003】従来のブレ補正を行う光学系の構造につい
ては、特開平4−76525号公報の第3図に開示され
ている。特開平4−76525号公報の防振手段を有す
るカメラは、光軸と直角方向の平面内で平行移動可能な
ブレ補正レンズと、このブレ補正レンズを保持する枠部
材と、この枠部材を保持する板部材と、この板部材に取
り付けられた4本のワイヤと、このワイヤを支持する本
体と、巻線コイル,ヨーク及び永久磁石からなり、ブレ
補正レンズを上下及び左右方向に駆動するアクチュエー
タと、発光素子と受光素子からなり、ブレ補正レンズの
位置を検出する位置検出装置などを備えている。
【0004】以下に、図7を参照して、従来のブレ補正
装置の動作について説明する。図7は、従来のブレ補正
装置のブロック線図である。角速度センサ10は、例え
ば、コリオリ力を検出するための圧電振動式角速度セン
サであり、カメラの振動をモニタするためのセンサであ
る。角速度センサ10の出力信号は、積分部40に入力
し、積分部40は、この出力信号を時間積分する。積分
部40は、角速度センサ10の出力信号をカメラのブレ
角度に変換した後に、ブレ補正レンズの目標駆動位置情
報に変換し出力する。サーボ回路100は、この目標駆
動位置情報に応じてブレ補正レンズを駆動するために、
目標駆動位置情報と現在のブレ補正レンズの位置情報と
の差を演算し、アクチュエータ110に信号を出力す
る。アクチュエータ110は、光軸と直交する面内にお
いて、この信号に基づいてブレ補正レンズを駆動する。
位置検出装置120は、ブレ補正レンズの動きをモニタ
して、サーボ回路100にフィードバックする。
【0005】従来のブレ補正装置は、角速度センサ10
の出力信号を積分部40が一度積分し、角変位情報に変
換してから処理している。このために、角速度センサ1
0の出力信号を積分部が時間積分するときに、ブレ補正
制御の基準値(オメガゼロ値)となる積分定数(以下、
基準値という)を決定する必要がある。例えば、特開平
4−211230号公報の第17図及び第18図は、こ
の基準値の演算方法を開示している。
【0006】特開平4−211230号公報が開示する
手振れ補正装置のブレセンサは、コリオリ力を検出する
角速度センサと、中央演算処理装置(CPU)とメモリ
とからなり、現時点から所定の時間前までの間にサンプ
リングした角速度センサの出力信号の平均値を移動平均
法により算出するドリフト成分検出部と、角速度センサ
の出力信号から平均値を減算することによりドリフト成
分を除去し、その減算値を出力する減算器とを備えてい
る。
【0007】角速度センサの出力信号は、ドリフト成分
検出部に10ms毎に入力し、0.5秒(10ms×5
0)毎に50個分の出力信号が入力する。そして、ドリ
フト成分検出部のメモリは、算出された50個分の平均
値(以下、平均1とする)を格納し、10秒(0.5秒
×20)経過後には、さらに20個分の平均1が入力す
る。その結果、スタートから10秒経過後には、100
0個分(50×20)の角速度センサの出力信号の平均
値を算出することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のブレ補
正装置は、一般に、カメラが静止した状態の角速度セン
サ10の出力信号(以下、オメガゼロという)を、この
出力信号を積分するときの積分定数として用いている。
しかし、カメラなどの撮影装置を手持ちで撮影するとき
には、カメラは、撮影者の手ブレにより通常振動してい
る。このような状況下では、角速度センサの静止時の出
力を直接測ることができないために、手ブレによる振動
がのった角速度センサの出力信号から、オメガゼロを演
算により求める必要がある。従来のブレ検出装置は、例
えば、特開平4−211230号公報の第18図に示す
ように、オメガゼロの演算に移動平均法などの平均演算
を用いていた。しかし、従来のブレ検出装置による移動
平均法には、以下のような問題点があった。
【0009】従来のブレ検出装置は、圧電振動式の角速
度センサを使用しており、この角速度センサは、電源を
投入してから出力が安定するまでに、ある程度の時間を
必要としていた。
【0010】図8は、角速度センサが静止した状態で電
源を投入したときの出力変動及び角速度センサの出力信
号の一例を示す図である。図8(A)は、時間=0のと
きに、角速度センサに電源を投入(通電を開始)したと
きの出力変動を示し、図8(B)は、手ブレ波形にドリ
フトがのったときの角速度センサの出力信号を示す図で
ある。図8(A)では、静止した状態で角速度センサが
出力する出力値(オメガゼロ)をゼロとしている。ま
た、図8(B)では、説明を簡単なものとするために、
手ブレ波形は、正弦波としている。図8(A)に示すよ
うに、電源投入後しばらくの間は、角速度センサが静止
しているにもかかわらず、出力値が変動しており、角速
度センサの電源投入直後に発生する出力変動は、起動時
ドリフトと呼ばれている。図8(A)では、起動時ドリ
フトの収まる時間は、時刻md である。図8(A)で
は、角速度センサは、静止状態にあるものと仮定してい
るが、実際には、図8(B)に示すように、角速度セン
サをカメラなどに搭載したときには、撮影者の手ブレに
よる振動の出力値が起動時ドリフトに加算する。
【0011】図9は、従来のブレ検出装置における移動
平均法による演算結果及び演算誤差を示す図である。図
9(A)は、角速度センサの出力信号及び移動平均法に
よる演算結果を示し、図9(B)は、移動平均法による
演算誤差と真のオメガゼロ値との演算誤差を示す図であ
る。図9(A)では、図8(A)と同様に、角速度セン
サの起動時ドリフトがなくなってからの出力値(オメガ
ゼロ)をゼロとしている。図9(B)に示すように、従
来の移動平均法は、角速度センサの起動時ドリフトも平
均化演算に使用するために、起動時ドリフトが収まった
以降も、なお演算誤差が大きくなったままになってい
る。その結果、演算誤差が許容値内になかなか収まって
いない。このために、角速度センサの起動時ドリフトの
影響が、オメガゼロの演算にかなり悪い影響を与えてい
る。
【0012】このように、起動時ドリフトがのったまま
の角速度センサの出力信号をオメガゼロの演算に使用す
ると、オメガゼロの演算結果に誤差を生じ、ブレ補正の
効果が低下したり、ブレが悪化してしまうという問題が
あった。また、ブレ補正の精度を上げるために、演算誤
差が許容値内に入るのを待っていると、シャッタチャン
スを逃してしまうという問題があった。
【0013】本発明の課題は、演算誤差が少なく、正確
にブレを補正することができるブレ検出装置及びブレ補
正カメラを提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下のような
解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容
易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付
して説明するが、これに限定するものではない。すなわ
ち、請求項1の発明は、ブレを検出し、ブレ検出信号
(ω(t))を出力(S400)するブレ検出部(1
0)と、前記ブレ検出信号に基づいて、このブレ検出信
号の基準値を演算(S6030,S6080,S612
0,S6140)し、少なくとも、第1(ωd (t))
及び第2の基準値(ω0 (t))を出力する基準値演算
部(30)と、前記第1又は第2の基準値を選択(S6
160,S6170)する基準値選択部(360)とを
含むことを特徴とするブレ検出装置である。
【0015】請求項2の発明は、請求項1に記載のブレ
検出装置において、前記基準値演算部は、前記ブレ検出
信号に含まれるドリフト成分(ωd (t))を演算(S
6030,S6080)し、このドリフト成分を第1の
基準値として出力する第1の基準値演算部(330)を
備えることを特徴とするブレ検出装置である。
【0016】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載のブレ検出装置において、前記基準値演算部は、
前記ドリフト成分(ωd (t))及び前記ブレ検出信号
(ω(t))に基づいて、第2の基準値(ω0 (t))
を演算(S6120)する第2の基準値演算部(35
0)を備えることを特徴とするブレ検出装置である。
【0017】請求項4の発明は、請求項3に記載のブレ
検出装置において、前記ブレ検出信号(ω(t))と前
記ドリフト成分(ωd (t))との差分(ω’(t))
を演算(S6040)する差分演算部(340)を備
え、前記第2の基準値演算部は、この差分と前記ブレ検
出信号とに基づいて、前記第2の基準値(ω0 (t))
を演算(S6120)することを特徴とするブレ検出装
置である。
【0018】請求項5の発明は、請求項4に記載のブレ
検出装置において、前記第1の基準値演算部は、前記ブ
レ検出信号に基づいて移動平均を演算(S6080)
し、前記第2の基準値演算部は、前記差分及び前記ブレ
検出信号に基づいて、移動平均を演算(S6120)す
ることを特徴とするブレ検出装置である。
【0019】請求項6の発明は、請求項5に記載のブレ
検出装置において、前記第1の基準値演算部が移動平均
を演算する際に必要とするデータ数をMとし、前記第2
の基準値演算部が移動平均を演算する際に必要とするデ
ータ数をNとしたときに、M<Nであることを特徴とす
るブレ検出装置である。
【0020】請求項7の発明は、請求項1から請求項6
までのいずれか1項に記載のブレ検出装置において、前
記基準値演算部は、第1及び第2の基準値を略同時に演
算することを特徴とするブレ検出装置である。
【0021】請求項8の発明は、請求項1から請求項7
までのいずれか1項に記載のブレ検出装置において、前
記基準値演算部は、前記ブレ検出部がブレを検出可能で
あるときに動作することを特徴とするブレ検出装置であ
る。
【0022】請求項9の発明は、請求項8に記載のブレ
検出装置において、前記ブレ検出部は、電源が供給され
ているときに、ブレを検出可能であることを特徴とする
ブレ検出装置である。
【0023】請求項10の発明は、請求項1から請求項
9までのいずれか1項に記載のブレ検出装置において、
前記ブレ検出部がブレ検出信号の出力を開始(S40
0)してからの経過時間(m)を計測する経過時間計測
部(90)を備え、前記基準値選択部は、前記経過時間
に応じて、前記第1又は第2の基準値を選択することを
特徴とするブレ検出装置である。
【0024】請求項11の発明は、請求項10に記載の
ブレ検出装置において、前記基準値選択部は、前記経過
時間が所定時間(md )に満たないときには、前記第1
の基準値を選択し、前記経過時間が所定時間(md )以
上であるときには、前記第2の基準値を選択することを
特徴とするブレ検出装置である。
【0025】請求項12の発明は、請求項11に記載の
ブレ検出装置において、前記所定時間は、前記ドリフト
成分が継続して出力する時間(md )以上であることを
特徴とするブレ検出装置である。
【0026】請求項13の発明は、請求項1から請求項
12までのいずれか1項に記載のブレ検出装置におい
て、前記ブレ検出部は、角速度を検出する角速度検出器
若しくは角加速度を検出する角加速度検出器又は加速度
を検出する加速度検出器であることを特徴とするブレ検
出装置である。
【0027】請求項14の発明は、請求項1から請求項
13までのいずれか1項に記載のブレ検出装置におい
て、前記ブレ検出信号を増幅する増幅部(20)を備
え、前記基準値演算部は、前記増幅部により増幅された
ブレ検出信号に基づいて、前記第1及び第2の基準値を
演算することを特徴とするブレ検出装置である。
【0028】請求項15の発明は、請求項1から請求項
14までのいずれか1項に記載のブレ検出装置と、ブレ
を補正するブレ補正光学系(60)と、前記ブレ補正光
学系を駆動する駆動部(50)と、前記ブレ検出装置か
らの前記第1又は第2の基準値に基づいて、前記駆動部
を駆動制御する制御部(50)とを含むことを特徴とす
るブレ補正カメラ(70,80)である。
【0029】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、図面を参
照して、本発明の第1実施形態について、さらに詳しく
説明する。まず、本発明の第1実施形態に係るブレ検出
装置が使用される一眼レフカメラについて説明し、この
ブレ検出装置の概要を説明する。図1は、本発明の第1
実施形態に係るブレ検出装置が搭載された一眼レフカメ
ラを示すブロック図である。
【0030】角速度センサ10は、カメラに印加する振
動を検出し、このカメラに作用するコリオリ力に比例す
る電圧値を出力するセンサである。角速度センサ10
は、2軸方向の角速度を検出するために、X軸まわりの
角速度を検出するピッチ角速度センサと、Y軸まわりの
角速度を検出するヨー角速度センサとからなる2つのセ
ンサを通常搭載している。図1では、1軸分の角速度セ
ンサについて図示することを省略している。角速度セン
サ10は、半押しタイマ90がON動作を維持し、電源
供給部130が電源を供給している間は、角速度の検出
が可能である。
【0031】角速度センサ10の出力信号が一定間隔で
サンプリングされると、不連続な時系列データω
(t1 ),ω(t2 ),ω(t3 ),・・・,ω
(tN ),・・・が計測される。ここで、ω(t)は、
角速度センサ10がある時刻で検出した角速度データで
ある。また、tのサフィックス1,2,3,・・・,
m,・・・は、時間が進むごとにインクリメントされる
カウント値であり、ある時刻tN とカウント値mとは単
位は違うが、これらは等価なものとして考えることがで
きる。
【0032】増幅部20は、角速度センサ10の出力信
号を増幅するものである。増幅部20は、角速度センサ
10からの出力電圧を増幅し、増幅した出力信号を、オ
メガゼロ演算部30と、駆動信号演算部45とに出力す
る。
【0033】オメガゼロ値演算部30は、増幅部20が
増幅したブレ検出信号に基づいて、角速度センサ10の
出力値であるブレ補正制御の基準値(オメガゼロ値)を
演算するものである。オメガゼロ値演算部30は、半押
しタイマ90が出力するカウンタ値に応じて、演算手法
を切り替えるとともに、演算した2種類のオメガゼロ値
のいずれか一方を選択する。オメガゼロ値演算部30
は、選択したオメガゼロ値を駆動信号演算部45に出力
する。オメガゼロ値演算部30は、角速度センサ10が
角速度の検出が可能なときに、演算を実行する。
【0034】図2は、本発明の第1実施形態に係るブレ
検出装置におけるオメガゼロ値演算部を示すブロック図
である。オメガゼロ値演算部30は、時間判定部310
と、演算切替部320と、ドリフト成分演算部330
と、差分演算部340と、平均演算部350と、出力切
替部360とからなる。
【0035】時間判定部310は、半押しタイマ90が
出力するカウント値(時間情報)に基づいて、オメガゼ
ロ値の演算手法を選択したり、演算したオメガゼロ値を
選択したりするための判定信号を出力するものである。
時間判定部310は、演算切替部320及び出力切替部
360に、この判定信号を出力する。
【0036】演算切替部320は、時間判定部310が
出力する判定信号に基づいて、ドリフト成分演算部33
0及び平均演算部350に、オメガゼロ値の演算手法の
切り替えを指示するものである。演算切替部320に
は、時間判定部310が出力する判定信号と、増幅部2
0が出力するブレ検出信号とが入力する。演算切替部3
20には、ドリフト成分演算部330と、平均演算部3
50とが接続されている。演算切替部320は、時間判
定部310が出力する判定信号に基づいて、ドリフト成
分演算部330及び平均演算部350の双方又は一方
に、ブレ検出信号を出力する。
【0037】ドリフト成分演算部330は、電源供給部
130が角速度センサ10に電源を供給したときに生ず
るドリフト成分(起動時ドリフト)を演算するものであ
る。ドリフト成分演算部330は、演算したドリフト成
分を差分演算部340及び出力切替部360に出力す
る。
【0038】差分演算部340は、ドリフト成分演算部
330が演算したドリフト成分とブレ検出信号との差分
を演算するものである。差分演算部340は、演算した
差分を平均演算部350に出力する。
【0039】平均演算部350は、差分演算部340が
出力する差分の平均値、演算切替部320が出力するブ
レ検出信号の平均値、又は、この差分とブレ検出信号の
平均値を演算するものである。平均演算部350は、演
算した平均値を出力切替部360に出力する。
【0040】出力切替部360は、時間判定部310が
出力する判定信号に基づいて、ドリフト成分演算部33
0が演算したドリフト成分又は平均演算部が演算した平
均値に切り替えて出力するものである。出力切替部36
0は、選択したドリフト成分又は平均値をオメガゼロ値
として、駆動信号演算部45に出力する。
【0041】図1に示す駆動信号演算部45は、増幅部
20が増幅したブレ検出信号から、出力切替部360が
出力するオメガゼロ値を減算し、積分演算するものであ
る。駆動信号演算部45は、積分演算により、角速度信
号を角変位信号に変換し、さらに、この角変位信号に応
じた信号に変換する。駆動信号演算部45は、この信号
を駆動部50に出力する。
【0042】駆動部50は、駆動信号演算部45からの
出力信号に基づいて、ブレ補正レンズ60を駆動するた
めの駆動信号を出力し、この駆動信号に基づいてブレ補
正レンズ60を駆動制御するものである。駆動部50
は、制御用のサーボ回路と、ブレ補正レンズ60を駆動
するアクチュエータと、ブレ補正レンズ60の駆動位置
を検出するための位置検出装置などを備えている。
【0043】ブレ補正レンズ60は、撮影光路を変更し
てブレを補正するレンズである。ブレ補正レンズ60
は、例えば、光軸I方向に対して略直交する方向(図中
矢印方向)に駆動するレンズである。ブレ補正レンズ6
0は、撮影装置の結像光学系に内蔵されている。ブレ補
正レンズ60は、駆動部50からの駆動信号に基づい
て、光軸Iと交差する方向に駆動し、撮影装置の結像光
学系の光軸を偏心してブレを補正する。
【0044】レンズ鏡筒80は、ブレ補正レンズ60を
含む撮影光学系を収納する。レンズ鏡筒80は、カメラ
ボディ70に着脱自在に取り付けられており、交換可能
である。
【0045】電源供給部130は、角速度センサ10に
電源を供給するためのものである。電源供給部130
は、半押しスイッチSW1のON動作と同時に角速度セ
ンサ10に電源を供給する。電源供給部130は、半押
しタイマ90がON状態にある間は、角速度センサ10
に電源を供給し続け、半押しタイマ90のOFF動作に
より、角速度センサ10への電源の供給を停止する。
【0046】半押しタイマ90は、半押しスイッチSW
1のON動作と同時にON動作するタイマである。半押
しタイマ90は、半押しスイッチSW1が押されている
間はON状態を維持し、半押しスイッチSW1がOFF
動作となってからも一定時間はON状態を維持する。半
押しタイマ90は、半押しスイッチSW1及び角速度セ
ンサ10がON動作してからの経過時間を計測し、その
経過時間に応じて増加するカウント値を、オメガゼロ値
演算部30の時間判定部310に出力する。
【0047】半押しスイッチSW1は、一連の撮影準備
動作を開始するためのスイッチである。半押しスイッチ
SW1は、図示しないレリーズボタンの半押し動作に連
動してON動作する。
【0048】全押しスイッチSW2は、カメラの露光動
作などの撮影動作を開始させるためのスイッチである。
全押しスイッチSW2は、レリーズボタンの全押し動作
に連動してON動作する。
【0049】つぎに、本発明の第1実施形態に係るブレ
検出装置の動作を説明する。図3は、本発明の第1実施
形態に係るブレ検出装置が使用される一眼レフカメラの
動作を説明するフローチャートである。図示しないカメ
ラボディの電源スイッチがON動作されることにより、
本フローがスタートする。
【0050】ステップ(以下、Sとする)100におい
て、半押しスイッチSW1がON動作しているか否かが
判断される。半押しスイッチSW1がON動作している
ときには、S200に進み、半押しスイッチSW1がO
N動作していないときには、半押しスイッチSW1がO
N動作されるまで繰り返し判断が続けられる。
【0051】S200において、半押しタイマ90がタ
イマリセットする。半押しスイッチSW1のON動作と
同時に、半押しタイマ90は、タイマの時間tをゼロに
リセットする。S200に進む時点において、半押しタ
イマ90が既に計測を開始しているときには、S200
を飛ばしS300に進む。
【0052】S300において、半押しタイマ90がO
N動作する。半押しスイッチSW1がON動作し、半押
しタイマ90がタイマリセットするのと同時に、半押し
タイマ90がON動作する。S300に進む時点におい
て、半押しタイマ90が既にON動作しているときに
は、半押しタイマ90は、ON動作を維持する。
【0053】S400において、角速度センサ10がO
N動作する。電源供給部130は、半押しタイマ90の
ON動作に同期して、角速度センサ10に電源を供給
し、角速度センサ10がON動作する。角速度センサ1
0は、カメラボディ70及びレンズ鏡筒80に生ずる振
動を検出し、ブレ検出信号を出力する。S400に進む
時点において、角速度センサ10が既にON動作してい
るときには、角速度センサ10は、ON動作を維持す
る。
【0054】S500において、半押しタイマ90がカ
ウントを開始する。半押しタイマ90は、半押しスイッ
チSW1のON動作と同時に、カウントを開始する。S
500に進む時点において、半押しタイマ90が既にカ
ウントを開始しているときには、半押しタイマ90は、
カウントを継続する。
【0055】S600において、オメガゼロ値演算部3
0は、オメガゼロ値(ドリフト成分又は平均値)の演算
を開始する。オメガゼロ値演算部30は、半押しタイマ
90のカウント値に応じて、増幅部20が増幅したブレ
検出信号に基づいて、オメガゼロ値の演算を開始する。
S600に進む時点において、オメガゼロ値演算部30
がオメガゼロ値の演算を既に開始しているときには、オ
メガゼロ値演算部30は、オメガゼロ値の演算を継続す
る。
【0056】S700において、ブレ補正レンズ60が
駆動を開始する。駆動部50は、駆動信号演算部45が
出力した駆動信号に基づいて、ブレ補正レンズ60を駆
動制御する。S700に進む時点において、ブレ補正レ
ンズ60が既に駆動しているときには、駆動部50は、
ブレ補正レンズ60の駆動を継続する。
【0057】S800において、半押しタイマ90がO
N動作しているか否かが判断される。半押しタイマ90
がON動作しているときには、S900に進み、半押し
タイマ90がON動作していないときには、S1100
に進む。
【0058】S900において、全押しスイッチSW2
がON動作しているか否かが判断される。全押しスイッ
チSW2がON動作しているときには、S1000に進
み、全押しスイッチSW2がON動作していないときに
は、S100に戻り、半押しスイッチSW1がON動作
しているか否かが判断される。
【0059】S1000において、撮影動作が行われ
る。図示しないシャッタ機構によりシャッタの開閉、フ
ィルム巻き上げ機構によるフィルムの巻き上げなどの一
連の撮影動作が行われ、一連の動作が終了される。
【0060】S1100において、オメガゼロ値演算部
30がオメガゼロ値(ドリフト成分又は平均値)の演算
を停止する。S1100に進む時点において、オメガゼ
ロ値演算部30がオメガゼロ値を演算しているときに
は、オメガゼロ値演算部30は、オメガゼロ値の演算を
全て停止する。
【0061】S1200において、角速度センサ10が
OFF動作する。S1100に進む時点において、電源
供給部130が角速度センサ10に電源を供給している
ときには、電源供給部130は、電源の供給を停止し
て、角速度センサ10がOFF動作する。
【0062】S1300において、半押しタイマ90が
計時をストップする。半押しタイマ90は、半押しスイ
ッチSW1のOFF動作と同時に計時を停止し、一連の
動作を終了する。
【0063】つぎに、本発明の第1実施形態に係るブレ
検出装置におけるオメガゼロ値演算部の動作を説明す
る。図4は、本発明の第1実施形態に係るブレ検出装置
におけるオメガゼロ値演算部の動作を説明するフローチ
ャートである。なお、以下の説明において、図3に示し
たフローチャートにおけるステップと同一のステップ
は、同一の番号を付して説明し、特に必要のないかぎり
説明を省略する。
【0064】S200において、半押しタイマ90がカ
ウントリセット(m=1)する。半押しタイマ90は、
カウント値をm=1にリセットする。ここで、mは、半
押しタイマ90がON動作してからの経過時間に応じ
て、その値が増加するカウンタ値(整数)である。
【0065】S6010において、カウントフラグがf
lag=0になる。半押しタイマ90のカウント値の大
きさを判定するカウントフラグが、flag=0にな
る。
【0066】S6020において、時間判定部310
は、カウント値mが判定レベルmNd以下であるか否かを
判断する。カウント値mが判定レベルmNd以下であると
きには、S6030に進み、カウント値mが判定レベル
Ndよりも大きいときには、S6060に進む。
【0067】S6030において、ドリフト成分演算部
330が数1の演算を開始する。時間判定部310は、
カウント値mが判定レベルmNd以下であると判定したと
きには、演算切替部320及び出力切替部360に判定
信号を出力する。演算切替部320は、この判定信号に
基づいて、ドリフト成分演算部330及び平均演算部3
50にブレ検出信号を出力する。ドリフト成分演算部3
30は、以下に示す数1によって、ドリフト値ωd (t
m )を演算する。
【0068】
【数1】
【0069】ここで、ωd (tm )は、演算により求め
た角速度センサ10のドリフト値である。数1は、角速
度センサ10の検出開始後(半押しタイマ90のカウン
ト開始後)、カウント値mが判定レベルmNd以下である
ときには、角速度センサ10がカウント値mまでに検出
した角速度データの全平均を演算する意味である。な
お、S6030に進む時点において、ドリフト成分演算
部330がドリフト値の演算を既に開始しているときに
は、ドリフト成分演算部330は、ドリフト値の演算を
継続する。
【0070】S6040において、差分演算部340が
数2の演算を開始する。差分演算部340は、以下に示
す数2によって、ブレ検出信号(角速度信号)とドリフ
ト成分との差分ω’(tm )を演算する。
【0071】
【数2】
【0072】数2は、増幅部20が出力する角速度デー
タω(tm )から、ドリフト成分演算部330が演算し
たドリフト値ωd (tm )を減算する意味である。その
結果、角速度センサ10の出力信号に含まれるドリフト
成分が、この出力信号から除去される。このために、カ
ウント値がさらに進んだときに、オメガゼロ値の演算誤
差を小さくすることができる。なお、S6040に進む
時点において、差分演算部340が差分の演算を既に開
始しているときには、差分演算部340は、差分の演算
を継続する。
【0073】S6050において、平均演算部350が
数3の演算を開始する。平均演算部350は、以下に示
す数3によって、オメガゼロ値ω0 (tm )を演算す
る。
【0074】
【数3】
【0075】数3は、カウント値mが判定レベルmNd
下であるときには、差分演算部340がカウント値mま
でに演算した差分ω’(t)の全データの平均値を演算
する意味である。なお、S6050に進む時点におい
て、平均演算部350がオメガゼロ値の演算を既に開始
しているときには、平均演算部350は、オメガゼロ値
の演算を継続する。
【0076】S6060において、時間判定部310
は、カウント値mが判定レベルmd 以下であるか否かを
判断する。カウント値mが判定レベルmd 以下(mNd
m≦md )であるときには、S6070に進み、カウン
ト値mが判定レベルmd よりも大きい(m>md )とき
には、S6090に進む。ここで、角速度センサ1のド
リフトが収まっているのに、数2に示す演算を実行し
て、オメガゼロの演算誤差が大きくなるのを防止するた
めに、判定レベルmd は、角速度センサ10のON動作
直後に発生する起動時ドリフトが継続する時間と略同等
又はそれ以上とすることが好ましい。このために、差分
演算部340は、角速度センサ10の起動時ドリフトが
収まらない間は、数2に示す演算を継続する。判定レベ
ルmd の値は、例えば、角速度センサ10の起動時ドリ
フトが継続する時間を実測し、このデータに基づいて決
定する。
【0077】S6070において、ドリフト成分演算部
330が数1の演算を停止する。時間判定部310は、
カウント値mが判定レベルmNdよりも大きく判定レベル
d以下であると判定したときには、演算切替部320
及び出力切替部360に判定信号を出力する。演算切替
部320は、この判定信号に基づいて、ドリフト成分演
算部330に演算手法の切り替えを指示し、ドリフト成
分演算部330は、数1の演算を停止する。S6070
に進む時点において、ドリフト成分演算部330が数1
の演算を既に停止しているときには、S6070を飛ば
してS6080に進む。
【0078】S6080において、ドリフト成分演算部
330が数4の演算を開始する。ドリフト成分演算部3
30は、演算手法を切り替えて、以下に示す数4によっ
て、ドリフト成分ωd (tm )を演算する。
【0079】
【数4】
【0080】数4は、カウント値mが判定レベルmNd
りも大きく、判定レベルmd よりも小さいとき(mNd
m<md )には、演算区間長をmNdとする移動平均を演
算する意味である。ここで、角速度センサ10の起動時
ドリフトは、約1秒程度継続することが知られている。
また、人間の手ブレによる周波数は、個人差はあるもの
の、約4Hz〜10Hz程度であることが知られてい
る。本発明の実施形態では、演算区間長は、ドリフト成
分の継続時間よりも短く、人間の手ブレ信号の1周期分
(手ブレの典型的な周波数を5Hzとしたときには、2
00msec)よりも長い時間になるように設定するこ
とが好ましい。その結果、ドリフト成分演算部330
は、数4に示す演算式によって、角速度センサ10の出
力信号からドリフト成分を効率的に抽出することができ
る。なお、S6080に進む時点において、ドリフト成
分演算部330がドリフト成分の演算を既に開始してい
るときには、ドリフト成分演算部330は、ドリフト成
分の演算を継続する。
【0081】S6090において、カウントフラグがf
lag=1になる。
【0082】S6100において、時間判定部310
は、カウント値mが判定レベル2md以下であるか否か
が判断される。カウント値mが判定レベル2md 以下
(md <m≦2md )であるときには、S6110に進
み、カウント値mが判定レベル2md よりも大きい(m
>2md )ときには、S6130に進む。
【0083】S6110において、差分演算部340が
数2の演算を停止し、平均演算部350が数3の演算を
停止し、ドリフト成分演算部330が数4の演算を停止
する。時間判定部310は、カウント値mが判定レベル
d よりも大きく判定レベル2md 以下であると判定し
たときには、演算切替部320及び出力切替部360に
判定信号を出力する。演算切替部320は、この判定信
号に基づいて、ドリフト成分演算部330へのブレ検出
信号の出力を停止する。S6110に進む時点におい
て、カウント値mは、角速度センサ1の起動時ドリフト
の継続時間に相当するカウント値md よりも大きく(m
>md )なっており、角速度センサ1の起動時ドリフト
は、既に収まっている。このために、ドリフト成分演算
部330は、角速度センサ10の出力信号からドリフト
成分を抽出する演算を継続する必要がなく、差分演算部
340、平均演算部350及びドリフト成分演算部33
0は、それぞれ数2、数3及び数4の演算を停止する。
【0084】S6120において、平均演算部350が
数5の演算を開始する。演算切替部320は、時間判定
部310が出力する判定信号に基づいて、平均演算部3
50にブレ検出信号を出力する。平均演算部350は、
以下に示す数5によって、オメガゼロ値ω0 (tm )を
演算する。
【0085】
【数5】
【0086】数5は、演算区間長md 内の角速度データ
について平均を演算する意味である。数5によって移動
平均を演算する際に必要とするデータ数md は、数4に
よって移動平均を演算する際に必要とするデータ数mNd
に比べて、多くなっている。数5は、従来の移動平均法
とは異なり、カウント値md 以前に検出した角速度デー
タについては、ドリフト成分を除去した角速度データ
ω’(t)を使用し、カウント値md 以降に検出した角
速度データについては、角速度センサ10の出力信号ω
(t)そのものを使用している。
【0087】従来の移動平均法は、角速度センサの起動
時ドリフトがのった信号を、オメガゼロの演算に使用し
ていた。このために、角速度センサのドリフトが収まっ
ても、オメガゼロの演算誤差が大きくなっており、この
演算誤差が許容値内になかなか収まらないという問題が
あった。しかし、本発明の実施形態は、数5に示すよう
に、角速度センサ10の起動時ドリフトが収まっていな
い間のデータについては、ドリフト成分を予め数1又は
数4により演算し、このドリフト成分をブレ検出信号か
ら数2により減算したデータを使用している。その結
果、従来の移動平均法に比べて、オメガゼロの演算精度
を格段に上げることができる。なお、S6120に進む
時点において、平均演算部350がオメガゼロ値の演算
を既に開始しているときには、平均演算部350は、オ
メガゼロ値の演算を継続する。
【0088】S6130において、平均演算部350が
数5の演算を停止する。時間判定部310は、カウント
値mが判定レベル2md よりも大きいと判定したときに
は、演算切替部320及び出力切替部360に判定信号
を出力する。演算切替部320は、平均演算部350に
演算手法の切り替えを指示し、平均演算部350は、数
5の演算を停止する。
【0089】S6140において、平均演算部350が
数6の演算を開始する。平均演算部350は、演算手法
を切り替えて、以下に示す数6によって、オメガゼロ値
ω0(tm )を演算する。
【0090】
【数6】
【0091】数6は、カウント値mが判定レベル2md
よりも大きい(m>2md )ときには、角速度センサ1
0が出力するブレ検出信号ω(t)について、演算区間
長md の移動平均を演算する意味である。数6によって
移動平均を演算する際に必要とするデータ数md は、数
4によって移動平均を演算する際に必要とするデータ数
Ndに比べて、多くなっている。カウント値mが判定レ
ベル2md よりも大きいときには、演算区間長md 内の
角速度データは、全て角速度センサ10の起動時ドリフ
トが収まってからのデータである。このために、平均演
算部350が平均を演算する前に、差分演算部340
は、数2に示すような角速度データの加工をする必要が
ない。
【0092】数6に示す移動平均において、演算区間長
d と角速度センサ1のドリフトの継続時間とを同一に
しているのは、移動平均の演算を容易にするためであ
る。また、角速度センサ10のドリフトの継続時間は、
人間の手ブレ波形の1周期分の時間に比べて長いため
に、オメガゼロの演算精度を上げることができるためで
ある。なお、S6140に進む時点において、平均演算
部350がオメガゼロ値の演算を既に開始しているとき
には、平均演算部350は、オメガゼロ値の演算を継続
する。
【0093】S6150において、カウントフラグがf
lag=1であるか否かが判断される。カウントフラグ
がflag=1であるときには、S6160に進み、カ
ウントフラグがflag=1ではないときには、S61
70に進む。
【0094】S6160において、出力切替部360が
オメガゼロ値ω0 (tm )を出力する。S6160に進
むときには、カウントフラグは、flag=1であり、
カウント値mは、判定レベルmd よりも大きい(m>m
d )。このために、角速度センサ10の起動時ドリフト
は、収まっている。出力切替部360は、時間判定部3
10が出力する判定信号に基づいて、平均演算部350
が数5又は数6により演算した平均値ω0 (tm )を演
算結果として出力する。
【0095】S6170において、出力切替部360が
ドリフト値ωd (tm )を出力する。S6170に進む
ときには、カウントフラグは、flag=0であり、カ
ウント値mは、判定レベルmd 以下(m≦md )であ
る。このために、角速度センサ10の起動時ドリフトが
収まっていない。出力切替部360は、時間判定部31
0が出力する判定信号に基づいて、ドリフト成分演算部
330が数1又は数4により演算したドリフト値ω
d (tm )を演算結果として出力する。
【0096】S6180において、カウンタ値mが1つ
進められる。
【0097】S6190において、半押しタイマ90が
ON動作しているか否かが判断される。半押しタイマ9
0がON動作しているときには、S400に戻り、半押
しタイマ90がON動作していないときには、演算を停
止して本フローチャートを終了する。
【0098】図5は、本発明の第1実施形態に係るブレ
検出装置における角速度センサの出力信号及びドリフト
成分を減算した後の角速度センサの出力信号を示す図で
ある。図5(A)は、数1又は数4により演算したドリ
フトωd (t)及びドリフトωd (t)がのっている手
ブレ波形ω(t)を示す図である。図5(B)は、手ブ
レ波形ω(t)からドリフトωd (t)を差し引いた波
形ω’(t)を示す図である。ここで、手ブレ波形は、
図8(B)及び図9(A)と同様に、正弦波としてい
る。
【0099】図5(B)に示すように、角速度センサ1
0の出力信号ω(t)からドリフトωd (t)を差し引
いた後の出力信号ω’(t)には、若干のうねりが残っ
ているが、差分演算部340がドリフト成分を効率的に
除去している。
【0100】図6は、本発明の第1実施形態に係るブレ
検出装置におけるオメガゼロ値の演算結果を示す図であ
る。図6(A)は、角速度センサの出力信号ω(t)及
び演算結果ωd (t),ω0 (t)を示す図である。図
6(B)は、演算結果ωd (t),ω0 (t)とオメガ
ゼロ真値との間の誤差を示す図である。図6(A)に示
すように、起動時ドリフトが収まる時刻tm に、時間t
が満たないときには、出力切替部360は、ドリフト成
分演算部330が数1又は数4により演算したドリフト
値ωd (t)をオメガゼロ値として出力する。一方、時
間tが、起動時ドリフトが収まる時刻tm 以降であると
きには、出力切替部360は、平均演算部350が数5
又は数6により演算した平均値をオメガゼロ値ω
0 (t)として出力する。
【0101】図6(B)に示すように、本発明の実施形
態では、演算したオメガゼロ値は、図9(B)に示す従
来の移動平均法により演算したオメガゼロ値に比べて、
誤差が非常に小さくなっている。また、従来の移動平均
法よりも早い時間に、演算誤差が許容値内に収まってい
る。
【0102】従来の移動平均法は、角速度センサの起動
時ドリフトを平均化演算に使用していた。このために、
図9(B)に示すように、起動時ドリフトの影響がオメ
ガゼロの演算結果にしばらく残っており、起動時ドリフ
トが収まっても、オメガゼロ値の演算誤差が大きいまま
になってしまうという問題があった。その結果、ブレ補
正の効果が低下したり、ブレ補正が悪化してしまうとい
う問題があった。また、ブレ補正の効果を上げようとす
るときには、角速度センサに電源を投入してから演算誤
差が許容値内に入るまでしばらく待つ必要があり、シャ
ッタチャンスを逃してしまうという問題があった。
【0103】本発明の第1実施形態に係るブレ検出装置
は、電源投入直後からカウント値mが判定レベルmd
下である間(m≦md )は、数1及び数4に示すよう
に、ドリフト成分演算部330が演算区間を短くしてド
リフト値ωd (tm )を演算している。このために、ブ
レ検出信号ω(t)が含むドリフト成分に近い信号を得
ることができる。
【0104】本発明の第1実施形態に係るブレ検出装置
は、角速度センサ10に起動時ドリフトが生じている間
(m≦md )は、そのドリフト値ωd (tm )を演算し
ている。差分演算部340は、角速度センサ10の出力
信号ω(t)からドリフト成分ωd (t)を取り除き、
平均演算部350は、減算後の信号ω’(t)に基づい
て、起動時ドリフトが収まった後(m>md )のオメガ
ゼロ値を演算している。このために、ドリフトの影響の
少ない減算後の信号ω’(tm )に基づいて、オメガゼ
ロ値を高精度に演算することができる。その結果、角速
度センサ10の起動時ドリフトの影響によって、オメガ
ゼロの演算誤差が増大するのを防止することができる。
このために、このブレ検出装置をブレ補正カメラに搭載
したときには、ブレを正確に補正することができる。ま
た、角速度センサ10に電源を投入した後の早い時間内
に、オメガゼロの演算誤差が小さくなるために、シャッ
タチャンスを逃してしまうことがない。
【0105】(第2実施形態)本発明の第2実施形態に
係るブレ検出装置は、第1実施形態の数1及び数3〜数
6までに示す演算式に代えて、これらをそれぞれ以下の
数7〜数11に示す漸化式に変形して、ドリフト値ωd
(tm )及びオメガゼロ値ω0 (tm )を演算する。
【0106】
【数7】
【0107】
【数8】
【0108】
【数9】
【0109】
【数10】
【0110】
【数11】
【0111】本発明の第2実施形態に係るブレ検出装置
は、第1実施形態の効果に加えて、以下に記載する効果
を有する。平均演算部350は、電源投入直後からカウ
ント値mが判定レベルmd 以下である間(m≦md
は、ドリフト成分演算部330及び差分演算部340の
演算動作と平行して(略同時に)、オメガゼロ値ω
0 (tm )を数8によって演算している。平均演算部3
50は、カウント値mが判定レベルmd よりも大きくな
り判定レベル2md 以下となったとき(md <m≦
d )に、数8による演算結果を利用して、数10によ
ってオメガゼロ値ω0 (tm )を演算することができ
る。その結果、過去の演算結果を利用して、演算速度を
上げることができる。
【0112】(他の実施形態)本発明は、以上説明した
実施形態に限定するものではなく、種々の変形や変更が
可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。 (1) オメガゼロ値演算部30及び駆動信号演算部4
5は、図1に示すように、別個の演算部としてもよい
が、例えば、ワンチップマイコンなどにこれらの演算部
を全て組み込んで一体化してもよい。また、オメガゼロ
値演算部30を構成する時間判定部310、演算切替部
320及びドリフト成分演算部330などの各演算部な
どは、ワンチップマイコンなどの中に全て組み込んでも
よいし、それぞれ別々にしてもよい。
【0113】(2) 平均演算部350は、数1及び数
4によって、ドリフト値ωd (tm )を演算している
が、演算手法はこれに限定するものではない。例えば、
移動平均や積算平均などの平均演算の他に、マイコンに
より演算するディジタルフィルタや最小自乗法などの演
算手法であってもよい。
【0114】(3) 平均演算部350は、数3、数5
及び数6によって、オメガゼロ値ω0(tm )を演算し
ているが、積算平均や移動平均に限らず、他の演算手法
であってもよい。
【0115】(4) 平均演算部350は、数1及び数
4〜数6に示す演算式によって、ドリフト値ω
d (tm )及びオメガゼロ値ω0 (tm )を演算すると
きには、図4に示すS6050の数3による演算を省略
してもよい。
【0116】(5) 本発明の実施形態は、角速度セン
サ10などの角速度検出器に限らず、角加速度センサ若
しくは加速度センサ又はその他のセンサについても本発
明を適用することができる。特に、加速度センサは、角
速度の生じない縦ブレ及び横ブレなどの平行ブレを検出
する際に利用できる。
【0117】(6) 本発明の実施形態は、一眼レフス
チルカメラにブレ検出装置を搭載した例を挙げて説明し
たが、レンズ鏡筒の交換が不可能なコンパクトカメラに
ついても本発明を適用することができる。また、ディジ
タルスチルカメラ、ビデオカメラなどの撮影装置や、双
眼鏡、望遠鏡などの光学装置などにも本発明を適用する
ことができる。
【0118】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、ブレ検出信号の基準値を複数演算して、いずれか
一方の基準値を選択するので、状況に適した基準値を複
数演算して、演算誤差の少ないほうの基準値を選択する
ことができる。また、選択した基準値に誤差が少ないた
めに、この基準値に基づいてブレを正確に補正すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るブレ検出装置が搭
載された一眼レフカメラを示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るブレ検出装置にお
けるオメガゼロ値演算部を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るブレ検出装置が使
用される一眼レフカメラの動作を説明するフローチャー
トである。
【図4】本発明の第1実施形態に係るブレ検出装置にお
けるオメガゼロ値演算部の動作を説明するフローチャー
トである。
【図5】本発明の第1実施形態に係るブレ検出装置にお
ける角速度センサの出力信号及びドリフト成分を減算し
た後の角速度センサの出力信号を示す図である。
【図6】本発明の第1実施形態に係るブレ検出装置にお
けるオメガゼロ値の演算結果を示す図である。
【図7】従来のブレ補正装置のブロック線図である。
【図8】角速度センサが静止した状態で電源を投入した
ときの出力変動及び角速度センサの出力信号の一例を示
す図である。
【図9】従来のブレ検出装置における移動平均法による
演算結果及び演算誤差を示す図である。
【符号の説明】
10 角速度センサ 20 増幅部 30 オメガゼロ値演算部 45 駆動信号演算部 50 駆動部 60 ブレ補正レンズ 70 カメラボディ 80 レンズ鏡筒 90 半押しタイマ 130 電源供給部 310 時間判定部 320 演算切替部 330 ドリフト成分演算部 340 差分演算部 350 平均演算部 360 出力切替部

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレを検出し、ブレ検出信号を出力する
    ブレ検出部と、 前記ブレ検出信号に基づいて、このブレ検出信号の基準
    値を演算し、少なくとも、第1及び第2の基準値を出力
    する基準値演算部と、 前記第1又は第2の基準値を選択する基準値選択部と、 を含むことを特徴とするブレ検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のブレ検出装置におい
    て、 前記基準値演算部は、前記ブレ検出信号に含まれるドリ
    フト成分を演算し、このドリフト成分を第1の基準値と
    して出力する第1の基準値演算部を備えること、 を特徴とするブレ検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のブレ検出
    装置において、 前記基準値演算部は、前記ドリフト成分及び前記ブレ検
    出信号に基づいて、第2の基準値を演算する第2の基準
    値演算部を備えること、 を特徴とするブレ検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のブレ検出装置におい
    て、 前記ブレ検出信号と前記ドリフト成分との差分を演算す
    る差分演算部を備え、 前記第2の基準値演算部は、この差分と前記ブレ検出信
    号とに基づいて、前記第2の基準値を演算すること、 を特徴とするブレ検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のブレ検出装置におい
    て、 前記第1の基準値演算部は、前記ブレ検出信号に基づい
    て移動平均を演算し、 前記第2の基準値演算部は、前記差分及び前記ブレ検出
    信号に基づいて、移動平均を演算すること、 を特徴とするブレ検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のブレ検出装置におい
    て、 前記第1の基準値演算部が移動平均を演算する際に必要
    とするデータ数をMとし、前記第2の基準値演算部が移
    動平均を演算する際に必要とするデータ数をNとしたと
    きに、M<Nであること、 を特徴とするブレ検出装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6までのいずれか1
    項に記載のブレ検出装置において、 前記基準値演算部は、第1及び第2の基準値を略同時に
    演算すること、 を特徴とするブレ検出装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項7までのいずれか1
    項に記載のブレ検出装置において、 前記基準値演算部は、前記ブレ検出部がブレを検出可能
    であるときに動作すること、 を特徴とするブレ検出装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のブレ検出装置におい
    て、 前記ブレ検出部は、電源が供給されているときに、ブレ
    を検出可能であること、 を特徴とするブレ検出装置。
  10. 【請求項10】 請求項1から請求項9までのいずれか
    1項に記載のブレ検出装置において、 前記ブレ検出部がブレ検出信号の出力を開始してからの
    経過時間を計測する経過時間計測部を備え、 前記基準値選択部は、前記経過時間に応じて、前記第1
    又は第2の基準値を選択すること、 を特徴とするブレ検出装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のブレ検出装置にお
    いて、 前記基準値選択部は、 前記経過時間が所定時間に満たないときには、前記第1
    の基準値を選択し、 前記経過時間が所定時間以上であるときには、前記第2
    の基準値を選択すること、 を特徴とするブレ検出装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のブレ検出装置にお
    いて、 前記所定時間は、前記ドリフト成分が継続して出力する
    時間以上であること、 を特徴とするブレ検出装置。
  13. 【請求項13】 請求項1から請求項12までのいずれ
    か1項に記載のブレ検出装置において、 前記ブレ検出部は、角速度を検出する角速度検出器若し
    くは角加速度を検出する角加速度検出器又は加速度を検
    出する加速度検出器であること、 を特徴とするブレ検出装置。
  14. 【請求項14】 請求項1から請求項13までのいずれ
    か1項に記載のブレ検出装置において、 前記ブレ検出信号を増幅する増幅部を備え、 前記基準値演算部は、前記増幅部により増幅されたブレ
    検出信号に基づいて、前記第1及び第2の基準値を演算
    すること、 を特徴とするブレ検出装置。
  15. 【請求項15】 請求項1から請求項14までのいずれ
    か1項に記載のブレ検出装置と、 ブレを補正するブレ補正光学系と、 前記ブレ補正光学系を駆動する駆動部と、 前記ブレ検出装置からの前記第1又は第2の基準値に基
    づいて、前記駆動部を駆動制御する制御部と、 を含むことを特徴とするブレ補正カメラ。
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