JPH11231367A - ブレ検出装置及びブレ補正カメラ - Google Patents

ブレ検出装置及びブレ補正カメラ

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JPH11231367A
JPH11231367A JP10030742A JP3074298A JPH11231367A JP H11231367 A JPH11231367 A JP H11231367A JP 10030742 A JP10030742 A JP 10030742A JP 3074298 A JP3074298 A JP 3074298A JP H11231367 A JPH11231367 A JP H11231367A
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JP
Japan
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signal
unit
blur
angular velocity
shake
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JP10030742A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Tomita
博之 富田
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使い勝手がよく高精度にブレを検出すること
ができるブレ検出装置及びブレ補正カメラを提供する。 【解決手段】 画角変更判定部410は、増幅部20が
出力する角速度信号に基づいて、画角変更があったか否
かを判定する。経過時間測定部420は、画角変更判定
部410の画角変更終了の判定に基づいて、経過時間を
計測する。経過時間測定部420は、HPF25による
ドリフト量が十分小さくなる所定時間まで、経過時間を
計測する。処理信号選択部430は、画角変更を終了し
てから所定時間を経過したときには、HPF25を通過
した角速度信号を選択する。処理信号選択部430は、
画角変更を終了してから所定時間内では、HPF25を
通過しない角速度信号を選択する。その結果、撮影状況
に応じた最適な角速度信号を選択して、高精度にブレを
補正することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラなどの撮影
装置における手ブレなどによる振動を検出するブレ検出
装置及びブレ補正カメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来のブレ補正装置のブロック
線図である。角速度センサ100は、カメラに加わる振
動を検出するセンサであり、例えば、コリオリ力を検出
するための圧電振動式角速度センサである。積分部45
0は、角速度センサ100の出力信号を時間積分する。
積分部450は、角速度センサ100の出力信号をカメ
ラのブレ角度に変換した後に、ブレ補正レンズの目標駆
動位置情報に変換する。サーボ回路500は、この目標
駆動位置情報に応じてブレ補正レンズを駆動するため
に、現在におけるブレ補正レンズの位置情報と目標駆動
位置情報との差を演算し、アクチュエータ510に駆動
信号を出力する。アクチュエータ510は、この駆動信
号に基づいて、光軸と略直交する面内でブレ補正レンズ
を駆動する。位置検出装置520は、光学的な検出装置
によって、ブレ補正レンズの動きをモニタし、このブレ
補正レンズの動きをサーボ回路500にフィードバック
する。
【0003】特開平4−76525号公報の第3図は、
防振手段を有したカメラを開示している。このカメラ
は、光軸と直角方向の平面内で平行移動可能なブレ補正
レンズと、このブレ補正レンズを保持する枠部材と、こ
の枠部材を保持する板部材と、この板部材に取り付けら
れた4本のワイヤと、このワイヤを支持する本体と、巻
線コイル,ヨーク及び永久磁石からなり、ブレ補正レン
ズを上下及び左右方向に駆動するアクチュエータと、発
光素子と受光素子からなり、ブレ補正レンズの位置を検
出する位置検出装置などを備えている。
【0004】特開平4−211230号公報の第18図
は、角速度信号を積分するときに、その積分定数となる
基準値の演算方法を開示している。特開平4−2112
30号公報記載の手振れ補正装置は、コリオリ力を検出
する角速度センサと、中央演算処理装置(CPU)とメ
モリとからなり、現時点から所定の時間前までの間にサ
ンプリングした角速度センサの出力信号の平均値を移動
平均法により算出するドリフト成分検出部と、角速度セ
ンサの出力信号から平均値を減算することによりドリフ
ト成分を除去し、その減算値を出力する減算器とを備え
ている。このように、従来のブレ補正装置は、一般的
に、角速度センサの出力信号(ブレ信号)の移動平均に
よって、基準値を演算していた。
【0005】特開平6−197262号公報の第1図
は、防振装置のブロック図を開示している。この防振装
置は、周波数特性を変えることができて、角速度信号か
ら高域成分を通過するフィルタ回路と、このフィルタ回
路を通過した角速度信号を積分して角度信号を出力し、
この角度信号を時定数で変えることができる積分回路
と、角速度検出素子が出力する角速度信号を、フィルタ
回路及び積分回路を経由せずに角変位を検出する信号処
理手段とを備ている。この防振装置は、フィルタ回路及
び積分回路の特性を制御することで不要振動成分を除去
し、不要振動成分の除去が終了したら、これらの回路の
特性を通常モードに戻している。このために、パンニン
グなどの状況下で発生する不要振動成分を認識すること
ができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のブレ補正装置
は、一般的に、カメラが静止した状態における角速度セ
ンサ100の出力信号(以下、基準値という)を、この
出力信号を積分するときの積分定数としている。しか
し、カメラなどの撮影装置を手持ちで撮影するときに
は、カメラは、撮影者の意図しない手ブレにより振動し
ている。このような状況下では、振動センサの静止時の
出力を直接測ることができないために、手ブレによる振
動がのった角速度センサの出力信号から、基準値を演算
により求める必要がある。従来のブレ補正装置は、移動
平均法又はその他の低周波透過フィルタによって、基準
値を演算するのが一般的であった。
【0007】図7は、従来のブレ補正装置においてドリ
フトが発生していないときの角速度センサの出力及び基
準値の演算結果を示す図である。図7(A)は、角速度
センサの出力信号と、従来の移動平均法による基準値の
演算結果を示す図であり、図7(B)は、角速度センサ
の出力信号に対する基準値の演算結果と真の基準値との
誤差を示す図である。図7において、横軸は、時間
(秒)であり、縦軸は、角速度(deg/s)である。
【0008】図7は、手持ち撮影時に、撮影者の手ブレ
によってカメラが振動している状態での角速度センサの
出力信号を一例として示しており、手ブレの振動は、正
弦波と仮定し、角速度センサのドリフトは、発生してい
ないと仮定している。図7では、撮影者が意図的な画角
変更などをしていないと仮定しており、このような状況
は、人間が意図していない手ブレによる振動のみがカメ
ラに加わっているとき(以下、静止安定状態という)で
ある。図7(B)に示すように、従来の移動平均法は、
ドリフトが発生していない静止安定時では、許容値内に
演算結果が収まっており、良好な演算結果を示してい
る。
【0009】しかし、カメラなどの撮影装置やその他の
機器に、角速度センサを搭載して使用する状況下では、
角速度センサにドリフトが発生しない状況は考えにく
い。ここで、ドリフトとは、角速度センサが静止してい
るにもかかわらず、角速度センサの出力信号が時間とと
もに変化してしまう状況をいう。このようなドリフト
は、角速度センサの電源投入直後や、角速度センサ周り
の温度変化などによて発生する。
【0010】図8は、従来のブレ補正装置においてドリ
フトが発生しているときの角速度センサの出力及び基準
値の演算結果を示す図である。図8(A)は、角速度セ
ンサの出力信号と、従来の移動平均法による基準値の演
算結果を示す図であり、図8(B)は、角速度センサの
出力信号に対する基準値の演算結果と真の基準値との誤
差を示す図である。
【0011】図8は、図7と同様に、静止安定状態にお
ける角速度センサの出力信号を一例として示している
が、図7と異なり、角速度センサによるドリフトが発生
していると仮定している。図8では、手ブレの振動は、
正弦波と仮定し、角速度センサのドリフトは、時間に比
例するものと仮定している。このように、角速度センサ
にドリフトが発生しているときには、角速度センサの出
力は、手ブレによる振動がドリフト成分に加わった形と
なる。図8(B)に示すように、従来の移動平均法は、
角速度センサにドリフトが発生しているときには、演算
誤差にオフセットが生じて、許容値内に演算結果が収ま
っていない。また、時間に対する角速度センサのドリフ
トの傾きが大きい(角速度センサのドリフトが大きい)
ほど、このオフセット値も大きくなる。
【0012】このように、従来の移動平均法は、角速度
センサの出力信号がドリフト成分を含まないときには、
基準値を精度よく演算することができるが、角速度セン
サの出力信号がドリフト成分を含むときには、基準値の
演算精度が低下してしまうという問題があった。また、
基準値の演算誤差は、ドリフト量が大きいほど大きくな
ってしまうという問題があった。
【0013】このような問題を解決するために、ハイパ
スフィルタを通過した角速度センサの出力信号に基づい
て、基準値を演算する方法がある。角速度センサのドリ
フト成分は、通常、あまり高い周波数成分を含まず、概
ね1Hz以下の低い周波数成分が支配的である。一方、
人間の手ブレによる振動の周波数成分は、1Hz以上の
周波数成分が支配的である。このために、遮断周波数が
1Hz程度又はそれ以下のハイパスフィルタによって、
角速度センサの出力信号を通過させると、角速度センサ
のドリフト成分が除去されて、手ブレによる振動の信号
のみが効果的に取り出される。その結果、角速度センサ
にドリフトが生じていても、図7(A)に示すように、
ドリフトが発生していないときと同様に、角速度センサ
の出力信号を得ることができるために、基準値の演算精
度が上がって、ブレ補正の精度が向上する。しかし、角
速度センサの出力信号がハイパスフィルタを通過する
と、以下の問題が生じていた。
【0014】図9は、従来のブレ補正装置におけるハイ
パスフィルタの特性を一例として示す図である。図9
(A)は、ハイパスフィルタに入力するインパルス信号
を示す図である。図9(B)は、図9(A)に示すイン
パルス信号がハイパスフィルタを通過した後の出力(イ
ンパルス応答)を示す図である。ここで、aは、インパ
ルスのピーク値を示し、bは、インパルスの発生前後の
値を示す。
【0015】図9(B)に示すように、ハイパスフィル
タの出力信号は、インパルス発生前では、図9(A)と
同様にb値を維持しているが、インパルス発生後では、
b値よりも小さな値に出力信号が落ち込んでから、次第
にb値に近づいている。このインパルスが、角速度セン
サの出力信号であると仮定すると、ハイパスフィルタを
通過した後の角速度センサの出力信号には、ドリフトが
発生している。このドリフトは、角速度センサによるも
のではなく、ハイパスフィルタ回路又は演算によるもの
であり、インパルス発生前のb値に落ち着くまでに、あ
る程度の時間を要する。また、このようなドリフトは、
インパルス信号のみならず、ステップ入力などに対して
も発生する。
【0016】図10は、従来のブレ補正装置におけるハ
イパスフィルタを通過していない出力とハイパスフィル
タを通過した後の出力とを示す図である。図10(A)
は、ハイパスフィルタを通過していない出力を示し、図
10(B)は、ハイパスフィルタを通過した後の出力を
示す。なお、図10に示すように、静止安定状態におけ
る手ブレによる振動は、説明を容易なものとするため
に、正弦波としている。
【0017】図10(A)は、意図的な画角変更などを
撮影者が加えたときの角速度センサの出力の一例を示し
ている。図10に示すように、カメラは、静止安定状態
の後に、画角変更状態になって、その後再び静止安定状
態になっており、画角変更中の出力信号は、図9に示す
インパルス信号の波形に類似している。このために、ハ
イパスフィルタ通過後の出力信号には、画角変更などを
終了した後に、回路によるドリフトが生じてしまう。図
10(B)に示すように、ハイパスフィルタ通過後の出
力信号は、カメラが静止安定状態にあるにもかかわら
ず、信号値が徐々に増加してドリフトを発生している。
その結果、従来のブレ補正装置による基準値の演算方法
では、演算精度が上がらず、ブレ補正の精度を上げるこ
とができなかった。また、角速度の大きさにもよるが、
画角変更時では、一般に、画角変更後のハイパスフィル
タによるドリフトのほうが、角速度センサのドリフトよ
りも、ドリフト量が大きくなってしまうという問題があ
った。
【0018】このように、従来のブレ補正装置は、ドリ
フトなどの低周波の信号を含むと、基準値の演算精度が
上がらないという問題があった。この問題を解決するた
めに、従来のブレ補正装置は、角速度センサの出力段に
ハイパスフィルタを設けて、低周波のドリフト成分を取
り除いていた。しかし、角速度センサの出力信号がハイ
パスフィルタを通過すると、画角変更などの動きがカメ
ラに生じたときに、ハイパスフィルタの特性に起因する
ドリフトの影響を受けて、基準値の演算精度が上がらな
いという問題があった。
【0019】このために、精度よくブレを補正するため
には、撮影者は、画角変更をしないで同じ姿勢でカメラ
を構える必要があり、カメラの使い勝手が非常に悪くな
ってしまうという問題があった。また、画角変更などを
撮影者が撮影直前に行うと、ブレ補正が不可能になって
しまうだけではなく、ブレが却って悪化してしまうとい
う問題があった。
【0020】本発明の課題は、使い勝手がよく高精度に
ブレを検出することができるブレ検出装置及びブレ補正
カメラを提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下のような
解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容
易なものとするために、本発明の実施形態に対応する符
号を付して説明するが、これに限定するものではない。
すなわち、請求項1の発明は、ブレを検出し、ブレ検出
信号を出力するブレ検出部(10)と、前記ブレ検出信
号を処理し、少なくとも第1及び第2の処理信号を出力
する信号処理部(20,25)と、撮影状況を判定(S
2000)する判定部(410)と、前記判定部の判定
結果に応じて、前記第1又は前記第2の処理信号を選択
(S2700,S3900)する処理信号選択部(43
0)とを含むことを特徴とするブレ検出装置である。
【0022】請求項2の発明は、請求項1に記載のブレ
補正装置において、前記信号処理部は、前記ブレ検出信
号から所定の周波数成分を除去し、前記第1の処理信号
を出力するフィルタ部(25)を備えることを特徴とす
るブレ検出装置である。
【0023】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載のブレ補正装置において、前記信号処理部は、前
記ブレ検出信号を増幅し、前記第2の処理信号を出力す
る増幅部(20)を備え、前記フィルタ部は、前記増幅
部の出力信号から所定の周波数成分を除去し、前記第1
の処理信号を出力することを特徴とするブレ検出装置で
ある。
【0024】請求項4の発明は、請求項2又は請求項3
に記載のブレ検出装置において、前記フィルタ部は、前
記ブレ検出信号から低周波数成分を除去するハイパスフ
ィルタ(25)であることを特徴とするブレ検出装置で
ある。
【0025】請求項5の発明は、請求項1から請求項4
までのいずれか1項に記載のブレ検出装置において、前
記判定部は、前記ブレ検出部が移動状態にあるか静止状
態にあるかを判定(S2000)することを特徴とする
ブレ検出装置である。
【0026】請求項6の発明は、請求項5に記載のブレ
検出装置において、前記判定部は、前記ブレ検出部の移
動状態の開始及び/又は終了を検出することを特徴とす
るブレ検出装置である。
【0027】請求項7の発明は、請求項5又は請求項6
に記載のブレ検出装置において、前記処理信号選択部
は、前記ブレ検出部が移動状態であるときには、前記第
2の処理信号を選択(S2700)することを特徴とす
るブレ検出装置である。
【0028】請求項8の発明は、請求項5から請求項7
までのいずれか1項に記載のブレ検出装置において、前
記処理信号選択部は、前記ブレ検出部の動作開始後、移
動状態になるまでは、前記第1の処理信号を選択(S3
900)することを特徴とするブレ検出装置である。
【0029】請求項9の発明は、請求項1から請求項8
までのいずれか1項に記載のブレ検出装置において、前
記ブレ検出部が移動状態を終了してからの経過時間を計
測(S3300)する経過時間計測部(420)を備
え、前記処理信号選択部は、前記経過時間計測部が計測
した経過時間が所定時間(Th)以内であるときには、
前記第2の処理信号を選択(S2700)することを特
徴とするブレ検出装置である。
【0030】請求項10の発明は、請求項1から請求項
9までのいずれか1項に記載のブレ検出装置において、
前記ブレ検出部が移動状態を終了してからの経過時間を
計測する経過時間計測部を備え、前記処理信号選択部
は、前記経過時間計測部が計測した経過時間が所定時間
を越えるときには、前記第1の処理信号を選択(S39
00)することを特徴とするブレ検出装置である。
【0031】請求項11の発明は、請求項9又は請求項
10に記載のブレ検出装置において、前記所定時間は、
前記信号処理部によるドリフト量が、前記ブレ検出部に
よるドリフト量よりも小さくなる時間であることを特徴
としているブレ検出装置である。
【0032】請求項12の発明は、請求項1から請求項
11までのいずれか1項に記載のブレ検出装置におい
て、前記処理信号選択部が選択した前記第1又は前記第
2の処理信号に基づいて、前記ブレ検出信号の基準値を
演算(S2700,S3900)する基準値演算部(3
0)を備えることを特徴とするブレ検出装置である。
【0033】請求項13の発明は、請求項1から請求項
12までのいずれか1項に記載のブレ検出装置におい
て、前記ブレ検出部は、加速度を検出する加速度検出
器、角加速度を検出する角加速度検出器又は角速度を検
出する角速度検出器(10)であることを特徴とするブ
レ検出装置である。
【0034】請求項14の発明は、請求項1から請求項
13までのいずれか1項に記載のブレ検出装置におい
て、ブレを補正するブレ補正光学系(60)と、前記ブ
レ補正光学系を駆動する駆動部(50)と、前記ブレ検
出装置からの前記ブレ検出信号の基準値に基づいて、前
記駆動部を駆動制御する制御部(50)とを含むことを
特徴とするブレ補正カメラ(70,80)である。
【0035】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、図面を参
照して、本発明の第1実施形態について、さらに詳しく
説明する。まず、本発明の第1実施形態に係るブレ検出
装置を内蔵する一眼レフカメラについて説明し、このブ
レ検出装置の概要を説明する。図1は、本発明の第1実
施形態に係るブレ検出装置を内蔵する一眼レフカメラの
ブロック図である。
【0036】角速度センサ10は、カメラに印加する振
動を検出するセンサである。角速度センサ10は、カメ
ラに作用するコリオリ力を利用することで角速度値を検
出して、検出結果を電圧値(角速度信号)として出力す
る。角速度センサ10は、2軸方向の角速度を検出する
ために、X軸まわりの角速度を検出するピッチ角速度セ
ンサと、Y軸まわりの角速度を検出するヨー角速度セン
サとからなる2つのセンサを通常搭載している。図1
は、1軸分の角速度センサについて図示を省略してい
る。角速度センサ10は、半押しタイマ90がON動作
を維持し、電源供給部130が電源を供給している間
は、カメラに印加する振動を検出することができる。こ
こで、角速度センサ10の出力信号が、ある一定間隔で
サンプリングされると、以下の数1に示すように、不連
続な時系列データが計測される。
【0037】
【数1】
【0038】ここで、ω(t)は、ある時刻tで検出さ
れた角速度データであり、tのサフィックス1,2,・
・・,N,・・・は、時間が進むごとにインクリメント
されるカウンタ値である。その結果、ある時刻tN とカ
ウント値mとは、単位は違うが、これらは等価なものと
して考えることができる。以下では、この表記方法を用
いて説明する。
【0039】増幅部20は、角速度センサ10の出力電
圧値を増幅するものである。増幅部20は、角速度セン
サ10が出力する角速度信号を増幅処理して、増幅した
角速度信号を、ハイパスフィルタ(以下、HPFとい
う)25と、信号選択部40とに出力する。
【0040】HPF25は、増幅部20が増幅した角速
度信号から、低周波成分をカットするフィルタである。
HPF25は、角速度センサ10が出力する角速度信号
からドリフト成分を除去することを主な目的としてい
る。このドリフト成分の周波数成分は、通常、1Hz以
下の低い周波数が支配的であるが、人間の手ブレによる
振動の周波数成分は、1Hz以下の低い周波数をあまり
含んでいない。このために、HPF25は、このドリフ
ト成分を効果的に除去し、かつ、人間の手ブレの信号の
みを効率よく抽出するために、遮断周波数を1Hz程度
又は1Hz以下の値に設定することが好ましい。HPF
25は、低周波成分を除去する処理を行った角速度信号
を、信号選択部40に出力する。
【0041】信号選択部40は、カメラが画角変更など
の大きな動きをしているか否か、又は、そのような動き
があったか否かを判定し、この判定結果に基づいて、H
PF25を通過した信号、又は、HPF25を通過して
いない信号を選択するものである。カメラが静止安定状
態であるときには、角速度センサ10のドリフト成分を
HPF25で除去した後に基準値を演算したほうが、演
算精度を上げることができる。一方、画角変更などの大
きな動きがカメラに生じたときに、角速度センサ10の
出力信号(角速度信号)がHPF25を通過すると、H
PF25によるドリフトの影響を受けるために、演算精
度を上げることができない。また、HPF25によるド
リフトは、一般に、画角変更直後では、角速度センサ1
0のドリフトよりも大きくなってしまう。このために、
画角変更直後では、HPF25を通過していない角速度
信号に基づいて、基準値を演算したほうが演算精度を上
げることができる。信号選択部40は、カメラの移動状
態を判定し、この判定結果に基づいて、HPF25を通
過した角速度信号又はHPF25を通過していない角速
度信号を選択して、基準値演算部30又は駆動信号演算
部45に選択した角速度信号を出力する。
【0042】図2は、本発明の第1実施形態に係るブレ
検出装置における信号選択部を示すブロック図である。
信号選択部40は、図2に示すように、画角変更判定部
410と、経過時間測定部420と、処理信号選択部4
30とからなる。
【0043】画角変更判定部410は、画角変更などの
大きな動きがカメラに生じているか否か、又は、画角変
更などの大きな動きがあったか否かを判定するものであ
る。画角変更判定部410は、増幅部20が出力する角
速度信号に基づいて、画角変更などの大きな動きによっ
て角速度センサ10が移動状態にあるか、静止安定状態
にあるかを判定する。画角変更判定部410は、角速度
の分散値Vω(tm )を以下の数2によって演算する。
【0044】
【数2】
【0045】画角変更判定部410は、角速度の分散値
Vω(tm )が所定値以上であるときには、画角変更中
であると判定し、角速度の分散値Vω(tm )が所定値
未満であるときには、静止安定状態であると判定する。
画角変更判定部410は、画角変更などを撮影者が開始
したときには画角変更開始信号を、画角変更中であると
きには画角変更中信号を、画角変更などを撮影者が終了
したときには画角変更終了信号を、それぞれ発生する。
画角変更判定部410は、画角変更開始信号、画角変更
中信号及び画角変更開始信号を、経過時間測定部420
と処理信号選択部430とに出力する。
【0046】経過時間測定部420は、画角変更などを
撮影者が終了して、カメラが静止安定状態になってから
の経過時間を計測するものである。経過時間測定部42
0は、画角変更判定部410が出力する画角変更終了信
号を受信して、カメラが静止安定状態となった時に、時
間の計測を開始する。経過時間測定部420は、カメラ
が静止安定状態になった後に、画角変更開始信号を再度
受信しない限り、時間の計測を開始してから所定時間は
計測を継続する。経過時間判定部420は、時間の計測
を開始してから所定時間経過後に計測を終了して、処理
信号選択部430に計測終了信号を出力する。また、経
過時間測定部420は、時間の計測を開始しているとき
に、画角変更開始信号を受信した場合には、時間の計測
を直ちに終了する。なお、経過時間測定部420は、カ
メラが画角変更中のときには、時間の計測を停止した状
態を維持する。
【0047】図10に示すように、画角変更時のような
大きな信号がHPFに入力すると、画角変更直後にカメ
ラが静止安定状態になっていても、HPFの出力信号に
はドリフト成分がのってしまう。しかし、その後に、大
きな信号がHPFに入力しなければ、HPFのドリフト
量は、時間の経過とともに小さくなる。このために、撮
影者が画角変更を終了してからの時間を計測して、十分
な時間が経過した後は、HPFを通過した信号に基づい
て、基準値を演算することができる。経過時間判定部4
20は、撮影者が画角変更を終了してからの時間を計測
して、HPFによるドリフト量が十分に小さくなる時間
になったら計測を終了し、処理信号選択部430に計測
終了信号を出力する。
【0048】処理信号選択部430は、画角変更判定部
410が出力する画角変更開始信号又は経過時間測定部
420が出力する計測終了信号に基づいて、HPF25
を通過した信号又はHPF25を通過しない信号を選択
するものである。
【0049】図3は、本発明の第1実施形態に係るブレ
検出装置における処理信号選択部の動作を説明するため
の図である。図3に示すように、処理信号選択部430
は、角速度センサ10がON動作してから、画角変更開
始信号を最初に受信するまでは、カメラが静止安定状態
であるために、HPF25を通過した角速度信号を選択
する。処理信号選択部430は、画角変更開始信号を受
信してから画角変更終了信号を受信するまで(画角変更
中信号を受信している間)は、増幅部20が出力する角
速度信号であって、HPF25を通過しない角速度信号
を選択する。処理信号選択部430は、画角変更終了信
号を受信してカメラが静止安定状態となってから、計測
終了信号を受信するまで(経過時間測定部420が時間
計測中)は、増幅部20が出力する角速度信号であっ
て、HPF25を通過しない角速度信号を選択する。処
理信号選択部430は、撮影者が画角変更を終了して十
分時間が経過した後(計測終了信号を受信した後)で
は、画角変更開始信号を再度受信しない限り、HPF2
5を通過した角速度信号を選択する。
【0050】このように、処理信号選択部430は、カ
メラが画角変更状態ではなく静止安定状態であって、か
つ、経過時間計測部420が時間を計測していないとき
には、HPF25を通過した角速度信号を選択する。
【0051】図1に示す基準値演算部30は、信号選択
部40が選択した角速度信号に基づいて、駆動信号演算
部45が駆動信号を演算するために必要な基準値(ブレ
補正制御の基準値)を演算するものである。基準値演算
部30は、信号選択部40が選択したHPF25を通過
した信号又はHPF25を通過しない信号に基づいて、
以下の数3によって基準値を演算する。
【0052】
【数3】
【0053】ここで、ω0 (tm )は、時刻tm におけ
る基準値である。基準値ω0 (tm)は、時刻tm-K0+1
〜時刻tm までに、角速度センサ10が既に検出したK
0個の角速度データ(角速度値)の移動平均をとること
に相当する。基準値演算部30は、演算した基準値を駆
動信号演算部45に出力する。
【0054】駆動信号演算部45は、信号選択部40が
選択した角速度信号と、基準値演算部30が演算した基
準値とに基づいて、ブレ補正レンズ60を駆動するため
の駆動信号を演算するものである。駆動信号演算部45
は、角速度信号から基準値を減算して積分演算する。駆
動信号演算部45は、この積分演算により角速度信号を
角変位信号に変換し、さらに、この角変位信号に応じた
駆動信号に変換する。駆動信号演算部45は、以下の数
4によって駆動信号を演算して、この駆動信号を駆動部
50に出力する。
【0055】
【数4】
【0056】駆動部50は、駆動信号演算部45が出力
する駆動信号に基づいて、ブレ補正レンズ60を駆動制
御するものである。駆動部50は、制御用のサーボ回路
と、ブレ補正レンズ60を駆動するアクチュエータと、
ブレ補正レンズ60の駆動位置を検出するための位置検
出装置などを備えている。
【0057】ブレ補正レンズ60は、撮影光路を変更し
てブレを補正するレンズである。ブレ補正レンズ60
は、例えば、光軸I方向に対して略直交する平面内(図
中XY平面内)で駆動するレンズ又はレンズ群である。
ブレ補正レンズ60は、撮影装置の結像光学系に内蔵さ
れている。ブレ補正レンズ60は、駆動部50が出力す
る駆動信号に基づいて、光軸Iと略直交する方向に駆動
して、結像光学系の光軸Iを偏向する。写真などにおけ
る像のブレは、カメラに加わる手ブレなどの振動によっ
て、結像面(フィルム面)の像が露光中に動くことで発
生する。図1に示す一眼レフカメラは、角速度センサ1
0などの振動検出センサが、カメラに加わる振動を検出
するために、その振動による結像面の像の動きを知るこ
とができる。このために、結像面上の像の動きを止める
ように、ブレ補正レンズ60を駆動することによって、
像ブレを補正することができる。
【0058】レンズ鏡筒80は、ブレ補正レンズ60を
含む撮影光学系を収納する。レンズ鏡筒80は、カメラ
ボディ70に着脱自在に取り付けられており、交換可能
である。
【0059】電源供給部130は、角速度センサ10な
どに電源を供給するためのものである。電源供給部13
0は、半押しスイッチSW1のON動作と同時に角速度
センサ10に電源を供給する。電源供給部130は、半
押しタイマ90がON状態にある間は、角速度センサ1
0への電源の供給を続けるが、半押しタイマ90がOF
F動作すると、角速度センサ10への電源の供給を停止
する。
【0060】半押しタイマ90は、半押しスイッチSW
1のON動作と同時にON動作するタイマである。半押
しタイマ90は、半押しスイッチSW1を押している間
はON状態を維持し、半押しスイッチSW1がOFF動
作となってからも一定時間はON状態を維持する。
【0061】半押しスイッチSW1は、一連の撮影準備
動作を開始するためのスイッチである。半押しスイッチ
SW1は、図示しないレリーズボタンの半押し動作に連
動してON動作する。
【0062】全押しスイッチSW2は、カメラの露光動
作などの撮影動作を開始するためのスイッチである。全
押しスイッチSW2は、レリーズボタンの全押し動作に
連動してON動作する。
【0063】つぎに、本発明の第1実施形態に係るブレ
検出装置の動作を説明する。図4は、本発明の第1実施
形態に係るブレ検出装置を内蔵する一眼レフカメラの動
作を説明するためのフローチャートである。このフロー
は、図示しないカメラボディの電源スイッチ(メインス
イッチ)がON動作したときにスタートし、メインスイ
ッチがON動作を維持している間は継続し、メインスイ
ッチがOFF動作したときに終了する。
【0064】ステップ(以下、Sとする)100におい
て、半押しスイッチSW1がON動作しているか否かが
判断される。半押しスイッチSW1がON動作している
ときには、S200に進み、半押しスイッチSW1がO
N動作していないときには、S900に進む。
【0065】S200において、半押しタイマ90がO
FF動作しているか否かが判断される。半押しタイマ9
0がOFF動作しているときには、S300に進み、半
押しタイマ90がOFF動作していない(ON動作して
いる)ときには、S1000に進む。
【0066】S300において、半押しタイマ90がO
N動作する。S300に進むときには、半押しタイマ9
0がOFF動作の状態で、半押しスイッチSW1が初め
てON動作したときである。半押しスイッチSW1のO
N動作に同期して、半押しタイマ90もON動作する。
【0067】S400において、角速度センサ10がO
N動作する。電源供給部130は、半押しタイマ90の
ON動作に同期して、角速度センサ10に電源を供給
し、角速度センサ10がON動作する。角速度センサ1
0は、カメラボディ70及びレンズ鏡筒80に生じる振
動を検出し、角速度信号を出力する。
【0068】S500において、基準値演算部30は、
基準値の演算を開始する。基準値演算部30は、信号選
択部40が選択した角速度信号に基づいて、基準値の演
算を数3によって開始する。
【0069】S600において、ブレ補正レンズ60が
駆動を開始する。駆動部50は、駆動信号演算部45が
数4によって演算した駆動信号に基づいて、ブレ補正レ
ンズ60を駆動制御する。
【0070】S700において、全押しスイッチSW2
がON動作しているか否かが判断される。全押しスイッ
チSW2がON動作しているときには、S800に進
み、全押しスイッチSW2がON動作していないときに
は、S100に戻り、半押しスイッチSW1がON動作
しているか否かが判断される。
【0071】S800において、撮影動作が行われる。
図示しないシャッタ機構によりシャッタの開閉、フィル
ム巻き上げ機構によるフィルムの巻き上げなどの一連の
撮影動作が行われる。撮影終了後は、S100に戻る。
【0072】S900において、半押しタイマ90がO
N動作しているか否かが判断される。半押しタイマ90
がON動作しているときには、S1000に進み、半押
しタイマ90がON動作していないときには、S130
0に進む。
【0073】S1000において、角速度センサ10が
ON動作を継続する。半押しタイマ90がON動作して
いる間は、電源供給部130は、角速度センサ10に電
源を供給している。角速度センサ10は、振動の検出が
可能な状態にあり、振動の検出を継続する。
【0074】S1100において、基準値演算部30
は、基準値の演算を継続する。基準値演算部30は、角
速度センサ10がON動作している間は、基準値の演算
を継続する。
【0075】S1200において、ブレ補正レンズ60
が駆動を継続する。
【0076】S1300において、ブレ補正レンズ60
の駆動が停止される。S1300に進む時点において、
ブレ補正レンズ60が駆動しているときには、駆動部5
0は、ブレ補正レンズ60の駆動を停止する。S130
0に進む時点において、ブレ補正レンズ60の駆動を停
止しているときには、S1300を飛ばしてS1400
に進む。
【0077】S1400において、基準値演算部30
は、基準値の演算を停止する。S1400に進む時点に
おいて、基準値演算部30が基準値を演算しているとき
には、演算を停止する。S1400に進む時点におい
て、基準値演算部30が基準値の演算を既に停止してい
るときには、S1400を飛ばしてS1500に進む。
【0078】S1500において、角速度センサ10が
OFF動作する。S1500に進む時点において、電源
供給部130が角速度センサ10に電源を供給している
ときには、電源の供給を停止し、角速度センサ10がO
FF動作して、S100に戻る。S1500に進む時点
において、角速度センサ10が既にOFF動作している
ときには、S1500を飛ばしてS100に戻る。
【0079】つぎに、本発明の第1実施形態に係るブレ
検出装置における信号選択部の動作を中心として説明す
る。図5は、本発明の第1実施形態に係るブレ検出装置
における信号選択部の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【0080】S2000において、画角変更判定部41
0は、画角変更中であるか否かを判定する。画角変更判
定部410は、増幅部20が出力する角速度信号に基づ
いて、カメラが画角変更状態にあるか否かを数2によっ
て判定する。画角変更判定部410が、画角変更中であ
ると判定したときには、S2100に進み、画角変更中
ではないと判定したときには、S3100に進む。
【0081】S2100において、画角変更フラグ(以
下、flagという)が1であるか否かが判定される。
ここで、flagは、画角変更中であるか否かを示すた
めのものである。画角変更判定部410は、カメラが画
角変更状態であるときには、flag=1にセットし、
カメラが静止安定状態であるときには、flag=0に
セットする。処理信号選択部430が、flag=1で
あると判定したときには、S2700に進み、flag
=1ではないと判定したときには、S2200に進む。
【0082】S2200において、flagがゼロにセ
ットされる。S2200に進むときには、画角変更判定
部410は、S2000において、撮影者が画角変更を
開始したと判定しているために、flag=1にセット
する。
【0083】S2300において、カウントフラグ(以
下、cflagという)が1であるか否かが判定され
る。ここで、cflagは、経過時間計測部420が時
間の計測を開始しているか否かを示すためのものであ
る。経過時間計測部420は、カウントをしているとき
には、cflag=1にセットし、カウントをしていな
いときには、cflag=0にセットする。処理信号選
択部430が、cflag=1であると判定したときに
は、S2400に進み、cflag=1ではないと判定
したときには、S2700に進む。
【0084】S2400において、カウントがストップ
される。経過時間計測部420は、撮影者が画角変更を
終了してからの経過時間を計測するものであり、画角変
更中は、カウントを続ける必要はない。このために、経
過時間計測部420は、撮影者が画角変更を開始した時
点でカウントをストップする。S2400に進む時点に
おいて、経過時間計測部420がカウントが既にストッ
プしているときには、S2400を飛ばしてS2500
に進む。
【0085】S2500において、cflag=0にセ
ットされる。経過時間計測部420は、カウントをスト
ップしたために、cflag=0にセットする。
【0086】S2600において、カウントがリセット
(tc =0)される。経過時間計測部420は、カウン
ト値tc をリセットして、カウント値tc =0とする。
S2600に進む時点において、カウント値tc =0で
あるときには、S2600を飛ばしてS2700に進
む。
【0087】S2700において、基準値演算部30
は、HPF25を通過していない信号で基準値を演算す
る。処理信号選択部430は、HPF25を通過してい
ない角速度信号を選択し、基準値演算部30は、この角
速度信号に基づいて、数3によって基準値を演算する。
【0088】S2800において、駆動部50は、HP
F25を通過していない信号でブレ補正レンズ60を駆
動する。駆動信号演算部45は、HPFを通過していな
い角速度信号と、基準値演算部30が演算した基準値と
に基づいて、数4によって駆動信号を演算する。駆動部
50は、この駆動信号に基づいてブレ補正レンズ60を
駆動制御する。
【0089】S2900において、cflag=1であ
るか否かが判定される。信号処理部40が、cflag
=1であると判定したときには、S3000に進み、c
flag=1ではないと判定したときには、S700に
進む。
【0090】S3000において、カウントが進められ
る(tc =tc +1)。信号処理部40は、カウンタ値
c を一つ進める。
【0091】S3100において、flag=0である
か否かが判定される。処理信号選択部430が、fla
g=0であると判定したときには、S3800に進み、
flag=0ではないと判定したときには、S3200
に進む。
【0092】S3200において、flagがゼロにセ
ットされる。S3200に進むときには、画角変更判定
部410は、S2000において、撮影者が画角変更を
終了したと判定しているために、flag=0にセット
する。
【0093】S3300において、カウントがスタート
される。経過時間計測部420は、撮影者が画角変更を
終了してからの経過時間をカウントする。
【0094】S3400において、cflag=1にセ
ットされる。経過時間計測部420は、S3300にお
いて、カウントを開始したために、cflagを1にセ
ットする。
【0095】S3500において、カウント値tc が所
定値Thよりも大きいか否かが判定される。ここで、所
定値Thは、HPF25によるドリフト量が十分に小さ
くなるまでの時間を表している。所定値Thは、角速度
センサ10によるドリフト量よりも、HPF25による
ドリフト量の方が小さくなる時間が一つの目安になる。
所定値Thは、HPF25の次数、遮断周波数、画角変
更時における角速度信号の大きさ及び画角変更状態の継
続時間などによって変化する。HPF25の特性が決ま
っていて不変であるときには、画角変更時における角速
度信号の大きさ及び画角変更状態の継続時間に応じて、
所定値Thを可変して設定することができる。所定値T
hは、例えば、画角変更時における角速度信号の大きさ
及び画角変更状態の継続時間に対するフィルタのドリフ
トの様子と、角速度センサのドリフトの様子とを、事前
の実験などで比較して関数として求めておき、この関数
に応じて可変することができる。経過時間計測部420
が、所定値Thよりもカウント値tc が大きいと判定し
たときには、S3600に進み、カウント値tc が所定
値Th以下であると判定したときには、S2700に進
む。
【0096】S3600において、カウントがストップ
される。経過時間計測部420は、HPF25によるド
リフト量が十分に小さくなるまでの時間が経過したため
に、カウントをストップする。
【0097】S3700において、cflag=0にセ
ットされる。経過時間計測部420は、カウントをスト
ップしたために、cflag=0にセットする。
【0098】S3800において、cflag=0であ
るか否かが判定される。処理信号選択部430が、cf
lag=0であると判定したときには、画角変更を終了
してから十分時間が経過したか、角速度センサ10が振
動の検出を開始してから、画角変更が一切なかったこと
を意味するために、S3900に進む。処理信号選択部
430が、cflag=0ではないと判定したときに
は、画角変更を終了してから十分時間が経過していない
ことを意味するために、S3500に進む。
【0099】S3900において、基準値演算部30
は、HPF25を通過した信号で基準値を演算する。処
理信号選択部430は、HPF25を通過した角速度信
号を選択し、基準値演算部30は、この角速度信号に基
づいて、数3によって基準値を演算する。
【0100】S4000において、駆動部50は、HP
F25を通過した信号でブレ補正レンズ60を駆動す
る。駆動信号演算部45は、HPFを通過した角速度信
号と、基準値演算部30が演算した基準値とに基づい
て、数4によって駆動信号を演算し、駆動部50は、こ
の駆動信号に基づいて、ブレ補正レンズ60を駆動制御
する。
【0101】以上説明したように、本発明の第1実施形
態に係るブレ検出装置及びブレ補正カメラは、以下に記
載するような効果を有する。 (1) 処理信号選択部430は、カメラが静止安定状
態にあるときには、HPF25を通過した角速度信号を
選択している。また、処理信号選択部430は、カメラ
が画角変更状態にあるとき、及び、撮影者が画角変更を
終了してから所定時間内であるときには、直流成分を含
む角速度信号であって、HPF25を通過しない角速度
信号を選択している。このために、カメラが静止安定状
態、画角変更状態、画角変更終了後の所定時間内などの
それぞれの状況に応じて、基準値を演算する際に最も有
利な、ドリフト量の小さい角速度信号を選択することが
できる。その結果、どのような撮影状況であっても 基
準値の演算精度を上げることができるとともに、高精度
にブレを補正することができる。
【0102】(2) また、画角変更をしないで同じ姿
勢でカメラを構えていなくても、精度よくブレを補正す
ることができるとともに、撮影者が撮影直前に画角変更
などをしても、高精度にブレを補正することができる。
このために、使い勝手のよいブレ補正カメラを提供する
ことができる。
【0103】(他の実施形態)本発明は、以上説明した
実施形態に限定するものではなく、以下に記載するよう
に、種々の変形又は変更が可能であって、これらも本発
明の均等の範囲内である。 (1) 角速度センサ10は、角速度検出器に限定する
ものではなく、角加速度センサ、加速度センサ、変位セ
ンサ又はその他のセンサについても本発明を適用するこ
とができる。特に、加速度センサは、角速度の生じない
縦ブレ及び横ブレなどの平行ブレを検出する際に利用で
きる。
【0104】(2) HPF25は、マイコンによって
ディジタル的に演算するディジタルフィルタであっても
よく、アナログ回路を利用したアナログフィルタであっ
てもよい。
【0105】(3) 基準値演算部30、信号選択部4
0及び駆動信号演算部45は、図1に示すように、別個
の演算部としてもよいが、例えば、ワンチップマイコン
などにこれらの演算部を全て組み込んで一体化してもよ
い。HPF25がディジタルフィルタであるときには、
これらの演算部とともにHPF25を一体的に組み込む
こともできる。
【0106】(4) 基準値演算部30及び駆動信号演
算部45は、それぞれ数1及び数2によって、基準値及
び駆動信号を演算しているが、これらの演算式は一例で
あって、これらに限定するものではない。また、経過時
間測定部420は、カウンタ値tc と所定値Thとを比
較しているが、この所定値Thの設定方法は、一例であ
って、これに限定するものではない。
【0107】(5) 画角変更判定部410は、入力す
る信号がドリフト成分を含んでいても判定結果に影響が
ないために、増幅部20が増幅する角速度信号に基づい
て判定しているが、HPF25を通過した角速度信号に
基づいて判定してもよい。
【0108】(6) 処理信号選択部430は、画角変
更判定部410が出力する画角変更中信号に基づいて、
HPF25を通過していない角速度信号を選択している
が、画角変更判定部410は、画角変更中信号を発生し
なくてもよい。例えば、処理信号選択部430は、画角
変更開始信号を受信してから画角変更終了信号を受信す
るまでは、HPF25を通過していない角速度信号を選
択してもよい。
【0109】(7) 本発明の実施形態は、画角変更判
定部410によって画角変更を判定する場合を例に挙げ
て説明したが、この画角変更には、例えば、カメラの構
え直し、構えの変更、構図変更などの撮影状況なども含
まれる。また、AF駆動、ズーミング動作、シャッタス
ピードや絞り値などを設定するためのコマンドダイヤル
の操作、レリーズスイッチの操作などの撮影状況も含ま
れる。
【0110】(8) 本発明の実施形態は、HPF25
によるドリフトを例に挙げて説明したが、HPFに限定
するものではない。角速度センサ10が出力する角速度
信号から所定の周波数成分を除去するフィルタについて
も、本発明を適用することができる。例えば、ローパス
フィルタについてもドリフトが発生するために、本発明
を適用することができる。また、撮影者が画角変更を終
了してから所定時間までは、HPF25に入力する通路
をカットしてもよい。さらに、HPF25の回路が安定
するまでは、増幅部20が出力する角速度信号に基づい
て、基準値を演算することもできる。
【0111】(9) 本発明の実施形態は、画角変更中
も基準値を演算しているが、画角変更中は基準値を演算
せずに、角速度センサ10が検出した角速度データを基
準値としてもよい。この場合には、ブレ補正レンズ60
が定位置で制御されることと等価になる。
【0112】(10) 本発明の実施形態は、一眼レフ
のスチルカメラにブレ検出装置を搭載した例を挙げて説
明したが、レンズ鏡筒の交換が不可能なコンパクトカメ
ラについても本発明を適用することができる。また、デ
ィジタルスチルカメラ、ビデオカメラなどの撮影装置
や、双眼鏡、望遠鏡などの光学装置などにも本発明を適
用することができる。
【0113】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、撮影状況を判定する判定部の判定結果に応じて、
信号処理部が処理した第1又は第2の処理信号を、信号
選択部が選択しているので、撮影状況に応じて、最適な
処理信号を選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るブレ検出装置を内
蔵する一眼レフカメラのブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るブレ検出装置にお
ける信号選択部を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るブレ検出装置にお
ける処理信号選択部の動作を説明するための図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係るブレ検出装置を内
蔵する一眼レフカメラの動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図5】本発明の第1実施形態に係るブレ検出装置にお
ける信号選択部の動作を説明するためのフローチャート
である。
【図6】従来のブレ補正装置のブロック線図である。
【図7】従来のブレ補正装置においてドリフトが発生し
ていないときの角速度センサの出力及び基準値の演算結
果を示す図である。
【図8】従来のブレ補正装置においてドリフトが発生し
ているときの角速度センサの出力及び基準値の演算結果
を示す図である。
【図9】従来のブレ補正装置におけるハイパスフィルタ
の特性を一例として示す図である。
【図10】従来のブレ補正装置におけるハイパスフィル
タを通過していない出力とハイパスフィルタを通過した
後の出力とを示す図である。
【符号の説明】
10 角速度センサ 20 増幅部 25 ハイパスフィルタ(HPF) 30 基準値演算部 40 信号選択部 45 駆動信号演算部 50 駆動部 60 ブレ補正レンズ 70 カメラボディ 80 レンズ鏡筒 410 画角変更判定部 420 経過時間計測部 430 処理信号選択部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレを検出し、ブレ検出信号を出力する
    ブレ検出部と、 前記ブレ検出信号を処理し、少なくとも第1及び第2の
    処理信号を出力する信号処理部と、 撮影状況を判定する判定部と、 前記判定部の判定結果に応じて、前記第1又は前記第2
    の処理信号を選択する処理信号選択部と、 を含むことを特徴とするブレ検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のブレ補正装置におい
    て、 前記信号処理部は、前記ブレ検出信号から所定の周波数
    成分を除去し、前記第1の処理信号を出力するフィルタ
    部を備えること、 を特徴とするブレ検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のブレ補正
    装置において、 前記信号処理部は、前記ブレ検出信号を増幅し、前記第
    2の処理信号を出力する増幅部を備え、 前記フィルタ部は、前記増幅部の出力信号から所定の周
    波数成分を除去し、前記第1の処理信号を出力するこ
    と、 を特徴とするブレ検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載のブレ検出
    装置において、 前記フィルタ部は、前記ブレ検出信号から低周波数成分
    を除去するハイパスフィルタであること、 を特徴とするブレ検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4までのいずれか1
    項に記載のブレ検出装置において、 前記判定部は、前記ブレ検出部が移動状態にあるか静止
    状態にあるかを判定すること、 を特徴とするブレ検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のブレ検出装置におい
    て、 前記判定部は、前記ブレ検出部の移動状態の開始及び/
    又は終了を検出すること、 を特徴とするブレ検出装置。
  7. 【請求項7】 請求項5又は請求項6に記載のブレ検出
    装置において、 前記処理信号選択部は、前記ブレ検出部が移動状態であ
    るときには、前記第2の処理信号を選択すること、 を特徴とするブレ検出装置。
  8. 【請求項8】 請求項5から請求項7までのいずれか1
    項に記載のブレ検出装置において、 前記処理信号選択部は、前記ブレ検出部の動作開始後、
    移動状態になるまでは、前記第1の処理信号を選択する
    こと、 を特徴とするブレ検出装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項8までのいずれか1
    項に記載のブレ検出装置において、 前記ブレ検出部が移動状態を終了してからの経過時間を
    計測する経過時間計測部を備え、 前記処理信号選択部は、前記経過時間計測部が計測した
    経過時間が所定時間以内であるときには、前記第2の処
    理信号を選択すること、 を特徴とするブレ検出装置。
  10. 【請求項10】 請求項1から請求項9までのいずれか
    1項に記載のブレ検出装置において、 前記ブレ検出部が移動状態を終了してからの経過時間を
    計測する経過時間計測部を備え、 前記処理信号選択部は、前記経過時間計測部が計測した
    経過時間が所定時間を越えるときには、前記第1の処理
    信号を選択すること、 を特徴とするブレ検出装置。
  11. 【請求項11】 請求項9又は請求項10に記載のブレ
    検出装置において、 前記所定時間は、前記信号処理部によるドリフト量が、
    前記ブレ検出部によるドリフト量よりも小さくなる時間
    であること、 を特徴とするブレ検出装置。
  12. 【請求項12】 請求項1から請求項11までのいずれ
    か1項に記載のブレ検出装置において、 前記処理信号選択部が選択した前記第1又は前記第2の
    処理信号に基づいて、前記ブレ検出信号の基準値を演算
    する基準値演算部を備えること、 を特徴とするブレ検出装置。
  13. 【請求項13】 請求項1から請求項12までのいずれ
    か1項に記載のブレ検出装置において、 前記ブレ検出部は、加速度を検出する加速度検出器、角
    加速度を検出する角加速度検出器又は角速度を検出する
    角速度検出器であること、 を特徴とするブレ検出装置。
  14. 【請求項14】 請求項1から請求項13までのいずれ
    か1項に記載のブレ検出装置において、 ブレを補正するブレ補正光学系と、 前記ブレ補正光学系を駆動する駆動部と、 前記ブレ検出装置からの前記ブレ検出信号の基準値に基
    づいて、前記駆動部を駆動制御する制御部と、 を含むことを特徴とするブレ補正カメラ。
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