JPH10185679A - 振動検出装置 - Google Patents

振動検出装置

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JPH10185679A
JPH10185679A JP8345273A JP34527396A JPH10185679A JP H10185679 A JPH10185679 A JP H10185679A JP 8345273 A JP8345273 A JP 8345273A JP 34527396 A JP34527396 A JP 34527396A JP H10185679 A JPH10185679 A JP H10185679A
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JP
Japan
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vibration detection
unit
reference value
angular velocity
value
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Application number
JP8345273A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Tomita
博之 富田
Hideki Yamaguchi
秀樹 山口
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基準値であるオメガゼロの演算を精度良く行
うことができるとともに、オメガゼロを基準として正確
に算出された角変位信号を用いてブレ補正を高精度に行
うことができる振動検出装置を提供する。 【解決手段】 演算部は、角速度センサが出力する角速
度信号に基づいて、この出力信号の基準値(オメガゼ
ロ)を最小自乗法により演算する。最小自乗法では、ド
リフト成分に遅れることなく追従することができるため
に、オメガゼロ演算の誤差の絶対値を小さくすることが
できる。その結果、角速度センサの出力信号にドリフト
成分がのっていても、このオメガゼロを積分定数とし
て、角変位信号を正確に得ることができ、ブレ補正を高
精度に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラなどの撮影
装置における手ブレなどによる振動を検出する振動検出
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の振動検出装置の利用
例として、振動検出装置を内蔵したスチルカメラなどの
撮影装置が提案されている。このような撮影装置は、カ
メラの振動を振動検出装置が検出し、撮影レンズの一部
のレンズ(以下、ブレ補正レンズという)を光軸と直交
又は略直交する方向に、その検出信号に基づいて移動
し、撮影時にカメラが振動することにより生ずるブレを
補正している。
【0003】従来のブレ補正を行う光学系の構造につい
ては、特開平4−76525号公報の第3図に開示され
ている。特開平4−76525号公報の防振手段を有し
たカメラは、光軸と直角方向の平面内で平行移動可能な
ブレ補正レンズと、このブレ補正レンズを保持する枠部
材と、この枠部材を保持する板部材と、この板部材に取
り付けられた4本のワイヤと、このワイヤを支持する本
体と、巻線コイル,ヨーク及び永久磁石からなり、ブレ
補正レンズを上下及び左右方向に駆動するアクチュエー
タと、発光素子と受光素子からなり、ブレ補正レンズの
位置を検出する位置検出装置などを備えている。
【0004】以下に、図4を参照して、従来のブレ補正
装置の動作について説明する。図4は、従来のブレ補正
装置のブロック線図である。角速度センサ10は、例え
ば、コリオリ力を検出するための圧電振動式角速度セン
サであり、カメラの振動をモニタするためのセンサであ
る。角速度センサ10の出力は、積分部40に入力さ
れ、積分部40は、角速度センサ10の出力を時間積分
し、カメラのブレ角度に変換した後に、ブレ補正レンズ
の目標駆動位置情報に変換し出力する。サーボ回路10
0は、この目標駆動位置情報に応じてブレ補正レンズを
駆動するために、目標駆動位置情報とブレ補正レンズの
位置情報との差を演算し、アクチュエータ110に信号
を出力する。アクチュエータ110は、光軸と直交又は
略直交する面内において、この信号に基づいて、ブレ補
正レンズを駆動する。位置検出装置120は、ブレ補正
レンズの動きをモニタし、サーボ回路100にフィード
バックする。
【0005】従来のブレ補正装置では、角速度センサ1
0の出力を積分部40が時間積分するときに、制御の基
準値となる積分定数が必要となる。この積分定数の演算
方法に関しては、例えば、特開平4−211230号公
報の第17図及び第18図に開示されている。特開平4
−211230号公報に開示されている手振れ補正装置
のブレセンサは、コリオリ力を検出する角速度センサ
と、中央演算処理装置(CPU)とメモリとからなり、
現時点から所定の時間前までの間にサンプリングした角
速度センサの出力の平均値を算出するドリフト成分検出
部と、角速度センサの出力から平均値を減算することに
よりドリフト成分を除去し、その減算値を出力する減算
器とを備えている。
【0006】ドリフト成分検出部には、角速度センサの
出力が10ms毎に入力され、0.5秒(10ms×5
0)毎に50個分の出力が入力される。そして、ドリフ
ト成分検出部のメモリには、算出された50個分の平均
値(以下、平均1とする)が格納され、10秒(0.5
秒×20)経過後には、さらに20個分の平均1が入力
される。したがって、スタートから10秒経過後には、
1000個分(50×20)の角速度センサの出力の平
均値を算出することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のブレ補
正装置では、角速度センサの出力信号を一度積分し、角
変位情報に変換してから処理しているために、角速度セ
ンサの出力信号を積分するときに積分定数を決定する必
要がある。この積分定数は、カメラが静止した状態での
角速度センサの出力(以下、オメガゼロという)を用い
るのが一般的である。しかし、カメラなどの撮影装置を
手持ちで撮影するときには、カメラは、撮影者の手ブレ
により通常振動している。このような状況下では、振動
センサの静止時の出力を直接測ることができないため
に、手ブレにより振動がのった角速度センサの出力信号
から、オメガゼロを演算により求める必要がある。
【0008】以下に、図5及び図6を参照して、オメガ
ゼロの演算に成功した場合と失敗した場合とについて説
明する。図5は、従来の振動検出装置によるオメガゼロ
の演算に成功した例を示す図である。図6は、従来の振
動検出装置によるオメガゼロの演算に失敗した例を示す
図である。図5(A)及び図6(A)は、角速度センサ
が出力した角速度信号を示し、図5(B)及び図6
(B)は、角速度信号から求めた角変位信号を示したも
のである。なお、説明を簡単とするために、手ブレ波形
として正弦波が入力されたものとし、オメガゼロは、ゼ
ロとした。
【0009】図5(A)に示すように、角速度信号の振
幅の中心は、ゼロであり、オメガゼロがゼロの値に正確
に求められたとする。このオメガゼロを積分定数として
角速度信号の積分演算を行うと、図5(B)に示すよう
な角変位信号を求めることができる。このように、正確
に求めらたオメガゼロを積分定数として角速度信号を積
分すると、角変位信号を正確に算出することができる。
したがって、正確に算出された角変位信号を用いてブレ
補正レンズを制御すると、ブレ補正を高精度に行うこと
ができる。
【0010】一方、図6(A)においては、演算したオ
メガゼロがゼロの値に正確に求められておらず、オフセ
ット値がのっている。このような間違ったオメガゼロ値
を積分定数として積分演算すると、図6(B)に示すよ
うに、1次の傾き成分がのった角変位信号が算出され、
角変位信号を正確に算出することができない。このよう
な角変位信号を用いてブレ補正レンズを制御すると、ブ
レ補正レンズは、振動しながらドリフトし、ブレ補正を
高精度に行うことができないだけではなく、かえってブ
レを悪化させてしまう可能性がある。したがって、オメ
ガゼロの演算を精度良く行うことが、ブレ補正において
は重要な因子となる。
【0011】オメガゼロの演算を行う方法としては、先
に説明した特開平4−211230号公報の第17図及
び第18図に開示されている移動平均法が知られてい
る。しかし、この移動平均法では、以下のような問題が
あった。通常、角速度センサの出力は、角速度センサが
静止しているにもかかわらず、温度変化や電源投入直後
などの使用環境により、刻一刻と変化(以下、ドリフト
という)してしまうことが多い。角変位信号は、センサ
が静止しているときの出力をオメガゼロとして演算する
必要があるために、角速度センサの出力がドリフトして
いるときには、このドリフト信号を真のオメガゼロとし
て角変位信号を求める必要がある。
【0012】図7は、ドリフト成分がないときの移動平
均法による演算結果及び演算誤差を示す図である。図8
は、ドリフト成分があるときの移動平均法による演算結
果及び演算誤差を示す図である。図7(A)及び図8
(A)は、角速度センサの出力及び移動平均法による演
算結果を示し、図7(B)及び図8(B)は、移動平均
法による演算結果と真のオメガゼロ値との演算誤差を絶
対値として示したものである。なお、図7(A)及び図
8(A)において、ドリフト成分がないときの角速度セ
ンサの出力は零であり、角速度センサは、正弦波にて振
られているものと仮定する。
【0013】図7(A)では、角速度センサの出力は、
ゼロを中心とした正弦波の出力が得られているが、図8
(A)では、角速度センサの出力は、正弦波の出力に単
調増加のドリフト成分がのっている。図7(B)に示す
ように、ドリフト成分がのっていないときには、移動平
均法による演算誤差は、ゼロ付近に存在する。しかし、
図8(B)に示すように、ドリフト成分がのっていると
きには、移動平均がドリフト成分に対して遅れて追従し
てしまうために、正弦波の中心よりも若干ずれた演算結
果となってしまう。このために、移動平均法による演算
誤差は、一定の値付近に存在する。このように、ドリフ
ト成分がのった出力信号に移動平均法を適用すると、演
算結果は、オメガゼロ値とコンスタントにずれてしま
う。したがって、この演算結果をオメガゼロとすると、
前述の通りブレ補正を高精度に行うことができなくな
り、逆にブレを悪化させてしまうという問題があった。
【0014】本発明の課題は、基準値であるオメガゼロ
の演算を早期に精度良く行うことができるとともに、オ
メガゼロを基準として正確に算出された角変位信号を用
いてブレ補正を高精度に行うことができる振動検出装置
を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下のような
解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容
易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付
して説明するが、これに限定されるものではない。すな
わち、請求項1の発明は、振動を検出し、振動検出信号
(S530)を出力する振動検出部(10)と、前記振
動検出信号に基づいて、この振動検出信号の基準値を最
小自乗法により演算(S600)する演算部(30)と
を含むことを特徴とする。
【0016】請求項2の発明は、請求項1に記載の振動
検出装置において、前記演算部は、前記振動検出部が所
定時間内に出力した出力値の少なくとも一部と所定時間
経過後に出力された出力値とに基づいて、振動検出信号
の基準値を演算することを特徴としている。
【0017】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載の振動検出装置において、前記演算部は、前記振
動検出部が振動を検出している間に、前記振動検出信号
の基準値を演算することを特徴とする。
【0018】請求項4の発明は、請求項1から請求項3
までのいずれか1項に記載の振動検出装置において、前
記検出信号の基準値は、前記振動検出部が静止している
ときの出力値であることを特徴とする。
【0019】請求項5の発明は、請求項1から請求項4
までのいずれか1項に記載の振動検出装置において、ブ
レを補正するブレ補正部(60)と、前記ブレ補正部を
駆動する駆動部(50)と、ブレ補正制御の基準値であ
る前記振動検出信号の基準値に基づいて、前記駆動部を
駆動制御する制御部(50)とを含むことを特徴とす
る。
【0020】請求項6の発明は、請求項1から請求項5
までのいずれか1項に記載の振動検出装置において、前
記振動検出部の出力を増幅する増幅部(20)を備え、
前記演算部は、前記増幅部の出力値に基づいて、前記振
動検出信号の基準値を演算することを特徴とする。
【0021】請求項7の発明は、請求項1から請求項6
までのいずれか1項に記載の振動検出装置において、前
記振動検出部は、加速度を検出する加速度検出器である
ことを特徴とする。
【0022】請求項8の発明は、請求項1から請求項6
までのいずれか1項に記載の振動検出装置において、前
記振動検出部は、速度を検出する速度検出器であること
を特徴とする。
【0023】請求項9の発明は、請求項1から請求項8
までのいずれか1項に記載の振動検出装置において、前
記ブレ補正制御の基準値を演算するための初期値を設定
する設定部(30)を備え、前記演算部は、前記振動検
出信号の基準値と前記初期値とに基づいて、前記ブレ補
正制御の基準値を演算することを特徴とする。
【0024】請求項10の発明は、請求項9に記載の振
動検出装置において、前記ブレ補正制御の基準値ω
0 は、前記振動検出信号の基準値をAVとし、前記初期
値をSとし、重み関数をPとしたときに、ω0 =P・S
+(1−P)・AVであることを特徴とする。
【0025】請求項11の発明は、請求項10に記載の
振動検出装置において、前記重み関数Pは、前記演算部
が演算を開始してから時間が経過するとともに減少する
減少関数であることを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)以下、図面を参照して、本発明の第1
実施形態について、さらに詳しく説明する。まず、本発
明の第1実施形態に係る振動検出装置が使用される一眼
レフカメラについて説明し、この振動検出装置の概要を
説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る振動検
出装置が搭載された一眼レフカメラを示す概略断面図で
ある。
【0027】角速度センサ10は、カメラの振動を検出
し、このカメラに作用するコリオリ力に比例する電圧値
を出力するセンサである。角速度センサ10は、2軸方
向の角速度を検出するために、X軸まわりの角速度を検
出するピッチ角速度センサとY軸まわりの角速度を検出
するヨー角速度センサとからなる2つのセンサを通常搭
載している。図1において、1軸分の角速度センサにつ
いては図示することを省略している。角速度センサ10
は、後述する半押しタイマ90がON動作を維持してい
る間は、角速度の検出が可能であり、検出した振動検出
信号を後述する増幅部20へ出力している。
【0028】増幅部20は、角速度センサ10の出力値
を増幅するためのものである。増幅部20は、角速度セ
ンサ10からの出力電圧を増幅し、増幅した出力信号を
演算部30と積分部40へ出力している。
【0029】演算部30は、角速度センサ10が静止し
ているときの出力値であるオメガゼロ値(ブレ補正制御
の基準値)を、増幅部20からの出力値から最小自乗法
により演算するためのものである。演算部30は、演算
したオメガゼロを後述する積分部40へ出力している。
【0030】積分部40は、増幅部20の出力値から演
算部30の出力値を減算し、積分演算を行うものであ
る。積分部40は、積分演算を行うことにより、角速度
信号を角変位信号に変換する。
【0031】駆動部50は、積分部40からの角変位信
号に基づいて、後述するブレ補正レンズ60を駆動する
ための駆動信号を出力し、この駆動信号に基づいてブレ
補正レンズ60を駆動制御するためのものである。駆動
部50は、制御用のサーボ回路と、ブレ補正レンズ60
を駆動するアクチュエータと、ブレ補正レンズ60の駆
動位置を検出するための位置検出装置などを備えている
【0032】ブレ補正レンズ60は、光軸I方向に対し
て直交または略直交する方向(図中矢印方向)に駆動
し、ブレを補正するレンズである。ブレ補正レンズ60
は、撮影装置の結像光学系に内蔵されており、駆動部5
0からの駆動信号に基づいて、撮影装置の結像光学系の
光軸を偏心させてブレを補正する。
【0033】レンズ鏡筒80は、ブレ補正レンズ60を
含む撮影光学系を収納する。レンズ鏡筒80は、カメラ
ボディ70に着脱自在であり、交換可能である。
【0034】電源供給部130は、角速度センサ10に
電源を供給するための供給部である。電源供給部130
は、後述する半押しスイッチSW1のON動作と同時に
角速度センサ10に電源を供給する。電源供給部130
は、半押しタイマ90がON状態にある間は、角速度セ
ンサ10に電源を供給し続け、半押しタイマ90のOF
F動作により、角速度センサ10への電源の供給を停止
する。
【0035】半押しタイマ90は、半押しスイッチSW
1のON動作と同時にON動作するタイマである。半押
しタイマ90は、半押しスイッチSW1が押されている
間はON状態を維持し、半押しスイッチSW1がOFF
動作となってからも一定時間はON状態を維持する。
【0036】半押しスイッチSW1は、一連の撮影準備
動作を開始するためのスイッチである。半押しスイッチ
SW1は、図示しないレリーズボタンの半押し動作に連
動してON動作する。
【0037】全押しスイッチSW2は、カメラの露光動
作などの撮影動作を開始させるためのスイッチである。
全押しスイッチSW2は、レリーズボタンの全押し動作
に連動してON動作する。
【0038】つぎに、演算部の動作を中心にして、本発
明の第1実施形態に係る振動検出装置の動作を説明す
る。図2は、本発明の第1実施形態に係る振動検出装置
が使用される一眼レフカメラの動作を説明するフローチ
ャートである。図示しないカメラボディの電源スイッチ
がON動作されることにより、本フローがスタートす
る。なお、以下の説明において、特に断りのある場合を
除き、各ステップは、演算部30にて行われる。ステッ
プ(以下、Sとする)500において、半押しスイッチ
SW1がON動作しているか否かが判断される。半押し
スイッチSW1がON動作しているときには、S510
に進み、半押しスイッチSW1がON動作していないと
きには、半押しスイッチSW1がON動作されるまで繰
り返し判断が続けられる。
【0039】S510において、半押しタイマ90は、
タイマリセット(t=0)する。半押しスイッチSW1
のON動作と同時に、半押しタイマ90は、タイマの時
間tをゼロにリセットする。
【0040】S520において、半押しタイマ90は、
ON動作する。半押しスイッチSW1がON動作し、半
押しタイマ90がタイマリセットするのと同時に、半押
しタイマ90がON動作する。
【0041】S530において、角速度センサ10は、
ON動作する。電源供給部130は、半押しタイマ90
のON動作に同期して、角速度センサ10に電源を供給
し、角速度センサ10は、ON動作する。角速度センサ
10は、カメラボディ70及びレンズ鏡筒80に生じる
振動を検出し、振動検出信号を出力する。
【0042】S540において、経過時間tがt1 以下
であるか否かが判断される。半押しタイマ90のスター
トからの経過時間tが、時間の判定レベルt1 以下であ
るときには、S550に進み、経過時間tが、時間の判
定レベルt1 を越えるときには、S750に進む。な
お、以下のS550からS580までのフローでは、演
算部30は、ある時間tN までに得られた角速度センサ
10からの出力データを使用して、最小自乗法の演算を
行う。
【0043】S550において、演算部30は、経過時
間tの平均値E(t)N を演算する。演算部30は、平
均値E(t)N を以下の数1により求めS560に進
む。
【0044】
【数1】
【0045】ここで、Nは、サンプル数であり、t
N は、N回のサンプリングが行われたときの時刻(tN
(sec)=サンプリング時間(sec)×N)であ
る。
【0046】S560において、演算部30は、経過時
間tにおける角速度センサ10の出力値yの平均値E
(y)N を演算する。演算部30は、平均値E(y)N
を以下の数2により求め、S570に進む。
【0047】
【数2】
【0048】S570において、演算部30は、経過時
間tの分散値V(t)N を演算する。演算部30は、分
散値V(t)N を以下の数3により求めS580に進
む。
【0049】
【数3】
【0050】S580において、演算部30は、経過時
間tと角速度センサ10の出力yとの共分散値CoV
(t,y)N を演算する。演算部30は、共分散値Co
V(t,y)N を以下の数4により求め、S590に進
む。
【0051】
【数4】
【0052】S750において、演算部30は、有限区
間長における経過時間tの平均値E’(t)N を演算す
る。S540において、経過時間tが、時間の判定レベ
ルt1 を越えていると判断されたときには、演算部30
は、平均値E’(t)N を以下の数5に従って求め、S
760に進む。
【0053】
【数5】
【0054】ここで、K0は、ある演算区間内における
データの数(K0=演算区間長/サンプリングタイム)
である。
【0055】S760において、演算部30は、有限区
間長における経過時間tにおける角速度センサ10の出
力値yの平均値E’(y)N を演算する。演算部30
は、平均値E’(y)N を以下の数6により求め、S7
70に進む。
【0056】
【数6】
【0057】S770において、演算部30は、有限区
間長における経過時間tの分散値V’(t)N を演算す
る。演算部30は、分散値V’(t)N を以下の数7に
従って求め、S780に進む。
【0058】
【数7】
【0059】S780において、演算部30は、有限区
間長における経過時間tと角速度センサ10の出力yと
の共分散値CoV’(t,y)N を演算する。演算部3
0は、共分散値CoV’(t,y)N を以下の数8によ
り求め、S590に進む。
【0060】
【数8】
【0061】S590において、演算部30は、回帰係
数aN を演算する。演算部30は、以下の数9により回
帰係数aN を求め、S600に進む。
【0062】
【数9】
【0063】S600において、演算部30は、オメガ
ゼロωo(t)N を演算する。演算部30は、オメガゼ
ロωo(t)N を以下の数10に従って求め、S610
に進む。
【0064】
【数10】
【0065】ここで、STは、サンプリングタイムであ
る。積分部40は、増幅部20の出力値から演算部30
の出力値を減算し、角速度信号を角変位信号に積分演算
し変換する。駆動部50は、積分部40からの角変位信
号に基づいて駆動信号を出力し、ブレ補正レンズ60
は、この駆動信号に基づいて、撮影装置の結像光学系の
光軸を偏心させてブレを補正する。
【0066】S610において、半押しタイマ90がO
N動作しているか否かが判断される。半押しタイマ90
がON動作しているときには、S620に進み、半押し
タイマ90がON動作していないときには、S640に
進む。
【0067】S620において、全押しスイッチSW2
がON動作しているか否かが判断される。全押しスイッ
チSW2がON動作しているときには、S630に進
み、全押しスイッチSW2がON動作していないときに
は、S500に進み、半押しスイッチSW1がON動作
しているか否かが判断される。
【0068】S630において、撮影動作が行われる。
シャッタ機構によりシャッタの開閉、フィルム巻き上げ
機構によるフィルムの巻き上げなどの一連の撮影動作が
行われ、一連の動作が終了される。
【0069】S640において、演算部30は、オメガ
ゼロωo(t)N の演算を停止する。S610におい
て、半押しタイマ90がON動作していないと判断され
たときには、電源供給部130は、半押しタイマ90の
OFF動作に同期して、角速度センサ10への電源の供
給を停止する。その結果、角速度センサ10がOFF動
作し、一連の動作が終了される。
【0070】つぎに、本発明の第1実施形態に係る振動
検出装置による演算結果について説明する。図3は、ド
リフト成分があるときの最小自乗法による演算結果及び
演算誤差を示す図であり、図3(A)は、角速度センサ
の出力及び最小自乗法による演算結果を示し、図3
(B)は、最小自乗法による演算結果と真のオメガゼロ
値との演算誤差を絶対値として示したものである。な
お、図3(A)において、角速度センサは、正弦波にて
振られており、単調増加するドリフトがのっているもの
と仮定する。
【0071】図8(B)に示した従来の移動平均法によ
るオメガゼロ演算の誤差の絶対値と、図3(B)に示し
た最小自乗法によるオメガゼロ演算の誤差の絶対値とを
比較すると、最小自乗法では、従来の移動平均法に比べ
て、ドリフト成分に遅れることなく追従している。その
結果、最小自乗法によるオメガゼロ演算誤差は、従来の
移動平均法に比べて小さくなっている。したがって、本
発明の第1実施形態に係る振動検出装置の最小自乗法で
は、角速度センサの出力信号にドリフト成分がのってい
る状況下においても、従来の振動検出装置の移動平均法
に比べて、ブレ補正の精度を向上させることができる。
【0072】本発明の第1実施形態では、角速度センサ
の出力信号の基準値であるオメガゼロを最小自乗法によ
り演算している。このために、角速度センサの出力信号
にドリフト成分がのっていても、ドリフトの傾向を順々
に追うことができ、ドリフト成分に遅れることなく追従
することができる。したがって、ブレ補正制御の基準値
であるオメガゼロを正確に求めることができるために、
このオメガゼロを積分定数として角変位信号を正確に得
ることができ、ブレ補正レンズによりブレ補正を高精度
に行うことができる。
【0073】本発明の第1実施形態では、演算部30
は、時間の判定レベルt1 を経過した後は、S750か
らS780までのフローに従って演算をする。このS7
50からS780までのフローは、S550からS58
0までと同様の統計量を演算しているが、S550から
S580までが全データの情報を用いて演算するのに対
し、S750からS780までは、有限区間長(K0)
の情報のみを用いている。このために、S750からS
780までの演算式は、S550からS580までの演
算式とは異なる。本発明の第1実施形態では、例えば、
角速度センサ10がON動作してからその出力信号が比
較的安定するまでの時間を時間の判定レベルt1 とし、
1 を経過した後の有限区間長の情報のみを用いてオメ
ガゼロを正確に求めることができる。
【0074】(第2実施形態)以下、本発明の第2実施
形態について説明する。本発明の第2実施形態では、図
2に示すフローチャートのA部分における演算部30の
演算式が本発明の第1実施形態とは異なる。
【0075】S550において、演算部30は、経過時
間tの平均値E(t)N を以下の数11により求める。
【0076】
【数11】
【0077】S560において、演算部30は、経過時
間tにおける角速度センサ10の出力値yの平均値E
(y)N を以下の数12により求める。
【0078】
【数12】
【0079】S570において、演算部30は、経過時
間tの分散値V(t)N を以下の数13により求める。
【0080】
【数13】
【0081】S580において、演算部30は、経過時
間tと角速度センサ10の出力yとの共分散値CoV
(t,y)N を以下の数14により求める。
【0082】
【数14】
【0083】S750において、演算部30は、有限区
間長における経過時間tの平均値E’(t)N を以下の
数15に従って求める。
【0084】
【数15】
【0085】S760において、演算部30は、有限区
間長における経過時間tにおける角速度センサ10の出
力値yの平均値E’(y)N を、以下の数16に従って
求める。
【0086】
【数16】
【0087】S770において、演算部30は、有限区
間長における経過時間tの分散値V’(t)N を以下の
数17に従って求める。
【0088】
【数17】
【0089】S780において、演算部30は、有限区
間長における経過時間tと角速度センサ10の出力yと
の共分散値CoV’(t,y)N を、以下の数18に従
って求める。
【0090】
【数18】
【0091】本発明の第2実施形態では、各統計量(平
均値、分散値など)を算出する際に、前回のサンプリン
グ時に演算した統計量を用いる形式となっている。例え
ば、角速度センサON時(t=0s)からt=1sまで
の角速度平均値E(y)N が算出されているとする。こ
こで、E(y)N は、t=0からt=1sまでの角速度
平均値である。このとき、次のサンプリング時t=1.
001sにおける平均値E(y)N+1 は、E(y)N
ら、E(y)N の演算に用いたデータのうち最も古いデ
ータ(この例では、t=0における角速度値)を引き、
それに、t=1.001sでのデータを加えるという形
で算出している。したがって、演算区間内の全データに
て演算する形式の本発明の第1実施形態と比較すると、
本発明の第2実施形態のほうが、演算量を極端に少なく
することができ、演算の高速化が実現できる。また、演
算のために保持しておくデータの数も少なくすることが
できるため、演算部のメモリが少なくて良いという利点
もある。
【0092】(第3実施形態)本発明の第3実施形態に
おける演算部30は、以下の数19によりオメガゼロω
0 '(t)を算出する。
【0093】
【数19】
【0094】数19は、最小自乗法により演算されたオ
メガゼロω0 (t)と、演算部30に設けられた設定部に
より予め設定されたオメガゼロ初期推定値Magicと
を利用して、これらの重みづけ平均を演算する。そし
て、ブレ補正制御の基準値であるオメガゼロω0 '(t)が
算出される。ここで、関数p(τ;t)は、最小自乗法
により演算されたオメガゼロω0 (t)とオメガゼロ初期
推定値Magicとの採用比率を決める重みづけ関数で
ある。重みづけ関数p(τ;t)は、例えば、以下の数
20により表すことができる。
【0095】
【数20】
【0096】また、より簡単な式として以下の数21を
挙げることができる。
【0097】
【数21】
【0098】重みづけ関数p(τ;t)は、演算を開始
してから時間が経過するとともに減少する減少関数であ
る。このように、重みづけ関数p(τ;t)を設定する
ことにより、演算を開始してから初期の段階、すなわち
tが小さい段階では、オメガゼロ初期推定値Magic
に重みをおいてオメガゼロが演算される。演算を開始し
てから時間が経過するほど、すなわちtが大きくなる
と、積算平均値に重みをおいてオメガゼロが演算され
る。したがって、本発明の第3実施形態では、最小自乗
法による平均演算のためのデータのサンプリングが少な
くても、オメガゼロを高精度に演算することができる。
【0099】(他の実施形態)以上説明した実施形態に
限定されることはなく、種々の変形や変更が可能であっ
て、それらも本発明の均等の範囲内である。例えば、本
発明の実施形態に係る振動検出部は、角速度センサ10
に限らず、加速度センサやその他のセンサに関しても本
発明を適用することができる。例えば、角加速度センサ
を用いるときには、まず角加速度信号に対して最小自乗
法による演算がされ、この演算結果が積分されて角速度
信号に変換される。そして、本発明の実施形態において
説明した最小自乗法により、この角速度信号が演算さ
れ、この演算結果がさらに積分されて角変位信号に変換
される。また、ブレ検出装置の積分部40は、演算部3
0に内蔵してもよい。
【0100】本発明の実施形態では、図3に示すよう
に、一次のドリフト成分がのっている場合を例に挙げて
説明したが、これに限定されるものではない。例えば、
角速度センサ10の周囲の温度変化により生ずるドリフ
トを考慮するときには、1次の関数によりオメガゼロω
0 (t)N を演算し、電源投入直後に生ずるドリフトを考
慮するときには、2次又は3次の関数によりオメガゼロ
ω0 (t)N を演算してもよい。また、本発明の実施形態
では、一眼レフのスチルカメラに振動検出装置を搭載し
た例を挙げて説明したが、これに限らず、ビデオカメ
ラ、双眼鏡又は望遠鏡などに対しても本発明を適用する
ことができる。さらに、レンズ鏡筒の交換が不可能なコ
ンパクトカメラについても本発明を適用することができ
る。
【0101】本発明の実施形態における演算式は、S5
40からS600まで及びS750からS780までに
説明した式に限らず、演算部30の演算能力などによっ
て変形して使用することもできる。特に、本発明の第3
実施形態のように、最小自乗法だけではなく、他の演算
方法と組み合わせて使用することもできる。また、本発
明の第3実施形態における関数p(τ;t)は、tの減
少関数であれば任意の関数型にすることができる。さら
に、本発明の第3実施形態のようにω0’(t)の演算
だけではなく、回帰係数を求めるまでの各統計量(平
均、分散、共分散)に対して適用することもできる。
【0102】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、請求項1記
載の発明によれば、演算部は、振動検出信号に基づい
て、この振動検出信号の基準値を最小自乗法により演算
し、請求項6記載の発明によれば、演算部は、増幅部の
出力値に基づいて、振動検出信号の基準値を演算するの
で、振動検出信号を高精度に演算し、振動検出信号の基
準値を正確に得ることができる。
【0103】請求項2記載の発明によれば、演算部は、
振動検出部が所定時間内に出力した出力値の少なくとも
一部と所定時間経過後に出力された出力値とに基づい
て、振動検出信号の基準値を演算するので、リアルタイ
ムに検出した検出信号に基づいて、振動検出信号の基準
値を正確に得ることができるとともに、演算量の軽減と
演算時間の短縮化を図ることができる。
【0104】請求項3記載の発明によれば、演算部は、
振動検出部が振動を検出している間に、振動検出信号の
基準値を演算するので、振動検出信号の基準値をリアル
タイムで正確に演算することができる。
【0105】請求項4記載の発明によれば、振動検出信
号の基準値は、振動検出部が静止しているときの出力値
であるので、ブレ補正制御のための基準値を容易に求め
ることができる。
【0106】請求項5記載の発明によれば、制御部は、
ブレ補正制御の基準値である振動検出信号の基準値に基
づいて、ブレ補正部を駆動する駆動部を駆動制御するの
で、ブレ補正を高精度に行うことができる。
【0107】請求項7記載の発明によれば、振動検出部
は、加速度を検出する加速度検出器であるので、加速度
検出器の出力信号に基づいて、基準値を演算することが
できる。
【0108】請求項8記載の発明によれば、振動検出部
は、速度を検出する速度検出器であるので、速度検出器
の出力信号に基づいて、基準値を演算することができ
る。
【0109】請求項9記載の発明によれば、ブレ補正制
御の基準値を演算するための初期値を設定する設定部を
備え、演算部は、振動検出信号の基準値とこの初期値と
に基づいて、ブレ補正制御の基準値を演算するので、ブ
レ補正制御の基準値を演算開始直後から正確に求めるこ
とができる。
【0110】請求項10記載の発明によれば、振動検出
信号の基準値をAVとし、初期値をSとし、重み関数を
Pとしたときのブレ補正制御の基準値ω0 は、ω0 =P
・S+(1−P)・AVであるので、振動検出信号の基
準値と設定値とを適当に重みづけすることにより、ブレ
補正制御の基準値を精度良く求めることができる。
【0111】請求項11記載の発明によれば、重み関数
Pは、演算部が演算を開始してから時間が経過するとと
もに減少する減少関数であるので、演算を開始してから
初期の段階では設定値に重みをおき、演算開始から時間
を経過するほど振動検出信号の基準値に重みをおいてブ
レ補正制御の基準値の演算を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る振動検出装置が搭
載された一眼レフカメラを示す概略断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る振動検出装置が使
用される一眼レフカメラの動作を説明するフローチャー
トである。
【図3】ドリフト成分があるときの最小自乗法による演
算結果及び演算誤差を示す図であり、(A)は、角速度
センサの出力及び最小自乗法による演算結果を示し、
(B)は、最小自乗法による演算結果と真のオメガゼロ
値との演算誤差を絶対値として示したものである。
【図4】従来のブレ補正装置のブロック線図である。
【図5】従来の振動検出装置によるオメガゼロの演算に
成功した例を示す図であり、(A)は、角速度センサが
出力した角速度信号を示し、(B)は、角速度信号から
求めた角変位信号を示したものである。
【図6】従来の振動検出装置によるオメガゼロの演算に
失敗した例を示す図であり、(A)は、角速度センサが
出力した角速度信号を示し、(B)は、角速度信号から
求めた角変位信号を示したものである。
【図7】ドリフト成分がないときの移動平均法により演
算結果及び演算誤差を示す図であり、(A)は、角速度
センサの出力及び移動平均法による演算結果を示し、
(B)は、移動平均法による演算結果と真のオメガゼロ
値との演算誤差を絶対値として示したものである。
【図8】ドリフト成分があるときの移動平均法により演
算結果及び演算誤差を示す図であり、(A)は、角速度
センサの出力及び移動平均法による演算結果を示し、
(B)は、移動平均法による演算結果と真のオメガゼロ
値との演算誤差を絶対値として示したものである。
【符号の説明】
10 角速度センサ 20 増幅部 30 演算部 40 積分部 50 駆動部 60 ブレ補正レンズ 70 カメラボディ 80 レンズ鏡筒 90 半押しタイマ 130 電源供給部 SW1 半押しスイッチ SW2 全押しスイッチ I 光軸

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動を検出し、振動検出信号を出力する
    振動検出部と、 前記振動検出信号に基づいて、この振動検出信号の基準
    値を最小自乗法により演算する演算部と、 を含むことを特徴とする振動検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の振動検出装置におい
    て、 前記演算部は、前記振動検出部が所定時間内に出力した
    出力値の少なくとも一部と所定時間経過後に出力された
    出力値とに基づいて、振動検出信号の基準値を演算する
    こと、 を特徴とする振動検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の振動検出
    装置において、 前記演算部は、前記振動検出部が振動を検出している間
    に、前記振動検出信号の基準値を演算すること、 を特徴とする振動検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3までのいずれか1
    項に記載の振動検出装置において、 前記振動検出信号の基準値は、前記振動検出部が静止し
    ているときの出力値であること、 を特徴とする振動検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4までのいずれか1
    項に記載の振動検出装置において、 ブレを補正するブレ補正部と、 前記ブレ補正部を駆動する駆動部と、 ブレ補正制御の基準値である前記振動検出信号の基準値
    に基づいて、前記駆動部を駆動制御する制御部と、 を含むことを特徴とする振動検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5までのいずれか1
    項に記載の振動検出装置において、 前記振動検出部の出力を増幅する増幅部を備え、 前記演算部は、前記増幅部の出力値に基づいて、前記振
    動検出信号の基準値を演算すること、 を特徴とする振動検出装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6までのいずれか1
    項に記載の振動検出装置において、 前記振動検出部は、加速度を検出する加速度検出器であ
    ること、 を特徴とする振動検出装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項6までのいずれか1
    項に記載の振動検出装置において、 前記振動検出部は、速度を検出する速度検出器であるこ
    と、 を特徴とする振動検出装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項8までのいずれか1
    項に記載の振動検出装置において、 前記ブレ補正制御の基準値を演算するための初期値を設
    定する設定部を備え、 前記演算部は、前記振動検出信号の基準値と前記初期値
    とに基づいて、前記ブレ補正制御の基準値を演算するこ
    と、 を特徴とする振動検出装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の振動検出装置におい
    て、 前記ブレ補正制御の基準値ω0 は、前記振動検出信号の
    基準値をAVとし、前記初期値をSとし、重み関数をP
    としたときに、ω0 =P・S+(1−P)・AVである
    こと、 を特徴とする振動検出装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の振動検出装置にお
    いて、 前記重み関数Pは、前記演算部が演算を開始してから時
    間が経過するとともに減少する減少関数であること、 を特徴とする振動検出装置。
JP8345273A 1996-12-25 1996-12-25 振動検出装置 Pending JPH10185679A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002099015A (ja) * 2000-09-26 2002-04-05 Nikon Corp ブレ補正光学機器
US8000896B2 (en) 2004-10-13 2011-08-16 The Boeing Company Scale factor calibration and compensation for angular position resolver
JP2013108848A (ja) * 2011-11-21 2013-06-06 Central Japan Railway Co 地震計
JP2013108847A (ja) * 2011-11-21 2013-06-06 Central Japan Railway Co 地震計及び地震計異常監視システム
JP2017516252A (ja) * 2014-05-15 2017-06-15 シュタビロ インターナツィオナール ゲーエムベーハーSTABILO International GmbH センサドリフト補償を行う電子ペン

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