JPH04211230A - 手振れ補正装置 - Google Patents
手振れ補正装置Info
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- JPH04211230A JPH04211230A JP2282755A JP28275590A JPH04211230A JP H04211230 A JPH04211230 A JP H04211230A JP 2282755 A JP2282755 A JP 2282755A JP 28275590 A JP28275590 A JP 28275590A JP H04211230 A JPH04211230 A JP H04211230A
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- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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- G03B17/00—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
- G03B17/02—Bodies
- G03B17/17—Bodies with reflectors arranged in beam forming the photographic image, e.g. for reducing dimensions of camera
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
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- G03B2205/0007—Movement of one or more optical elements for control of motion blur
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
系の少なくとも一部の光学部材を駆動し、撮影光学系を
介して撮像面に入射する被写体光を安定化させるカメラ
の手振れ補正装置に関する。
光学系内にミラーを傾動自在に配設して被写体光を略9
0゜折り曲げ、このミラーを傾動させてカメラの撮像面
に入射する被写体光を安定化させるものがある。
れぞれ独立した回転軸を有するジンバル機構等が用いら
れ、これによりミラーが全方向に傾動できるように支持
している。
撮影レンズを構成する一部のレンズをジンバル機構等に
よって傾動自在に支持し、この支持されたレンズを駆動
して撮像面に入射する被写体光を安定化させるものがあ
る。
部2A及び2Bによってヨーイング方向(X方向)及び
ピッチング方向(Y方向)に駆動し、その補正光学系1
の手振れに応じた動きにより像面3での安定を確保する
ようにしている(特公平2−96621号公報)。
する角速度センサ5A及び5Bを設け、これらの検出出
力を積分回路6A及び6Bによって時間積分することに
よってカメラのX方向及びY方向の振れ角を求め、これ
らの振れ角を示す信号(補正光学系の制御目標値)を加
算点7A及び7Bに出力する。
サ8A及び8Bから補正光学系1の現在位置を示す信号
がフィードバック値として加えられており、加算点7A
及び7Bはこれらの2入力信号の偏差を示す信号を駆動
回路9A及び9Bに出力する。駆動回路9A及び9Bは
前記偏差を0にするために、加算点16からの入力信号
を適宜の電圧信号に増幅し、これを駆動部2A及び2B
に出力する。駆動部2A及び2Bはそれぞれ入力信号に
応じて補正光学系1をX方向及びY方向に駆動し、これ
により像面3での画像の安定化を図るようにしている。
ミラーやレンズ等の光学部材を駆動する駆動手段は、ボ
イスコイル等の電磁駆動手段を用いたものが多く提案さ
れているが、応答速度の面で限界があることや、消費電
力が大きいなどの問題があった。
方式もある。
リの力を利用した角速度センサが利用されているが、一
般に、この種の角速度センサの出力には、角速度に比例
したセンサ出力に対してドリフト成分が含まれているこ
とが知られている。従って、角速度センサのセンサ出力
に含まれるドリフト成分によって、カメラが静止してい
るにもかかわらず手振れ補正が働き、ドリフト成分に同
期した画面ゆれが発生して見苦しいという問題があつた
。
量に相当する不感帯を角速度センサに設けるようにして
いる。
ンズの光学系内に配置されるため、ミラーを考慮して撮
影レンズを設計しなければならず、既存の撮影レンズが
使用できなかった。また、従来のジルバル機構によるミ
ラーの支持機構は、構造が複雑で大型化するばかりでな
く、軸受部のガタにより正確な補正ができないという問
題がある。
ンサに、ドリフト成分の影響を除去するための不感帯を
設けると、不感帯に含まれる小さな角速度の検出ができ
なくなり、微小な手振れ補正が困難であった。
用いると、圧電素子は印加電圧と変位とが比例しない、
いわゆるヒステリシス特性を持っているため、第27図
に示したようにフィードバック制御を行う必要があり、
そのため、フィードバック値を得るための角度センサが
必要になったり、制御系が複雑化するという問題があっ
た。
えばカメラのパンニング動作のようにカメラを一方向に
連続して移動させると、その移動直後においては光学部
材はその可動範囲の終端に達して停止し、この状態で手
振れが生じると、光学部材の片側への動作が制限される
ために充分な補正効果が得られなくなるという問題があ
る。
々に電荷を逃がす方法も考えられるが、この場合でも圧
電素子のもつヒステリシス特性のために動作範囲の中心
までは戻らず、前述した問題は完全には解決しない。
向及びY方向の2系統の独立した制御系を有しており、
このため1系統の制御系に比べて略2倍のコストがかか
っていた。
影レンズの設計が可能となり、しかもミラーの支持機構
が簡単で、装置の小型化及び低コスト化が実現でき、更
にミラー支持部のガタがなく正確な位置決めが可能な手
振れ補正装置を提供することにある。
る圧電素子の制御系の構成を簡単にすることができると
共に、X方向及びY方向の2系統の制御系の主要部分の
共通化によるコストダウンを図ることができ、且つ静止
状態では光学部材を可動範囲の中央に戻すことができる
手振れ補正装置を提供することにある。
度センサに比べて安価なセンサを用い、且つ補正装置の
大型化を招かない手振れ補正装置を提供することにある
。
角速度センサの出力に含まれるドリフト成分を除去する
ことができると共に、小さな角速度の検出もでき、高精
度な手振れ補正が実現できる手振れ補正装置を提供する
ことにある。
の撮影レンズの前方に、該撮影レンズの光軸に対して略
45゜の角度を中心にして前記ミラーを傾動自在に支持
するミラー支持機構と、前記ミラーを傾動させるミラー
駆動手段と、前記カメラの振れを検出する振れセンサと
、前記振れセンサの検出出力に基づいて前記カメラの撮
像面に入射する被写体光を安定させるように前記ミラー
駆動手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴と
する。
該撮影レンズの光軸に対して略45゜の角度で固定され
たシャーシと、前記ミラーの裏面と前記シャーシとの間
に介挿された球と、前記ミラーを前記球を介して前記シ
ャーシに弾性をもって押し付けるばね部材と、から成る
ことを特徴としている。
度センサと、前記角速度センサの出力に含まれるドリフ
ト成分の周期よりも短く且つ検出しようとする前記カメ
ラの振れの角速度の周期よりも長い所定の時間内におけ
る前記角速度センサの出力の平均値を求める平均値検出
手段と、前記角速度センサの出力から前記平均値検出手
段によって求めた平均値を減算し、その差分値を出力す
る減算手段と、から成ることを特徴としている。
例した電圧信号を出力する角速度センサであり、前記制
御手段は前記角速度センサから出力される電圧信号に基
づいて単位時間当りの注入電荷量が該電圧信号の大きさ
に比例するように前記圧電素子に電荷圧入を行うことを
特徴としている。
レンズの光軸に対して略45゜の角度を中心にして前記
ミラーを傾動自在に支持するミラー支持機構と、前記ミ
ラーを傾動させるミラー駆動手段と、前記撮影レンズの
近傍に配設された光電変換素子と、前記ミラーを介して
入射する被写体光を前記光電変換素子上に結像させる光
学系とを有する手振れセンサと、前記振れセンサの検出
出力に基づいて該振れセンサの光電変換素子上に結像さ
れる被写体光の単位時間毎の移動量を算出し、この移動
量を零にすべく前記ミラー駆動手段を制御する制御手段
と、を備えたことを特徴としている。
を移動自在に配設し、前記光学部材を光軸と直交し且つ
互いに直交した2つの軸線を中心としてそれぞれ第1の
回動方向(X方向)及び第2の回動方向(Y方向)に回
動するように駆動して撮影光学系を介して撮像面に入射
する被写体光を安定化させるカメラの手振れ補正装置に
おいて、前記光学部材をそれぞれ前記X方向及びY方向
に駆動するための第1及び第2の圧電素子と、前記カメ
ラのX方向及びY方向の角速度に比例した第1及び第2
の電圧信号をそれぞれ出力する第1及び第2の角速度セ
ンサと、X方向及びY方向の2系統を時分割処理する信
号処理手段であって、前記角速度センサからそれぞれ出
力される第1及び第2の電圧信号を一定のサイクル毎に
交互に入力し、その入力した第1及び第2の電圧信号に
基づいて前記第1及び第2の圧電素子への単位時間当り
の注入電荷量が該第1及び第2の電圧信号の大きさに比
例するように第1及び第2の電荷注入量情報を求め、該
第1及び第2の電荷注入情報を交互に出力する信号処理
手段と、前記信号処理手段から出力される第1及び第2
の電荷注入量情報を入力すると、次の第1及び第2の電
荷注入量情報を入力するまでの間、その入力した第1及
び第2の電荷注入量情報に対応したパルス電荷をそれぞ
れ前記第1及び第2の圧電素子に注入し続ける第1及び
第2のパルス電荷注入手段と、を備えたことを特徴とし
ている。
部材を移動自在に配設し、前記光学部材を駆動して撮影
光学系を介して撮像面に入射する被写体光を安定化させ
るカメラの手振れ補正装置において、前記光学部材を駆
動するための圧電素子と、前記カメラの角速度に比例し
た電圧信号を出力する角速度センサと、前記角速度セン
サから出力される電圧信号が手振れ補正を必要としない
程度の所定の閾値以下か否かを判別する判別手段と、前
記角速度センサから出力される電圧信号が前記所定の閾
値以上と判別されると、その電圧信号に基づいて単位時
間当りの注入電荷量が該電圧信号の大きさに比例するよ
うに前記圧電素子に電荷注入を行い、前記所定の閾値以
下と判別されると、前記圧電素子に交番的に微小な電荷
注入を行う電荷注入手段と、を備えたことを特徴として
いる。
前方に設けるようにしたため、ミラーを考慮せずに撮影
レンズを設計することができ、既存の撮影レンズが使用
できる。また、ミラーの裏面とシャーシとの間に球を介
在させ、ミラーの傾きのみ自由度をもたせて該ミラーを
ばね部材によってシャーシ側に押し付けて支持するよう
にしている。これにより、ミラーを全方向に傾動可能に
すると共に、ミラーをシャーシ側にばね部材によって押
し付けているためミラーの支持部においてガタが発生せ
ず、ミラーの正確な位置決めが可能になる。
りに、角速度の振れを光学的に検出する振れセンサを設
けるようにしている。この振れセンサは、ミラーを介し
て入射する被写体光を光電変換素子上に結像させ、該光
電変換素子から検出出力が取り出せるようになっている
。制御手段は振れセンサの検出出力を一定時間間隔でサ
ンプリングし、そのサンプリングしたデータを比較演算
することにより光電変換素子上に結像される被写体光の
単位時間毎の移動量を演算し、この移動量が常に零にな
るようにミラーを駆動制御するようにしている。
に追従する特性を利用し、フイードバックループを持た
ずにオープンループで単位時間当りの電荷注入量を制御
することにより、圧電素子の速度を制御し、光学部材を
駆動するようにしている。また、カメラが静止状態にな
っており、角速度センサの出力が手振れ補正を必要とし
ない程度の所定の閾値以下のときには、圧電素子に交番
的に微小な電荷注入を行い、圧電素子の変位をその作動
範囲の中心に戻すようにしている。尚、被写体光の安定
化を図るためには、カメラの手振れ前後の画像が位置変
化しないように光学部材を位置フィードバック制御する
ことよりも、カメラの角速度に対して応答性良く制御す
る方が有効であり、上記オープンループの制御でも、良
好な手振れ補正が実現できる。
に対して、時分割で信号処理することにより、単一の信
号処理で対応することができ、しかも2つのパルス電荷
注入手段は、それぞれ信号処理手段から次の電荷注入量
情報を入力するまでの間、パルス電荷を圧電素子に注入
し続けるため、時分割に演算しているにもかかわらず、
手振れ補正はX方向及びY方向の両方向に対して連続的
に行うことができる。
苦しく感じられ、また手振れ補正の効果が顕著に現れる
画面の手振れの周期は、1/15〜2秒程度である。ま
た、音叉型等の角速度センサの出力電圧には実験的に2
0秒から数10秒の周期の電圧ドリフトが存在すること
が判明した。
速度)の周期よりも長く、ドリフトの周期よりも短い、
所定の時間内における角速度センサの出力の平均値を求
めることにより、ドリフト成分のみを検出するようにし
ている。そして、角速度センサの出力から前記検出した
ドリフト成分を差し引くことにより、ドリフト成分を除
去するようにしている。尚、ドリフト成分の検出に際し
、前記所定時間内のサンプリング数としてM×N個の平
均を求めているが、前記所定の時間経過毎にドリフト成
分を求めると、ドリフト成分に急激な変化が発生する虞
があるため、本発明ではM個サンプリングしてM個の平
均値を算出する毎に、その平均値でN個の平均値のうち
最も古い平均値を書き替え、最新のN個の平均値を求め
ることによりドリフト成分を検出するようにしている。
り、センサ出力をサンプリングする毎にM×N個の平均
値を算出する場合に比べて、記憶容量を大幅に削減する
ことができる。
ましい実施例を詳説する。
概略図であり、この手振れ補正装置10は撮影レンズ1
1の上方(前方)に配設され、通常、被写体像をミラー
12によって90゜折り曲げて撮影レンズ11に導くよ
うにしてしいる。
れており、カメラが手振れ等によって傾動すると、ミラ
ー12はカメラの振れ方向と逆方向で、カメラの振れ角
の半分の角度だけ傾動され、これにより手振れ等に伴う
画像の動揺が補正される。
置の第1実施例を示す分解斜視図及び断面図であり、特
にミラーの支持機構と駆動機構に関して示している。
ラー地板20、4枚の板ばね22、ボールカラー24、
ボール26及びシャーシ30等から構成されている。
によってミラー地板20が接着されている。
植設され、また、ボールカラー24を中心にして4本の
ピン21Aが植設され、更にボールカラー24の中心を
頂角とする直角二等辺三角形の2つの底角位置には2本
の駆動ピン42、42が植設されている。
有する円筒体で、ボール26を回転自在に、且つボール
26の一部がボールカラー24から突出するように収納
する。
れる孔32が穿設され、また4枚の板ばね22がピン2
1B(第3図参照)によって固定されている。シャーシ
30に固定された4枚の板ばね22は、その先端部にU
字状の切込みが入っており、各板ばね22の先端部は前
述したミラー地板20に植設されたピン21Aに差し込
まれる。
26を介在させてシャーシ30に押し付けられており、
ばね力によってシャーシ30と平行になる中立位置に維
持される。
シ30に対して全方向に傾動可能に支持され、面方向の
移動は規制されている。尚、ミラー12の反射面とミラ
ー傾動時の回転中心とがずれているため、ミラー12の
反射面が傾動時に前後に移動することになるが、ボール
26の直径が小さいため(直径2〜10mm程度)、ミ
ラー12の厚みさえ小さければ、補正量自体は1〜3゜
位と小さいため、前後の移動量は無視できる範囲であり
、機械的にガタのないことを考え合わせると、ジンバル
機構に比較してもより高精度な位置決めが可能である。
0、40、2本の駆動ピン42、42等から構成されて
いる。
上に該シャーシ30と平行になるように片持ち梁状に配
設され、且つ互いに略直交するように配設されている。
干渉しない程度に離間している。
20に植設されており、その先端部はシャーシ30の上
面に突出している。この駆動ピン42の先端部には、コ
イルばね44を挟んだ一対の金属片46A、46Bが挿
通され、これらの金属片46A、46B間でバイモルフ
40の先端を挟持するように、金属片46A、46Bは
ねじ48によってねじ止めされている。
電圧を印加すると、バイモルフ40の先端部が印加電圧
に応じて変位し、駆動ピン42は第3図上の矢印に示す
方向(上下方向)に移動させられる。これにより、シャ
ーシ30とミラー12との間隙が変化させられる。即ち
、ミラー14はボール26の中心を基準にして傾動させ
られる。
ピン42、42の上下方向の位置をそれぞれ制御するこ
とにより、ミラー12をX方向及びY方向、即ち全方向
に所望の角度だけ傾動させることができる。
、それぞれシャーシ30上に配設される。
SD)、投受光レンズ等から成り、赤外発光ダイオード
から投受光レンズ及びシャーシ30に形成された孔34
を介してミラー12の裏面に赤外光を投光し、その反射
光を孔34及び投受光レンズを介してPSDに受光する
ようにしている。
るため、PSDの出力に基づいてミラー12の傾きを検
出することができる。また、2つの角度センサ50、5
0は、2つのバイモルフ40、40によって傾動させら
れるミラー12のX方向及びY方向の傾きをそれぞれ別
々に検出する。
図で、角速度センサ60はカメラに配設され、カメラの
パン方向(X方向)又はチルト方向(Y方向)の角速度
を検出する。この角速度センサ60の角速度を示す検出
出力は積分回路62に加えられ、ここで時間積分される
。これにより、カメラの振れ角が検出される。
像の動揺を相殺するための指令信号、即ちカメラの振れ
方向と逆方向で、振れ角の半分の角度を示す指令信号を
ミラー12の制御目標値として加算点64に出力する。
らミラー12の現在の傾きを示す信号がフィードバック
値として加えられており、加算点64はこれらの2入力
信号の偏差を示す信号をドライブ回路66に出力する。
64からの入力信号を適宜の電圧信号に変換し、これを
バイモルフ40に印加する。
動ピン42を介してミラー12を傾動させる。
制御され、これにより画像の動揺が補正される。
えば位置フィードバックをとらない方法、角速度センサ
の代わりに映像信号から振れ成分を検出する方法等が考
えられる。
ーシとミラーとの間隙をバイモルフによって変化させる
ようにしたが、これに限らず、例えばボイスコイル等を
用いてもよく、要は、シャーシとミラーとの間隙を変化
させることができるアクチュエータであればいかなるも
のでもよい。
て説明する。
図及び断面図であり、第1実施例と共通する部分には同
一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
バイモルフ40、40からミラー12(ミラー地板20
)に駆動力を伝達する動力伝達手段が第1実施例のもの
と相違する。
端には駆動部材70、70が一体的に結合されている。
が円錐状の駆動ピン72、72を有すると共に、ばね係
止部74、74を有している。
する位置には、当て台76、76が固着され、また、ミ
ラー地板20にはばね係止部20A、20Aが形成され
ている。
6に常時当接するように、駆動部材側のばね係止部74
、74とミラー地板側のばね係止部20A、20Aの間
には、コイルばね78、78が配設されている。
、ミラー12と平行な面Aと、当て台76の上面は一致
するように構成されている。
すように一方の駆動ピン72が矢印のように変位すると
、当て台76とミラー地板20及びミラー12は一体と
なって、ボール26の球心を通る回転軸Bの回りを回転
動揺するが、この駆動ピン72に対して直交する位置に
ある他方の駆動ピン72の先端の係合部77は面A上に
あるため回転軸B上となり、上記ミラーの回転動揺によ
って何らの外力も受けず、また変位もしない。
駆動ピンは、相互に干渉することなくミラーを回転動揺
させることができる。
す断面図である。尚、第6図に示した第2実施例と共通
する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略
する。
0及び当て台86が第2実施例の駆動部材70及び当て
台76と相違する。
成されており、当て台86はその駆動ピン82の先端の
球面に当接している。そして、駆動ピン82の半球中心
(動力伝達基準点)が面A上に略一致するように、半球
の曲率半径及び当て台86の高さが決定されている。
互に干渉することなくミラーを回転動揺させることがで
きる。
を示す分解斜視図及び断面図であり、第1実施例乃至第
3実施例と共通する部分には同一の符号を付し、その詳
細な説明は省略する。
は主に、ミラー12をシャーシ30側にばね付勢する付
勢手段、バイモルフ40をシャーシ30に固定する固定
手段、及びバイモルフ40からミラー12に駆動力を伝
達する動力伝達手段が第1実施例乃至第3実施例と相違
する。
めのボール26及びミラー12を駆動するための2つの
ボール101、101と嵌合する3つの凹部100A、
100B、100Bが設けられるとともに、ボス100
Cが植設されている。
れている。
端が固定され、この板ばね103の先端はボールカラー
102の球状の凸部102Aに当接している。これによ
り、ミラー地板100は、上記板ばね103によってボ
ール26を介在させてシャーシ30に押し付けられる。
モルフ保持部材104及びバイモルフベース105が配
設されている。このバイモルフ保持部材104はシャー
シ30に固定され、バイモルフベース105に取付けら
れる調整ねじ106がシャーシ30の上面に当接するよ
うに、バイモルフ40をばね付勢している。
一体的に結合されており、この駆動部材107の下面と
ミラー地板100の凹部100Bとの間でボール101
を保持するようにしている。
、ボール101の球心(動力伝達基準点)がくるように
設計されている。
7とボール101とから成る2組の動力伝達手段は相互
に干渉することなくミラー12に回動力を伝達すること
ができる。また、1枚の板ばね103によってボール2
6の中心(回動中心)をシャーシ側に付勢するようにし
たため、板ばね103の付勢力がミラー12の回動を阻
害することがない。
全体構成を示す概略図であり、第1図と共通する部分に
は同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
平行となる態様で2つの振れセンサ90、92が配設さ
れ、これらの振れセンサ90、92にはミラー12によ
り反射された被写体光が入射している。
ており、中央部に大きな台形形状の撮影レンズ用反射面
12Aがあり、その余剰部分の2つの三角形内に、2つ
の振れセンサ用反射面12B、12Cが生じるようにミ
ラー12及び振れセンサ90、92の配置がなされてい
る。
く、ミラー12を振れセンサ90、92用にも適用する
ことができる。
3図を参照しながら詳述する。
受光レンズ90A、92A、シリンドリカルレンズ90
B、92B及びラインセンサ90C、92Cから構成さ
れている。尚、振れセンサ90、92は同一構成を有し
、振れセンサ90はパン方向(X方向)の手振れを検出
すべく、ラインセンサ90Cがミラー12の左右方向と
平行になるように配設され、振れセンサ92はチルト方
向(Y方向)の手振れを検出すべくラインセンサ92C
がミラー12の上下方向と平行になるように配設されて
いる。
ンズ90Aとシリンドリカルレンズ90Bにより、第1
4図に示すように1〜nの範囲に対応する光としてライ
ンセンサ90Cの1〜n画素にそれぞれ集光され、同様
に、振れセンサ92に入射する被写体光は、受光レンズ
92Aとシリンドリカルレンズ92Bにより、第15図
に示すように1〜nの範囲に対応する光としてラインセ
ンサ92Cの1〜n画素にそれぞれ集光される。
説明する。尚、ミラーのX方向の制御とY方向の制御は
それぞれ同様に行われるため、ここではX方向の制御に
ついてのみ説明する。
体光は振れセンサ90に入射され、そのラインセンサ9
0Cによって光電変換される。このラインセンサ90C
の出力は、一定の時間間隔でサンプリングされ、振れセ
ンサ90から直接演算回路94に入力されるとともに、
ラインメモリ96で一定時間遅延されたのち演算回路9
4に入力される。
ンサ90C上に結像される被写体光の移動量(この移動
量はカメラのX方向の振れに対応する)を検出する。そ
して、演算回路94は上記検出した被写体光の移動量を
零にするためのミラー制御信号をドライブ回路98を介
してミラー駆動素子99に出力する。
し、ミラー12を傾動させる。これにより、カメラの手
振れに伴うX方向の画像の動揺が補正される。
を補正するようにしたが、これに限らず、X方向又はY
方向のいずれか一方の動揺を補正するように構成しても
よい。
振れセンサの好ましい実施例について詳述する。
速度センサ110と、ドリフト成分検出部120と、減
算器114とから構成されている。
角速度に応じたコリオリの力による音叉のねじれを検知
し、そのねじれ(角速度)にほぼ比例した電圧信号をA
/D変換器112に出力する。尚、角速度センサ110
から出力される電圧信号には、ドリフト電圧が含まれて
いる。
ば10ms)で入力する電圧信号をディジタル信号に変
換し、このディジタル信号(A/D変換値)を減算器1
14及びドリフト成分検出部120に出力する。
23及びメモリ124から構成されており、現時点から
所定の時間前、即ちドリフト成分の周期よりも短く且つ
検出しようとする角速度の周期よりも長い所定の時間(
例えば、10秒)前までの間にサンプリングしたA/D
変換値の平均値を算出し、この平均値をドリフト成分を
示す値、即ち角速度が零のときの値として減算器114
に出力する。
変換値からドリフト成分検出部120より入力した平均
値を減算し、その減算値を角速度を示す信号として出力
する。これにより、角速度センサ110の出力に含まれ
るドリフト成分が除去される。
図のフローチャートを参照しながら説明する。
ずX=0、n=0をイニシャルセットし(ステップ20
0)、その後、10ms毎にA/D変換値Yを入力する
(ステップ210)。
値が算出されたか否かを判別し(ステップ220)、こ
の平均値算出が終了しない場合にはステップ280に進
み、ここでA/D変換値YからXを減算し、この減算値
を出力したのち、ステップ210に戻る。一方、50個
分の平均値算出が終了した場合にはステップ230に進
み、ここでnを1だけインクリメントし、続いて50個
分の平均値をA(n)に格納する(ステップ240)。
、20未満のときには前述したステップ280を介して
ステップ210に戻る。
)、A(n−18)、…A(n−1)、A(n)の平均
値xを算出し(ステップ260)、この平均値xをXに
格納したのち(ステップ270)、ステップ280を実
行する。
に50個分の平均値が算出され、10秒(0.5秒×2
0)経過すると、n=20となり、平均値xが算出され
る。従って、スタートしてから10秒までの間は、ステ
ップ280におけるXの値は、イニシャルセットされた
0であり、10秒目に初めて1000個分(50×20
)のA/D変換値Yの平均値xが算出され、この平均値
xがXの値に置き換えられる。
れに伴って新たな平均値xが算出され、Xの値が更新さ
れる。
とにより、ドリフト成分値を徐々に更新することができ
るとともにメモリ容量を小さくすることができる。
検出手段として用いることにより、コリオリの力を利用
した角速度センサの出力に含まれるドリフト成分を除去
することができる。
示すブロック図であり、ビデオカメラ全体に関して示し
ている。尚、第1図と共通する部分には同一の符号を付
し、その詳細な説明は省略する。
ラー12及び撮影レンズ11を介して撮像素子(CCD
)300に入射し、CCD300の各センサで光の強さ
に応じた量の信号電荷に変換される。この信号電荷は順
次読み出され、映像信号処理回路302に出力される。
補正回路、マトリクス回路、エンコーダ回路等を含み、
これらの回路によって所定の信号処理を行ったのち、映
像信号を記録信号処理回路304に出力する。
に適した記録信号に変換し、これをビデオ記録装置30
6に出力する。ビデオ記録装置306は、入力する記録
信号を磁気ヘッドを介してビデオテープに磁気記録する
。
ミラー12、圧電素子(バイモルフ)40、角速度セン
サ310、A/D変換器312、中央処理装置(CPU
)314及び駆動回路316から構成されている。
3図等に示す構成と同様のため、ここでは詳細な説明は
省略する。
、ビデオカメラの角速度に応じたコリオリ力による音叉
のねじれを検知し、ビデオカメラの角速度に比例した電
圧信号をA/D変換器312に出力する。
のサイクル(例えば、10ms)で入力する電圧信号を
ディジタル信号に変換し、このディジタル信号(A/D
変換値)をCPU314に出力する。
に動作する。即ち、CPU314はA/D変換値を入力
すると(ステップ320)、そのA/D変換値が所定の
閾値(手振れ補正を必要としない程度の値)以下か否か
を判別し(ステップ330)、所定の閾値以上の場合に
は、手振れ補正のための処理(ステップ340、350
)を実行する。
いてそのA/D変換値(角速度)の大きさに比例したパ
ルスレートを算出する所定のデータ処理を実行し(第2
0図(B))、ステップ350では、パルスレート算出
後、次のパルスレート算出時までの一定時間t1の間、
前記算出したパルスレートでパルス信号を駆動回路31
6に出力する(第20図(C)参照)。
、角速度に比例したパルス数のパルス信号が加えられる
。
と判別されると、正の微小値(例えば、1パルス又は数
パルスのパルス信号)を駆動回路316に出力し(ステ
ップ360)、続いて負の微小値を駆動回路316に出
力する(ステップ370)。
のパルス信号が交番的に加えられる。
ルフ40に電荷注入を行う。即ち、A/D変換値が所定
の閾値以上の場合には、駆動回路316はCPU314
より入力するパルス信号のパルスレートに相当する間隔
で一定の大きさのパルス電荷を注入する。
荷量が注入され、バイモルフ40は電荷注入量に比例し
て変位し、ミラー12を傾動させる。また、角速度の符
号が反転した場合には、CPU314から出力されるパ
ルス信号の極性も反転し、バイモルフ40は逆方向に変
位する。以上の動作が短い周期で繰り返し実行されるた
め、ミラー12はビデオカメラの角速度に比例した角速
度で連続的に傾動することになり、これにより撮影レン
ズ11に入射する被写体光を安定化させることができる
。
回路316はCPU314より入力する正、負のパルス
信号を増幅して交番的に微小な電荷をバイモルフ40に
注入する。
40間のメカ的なガタの範囲内あるいはミラー12の振
動が視認できない程度の微小な振動を繰り返す。従って
、例えば、バイモルフ40がその作動範囲の終端近傍に
位置している場合でも、カメラが一定時間静止している
と、バイモルフ40は微小な振動を繰り返しながらその
作動範囲の中央に戻るようになる。
ためには、ミラー12をビデオカメラの角速度の半分の
角速度で逆方向に傾動させなければならず、オープンル
ープでこのようにミラー12を駆動するためには、前記
バイモルフ40への電荷注入量の大きさを予め調整する
必要がある。
を強制的に動揺させ、このときに画像の動揺が最小とな
るように前記駆動回路316のゲインを調整したり、あ
るいは角速度センサ316の感度を調整したりすること
によって行うことができる。
パルスレートのパルス電荷を注入することにより単位時
間当りの電荷注入量を制御するようにしたが、これに限
らず、例えば、ビデオカメラの角速度に比例してパルス
幅あるいはパルス振幅を制御して単位時間当りの電荷注
入量を制御するようにしてもよい。
向)及びピッチング(Y方向)のいずれか一方向の手振
れ補正について説明したが、一般には同じものが2系統
存在する。
手振れ補正装置に限らず、例えば撮影レンズ等を圧電素
子によって駆動するものでもよく、要は撮影光学系の光
学部材を圧電素子によって駆動して手振れ補正を行うも
のであればいかなるものでもよい。
示すブロック図である。尚、第8実施例は第19図に示
した第7実施例と略同様の構成を有しているが、X方向
及びY方向の2系統の制御系の主要部の共通化を図った
点で相違している。
方向に駆動し、バイモルフ40Bはミラー12をY方向
に駆動する。
て説明する。
角速度センサで、ビデオカメラのヨーイング(X方向)
及びピッチング(Y方向)の角速度に応じたコリオリ力
による音叉のねじれを検知し、それぞれビデオカメラの
X方向及びY方向の角速度に比例した電圧信号をA/D
変換器311に出力する。
Aを介して加えられる制御信号によって制御され、第2
3図(A)に示すように一定のサイクルt1(例えば、
10ms)で入力するX方向及びY方向の電圧信号を交
互にディジタル信号に変換し、X方向及びY方向の加速
度に対応したディジタル信号を交互にCPU313に出
力する。
ディジタル信号(即ち角速度)の大きさに比例したパル
スレートを求める所定のデータ処理を実行し(第23図
(B))、そのパルスレートを示すデータをパルス発生
回路315A又は315Bに出力する。
のディジタル信号を入力したときには、そのディジタル
信号の大きさに比例したパルスレートを示すデータをパ
ルス発生回路315Aに出力し、A/D変換器311か
らY方向のディジタル信号を入力したときには、そのデ
ィジタル信号の大きさに比例したパルスレートを示すデ
ータをパルス発生回路315Bに出力する。
た電圧信号のA/D変換制御及びそのA/D変換された
ディジタル信号に基づくデータ処理とを、一定のサイク
ルt1毎に時分割で処理するようにしている。
ットカウンタから構成され、前記CPU313から加え
られるパルスレートを示すデータをプリセット値とし、
カウント値がプリセット値に達すると、カウント終了の
パルス信号を出力するともにカウント値を“0”にリセ
ットし、これを繰り返すことによりパルスレートを示す
データ(即ちプリセット値)に対応したパルスレートの
パルス信号を駆動回路316A及び316Bに出力する
。
CPU313からパルスレートを示すデータを入力する
と、次のパルスレートを示すデータを入力するまでの間
、CPU313の動作とは独立してこの入力したデータ
をプリセット値としてカウントし、そのプリセット値に
対応したパルスレートのパルス信号を発生し続ける(第
23図(C)、(D)参照)。
A及び315Bから入力するパルス信号を増幅してバイ
モルフ40A及び40Bに電荷注入を行う。即ち、駆動
回路316A及び316Bはパルス発生回路315A及
び315Bから入力するパルス信号のパルスレートに相
当する間隔で一定の大きさのパルス電荷を注入する。
に比例した電荷量が注入され、バイモルフ40A及び4
0Bは電荷注入量に比例して変位し、ミラー12を傾動
させる。尚、角速度の符号が反転した場合には、パルス
発生回路315A、315Bから出力されるパルス信号
の極性も反転させられ、バイモルフ40A及び40Bは
逆方向に変位する。以上の動作が短い周期2t1で繰り
返し実行され、旦つ周期2t1内で一定のパルスレート
のパルス電荷が注入されるため、ミラー12はビデオカ
メラのX方向及びY方向の角速度に比例した角速度で連
続的にX方向及びY方向に傾動することになり、これに
より撮影レンズ11に入射する被写体光を安定化させる
ことができる。
ルスレートのパルス電荷を注入することにより単位時間
当りの電荷注入量を制御するようにしたが、これに限ら
ず、例えば、ビデオカメラの角速度に比例して一定のパ
ルスレートのパルス信号のパルス幅を制御して単位時間
当りの電荷注入量を制御するようにしてもよい。この場
合のパルス発生回路としては、デューティ比が50%の
一定周期のパルス信号を発生する2つのパルス発生器と
、これらのパルス発生器から出力されるパルス信号のア
ンド条件をとるアンド回路から構成し、CPU313で
は角速度に比例した位相差を求め、前記2つのパルス発
生器から出力される2つのパルス信号の位相差が前記求
めた位相差になるように2つのパルス発生器を起動させ
るようにすればよい。
て説明する。
図である。尚、第1図と共通する部分には同符号が付し
てある。
の上面にテレ側とワイド側とを切換える切換ユニット4
00が設けられている。また、カメラ本体の前部には撮
影レンズ11が収納されている。
うに切換ユニット400の左側には手振れ補正部が設け
られ、手振れ補正用のミラー12は撮影レンズ11の光
軸上に45゜の角度をもって設けられている。このミラ
ー12はその背面側に設けられている制御部402によ
って前述したようにビデオカメラの振れを補正するよう
に傾動される。
ンズ412、414から成るワイドコンバータ部が設け
られている。
の中央に回転軸420が下方に突出して設けられ、回転
軸420は撮影レンズ11に設けられている軸受け部4
22に回転自在に支持されている。そして、回転軸42
0から撮影レンズ11の光軸までの距離(L)とワイド
コンバータ部の光軸までの距離(L)とがそれぞれ同一
寸法になるように設定されている。従って、切換ユニッ
ト400を180゜回転すると、ワイドコンバータ部の
光軸と撮影レンズ11の光軸とは一致する。
、432はグリップ、434はカセット収納部である。
デオカメラの作用について説明する。
4図、第25図に示すように回転させ、撮影レンズ11
の光軸上の上方にミラー12を配置する。従って、被写
体光はミラー12を介して撮影レンズ11に入射する。
ラー12は制御部402によってビデオカメラの振れに
対応して傾動させられ、ビデオカメラの手振れに伴う画
像の動揺が補正される。
記状態から180゜回転してワイドコンバータ部の光軸
と撮影レンズ11の光軸とを一致させる。これにより被
写体光はワイドコンバータ用のレンズ412、ミラー4
10、レンズ414を介して撮影レンズ11に入射する
。
側の撮影時には手振れ補正用のミラー12を介して、ま
た、ワイド側の撮影時にはワイドコンバータ部内のミラ
ー410を介して被写体光が撮影レンズ11に入射する
ので、テレ側で撮影した場合とワイド側で撮影した場合
とで画像が反転しない。また、手振れ補正用のミラー1
2とワイドコンバータ部内のミラー410との背面側に
生じる空間にミラー12を傾動させるミラー駆動機構や
その制御回路等から成る制御部402を収納することが
できるのでスペース効率が高く、更にワイドコンバータ
部もミラー410を設けることにより小型化が可能にな
るので切換ユニット400のコンパクト化を図ることが
できる。
の上方において回転自在に設けたが、これに限らず第2
6図に示すように切換ユニット450を左右方向にスラ
イド可能に設けてもよい。
12とワイドコンバータ部内のミラー410とが45゜
傾いた状態で並設されている。従って、テレ側とワイド
側との撮影の切換は切換ユニット450を第26図上で
矢印方向に移動して行う。尚、第26図中で、第25図
と共通する部材には同一符号が付されている。
ば、手振れ補正用のミラーを撮影レンズの前方に配置す
るようにしたため、ミラーを考慮せずに撮影レンズを設
計することができ、既存の撮影レンズの使用も可能とな
る利点がある。また、ミラーの支持機構が簡単なため、
装置の小型軽量化及びコストの低減を図ることができ、
また、ボールを挟んでシャーシにミラーを押し付ける構
成をとったため、支持部のガタがなく、ミラーの正確な
位置決めが可能である。
よってカメラの手振れを光学的に検出するようにしたた
め、手振れ補正装置のコストの低減を図ることができ、
且つ、ミラーを介して入射する被写体光に基づいてカメ
ラの手振れを検出しているため、ミラーの角度を検出す
る角度センサを用いずに、ミラーのフィードバック制御
が実現できる。更に、ミラーの大きさを大きくしなくて
も実施できるという利点もある。
リフト成分を除去することができ、且つドリフト成分除
去の不感帯が不要なため、小さな角速度の検出もできる
。また、平均値算出によるドリフト成分の検出に際し、
ドリフト成分の急激な変化を防止することができると共
に、平均値算出時に必要な記憶容量を大幅に削減するこ
とができる。
度制御をオープンループで単位時間当りの電荷注入量を
制御することにより行うようにしたため、フィードバッ
ク値を検出するためのセンサ等が不要になり、圧電素子
の制御系の構成を簡単にすることができ、しかも圧電素
子の変位は電荷注入量にリニアに追従することから、フ
ィードバックループを持たずに角速度に比例した速度に
なるように光学部材を制御することができ、良好な手振
れ補正を実現することができる。
荷を圧電素子に注入するようにしたため、圧電素子をそ
の作動範囲の中央に速やかに戻すことができ、これによ
り光学部材の可動範囲によって手振れ補正が制限される
といった問題を解決することができる。
に対して、時分割で信号処理することにより、単一の信
号処理手段で対応でき、本実施例におけるA/D変換器
、CPU及びパルス発生回路は1チップの集積回路によ
って構成することができ、しかも、時分割に演算してい
るにもかかわらず、パルス電荷を連続的に注入すること
ができ、X方向及びY方向に対して円滑な速度制御が実
現できる。
ータ部とを設け、これらを切り替えるようにしたため、
撮影レンズをテレ側で使用するとき(画像のブレが顕著
になるとき)には、手振れ補正部に切り替えることによ
り撮像面に入射する被写体光を安定させ、撮影レンズを
ワイド側で使用するとき(画像のブレが目立たないとき
)には、ワイドコンバータ部に切り替えることにより広
い画角をカバーすることができる。これにより、ミラー
が広い画角をカバーする必要がないため、ミラーの小型
化が可能になる。また、ワイドコンバータ部にもミラー
が設けられているため、上記切り替えを行っても画像の
上下等の反転がなく、カメラを持ち替える必要がない。
概略図、第2図及び第3図はそれぞれ本発明に係る手振
れ補正装置の第1実施例を示す分解斜視図及び断面図、
第4図は本発明に係る手振れ補正装置の制御系の一例を
示すブロック図、第5図及び第6図はそれぞれ本発明に
係る手振れ補正装置の第2実施例を示す分解斜視図及び
断面図、第7図は第2実施例の2つの駆動ピンが相互に
干渉しないことを説明するために用いた図、第8図は本
発明に係る手振れ補正装置の第3実施例を示す断面図、
第9図及び第10図はそれぞれ本発明に係る手振れ補正
装置の第4実施例を示す分解斜視図及び断面図、第11
図は本発明に係る手振れ補正装置の第5実施例の全体構
成を示す概略図、第12図は第11図に示したミラーの
撮影レンズ及び2つの振れセンサへの反射面を示す図、
第13図は第11図に示した振れセンサの構成図、第1
4図及び第15図はそれぞれ第11図に示した2つの振
れセンサのラインセンサ出力を説明するために用いた図
、第16図は第5実施例の制御系を示すブロック図、第
17図は本発明に係る手振れ補正装置の第6実施例を示
す要部ブロック図、第18図は第17図に示した振れセ
ンサの詳細な動作を説明するために用いたフローチャー
ト、第19図は本発明に係る手振れ補正装置の第7実施
例を示すブロック図、第20図は第19図に示したA/
D変換器及びCPUの作用を説明するために用いたタイ
ミングチャート、第21図は第19図に示したCPUの
動作を説明するために用いたフロチャート、第22図は
本発明に係る手振れ補正装置の第8実施例を示すブロッ
ク図、第23図は第22図に示したA/D変換器、CP
U及びパルス発生回路の作用を説明するために用いたタ
イミングチャート、第24図は本発明に係る手振れ補正
装置を備えたビデオカメラの第9実施例を示す斜視図、
第25図は第24図の要部拡大図、第26図は本発明に
係る手振れ補正装置を備えたビデオカメラの第10実施
例を示す要部拡大図、第27図は従来の手振れ補正装置
の一例を示すブロック図である。 10…手振れ補正装置、11…撮像レンズ、12、41
0…ミラー、22、103…板ばね、26、101…ボ
ール、30…シャーシ、40、40A、40B…バイモ
ルフ、 42、78、82…駆動ピン、 70、80、107…駆動部材、 90、92…振れセンサ、 90A、92A…受光レンズ、 90B、92B…シリンドリカルレンズ、90C、92
C…ラインセンサ、 94…演算回路、96…ラインメモリ、110、310
、310A、310B…角速度センサ、 112、311、312…A/D変換器、120…ドリ
フト成分検出部、 122、313、314…中央処理装置(CPU)、3
15A、315B…パルス発生回路、316、316A
、316B…駆動回路。 代理人 弁理士 松浦憲三
Claims (18)
- 【請求項1】ミラーと、 カメラの撮影レンズの前方に、該撮影レンズの光軸に対
して略45゜の角度を中心にして前記ミラーを傾動自在
に支持するミラー支持機構と、前記ミラーを傾動させる
ミラー駆動手段と、前記カメラの振れを検出する振れセ
ンサと、前記振れセンサの検出出力に基づいて前記カメ
ラの撮像面に入射する被写体光を安定させるように前記
ミラー駆動手段を制御する制御手段と、を備えたことを
特徴とする手振れ補正装置。 - 【請求項2】前記ミラー支持機構は、前記撮影レンズの
前 方に該撮影レンズの光軸に対して略45゜の角度で固定
されたシャーシと、前記ミラーの裏面と前記シャーシと
の間に介挿された球と、前記ミラーを前記球を介して前
記シャーシに弾性をもって押し付けるばね部材と、かつ
成ることを特徴とする請求項(1)記載の手振れ補正装
置。 - 【請求項3】前記ミラー駆動手段は前記シャーシとミラ
ー との間隙を変化させる2つの圧電素子を有する請求項(
2)記載の手振れ補正装置。 - 【請求項4】前記2つの圧電素子は2つのバイモルフで
あり、該2つのバイモルフは前記シャーシに片持ち梁状
に平行に配設され、且つ互いに直交するように配設され
ることを特徴とする請求項(3)記載の手振れ補正装置
。 - 【請求項5】前記ミラー駆動手段は前記2つのバイモル
フの先端部によって駆動される2つの動力伝達手段を有
し、該2つの動力伝達手段は、前記球の中心を頂角とす
る直角二等辺三角形の2つの底角の位置に配設される請
求項(4)記載の手振れ補正装置。 - 【請求項6】前記2つの動力伝達手段の前記ミラーへの
動力伝達基準点が、前記球の中心を通りミラーと平行な
平面上に略一致するように前記2つの動力伝達手段を構
成したことを特徴とする請求項(5)記載の手振れ補正
装置。 - 【請求項7】前記振れセンサは、コリオリの力を利用し
た 角速度センサと、前記角速度センサの出力に含まれるド
リフト成分の周期よりも短く且つ検出しようとする前記
カメラの振れの角速度の周期よりも長い所定の時間内に
おける前記角速度センサの出力の平均値を求める平均値
検出手段と、前記角速度センサの出力から前記平均値検
出手段によって求めた平均値を減算し、その差分値を出
力する減算手段と、から成ることを特徴とする請求項(
1)記載の手振れ補正装置。 - 【請求項8】前記手振れセンサは前記カメラの角速度に
比 例した電圧信号を出力する角速度センサであり、前記制
御手段は前記角速度センサから出力される電圧信号に基
づいて単位時間当りの注入電荷量が該電圧信号の大きさ
に比例するように前記圧電素子に電荷注入を行うことを
特徴とする請求項(3)記載の手振れ補正装置。 - 【請求項9】ミラーと、 カメラの撮影レンズの前方に、該撮影レンズの光軸に対
して略45゜の角度を中心にして前記ミラーを傾動自在
に支持するミラー支持機構と、前記ミラーを傾動させる
ミラー駆動手段と、前記撮影レンズの近傍に配設された
光電変換素子と、前記ミラーを介して入射する被写体光
を前記光電変換素子上に結像させる光学系とを有する手
振れセンサと、 前記振れセンサの検出出力に基づいて該振れセンサの光
電変換素子上に結像される被写体光の単位時間毎の移動
量を算出し、この移動量を零にすべく前記ミラー駆動手
段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする手
振れ補正装置。 - 【請求項10】第1のミラーと、撮影レンズの光軸に対
して 略45゜角度を中心にして前記第1のミラーを傾動自在
に支持するミラー支持機構と、前記第1のミラーを傾動
させるミラー駆動手段と、カメラの振れを検出する振れ
センサと、前記振れセンサの検出出力に基づいて前記カ
メラの撮像面に入射する被写体光を安定させるように前
記ミラー駆動手段を制御する制御手段とから成る手振れ
補正部と、前記撮影レンズの光軸に対して略45゜の角
度で配設された第2のミラーを有し、前記撮影レンズの
画角を広げるワイドコンバータ部と、前記手振れ補正部
とワイドコンバータ部とを内蔵し、前記撮影レンズの前
方に移動自在に配設され、前記第1のミラーを介して被
写体光を前記撮影レンズに入射させる第1の位置と前記
第2のミラーを介して被写体光を前記撮影レンズに入射
させる第2の位置との間で移動する切替ユニットと、を
備えたことを特徴とする手振れ補正装置。 - 【請求項11】カメラの撮影光学系の少なくとも一部の
光学 部材を移動自在に配設し、前記光学部材を駆動して撮影
光学系を介して撮像面に入射する被写体光を安定化させ
るカメラの手振れ補正装置において、前記光学部材を駆
動するための圧電素子と、前記カメラの角速度に比例し
た電圧信号を出力する角速度センサと、 前記角速度センサから出力される電圧信号に基づいて単
位時間当りの注入電荷量が該電圧信号の大きさに比例す
るように前記圧電素子に電荷注入を行う電荷注入手段と
、 を備えたことを特徴とする手振れ補正装置。 - 【請求項12】前記電荷注入手段は、前記角速度センサ
から 出力される電圧信号を所定のサイクルでディジタル値に
変換するA/D変換器と、該A/D変換器によって変換
されたディジタル値を入力し、該ディジタル値の大きさ
に比例したパルスレートのパルス信号を次のディジタル
値入力があり、そのデータ処理が終わるまで出力する中
央処理装置と、該中央処理装置から出力されるパルス信
号を昇圧して前記圧電素子に出力する駆動回路とから成
ることを特徴とする請求項(11)記載の手振れ補正装
置。 - 【請求項13】カメラの撮影光学系の少なくとも一部の
光学 部材を移動自在に配設し、前記光学部材を光軸と直交し
且つ互いに直交した2つの軸線を中心としてそれぞれ第
1の回動方向(X方向)及び第2の回動方向(Y方向)
に回動するように駆動して撮影光学系を介して撮像面に
入射する被写体光を安定化させるカメラの手振れ補正装
置において、前記光学部材をそれぞれ前記X方向及びY
方向に駆動するための第1及び第2の圧電素子と、前記
カメラのX方向及びY方向の角速度に比例した第1及び
第2の電圧信号をそれぞれ出力する第1及び第2の角速
度センサと、 X方向及びY方向の2系統を時分割処理する信号処理手
段であって、前記角速度センサからそれぞれ出力される
第1及び第2の電圧信号を一定のサイクル毎に交互に入
力し、その入力した第1及び第2の電圧信号に基づいて
前記第1及び第2の圧電素子への単位時間当りの注入電
荷量が該第1及び第2の電圧信号の大きさに比例するよ
うに第1及び第2の電荷注入量情報を求め、該第1及び
第2の電荷注入情報を交互に出力する信号処理手段と、 前記信号処理手段から出力される第1及び第2の電荷注
入量情報を入力すると、次の第1及び第2の電荷注入量
情報を入力するまでの間、その入力した第1及び第2の
電荷注入量情報に対応したパルス電荷をそれぞれ前記第
1及び第2の圧電素子に注入し続ける第1及び第2のパ
ルス電荷注入手段と、 を備えたことを特徴とする手振れ補正装置。 - 【請求項14】前記信号処理手段は、前記第1及び第2
角速度センサから出力される第1及び第2の電圧信号を
一定のサイクルで第1及び第2のディジタル値に交互に
変換するA/D変換器と、該A/D変換器によって変換
された第1及び第2のディジタル値を入力し、該第1及
び第2のディジタル値の大きさに比例したパルスレート
又はパルス幅を示す前記第1及び第2の電荷注入量情報
を交互に出力する中央処理装置とから成ることを特徴と
する請求項(13)記載の手振れ補正装置。 - 【請求項15】前記パルス電荷注入手段は、前記信号処
理手 段から出力される第1及び第2の電荷注入量情報を入力
すると、次の第1及び第2の電荷注入量情報を入力する
までの間、その入力した第1及び第2の電荷注入量情報
に対応したパルスレート又はパルス幅の第1及び第2の
パルス信号を発生し続ける第1及び第2のパルス発生手
段と、該第1及び第2のパルス発生手段から出力される
第1及び第2のパルス信号を昇圧してそれぞれ前記第1
及び第2の圧電素子に出力する駆動回路とから成ること
を特徴とする請求項(14)記載の手振れ補正装置。 - 【請求項16】カメラの撮影光学系の少なくとも一部の
光学 部材を移動自在に配設し、カメラの振れを検出する振れ
センサの検出出力に基づいて前記光学部材を駆動し、撮
影光学系を介して撮像面に入射する被写体光を安定化さ
せるカメラの手振れ補正装置において、 前記振れセンサは、コリオリの力を利用した角速度セン
サと、前記角速度センサの出力に含まれるドリフト成分
の周期よりも短く且つ検出しようとする前記カメラの振
れの角速度の周期よりも長い所定の時間内における前記
角速度センサの出力の平均値を求める平均値検出手段と
、前記角速度センサの出力から前記平均値検出手段によ
って求めた平均値を減算し、その差分値を出力する減算
手段と、から成ることを特徴とする手振れ補正装置。 - 【請求項17】前記平均値検出手段は、前記角速度セン
サの 出力のサンプリング数が所定のM個に達する毎に該M個
の平均値を算出する第1の演算手段と、前記第1の演算
手段によって算出された平均値が所定のN個に達すると
該N個の平均値を算出し、その後第1の演算手段によっ
て平均値が算出される毎に最新のN個の平均値を算出す
る第2の演算手段とからなることを特徴とする請求項(
16)記載の手振れ補正装置。 - 【請求項18】カメラの撮影光学系の少なくとも一部の
光学 部材を移動自在に配設し、前記光学部材を駆動して撮影
光学系を介して撮像面に入射する被写体光を安定化させ
るカメラの手振れ補正装置において、前記光学部材を駆
動するための圧電素子と、前記カメラの角速度に比例し
た電圧信号を出力する角速度センサと、 前記角速度センサから出力される電圧信号が手振れ補正
を必要としない程度の所定の閾値以下か否かを判別する
判別手段と、 前記角速度センサから出力される電圧信号が前記所定の
閾値以上と判別されると、その電圧信号に基づいて単位
時間当りの注入電荷量が該電圧信号の大きさに比例する
ように前記圧電素子に電荷注入を行い、前記所定の閾値
以下と判別されると、前記圧電素子に交番的に微小な電
荷注入を行う電荷注入手段と、 を備えたことを特徴とする手振れ補正装置。
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