JPH11130820A - 共重合体及びその製造方法 - Google Patents
共重合体及びその製造方法Info
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- JPH11130820A JPH11130820A JP9314648A JP31464897A JPH11130820A JP H11130820 A JPH11130820 A JP H11130820A JP 9314648 A JP9314648 A JP 9314648A JP 31464897 A JP31464897 A JP 31464897A JP H11130820 A JPH11130820 A JP H11130820A
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Abstract
きる、分子量分布の狭い(ジ)シクロペンタジエンとビ
ニル置換芳香族化合物との共重合体及びその水素添加
物、並びにそれらの製造方法を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 軟化点70〜140℃、ビニル置換芳香
族化合物含有量0〜35重量%、臭素価0〜30g/1
00g、Mn400〜1000、Mw/Mn2.5以下
であるシクロペンタジエン及び/又はジシクロペンタジ
エン〔以下、(D)CPDと略記する)とビニル置換芳
香族化合物との共重合体の水素添加物と、(D)CPD
とビニル置換芳香族化合物との混合物を溶媒中に分割添
加しながら共重合し、次いで水素添加して、(D)CP
Dとビニル置換芳香族化合物との共重合体の水素添加物
を製造するにあたり、(D)CPDとビニル置換芳香族
化合物との合計100重量部に対し、溶媒を50〜50
0重量部の割合で用いることを特徴とする、前記共重合
体の水素添加物を製造する方法を提供する。
Description
造方法に関し、詳しくは分子量分布、すなわち重量平均
分子量(以下、Mwと略記する。)/数平均分子量(以
下、Mnと略記する。)を低減させたシクロペンタジエ
ン及び/又はジシクロペンタジエンとビニル置換芳香族
化合物との共重合体及びその水素添加物、並びに、それ
らの製造方法とに関するものである。
ペンタジエン〔以下、(ジ)シクロペンタジエンと記す
ことがある。〕とビニル置換芳香族化合物との共重合体
は、接着剤,粘着剤,塗料等の基材として有用であるこ
とが知られている。
ロペンタジエンとビニル置換芳香族化合物とを、キシレ
ン等の溶媒中で混合し、共重合させる方法(特公昭61
−1442号公報)によって行なわれていた。
れる共重合体は、Mw/Mnが5を超えており、分子量
分布が広いものであった。このため、この共重合体は、
溶融粘度が極めて高く、例えばエチレン−酢酸ビニル共
重合体に配合して、ホットメルト型粘着剤や接着剤を調
製しようとすると、作業性に劣るなどの不都合を招いて
いた。
方法として、(ジ)シクロペンタジエンとビニル置換芳
香族化合物との混合物を、キシレンなどの溶媒中に滴下
して(分割添加しながら)熱重合を行なう方法を提案し
ている(特公平7−88412号公報)。この方法によ
れば、溶媒中に(ジ)シクロペンタジエンとビニル置換
芳香族化合物との混合物を仕込んで熱重合した場合よ
り、分子量分布を狭くすることができる。
重合体は、Mw/Mnが5以下と、それ以前のものより
も低くなってはいるものの、実際上は実施例に記載のよ
うに、Mw/Mnが2.8程度というものであって、現
在では必ずしも満足する値のものではなく、粘着剤や接
着剤の原料として使用した場合に必ずしも満足しうる溶
融粘度のものとはならないため、その解決が求められて
いた。
の問題を解消し、より高性能な粘着剤や接着剤等を製造
することができる、より分子量分布の狭い(ジ)シクロ
ペンタジエンとビニル置換芳香族化合物との共重合体及
びその水素添加物、並びに、それらの製造方法を提供す
ることを目的とするものである。
の問題を解決するため鋭意研究を重ねた。その結果、共
重合反応を行なうにあたり、(ジ)シクロペンタジエン
とビニル置換芳香族化合物とからなる原料モノマーに対
して特定の割合の溶媒中に、(ジ)シクロペンタジエン
とビニル置換芳香族化合物との混合物を分割添加しなが
ら共重合させると、驚くべきことに、得られる共重合体
のMw/Mnを2.5以下とすることができるというこ
とを見出した。
するにあたり、(ジ)シクロペンタジエンとビニル置換
芳香族化合物との混合物を溶媒中に分割添加する際に、
硫黄化合物、或いはヒドロキシベンゼン系化合物、
ヒドロキシナフタレン系化合物及びキノン系化合物より
なる群から選ばれた少なくとも1種の化合物を存在させ
ることにより、得られる共重合体のMw/Mnを1.9
未満と一層低下させることができることを見出した。本
発明は、かかる知見に基づいて完成されたものである。
点が60〜130℃、ビニル置換芳香族化合物含有量が
30〜90重量%、臭素価が30〜90g/100g、
数平均分子量が400〜1000、重量平均分子量/数
平均分子量(Mw/Mn)が2.5以下であるシクロペ
ンタジエン及び/又はジシクロペンタジエンとビニル置
換芳香族化合物との共重合体を提供するものである。
ンタジエン及び/又はジシクロペンタジエンとビニル置
換芳香族化合物との混合物を溶媒中に分割添加しながら
共重合して、シクロペンタジエン及び/又はジシクロペ
ンタジエンとビニル置換芳香族化合物との共重合体を製
造するにあたり、シクロペンタジエン及び/又はジシク
ロペンタジエンとビニル置換芳香族化合物との合計10
0重量部に対し、溶媒を50〜500重量部の割合で用
いることを特徴とする、前記請求項1記載の共重合体を
製造する方法を提供するものである。
項1記載の共重合体を水素添加してなり、水素添加後の
共重合体の軟化点が70〜140℃、ビニル置換芳香族
化合物含有量が0〜35重量%、臭素価が0〜30g/
100g、数平均分子量が400〜1000、重量平均
分子量/数平均分子量(Mw/Mn)が2.5以下であ
るシクロペンタジエン及び/又はジシクロペンタジエン
とビニル置換芳香族化合物との共重合体の水素添加物を
提供するものである。
ペンタジエン及び/又はジシクロペンタジエンとビニル
置換芳香族化合物との混合物を溶媒中に分割添加しなが
ら共重合し、次いで水素添加して、シクロペンタジエン
及び/又はジシクロペンタジエンとビニル置換芳香族化
合物との共重合体の水素添加物を製造するにあたり、シ
クロペンタジエン及び/又はジシクロペンタジエンとビ
ニル置換芳香族化合物との合計100重量部に対し、溶
媒を50〜500重量部の割合で用いることを特徴とす
る、前記請求項3記載の共重合体の水素添加物を製造す
る方法を提供するものである。この請求項4記載の本発
明は、前記請求項2記載の発明に、水素化工程を加えた
ものである。
60〜130℃、ビニル置換芳香族化合物含有量が30
〜90重量%、臭素価が30〜90g/100g、数平
均分子量が400〜1000、重量平均分子量/数平均
分子量(Mw/Mn)が1.9未満であるシクロペンタ
ジエン及び/又はジシクロペンタジエンとビニル置換芳
香族化合物との共重合体を提供するものである。
ンタジエン及び/又はジシクロペンタジエンとビニル置
換芳香族化合物との混合物を溶媒中に分割添加しながら
共重合して、シクロペンタジエン及び/又はジシクロペ
ンタジエンとビニル置換芳香族化合物との共重合体を製
造するにあたり、分割添加する際に硫黄化合物を存在さ
せることを特徴とする、前記請求項5記載の共重合体を
製造する方法を提供するものである。
ペンタジエン及び/又はジシクロペンタジエンとビニル
置換芳香族化合物との混合物を溶媒中に分割添加しなが
ら共重合して、シクロペンタジエン及び/又はジシクロ
ペンタジエンとビニル置換芳香族化合物との共重合体を
製造するにあたり、分割添加する際にヒドロキシベンゼ
ン系化合物、ヒドロキシナフタレン系化合物及びキノン
系化合物よりなる群から選ばれた少なくとも1種の化合
物を存在させることを特徴とする、前記請求項5記載の
共重合体を製造する方法を提供するものである。
項5記載の共重合体を水素添加してなり、水素添加後の
共重合体の軟化点が70〜140℃、ビニル置換芳香族
化合物含有量が0〜35重量%、臭素価が0〜30g/
100g、数平均分子量が400〜1000、重量平均
分子量/数平均分子量(Mw/Mn)が1.9未満であ
るシクロペンタジエン及び/又はジシクロペンタジエン
とビニル置換芳香族化合物との共重合体の水素添加物を
提供するものである。
ンタジエン及び/又はジシクロペンタジエンとビニル置
換芳香族化合物との混合物を溶媒中に分割添加しながら
共重合し、次いで水素添加して、シクロペンタジエン及
び/又はジシクロペンタジエンとビニル置換芳香族化合
物との共重合体の水素添加物を製造するにあたり、分割
添加する際に硫黄化合物を存在させることを特徴とす
る、前記請求項8記載の共重合体の水素添加物を製造す
る方法を提供するものである。この請求項9記載の本発
明は、前記請求項6記載の発明に、水素化工程を加えた
ものである。
ロペンタジエン及び/又はジシクロペンタジエンとビニ
ル置換芳香族化合物との混合物を溶媒中に分割添加しな
がら共重合し、次いで水素添加して、シクロペンタジエ
ン及び/又はジシクロペンタジエンとビニル置換芳香族
化合物との共重合体の水素添加物を製造するにあたり、
分割添加する際にヒドロキシベンゼン系化合物、ヒドロ
キシナフタレン系化合物及びキノン系化合物よりなる群
から選ばれた少なくとも1種の化合物を存在させること
を特徴とする、前記請求項8記載の共重合体の水素添加
物の製造方法を提供するものである。この請求項10記
載の本発明は、前記請求項7記載の発明に、水素化工程
を加えたものである。
請求項1記載の共重合体、或いは請求項3記載のその水
素添加物は、それぞれ請求項2記載の製造方法、或いは
請求項4記載の製造方法により得られるものであって、
それぞれMw/Mnが2.5以下となる、(ジ)シクロ
ペンタジエンとビニル置換芳香族化合物との共重合体、
或いはその水素添加物である。
タジエンとビニル置換芳香族化合物との共重合体は、軟
化点が60〜130℃、好ましくは70〜120℃、ビ
ニル置換芳香族化合物含有量が30〜90重量%、好ま
しくは35〜65重量%、より好ましくは40〜60重
量%、臭素価が30〜90g/100g、好ましくは3
0〜70g/100g、より好ましくは40〜60g/
100g、数平均分子量が400〜1000、好ましく
は500〜800である。
ジエンとビニル置換芳香族化合物との共重合体の水素添
加物は、請求項1記載の共重合体を水素添加してなり、
水素添加後の共重合体の軟化点が70〜140℃、好ま
しくは80〜130℃、ビニル置換芳香族化合物含有量
が0〜35重量%、好ましくは1〜30重量%、臭素価
が0〜30g/100g、好ましくは1〜20g/10
0g、数平均分子量が400〜1000、好ましくは5
00〜800である。
シクロペンタジエンとビニル置換芳香族化合物との共重
合体、及び請求項3記載のその水素添加物は、いずれも
Mw/Mnが2.5以下であることから、分子量分布が
狭く(シャープであり)、例えば、GPC( Gel Perme
ation Chromatography)法により表される分子量分布
は、図1に示すようなパターンを示す。
タジエンとビニル置換芳香族化合物との共重合体として
は、Mw/Mnが2.5以下、例えば後述する実施例1
に示すように2.0前後のものが得られる。
ロペンタジエンとビニル置換芳香族化合物との共重合体
の水素添加物としては、Mw/Mnが2.5以下、例え
ば後述する実施例2に示すように1.9前後のものが得
られる。
(ジ)シクロペンタジエンとビニル置換芳香族化合物と
の共重合体は、Mw/Mnが2.5を超えるものであっ
て(後記比較例に示すようにMw/Mnが2.8程度の
ものである)、この共重合体のGPC法による分子量分
布は図2に示されるようなパターンを示し、分子量分布
が広い(ブロードな)ものであった。
は請求項3記載のその水素添加物は、それぞれ請求項2
記載の製造方法、或いは請求項4記載の製造方法により
得られる。まず、請求項1記載の共重合体は、請求項2
記載の方法により効率良く製造することができる。
(ジ)シクロペンタジエンとビニル置換芳香族化合物と
の混合物を溶媒中に分割添加しながら共重合して、
(ジ)シクロペンタジエンとビニル置換芳香族化合物と
の共重合体を製造するにあたり、(ジ)シクロペンタジ
エンとビニル置換芳香族化合物との合計100重量部に
対し、溶媒を50〜500重量部の割合で用いることに
より、前記請求項1記載の共重合体を製造することがで
きる。
を使用する。この溶媒としては、例えばベンゼン,トル
エン,キシレン,シクロヘキサン,メチルシクロヘキサ
ン,エチルシクロヘキサンなどを使用することができ、
これらの1種を単独で、或いは2種以上を組み合わせて
使用することが可能である。これらの溶媒は、100℃
以上、好ましくは150℃以上に加熱してから用いるこ
とが望ましい。
クロペンタジエンとビニル置換芳香族化合物(例えば、
スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエンなど)
との混合物、すなわち、原料モノマーの合計100重量
部に対し、50〜500重量部、好ましくは80〜30
0重量部の割合で使用する。ここで溶媒の使用量が、上
記割合未満であると、目的とする分子量分布が狭い(シ
ャープな)共重合体、或いはその水素添加物を製造する
ことはできない。一方、溶媒の使用量が、上記割合を超
えても、分子量分布が狭くなる効果は上昇し続けること
はなく、むしろ1バッチの生産量が低下するため好まし
くない。このような特定割合の溶媒の使用や、これによ
り奏される本発明の優れた効果については、これまで全
く知られていない。
中)に、(ジ)シクロペンタジエンとビニル置換芳香族
化合物との混合物を分割添加しながら(例えば、滴下し
ながら)共重合反応を行なう。(ジ)シクロペンタジエ
ンとビニル置換芳香族化合物との混合割合については、
特に制限されないが、通常は、(ジ)シクロペンタジエ
ン:ビニル置換芳香族化合物(重量比)を70:30〜
20:80、好ましくは60:40〜40:60とする
のが望ましい。分割添加時間は、通常、0.5〜5時
間、好ましくは1〜3時間である。添加割合は均等であ
ることが好ましい。
エンとビニル置換芳香族化合物との混合物を分割添加し
終わった後も、引続き反応を行なわせることが望まし
い。その場合の反応条件は特に制限はないが、通常は反
応温度200〜350℃、好ましくは250〜300
℃、反応圧力は0〜20kg/cm2G 、好ましくは0〜15
kg/cm2G 、反応時間は0.5〜8時間、好ましくは1〜
5時間である。
温度100〜300℃、圧力100〜1mmHgで1〜3時
間処理して、揮発分等を除去すれば、請求項1記載の本
発明の共重合体を得ることができる。
(ジ)シクロペンタジエンとビニル置換芳香族化合物と
の共重合体は、請求項1に記載してあるように、軟化点
が60〜130℃、ビニル置換芳香族化合物含有量が3
0〜90重量%、臭素価が30〜90g/100g、数
平均分子量が400〜1000であり、Mw/Mnが
2.5以下のものとなり(後述する実施例では2.
0)、分子量分布が狭い(シャープな)共重合体とな
る。
物は、請求項4記載の方法により効率良く製造すること
ができるものであり、上記した如く、請求項2記載の方
法により得られた請求項1記載の共重合体をさらに水素
化したものである。
添加物を得ようとする場合には、請求項2記載の方法に
従い、請求項1記載の共重合体を得る場合と同様の共重
合反応を行なった後に、さらに水素添加反応を行なえば
良い。この他、既に得られている請求項1記載の共重合
体について、水素添加反応を行なったものであっても良
い。
ウム,コバルト,白金,ロジウム系触媒の存在下で、シ
クロヘキサン,テトラヒドロフランなどの溶媒中で行な
われる。このときの反応温度は120〜300℃、好ま
しくは150〜250℃であり、反応時間は1〜7時
間、好ましくは2〜5時間であって、水素圧力10〜6
0kg/cm2G 、好ましくは20〜50kg/cm2G の条件であ
る。
応生成液を、共重合体の場合と同様に、例えば、温度1
00〜300℃、圧力100〜1mmHgで1〜3時間処理
して、揮発分等を除去すれば、請求項3記載の本発明の
共重合体の水素添加物を得ることができる。
得られる、(ジ)シクロペンタジエンとビニル置換芳香
族化合物との共重合体の水素添加物は、請求項3に記載
してあるように、水素添加後の共重合体の軟化点が70
〜140℃、ビニル置換芳香族化合物含有量が0〜35
重量%、臭素価が0〜30g/100g、数平均分子量
が400〜1000であり、Mw/Mnが2.5以下の
ものとなり(後述する実施例では、1.9)、分子量分
布が狭い(シャープな)共重合体水素添加物となる。
6記載の製造方法又は請求項7記載の製造方法により得
られるものであって、Mw/Mnが1.9未満となる、
(ジ)シクロペンタジエンとビニル置換芳香族化合物と
の共重合体である。
物は、請求項9記載の製造方法又は請求項10記載の製
造方法により得られるものであって、Mw/Mnが1.
9未満となる、(ジ)シクロペンタジエンとビニル置換
芳香族化合物との共重合体の水素添加物である。この請
求項8記載の共重合体の水素添加物は、上記請求項5記
載の共重合体の水素添加物である。
タジエンとビニル置換芳香族化合物との共重合体は、M
w/Mnが1.9未満となっていること以外は、上記し
た請求項1記載の共重合体と同様のものである。すなわ
ち、請求項5記載の共重合体は、軟化点が60〜130
℃、好ましくは70〜120℃、ビニル置換芳香族化合
物含有量が30〜90重量%、好ましくは35〜65重
量%、より好ましくは40〜60重量%、臭素価が30
〜90g/100g、好ましくは30〜70g/100
g、より好ましくは40〜60g/100g、数平均分
子量が400〜1000、好ましくは500〜800で
ある。
ジエンとビニル置換芳香族化合物との共重合体の水素添
加物は、Mw/Mnが1.9未満となっていること以外
は、上記した請求項3記載の共重合体の水素添加物と同
様のものであり、水素添加後の共重合体の軟化点が70
〜140℃、好ましくは80〜130℃、ビニル置換芳
香族化合物含有量が0〜35重量%、好ましくは1〜3
0重量%、臭素価が0〜30g/100g、好ましくは
1〜20g/100g、数平均分子量が400〜100
0、好ましくは500〜800である。
シクロペンタジエンとビニル置換芳香族化合物との共重
合体、及び請求項8記載のその水素添加物は、いずれも
Mw/Mnが1.9未満であることから、分子量分布が
一層狭く(シャープ)、例えば、GPC法により表され
る分子量分布は、図3に示すようなパターンを示す。
タジエンとビニル置換芳香族化合物との共重合体、及び
請求項8記載のその水素添加物は、Mw/Mnが1.9
未満にまで低下したものであり、前記請求項1記載の共
重合体、或いは請求項3記載のその水素添加物に比べ
て、より一層分子量分布が狭いものである。
る、請求項5記載の本発明の(ジ)シクロペンタジエン
とビニル置換芳香族化合物との共重合体、及び請求項9
記載の方法により得られる、請求項8記載のその水素添
加物は、それぞれMw/Mnが1.6〜1.7程度(例
えば、実施例3や実施例4に示すように)にまで低下し
たものである。
求項6記載の製造方法又は請求項7記載の製造方法によ
り得られ、また、請求項8記載の共重合体の水素添加物
は、請求項9記載の製造方法又は請求項10記載の製造
方法により得られる。まず、請求項5記載の共重合体
は、請求項6記載の製造方法又は請求項7記載の製造方
法により、効率良く製造することができる。
(ジ)シクロペンタジエンとビニル置換芳香族化合物と
の混合物を溶媒中に分割添加しながら共重合して、
(ジ)シクロペンタジエンとビニル置換芳香族化合物と
の共重合体を製造するにあたり、(ジ)シクロペンタジ
エンとビニル置換芳香族化合物との混合物を溶媒中に分
割添加する際に硫黄化合物を存在させることにより、前
記請求項5記載の共重合体を製造することができる。
載の本発明についての説明中に記載したものと同様のも
のが挙げられる。また、溶媒の使用量も、前記請求項1
〜4記載の本発明についての説明中に記載したと同様の
範囲〔(ジ)シクロペンタジエンとビニル置換芳香族化
合物との混合物、すなわち原料モノマー100重量部に
対し、50〜500重量部〕であるが、(ジ)シクロペ
ンタジエンとビニル置換芳香族化合物との混合物を溶媒
中に分割添加する際に硫黄化合物を存在させているた
め、その使用量をより低減させることが可能であり、通
常、原料モノマー100重量部に対し、50〜150重
量部、好ましくは70〜120重量部の範囲で充分であ
る。
置換芳香族化合物との混合割合や、この混合物の分割添
加期間なども、前記請求項1〜4記載の本発明について
の説明中に記載したと同様である。
ンタジエンとビニル置換芳香族化合物との混合物を溶媒
中に分割添加しながら共重合して、(ジ)シクロペンタ
ジエンとビニル置換芳香族化合物との共重合体を製造す
るにあたり、前記混合物を溶媒中に分割添加する際に硫
黄化合物を存在させることを特徴とするものであり、硫
黄化合物を存在させること以外は、基本的には、前記請
求項2記載の本発明と同様である。
移動剤として用いられている化合物等を使用することが
できる。例えば、n−オクチルメルカプタン、ベンジル
メルカプタン、チオフェノール、2−メチル−5−t−
ブチルチオフェノールなどを挙げることができる。
ペンタジエンとビニル置換芳香族化合物との混合物、す
なわち原料モノマーの合計100重量部に対して、5重
量部以下、通常、0.01〜5重量部、好ましくは0.
1〜2重量部の割合で使用する。ここで、硫黄化合物の
使用量が、上記割合未満であると、得られる共重合体の
分子量分布が広がり、性能が向上した樹脂を高い生産性
を維持したままで得ることができない。一方、溶媒の使
用量が上記割合を超えても、効果が頭打ちとなり、むし
ろ1バッチの生産性が悪化するため好ましくない。
れない。例えば、原料モノマー中に硫黄化合物を混合し
た状態で、溶媒中に分割滴下してもよいし、或いは溶媒
中に硫黄化合物を予め存在させておいて(混合しておい
て)、そこへ原料モノマーを滴下してもよい。
硫黄化合物を存在させること以外は、基本的には、前記
請求項2記載の本発明と同様にして行なうことにより、
前記請求項5記載の共重合体を製造することができる。
求項5記載の共重合体は、シクロペンタジエン及び/又
はジシクロペンタジエンとビニル置換芳香族化合物との
混合物を溶媒中に分割添加しながら共重合して、シクロ
ペンタジエン及び/又はジシクロペンタジエンとビニル
置換芳香族化合物との共重合体を製造するにあたり、
(ジ)シクロペンタジエンとビニル置換芳香族化合物と
の混合物を溶媒中に分割添加する際に、ヒドロキシベン
ゼン系化合物、ヒドロキシナフタレン系化合物及びキノ
ン系化合物よりなる群から選ばれた少なくとも1種の化
合物を存在させることによっても製造することができ
る。
する際に、硫黄化合物の代わりに、ヒドロキシベンゼン
系化合物、ヒドロキシナフタレン系化合物及びキノン系
化合物よりなる群から選ばれた少なくとも1種の化合物
を存在させること以外は、請求項6記載の製造方法と同
様である。
は、例えば、フェノール、2,6−ジ−t−ブチル−p
−クレゾール、ペンタエリスリチル−テトラキス(3−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート)、メトキノン、ヒドロキノン、2,5
−ジ−t−ブチル−ヒドロキノン、ヒドロキシヒドロキ
ノン、カテコール、p−t−ブチル−カテコール、ピロ
ガロール等が挙げられる。これらの中でも、ヒドロキシ
ベンゼン系化合物としては、ヒドロキシヒドロキノン、
カテコール、p−t−ブチル−カテコール、ピロガロー
ルが好ましい。
ては、例えば、1,4−ジヒドロキシナフタレン、2,
3−ジヒドロキシナフタレン、2,4−ジヒドロキシナ
フタレン、2,6−ジヒドロキシナフタレン、3,4−
ジヒドロキシナフタレン等を挙げることができる。
1,4−ベンゾキノン、α−ナフトキノン、アントラキ
ノン、1,4−ジヒドロキシアントラキノン等を挙げる
ことができる。
ドロキシベンゼン系化合物、ヒドロキシナフタレン系化
合物及びキノン系化合物よりなる群から選ばれた少なく
とも1種、すなわち1種或いはそれ以上の化合物を用い
ることができるが、中でもヒドロキシベンゼン系化合
物、特にヒドロキシヒドロキノン、カテコール、p−t
−ブチル−カテコール、ピロガロールを用いることが好
ましい。
キシナフタレン系化合物及びキノン系化合物よりなる群
から選ばれた少なくとも1種の化合物の使用量は、
(ジ)シクロペンタジエンとビニル置換芳香族化合物と
の混合物、すなわち原料モノマーの合計100重量部に
対して、5重量部以下、通常、0.01〜5重量部、好
ましくは0.1〜2重量部の割合で使用する。ここで、
該化合物の使用量が、上記割合未満であると、得られる
共重合体の分子量分布が広がり、性能が向上した樹脂を
高い生産性を維持したままで得ることができない。一
方、溶媒の使用量が上記割合を超えても、効果が頭打ち
となり、むしろ1バッチの生産性が悪化するため好まし
くない。
方法は、分割添加する際に、硫黄化合物の代わりに、上
記した如きヒドロキシベンゼン系化合物、ヒドロキシナ
フタレン系化合物及びキノン系化合物よりなる群から選
ばれた少なくとも1種の化合物を存在させること以外
は、請求項6記載の製造方法と同様である。即ち、例え
ば、ヒドロキシベンゼン系化合物、ヒドロキシナフタレ
ン系化合物及びキノン系化合物よりなる群から選ばれた
少なくとも1種の化合物の存在形態は、硫黄化合物の存
在形態と同様に、特に限定されない。
重合反応も、請求項6記載の製造方法における共重合反
応と同様に、(ジ)シクロペンタジエンとビニル置換芳
香族化合物との混合物を分割添加し終わった後も、引続
き反応を行なわせることが望ましく、その場合の反応条
件等も、請求項6記載の本発明の製造方法と同様にして
行なうことにより、前記請求項5記載の共重合体を製造
することができる。
れる、(ジ)シクロペンタジエンとビニル置換芳香族化
合物との共重合体は、Mw/Mnが、実施例に示すよう
に1.79〜1.89と、1.9未満の値であることか
ら、分子量分布が狭く(シャープ)、例えば、GPC法
(gel permeation chromatography)により表される分子
量分布は、図4〜図7に表されるようなパターンを示
す。
物は、請求項9記載の製造方法又は請求項10記載の製
造方法により得られる。この請求項8記載の共重合体の
水素添加物は、上記請求項5記載の共重合体の水素添加
物である。
クロペンタジエンとビニル置換芳香族化合物との混合物
を溶媒中に分割添加しながら共重合し、次いで水素添加
して、(ジ)シクロペンタジエンとビニル置換芳香族化
合物との共重合体の水素添加物を製造するにあたり、前
記混合物を溶媒中に分割添加する際に硫黄化合物を存在
させることを特徴とするものであり、前記請求項6記載
の共重合体を得る場合と同様の共重合反応を行なった後
に、さらに水素添加反応を行なったものであって、分割
添加する際に硫黄化合物を存在させること以外は、基本
的には、前記請求項4記載の本発明と同様にして行なっ
たものである。
載の本発明によれば、前記混合物を溶媒中に分割添加す
る際に、『硫黄化合物』を存在させることにより、得ら
れる共重合体或いは共重合体の水素添加物の分子量分布
をさらに狭くすることができる。
発明の(ジ)シクロペンタジエンとビニル置換芳香族化
合物との共重合体と、請求項8記載のその水素添加物と
は、前記したように、いずれもMw/Mnが1.9未満
であり(後述する実施例では、1.67と1.63)、
分子量分布が一層狭く、シャープなものとなる。
シクロペンタジエンとビニル置換芳香族化合物との混合
物を溶媒中に分割添加しながら共重合し、次いで水素添
加して、(ジ)シクロペンタジエンとビニル置換芳香族
化合物との共重合体の水素添加物を製造するにあたり、
分割添加する際にヒドロキシベンゼン系化合物、ヒドロ
キシナフタレン系化合物及びキノン系化合物よりなる群
から選ばれた少なくとも1種の化合物を存在させること
を特徴とするものである。
記した請求項7記載の本発明の方法において、さらに水
素添加反応を行なったものである。さらに、換言する
と、請求項10記載の本発明は、分割添加する際に、硫
黄化合物の代わりに、上記した如きヒドロキシベンゼン
系化合物、ヒドロキシナフタレン系化合物及びキノン系
化合物よりなる群から選ばれた少なくとも1種の化合物
を存在させること以外は、請求項9記載の製造方法と同
様である。
記載の本発明によれば、前記混合物を溶媒中に分割添加
する際に、ヒドロキシベンゼン系化合物、ヒドロキシナ
フタレン系化合物及びキノン系化合物よりなる群から選
ばれた少なくとも1種の化合物を存在させることによ
り、得られる共重合体或いは共重合体の水素添加物の分
子量分布をさらに狭くすることができる。
発明の(ジ)シクロペンタジエンとビニル置換芳香族化
合物との共重合体と、請求項8記載のその水素添加物と
は、前記したように、いずれもMw/Mnが1.9未満
であり(後述する実施例では、1.75〜1.89)、
分子量分布が一層狭く、シャープなものとなる。
が、本発明はこれらにより何ら制限されるものではな
い。
ンとの共重合体の製造) 窒素で置換した攪拌機付きの300ml容重合反応器内
に、溶媒としてキシレン141g(原料モノマー100
重量部に対し、180重量部)を採取し、260℃まで
加熱して攪拌しながら、これにジシクロペンタジエン3
1gとスチレン47gとの混合物〔前者:後者=40:
60(重量比)〕を2時間にわたって分割添加した。そ
の後、引き続き5時間共重合反応を行なった。
タリーエバポレーターを用いて、温度200℃、圧力1
0mmHgで3時間処理し、未反応モノマーとキシレンを除
去して、70gのジシクロペンタジエンとスチレンとの
共重合体を得た。この共重合体の性質を第1表に示す。
ンとの共重合体の水素添加物の製造) 窒素で置換した攪拌機付きの300ml容重合反応器内
に、溶媒としてシクロヘキサン60g、実施例1で得ら
れた共重合体65g、0.5重量%のパラジウム担持シ
リカ・アルミナ触媒2.3gを採取し、水素圧力40kg
/cm2G 、温度230℃で3時間水素添加反応を行なっ
た。
タリーエバポレーターを用いて、温度200℃、圧力1
0mmHgで1時間処理し、シクロヘキサンを除去して、6
5gのジシクロペンタジエンとスチレンとの共重合体の
水素添加物を得た。この共重合体の水素添加物の性質を
第1表に示す。
ンとの共重合体の製造) 窒素で置換した攪拌機付きの300ml容重合反応器内
に、溶媒としてキシレン50g(原料モノマー100重
量部に対し、32重量部)を採取し、260℃まで加熱
して攪拌しながら、これにジシクロペンタジエン62g
とスチレン94gとの混合物〔前者:後者=40:60
(重量比)〕を2時間にわたって分割添加した。その
後、引き続き1.5時間共重合反応を行なった。
ノマーとキシレンを除去して、140gのジシクロペン
タジエンとスチレンとの共重合体を得た。この共重合体
の性質を第1表に示す。
ンとの共重合体の水素添加物の製造) 実施例1で得られた共重合体の代わりに、比較例1で得
られた共重合体を使用した他は、実施例2と同様の操作
を行ない、ジシクロペンタジエンとスチレンとの共重合
体の水素添加物を得た。この共重合体の水素添加物の性
質を第1表に示す。
ペンタジエンとスチレンとの共重合体の製造) 窒素で置換した攪拌機付きの1L容重合反応器内に、溶
媒としてキシレン330g(原料モノマー100重量部
に対し、90重量部)を採取し、キシレン中に2−メチ
ル−5−t−ブチルチオフェノール3.66g(原料モ
ノマー100重量部に対し、1重量部)を入れた後、2
60℃まで加熱し、攪拌しながら、これに、原料モノマ
ーとして、ジシクロペンタジエン183gとスチレン1
83gとの混合物〔前者:後者=50:50(重量
比)〕を3時間にわたって分割添加した。その後、引き
続き7時間共重合反応を行なった。
タリーエバポレーターを用いて、温度200℃、圧力1
0mmHgで2時間処理し、未反応モノマーとキシレンを除
去して、330gのジシクロペンタジエンとスチレンと
の共重合体を得た。この共重合体の性質を第1表に示
す。また、GPC法による分子量分布のパターンを図3
に示す。
ペンタジエンとスチレンとの共重合体の水素添加物の製
造) 窒素で置換した攪拌機付きの300ml容重合反応器内
に、溶媒としてシクロヘキサン70g、実施例3で得ら
れた共重合体70g、ニッケル触媒10gを採取し、水
素圧力40kg/cm2G 、温度230℃で4時間水素添加反
応を行なった。
タリーエバポレーターを用いて、温度200℃、圧力1
0mmHgで1時間処理し、溶媒シクロヘキサンを除去し
て、70gのジシクロペンタジエンとスチレンとの共重
合体の水素添加物を得た。この共重合体の水素添加物の
性質を第1表に示す。
重合体の製造〕 窒素で置換した攪拌機付きの1L容重合反応器に、溶媒
としてキシレン330g(原料モノマー100重量部に
対して、90重量部)を採取し、キシレン中にピロガロ
ール3.66g(原料モノマー100重量部に対した、
1重量部)を入れた後、240℃まで加熱し、攪拌しな
がら、これに原料モノマーとして、ジシクロペンタジエ
ン183gとスチレン183gとの混合物〔前者:後者
=50:50(重量比)〕を90分間にわたって分割添
加した。その後、60分間かけて260℃まで昇温し、
260℃に達した後、引き続き3時間共重合反応を行な
った。
タリーエバポレーターを用いて、温度200℃、圧力1
0mmHgで2時間処理し、未反応モノマーとキシレン
を除去して、ジシクロペンタジエンとスチレンとの共重
合体330gを得た。この共重合体の性状を第1表に示
す。また、GPC法による分子量分布のパターンを図4
に示す。
物の製造〕 窒素で置換した攪拌機付きの300mL重合反応器に、
溶媒としてシクロヘキサン70g、実施例5で得た共重
合体70g、ニッケル触媒1.5gを採取し、水素圧力
40kg/cm2 G、温度230℃で4時間水素添加反応
を行なった。
タリーエバポレーターを用いて、温度200℃、圧力1
0mmHgで1時間処理し、シクロヘキサンを除去し
て、ジシクロペンタジエンとスチレンとの共重合体の水
素添加物70gを得た。この共重合体の水素添加物の性
状を第1表に示す。
合体の製造〕 窒素で置換した攪拌機付きの1L容重合反応器に、溶媒
としてキシレン380g(原料モノマー100重量部に
対し、120重量部)を採取し、キシレン中にカテコー
ル3.17g(原料モノマー100重量部に対し、1重
量部)を入れた後、240℃まで加熱し、攪拌しなが
ら、これに原料モノマーとして、ジシクロペンタジエン
158gとスチレン158gとの混合物〔前者:後者=
50:50(重量比)〕を90分にわたって分割添加し
た。その後、60分かけて260℃まで昇温し、260
℃に達した後、引き続き4時間共重合反応を行なった。
い、ジシクロペンタジエンとスチレンとの共重合体28
0gを得た。この共重合体の性状を第1表に示す。ま
た、GPC法による分子量分布のパターンを図5に示
す。
物の製造〕 実施例7で得た共重合体を用いた他は、実施例6と同様
の操作を行ない、ジシクロペンタジエンとスチレンとの
共重合体の水素添加物70gを得た。この共重合体の水
素添加物の性状を第1表に示す。
た場合の共重合体の製造〕 実施例7において、カテコール3.17gを用いる代わ
りに、ヒドロキシヒドロキノン3.17g(原料モノマ
ー100重量部に対し、1重量部)を用いた他は、実施
例7と同様にして行ない、ジシクロペンタジエンとスチ
レンとの共重合体282gを得た。この共重合体の性状
を第1表に示す。また、GPC法による分子量分布のパ
ターンを図6に示す。
加物の製造〕 実施例9で得た共重合体を用いた他は、実施例6と同様
の操作を行ない、ジシクロペンタジエンとスチレンとの
共重合体の水素添加物70gを得た。この共重合体の水
素添加物の性状を第1表に示す。
を用いた場合の共重合体の製造〕 実施例7において、カテコール3.17gを用いる代わ
りに、p−t−ブチル−カテコール6.34g(原料モ
ノマー100重量部に対し、2重量部)を用いた他は、
実施例7と同様に行ない、ジシクロペンタジエンとスチ
レンとの共重合体282gを得た。この共重合体の性状
を第1表に示す。また、GPC法による分子量分布のパ
ターンを図7に示す。
添加物の製造〕 実施例11で得た共重合体を用いた他は、実施例6と同
様の操作を行ない、ジシクロペンタジエンとスチレンと
の共重合体の水素添加物70gを得た。この共重合体の
水素添加物の性状を第1表に示す。
用。 *2:赤外分光光度計(吸光度700cm-1)による定
量。 *3:JIS K−2605を準用。 *4:VPOによる測定。 *5:GPCによる測定。
ず、原料モノマーに対して、特定の重量比の溶媒を使用
する実施例1で得られた共重合体のMw/Mnは2.0
であり、また、これを水素添加してなる実施例2で得ら
れた共重合体の水素添加物のMw/Mnも1.9であ
り、いずれも分子量分布の狭い望ましいものであった。
使用量について考慮しない比較例1で得られた共重合体
のMw/Mnは2.8であり、また、これを水素添加し
てなる比較例2で得られた共重合体の水素添加物のMw
/Mnは2.7であり、いずれも実施例1及び2のよう
な分子量分布の狭い望ましいものではなかった。
った実施例3で得られた共重合体と実施例4で得られた
共重合体の水素添加物のMw/Mnは、それぞれ1.6
7、1.63であり、比較例1及び2より低いことはも
ちろん、実施例1及び2と比較してもさらに低いもので
あった。
在下で共重合反応を行なった実施例5、7、9、11で
得られた共重合体と、実施例6、8、10、12で得ら
れた共重合体水素添加物のMw/Mnは、いずれも1.
9未満であり、比較例1及び2より低いことは勿論、実
施例1及び2と比較してもさらに低いものであった。
うに、本発明の方法では、原料モノマーに対して特定の
割合の溶媒を使用することにより、Mw/Mnが2.5
以下と低い、すなわち、分子量分布の狭い共重合体及び
その水素添加物を得ることができることが分かる。
に、本発明の方法では、原料モノマーを溶媒中に分割添
加する際に硫黄化合物を存在させることにより、Mw/
Mnが1.9未満とさらに低く、より一層分子量分布の
狭い共重合体及びその水素添加物を得ることができるこ
とも分かる。
造方法によれば、原料モノマーを溶媒中に分割添加する
際に、ヒドロキシベンゼン系化合物等を存在させること
により、Mw/Mnが1.9未満と従来得られているも
のよりも低く、より一層分子量分布の狭い共重合体及び
その水素添加物を得ることができることが分かる。
クロペンタジエンの代わりに、シクロペンタジエンを用
いた場合にも、同様の結果が得られた。
求項3記載のその水素添加物は、いずれもMw/Mnが
2.5以下と、従来のものに比べて、より低いものであ
り、分子量分布が狭い(シャープな)ものである。従っ
て、請求項1記載の本発明の共重合体及び請求項3記載
のその水素添加物は、粘着剤や接着剤の製造において、
極めて有利な基材となる。
4記載の製造方法を用いることにより、そのような分子
量分布が狭い(シャープな)共重合体又はその水素添加
物を効率的に製造することができる。
いは請求項9,10記載の製造方法を用いることによ
り、それぞれ請求項5、或いは請求項8に記載したよう
な、Mw/Mnが1.9未満とさらに低く、より一層分
子量分布の狭い共重合体又はその水素添加物を、効率的
に製造することができる。
の製造方法においては、原料モノマーを溶媒中に分割添
加する際に硫黄化合物を存在させるため、溶媒の使用量
をより低減させることが可能である。従って、溶媒量の
みを増加させて重合を行なう場合に比べて、溶媒の使用
量(増加量)を少ないままで、分子量分布の狭い、性能
の良い樹脂が得られるので、重合反応器に仕込む原料モ
ノマー量が少なくなり生産性が悪化する、という心配も
ない。
10記載の製造方法においても、原料モノマーを溶媒中
に分割添加する際に、ヒドロキシベンゼン系化合物、ヒ
ドロキシナフタレン系化合物及びキノン系化合物よりな
る群から選ばれた少なくとも1種の化合物を存在させる
ため、溶媒の使用量をより低減させることが可能であ
る。従って、溶媒量のみを増加させて重合を行なう場合
に比べて、溶媒の使用量(増加量)を少ないままで、分
子量分布の狭い、性能の良い樹脂が得られるので、重合
反応器に仕込む原料モノマー量が少なくなり生産性が悪
化する、という心配もない。
PC法による分子量分布のパターンを示すものである。
量分布のパターンを示すものである。
本発明の共重合体のGPC法による分子量分布のパター
ンを示すものである。
法による分子量分布のパターンを示すものである。
法による分子量分布のパターンを示すものである。
法による分子量分布のパターンを示すものである。
C法による分子量分布のパターンを示すものである。
Claims (10)
- 【請求項1】 軟化点が60〜130℃、ビニル置換芳
香族化合物含有量が30〜90重量%、臭素価が30〜
90g/100g、数平均分子量が400〜1000、
重量平均分子量/数平均分子量(Mw/Mn)が2.5
以下であるシクロペンタジエン及び/又はジシクロペン
タジエンとビニル置換芳香族化合物との共重合体。 - 【請求項2】 シクロペンタジエン及び/又はジシクロ
ペンタジエンとビニル置換芳香族化合物との混合物を溶
媒中に分割添加しながら共重合して、シクロペンタジエ
ン及び/又はジシクロペンタジエンとビニル置換芳香族
化合物との共重合体を製造するにあたり、シクロペンタ
ジエン及び/又はジシクロペンタジエンとビニル置換芳
香族化合物との合計100重量部に対し、溶媒を50〜
500重量部の割合で用いることを特徴とする請求項1
記載の共重合体の製造方法。 - 【請求項3】 請求項1記載の共重合体を水素添加して
なり、水素添加後の共重合体の軟化点が70〜140
℃、ビニル置換芳香族化合物含有量が0〜35重量%、
臭素価が0〜30g/100g、数平均分子量が400
〜1000、重量平均分子量/数平均分子量(Mw/M
n)が2.5以下であるシクロペンタジエン及び/又は
ジシクロペンタジエンとビニル置換芳香族化合物との共
重合体の水素添加物。 - 【請求項4】 シクロペンタジエン及び/又はジシクロ
ペンタジエンとビニル置換芳香族化合物との混合物を溶
媒中に分割添加しながら共重合し、次いで水素添加し
て、シクロペンタジエン及び/又はジシクロペンタジエ
ンとビニル置換芳香族化合物との共重合体の水素添加物
を製造するにあたり、シクロペンタジエン及び/又はジ
シクロペンタジエンとビニル置換芳香族化合物との合計
100重量部に対し、溶媒を50〜500重量部の割合
で用いることを特徴とする請求項3記載の共重合体の水
素添加物の製造方法。 - 【請求項5】 軟化点が60〜130℃、ビニル置換芳
香族化合物含有量が30〜90重量%、臭素価が30〜
90g/100g、数平均分子量が400〜1000、
重量平均分子量/数平均分子量(Mw/Mn)が1.9
未満であるシクロペンタジエン及び/又はジシクロペン
タジエンとビニル置換芳香族化合物との共重合体。 - 【請求項6】 シクロペンタジエン及び/又はジシクロ
ペンタジエンとビニル置換芳香族化合物との混合物を溶
媒中に分割添加しながら共重合して、シクロペンタジエ
ン及び/又はジシクロペンタジエンとビニル置換芳香族
化合物との共重合体を製造するにあたり、分割添加する
際に硫黄化合物を存在させることを特徴とする請求項5
記載の共重合体の製造方法。 - 【請求項7】 シクロペンタジエン及び/又はジシクロ
ペンタジエンとビニル置換芳香族化合物との混合物を溶
媒中に分割添加しながら共重合して、シクロペンタジエ
ン及び/又はジシクロペンタジエンとビニル置換芳香族
化合物との共重合体を製造するにあたり、分割添加する
際にヒドロキシベンゼン系化合物、ヒドロキシナフタレ
ン系化合物及びキノン系化合物よりなる群から選ばれた
少なくとも1種の化合物を存在させることを特徴とする
請求項5記載の共重合体の製造方法。 - 【請求項8】 請求項5記載の共重合体を水素添加して
なり、水素添加後の共重合体の軟化点が70〜140
℃、ビニル置換芳香族化合物含有量が0〜35重量%、
臭素価が0〜30g/100g、数平均分子量が400
〜1000、重量平均分子量/数平均分子量(Mw/M
n)が1.9未満であるシクロペンタジエン及び/又は
ジシクロペンタジエンとビニル置換芳香族化合物との共
重合体の水素添加物。 - 【請求項9】 シクロペンタジエン及び/又はジシクロ
ペンタジエンとビニル置換芳香族化合物との混合物を溶
媒中に分割添加しながら共重合し、次いで水素添加し
て、シクロペンタジエン及び/又はジシクロペンタジエ
ンとビニル置換芳香族化合物との共重合体の水素添加物
を製造するにあたり、分割添加する際に硫黄化合物を存
在させることを特徴とする請求項8記載の共重合体の水
素添加物の製造方法。 - 【請求項10】 シクロペンタジエン及び/又はジシク
ロペンタジエンとビニル置換芳香族化合物との混合物を
溶媒中に分割添加しながら共重合し、次いで水素添加し
て、シクロペンタジエン及び/又はジシクロペンタジエ
ンとビニル置換芳香族化合物との共重合体の水素添加物
を製造するにあたり、分割添加する際にヒドロキシベン
ゼン系化合物、ヒドロキシナフタレン系化合物及びキノ
ン系化合物よりなる群から選ばれた少なくとも1種の化
合物を存在させることを特徴とする請求項8記載の共重
合体の水素添加物の製造方法。
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JP8-330225 | 1997-08-25 | ||
JP9-241686 | 1997-08-25 | ||
JP24168697 | 1997-08-25 | ||
JP31464897A JP3885841B2 (ja) | 1996-11-27 | 1997-10-31 | 共重合体の製造方法 |
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JPH11130820A true JPH11130820A (ja) | 1999-05-18 |
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