JPH03177408A - テーパーブロックコポリマーおよびその製造方法 - Google Patents

テーパーブロックコポリマーおよびその製造方法

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JPH03177408A
JPH03177408A JP2312976A JP31297690A JPH03177408A JP H03177408 A JPH03177408 A JP H03177408A JP 2312976 A JP2312976 A JP 2312976A JP 31297690 A JP31297690 A JP 31297690A JP H03177408 A JPH03177408 A JP H03177408A
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block
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percent
tapered
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Lu Ho Tung
ル ホー トゥン
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はテーパー(tapered)ブロックコポリマ
ーに関する。より詳細には、本発明は、特に水素化され
たときに、改良された溶融流れおよび他の特性を有する
上記テーパーブロックコポリマーに関する。
ブロックコポリマー、特にモノビニリデン芳香族モノマ
ーおよび共役ジエンのブロックコポリマーは、従来技術
で公知である。上記ポリマーには、エラストマーとして
、接着剤の成分として、および多くのエンジニアリング
熱可塑性樹脂のための耐衝撃性改良剤としての多くの用
途が見つかった。
水素化ブロックコポリマーがまた従来技術で前に公知で
ある。上記水素化ブロックコポリマーは、しばしば、安
定性および紫外線崩壊耐性が重要であることが所望であ
る。しばしば、屋外条件にさらされる熱可塑性樹脂の耐
衝撃性改良の如き外部適用は、水素化ブロックコポリマ
ーの使用を必要とする。貴金属もしくは他の触媒を利用
するブロックコポリマーの水素化の多くの技術が、従来
技術で公知である。適当な水素化方法は、米国特許第3
.333.024号;第3.595.942号;第3.
868.354号;第3.872.072号;第3.9
88.504号;第4、501.857号;および第4
.673.714号に教示される。
通常の水素化非テーパーブロックコポリマーは、メルト
インデックスにより測定される非常に高い溶融粘度を有
することがわかった。従って、上記水素化非テーパーブ
ロックコポリマーは、非常に困難を伴ってのみ有用な物
に2次加工されることがわかった。水素化ブロックコポ
リマーの使用における上記困難は、前に従来技術で認識
された。
米国特許第3.507.934号において、モノビニリ
デンブロックの分子量分布を広げることにより上記ブロ
ックコポリマーの溶融粘度を低下させる試みが、開示さ
れている。米国特許第3.700.633号において、
共役ジエンブロックがモノビニリデン芳香族モノマーお
よび共役ジエン(特に、スチレンおよびブタジェン〉の
完全なランダムコポリマーで置換えられたブロックコポ
リマーが、開示される。生成ポリマーは、粘度特性にお
いて限られた改良しか達成しなかった。
米国特許第3.792.127号において、少量のラン
ダムモノビニリデン芳、香族/共役ジエンポリマーブロ
ックの他の標準ブロックコポリマーへの添加により水素
化ブロックコポリマーの溶融粘度を低下させるその上の
努力が、開示される。生成ポリマーは、同様に溶融粘度
特性において重要な改良を達成しない。
米国特許第3.431.323号は、スチレン−ブタジ
ェン−スチレンのトリブロックコポリマーカ、水素化ポ
リマーのための所望のエラストマー特性を生じさせるた
めに、35〜55パーセントの1.2−ビニル官能価を
ポリブタジェンブロック中に含むべきであることを教示
した。
もし、テトラヒドロフランの如きランダム化剤(ran
domizing agents)が、スチレン−ブタ
ジェン−スチレントリブロックコポリマー中に所望の量
の1,2−ビニル官能価を製造するために用いられるな
らば、生成ポリマーのテーパーは逆影響を受ける。すな
わち、米国特許第3.431.323号の技術は、所望
の1.2−ビニル含有率を有するテーパーブロックコポ
リマーを製造し得ない。
改良された溶融粘度を有する水素化テーパースチレン−
ブタジェン−スチレントリブロックコポリマーが提供さ
れるならば、それが所望である。
加えて、水素化前のコポリマーのポリブタジェンブロッ
クの1.2−ビニル含有率が、ポリブタジェンブロック
中の全エチレン不飽和に基づいて35〜55パーセント
、最も好ましくは40〜50パーセントである、改良さ
れた溶融粘度を有する水素化テーパースチレン−ブタジ
ェン−スチレントリフロックコポリマーが提供されるな
らば、それが所望である。
最後に、改良された溶融粘度を提供するための単1(i
solated)スチレン含有率により同定される所望
の範囲のテーパー、ならびに水素化後の生成ポリマーが
良好なエラストマー特性を有することとなるような所望
の範囲の1 、2−ビニル官能価の両者を有する、テー
パースチレン−ブタジェン−スチレントリブロックコポ
リマーの製造方法が提供されるならば、それが所望であ
る。
本発明に従って、式AB (BA) n (式中、Aは
モノビニリデン芳香族モノマーのブロックであり、Bは
共役ジエンの部分的にもしくは完全に水素化されたブロ
ックであり、nは0〜6の数である。)に相当する水素
化テーパーブロックコポリマーが提供され、前記ブロッ
クコポリマーは、Aブロックおよび81075間の結合
(j unct 1ons)のうちの少なくとも1個が
、ポリマー中の単離重合モノビニリデン芳香族単位の全
量が30〜75パーセント(全ビニル芳香族モノマー単
位に基づいて〉であることとなるようなテーパーである
、ことをさらに特徴とする。さらに本発明の具体例にお
いて、ブロックコポリマーの重量平均分子量は50.0
00〜250、000であり、ブロックコポリマー中の
A:Bの重量比は1:5〜1:0.2である。
本発明の別の具体例において、式AB (BA) n 
(式中、Aはモノビニリデン芳香族モノマーのブロック
であり、Bはブタジェンのブロックであす、nハ0〜6
の数である。)に相当するテーパーブロックコポリマー
が提供され、前記ブロックコポリマーは、Aブロックお
よび81075間の結合のうちの少なくとも1個が、ポ
リマー中の単離重合モノビニリデン芳香族単位の全量が
30〜75パーセント(全ビニル芳香族モノマー単位に
基づいて〉であり、コポリマーのポリブタジェンブロッ
クの1゜2−ビニル含有率が全エチレン不飽和に基づい
て35〜55パーセント、最も好ましくは40〜50パ
ーセントであることとなるようなテーパーであることを
、さらに特徴とする。ブロックコポリマーの重量平均分
子量は好ましくは50.000〜250.000であり
、ブロックコポリマー中のA:Bの重量比は1:5〜1
:0.2である。
最後の具体例において、方法の工程が、モノビニリデン
芳香族モノマーおよび共役ジエンを、アニオン重合条件
下で適当なランダム化剤の存在下で、式AB (BA)
 n (式中、Aはモノビニリデン芳香族モノマーのブ
ロックであり、Bはブタジェンのブロックであり、nは
0〜6の数である。)に相当するテーパーブロックコポ
リマーを製造するために重合させることを含む、テーパ
ーブロックコポリマーの製造方法が提供され、前記ブロ
ックコポリマーは、Aブロックおよび81075間の結
合のうちの少なくとも1個が、ポリマー中の単離重合モ
ノビニリデン芳香族単位の全量が30〜75パーセント
(全ビニル芳香族七ツマー単位に基づいて)であり、コ
ポリマーのポリブタジェンブロックの1.2−ビニル含
有率が35〜55パーセントであることとなるようなテ
ーパーである、ことをさらに特徴とする。
さきのブロックコポリマー、特に水素化ブロックコポリ
マーが、接着剤および成形コンパウンドの製造における
用途に上記ポリマーを著しく適当にする非常に改良され
た溶融粘度特性を有することが、驚くことに発見された
。加えて、本発明の水素化ブロックコポリマーは、耐候
性、高い透明度、熱可塑性物を製造するための熱可塑性
樹脂として非常に有用である。
ブロックコポリマーおよびそれらの製造のための技術は
、従来技術で非常に公知である。上記ポリマーは、n−
ブチルリチウム、5eC−ブチルリチウム等の如きアル
キルリチウム開始剤を利用してアニオン重合により製造
される。特に好ましいブロックコポリマーは、トリブロ
ックポリマーすなわちn−1であるさきの式のブロック
コポリマーである。これらのトリブロックコポリマーは
、1.3−7エニレンービス(3−メチル−1−フェニ
ルペンチリデン〉−ビス−(リチウム〉〕如き溶解性二
官能価リチウム開始剤、または米国特許第4.196.
154号に開示される同様の開始剤を用いることにより
gi造されてよい。その上に、ブロックコポリマーの製
造に適当な技術は、種々のブロックの連続重合、次いで
多官能価カップリング剤を用いるカップリングを含む。
本発明に従って用いられるのに好ましいモノビニリデン
芳香族モノマーは、スチレン、環アルキル化スチレン、
およびアルファーアルキル置換スチレン、特にα−メチ
ルスチレンを含む。最も好ましいモノビニリデン芳香族
モノマーはスチレンである。適当な共役ジエンはブタジ
ェンおよびイソプレンを含み、好ましくはブタジェンで
ある。
テーパーブロックコポリマーは、1種のポリマーブロッ
ク間の結合が、1種のモノマーの実質的にホモポリマー
であるポリマーから、他のコモノマーの実質的にホモポ
リマーであるポリマーに、しだいに変化させられるもの
である。テーパーの程度は、全モノビニリデン芳香族七
ツマ−の百分率として単離モノビニリデン芳香族モノマ
ー単位の程度によりすぐに確かめられ得る。上記単離モ
ノビニリデン芳香族モノマー単位は、共役ジエンポリマ
ー単位により両側で囲まれたものであり、Mochel
、 Rubber Chemistry and Te
chnology、 v4Q。
p、 1200 (1967)に開示された核磁気共鳴
スペクトロスコピーを用いることにより容易に測定され
る。
ブロックコポリマーのテーパ一部分は、他のコモノマー
の重合の間に、特に形成される元のコモノマーのホモポ
リマーに短い時間を考慮した後に、除々に増加する量の
1種のコモノマーを添加することにより容易に製造され
る。代りに、たいていのモノビニリデン芳香族/共役ジ
エンブロックコポリマーの製造時に、2種のモノマーの
混合物が重合を開始され重合されてよい。共重合速度論
によって、モノビニリデン芳香族モノマーおよびジエン
モノマーの両者がアニオン重合条件下で反応させられる
とき、共役ジエンモノマーはモノビニリデン芳香族モノ
マーよりすぐに重合性であり、共役ジエンポリマーの本
質的に純粋なブロックが初期に形成される。重合が続く
とき、モノビニリデン芳香族モノマーのますます大きな
反応が起り、テーパーブロックコポリマーの形成を生じ
させる。
適当なランダム化剤が、また、特にブタジェンモノマー
がコポリマーのテーパーの程度をコントロールするよう
に重合させられる、適当な時間で重合混合物に添加され
てよい。適当なランダム化剤および用いられる量の選択
により、当業者は、ブロックコポリマーの単離スチレン
含有率を改良された粘度特性を提供するのに所望の範囲
内にコントロールし、同時に、生成ポリブタジェンブロ
ック中の1.2−ビニル官能価の含有率を前に述べた3
5〜55モルパーセントの範囲内に維持できる。
好ましいランダム化剤はターシャリ−アミン化合物、特
に脂肪族ジアミンおよびトリアミンである。
最も好ましいランダム化剤はN、N、N’  、N’N
11−ペンタメチルジエチルアミンである。
所望の1.2−ビニル−および単離スチレン含有率を有
するブロックコポリマーを製造することに関する前に述
べた要素に加えて、他の要素がまた最終ブロックコポリ
マー特性に影響することに留意すべきである。例えば、
もしトリブロックコポリマーの唯一の結合がテーパーで
あるならば(いわゆる半一テーパーブロックコポリマー
を生成して)、生成ポリマーの特性は一般に非常に良好
である。
いったんブロックコポリマーが製造されると、それはカ
ップルされてよく、所望ならば、または重合はたいてい
アルコールの如き反応性停止剤の添加により停止されて
よい。追加の添加剤が、反応中に、ポリマーの分子量分
布をコントロールするために、ポリマーを安定化するた
めに、またはどんな他の目的のためにでも存在し得る。
その回収後、テーパーブロックコポリマーは、どんな適
当な均質もしくは不均質水素化触媒、および水素ガスの
如き適当な水素化剤を用いることによっても水素化され
てよい。好ましい触媒は、銅もしくは貴金属を含む不均
質水素化触媒を含む。
どんな程度の水素化が適当に用いられても、共役ジエン
ブロック中に残る50パーセント〜100パーセントの
水素化性エチレン不飽和が用いられる水素化方法により
水素化されることが、最も好ましい。最も好ましくは、
どんなモノビニリデン芳香族モノマー単位の芳香族不飽
和も、水素化方法によっては実質的に影響されない。本
発明に従った非常に好ましいポリマーは、0〜15パー
セントの芳香族官能価が水素化されるのに対し、75パ
ーセント〜100パーセントの水素化される残留エチレ
ン不飽和を有する。本発明の最も好ましい具体例におい
て、ブロックコポリマーのテーパーの程度゛は45〜7
0%である(単離重合モノビニリデン芳香族単位の量)
。上記ポリマーはその上に好ましくは、メルトインデッ
クス(ASTM 01238−82条件20015−0
) 1〜40、最も好ましくは2〜15を有する。
本発明を記述してき、以下の実施例をさらに説明するた
めに提供するが、特許請求の範囲を限定するとして解釈
してはならない。特記なき限り、すべての部および百分
率は重量に基づく。
例1 窒素パージした2リットル気密かく拌反応器に、140
0mLの精製シクロヘキサンを添加した。その同じ容器
に、230mLの精製1.3−ブタジェンおよび70.
1mLの精製スチレンを添加した。60mL部分の混合
物を100mL窒素ブランケット(blanketed
)  7ラスコに取出し、トルエン溶液中の非常に暗赤
色二官能価オルガノリチウム開始剤、1,3−フェニレ
ン−ビス(3メチル−1−フェニルペンチリデン〉−ビ
ス−(リチウム)で、反応混合物中の残留不純物濃度レ
ベルについて滴定した。滴定に基づいて、0.195ミ
リモルのS−ブチルリチウム溶液を、反応混合物の主要
ボディーに、残留不純物をブランクにする(blank
 out)ために添加した。
反応器の温度コントロールを次に45℃に設定した。
反応混合物の温度が40℃に達したとき、トルエン中の
、0.84ミリモルのN、N、N’  、N’  、N
”−ペンタメチルジエチレントリアミン(PMDETA
)および2.8ミリモルの二官能価オルガノリチウム開
始剤、1 、3−7エニレンービス(3−メチル−l−
フェニルペンチリデン)−ビス−(リチウム)を、重合
を開始させるために添加した。この二官能価オルガノリ
チウム開始剤は、米国特許第4、196.154号に記
載のように製造した。反応混合物の温度は、開始後16
分で80℃に上がった。その後すぐに、わずかに黄色の
溶液がより強い赤色に変わった。その後、温度は低下し
始めた。重合を色変化後20分間進め、次にイソプロピ
ルアルコールの添加により停止させた。テーパーSBS
 ) ’Jブロックコポリマー、3gの2.6−ジター
シャリ−ブチルフェノール安定剤の添加後、低温で真空
乾燥することにより回収した。ゲル透過クロマトグラフ
ィー(GPC)により測定した重量平均分子量は、77
.600であった。プロトンNMRスペクトルはポリマ
ーが68.6パーセントのポリブタジエンヲ有シ、その
44.6パーセントが1.2−ビニル構造を形成したこ
とを示した。Mochelの方法によりプロトンNMR
スペクトルから計算した単離スチレンハ、存在スる全ス
チレンの65.3パーセントであった。
回収テーパーSBSを、次に200mLに約15グラム
の濃度でシクロヘキサン中に再溶解させた。水素化を水
素雰囲気で80−90℃で、触媒として珪藻上支持のP
 t (Johns Manville Ce1ite
9 F、 C,)を用いて実施した。生成物は89.7
パーセントのオレフィン二重結合および12.1パーセ
ントの水素化された芳香族結合を有し、元気のよいエラ
ストマー特性を有した。測定した引張破断強さは、90
0パーセント伸びで759psiであった。そのメルト
インデックス(条件20015゜OASTB11法01
238−82)は39であった。
比較A 例1を、スチレンモノマーを重合の開始時に添加しなか
ったこと以外は、繰返した。代りにそれを開始後30分
で添加して、減少した単離スチレンにより測定される減
少したテーパーを有するポリマーブロックを得た。スチ
レンの添加前に、発熱ピークは67℃の高さに達した。
温度が約60℃に下がったとき、スチレンを添加した。
スチレンの添加後、温度は再び上がり、25分で別の最
大65℃に達した。重合を20分以上続け、次にイソプ
ロピルアルコールの添加により停止させた。GPCによ
り測定した重量平均分子量は72.000であった。プ
ロトンNMRスペクトルは、ポリマーが68.2パーセ
ントのブタジェンを含み、その45.4パーセントが1
.2−ビニルであったことを示した。M o c h 
e 1の方法によりプロトンNMRスペクトルから計算
した単離スチレンは、存在する全スチレンの23.6パ
ーセントであった。
例1の技術に従った水素化後、生成ブロックコポリマー
は、90.7パーセントの水素化されたオレフィン二重
結合および8.1パーセントの水素化された芳香族官能
価を有した。ポリマーは例1のものに匹敵する分子量お
よび組成を有したが、メルトインデックス0であった。
溶融粘度はあまりに高いのでメルトインデックス試験器
の細管から押出すことができなかった。
比較B 例1の重合手順を、0.84ミlJモルのPMDETA
の代りに48ミリモルのテトラヒドロフランを用いたこ
と以外は、繰返した。最終テーパースチレン−ブタジェ
ン−スチレンブロックコポリマーを分析し、81.1パ
ーセントの単離スチレンで1,2−ビニル含有率36.
2パーセントを有することがわかった。
1.2−ビニル含有率はちょうど許容し得る範囲内であ
ったが、単離スチレン含有率は高すぎた。
男ユ 例1を、残留不純物についての滴定の工程を省略したこ
と以外は、繰返した。用いたブタジェンの量は142g
であり、スチレンは61.2 gであり、PMDETA
は0.68ミ’Jモル、開始剤は2.27ミlJモルで
あった。生成テーパートリブロックは、ブタジエ/含1
166、lパーセントで44.4パーセントの1゜2−
ビニル官能価を有した。IHNMRスペクトロスコピー
による単離スチレンは72.2パーセントであった。ゲ
ル透過クロマトグラフィーによる重量平均分子量は97
.500であった。例1のものと同様な方法の水素化後
、生成テーパー水素化ブロックコポリマーは、メルトイ
ンデックス11.3、および810パーセント伸びでの
引張破断強さ1929psiを有した。
例3 73gのブタジェンを、実質的に例2の技術に従って重
合させた。温度が発熱ピークに達した後5分で、70.
8 gを越えるブタジェンを、直後に67.6mLのス
チレンを添加した。重合を、反応混合物が赤みがかった
ポリスチレンリチウム色に変わった後30分を越えて進
めた。回収ポリマーは、64.9パ一セント重合ブタジ
ェンを有し、39.2パーセント1.2−ビニル含有率
であった。単離スチレン含有率は、全スチレン含有率の
53.7パーセントであった。水素化については、61
パーセントのオレフィン二重結合および5パーセントの
芳香族官能価を飽和させた。この水素化ブロックコポリ
マーは、メルトインデックス6.7.700パーセント
伸びでの引張破断強さ2364psi (16,3MP
a)を有した。
例4 シクロヘキサン(675mL) 、イソプL/:/(7
0g)およびスチレン(30g )を、螺旋かく拌機を
備えた窒素ブランケット反応器に添加した。反応混合物
を、室温から、反応器の温度コントロールを50℃に設
定することにより加熱した。加熱して温度が45℃に達
したとき、1.4ミ!Jモルの二官能価リチウム開始剤
、1 、3−フェニレン−ビス(3−メチル−1−フェ
ニル−ペンチリデン)−ビス−〈リチウム)を添加した
。反応を、発熱ピーク温度後70分まで続けた。反応混
合物をイソプロピルアルコールで停止させた後、反応器
の内容物の2/3を排出し、テーパースチレン−イソプ
レン−スチレンブロックコポリマーを回収した。ブロッ
クコポリマーの分析は、それが単離スチレン含有率48
,1パーセント、および数平均分子量92.000を有
することを示した。
シクロヘキサン溶液中のポリマーの残り1/3を、約5
パーセントの濃度にシクロヘキサンでさらに稀釈した。
ニッケルオクトエート/トリエチルアルミニウム錯体触
媒を、トリブロックを65℃で24時間水素化するのに
用いた。回収ポリマーは、85パーセントの水素化され
たオレフィンニ重結合、および8パーセントの水素化さ
れた芳香族官能価を有した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式AB(BA)n(式中、Aはモノビニリデン芳香
    族モノマーのブロックであり、Bは共役ジエンの部分的
    もしくは完全に水素化ブロックであり、nは0〜6の数
    である。)に相当する水素化テーパー(tapered
    )ブロックコポリマーであって、AブロックおよびBブ
    ロック間の結合(junctions)のうちの少なく
    とも1個が、ポリマー中の単離(isolated)重
    合モノビニリデン芳香族単位が30〜75パーセントで
    あることとなるようなテーパーであることをさらに特徴
    とする前記ブロックコポリマー。 2、ブロックコポリマーの重量平均分子量が50,00
    0〜250,000であり、A:Bの重量比が1:5〜
    1:0.2である、請求項1記載の水素化テーパーブロ
    ックコポリマー。 3、モノビニリデン芳香族モノマーがスチレンであり、
    共役ジエンモノマーがブタジエンである、請求項1記載
    の水素化テーパーブロックコポリマー。 4、メルトインデックスが1〜40である、請求項1記
    載の水素化テーパーブロックコポリマー。 5、メルトインデックスが2〜15である、請求項1記
    載の水素化テーパーブロックコポリマー。 6、水素化されるエチレン不飽和の百分率が50〜10
    0パーセントである、請求項1記載の水素化テーパーブ
    ロックコポリマー。 7、nが1である、請求項1記載の水素化テーパーブロ
    ックコポリマー。 8、単離重合モノビニリデン芳香族モノマー単位の全量
    が45〜70パーセントである、請求項1記載の水素化
    テーパーブロックコポリマー。 9、式AB(BA)n(式中、Aはモノビニリデン芳香
    族モノマーのブロックであり、Bはブタジエンのブロッ
    クであり、nは0〜6の数である。)に相当する請求項
    1記載の水素化ブロックコポリマーを製造するときの用
    途に適当なブロックコポリマーであって、Aブロックお
    よびBブロック間の結合のうちの少なくとも1個が、ポ
    リマー中の単離重合モノビニリデン芳香族単位の全量が
    30〜75パーセントであり、コポリマーのポリブタジ
    エンブロックの1,2−ビニル含有率が35〜55パー
    セントであることとなるようなテーパーであることをさ
    らに特徴とする前記ブロックコポリマー。 10、ブロックコポリマーの重量平均分子量が50,0
    00〜250,000であり、A:Bの重量比が1:5
    〜1:0.2である、請求項9記載のブロックコポリマ
    ー。 11、モノビニリデン芳香族モノマーがスチレンであり
    、共役ジエンモノマーがブタジエンである、請求項10
    記載のブロックコポリマー。 12、メルトインデックスが1〜40である、請求項1
    0記載のブロックコポリマー。 13、単離重合モノビニリデン芳香族モノマー単位が4
    5〜70パーセントである、請求項10記載のブロック
    コポリマー。 14、1,2−ビニル含有率が40〜50パーセントで
    ある、請求項10記載のブロックコポリマー。 15、モノビニリデン芳香族モノマーおよび共役ジエン
    を、アニオン重合条件下で適当なランダム化剤(ran
    domizing agent)の存在下で、テーパー
    ブロックコポリマーを製造するために重合させることを
    含む、請求項9記載のブロックコポリマーの製造方法。 16、ランダム化剤がターシャリーアミンである、請求
    項15記載の方法。 17、ターシャリーアミンが脂肪族ジアミンもしくはト
    リアミンである、請求項16記載の方法。 18、ターシャリーアミンがN,N,N′,N′,N”
    −ペンタメチルジエチレントリアミンである、請求項1
    7記載の方法。
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