JPH10333398A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JPH10333398A
JPH10333398A JP9147647A JP14764797A JPH10333398A JP H10333398 A JPH10333398 A JP H10333398A JP 9147647 A JP9147647 A JP 9147647A JP 14764797 A JP14764797 A JP 14764797A JP H10333398 A JPH10333398 A JP H10333398A
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Koji Uchimura
広治 内村
Morihisa Kawahara
盛久 川原
Tsutomu Nagatomi
勉 永富
Koichi Kobayashi
耕一 小林
Yoji Hoki
陽治 伯耆
Takeo Kojima
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Abstract

(57)【要約】 【課題】加工精度や組立精度に依存せず、駆動系の速度
ムラに起因した位置ずれを補正して高精度のカラー画像
を印刷する。 【解決手段】ドラム位相補正部140は、複数の感光ド
ラム32の回転位置をドラム位置センサ60により検出
し、この回転検出位置を基準としたドラム周面のベルト
に対する転写位置が特定の関係、例えば同じになるよう
に、各ドラムの回転位相を所定の位相に揃えるように補
正する。位置ずれ検出部164は、ベルト12及び感光
ドラムを含む駆動系の速度ムラに起因した記録紙への転
写像の位置ずれを検出し、速度ムラ補正部175で検出
した位置ずれに基づき、速度ムラに起因した記録紙に対
する転写画像の位置ずれを補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真記録の印
刷機能を備えた複数の静電記録ユニットによる異なるカ
ラー画像の重ね合せ転写によりフルカラーの画像を印刷
する印刷装置に関し、特に、着脱自在な複数の静電記録
ユニットの感光ドラムや記録紙を搬送するベルトを含む
駆動系の速度ムラによるカラー画像の位置ずれを検出し
て補正する印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真記録を用いたカラー印刷
装置は、黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)及び
イエロー(Y)の4色の静電記録ユニットを、記録紙の
搬送方向にタンデム配置している。4色の静電記録ユニ
ットは、感光ドラムを画像データに基づいて光学的に走
査して潜像を形成し、この潜像を現像器のカラートナー
によって現像した後に、一定速度で搬送される記録紙上
に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及
び黒(K)の順番に重ね合せて転写し、最終的に定着器
を通して加熱定着等を行う。
【0003】イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)及び黒(K)の静電記録ユニットは、カラートナ
ーがなくなった場合に、ユニット全体又はユニットの一
部を交換する必要がある。このため静電記録ユニット
は、装置カバーを開いた状態で簡単に着脱できる構造を
備えている。一方、YMCKの静電記録ユニットを記録
紙の搬送方向にタンデム配置した構造のカラー印刷装置
にあっては、カラー印刷の品質を高めるためには、移動
する記録紙上に各静電記録ユニットで転写するトナー像
の位置ずれを低減して色合せの精度を高めなければなら
ない。例えば記録紙上での主走査方向(搬送方向に直交
する方向)及び副走査方向(記録紙搬送方向)の解像度
を、それぞれ600dpiとすると、画素ピッチは約4
2μmとなり、例えば位置ずれを42μm以下に抑える
必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなYMCKの
静電記録ユニットを記録紙の搬送方向にタンデム配置し
た構造のカラー印刷装置にあっては、記録紙を吸着した
搬送ベルトを一定速度で送りながら、YMCKの静電記
録ユニットの感光ドラムを一定速度で回転してトナー像
を転写しており、記録紙搬送方向となる副走査方向での
解像度を高めるためには、ベルトの周回速度及び感光ド
ラムの周速度を一定に保たなければならない。
【0005】ベルト搬送機構にあっては、モータの回転
をギアトレインを介してベルトプーリに伝えてベルトを
周回させており、また感光ドラム駆動機構も同様にモー
タ回転をギアトレインを介して感光ドラムに伝えてい
る。しかし、各駆動系では、回転軸の機械的な精度に起
因した軸の偏心があり、この偏心によってベルト周回速
度及びベルト周速度に周期性をもつ速度ムラ(flutter)
が生ずる。
【0006】このため、ベルト駆動モータ及びドラム駆
動モータを、規定の目標速度が得られるように正確に速
度制御しても、ベルト周回速度及びドラム周速度には必
ず回転中心の偏心に起因した速度ムラが洗われ、画素ピ
ッチが変化するという問題がある。このような速度ムラ
による画素の位置ずれを低減するためには、駆動部の回
転体に対する機械的な加工精度や組立精度を高める必要
があるが、製造コストが大幅に増加し、機械的な精度に
よって実用的なコストの範囲で例えば印字誤差を42μ
m以下に抑えるような速度ムラの除去は困難であった。
【0007】このため従来のタンデム型のカラー印刷装
置にあっては、例えば300μmといった大きな位置ず
れを起しており、カラー成分の重ね合わせによる十分な
印刷品質が実現できない問題があった。本発明は、この
ような従来の問題点に鑑みてなされたもので、加工精度
や組立精度に依存することなく駆動系の速度ムラに起因
した位置ずれを補正して高精度のカラー画像を印刷でき
るようにした印刷装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。本発明の印刷装置は、図1(A)のように、
ベルトモータ25によるプーリ22の駆動でベルト12
(無端ベルト)を一定速度で周回させ、ベルト12上に
吸着された記録紙を一定速度で搬送するベルト搬送機構
11と、ベルト12による記録紙の搬送方向に配列さ
れ、ドラムモータ15により一定速度で回転する感光ド
ラム32に対する光学的な走査で画像データに応じた潜
像を形成し、異なるカラーのトナー成分で現像した後に
ベルト12上の記録紙に転写する複数の静電記録ユニッ
ト24とを備える。
【0009】(感光ドラムの位相補正)このような印刷
装置につき本発明にあっては、図1(B)のように、複
数の感光ドラム32の各々に規定のドラム回転位置を検
出するドラム位置センサ50,60(図5(B)、図7
参照)を設け、このセンサ50,60による回転検出位
置を基準とした各感光ドラム32の周面のベルト12に
対する転写位置が特定の関係、例えば記録紙上で一致す
るように各ドラムの回転位相を揃える位相補正を行うド
ラム位相補正部140を設けたことを特徴とする。
【0010】このように各感光ドラム32の回転位相を
揃えることで、ドラムモータ15からギアトレインを介
して感光ドラム32に至るドラム駆動系における回転中
心の偏心方向が揃えられ、各感光ドラム32の周速度に
速度ムラが起きても、ベルト12上の記録紙に対する各
ドラムの転写位置を一致させることができる。このた
め、搬送方向の画素ピッチは速度ムラにより変化する
が、同一位置に重ねて転写するY,M,C,Kの各カラ
ー画素の位置ずれ(色ずれ)を低減できる。
【0011】ドラム位相補正部140は、レジストマー
ク転写部、位相検出部及び位相制御部を備える。レジス
トマーク転写部は、ベルト12上に複数の静電記録ユニ
ット24を同時に動作して各カラーのレジストマークを
転写させる。位相検出部は、ベルト12上の転写レジス
トマークをセンサで検出して隣接する静電記録ユニット
24との転写間隔を求め、特定の感光ドラムを基準とし
た他の感光ドラムの回転位相を算出する。位相制御部
は、基準感光ドラムの基準位相に対し他の感光ドラムを
位相検出部で検出した回転位相を維持するようにドラム
モータを位相制御する。
【0012】位相検出部は、隣接するドラムの検出間隔
Lからドラム直径Dに基づくドラム円周(2πD)の除
余を求め、誤差(L mod 2πD)と共に端部に位置
する感光ドラムを基準に他の感光ドラムの累積誤差を各
々求め、該累積誤差の各々をドラム回転角に変換して基
準ドラムに対する回転位相ψを算出する。ドラム位相補
正部140の別の形態にあっては、レジストマークの転
写によりドラム間隔を検出せずに設計値を使用する。即
ち、位相検出部は、複数の静電記録ユニット24の隣接
するドラム間隔を予め定めた所定値L0に設定し、この
ドラム間隔L0からドラム直径Dに基づくドラム円周
(2πD)の除余を求め、誤差(L0 mod 2πD)
と共に端部に位置する感光ドラムを基準に他の感光ドラ
ムの累積誤差を各々求め、累積誤差の各々をドラム回転
角に変換して基準ドラムに対する回転位相ψを検出す
る。
【0013】位相制御部は、基準感光ドラムの検出回転
位置から他の感光ドラムの検出回転位置までの位相を、
位相検出部で検出された検出位相に一致するように位相
制御する。複数の静電記録ユニット24としては、ベル
ト12の上流側から下流側に向けて、イエロー、マゼン
タ、シアン及び黒又はシアン、マゼンタ、イエロー及び
黒の順番に各静電記録ユニット24を配置し、位相検出
部及び位相制御部は、黒の静電記録ユニット24の感光
ドラムを基準に位相検出と位相制御を行う。
【0014】ドラム位相補正部140は、静電記録ユニ
ット24を交換した後の電源投入による立ち上げ時に、
複数の感光ドラムの回転位置を検出し、各ドラムの回転
位相を所定の位相に揃えるように補正する。また工場出
荷時等の製造段階で、ドラム位相補正部140は、複数
の感光ドラムの回転位置を検出し、各ドラムの回転位相
を所定の位相に揃えるように補正してもよい。
【0015】(速度ムラの補正)本発明は、図1(A)
のベルト搬送機構12と複数の静電記録ユニット24を
備えた印刷装置について、図1(B)のように、ベルト
12及び感光ドラムを含む駆動系の速度ムラに起因した
記録紙への転写像の位置ずれを検出する速度ムラ検出部
160と、速度ムラ検出部160で検出した位置ずれに
基づき、速度ムラに起因した記録紙に対する転写画像の
位置ずれを補正する速度ムラ補正部175を設けたこと
を特徴とする。
【0016】このように記録紙への転写像の位置ずれを
引き起こす感光ドラム及びベルトの駆動系の速度ムラを
検出し、この速度ムラを無くすように速度を補正制御す
ることで、駆動系におけるギア、ドラム、ローラ等の回
転部材の回転中心の偏心により引き起こされる速度ムラ
が低減され、記録紙のベルト搬送方向での画素ピッチの
精度を、加工精度や組立精度を高めることなく向上でき
る。
【0017】速度ムラ検出部160は、ベルト12上に
少なくとも1台の静電記録ユニット24を動作して所定
間隔でレジストマークを転写させるレジストマーク転写
部と、ベルト12上の転写レジストマークの間隔をセン
サで検出し、ベルト12上の位置に対する転写画像の位
置ずれを検出して補正値を生成する位置ずれ検出部を備
える。
【0018】更に速度ムラ検出部160は、搬送ベルト
12の基準位置を検出するベルト位置センサ64を有
し、レジストマーク転写部は、ベルト位置センサ64に
よる検出位置を起点に同期してレジストマークをベルト
全周に亘って所定ピッチで転写し、位置ずれ検出部は、
ベルト位置センサ64による検出位置を起点にベルト全
周に亘る所定ピッチ毎の位置ずれを検出して補正量を生
成し、補正情報格納部に記憶する。
【0019】速度ムラ補正部175は、速度ムラ検出部
160で生成した補正値に基づいて、駆動系の速度ムラ
に起因した転写画像の位置ずれをなくすように、ベルト
モータ25の速度を補正制御するベルト速度制御部を備
える。またベルトモータ25の速度制御の代わりに、速
度ムラ検出部160で生成した補正値に基づいて、駆動
系の速度ムラに起因した転写画像の位置ずれをなくすよ
うに、複数のドラムモータ15の速度を補正制御するド
ラム速度制御部を備えてもよい。
【0020】更に、ベルトモータ25やドラムモータ1
5の速度補正の代わりに、速度ムラ検出部160で生成
した補正値に基づいて、駆動系の速度ムラに起因した転
写画像の位置ずれをなくすように、静電記録ユニットの
光学走査におけるベルト搬送方向となる副走査方向の発
光タイミングを補正制御する発光制御部を備えてもよ
い。
【0021】(フーリエ変換)本発明の速度ムラ検出部
160の他の形態としては、位置ずれ検出部で検出した
ベルト搬送方向の位置ずれをフーリエ変換し、複数の周
波数成分毎の位置ずれ成分に分解して補正情報格納部に
記憶するフーリエ変換部を設ける。フーリエ変換部は、
位置ずれ検出部で検出したベルト搬送方向の間隔誤差δ
X1,δX2,・・・,δXn、又は間隔ΔX1,ΔX
2,ΔX3・・・ΔXnをフーリエ変換して固有の周波
数分fiの位置ずれδXiを示す正弦関数 δXi=Ai・sin (ωi ・t+φi ) を生成し、この正弦関数の角周波数ωi[rad/sec ]、
位相φi[rad ]、及び振幅Ai[μm]を補正情報と
して補正情報格納部に記憶する。
【0022】速度ムラ補正部175は、フーリエ変換部
で記憶した角周波数ωi、位相φi、及び振幅Aiの補
正情報に基づいて、ベルト搬送位置毎に正弦関数から各
周波数成分fi毎の補正量δXiを算出して加算補正値
δXを求め、加算補正値δXに基づいて転写画像の位置
ずれをなくすように制御する。この補正制御は、ベルト
モータ25の速度補正、ドラムモータ15の速度補正、
又は静電記録ユニット24の光学走査におけるベルト搬
送方向となる副走査方向の発光タイミングを補正制御の
いずれかとする。
【0023】速度ムラ検出部160は、複数の静電記録
ユニット24を交換した後の電源投入による立ち上げ時
に、駆動系の速度ムラに起因した転写画像の位置ずれを
検出する。また工場出荷時等の製造段階で、駆動系の速
度ムラに起因した転写画像の位置ずれを検出するように
してもよい。
【0024】
【発明の実施の形態】
<目 次> 1.装置の構造 2.ハードウェア構成と機能 3.ドラム回転位相の補正 4.速度ムラの補正 5.フーリエ変換による速度ムラの補正 1.装置の構造 図2は本発明の印刷装置の内部構造である。装置本体1
0の内部には記録媒体例えば記録用紙を搬送させるため
の搬送ベルトユニット11が設けられ、搬送ベルトユニ
ット11には過透性の誘電体材料、例えば適当な合成樹
脂材料から作られた無端ベルト12を回動自在に備え
る。無端ベルト12は4つのローラ22−1,22−
2,22−3,22−4の回りに掛け渡される。搬送ベ
ルトユニット11は装置本体10に対し着脱自在に装着
されている。
【0025】ローラ221−は駆動ローラとして機能
し、駆動ローラ22−1はギアトレイン(図持せず)を
介して連結されたベルト駆動モータ25により、無端ベ
ルト12を矢印で示す時計回りに一定速度で周回駆動す
る。また駆動ローラ22−1は、無端ベルト12から電
荷を除去するAC除去ローラとしても機能する。ローラ
22−2は従動ローラとして機能し、従動ローラ22−
2は無端ベルト12に電荷を与える帯電ローラとしても
機能する。
【0026】ローラ22−3,22−4は共にガイドロ
ーラとして機能し、駆動ローラ22−1及び従動ローラ
22−2に近接して配置される。従動ローラ22−2と
駆動ローラ22−1の間の無端ベルト12の上側走行部
は、記録紙の移動経路を形成する。記録紙はホッパ14
に蓄積されており、ピックアップローラ16によりホッ
パ14の最上部の記録紙から1枚ずつ繰り出され、記録
紙ガイド通路18を通って一対の記録紙送りローラ20
により無端ベルト12の従動ローラ22−2側からベル
ト12側の記録紙移動経路に導入され、記録紙移動経路
を通過した記録紙は駆動ローラ22−1から排出され
る。
【0027】無端ベルト12は従動ローラ22−2によ
り帯電されるため、記録紙が従動ローラ22−2側から
記録紙移動経路に導入されたとき無端ベルト12に静電
的に吸着され、移動中の記録紙の位置ずれが防止され
る。一方、排出側の駆動ローラ22−1は除電ローラと
して機能するため、無端ベルト12は駆動ローラ22−
1に接する部分において電荷が除去される。このため記
録紙は駆動ローラ22−1を通過する際に電荷が除去さ
れ、ベルト下部に巻き込まれることなく無端ベルト12
から容易に剥離されて排出される。
【0028】装置本体10内にはY,M,C,Kの4台
の静電記録ユニット24−1,24−2,24−3,2
4−4が設けられ、無端ベルト12の従動ローラ22−
2と駆動ローラ22−1との間に規定されるベルト上側
の記録紙移動経路に沿って、上流から下流側に向かって
Y,M,C,Kの順番に直列に配置されたタンデム構造
を有する。
【0029】静電記録ユニット24−1〜24−4は、
現像剤としてイエロートナー成分(Y)、マゼンタトナ
ー成分(M)、シアントナー成分(C)、及びブラック
トナー成分(B)を使用する点が相違し、それ以外の構
造は同じである。このため静電記録ユニット24−1〜
24−4は、無端ベルト12の上側の記録紙移動経路に
沿って移動する記録紙上にイエロートナー像、マゼンタ
トナー像、シアントナー像及びブラックトナー像を順次
重ねて転写記録し、フルカラーのトナー像を形成する。
静電記録ユニット24−1〜24−4は、感光ドラム3
2−1〜32−4を備え、記録動作時に感光ドラム32
−1〜32−4はギアトレイン(図示せず)を介して連
結されたドラムモータ15−1〜15−4により駆動さ
れ、各々に時計回りに一定速度で回転駆動される。
【0030】図3は図2の静電記録ユニット24−1〜
24−4の1つを取り出している。静電記録ユニット2
4は感光ドラム32を備え、記録動作時に感光ドラム3
2は時計回りに回転駆動される。感光ドラム32の上方
には例えばコロナ帯電器あるいはスコロトロン帯電器等
として構成された前帯電器34が配置され、前帯電器3
4により感光ドラム32の回転表面は一様な電荷で帯電
される。
【0031】感光ドラム32の帯電領域には光学書込ユ
ニットとして機能するLEDアレイ36が配置され、L
EDアレイ36のスキャニングで出射された光によって
静電潜像が書き込まれる。即ち、LEDアレイ36の主
走査方向に配列された発光素子は、コンピュータやワー
ドプロセッサ等から印刷情報として提供される画像デー
タから展開した画素データ(ドットデータ)の階調値に
基づいて駆動され、このため静電潜像はドットイメージ
として書き込まれる。
【0032】感光ドラム32に書き込まれた静電潜像
は、感光ドラム20の上方に配置されている現像器40
により所定の色トナーによる帯電トナー像として静電的
に現像される。感光ドラム20の帯電トナー像は、下方
に位置した導電性転写ローラ42によって記録紙に静電
的に転写される。即ち導電性転写ローラ42は、無端ベ
ルト12を介して感光ドラム32との間に微小な隙間を
介して配置され、無端ベルト12により搬送される記録
紙に帯電トナー像とは逆極性の電荷を与え、これにより
感光ドラム32上の帯電トナー像は記録紙上に静電的に
転写される。
【0033】転写プロセスを経て感光ドラム32の表面
には、記録紙に転写されずに残った残留トナーが付着し
ている。この残留トナーは感光ドラム32に対し、記録
紙移動経路の下流側に設けられたトナー清浄器43によ
り除去される。除去された残留トナーはスクリューコン
ベア38により現像器40に戻され、再度現像トナーと
して使用される。
【0034】再び図2を参照するに、記録紙は無端ベル
ト12の従動ローラ22−2から駆動ローラ22−1の
間の記録紙移動経路を通過する際に、静電記録ユニット
24−1〜24−4によってY,M,C,Kの4色のト
ナー像の重ね合せによる転写を受けてフルカラー像が形
成され、駆動ローラ22−1側からヒートローラ型熱定
着装置26に向かって送り出され、フルカラー像の記録
用紙に対する熱定着が行われる。熱定着が済んだ記録用
紙は、ガイドローラを通過して装置本体の上部に設けら
れたスタッカ28に配置されて集積される。
【0035】搬送ベルト10の無端ベルト12の下側の
ベルト面に対しては、ベルト移動方向に直交する方向に
一対のセンサ30−1,30−2が設置されており、図
2の状態では手前のセンサ30−1のみが見える。この
センサ30−1,30−2は、本発明によるドラム回転
位相の補正処理及び速度ムラ補正処理の際に、無端ベル
ト12上に転写したレジストマークを光学的に読み取る
ために使用される。
【0036】図4は図2の装置本体10の内部に設けて
いる搬送ベルトユニット11の取出状態と、搬送ベルト
ユニット11に設けている静電記録ユニット24−1〜
24−4の着脱構造である。まず装置本体10の上部に
は、左側を支点に開閉自在なカバー254が設けられて
いる。装置本体10内にはフレーム255が配置され、
フレーム255の上部2箇所にピン256を配置してい
る。
【0037】これに対し上部に取り出して示している搬
送ベルトユニット11の側面には、装置本体10側のフ
レーム255に相対するフレーム258が設けられ、フ
レーム258のピン256に相対する位置にはピン穴が
開けられている。このため、カバー254を開いて搬送
ベルトユニット11を上方に引き上げることで、装置本
体10側のピン256から上方に抜き出すことができ
る。
【0038】搬送ベルトユニット11に装着された静電
記録ユニット24−1〜24−4は、側面両側に配置し
ている取付板251の上部に開いた取付溝252に対
し、静電記録ユニット24−1〜24−4の側面に装着
したピン250を嵌め入れることで取り付けている。取
付溝252は、上部のV字型に開いた部分に続いて下側
にピン250と同程度の幅を持つストレート溝を形成し
ており、ピン250を取付溝252に合わせて下側に押
し込むことで、搬送ベルトユニット11上の所定位置に
正確に位置決めできる。また静電記録ユニット24−1
〜24−4にトナーを補給したり保守を行いたい場合に
は、例えば静電記録ユニット24−3のように、上方に
引き上げることで容易に外すことができる。
【0039】図5は図2の静電記録ユニット24−1〜
24−4に設けている感光ドラム32−1〜32−4に
設けるドラム位置センサの実施形態である。図5(A)
は感光ドラム32であり、感光ドラム32は一方の端部
の外周面にギア44を形成しており、ギア44の内側に
回転位置を検出するための黒マーカ45を設けている。
黒マーカ45は光の反射率が低く、それに対し黒マーカ
45以外の円周方向の面は反射率が高い状態となってい
る。
【0040】図5(B)は感光ドラム32に対するドラ
ム位置センサの設置状態である。感光ドラム32は軸方
向に印刷領域52を割り当てており、印刷領域52の左
側に図5のように黒マーカ45を設けている。この黒マ
ーカ45の回転位置に対応してドラム位置センサである
反射式ドラム位置センサ50が設置されている。反射式
ドラム位置センサ50は発光素子と受光素子を備え、発
光素子からの光を矢印のように黒マーカ45の回転面の
位置に照射する。黒マーカ45以外の回転面の位置は反
射率が高いことから、反射式ドラム位置センサ50から
の発光素子からの光はドラム面で反射されて反射式ドラ
ム位置センサ50の受光素子に入射し、所定レベルを越
える受光出力が得られている。
【0041】感光ドラム32が回転して黒マーカ45が
反射式ドラム位置センサ50の対向位置に回転すると、
黒マーカ45は反射率が低いことから反射式ドラム位置
センサ50からの発光素子からの光は吸収され、受光素
子に対する光量が大幅に減少し、所定レベル以下となる
ことで黒マーカ45の通過部分にあってLレベルとなる
位置検出パルスを出力する。
【0042】図6はドラム位置センサの他の実施形態で
あり、磁気式ドラム位置センサに使用する感光ドラム3
2であり、感光ドラム32のギア44を形成した側の端
面にマグネット54を埋め込んでいる。図7は磁気式の
ドラム位置センサ60の構造である。フレーム56に対
し回転自在に装着された感光ドラム32の左端部にはマ
グネット54が埋め込まれている。このマグネット54
の下部の回転位置に対応したフレーム56側に、プリン
ト基板58に実装されてホール素子61が対向配置され
ている。ホール素子61は図示のようにマグネット54
が対向する感光ドラム32の回転位置でマグネット54
の磁力を受けて検出信号をパルス的に出力する。
【0043】図8は図2の搬送ベルトユニット11の無
端ベルト12に設けられる反射式ベルト位置センサ64
の実施形態である。このベルト位置センサ64にあって
は、無端ベルト12の一方の端面の内側に反射率の小さ
な黒マーカ62を形成している。黒マーカ62以外の部
分は反射率が大きくなっている。無端ベルト12の回動
に伴う黒マーカ62の通過位置に対応したベルト内側に
は、反射式ベルト位置センサ64が配置されている。反
射式ベルト位置センサ64は発光素子と受光素子を備
え、黒マーカ62が通過する際の反射光の低下を受光素
子で検出して無端ベルト12のベルト位置検出信号を出
力する。
【0044】図9はベルト位置センサの他の実施形態で
あり、磁気式のセンサを用いたことを特徴とする。即ち
無端ベルト12の一方の端面側に磁気に対する透磁率の
高い透磁マーカ66を設け、この透磁マーカ66の通過
位置に対応して無端ベルト12を挟む形状のヨークをも
った磁気透過式ベルト位置センサ68を設けている。磁
気透過式ベルト位置センサ68は、例えば透磁マーカ6
6の通過位置の一方にマグネットを配置し、他方にホー
ル素子を配置すればよい。このため、磁気透過式ベルト
位置センサ68の部分をベルト12の駆動により透磁マ
ーカ66を通過する際に位置検出信号をパルス的に出力
される。
【0045】図10は図2の搬送ベルトユニット11に
設けているベルト上に転写したレジストマークを読み取
るためのセンサ30の実施形態である。この実施形態に
於いてセンサ30は、無端ベルト12に対し入射角θ1
の方向に発光素子70を配置し、発光素子70からの光
を結像レンズ72で集光して無端ベルト12上にビーム
スポットを結像している。このビームスポットに対する
出射角θ2の方向には、集光レンズ74、スリット75
を介して受光素子76が配置される。
【0046】ここで発光素子70の入射角θ1と受光素
子76に対する出射角θ2は、例えば45°〜75°の
範囲で最適な反射光量が得られるように決められる。セ
ンサ30は本発明によるドラム間隔の検出あるいは位置
ずれ検出のために、無端ベルト12上に転写されたレジ
ストマーク(未定着トナー像)188を光学的に検出す
る。
【0047】即ち、レジストマーク188のないベルト
面の位置にあっては、発光素子70からの入射光は十分
に反射されて受光素子76に入射し、受光素子76から
の受光信号は規定レベル以上となっている。無端ベルト
12の移動によりレジストマーク188が検出位置に至
ると、レジストマーク188は微小なトナー成分の集ま
りであることから入射光が乱反射し、受光素子76に対
する反射光量が低下し、受光素子76からの受光信号の
レベル低下によってレジストマーク188を検出するこ
とができる。
【0048】図11は図2の感光ドラム32−1〜32
−4及び無端ベルト12の駆動系のブロック図である。
例えばイエロー(Y)用の静電記録ユニット24−1を
例にとると、ドラムモータ15−1はギアトレイン78
−1に連結され、ギアトレイン78−1は感光ドラム3
2−1に連結されている。このドラムモータ15−1か
ら感光ドラム32−1に至る駆動系は、例えば図12
(A)に代表して示すようになる。即ち、ドラムモータ
15の出力軸にはドライブギア160が設けられ、ドラ
イブギア160にギア162が噛み合い、ギア162が
感光ドラム32の軸端外周に形成したギア44に噛み合
っている。
【0049】図11の他のマゼンタM用,シアンC用及
び黒K用の各静電記録ユニット24−1〜24−4につ
いても同様に、ドラムモータ15−2〜15−4、ギア
トレイン78−2〜78−4及び感光ドラム32−2〜
32−4に至る駆動系が設けられ、その構造は図12
(A)と同じである。図11の搬送ベルトユニット11
にはベルトモータ25、ギアトレイン84及び駆動ロー
ラ22−1に至る駆動系が設けられる。このベルトユニ
ット11の駆動系は図12(B)のようになる。即ち、
ベルトモータ25の出力軸にドライブギア170を設
け、ドライブギア170にギア172を噛み合わせ、更
にギア172を駆動ローラ22−1の軸端外周に形成し
たギア174に噛み合わせている。
【0050】図11の搬送ベルトユニット11の駆動ロ
ーラ22−1は、図2のように、ドライブプーリとして
無端ベルト12を一定速度で周回駆動する。無端ベルト
12上には静電的に記録紙80が吸着され、一定速度で
送られる。この記録紙80に対し、静電記録ユニット2
4−1〜24−4の感光ドラム32−1〜32−4の潜
像を現像したトナー像の転写が順次行われる。 2.ハードウェア構成と機能 図13は本発明の印刷装置の制御処理を行うハードウェ
ア構成のブロック図である。本発明のハードウェアは、
エンジン部90とコントローラ部92で構成される。エ
ンジン部90には、図2で示した搬送ベルトユニット1
1及び静電記録ユニット24−1〜24−4の駆動制御
を行うメカニカルコントローラ94が設けられている。
【0051】メカニカルコントローラ94に対してはセ
ンサ処理用MPU96が設けられる。センサ処理用MP
U96に対しては、無端ベルト12の下部に設置してい
る一対のセンサ30−1,30−2からの検出信号、静
電記録ユニット24−1〜24−4の感光ドラム32−
1〜32−4に対し設けている例えば図7磁気式のドラ
ム位置センサ60−1〜60−4、更に図8の無端ベル
ト12に対し設けた反射式のベルト位置センサ64が接
続される。実際には各センサからの検出信号は、ADコ
ンバータによりアナログ信号からデジタル信号に変換し
てセンサ処理用MPU96に取り込まれる。
【0052】メカニカルコントローラ94は、エンジン
部コネクタ100を介してコントローラ92側と接続さ
れる。ここでエンジン部90に設けた印刷機構は、無端
ベルト12とY,M,C,Kの各静電記録ユニット24
−1〜24−4に設けているLEDアレイ36−1〜3
6−4及び感光ドラム32−1〜32−4を取り出して
示している。
【0053】コントローラ部92にはコントローラ用M
PU102が設けられる。コントローラ用MPU102
に対しては、インタフェース処理部104及びコントロ
ーラ部コネクタ106を介して、上位装置としての例え
ばパーソナルコンピュータ115が接続される。パーソ
ナルコンピュータ115は任意のアプリケーションプロ
グラム116から提供される印刷指令に基づくカラー画
像データを印刷処理するためのドライバ117を備え、
ドライバ117をパソコン部コネクタ118を介してコ
ントローラ部92のコントローラ部コネクタ106に接
続している。
【0054】コントローラ部92のコントローラ用MP
U102には、パーソナルコンピュータ115から転送
されたY,M,C,Kの各画像データを画素データ(ド
ットデータ)に展開して格納する画像メモリ112−1
〜112−4が設けられる。一方、コントローラ用MP
U102はインタフェース処理部108及びコントロー
ラ部コネクタ110を介してエンジン部90に接続さ
れ、エンジン部90に対する印刷指示と、この指示に基
づくエンジン部90からの印刷準備完了等の制御コマン
ドのやり取りを行って印刷制御を実行可能としている。
【0055】コントローラ用MPU102は、画像メモ
リ112−1〜112−4に各カラー画素データを展開
する際のアドレス指定のためにアドレス指定部114を
備える。またアドレス指定部114は、印刷動作の際に
画像メモリ112−1〜112−4に展開された各カラ
ー画素データをエンジン部90におけるLED36−1
〜36−4の走査方向(ベルト搬送方向に直交する方
向)単位に1ラインずつ読み出して書込転送する際の読
出アドレスの指定も行う。
【0056】ここで画像メモリ112−1〜112−4
に展開された画素データの分解能は、LEDアレイ36
−1〜36−4の主走査方向で例えば600dpi、ま
た副走査方向(ベルト搬送方向)で例えば600dpi
となっている。図14は本発明の印刷装置における印刷
処理動作の全体的なフローチャートである。まず装置の
電源を投入すると、ステップS1で予め定めた初期化処
理が行われる。初期化処理が済むと、ステップS2で
Y,M,C,Kの各感光ドラムの回転位相を揃えるため
の位相補正処理を行う。
【0057】この感光ドラムの位相補正処理は印刷装置
を工場出荷する前の最終調整段階で行っており、ユーザ
に渡った後は、図4のようにトナー補充等のために静電
記録ユニット24−1〜24−4のいずれかを着脱交換
した際に行われる。続いてステップS3に進み、速度ム
ラの調整指示の有無をチェックし、速度ムラの調整指示
があれば、ステップS4で速度ムラ検出処理を行って、
速度ムラ補正のための補正情報を検出する。ステップS
3における速度ムラの調整指示としては、基本的には本
発明の印刷装置の工場出荷における最終段階で行ってい
る。
【0058】更に必要があればユーザの運用中に於いて
も例えば装置内部の回路基板に設けたディップスイッチ
等の操作あるいは上位装置からのコマンド等により、速
度ムラ調整指示を行うことができる。このため通常の電
源投入による運用状態にあっては、速度ムラの調整指示
はないことから、ステップS4の速度ムラの検出処理は
行われず、既に行われた速度ムラ検出処理で得られた速
度ムラの補正情報に基づいた印刷処理を行う。
【0059】通常の印刷処理は、ステップS4で印刷要
求を待ち、印刷要求があると、ステップS6で印刷準備
完了を待って、ステップS7で速度ムラ補正を伴う印刷
処理を実行する。このような処理を、ステップS8でカ
ラー印刷処理の停止処理の指示があるまで繰り返すこと
になる。図15は図14のフローチャートのステップS
2に示す感光ドラムの位相補正処理、及びステップS
4,S7の速度ムラの検出と補正処理を実現するため、
図2のエンジン部90に設けたメカニカルコントローラ
94で実現される制御機能のブロック図である。
【0060】図15においてY,M,C,Kの各静電記
録ユニット24−1〜24−4のそれぞれには、ドラム
回転位相の補正処理を行うための位相制御部120−1
〜120−4と、速度ムラの補正制御を行うための速度
制御部122−1〜122−4が設けられる。これら位
相制御部120−1〜120−4及び速度制御部122
−1〜122−4の出力は、加算点124−1〜124
−4で加算され、駆動制御部126−1〜126−4を
介してドラムモータ15−1〜15−4を駆動する。
【0061】ドラムモータ15−1〜15−4により回
転駆動される感光ドラム(図示せず)に対しては、ドラ
ム位置センサ60−1〜60−4が設けられる。ドラム
モータ15−1〜15−4としては例えばパルスモータ
が使用され、このため駆動制御部126−1〜126−
4は、ドラムモータ15−1〜15−4に対する駆動パ
ルスの周期を制御することで速度制御を行う。
【0062】搬送ベルトユニット11には速度ムラ検出
部160と、速度ムラ検出部132で検出された補正情
報に基づいて速度ムラを補正制御する速度制御部128
が設けられる。速度ムラ検出部160で検出された速度
ムラ補正のための補正情報は、静電記録ユニット24−
1〜24−4側に設けている速度制御部122−1〜1
22−4に対しても速度ムラ補正のための情報を与え
る。
【0063】速度制御部160に続いては駆動制御部1
30が設けられ、ベルトモータ25の駆動制御を行う。
ベルトモータ25もドラムモータ15−1〜15−4と
同様、例えばパルスモータが使用され、駆動制御部13
0によってパルスモータに対する駆動パルスの周期を制
御することで速度制御を行う。ベルトモータ25で駆動
される搬送ベルト12(図示せず)に対しては、ベルト
の周回位置を検出するベルト位置センサ64が設けられ
る。
【0064】更に搬送ベルトユニット11側に設けてい
る速度ムラ検出部160で検出された速度ムラの補正情
報は、発光制御ユニット134の発光制御部136に与
えられる。発光制御部136は、静電記録ユニット24
−1〜24−4に設けているLEDアレイ36−1〜3
6−4の画像データに基づいた発光制御を行う。この発
光制御について、発光制御部136は速度ムラ検出部1
60から与えられた速度ムラ補正情報によるタイミング
の調整を行って、搬送ベルト上を移動する記録紙の速度
ムラによる位置ずれ変動を補正した印字結果を得るよう
にしている。
【0065】速度ムラ検出部160で検出された速度ム
ラ補正情報による速度処理は、搬送ベルトユニット11
の速度制御部128による補正処理、静電記録ユニット
24−1〜24−4に設けている速度制御部122−1
〜122−4による補正処理、あるいは発光制御ユニッ
ト134に設けている発光制御部136による補正処理
のいずれか1つが選択的に行われる。
【0066】尚、ドラムモータ15−1〜15−4及び
ベルトモータ25としてはサーボモータを使用すること
もでき、その場合は、モータ駆動電流の制御によって速
度制御する。 3.ドラム回転位相の補正 図16は図15の機能ブロックにおける静電記録ユニッ
ト24−1〜24−4の位相制御部120−1〜120
−4によるドラム回転位相の補正処理を行う制御機能の
ブロック図である。このドラム回転の位相補正処理は、
ドラム位相検出部140と静電記録ユニット24−1〜
24−4のそれぞれに設けているドラム位相補正部14
5−1〜145−4で構成される。
【0067】ドラム位相検出部140は、レジストマー
ク転写部142、ドラム位相検出部144及び補正位相
情報格納部146を備える。レジストマーク転写部14
2はY,M,C,Kの静電記録ユニット24−1〜24
−4を並列的に駆動して、無端ベルト12上にドラム設
置間隔でレジストマークを転写する。このレジストマー
ク転写部142によるベルト上に転写されたレジストマ
ークはセンサ30で検出され、ドラム位相検出部144
においてレジストマークの読取間隔に基づいて、例えば
K用の感光ドラム32−4を基準とした他のC,M,K
用の感光ドラム32−3,32−2,32−1のドラム
間隔を検出し、これに基づきKの感光ドラムを基準とし
た他の感光ドラムの位相ψ1,ψ2,ψ3を検出する。
【0068】ドラム位相検出部144で検出された基準
となるK用感光ドラム32−4に対する他の感光ドラム
32−3,32−2,32−1の位相ψ1,ψ2,ψ3
は、補正位置情報格納部146に格納される。ここで基
準となるK用感光ドラム32−4は位相をもたないが、
説明の都合上、位相ψ0=0°とする。補正位置情報格
納部146に格納された補正用の位相ψ0,ψ1,ψ
2,ψ3は、それぞれ静電記録ユニット24−4,24
−3,24−2,24−1の目標位相設定部148−
4,148−3,148−2,148−1に設定され
る。
【0069】静電記録ユニット24−1〜24−4のそ
れぞれには、位相検出部150−1〜150−4が設け
られている。位相検出部150−1〜150−4は、K
用静電記録ユニット24−4のドラム位置センサ60−
4の検出信号を基準としてそれぞれのドラム位置センサ
60−1,60−2,60−3の検出信号が得られた時
点までの実際の回転角となる位相を検出する。
【0070】尚、K用静電記録ユニット24−4の位相
検出部150−4は、自分自身のドラム位置センサ60
−4の検出パルスについての位相を検出していることか
ら、その検出値は常に0となっている。位相検出部15
0−1〜150−4の検出位相は加算点152−1〜1
52−4に与えられ、目標位相設定部148−1〜14
8−4から出力された目標位相ψ3,ψ2,ψ1,ψ0
との位相差が検出され、この位相差に応じた偏差信号を
加算点124−1〜124−4を介して駆動制御部12
6−1〜126−4に出力する。尚、加算点124−1
〜124−4には図15のように、速度ムラ補正処理を
行う速度制御部122−1〜122−4からの偏差信号
が加わっている。
【0071】図17は図16の回転位相の補正処理が行
われる前の感光ドラムの無端ベルトに対するレジストマ
ークの転写位置の説明図である。図17(A)はドラム
回転位相を補正する前の感光ドラム32−1〜32−4
であり、各回転中心をPで表わしている。感光ドラム3
2−1〜32−4は、例えば図7のドラム位置センサ6
0の構造図のように、フレーム56に両端の軸をもって
回転自在に指示されており、この場合、ドラムの回転中
心Pに対し、実際の回転中心はQのように偏心してい
る。
【0072】真の回転中心Pに対する実際の回転中心Q
の偏心方向は、図2のように各静電記録ユニット24−
1〜24−4はトナー成分が異なるだけで構造的にはほ
ぼ同じになる。このためカラープリンタ装置の組付け状
態で偏心方向がバラ付ついていても、回転位相を揃える
ことによってベルトにより搬送される記録紙の転写位置
に対する偏心回転を同期させることができる。
【0073】そこで本発明にあっては、図17(A)の
ように、静電記録ユニット24−1〜24−4を組み付
けた状態で真の回転中心Pに対し偏心回転中心Qがバラ
バラとなっている感光ドラム32−1〜32−4につい
て、所定の位相関係が成立するように回転位相を補正す
る。図18は、本発明によりドラム回転位相の補正が済
んだ状態である。ドラム32−1〜32−4は、所定位
置にドラム位置センサ60−1〜60−4を備えてお
り、このドラム位置センサ60−1〜60−4の回転位
置に所定の位相関係をもたせる。
【0074】ここで感光ドラム32−1〜32−4の直
径を図17(A)のようにDとし、またドラムの設置間
隔をL1,L2,L3とする。このドラム間隔L1,L
2,L3は設計値としては一定であるが、実際に組み付
けた場合には多少のバラ付きをもつことから、異なった
長さL1,L2,L3として表わしている。ドラム間隔
L1,L2,L3は、感光ドラムの円周2πD以上の設
置間隔とする。
【0075】このような条件の下に図18のような回転
位相の補正状態にあっては、記録用紙の流出側に位置す
るK用感光ドラム32−4のドラム位置センサ60−4
の位置で決まる無端ベルト12との転写位置と成す角を
ψ0とすると、その回転角ψ0=0である。次のC用感
光ドラム32−3にあっては、K用感光ドラム32−4
の円周2πDの位置にドラム面が接触した時に、ベルト
面上の同一位置にレジストマークが転写できる。したが
って、感光ドラム32−3が現在接しているベルト12
までの位置L1から感光ドラム32−4の円周2πDを
差し引いた誤差ΔLを、C用感光ドラム32−3のドラ
ム円周上の距離とした位置にドラム位置センサ60−3
を位置させれば、感光ドラム32−3,32−4によっ
てベルト12上を走行する記録紙の同一位置に対しレジ
ストマークを転写できる。
【0076】同様に感光ドラム32−3と感光ドラム3
2−2の間、更に感光ドラム32−2と感光ドラム32
−1との間でもその関係が成り立ち、それぞれの誤差を
Δ2,Δ3とすると、感光ドラム32−2,32−1に
おけるドラム位置センサ60−2,60−1の設置する
ための円周の長さは、(ΔL1+ΔL2)、(ΔL1+
ΔL2+ΔL3)となる。ここで例えば感光ドラム32
−3のベルト転写位置からドラム位置センサ60−3ま
での回転角ψ1は、 ψ1=ΔL1/(D/2)[rad] で表わされる。そしてΔL1はL1=L1−2πDであ
ることから、 ψ1=(L1−2πD)/(D/2) となる。この関係をまとめると次式のようになる。
【0077】 ψ1=(ΔL1−2πD)/(D/2) (1) ψ2=ψ1+(L2−2πD)/(D/2) (2) ψ3=ψ1+ψ2+(L3−2πD)/(D/2) (3) ここで図17(A)のように、ドラム32−1〜32−
4の各ドラム間隔をL1,L2,L3としているが、処
理を簡単にするためには、これらを全て同じ設計上決め
られた所定値L0、即ち L1=L2=L3=L0 とすれば、(1)〜(3)式は次式のように表わすこと
ができる。
【0078】 ψ1=(L0−2πD)/(D/2) (4) ψ2=2・ψ1 (5) ψ3=3・ψ1 (6) 図17(B)にあっては、ベルト12上に実際にレジス
トマークを転写してドラム32−1〜32−4の隣接ド
ラムの間隔L1,L2,L3を検出して前記(1)〜
(3)式の位相を求め、この位相ずれを補正するように
している。即ち、静電記録ユニット24−1〜24−4
を同時に駆動することで、無端ベルト12上の両端側の
2箇所に右側からY,M,C,Kの順に各色のレジスト
マーク154Y,154M,154C,154Kを転写
する。
【0079】このレジストマーク154Y〜154K
は、図2の搬送ベルトユニット11の下側に設けている
センサ30−1,30−2で読み取られ、検出間隔を示
す時間にベルト搬送速度を掛け合わせることで、ドラム
間隔L1,L2,L3が求められる。このようにして求
めたドラム間隔L1,L2,L3を(1)〜(3)式に
代入することにより、感光ドラム32−3,32−2,
32−1の位相ψ1,ψ2,ψ3を求めることができ
る。但し、K用感光ドラム32−4の位相ψ0はψ0=
0である。
【0080】このように感光ドラム32−3,32−
2,32−1の位相ψ0,ψ1,ψ2,ψ3が検出でき
たならば、図16の目標位相設定部148−3,148
−2,148−1にそれぞれ設定し、ドラムモータを駆
動制御することで設定位相となるように感光ドラムの回
転位相が制御される。図19は図17(A)のような感
光ドラム32−1〜32−4の回転位相が揃っていない
補正前の状態であり、これが検出された位相に基づいて
位相制御されることで、図20(A)〜(D)のよう
に、図20(A)の基準となる感光ドラム32−4の位
置検出パルスに対し、感光ドラム32−3,32−2,
32−1のように検出された位相ψ1,ψ2,ψ3に揃
える位相制御が行われる。
【0081】図21は図17(A)の感光ドラムの回転
位相補正前のドラム周速度の速度変動であり、図21
(A)のK用感光ドラム32−4の速度変動に対し、図
21(B)〜(D)の感光ドラム32−3,32−2,
32−1の各速度変動の位相は全くランダムな状態とな
っている。このようなランダムな速度変動の位相に対
し、本発明の位相を揃える制御により図22(A)〜
(D)のような位相関係を実現できる。
【0082】この位相関係の実現により、図18のよう
に、無端ベルト12上を一定速度で送られる記録用紙の
位置に対する感光ドラム32−1〜32−4上の同一位
置でのトナー像の転写が行われる。このため、図17
(A)のように、感光ドラム32−1〜32−4が回転
中心Pに対し実際に偏心した回転中心Qであっても、こ
の偏心によるドラム周速度の変動はベルト12により搬
送される記録紙の同一位置に各ドラムの同じ速度変動が
対応し、速度変動による搬送方向の画素ピッチにムラは
起きるが、4つの感光ドラムによる各カラー画素の転写
位置での位置ずれは起きない。
【0083】図23は図16の感光ドラムの位相検出補
正処理のフローチャートである。まずステップS1で静
電記録ユニットの交換を判別すると、ステップS2に進
み、Y,M,C,Kのレジストマークのベルト転写を並
列的に行う。続いてステップS3でベルト上のY,M,
C,Kのレジストマークの間隔L1,L2,L3を検出
し、ステップS4で前記(1)〜(3)式に基づいて位
相ψ0,ψ1,ψ2,ψ3を算出して、目標位相として
設定する。
【0084】図24は図16における各静電記録ユニッ
ト24−1〜24−4における位相補正処理のフローチ
ャートである。まずステップS1で静電記録の起動の有
無をチェックしており、静電記録が起動されると、ステ
ップS2に進み、基準となるK用感光ドラム32−4の
ドラム位置センサによる検出パルスの有無をチェックす
る。K用感光ドラム32−4の検出パルスが得られる
と、ステップS3でC,M,Y用感光ドラム32−3,
32−2,32−1の検出パルスとの位相を求め、この
位相が目標位相ψ1,ψ2,ψ3となるように各ドラム
モータ15−3,15−2,15−1を制御する。
【0085】尚、基準となるK用静電記録ユニット24
−4にあっては、目標位相ψ0=0であることから、実
質的な位相制御は行わない。続いてステップS4で静電
記録の終了を判別するまで、ステップS2,S3の位相
制御を繰り返す。静電記録が終了すると、ステップS5
で装置停止を判別するまで、ステップS1からの処理を
繰り返す。
【0086】一方、(4)〜(6)式のように、図6
(A)におけるドラム間隔L1,L2,L3を設計値で
決まる規定値L0とした場合については、図23のドラ
ム位相の検出処理は不要であり、(4)〜(6)式で求
めた位相ψ1,ψ2,ψ3を目標位相と設定して、図2
4の位相補正処理を直ちに行うこととなる。 4.速度ムラの補正 図25は本発明の印刷装置における感光ドラム及びベル
トの駆動系の回転部分の偏心に起因した速度ムラを検出
して補正するための制御処理の機能ブロック図である。
この速度ムラの検出補正処理のため、速度ムラ検出部1
60と各静電記録ユニット24−1〜24−4に設けた
速度ムラ補正部175−1〜175−4を備える。
【0087】速度ムラ検出部160は、レジストマーク
転写部162、位置ずれ検出部164及び補正情報格納
部166を有する。速度ムラ補正部175−1〜175
−4は、目標速度設定部168−1〜168−4、補正
値設定部170−1〜170−4、及び加算点172−
1〜172−4で構成され、加算点124−1〜124
−4以降は図15と同じである。
【0088】また搬送ベルトユニット11についても、
速度ムラ補正のため図15に示した速度制御部128が
設けられており、この速度制御部128は目標速度設定
部174、補正値設定部176及び加算点178で構成
される。静電記録ユニット24−1〜24−4に設けた
補正値設定部170−1〜170−4に対しては、速度
ムラ検出部160に設けた補正情報格納部166からの
速度ムラ補正情報がセットされる。
【0089】この補正情報のセットはモード選択スイッ
チ165−1〜165−4を介して行われる。同様にベ
ルト搬送ユニット11の補正値設定部176に対しても
モード選択スイッチ171が設けられ、更に図15に示
した発光制御部136に対する補正値の供給についても
モード選択スイッチ185を設けている。速度ムラ検出
に基づく補正制御にあっては、感光ドラムの速度制御に
よる補正、ベルト速度制御による補正、あるいはLED
アレイの発光制御による補正の3種類があり、例えばベ
ルト搬送速度による補正をモード1、感光ドラム回転速
度による補正をモード2、発光制御による補正をモード
3とし、いずれかのモードを選択した速度ムラの補正処
理を行う。
【0090】図26(A)は図2の無端ベルト12に吸
着して送られる記録紙にトナー像を転写した時の速度ム
ラ180である。この記録紙上の速度ムラ180は、図
26(B)の感光ドラムの速度ムラ182、図26
(C)の駆動ローラの速度ムラ184、更に図26
(D)のモータギアの速度ムラ186を合成した速度ム
ラとなっている。尚、図26(D)のモータギアの速度
ムラについては、感光ドラム側とベルト側でそれぞれ異
なったモータギアを使用していることから、2成分とな
るが、説明を簡単にするため、位相が揃った1つのモー
タギアの速度ムラ186として表わしている。
【0091】図22の速度ムラ検出部160にあって
は、図26(A)のような記録紙上に生ずる速度ムラ1
80をレジストマーク転写部162によるベルト上に対
するレジストマークの転写と、マークセンサ30による
レジストマークの読取りによる位置ずれ検出部164に
よる位置ずれ検出で求める。図27は無端ベルト12に
対する速度ムラ検出のためのレジストマークの転写の説
明図である。この実施形態にあっては、無端ベルト12
上に例えば最もコントラストの強いK(黒)の静電記録
ユニット24−1を駆動してベルトモータ側の2箇所に
一定ピッチで搬送方向に直交する方向のレジストマーク
188−1,188−2を連続的にベルト全周に亘って
転写する。
【0092】このレジストマーク188−1〜188−
2はセンサ30−1〜30−2により読み取られ、レジ
ストマークの時間間隔にベルト速度を掛け合わせること
で、レジストマーク188−1,188−2のそれぞれ
における搬送方向の間隔が検出できる。図28はレジス
トマーク転写部162による他のレジストマークであ
り、無端ベルト12上に所定の傾斜角αをもったレジス
トマーク192−1,192−2を一定ピッチで印字す
るようにしている。このレジストマーク192−1〜1
92−2についても、図27と同様、センサ30−1,
30−2で読み取ることでその間隔が検出できるが、更
に破線のように一組のレジストマーク192−1,19
2−2の対応関係を検出することで傾斜角αを求め、α
を間隔の代わりに使用してもよい。
【0093】図29は他のレジストマークであり、この
実施形態にあっては濃淡レジストパターン194を転写
している。濃淡レジストパターン194は、拡大部分1
96のように例えば白黒のドットパターンであり、セン
サ30−1によりパターンの濃度を検出する。即ち、速
度が速いとセンサ30−1を通過するモータレジストパ
ターン194の長さは多くなることから、モード検出値
は増加し、速度が低下するとモード検出値は減少するよ
うになり、速度変動をセンサ30による濃淡検出信号に
変換して捕らえることができる。
【0094】図30はベルト上に転写したレジストマー
ク188−1〜188−nを対象とした速度ムラに起因
した位置ずれ検出の説明図である。この位置ずれ検出に
あっては、まずレジストマーク188−1〜188−n
の隣接する間隔ΔX1,ΔX2,・・・ΔXnのそれぞ
れを検出する。続いて、検出間隔の累積値X1,X2,
・・・Xnを求める。これは
【0095】
【数1】
【0096】で表わされる。次に平均間隔ΔXaを ΔXa=Xn/n (8) として求める。その結果、各検出間隔ΔX1〜ΔXnに
おける目標速度で決まる一定速度に対する位置ずれδX
1,δX2,・・・δXnは、次式で与えられる。
【0097】
【数2】
【0098】図31は(9)式の速度ムラによる位置ず
れの様子であり、一定速度の場合には、横軸で示すベル
ト位置に対する累積値Xは直線的に増加する。これに対
し速度ムラによる速度偏位200が生ずる。(9)式に
あっては、この一定速度の直線198に対する速度ムラ
200の累積値X方向の偏位、即ち位置ずれ量δX1,
δX2,・・・を求めている。
【0099】図32は図22の位置ずれ検出部164に
よる位置ずれ検出処理のフローチャートである。まずス
テップS1で、例えばコントラストの最も強い黒(A)
のレジストマークをベルトに全周に亘って転写しなが
ら、ステップS2でセンサによりレジストマークの副走
査方向即ちベルト搬送方向の間隔X1,X2,・・・X
nを検出する。
【0100】続いてステップS3で(7)式のように、
累積間隔X1,X2,・・・Xnを算出し、ステップS
4で平均間隔ΔXaを求める。続いてステップS5で
(9)式のように、累積ずれ量δX1〜δXnを求め
る。最終的にステップS6で、検出した位置ずれ量を補
正情報として格納する。図33は図22の例えば搬送ベ
ルトユニット11に設けている速度制御部128による
速度ムラの補正処理の機能ブロックである。この速度ム
ラの補正処理にあっては、速度ムラ検出部160で求め
られた(9)式のずれ量δX1〜δXnを、目標速度に
対し相殺するように速度制御する。即ち図31におい
て、速度ムラによる位置ずれ200に対し逆の速度ムラ
となる破線の速度変動201を与えることで、一定速度
となる直線198の速度制御結果を得ることができる。
【0101】図33において、速度ムラ補正処理のため
の機能ブロックは、位置ずれ補正検出部164による検
出結果を補正値として格納した補正テーブル204を有
する。この補正テーブル204は、ベルト位置をアドレ
スとして各ベルト位置に対応した検出補正値を格納して
いる。補正テーブル204は、アドレスカウンタ202
のアドレス指定で対応する補正値が読み出される。
【0102】補正テーブル204のアドレスはアドレス
カウンタ202で指定される。アドレスカウンタ202
はベルト位置センサの検出パルスE1でリセットされ、
ベルト周回に同期したクロックパルスのカウントでベル
ト位置に対応したアドレスを発生して、補正テーブル2
04より対応する補正値δXiを読み出す。目標間隔レ
ジスタ206は、ベルト目標速度に対応したアドレスカ
ウンタ202のクロックパルス間隔に同期した所定目標
間隔Xiを格納している。加算器208は、補正テーブ
ル204から読み出したδXiを目標間隔レジスタ20
6の目標値Xiから減算し、補正値で修正された目標間
隔(Xi−δXi)をデジタル比較器212に出力す
る。
【0103】位置カウンタ210はデジタル比較器21
2のモータ駆動パルスの出力でリセットされ、そのとき
からベルト周回速度に同期した一定周期のクロックの計
数を開始し、デジタル比較器212で加算器208によ
り目標値として与えられる目標間隔と比較し、一致した
タイミングでモータ駆動パルスがデジタル比較器212
より出力される。
【0104】図34は図33の速度ムラの補正処理のタ
イミングチャートである。図34(A)はベルト搬送同
期パルスであり、ベルト位置センサの検出信号に基づい
てベルト周回周期T1ごとに得られる。図34(B)は
位置カウンタ210に対するクロックである。また図3
4(C)はデジタル比較器212によるモータ駆動パル
スであり、目標間隔レジスタ206の目標値Xiに基づ
く一定速度について、一定周期T2を設定している。
【0105】即ち、補正が行われなければモータ駆動パ
ルスは一定周期T2で出力される。図34(D)はアド
レスカウンタ202のアドレスであり、モータ駆動パル
スに同期してインクリメントされ、且つベルト搬送同期
パルスでリセットされる。図34(E)は補正テーブル
204から読み出された補正値であり、この補正値を目
標間隔レジスタ206の目標間隔X0から加算器208
で減算することで、モータ駆動パルスの一定周期T2を
与える目標間隔X0の値が修正される。
【0106】例えば時刻t1のモータ駆動パルス214
の次の時刻t2のモータ駆動パルス216にあっては、
目標間隔X0による周期は破線のモータ駆動パルス21
8のタイミングであるが、図34(F)の加算機出力値
のように(X0+δX1)と補正され、時刻t2のモー
タ駆動パルス216のタイミングでパルス出力が行われ
る。
【0107】即ち、この場合にはδX1分だけモータ駆
動パルスのパルス間隔が広がることでモータ速度は減速
される。逆に目標間隔X0から補正値を差し引く例えば
5周期目、6周期目の加算器出力値(X0−δX4),
(X0−δX5)にあっては、補正値を引いた分だけモ
ータ駆動パルスのパルス間隔が短くなり、その分モータ
速度を高めることができる。
【0108】図34のタイミングチャートは、図22に
おける搬送ベルトユニット11の速度制御部128によ
る速度ムラの補正制御を例にとっており、これはモード
選択スイッチ171をオンしたモード1の場合である。
これに対しモード2の速度ムラの補正制御にあっては、
モード選択スイッチ165−1〜165−4をオンして
静電記録ユニット24−1〜24−4のドラムモータ1
5−1〜15−4の速度制御による補正となる。
【0109】このドラムモータ15−1〜15−4の補
正についても、その機能ブロックは図33と同じであ
り、目標間隔レジスタ206の目標間隔X0及び位置カ
ウンタ210に対するクロック周期が感光ドラム固有の
値をとる。図35は、図22でモード選択スイッチ18
5をオンして発光制御部136の発光制御により速度ム
ラを補正するモード3の場合のタイミングチャートであ
る。この図35のタイミングチャートにあっても、図3
5(C)の副走査方向発光タイミングパルスが図34
(C)のモータ駆動パルスに置き替わっており、更に図
35(G)の書込ゲートの設定が行われ、書込ゲートが
Hレベルとなっている時刻t2以降について図35
(C)の副走査方向発光タイミングパルスが出力され
て、図35(H)の副走査方向発光同期パルスとなる。
【0110】図35(A)のベルト搬送同期パルス、図
35(B)のクロック、図35(D)のアドレスカウン
タ、図35(E)の補正テーブル読出し値、図35
(F)の加算器出力値については、基本的に図34のモ
ータ駆動の場合と同じであり、クロック周期が副走査方
向、即ちベルト搬送方向の例えば600dpiの分解能
に応じた周期をもつことになる。
【0111】図36は図22における速度ムラ補正処理
のフローチャートである。まずステップS1で、いずれ
かのモード選択を行う。即ち、ベルト搬送速度を補正す
るモード1、ドラム回転速度を補正するモード2、ある
いはLEDアレイの発光タイミングを補正するモード3
のいずれかを選択する。このモード選択は、本発明の印
刷装置の製造組立ての段階で、例えばコントロール基板
に設けているディップスイッチなどを使用して最適なモ
ード設定ができる。もちろん、モード選択機能をなく
し、特定のモードによる固定的な速度ムラ補正処理であ
ってもよい。
【0112】続いてステップS2で印刷動作の開始を判
別すると、ステップS3に進み、ベルト位置センサに基
づくベルト搬送パルスの有無をチェックする。ベルト搬
送パルスが得られれば、ステップS4で補正テーブルを
読み出すためのアドレスAの初期化処理としてA=1に
セットする。ベルト搬送パルスが得られない時には、ス
テップS5でアドレス更新を行う。
【0113】次にステップS5で、アドレスAにより補
正テーブルから補正値δXiを読み出し、ステップS6
で目標間隔クロック数Xの補正を行う。続いてステップ
S7でクロックカウントXをカウントアップし、ステッ
プS8で目標クロックカウントX0に一致するか否かチ
ェックする。一致すればステップS9で駆動パルスまた
は発光パルスを出力する。
【0114】続いてステップS10で駆動停止の有無を
チェックし、駆動停止でなければステップS3に戻って
次のパルス出力の処理を行う。駆動停止であればステッ
プS11に進み、印刷装置の停止処理か否かチェック
し、停止処理でなければ再びステップS2に進み、次の
印刷指令による駆動開始を待つ。 5.フーリエ変換による速度ムラの補正 図37は本発明による速度ムラの検出補正処理の他の実
施形態であり、この実施形態にあっては、速度ムラによ
る位置ずれ検出結果をフーリエ変換して補正情報を生成
し、フーリエ変換により求めた補正情報を用いて速度の
補正制御を行うことを特徴とする。
【0115】図37において速度ムラ検出部160に
は、レジストマーク転写部162、位置ずれ検出部16
4に続いて、フーリエ変換部230が設けられている。
フーリエ変換部230は、位置ずれ検出部160におい
て例えば図26(A)のような記録紙に対する速度ムラ
180のデジタル情報が得られることから、これをフー
リエ変換して例えば図26(B)の感光ドラムの速度ム
ラ成分、図26(C)のドライブプーリの速度ムラ成
分、更には図26(D)のモータギアの速度ムラ成分の
解析結果を生成する。そしてフーリエ変換で得られた各
周波数成分の解析値を補正情報格納部166に格納す
る。
【0116】速度ムラ検出部160に対応してベルト搬
送ユニット11には、速度制御部300が設けられ、目
標速度設定部174及びフーリエ変換結果に基づく補正
処理を行う補正値設定部302、更に加算点178を備
える。また静電記録ユニット24−1〜24−4側に
は、フーリエ変換結果に基づく速度補正を行うための速
度ムラ補正部304−1〜304−4が設けられる。
【0117】この速度ムラ補正部304−1〜304−
4は、目標速度設定部168−1〜168−3、フーリ
エ変換結果による補正値を設定する補正値設定部306
−1〜306−4、及び加算点172−1〜172−4
を備える。またモード選択スイッチ165−1〜165
−4,175,185が設けられ、ベルトモータ25の
速度補正制御、ドラムモータ15−1〜15−4の速度
補正制御、あるいはLEDアレイの発光タイミングの制
御のいずれかのモード選択が行われる。
【0118】図38は図37における速度ムラ検出部1
60の検出処理のフローチャートであり、ステップS1
〜S5のレジストマークの転写に基づくずれ量δX1〜
δXnの検出は図32と同じであるが、ステップS6に
おいて、ずれ量の検出結果をフーリエ変換して周波数成
分を抽出し、これを補正情報として記憶する。具体的に
は、ある周波数成分fiのずれ量δXiは、 δXi=Ai・sin (ωi・t+φi) で表わされることから、補正情報として振幅A、角速度
ωi及び位相φiを記憶する。
【0119】図39は図38の速度ムラ検出処理の検出
結果のフーリエ変換により得られる感光ドラム、ドライ
ブベルトプーリ、モータギアの3つの周波数成分の解析
結果である。即ち、図39(A)はベルト位置センサか
ら得られるベルト同期パルスであり、このベルト同期パ
ルスの時刻t1がフーリエ変換の周波数成分の解析結果
における基準位置を与える。
【0120】図39(B)は周期がω1tと最も大きい
直径の大きな感光ドラムの速度ムラの周波数成分であ
り、ベルト同期パルスに対し位相φ1をもっており、振
幅はA1となっている。図39(C)は、次に径の大き
いドライブベルトプーリの周波数成分であり、周期はω
2tであり、ベルト同期パルスt1に対する位相はφ2
であり、更に振幅はA2となっている。
【0121】図39(D)はモータギアの周波数成分で
あり、周期は最も小さなω3tであり、ベルト同期パル
スに対する位相はφ3であり、更に振幅はA3となって
いる。図40は図39(B)〜(D)のようなフーリエ
変換による周波数成分の振幅Ai、角速度ωi、及び位
相φiに基づいて速度ムラ補正の補正値の発生に使用す
る1周期分の正弦データを格納した正弦テーブルの説明
図である。この正弦テーブルにあっては横軸をアドレス
としており、アドレスAは2π/ωで定義される。縦軸
は0を中心に正規化された±1の範囲の値をとる。開始
アドレス258はA=0となる。終了アドレス260も
同じ値をもち、この時点でアドレスは開始アドレス25
8にリセットされる。
【0122】図41は、図38(B)〜(D)のよう
に、ベルト同期パルスで決まる基準位置に対し位相φ1
〜φ3のように位相ずれをもった場合の正弦テーブルの
読出アドレスの説明図である。図41(A)のベルト同
期パルスに対し、図41(B)のように位相φをもって
いる場合、これをアドレスに変換すると、開始アドレス
258の前にφ/ω分だけずれた位置がベルト同期パル
スに一致したアドレスの正弦値262となる。
【0123】この正弦値262は、開始アドレス258
から終了アドレス260の範囲の正弦テーブルの中にあ
っては、開始アドレス258に対し(2π−φ)/ω分
だけシフトした正弦値264を与えるアドレスとなる。
即ち、位相φをもつ場合には、φに応じてアドレスを
(2π−φ)/ωだけオフセットしたアドレスを開始ア
ドレスとして正弦テーブルの読み出しを行えばよい。
【0124】図42は図39(B)〜(D)のフーリエ
変換結果に基づく速度ムラ補正処理の機能ブロックであ
る。まず3つの周波数成分に対応した補正値を生成する
ため、正弦テーブル242−1〜242−3が設けられ
る。正弦テーブル242−1〜24−23に対してはア
ドレス発生部240−1〜240−3がそれぞれ設けら
れる。
【0125】アドレス発生部240−1〜240−3は
ベルト搬送同期パルスでリセットされ、フーリエ変換に
より求めた補正情報としてセットされる角速度ω1〜ω
3及び位相φ1〜φ3のそれぞれに基づいて、図41
(B)に従ったアドレス発生を行う。正弦テーブル24
2−1〜242−3のそれぞれより読み出された正弦値
は、乗算器244−1,244−2,244−3のそれ
ぞれで同じく補正情報として設定された振幅値A1,A
2,A3と掛け合わされ、各周波数成分ごとのずれ量δ
X1,δX2,δX3を求め、加算器246で加算し、
合成位置ずれ補正値δXを求める。
【0126】続いて加算器250で目標間隔レジスタ2
48からの目標間隔X0から加算器246の合成位置ず
れ補正値δXを差し引いて、補正された間隔(X0+δ
X)を求める。そしてデジタル比較器254に入力し、
クロックカウントを行っている位置カウンタ252と比
較し、一致したときに駆動パルスを出力する。即ち、加
算器250からデジタル比較器254の出力側は図33
の実施形態と同じであり、その前段にフーリエ変換結果
の補正情報に基づいた補正値の作成部分が設けられてい
る。
【0127】図43は図42のフーリエ変換結果を補正
情報とした速度ムラ補正処理のフローチャートである。
このフローチャートにあっては、ステップS6で各周波
数成分ごとの補正値δX1〜δX3を算出し、ステップ
S7でその加算値δXを求めている点以外は、図36の
速度ムラ補正処理と基本的に同じである。尚、上記の実
施形態は、Y,M,C,Kの静電記録ユニットにLED
アレイを用いた場合を例にとっているが、レーザビーム
走査装置を用いてもよいことは勿論である。また本発明
は上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
【0128】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、異なるカラー成分に対応した複数の静電記録ユニッ
トの感光ドラムについて、ドラム回転位置を検出し、一
端の感光ドラムの回転位置を基準としたドラム周面の転
写位置がベルトで搬送される記録紙上の同一位置となる
ように、各ドラムの回転位相を所定の位相に揃えるよう
に補正され、ドラムモータからギアトレインを介して感
光ドラムに至る駆動系における回転中心の偏心により感
光ドラムの周速度に速度ムラが起きても、ベルト上の記
録紙に対する各ドラムの転写位置を一致させることがで
き、記録用紙の搬送方向の画素ピッチは速度ムラにより
変化するが、各カラー画素の位置ずれ即ち色ずれを低減
することができる。
【0129】また感光ドラム及びベルトの駆動系の偏心
による速度ムラを検出し、この速度ムラを無くすように
速度を補正制御することで、駆動系のギア、ドラム、プ
ーリ等の回転部材の回転中心の偏心により引き起こされ
る速度ムラが低減され、記録紙のベルト搬送方向での画
素ピッチの精度を、コストの掛かる加工精度や組立精度
を高めることなく簡単且つ容易に向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明の装置本体内部構造の説明図
【図3】図2の静電記録ユニットの断面図
【図4】図2の搬送ベルトユニット及び静電記録ユニッ
トの取外し状態の説明図
【図5】感光ドラムに設ける反射式ドラム位置センサの
説明図
【図6】磁気式ドラム位置センサに使用するドラム側マ
グネットの説明図
【図7】感光ドラムに設ける磁気式ドラム位置センサの
説明図
【図8】ベルトに設ける反射式ベルト位置センサの説明
【図9】ベルトに設ける磁気透過式ベルト位置センサの
説明図
【図10】ベルト転写のレジストマークを検出するセン
サの説明図
【図11】本発明における感光ドラム及びベルトの駆動
系のブロック図
【図12】本発明における感光ドラム及びベルトの駆動
部の説明図
【図13】本発明のハードウェア構成のブロック図
【図14】本発明による全体的な印刷処理のフローチャ
ート
【図15】本発明のドラム回転位相の補正処理及び速度
ムラの検出補正処理を行う制御機能のブロック図
【図16】本発明によるドラム回転位相の検出と補正処
理を行う制御機能のブロック図
【図17】感光ドラムの回転位相が揃っていない状態で
の偏心状態とドラム間隔を検出するためのベルトに対す
るレジストマークの転写の説明図
【図18】ドラム回転位相を補正して揃えた状態での感
光ドラムの回転状態の説明図
【図19】ドラム回転位相を補正する前のドラム位置セ
ンサの検出信号のタイミングチャート
【図20】ドラム回転位相を揃えた状態でのドラム位置
センサの検出信号のタイミングチャート
【図21】ドラム回転位相の補正前の状態でのドラム周
速度の変動を示した速度線図
【図22】ドラム回転位相を補正した状態でのドラム周
速度の変動を示した速度線図
【図23】本発明によるドラム位相検出処理のフローチ
ャート
【図24】本発明によるドラム位相補正処理のフローチ
ャート
【図25】本発明による速度ムラ検出補正処理の制御機
能のブロック図
【図26】ベルト上の記録紙に現われる速度ムラと各周
波数成分の説明図
【図27】速度ムラによる位置ずれ検出のためにベルト
上に転写するレジストマークの説明図
【図28】斜めのラインを用いた速度ムラによる位置ず
れ検出のためにベルト上に転写するレジストマークの説
明図
【図29】濃淡パターンを用いた速度ムラによる位置ず
れ検出のためにベルト上に転写するレジストマークの説
明図
【図30】レジストパターンのセンサ読取りによる位置
ずれ検出の説明図
【図31】レジスタパターンのベルト位置に対する検出
間隔の累積結果の説明図
【図32】本発明における速度ムラ検出処理のフローチ
ャート
【図33】図25の速度ムラ補正距離の機能ブロック図
【図34】図33の速度ムラ補正処理によるベルト駆動
又は感光ドラム駆動のタイミングチャート
【図35】図33の速度ムラ補正処理によるLEDアレ
イの発光駆動のタイミングチャート
【図36】図33による速度ムラ補正処理のフローチャ
ート
【図37】位置ずれ検出結果をフーリエ変換して速度ム
ラを補正する制御機能のブロック図
【図38】図37の速度ムラ検出処理のフローチャート
【図39】図37による位置ずれをフーリエ変換した各
周波数成分の説明図
【図40】フーリエ変換した周波数成分に基づく速度ム
ラの補正処理で使用する正弦テーブルの説明図
【図41】フーリエ変換した周波数成分を生成する正弦
テーブルの読出アドレスの説明図
【図42】図38でフーリエ変換した3つの周波数成分
の合成による速度ムラの補正状態の機能ブロック図
【図43】図41の速度ムラ補正処理のフローチャート
【符号の説明】
10:装置本体 11:搬送ベルトユニット 12:無端ベルト 14:ホッパ 15,15−1〜15−4:ドラムモータ 16:ピックアップローラ 18:記録紙ガイド通路 20:記録紙送りローラ 22−1〜22−4:ローラ 24,24−1〜24−4:静電記録ユニット 25:ベルトモータ 26:ヒートローラ型定着装置 28:スタッカ 30,30−1,30−2:センサ 32:感光ドラム 34:前帯電器 36:LEDアレイ 38:スクリューコンベア 40:現像器 42:導電性転写ローラ 44:ドラムギア 45:黒マーカ(非反射部) 48:パドルローラ 50:反射式ドラム位置センサ 54:マグネット 56:フレーム 58:プリント基板 60:磁気式ドラム位置センサ 61:ホール素子 62:黒マーカ 64:反射式ベルト位置センサ 66:透磁マーカ 68:磁気透過式ベルト位置センサ 70:発光素子 72:結像レンズ 74:集光レンズ 75:スリット 76:受光素子 78−1〜78−4,84:ギアトレイン 80:記録紙 90:エンジン部 92:コントローラ部 94:メカニカルコントローラ 96:センサ処理用MPU 100:エンジン部コネクタ 102:コントローラ用MPU 104,108:インタフェース処理部 106,110:コントローラ部コネクタ 112−1〜112−4:画像メモリ 114:アドレス指定部 115:パーソナルコンピュータ 116:アプリケーションプログラム 117:ドライバ 118:パソコン部コネクタ 120,120−1〜120−4:位相制御部 122,122−1〜122−4:速度制御部 124−1〜124−4,152−1〜152−4,1
72−1〜172−4:加算点 126−1〜126−4,130:駆動制御部 132:速度ムラ検出部 136:発光制御部 140:ドラム位相検出補正部 142:レジストマーク転写部 144:ドラム位相検出部 145−1〜145−4:ドラム位相補正部 146:補正位相情報格納部 148−1〜148−4:目標位相設定部 150−1〜150−4:位相検出部 154Y,154M,154C,154K:レジストマ
ーク 160:速度ムラ検出部 162:レジストマーク転写部 164:位置ずれ検出部 165−1〜165−4,171,185:モード選択
スイッチ 166:補正情報格納部 168−1〜168−4:目標速度設定部 170−1〜170−4:補正値設定部 175−1〜175−4,300−1〜300−4:速
度ムラ補正部 188−1,188−2,192−1,192−2:レ
ジストマーク 194:濃淡レジストマーク 202:アドレスカウンタ 204:補正テーブル 206,248:目標間隔レジスタ 208,246:加算器 210,252:位置カウンタ 212,254:デジタル比較器 230:フーリエ変換部 240−1〜240−3:アドレス発生部 242−1〜242−4:正弦値テーブル 244−1〜244−3:乗算器 250,256:ピン 251:固定板 252:取付溝 255,258:フレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川原 盛久 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 永富 勉 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 小林 耕一 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 伯耆 陽治 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 小島 岳男 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベルトにより記録紙を一定速度で搬送する
    ベルト搬送機構と、 前記ベルトによる記録紙の搬送方向に配列され、回転す
    る感光ドラムに対する光学的な走査で画像データに応じ
    た潜像を形成し、異なるカラーのトナー成分で現像した
    後に前記ベルト上の記録紙に転写する複数の静電記録ユ
    ニットと、 前記複数の感光ドラムの回転位置を検出するドラム位置
    センサによる回転検出位置を基準とした前記各感光ドラ
    ムの周面のベルトに対する転写位置が前記記録紙上で特
    定の関係となるように、各ドラムの回転位相を揃える位
    相補正を行うドラム位相補正部と、を設けたことを特徴
    とする印刷装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の印刷装置に於いて、前記ド
    ラム位相補正部は、 前記ベルト上に前記複数の静電記録ユニットを同時に動
    作して各カラーのレジストマークを転写させるレジスト
    マーク転写部と、 前記ベルト上の転写レジストマークをセンサで検出して
    隣接する静電記録ユニットとの転写間隔を求め、特定の
    感光ドラムを基準とした他の感光ドラムの回転位相差を
    算出する位相検出部と、 前記基準感光ドラムの基準位相に対し他の感光ドラムを
    前記位相検出部で検出した回転位相を維持するように前
    記ドラムモータを位相制御する位相制御部と、を備えた
    ことを特徴とする印刷装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の印刷装置に於いて、前記位
    相検出部は、隣接するドラムの検出間隔Lからドラム直
    径Dに基づくドラム円周(2πD)の除余を求め、誤差
    (Lmod 2πD)と共に端部に位置する感光ドラムを基
    準に他の感光ドラムの累積誤差を各々求め、該累積誤差
    の各々をドラム回転角に変換して基準ドラムに対する回
    転位相ψを算出することを特徴とする印刷装置。
  4. 【請求項4】請求項2記載の印刷装置に於いて、前記ド
    ラム位相補正部は、 前記複数の静電記録ユニットの隣接するドラム間隔を予
    め定めた所定値L0に設定し、該ドラム間隔L0からド
    ラム直径Dに基づくドラム円周(2πD)の除余を求
    め、誤差(L mod 2πD)と共に端部に位置する感光
    ドラムを基準に他の感光ドラムの累積誤差を各々求め、
    該累積誤差の各々をドラム回転角に変換して基準ドラム
    に対する回転位相ψを検出する位相検出部と、 前記基準感光ドラムの基準位相に対し他の感光ドラムを
    前記位相検出部で検出した回転位相を維持するように前
    記ドラムモータを位相制御する位相制御部と、を備えた
    ことを特徴とする印刷装置。
  5. 【請求項5】請求項2又は4記載の印刷装置に於いて、
    前記位相制御部は、前記基準感光ドラムの検出回転位置
    から他の感光ドラムの検出回転位置までの位相を、前記
    位相検出部で検出された検出位相と一致する等の特定の
    関係となるように位相制御することを特徴とする印刷装
    置。
  6. 【請求項6】請求項2又は4記載の印刷装置に於いて、
    前記複数の静電記録ユニットとして、前記ベルトの上流
    側から下流側に向けて、イエロー、マゼンタ、シアン及
    び黒又はシアン、マゼンタ、イエロー及び黒の順番に各
    静電記録ユニットを配置し、前記位相検出部及び位相制
    御部は、前記黒の静電記録ユニットの感光ドラムを基準
    に位相検出と位相制御を行うことを特徴とする印刷装
    置。
  7. 【請求項7】請求項1記載の印刷装置に於いて、前記静
    電記録ユニットを交換した後の電源投入による立ち上げ
    時に、前記ドラム位相補正部は、複数の感光ドラムの回
    転位置を検出し、各ドラムの回転位相を所定の位相に揃
    えるように補正することを特徴とする印刷装置。
  8. 【請求項8】請求項1記載の印刷装置に於いて、工場出
    荷時等の製造段階で、前記ドラム位相補正部は、複数の
    感光ドラムの回転位置を検出し、各ドラムの回転位相を
    所定の位相に揃えるように補正することを特徴とする印
    刷装置。
  9. 【請求項9】ベルトにより記録紙を一定速度で搬送する
    ベルト搬送機構と、 前記記録紙の搬送方向に配列され、回転する感光ドラム
    に対する光学的な走査で画像データに応じた潜像を形成
    して異なるカラーのトナー成分で現像した後に前記ベル
    ト上の記録紙に転写する複数の静電記録ユニットと、 前記ベルト及び感光ドラムを含む駆動系の速度ムラに起
    因した記録紙への転写像の位置ずれを検出する位置ずれ
    検出部と、 前記位置ずれ検出部で検出した位置ずれに基づき、前記
    速度ムラに起因した記録紙に対する転写画像の位置ずれ
    を補正する速度ムラ補正部と、を設けたことを特徴とす
    る印刷装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載の印刷装置に於いて、前記
    速度ムラ検出部は、 前記ベルト上に少なくとも1台の静電記録ユニットを動
    作して所定間隔でレジストマークを転写させるレジスト
    マーク転写部と、 前記ベルト上の転写レジストマークの間隔をセンサで検
    出し、ベルト上の位置に対する転写画像の位置ずれを検
    出して補正値を生成する位置ずれ検出部と、を備えたこ
    とを特徴とする印刷装置。
  11. 【請求項11】請求項10記載の印刷装置に於いて、前
    記速度ムラ検出部は、 前記搬送ベルトの基準位置を検出するベルト位置センサ
    を有し、 前記レジストマーク転写部は、前記ベルト位置センサに
    よる検出位置を起点に前記レジストマークをベルト全周
    に亘って所定ピッチで転写し、 前記位置ずれ検出部は、前記ベルト位置センサによる検
    出位置を起点にベルト全周に亘る所定ピッチ毎の位置ず
    れを検出して補正量を生成し、補正情報格納部に記憶す
    ることを特徴とする印刷装置。
  12. 【請求項12】請求項10記載の印刷装置に於いて、前
    記位置ずれ検出部は、 光学的センサにより前記ベルト上のレジストマークの搬
    送方向の間隔ΔX1,ΔX2,・・・,ΔXnを検出し
    てレジストマークの平均間隔ΔXaを求め、 次に前記各レジストマークの間隔ΔX1,ΔX2,・・
    ・,ΔXnの各々から前記平均間隔ΔXaを減算して間
    隔誤差δX1,δX2,・・・,δXnを求め、間隔Δ
    X1,ΔX2,・・・,ΔXnと間隔誤差δX1,δX
    2,・・・,δXnのいずれか一方を補正情報格納部に
    記憶することを特徴とする印刷装置。
  13. 【請求項13】請求項9記載の印刷装置に於いて、前記
    速度ムラ補正部は、前記位置ずれ検出部で生成した補正
    値に基づいて、駆動系の速度ムラに起因した転写画像の
    位置ずれをなくすように、前記ベルトモータの速度を補
    正制御するベルト速度制御部を備えたことを特徴とする
    印刷装置。
  14. 【請求項14】請求項9記載の印刷装置に於いて、前記
    速度ムラ補正部は、前記位置ずれ検出部で生成した補正
    値に基づいて、駆動系の速度ムラに起因した転写画像の
    位置ずれをなくすように、前記複数のドラムモータの速
    度を補正制御するドラム速度制御部を備えたことを特徴
    とする印刷装置。
  15. 【請求項15】請求項9記載の印刷装置に於いて、前記
    速度ムラ補正部は、前記位置ずれ検出部で生成した補正
    値に基づいて、駆動系の速度ムラに起因した転写画像の
    位置ずれをなくすように、前記静電記録ユニットの光学
    走査におけるベルト搬送方向となる副走査方向の発光タ
    イミングを補正制御する発光制御部を備えたことを特徴
    とする印刷装置。
  16. 【請求項16】請求9記載の印刷装置に於いて、前記速
    度ムラ検出部は、 少なくとも1台の静電記録ユニットを動作して前記ベル
    ト上に所定間隔でレジストマークを転写させるレジスト
    マーク転写部と、 前記ベルト上の転写レジストマークの間隔をセンサで検
    出し、ベルト搬送方向の位置に対する転写画像の位置ず
    れを検出する位置ずれ検出部と、 前記位置ずれ検出部のベルト搬送方向の位置ずれをフー
    リエ変換し、複数の周波数成分毎の位置ずれ成分に分解
    して補正情報格納部に記憶するフーリエ変換部と、を備
    えたことを特徴とする印刷装置。
  17. 【請求項17】請求項16記載の印刷装置に於いて、 前記位置ずれ検出部は、光学的センサにより前記ベルト
    上のレジストマークの搬送方向の間隔ΔX1,ΔX2,
    ・・・,ΔXnを検出してレジストマークの平均間隔Δ
    Xaを求めると共に、前記各レジストマークの間隔ΔX
    1,ΔX2,・・・,ΔXnの各々から前記平均間隔Δ
    Xaを減算して間隔誤差δX1,δX2,・・・,δX
    nを求め、 前記フーリエ変換部は、前記位置ずれ検出部で検出した
    前記各レジストマークの間隔ΔX1,ΔX2,・・・,
    ΔXn又はベルト搬送方向の間隔誤差δX1,δX2,
    ・・・,δXnのいずれか一方をフーリエ変換して固有
    の周波数分fiの位置ずれδXiを示す正弦関数 δXi=Ai・sin (ωi ・t+φi ) を生成し、該正弦関数の角周波数ωi[rad/sec ]、位
    相φi[rad ]、及び振幅Ai[μm]を補正情報とし
    て補正情報格納部に記憶することを特徴とする印刷装
    置。
  18. 【請求項18】請求項16記載の印刷装置に於いて、前
    記速度ムラ補正部は、前記フーリエ変換部で記憶した角
    周波数ωi、位相φi、及び振幅Aiの補正情報に基づ
    いて、ベルト搬送位置毎に前記正弦関数から各周波数成
    分fi毎の補正量δXiを算出して加算補正値δXを求
    め、該加算補正値δXに基づいて転写画像の位置ずれを
    なくすように制御することを特徴とする印刷装置。
  19. 【請求項19】請求項18記載の印刷装置に於いて、前
    記速度ムラ補正部は、前記フーリエ変換部で記憶した角
    周波数ωi、位相φi、及び振幅Aiの補正情報に基づ
    いて、駆動系の速度ムラに起因した転写画像の位置ずれ
    をなくすように、前記ベルトモータの速度を補正制御す
    るベルト速度制御部を備えたことを特徴とする印刷装
    置。
  20. 【請求項20】請求項18記載の印刷装置に於いて、前
    記速度ムラ補正部は、前記フーリエ変換部で記憶した角
    周波数ωi、位相φi、及び振幅Aiの補正情報に基づ
    いて、駆動系の速度ムラに起因した転写画像の位置ずれ
    をなくすように、前記ドラムモータの速度を補正制御す
    るドラム速度制御部を備えたことを特徴とする印刷装
    置。
  21. 【請求項21】請求項18記載の印刷装置に於いて、前
    記速度ムラ補正部は、前記フーリエ変換部で記憶した角
    周波数ωi、位相φi、及び振幅Aiの補正情報に基づ
    いて、駆動系の速度ムラに起因した転写画像の位置ずれ
    をなくすように、前記静電記録ユニットの光学走査にお
    けるベルト搬送方向となる副走査方向の発光タイミング
    を補正制御する発光制御部を備えたことを特徴とする印
    刷装置。
  22. 【請求項22】請求項9記載の印刷装置に於いて、前記
    複数の静電記録ユニットを交換した後の電源投入による
    立ち上げ時に、前記位置ずれ検出部は、駆動系の速度ム
    ラに起因した転写画像の位置ずれを検出することを特徴
    とする印刷装置。
  23. 【請求項23】請求項9記載の印刷装置に於いて、工場
    出荷時等の製造段階で、駆動系の速度ムラに起因した転
    写画像の位置ずれを検出することを特徴とする印刷装
    置。
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