JP5304584B2 - 画像形成装置、画像形成方法、およびプログラム - Google Patents
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Description
本発明は、画像形成装置、画像形成方法、およびプログラムに関する。
近年、電子写真方式のカラー画像形成装置において、感光体上で形成された画像を紙に直接転写する直接転写方式と、各色の感光体上で形成された各色の画像を中間転写体上に一旦転写して各色の画像を重ね合わせてから紙に転写する間接転写方式とを混成した画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1では、上述の混成式の画像形成装置において直接転写された画像と間接転写された画像との位置合わせを行う方法として、各感光体上の画像を中間転写ベルト上に一次転写する各色の一次転写位置から、直接転写位置までのベルト移動時間を、中間転写ベルトを回転駆動する駆動ローラの一回転周期の整数倍となるように構成して、駆動ローラの回転速度のムラに起因する転写画像の位置ずれを最小限とする技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、中間転写ベルトに関する速度変動のみ考慮しており、転写紙搬送ベルトに関する速度変動については考慮していないため、直接転写方式と間接転写方式の両方式によりフルカラー印刷を行う場合に位置合わせの精度を向上できないという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、直接転写方式と間接転写方式を混成した画像形成装置において、全色の位置合わせの精度を向上することができる画像形成装置、画像形成方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、回転して転写紙を搬送する転写紙搬送体と、搬送過程の転写紙に単色または複数色の画像を直接転写する第1画像形成ユニットと、搬送過程の転写紙に転写するための画像が転写されながら回転する中間転写体と、前記第1画像形成ユニットにより直接転写した画像の色を除く複数色の画像を前記中間転写体に転写する第2画像形成ユニットと、前記中間転写体に転写した画像を、搬送過程の前記転写紙に転写する2次転写手段と、前記転写紙搬送体および前記中間転写体の少なくとも1周分の表面速度を計測する計測手段と、前記転写紙搬送体および前記中間転写体の少なくとも一方を加速または減速して、計測した前記転写紙搬送体の表面速度の変動の位相と前記中間転写体の表面速度の変動の位相を一致させる位相合わせ制御を行う制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の画像形成方法は、回転して転写紙を搬送する転写紙搬送体と、搬送過程の転写紙に単色または複数色の画像を直接転写する第1画像形成ユニットと、搬送過程の転写紙に転写するための画像が転写されながら回転する中間転写体と、前記第1画像形成ユニットにより直接転写した画像の色を除く複数色の画像を前記中間転写体に転写する第2画像形成ユニットと、前記中間転写体に転写した画像を、搬送過程の前記転写紙に転写する2次転写手段と、を備えた画像形成装置で実行される画像形成方法であって、計測手段が、前記転写紙搬送体および前記中間転写体の少なくとも1周分の表面速度を計測する計測ステップと、制御手段が、前記転写紙搬送体および前記中間転写体の少なくとも一方を加速または減速して、計測した前記転写紙搬送体の表面速度の変動の位相と前記中間転写体の表面速度の変動の位相を一致させる位相合わせ制御を行う制御ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明のプログラムは、回転して転写紙を搬送する転写紙搬送体と、搬送過程の転写紙に単色または複数色の画像を直接転写する第1画像形成ユニットと、搬送過程の転写紙に転写するための画像が転写されながら回転する中間転写体と、前記第1画像形成ユニットにより直接転写した画像の色を除く複数色の画像を前記中間転写体に転写する第2画像形成ユニットと、前記中間転写体に転写した画像を、搬送過程の前記転写紙に転写する2次転写手段と、を備えた画像形成装置を制御するコンピュータを、前記転写紙搬送体および前記中間転写体の少なくとも1周分の表面速度を計測する計測手段と、前記転写紙搬送体および前記中間転写体の少なくとも一方を加速または減速して、計測した前記転写紙搬送体の表面速度の変動の位相と前記中間転写体の表面速度の変動の位相を一致させる位相合わせ制御を行う制御手段と、して機能させることを特徴とする。
本発明によれば、転写紙搬送体および中間転写体の少なくとも一方を加速または減速して、転写紙搬送体の表面速度の変動の位相と中間転写体の表面速度の変動の位相を一致させるため、直接転写方式と間接転写方式を混成した画像形成装置において、全色の位置合わせの精度を向上することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像形成装置、画像形成方法、およびプログラムの最良な実施の形態を詳細に説明する。
本発明の実施の一形態を図1ないし図14に基づいて説明する。本実施の形態は画像形成装置として、コピー機能、ファクシミリ(FAX)機能、プリント機能、スキャナ機能および入力画像(スキャナ機能による読み取り原稿画像やプリンタあるいはFAX機能により入力された画像)を配信する機能等を複合した所謂MFP(Multi Function Peripheral)と称されるカラーデジタル複合機(以降、単に複合機と称する)を適用した例である。
図1は、本発明の実施の一形態にかかる複合機100の概略構成図である。図1に示すように、複合機100は、画像読取装置であるスキャナ部200と、画像印刷装置であるプリンタ部300とで構成されている。これらのスキャナ部200とプリンタ部300とによって、エンジン制御部500(図7参照)が構成されている。本実施の形態にかかる複合機100は、操作部400(図7参照)のアプリケーション切り替えキーにより、ドキュメントボックス機能、複写機能、プリンタ機能、およびファクシミリ機能を順次に切り替えて選択することが可能となっている。ドキュメントボックス機能の選択時にはドキュメントボックスモードとなり、複写機能の選択時には複写モードとなり、プリンタ機能の選択時にはプリンタモードとなり、ファクシミリモードの選択時にはファクシミリモードとなる。
本実施の形態の複合機100における特徴的な機能を有しているプリンタ部300について詳述する。複合機100のプリンタ部300は、ブラック(K)の画像形成ユニット(第1画像形成ユニット)12Kを独立して設けている。ブラック(K)の画像形成ユニット12Kは、ブラックのトナー画像を形成し、形成したブラックのトナー画像が搬送過程の転写紙Pに直接転写されるように配置されている。より詳細には、ブラックの画像形成ユニット12Kは、後述する中間転写ベルト6に対するY、C、Mの転写構成とは独立しており、そこで作成されたブラック(K)のトナー画像は中間転写ベルト6とは異なる2次転写部15により転写紙Pに直接転写される。
中間転写ベルト6(中間転写体)は、ループ状をなして略水平に延設され、転写紙Pに転写するためのトナー画像が転写されながら中間転写ベルト6の延在方向に向って回転駆動するものである。本実施の形態では、中間転写ベルト6は、駆動ローラ17、従動ローラ18、テンションローラ19、20により支持されている。従動ローラ18に対向して中間転写ベルト6の外側には、中間転写ベルト6上の残留トナーを除去するクリーニング手段7が設けられている。
加えて、プリンタ部300は、図1に示すように、イエロー、シアン、マゼンタ(以下、Y、C、Mと略す)のトナー画像(画像形成ユニット12Kにより直接転写した画像の色を除く複数色の画像)を形成し、形成したY、C、Mのトナー画像を中間転写ベルト6に転写する3つの画像形成ユニット12Y、12C、12M(第2画像形成ユニット)が中間転写ベルト6に沿ってベルト移動方向に直列に配置されたタンデム方式である。
さらに、プリンタ部300は、図1に示すように、略水平に延びる中間転写ベルト6に対して略垂直に交差するように配置されていて、転写紙Pの搬送経路上の位置であって、ブラックのトナー画像が直接転写された転写紙Pに、中間転写ベルト6上に転写され、重ね合わせられた複数色の画像を転写する位置に設けられた2次転写部15を備えている。本実施の形態では、ブラックの画像形成ユニット12Kは、転写紙Pの略垂直搬送経路の近傍にこれに沿って配置されており、2次転写部15は略垂直搬送経路における定着装置10の上流側のスペースを利用して配置されている。
ここで、図2は、2次転写部15の構成を概略的に示す模式図である。図2に示すように、2次転写部15は、自身の延在方向に向って回転して転写紙Pを搬送する転写紙搬送ベルト8と、該転写紙搬送ベルト8を支持する駆動ローラ25、転写手段を兼ねる従動ローラ21K、テンションローラ27、および2次転写手段としての2次転写ローラ28と、転写紙搬送ベルト8上を清掃するクリーニング手段9等を備えている。2次転写ローラ28は中間転写ベルト6の駆動ローラ17に対向して配置されており、図示しない接離機構により中間転写ベルト6に対して近接または離間可能となっている。2次転写ローラ28が中間転写ベルト6に対して近接することにより、転写紙搬送ベルト8および中間転写ベルト6が当接する2次転写位置Bにおいて、中間転写ベルト6に転写されたY、C、Mのトナー画像は、転写紙搬送ベルト8により搬送される転写紙Pに転写される。なお、本実施の形態では、転写紙搬送ベルト8の周長は、中間転写ベルト6の周長と同一であるものとする。
なお、本実施の形態の2次転写部15においては、2次転写ローラ28を変位させる構成としたが、これに限定するものではなく、従動ローラ21Kを支点として転写紙搬送ベルト8全体を変位させるようにしても良い。
従来より、モノクロ画像形成時に、ブラックを除く色の像担持体から中間転写ベルトを離間させる構成も知られている。この方式では中間転写ベルトのみ駆動してブラック以外の色の画像形成ユニットを駆動(空転)する必要はないが、中間転写ベルトを変位させるため張力変動の問題が避けられない。その点、2次転写ローラを変位させる構成、または転写紙搬送ベルト全体を変位させる構成にした場合、一般的に中間転写ベルトに比べて周長が大幅に短い転写紙搬送ベルト側が接離し、中間転写ベルトは据え置き可能(転写紙搬送ベルトと連動しない)となるため、中間転写ベルトの張力変動がない。すなわち、位置合わせ数の多い中間転写ベルトを転写紙搬送ベルトに対して接離する構成とすることもできるが、この場合、位置合わせのための位置精度が経時的に低下する虞がある。これに対して、本実施の形態では、中間転写ベルト6をYCMの各感光体(1Y、1C、1M)に接したままの構成とすることができるため、中間転写ベルト6のローラ間の位置決め精度を高く設定できるので、ベルト寄りに対する余裕度が向上する。また、ベルト走行が安定化することにより、フルカラー時の位置ずれ(色ずれ)に対しても余裕度を向上させることができる。
また、中間転写ベルト6を支持する駆動ローラ17を図示しない手段により変位させ、中間転写ベルト6を転写紙搬送ベルト8に対して接離させる構成としても良い。この場合、転写紙Pの搬送姿勢が変化することがないので、転写紙搬送ベルト8から定着装置10間の転写紙Pの挙動が不安定となることがない。このため、定着装置10から排出された後の転写紙Pにシワや画像の乱れが発生するのを防止することができる。さらに、2次転写部15の2次転写ローラ28および中間転写ベルト6を支持する駆動ローラ17の双方を移動させることによって、中間転写ベルト6と転写紙搬送ベルト8とを接離させる構成としても良い。
さらに、プリンタ部300は、図2に示すように、中間転写ベルト6の表面速度V1を計測するために1次転写位置Aで中間転写ベルト6に転写されるパターン13M(図10参照)をパターン検出位置Cで検出するためのセンサ40を、中間転写ベルト6近傍に備えている。また、転写紙搬送ベルト8の表面速度V2を計測するために1次転写位置Dで転写紙搬送ベルト8に転写されるパターン13K(図10参照)をパターン検出位置Eで検出するためのセンサ50を、転写紙搬送ベルト8近傍に備えている。
例えば、センサ40、50として反射型の光学式センサ(正反射光センサ)を使用した場合、センサ40、50は、中間転写ベルト6および転写紙搬送ベルト8に光を照射し、中間転写ベルト6および転写紙搬送ベルト8上に形成したパターン13M、13K(以降、特に限定しない場合をパターン13と称する)からの反射光を検出することで、中間転写ベルト6および転写紙搬送ベルト8それぞれの表面速度を計測するための情報を得るものである。
なお、本実施の形態においては、センサ40、50として正反射光センサを適用するようにしたが、これに限定するものではなく、パターン13により拡散された光を読み取る拡散光センサユニットを適用するようにしても良い。
図1に戻り、各画像形成ユニット12Y、12C、12M、12Kは、プリンタ部300の本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジとして構成されている。それぞれの画像形成ユニット12(12Y、12C、12M、12K)は、像担持体としての感光体1(1Y、1C、1M、1K)、帯電装置2(2Y、2C、2M、2K)、トナーを潜像に供給してトナー画像を形成する現像装置3(3Y、3C、3M、3K)、クリーニング装置4(4Y、4C、4M、4K)等を備えている。各画像形成ユニット12Y、12C、12Mにおいては、各感光体1Y、1C、1Mが中間転写ベルト6の下側の展張面に接するように配置されている。また、中間転写ベルト6の内側には、各感光体1(1Y、1C、1M)に対向して1次転写手段としての1次転写ローラ21Y、21C、21Mが設けられている。
また、プリンタ部300は、図示しないLDからレーザ光を発する各色の画像形成ユニット12(12Y、12C、12M、12K)に対応する露光装置5を備えている。スキャナ部200で読み取られた原稿、ファクシミリなどの受信データ、またはコンピュータから送信されるカラー画像情報は、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色に色分解され、各色の版のデータが形成され、各色の画像形成ユニット12(12Y、12C、12M、12K)の露光装置5に送られる。露光装置5のLDから発せられるレーザ光は、各画像形成ユニット12(12Y、12C、12M、12K)の各感光体1(1Y、1C、1M、1K)上に静電潜像を形成する。
なお、本実施の形態では、クリーニング装置4としてブレードタイプのものを用いたが、本発明はこれに限定される趣旨ではなく、ファーブラシローラ、磁気ブラシクリーニング方式であっても良い。また、露光装置5についてもレーザ方式に限定するものではなく、LED(Light Emitting Diode)方式などの方式であっても良い。
また、プリンタ部300の下部には、転写紙サイズが異なる給紙トレイ22、23が設けられており、各給紙トレイ22、23から図示しない給紙手段により給紙された転写紙Pは、図示しない搬送手段により搬送されてレジストローラ対24に達し、ここでスキューが修正された後にレジストローラ対24により所定のタイミングで、感光体1Kと転写紙搬送ベルト8の転写部位へ搬送される。
さらに、プリンタ部300は、中間転写ベルト6の上部に、トナーバンク32を備えている。トナーバンク32は、トナータンク32K、32Y、32C、32Mから構成され、これらのトナータンクはトナー補給パイプ33K、33Y、33C、33Mにより各現像装置3(3Y、3C、3M、3K)に接続されている。ブラックの画像形成ユニット12Kは、Y、C、Mの画像形成ユニット12(12Y、12C、12M)から独立して配置されているので、ブラックの作像工程にY、C、Mの転写トナーが混入することがない。このため、感光体1Kより回収されたトナーは、図示しないブラックトナー回収経路でブラックの現像装置3Kへ運ばれ、再利用される。なお、前記ブラックトナー回収経路の途中において、紙粉除去を行う装置や、トナーを廃棄する経路に切替え可能な装置を設けても良い。
次に、ベルトの速度変動について説明する。図3は、中間転写ベルト6および転写紙搬送ベルト8(以下、特に限定しない場合はベルトと称する)を製造する際に用いられる金型の断面図である。この型は、図3に示すように、ベルト外径(外周)を決める外枠R1の内側に、ベルト内径(内周)を決める芯R2を備えており、芯R2と外枠R1の間の空間にゴムを流し込んでベルト状に成型する。従って、図3のように芯R2が外枠R1に対して偏心していると、ベルトの厚みにムラが生じる。そして、このように厚みにムラのあるベルトをモータM1またはM2で回転駆動させた場合、モータM1またはM2が略等速で回転していても、ベルトの厚みが小さい箇所ではベルトの外周が小さいので表面速度が遅くなり、ベルトの厚みの大きい箇所ではベルトの外周が大きくなるので表面速度が速くなる。
図4は、中間転写ベルト6の径に上述のようなムラがある場合に、中間転写ベルト6が1周分回転した場合の中間転写ベルト6の表面速度V1の変動を示す模式図である。図4に示すように、中間転写ベルト6の表面速度V1は、ベルトの厚さに応じて、三角関数に則りながら周期的に変動する。そして、中間転写ベルト6が1周分回転するのに要する時間が、表面速度V1の周期Tとなる。
次に、中間転写ベルト6および転写紙搬送ベルト8の速度変動の位相状態と2つのベルト間の速度差について説明する。中間転写ベルト6および転写紙搬送ベルト8の双方に上述のような厚みのムラがある場合、2次転写位置B(図2参照)において双方のベルトの速度変動の位相がどのような状態で接触するかによって、ベルト間の速度差が変化することとなる。図5は、2次転写位置B(図2参照)でベルト間の速度差が最大となる場合の、中間転写ベルト6の表面速度V1および転写紙搬送ベルト8の表面速度V2の各ベルト1周分の速度変動を説明する模式図である。本実施の形態においては、中間転写ベルト6および転写紙搬送ベルト8に同じ長さのベルトを用いているため、双方のベルトが1周回転する時間を示す1周期Tは中間転写ベルト6および転写紙搬送ベルト8で等しい。
図5では、t01は中間転写ベルト6の外周が最小となる地点、t03は外周が最大となる地点、t00、t02、t04は、最小となる地点と最大となる点の中間点に当たる点がそれぞれ2次転写位置B(図2参照)を通過する時点である。図5に示すように、t00からベルトの回転に伴って中間転写ベルト6の外周が僅かに小さくなるにつれ、表面速度V1はt01まで減少し続け、t01からベルト外周が僅かに大きくなるとともに、表面速度V1は増加して、t02ではt00の時と同じ表面速度となって、さらにt03まで増加し続け、そしてt03からは再びベルト外周が小さくなるので、表面速度V1はt04まで減少し続ける。
そして、このような速度変動で中間転写ベルト6が回転する場合に、中間転写ベルト6の速度変動の周期と半周分ずれた周期で転写紙搬送ベルト8の速度変動が生じた場合には、図5に示すように、中間転写ベルト6の表面速度V1が減少する場合に転写紙搬送ベルト8の表面速度V2が増加し、表面速度V1が増加する場合に表面速度V2が減少するため、2つのベルト間に常に大きな速度差が生じることとなる。
一方、図6は、2次転写位置B(図2参照)でベルト間の速度差が最小となる場合の、中間転写ベルト6の表面速度V1および転写紙搬送ベルト8の表面速度V2のベルト1周分の速度変動を説明する模式図である。図6に示すように、中間転写ベルト6の表面速度V1の速度変動が転写紙搬送ベルト8の表面速度V1の速度変動に同期して、同じ位相の三角関数に則ってともに同一の周期Tで周期的に変動する場合に、2次転写位置Bにおける2つのベルト間の速度差は最小となる。
本実施の形態の画像形成装置は、図6に示したように、2次転写位置B(図2参照)で、中間転写ベルト6の表面速度V1および転写紙搬送ベルト8の表面速度V2の位相が等しくなるように中間転写ベルト6および転写紙搬送ベルト8の少なくとも一方の表面速度V1、V2を制御することを特徴とするものである。
次に、複合機100のハードウェア構成を説明する。図7は、複合機のハードウェア構成を示すブロック図である。図7に示すように、複合機100は、コントローラ110とプリンタ部300およびスキャナ部200とをPCI(Peripheral Component Interconnect)バスで接続した構成となる。コントローラ110は、複合機100全体の制御と描画、通信、操作部400からの入力を制御するコントローラである。なお、プリンタ部300またはスキャナ部200には、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれる。操作部400は、スキャナ部200で読み取られた原稿の原稿画像情報等をLCD(Liquid Crystal Display)に表示するとともに操作者からの入力をタッチパネルを介して受け付ける操作表示部400aと、操作者からのキー入力を受け付けるキーボード部400bとを有している。
本実施の形態にかかる複合機100は、操作部400のアプリケーション切り替えキーにより、ドキュメントボックス機能、コピー機能、プリンタ機能、およびファクシミリ機能を順次に切り替えて選択することが可能となっている。ドキュメントボックス機能の選択時にはドキュメントボックスモードとなり、コピー機能の選択時にはコピーモードとなり、プリンタ機能の選択時にはプリンタモードとなり、ファクシミリモードの選択時にはファクシミリモードとなる。
コントローラ110は、コンピュータの主要部であるCPU(Central Processing Unit)101と、システムメモリ(MEM−P)102と、ノースブリッジ(NB)103と、サウスブリッジ(SB)104と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)106と、記憶部であるローカルメモリ(MEM−C)107と、記憶部であるハードディスクドライブ(HDD)108とを有し、NB103とASIC106との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス105で接続した構成となる。また、MEM−P102は、ROM(Read Only Memory)102aと、RAM(Random Access Memory)102bとをさらに有する。
CPU101は、複合機100の全体制御を行うものであり、NB103、MEM−P102およびSB104からなるチップセットを有し、このチップセットを介して他の機器と接続される。
NB103は、CPU101とMEM−P102、SB104、AGPバス105とを接続するためのブリッジであり、MEM−P102に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCIマスタおよびAGPターゲットとを有する。
MEM−P102は、プログラムやデータの格納用メモリ、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いるシステムメモリであり、ROM102aとRAM102bとからなる。ROM102aは、CPU101の動作を制御するプログラムやデータの格納用メモリとして用いる読み出し専用のメモリであり、RAM102bは、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いる書き込みおよび読み出し可能なメモリである。
SB104は、NB103とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。このSB104は、PCIバスを介してNB103と接続されており、このPCIバスには、ネットワークインタフェース(I/F)部150なども接続される。
ASIC106は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバス105、PCIバス、HDD108およびMEM−C107をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC106は、PCIターゲットおよびAGPマスタと、ASIC106の中核をなすアービタ(ARB)と、MEM−C107を制御するメモリコントローラと、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などを行う複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)と、プリンタ部300やスキャナ部200との間でPCIバスを介したデータ転送を行うPCIユニットとからなる。このASIC106には、PCIバスを介してFCU(Fax Control Unit)120、USB(Universal Serial Bus)130、IEEE1394(the Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)インタフェース140が接続される。
MEM−C107は、コピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるローカルメモリであり、HDD108は、画像データの蓄積、CPU101の動作を制御するプログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。
AGPバス105は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレータカード用のバスインタフェースであり、MEM−P102に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレータカードを高速にするものである。
なお、本実施の形態の複合機100で実行されるプログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。本実施の形態の複合機100で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、本実施の形態の複合機100で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、本実施の形態の複合機100で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
図8は、プリンタ部300のハードウェア構成を示すブロック図である。図8に示すように、プリンタ部300の制御系は、CPU301、RAM302、ROM303、I/O制御部304、転写駆動モータI/F部306a、ドライバ307a、転写駆動モータI/F部306b、ドライバ307bから構成されている。
上記CPU301は、コントローラ110から入力される画像データの受信及び制御コマンドの送受信制御をはじめ、プリンタ部300全体の制御を行っている。
またワーク用として用いるRAM302及びプログラムを記憶するROM303、I/O制御部304は、バス309を介して相互に接続され、CPU301からの指示によりデータのリード/ライト処理及び接離機構などの各負荷305を駆動するモータ、クラッチ、ソレノイド、センサなど各種の動作を実行する。さらに、ワーク用として用いるRAM302およびプログラムを記憶するROM303、I/O制御部304は、CPU301からの指示によりセンサ40、50によるパターン13M、13K(図10参照)の検出結果の取得動作を実行する。
転写駆動モータI/F306aは、CPU301からの駆動指令により、ドライバ307aに対して駆動パルス信号の駆動周波数を指令する指令信号を出力する。この周波数に応じてモータM1が回転駆動され、エンコーダE1は、モータM1の回転速度や回転駆動量を検出する。この回転駆動によって、図2に示す駆動ローラ17が回転駆動される。同じく、転写駆動モータI/F306bは、CPU301からの駆動指令により、ドライバ307bに対して駆動パルス信号の駆動周波数を指令する指令信号を出力する。この周波数に応じてモータM2が回転駆動され、エンコーダE2は、モータM2の回転速度や回転駆動量を検出する。この回転駆動によって、図2に示す駆動ローラ25が回転駆動される。
また、RAM302はROM303に記憶されているプログラムを実行する際のワークエリアとして使用される。このRAM302は揮発性メモリのため、振幅・位相値など次のベルト駆動で使用するパラメータに関しては、図示しないEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの不揮発性メモリに記憶しておき、電源オン時もしくはモータM1、M2の駆動時にsin関数もしくは近似式を用いて、ベルト一周分の表面速度V1、V2のデータをRAM302上に展開する。
本実施の形態の複合機100で実行されるプログラムは、後述する各部(印刷制御部51、位置合わせ制御部52、間接転写制御部53、直接転写制御部54、2次転写制御部55など(図9参照))を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU301が上記ROM303からプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、印刷制御部51、位置合わせ制御部52、間接転写制御部53、直接転写制御部54、2次転写制御部55などが主記憶装置上に生成されるようになっている。
図9は、プリンタ部300の機能構成を示すブロック図である。図9に示す機能ブロックは、CPU301が本実施の形態におけるプログラムを実行することによって実現する機能または手段を示すものである。プリンタ部300は、図9に示すように、印刷制御部51と、位置合わせ制御部52と、間接転写制御部53と、直接転写制御部54と、2次転写制御部55とを主に備えている。
印刷制御部51は、フルカラー印刷やモノクロ印刷を実行するためにシステム全体(位置合わせ制御部52、間接転写制御部53、直接転写制御部54、2次転写制御部55など)を制御する。
直接転写制御部54は、フルカラー印刷およびモノクロ印刷時に、K色の画像形成ユニット12Kを制御して、転写紙Pに直接転写するためのブラックのトナー画像を形成する。より詳細には、直接転写制御部54の制御によって、K色の画像形成ユニット12Kの感光体1KでKのトナー画像が形成される。
加えて、直接転写制御部54は、K色の画像形成ユニット12Kを制御して、ベルトの位相合わせ制御のためのパターン13K(図10参照)の画像を感光体1K上に形成し、形成したパターン13Kを感光体1Kと従動ローラ21Kが接する1次転写位置D(図2参照)において、転写紙搬送ベルト8に転写する。
間接転写制御部53は、フルカラー印刷時に、Y、C、M色の画像形成ユニット12(12Y、12C、12M)や中間転写ベルト6を制御して、転写紙Pに転写するための画像を形成する。より詳細には、間接転写制御部53の制御によって、画像形成ユニット12(12Y、12C、12M)の各感光体1(1Y、1C、1M)で形成されたY、C、Mのトナー画像が、間接転写方式によって中間転写ベルト6上で重ね合わせられる。
加えて、間接転写制御部53は、中間転写ベルト6に転写する位置が最も2次転写部15に近いM色の画像形成ユニット12Mと中間転写ベルト6を制御してベルトの位相合わせ制御のためのM色のパターン13M(図10参照)の画像を感光体1M上に形成し、形成したパターン13Mを、感光体1Mと1次転写ローラ21Mとが接する1次転写位置A(図2参照)において、中間転写ベルト6に転写する。尚ここでは、M色の画像形成ユニット12Mを用いてM色のパターン13Mを形成するとしたが、これに限定されるものではなく、Y、C、M色の画像形成ユニット12Y、12M、12Cのうちいずれか1つの画像形成ユニットを制御してパターン13を形成すればよい。
2次転写制御部55は、2次転写制御手段として機能するものであり、2次転写部15の2次転写ローラ28を制御し、2次転写ローラ28を中間転写ベルト6に近接または離間させるものである。より詳細には、2次転写制御部55は、フルカラー印刷のときには、転写紙Pに転写可能な位置まで2次転写ローラ28を接近させる。これにより、間接転写方式によって中間転写ベルト6上で重ね合わされたY、C、Mのトナー画像が、2次転写部15の2次転写ローラ28の地点、すなわち中間転写ベルト6と転写紙搬送ベルト8とが接する2次転写位置B(図2参照)において転写紙Pに転写される。また、2次転写制御部55は、モノクロ印刷時には、転写紙PにY、C、Mのトナー画像を転写する必要がないため、中間転写ベルト6から離間させる。
また、2次転写制御部55は、後述する位置合わせ制御部52による位相合わせ制御処理時には、2次転写ローラ28を中間転写ベルト6から離間し、位相合わせ制御処理が終了した場合に2次転写ローラ28を中間転写ベルト6に当接する。これにより、転写紙搬送ベルト8と中間転写ベルト6を接触させずにベルトの速度調整を行えるため、ベルト間の摩擦によるベルトの消耗を回避することができる。また、双方のベルトを離間することで、ベルト間の摩擦の影響を避けて、各ベルトの表面速度を正確に測定することも可能となる。
位置合わせ制御部52は、従来行われている位置合わせ制御方法によってY、C、M、K各色の色ずれを低減するように各色の転写位置の位置合わせを行うものであり、さらに本実施の形態においては、中間転写ベルト6の表面速度V1の位相と転写紙搬送ベルト8の表面速度V2の位相を一致させるための位相合わせ制御処理を行うものである。ここで、位置合わせ制御部52は、速度計測部52aと、速度制御部52bを備えている。
速度計測部52aは、計測手段として機能するものであり、センサ40、50およびI/O制御部304により取得されたパターン13M、13K(図10参照)の検出結果から、中間転写ベルト6および転写紙搬送ベルト8の少なくとも1周分(速度変動1周期分)の表面速度V1、V2を計測する。
具体的には、速度計測部52aは、中間転写ベルト6の表面速度V1および転写紙搬送ベルト8の表面速度V2を計測するために、中間転写ベルト6上および転写紙搬送用ベルト8上に図10に示すようなパターン13M、13Kを形成する。
図10は、パターン13M、13Kの一例を示す平面図である。図10に示すように、パターン13M、13Kは、中間転写ベルト6および転写紙搬送ベルト8それぞれの幅方向中央に直線のパターンを、等間隔で副走査方向に配置したものである。このようなパターン13M、13Kは、中間転写ベルト6および転写紙搬送ベルト8それぞれの搬送方向に沿って形成される。具体的には、間接転写制御部53は、M色の画像形成ユニット12Mや中間転写ベルト6を制御して、感光体1M上に一定の間隔でパターン13Mのトナー画像を形成し、形成したパターン13Mのトナー画像を図2に示す1次転写位置Aにおいて、1次転写ローラ21Mによって中間転写ベルト6上に転写する。また、直接転写制御部54は、K色の画像形成ユニット12Kを制御して、感光体1K上に一定の間隔でパターン13Kのトナー画像を形成し、形成したパターン13Kのトナー画像を図2に示す1次転写位置Dにおいて、従動ローラ21Kによって転写紙搬送ベルト8上に転写する。
上述のようにして、一次転写位置Aで中間転写ベルト6上に転写されたパターン13Mは、図2に示すようにベルトの回転移動に伴って2次転写位置Bを通過し、パターン検出位置Cまで搬送されてセンサ40により検出される。同様に、1次転写位置Dで転写紙搬送ベルト8に転写されたパターン13Kは、ベルトの回転移動に伴って2次転写位置Bを通過し、パターン検出位置Eまで搬送されてセンサ50により検出される。そして、速度計測部52aは、センサ40、50が1つの直線のパターンの検出を示すセンサ信号をI/O制御部304に出力してから、次の直線のパターンの検出を示すセンサ信号をI/O制御部304に出力するまでに要する中間転写ベルト6および転写紙搬送ベルト8の移動時間を計測して、中間転写ベルト6の表面速度V1および転写紙搬送ベルト8の表面速度V2を計測することができる。パターン13M、13Kはパターン検出位置C、Eにおいてセンサ40、50で検出された後、クリーニング手段7、9でそれぞれ除去される。速度計測部52aは、位相合わせ制御処理の間、パターン13M、13Kの形成を続ける。
ここで、速度計測部52aは、中間転写ベルト6および転写紙搬送ベルト8の表面速度V1およびV2の位相を、双方のベルトが当接する位置で一致させる必要がある。従って、速度計測部52aは、パターン13M、13Kをセンサ40、50が検出するパターン検出位置C、E(図2参照)ではなく、2次転写位置Bにおける各ベルトの表面速度V1、V2を得る必要がある。即ち、センサ40、50が検出する各ベルトの表面速度は、パターン検出位置C、Eでの速度だが、2次転写位置Bに遡って各ベルトの表面速度を比較する必要がある。そして、図2に示すように、パターンが1次転写される位置A、Dと、2次転写位置B、パターン検出位置C、Eとの距離は、一般的に各ベルトごとに異なる(即ちAB≠DB、BC≠BEである)ため、位置Bでの表面速度を求めるためには上述の距離の比を用いることが有効である。
そこで、速度計測部52aは、1次転写位置A、Dとパターン検出位置C、E点との各距離AC、DEと、1次転写位置A、Dと2次転写位置Bとの各距離AB、DBとの各比に基づいて、下記式(1)、(2)のように、センサ40、50がパターン13M、13Kの検出を開始した時間tAC、tDE(不図示)から、各ベルトが2次転写位置Bを通過した時間tAB、tDBを計算する。
tAB(2次転写位置)=tAC(パターン検出)×AB/AC (1)
tDB(2次転写位置)=tDE(パターン検出)×DB/DE (2)
このようにして、速度計測部52aは、2次転写位置Bでの各ベルトの表面速度V1、V2(図11、図12参照)を得る。
tAB(2次転写位置)=tAC(パターン検出)×AB/AC (1)
tDB(2次転写位置)=tDE(パターン検出)×DB/DE (2)
このようにして、速度計測部52aは、2次転写位置Bでの各ベルトの表面速度V1、V2(図11、図12参照)を得る。
なお、速度計測部52aは上述の式に関して、エンコーダE1、E2(図8参照)が検出したモータM1、M2の回転駆動量に基づいて、各ベルトが実際に搬送された搬送距離ACおよびDEを算出する。これにより、ベルトが熱膨張した場合やベルトの外周が上述のムラにより変化した場合にも、実際の搬送距離ACおよびDEを算出することが可能となる。
速度計測部52aは、2次転写位置B(図2参照)における各ベルトの表面速度V1、V2を少なくとも1周期分得て、そのデータをRAM102bに展開する。そして、表面速度V1、V2を、位相α1、α2と振幅V01、V02を用いて下記式(3)、(4)のように三角関数に近似する。
V1=V01sin(t+α1) (3)
V2=V02sin(t+α2) (4)
速度計測部52aは、例えば図11に示すように、各ベルトの表面速度V1、V2の位相α1、α2がそれぞれ0となる時点t1、t2を比較して、位相差α=t1−t2を求める。
V1=V01sin(t+α1) (3)
V2=V02sin(t+α2) (4)
速度計測部52aは、例えば図11に示すように、各ベルトの表面速度V1、V2の位相α1、α2がそれぞれ0となる時点t1、t2を比較して、位相差α=t1−t2を求める。
尚、上述では、速度計測部52aは、各ベルトの表面速度V1、V2の位相α1、α2がそれぞれ0となる時点t1、t2(図11参照)を比較して位相差を求めるとしたが、これに限定されるものではなく、任意の位相αsを基準として双方の位相を比較しても良い。例えば、図13に示すように中間転写ベルト6にマーク14Mを予め設け、中間転写ベルト6の近傍にこのマーク14を検出するセンサ41を設けておき、センサ41がマーク14Mを検出した時点の中間転写ベルト6の表面速度V1の位相α3と、同時刻における転写紙搬送ベルト8の表面速度V2の位相α4を比較して、位相差α=α3−α4を求めることができる。尚、上述と同様に、転写紙搬送ベルト8にマーク14Kを設け、転写紙搬送ベルト8の近傍にマーク14Kを検出するセンサ51を設けて位相差を求める時刻を決定するとしてもよい。
速度制御部52bは、制御手段として機能するものであり、転写紙搬送ベルト8および中間転写ベルト6の少なくとも一方を加速または減速して、上述のようにして計測した中間転写ベルト6の表面速度V1の変動の位相と転写紙搬送ベルト8の表面速度V2の変動との位相を一致させるものである。
具体的には、速度制御部52bは、転写駆動モータI/F306aを介して、ドライバ307aに対して指令信号を出力して、モータM1の回転速度を加速制御または減速制御する。また、速度制御部52bは、転写駆動モータI/Fを介して、ドライバ307bに対して指令信号を出力して、モータM2の回転速度を加速制御または減速制御する。
そして例えば、図11のように、表面速度V2の位相が表面速度V1の位相に対してαだけ遅れている場合には、速度制御部52bは直接転写制御部54に対して駆動モータM2の回転速度を加速制御させて、位相差が無くなるまで転写紙搬送ベルト8の表面速度V2を加速させる。或いは、速度制御部52bは間接転写制御部53に対して駆動モータM2の回転速度を減速制御させて、位相差が無くなるまで中間転写ベルト6の表面速度V1を減速させる。
また、図12のように、表面速度V2の位相が表面速度V1の位相に対してαだけ進んでいる場合には、速度制御部52bは直接転写制御部54に対して駆動モータM2の回転速度を減速制御させて、位相差が無くなるまで転写紙搬送ベルト8の表面速度V2を減速させる。或いは、速度制御部52bは間接転写制御部53に対して駆動モータM1の回転速度を加速制御させて、位相差が無くなるまで中間転写ベルト6の表面速度V1を加速させる。
尚、図11および図12においては、1周期分の表面速度V1、V2が計測された後、ベルトが2周目を回転する間に互いの位相を一致させているが、これに限定されるものではなく、複数周期に渡って徐々に位相が一致するように調整するとしても良い。
上述のように、一方のベルトの速度を制御する場合には、モータM1またはM2のいずれか一方が加減速を行えばよいので、双方のモータを可動させる必要がなくなり、モータM1またはM2の少なくとも一方だけに負担をかけるだけで済ませることができる。
尚、速度制御部52bは、直接転写制御部54および間接転写制御部53の両方に対してモータM1およびM2の両方を制御させて、位相差が無くなるまで中間転写ベルト6の表面速度V1および転写紙搬送ベルト8の表面速度V2に対し、一方は加速し、他方を減速させるようにして、いち早く位相差を無くすようにしても良い。これにより、位相合わせ制御処理を短時間で済ますことが可能となり、印刷処理のダウンタイムを削減できるという効果を奏する。
また、速度制御部52bは、判定手段として機能するものであり、印刷制御部51(受付手段)が操作部400(図7参照)を介してユーザからの入力を受付けてEEPROMなどの記憶手段に保存した印刷処理の設定事項に基づいて、ベルトの速度を加速して位相合わせ制御を行うか、あるいは減速のみ行って位相合わせ制御を行うか判定する。
即ち、速度制御部52bは、印刷処理のスピードは高速印刷とする旨が記憶手段に設定されていると判定した場合には、間接転写制御部53または直接転写制御部54によって中間転写ベルト6または転写紙搬送ベルト8を加速制御させて、位相合わせ制御処理を行う。一方で、速度制御部52bは、印刷処理のスピードは通常速度または低速印刷(高画質印刷)である旨が記憶手段に設定されていると判定した場合には、間接転写制御部53または直接転写制御部54によって中間転写ベルト6または転写紙搬送ベルト8を加速制御せず、減速制御のみ行って、位相合わせ制御処理を行う。
このようにすることで、高速印刷と設定された場合以外には、ベルトを加速せずに減速のみ行うようにして、モータM1、M2の負荷を軽減して寿命を延ばすことができる。
また、速度制御部52bは、ユーザからの位相合わせ制御の処理速度に関する設定を印刷制御部51(受付手段)が受付けた場合には、ユーザから受付けた設定を最優先して位相合わせ制御処理を行うものとする。すなわち、印刷制御部51が操作部400を介してユーザにより「位相合わせ制御処理(および位置合わせ制御処理)速度を優先し、最短時間で位相合わせ制御処理を行う」旨の設定を受付けた場合には、速度制御部52bは、中間転写ベルト6または転写紙搬送ベルト8の加速制御を行って、位相合わせ制御処理を行う。一方で、「位相合わせ制御処理の速度は優先せず、装置の寿命を優先するようにモータの減速制御のみ行う」旨の設定を受付けた場合には、速度制御部52bは、ベルトの減速制御のみ行うものとする。
これにより、モータM1、M2の寿命を優先するか、位相合わせ制御処理にかかる時間を短縮して印刷の生産性を向上させることを優先するかについてユーザが選択することができるようになり、ユーザの要求に合わせて位相合わせ制御処理を行うことができる。
尚、上述において速度制御部52bは、ベルトの加減速に関する設定内容を判定して位相合わせ制御処理に反映したが、その他の事項を設定しておくか受付けるなどして、該事項を位相合わせ制御処理に反映するとしてもよい。例えば、中間転写ベルト6、転写紙搬送ベルト8のどちらのベルトの制御を行うかについて、ユーザによる操作部400からの入力を印刷制御部51が受付けて記憶手段に設定しておき、速度制御部52bがこの設定内容を判定して位相合わせ制御処理を行うとしても良い。
次に、本実施の形態の複合機100が行う位相合わせ制御処理の手順について説明する。図14は、位相合わせ制御処理の手順を説明するフローチャートである。
まず、速度計測部52aは、中間転写ベルト6の表面速度V1および転写紙搬送ベルト8の表面速度V2を計測するために、中間転写ベルト6および転写紙搬送ベルト8上にパターン13Mおよび13Kの形成を開始する(ステップS1)。次に、速度計測部52aは、センサ40、50でパターン13M、13Kの検出を開始して、中間転写ベルト6および転写紙搬送ベルト8の表面速度V1、V2の計測を開始する(ステップS2)。そして、速度制御部52bは、表面速度V1およびV2を1周期分計測したか判定する(ステップS3)し、1周期分の表面速度V1、V2のデータが取得されるまで計測を継続する(ステップS3:No)。1周期分のデータを取得した場合、速度計測部52aは、2次転写位置Bにおける中間転写ベルト6および転写紙搬送ベルト8の表面速度V1およびV2を三角関数近似し、位相差を算出する(ステップS4)。
次に、速度制御部52bは、記憶手段に記憶された印刷処理の設定事項を参照し(ステップS5)、高速印刷と設定されている場合には(ステップS5:Yes)、モータM1またはM2のいずれか一方を加速制御して位相を一致させる(ステップS6)。速度計測部52aは、表面速度V1、V2の計測を続け、位相が一致したか否か判定する(ステップS7)。位相が一致しない間(ステップS7:No)は、ステップS6〜S7の処理を続ける。
一方で、高速印刷と設定されていない場合、すなわち通常速度または低速印刷(高画質印刷)と設定されている場合には(ステップS5:No)、モータM1またはM2のいずれか一方を減速制御して位相を一致させる(ステップS8)。速度計測部52aは、表面速度V1、V2の計測を続け、位相が一致したか否か判定する(ステップS9)。位相が一致しない間(ステップS9:No)は、ステップS8〜S9の処理を続ける。
ステップS7またはステップS9で、位相が一致したと判定した場合には(ステップS7:Yes、ステップS9:Yes)位相合わせ制御処理を終了する。
このように、本実施の形態にかかる複合機100によれば、速度制御部52bがモータM1またはM2の少なくとも一方を加速制御または減速制御して、中間転写ベルト6および転写紙搬送ベルト8の表面速度V1、V2の少なくとも一方を加速または減速することにより、中間転写ベルト6の表面速度V1の変動の位相と、転写紙搬送ベルト8の表面速度V2の変動の位相とを一致させるので、2次転写位置Bにおける中間転写ベルト6と転写紙搬送ベルト8の速度差を最小限とすることが可能となり、直接転写方式と間接転写方式とを混成した画像形成装置において、全色の位置合わせの精度を向上することができるという効果を奏する。
尚、本実施の形態の複合機100は、中間転写ベルト6の速度制御のみ行うことで、モノクロ印刷処理と並行して位相合わせ制御処理を行うことも可能である。即ち、速度計測部52aは、上述と同様にして中間転写ベルト6および転写紙搬送ベルト8にパターン13M、13Kを形成し、予め双方のベルトの表面速度V1およびV2を測定し、両者の位相差を算出する。この後、印刷制御部51は2次転写制御部55に対して離間制御を行い、中間転写ベルト6および転写紙搬送ベルト8を離間させる。そして、速度制御部52bは、間接転写制御部53およびモータM1を制御して、算出した位相差がゼロとなるように中間転写ベルト6の表面速度V1を加速制御または減速制御する。一方で、直接転写制御部54は、K色の画像形成ユニット12Kおよび転写紙搬送ベルト8を制御して、感光体1KでK色のトナー画像を形成し、形成したトナー画像を転写紙搬送ベルト8により搬送される転写紙Pに転写する。
このように中間転写ベルト6の速度のみを調整することで、モノクロ印刷と並行して位相合わせ制御処理を行うことが可能となり、印刷のダウンタイムを削減して利便性を向上させることができる。
尚、上述では、複合機100は、直接転写方式の画像形成ユニットとして黒色の画像形成ユニット12Kを備えるとしたが、これに限定されるものではなく、その他の色の画像形成ユニットを備えるとしても良い。また、直接転写方式の画像形成ユニットとして、黒色の画像形成ユニットおよび赤色の画像形成ユニット等、複数の画像形成ユニットを備えて、単色または複数色の画像を形成するとしても良い。
100 複合機
300 プリンタ部
6 中間転写ベルト
8 転写紙搬送ベルト
V1 中間転写ベルトの表面速度
V2 転写紙搬送ベルトの表面速度
12K、12Y、12M、12C 画像形成ユニット
28 2次転写ローラ
40、50、41、51 センサ
A、D 1次転写位置
B 2次転写位置
C、E パターン検出位置
13M、13K パターン
14M、14K マーク
51 印刷制御部
52 位置合わせ制御部
52a 速度計測部
52b 速度制御部
53 間接転写制御部
54 直接転写制御部
55 2次転写制御部
P 転写紙
300 プリンタ部
6 中間転写ベルト
8 転写紙搬送ベルト
V1 中間転写ベルトの表面速度
V2 転写紙搬送ベルトの表面速度
12K、12Y、12M、12C 画像形成ユニット
28 2次転写ローラ
40、50、41、51 センサ
A、D 1次転写位置
B 2次転写位置
C、E パターン検出位置
13M、13K パターン
14M、14K マーク
51 印刷制御部
52 位置合わせ制御部
52a 速度計測部
52b 速度制御部
53 間接転写制御部
54 直接転写制御部
55 2次転写制御部
P 転写紙
Claims (8)
- 回転して転写紙を搬送する転写紙搬送体と、
搬送過程の転写紙に単色または複数色の画像を直接転写する第1画像形成ユニットと、
搬送過程の転写紙に転写するための画像が転写されながら回転する中間転写体と、
前記第1画像形成ユニットにより直接転写した画像の色を除く複数色の画像を前記中間転写体に転写する第2画像形成ユニットと、
前記中間転写体に転写した画像を、搬送過程の前記転写紙に転写する2次転写手段と、
前記転写紙搬送体および前記中間転写体の少なくとも1周分の表面速度を計測する計測手段と、
前記転写紙搬送体および前記中間転写体の少なくとも一方を加速または減速して、計測した前記転写紙搬送体の表面速度の変動の位相と前記中間転写体の表面速度の変動の位相を一致させる位相合わせ制御を行う制御手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記転写紙搬送体の周長と前記中間転写体の周長とが同一である、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記制御手段が前記位相合わせ制御を行う場合に、前記転写紙搬送体および前記中間転写体を離間制御する2次転写制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
- 印刷速度が高速印刷と設定されているか判定する判定手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記判定手段が前記印刷速度は前記高速印刷と設定されていると判定した場合には、前記転写紙搬送体または前記中間転写体を加速して前記位相を一致させ、前記判定手段が前記印刷速度は前記高速印刷と設定されていないと判定した場合には、前記転写紙搬送体または前記中間転写体を加速せず減速のみ行って前記位相合わせ制御を行う、
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の画像形成装置。 - 前記位相合わせ制御の処理速度に関する設定を受付ける受付手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記受付手段が、前記位相合わせ制御処理の処理速度を優先する旨の設定を受付けた場合には、前記転写紙搬送体または中間転写体の少なくとも一方を加速して前記位相を一致させ、前記受付手段が、前記位相合わせ制御処理の処理速度を優先しない旨の設定を受付けた場合には、前記転写紙搬送体または前記中間転写体の少なくとも一方を加速せずに減速のみ行って前記位相合わせ制御を行う、
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記第1画像形成ユニットが前記転写紙に前記単色または複数色の画像を直接転写する印刷処理と並行して、前記中間転写体を加速または減速して、前記位相合わせ制御を行う、
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の画像形成装置。 - 回転して転写紙を搬送する転写紙搬送体と、
搬送過程の転写紙に単色または複数色の画像を直接転写する第1画像形成ユニットと、
搬送過程の転写紙に転写するための画像が転写されながら回転する中間転写体と、
前記第1画像形成ユニットにより直接転写した画像の色を除く複数色の画像を前記中間転写体に転写する第2画像形成ユニットと、
前記中間転写体に転写した画像を、搬送過程の前記転写紙に転写する2次転写手段と、
を備えた画像形成装置で実行される画像形成方法であって、
計測手段が、前記転写紙搬送体および前記中間転写体の少なくとも1周分の表面速度を計測する計測ステップと、
制御手段が、前記転写紙搬送体および前記中間転写体の少なくとも一方を加速または減速して、計測した前記転写紙搬送体の表面速度の変動の位相と前記中間転写体の表面速度の変動の位相を一致させる位相合わせ制御を行う制御ステップと、
を含むことを特徴とする画像形成方法。 - 回転して転写紙を搬送する転写紙搬送体と、
搬送過程の転写紙に単色または複数色の画像を直接転写する第1画像形成ユニットと、
搬送過程の転写紙に転写するための画像が転写されながら回転する中間転写体と、
前記第1画像形成ユニットにより直接転写した画像の色を除く複数色の画像を前記中間転写体に転写する第2画像形成ユニットと、
前記中間転写体に転写した画像を、搬送過程の前記転写紙に転写する2次転写手段と、
を備えた画像形成装置を制御するコンピュータを、
前記転写紙搬送体および前記中間転写体の少なくとも1周分の表面速度を計測する計測手段と、
前記転写紙搬送体および前記中間転写体の少なくとも一方を加速または減速して、計測した前記転写紙搬送体の表面速度の変動の位相と前記中間転写体の表面速度の変動の位相を一致させる位相合わせ制御を行う制御手段と、
して機能させることを特徴とするプログラム。
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