JPH0960165A - 型枠パネル - Google Patents
型枠パネルInfo
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- JPH0960165A JPH0960165A JP20976695A JP20976695A JPH0960165A JP H0960165 A JPH0960165 A JP H0960165A JP 20976695 A JP20976695 A JP 20976695A JP 20976695 A JP20976695 A JP 20976695A JP H0960165 A JPH0960165 A JP H0960165A
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Abstract
の型枠コーナー部に対応して、任意の角度及び寸法に容
易にかつ精度良く曲げ加工可能とする。 【解決手段】 躯体コンクリートの立面を構成する型枠
の堰板として用いる金属製の型枠パネル1であって、該
パネル1の裏面側1Aに長手方向に延びるリブ部3を幅
方向に所定の間隔で平行に設け、各リブ部3間の中央に
位置して、リブ部3と平行でかつ長手方向に延びる多数
のスリット4を、所定の間隔で一直線上に設け、スリッ
ト4列の両側にリブ部3と平行な小リブ5を設け、該小
リブ5に長手方向に所定の間隔で水抜き孔15を設け
る。
Description
ル特に埋め殺し可能な捨て型枠パネルに関するものであ
る。
ンクリートの立面を構成する型枠の堰板として、金属製
の型枠パネルが採用されるようになっている。この金属
製型枠パネルには、金属薄板を角波形に屈曲成形したキ
ーストンプレートやリブラスがあり、躯体コンクリート
の硬化後に解体・除去することなく埋め殺し状態に放置
する(いわゆる捨てパネルとする)ものである。
が交差してできる外隅部又は内隅部を構成する場合、型
枠パネルを折り曲げることが考えられるが、作業が面倒
で精度よく折曲げることができないため、断面L字形等
のコーナー専用型枠パネルを準備している。
専用型枠パネルは、嵩高で、製品の管理・運搬・取扱い
などに問題があり、また、工事現場ごとに、必要とされ
る折曲げ幅や折曲げ角度等が異なるため、多種多様のパ
ネルを準備しなければならないという問題がある。
れたもので、その目的とするところは、コーナー専用型
枠パネルを不要とし、各工事現場における型枠コーナー
部に対応して、任意の角度及び寸法に容易にかつ精度よ
く曲げ加工できる施工性の良い金属製の型枠パネルを提
供するにある。
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、躯体コンクリートの立面を構成する型枠の堰板と
して用いる金属製の型枠パネルであって、該パネルの裏
又は表面側に長手方向に延びるリブ部が幅方向に所定の
間隔で平行に設けられ、各リブ部間の略中央に位置し
て、リブ部と平行でかつ長手方向に延びる多数のスリッ
トが、所定の間隔で一直線上に設けられていることを特
徴としている(請求項1)。
成する場合、まず、型枠パネルの幅方向端縁から1又は
複数番目のスリット列を、型枠コーナー部とするか現場
に対応させて決定し、そのスリット列を中心として現場
のコーナー角度に一致するように、型枠パネルを折り曲
げると、一直線上にあるスリットの各継ぎ部分が折れ曲
がり、リブ部と平行な折れ目が形成され、コーナー部が
容易にかつ精度よく得られる。
パネルを、その幅方向中央部に位置するスリット列の部
分を所要の任意角度に折り曲げて、型枠コーナー部パネ
ルとすることができる。そして、本発明は、型枠パネル
の前記スリットの両側に位置して、前記リブ部と平行な
小リブが設けられたものであり、スリット列及びその近
傍の型枠パネルの所要強度が確保され、しかも、スリッ
ト列を中心として折り曲げ、型枠コーナー部を形成する
場合、一直線上にあるスリットの継ぎ部分に折り曲げ力
が作用し、スリット列の一直線上で確実に折れ曲がり、
折れ曲がり部が弯曲することがないので、高精度で十分
な強度をもったコーナー部が得られる(請求項2)。
に、長手方向に所定の間隔で複数の水抜き孔が設けられ
たものであり、型枠パネルの所要強度を低下させること
がないうえ、型枠内即ち型枠パネル間に打設されるコン
クリートの余剰水が、水抜き孔からパネル対向外側に排
出され、コンクリート構造物の表面側強度低下を防止す
る。また、型枠パネルを、スリット列を中心として折り
曲げ型枠コーナー部を形成した場合、型枠コーナー近傍
に水抜き孔が位置するので、打設されたコンクリートの
余剰水がコーナー部に溜まることなく排出され、コンク
リート構造物のコーナー部表面側の強度低下が防止され
る(請求項3)。
に基づき説明する。図1〜図8は、本発明に係る型枠パ
ネル1の一実施形態を示し、金属薄板(例えば厚さが
0.35mm)を板金加工により長方形(600mm×18
00mm)に成形され、亜鉛等でメッキされている。
が裏面側1A(型枠対向内面側でコンクリートを打設す
る側)にハゼ折り状に折り曲げられて、パネル強度及び
安全性が高められている。そして、該パネル1には、裏
面側1Aに、パネル長手方向に延びるリブ部3が、幅方
向に所定の間隔で平行に突設されており、隣接する各リ
ブ部3間に、その幅方向中央に位置して、リブ部3と平
行でかつ長手方向に延びしかも表裏を貫通する多数のス
リット4(例えば長さ約15mm)が、所定の間隔(例え
ば10mm)で一直線上に(点線状に)設けられている。
記スリット4列の両側に位置して、補強用の小リブ5
が、スリット4列及び前記リブ部3と平行にかつ連続し
て突設されている。そして、前記リブ部3には、幅方向
一端部3Aを除いて、C型スリット6(直径約9.5mm
の円の一部8(周長で約1mm)を残して表裏を貫通した
もの)(ハーフ孔ともいう)が、所定の間隔(例えば5
0mm)で多数設けられており、該スリット6内の略円形
の蓋片7をパネル表面又は裏面側に押し曲げ或いは接続
残部8を切断して、セパレータ9用の取付孔とすること
ができる(図1、図6〜図8参照)。
ブ部3Aには、幅方向他端リブ部3Bに設けたC型スリ
ット6と対称位置にセパレータ取付孔10が所定の間隔
(50mm)で設けられている(図3参照)。また、前記
一端リブ部3Aには、接合用ボタン孔11が長手方向に
所定の間隔(例えば200mm)で複数設けられている
(図1、図10〜図12参照)。
1と対称位置に、有底筒状の接合用ボタン12がパネル
表面側(リブ部11を形成する溝側)に打出状に所定の
間隔(200mm)で複数設けられており、該ボタン12
の底には棒状拡開工具13(図12参照)挿通孔14が
設けられている。なお、該ボタン12は、前記ボタン孔
11に嵌合するようになっている(図11、図12参
照)。
(例えば50mm)でかつ前記C型スリット6の中間に位
置するように、多数の水抜き孔15が設けられている。
図9は、上記実施形態の型枠パネル1を用いて型枠20
を構成した状態を例示するもので、既に打設された基礎
面21上に、略溝形断面のパネル支承部材22(図13
参照)を平行に配置して、その固定片23に固定釘24
を打ち込んで位置決め固定し、パネル支承部材22間に
編組された鉄筋31を配置した後、前記部材22に型枠
パネル1の長手方向端(下端)を載せて対向状に配置す
る。
片7を押し曲げて、セパレータ9のねじ部9Aを挿通
し、図14に示すように、フォームタイ25のめねじ部
を螺合させて、型枠パネル1,1を所定間隔で連結す
る。このとき、フォームタイ25には、前もって抱き合
わせ金具26を夫々係合させておき、前記フォームタイ
25で型枠パネル1を連結固定した後、型枠パネル1の
外側に角パイプからなる型枠支持部材27を上下に水平
状に配して、前記金具26により抱き込んで保持する。
に、クサビ29を抱き合わせ金具26の外側から打ち込
んで、型枠支持部材27をセパレータ9、フォームタイ
25、前記金具26及びクサビ29を介して型枠パネル
1に固定することができる。なお、前記パネル支持部材
22は、図13に示しているように、一側辺22Aが他
側辺22Bよりも高くされ、その一側辺22Aに長さ方
向に所定の間隔でその一部が外側に切り倒されて水平固
定片23が設けられ、該固定片23に釘孔30を設け
て、コンクリート釘である固定釘24を手ハンマーによ
り打ち込めるようにしてある。
合は、図10に示すように、一端側リブ部3Aのボタン
孔11に、隣接する型枠パネル1の他端側リブ部3Bに
設けた接合用ボタン12を合致させ、図11に示すよう
に、ボタン孔11に接合用ボタン12を押し込んで嵌合
状態とすると共にリブ部3A,3Bを重ね合わせた後、
前記ボタン12の孔14に棒状拡開工具13を打ち込ん
で、図12に示すように、前記ボタン12を膨径させ、
ボタン孔11周縁にカシメ固定する。
部3Bの蓋片7を押し曲げて、これに合致している他方
のリブ部3Aのセパレータ取付孔10と貫通する孔を明
けた後、セパレータ9により対向する型枠パネル1,1
を連結することができる。そこで、現場作業において型
枠コーナー部を構成する場合は、図15、図16に示す
ように、型枠パネル1を裏面側又は表面側に、スリット
4列を中心として所要の角度(本例では90度)に折り
曲げる。この場合、現場の状況に合わせて、パネル幅方
向接続位置からのコーナーまでの寸法を図り、型枠パネ
ル1の端縁から何番目のスリット4列を型枠コーナーと
するかを決定して、そのスリット4列を中心として現場
のコーナー角度に一致するように、型枠パネル1を折り
曲げる。
3及び小リブ5と平行な一直線上にあるスリット4の各
継ぎ部分a(図5、図7参照)が折れ曲がり、リブ部3
及び小リブ5と平行な折れ目が形成され、コーナー部C
が容易にかつ精度よく得られる。このとき、スリット4
列が補強部である小リブ5の中央に位置し、しかもスリ
ット4の各継ぎ部分aに屈曲力が集中的に作用するの
で、折れ目が曲がることなく、スリット4列の一直線上
に折れ目が形成される。
例示しているように、略円弧状に屈曲させて弯曲面型枠
を構成することができ、その曲率も各スリット4列を中
心とする曲げ角度により任意に選定できる。上記実施形
態によれば、リブ部3の溝部間隔を狭く(16mm)と
し、しかも小リブ5を配設しているので、パネル板厚を
薄くできるうえ、強度を高めて軽量化を図り、コスト低
下することができる。また、型枠パネル1の幅方向両端
縁2がハゼ折り状に折り曲げられているので、端縁強度
を高めうると共に、施工性及び安全性を高めることがで
きる。
A,3Bには、ボタン孔11及び接合用ボタン12を設
けているので、隣接するパネル同志の接続を簡単にしか
も確実強固に行なうことができるほか、セパレータ取付
孔10及びC型スリット6蓋片7の打抜きによる取付孔
を利用して、セパレータ9により対向パネル1,1を連
結することもできる。
型スリット6を設けて蓋片7を多数形成してあるので、
適宜蓋片7を打ち抜いてセパレータ9の取付孔とした
り、必要に応じて水抜きに利用可能である。また、小リ
ブ5には多数の水抜き孔15を設けてあるので、打設さ
れたコンクリートの余剰水を型枠外に積極的に排出する
ことができ、構造物の強度の均一化を図ることができ
る。
の溝幅を狭く(16mm)してあるので、フォームタイ9
の取付けに際して、従来の座金が不要となり、しかも、
従来不可能であった裏板の取付け可能となるなど、施工
性を大幅に向上させることができる。そして、基礎面に
載置固定するパネル支承部材(ランナーガイド)22
に、固定片23を形成して釘孔30を設けてあるので、
手ハンマーを利用して容易にコンクリート釘を打ち込む
ことができ、作業能率の向上を図ることができる。
ではなく、例えば、小リブ5の突出方向を表面側とする
ことができ、ボタン接続に代えて他の接合手段を採用
し、さらには、C型スリット6に代えて半円形スリット
を2つ接近させて対向配設するなど、適宜設計変更が可
能である。
そのリブ部間にスリット列を設けたので、各スリット列
の1つを選択してそのスリット列を中心として、現場の
コーナー部の状況に対応させて任意の角度及び寸法に折
り曲げ、現場で型枠コーナー部を構成でき、コーナー専
用型枠パネルが不要となり、製品の管理・運搬・取扱い
などが容易となり、大幅なコスト低下と型枠施工性の向
上を図ることができる(請求項1)。
ットの両側に位置して、リブ部と平行な小リブを設けて
いるので、パネル強度の増大を図ることができるほか、
スリット列を中心としてパネルを折り曲げる際、前記ス
リット列の両側の強度が高いため、折り曲げ力がスリッ
トの各継ぎ部分に集中的に作用し、折り目がスリット列
の一直線上に形成され、容易にかつ精度よくコーナー部
を加工することができる。
リブに複数の水抜き孔が設けられているので、打設され
たコンクリートの余剰水をスムーズに排出でき、特に、
コーナー部を形成した場合、コーナーに水抜き孔が位置
するため、コーナー部の水抜きが良好となり、構造物の
強度の均一化を図ることができる。
枠の組立状態を示す一部破断斜視図である。
である。
状態を示す縦断面図である。
ナー部(外側)形成状態の一例を示す横断面拡大図であ
る。
ナー部(内側)形成状態の一例を示す横断面拡大図であ
る。
部形成例を示す平面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 躯体コンクリートの立面を構成する型枠
の堰板として用いる金属製の型枠パネルであって、該パ
ネルの裏又は表面側に長手方向に延びるリブ部が幅方向
に所定の間隔で平行に設けられ、各リブ部間の略中央に
位置して、リブ部と平行でかつ長手方向に延びる多数の
スリットが、所定の間隔で一直線上に設けられているこ
とを特徴とする型枠パネル。 - 【請求項2】 前記スリットの両側に位置して、前記リ
ブ部と平行な小リブが設けられていることを特徴とする
請求項1に記載の型枠パネル。 - 【請求項3】 前記小リブに長手方向に所定の間隔で複
数の水抜き孔が設けられていることを特徴とする請求項
2に記載の型枠パネル。
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