JP2001196049A - 電池用の感圧電流遮断構造 - Google Patents

電池用の感圧電流遮断構造

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JP2001196049A
JP2001196049A JP2000005986A JP2000005986A JP2001196049A JP 2001196049 A JP2001196049 A JP 2001196049A JP 2000005986 A JP2000005986 A JP 2000005986A JP 2000005986 A JP2000005986 A JP 2000005986A JP 2001196049 A JP2001196049 A JP 2001196049A
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Tadamitsu Azema
忠満 畦間
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の電池用の感圧電流遮断構造は、一対の
コ字状の端子38を使用するものであるため、端子38
の占める占有積が大きくなり、特に、薄型化が要求され
る電池において、薄型化が図れないという問題がある。 【解決手段】 本発明の電池用の感圧電流遮断構造は、
外装部材2の外表面には、導電性の金属板からなる少な
くとも2個の保持板5,6が貼着され、この保持板5の
一つが電極3の一つに接続されると共に、2個の保持板
5,6間には、導電路10を形成した脆性のエレメント
8が接続され、外装部材2の膨張にるエレメント8の破
断によって、導電路10が遮断されて、2個の保持板
5,6間の導通が遮断されるようにしたため、従来のよ
うなコ字状の端子が不要となって、極めて薄型の電池用
の感圧電流遮断構造を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、Liポリマー2次
電池に使用して好適な電池用の感圧電流遮断構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の電池用の感圧電流遮断構造を図
9,図10に基づいて説明すると、電池31は、発電素
子(図示せず)を収納した変形可能な外装部材32と、
発電素子から外装部材32の外部に導出され、起電力が
発生される一対の電極33,34と、外装部材32に取
り付けられた支持部材35とで構成されて、本体の厚さ
が1〜4mm程度で、極めて薄いLiポリマー2次電池
で形成されている。
【0003】V字状の溝36aを有する矩形状のセラミ
ック基板36には、その上面に導電パターン37が形成
されて、セラミック基板36が外装部材32の表面に載
置されている。リン青銅の金属板からなる一対の端子3
8は、それぞれコ字状をなし、基部38aと、基部38
aに設けられた切り起こし部38bと、基部38aの一
端から二股状に折り曲げられた接続片38cと、基部3
8aの他端から折り曲げられた取付片38dとを有して
いる。
【0004】そして、この端子38の一つは、接続片3
8cを導電パターン37の一端に接触させた状態で、接
続片38cと取付片38dとでセラミック基板36と共
に電池31を上下から挟持すると共に、切り起こし部3
8bを支持部材35に圧入して、電池31に取り付けら
れ、また、もう一つの端子38は、接続片38cを導電
パターン37の他端に接触させた状態で、接続片38c
と取付片38dとでセラミック基板36と共に電池31
を上下から挟持すると共に、切り起こし部38bを電極
34に圧入して、電池31に取り付けられている。ま
た、セラミック基板36は、一対の端子38の挟持力に
よって、外装部材32の表面に取り付けられている。
【0005】そして、このような電池31は、電気機器
に使用されると共に、電池31の充電が行われるもので
ある。この電池31の充電の際、過充電が行われると、
電池31の内圧が上昇して、図10に示すように、外装
部材32が膨張して変形し、すると、外装部材32によ
ってセラミック基板36が破断されると共に、導電パタ
ーン37の電路が遮断されて充電が停止する。これによ
って、電池31が膨張によって破裂するのを防止してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の電池用
の感圧電流遮断構造は、一対のコ字状の端子38を使用
するものであるため、端子38の占める占有積が大きく
なり、特に、薄型化が要求される電池において、薄型化
が図れないという問題がある。また、端子38は、切り
起こし部38bを電極34,支持部材35に圧入して取
り付けるため、その作業が面倒で、生産性が悪いという
問題がある。更に、セラミック基板36は端子38で挟
持力されて取り付けられるため、その取付が不安定とな
るばかりか、セラミック基板36が外装部材32の片面
の全体にわたる大きさとなり、従って、値段の高いセラ
ミック基板が大きくなってコスト高となり、しかも、薄
型化が図れないという問題がある。
【0007】本発明は、材料費が安く、生産性が良好
で、薄型の電池用の感圧電流遮断構造を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の第1の解決手段として、発電素子を内部に収納し、内
圧により変形可能な外装部材を有する電池と、前記発電
素子から前記外装部材の外部に導出された複数の電極と
を有し、前記外装部材の外表面には、導電性の金属板か
らなる少なくとも2個の保持板が貼着され、この保持板
の一つが前記電極の一つに接続されると共に、前記2個
の保持板間には、導電路を形成した脆性のエレメントが
接続され、前記外装部材の膨張にる前記エレメントの破
断によって、前記導電路が遮断されて、前記2個の保持
板間の導通が遮断されるようにした構成とした。
【0009】また、第2の解決手段として、前記保持板
には、リブを設けた構成とした。また、第3の解決手段
として、前記リブは、前記エレメントの配設方向と略同
方向に設けられた構成とした。また、第4の解決手段と
して、前記エレメントは、前記保持板に対して前記外装
部材側に配置した構成とした。
【0010】また、第5の解決手段として、前記リブ
は、凹状で形成され、この凹状内に前記エレメントを取
り付けた構成とした。また、第6の解決手段として、前
記凹状のリブは、前記エレメントの厚みよりも大きな深
さで形成した構成とした。また、第7の解決手段とし
て、前記保持板は、前記外装部材に貼着された基板部を
有し、前記リブが前記基板部から上方に突出して形成さ
れた構成とした。
【0011】また、第8の解決手段として、前記保持板
同士は、絶縁材からなる連結部材により結合された構成
とした。また、第9の解決手段として、前記連結部材に
は、保持板間に薄肉部を設けた構成とした。また、第1
0の解決手段として、前記保持板は、前記外装部材から
離間するように折り曲げて形成した段差部を有し、この
段差部において、前記保持板同士を前記連結部材で連結
した構成とした。
【0012】また、第11の解決手段として、前記段差
部には孔を有し、前記連結部材が前記孔を含む前記段差
部に成型により形成された構成とした。また、第12の
解決手段として、前記保持板が前記連結部材に圧縮応力
を加えた状態で、前記外装部材に貼着された構成とし
た。また、第13の解決手段として、前記エレメントに
設けられた前記導電路は、前記外装部材と反対側に設け
られ、前記導電路が前記保持板に接続された構成とし
た。
【0013】また、第14の解決手段として、一方の前
記保持板には、前記電極の一つに接続される端子部を設
け、他方の前記保持板には、引出用の端子部を設けた構
成とした。また、第15の解決手段として、前記保持板
の前記外装部材側の下面には、絶縁材からなる絶縁膜が
形成された構成とした。
【0014】また、第16の解決手段として、前記導電
路は、所定値以上の電流が流れた時、前記導電路が遮断
するヒューズ機能を備えた構成とした。また、第17の
解決手段として、前記エレメントには、前記導電路と並
列に設けられた抵抗体を有し、前記導電路と前記抵抗体
が前記保持板間に並列に接続された構成とした。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の電池用の感圧電流遮断構
造を図1〜図8に基づいて説明すると、図1は本発明の
電池用の感圧電流遮断構造を示す斜視図、図2は本発明
の電池用の感圧電流遮断構造を示す平面図、図3は本発
明の電池用の感圧電流遮断構造を示す側面図、図4は本
発明の電池用の感圧電流遮断構造を示す上面図、図5は
本発明の電池用の感圧電流遮断構造の動作を示す説明
図、図6は本発明の電池用の感圧電流遮断構造に係り、
エレメントの第1実施例を示す斜視図、図7は本発明の
電池用の感圧電流遮断構造に係り、エレメントの第2実
施例を示す斜視図、図8は本発明の電池用の感圧電流遮
断構造に係り、連結部材の他の実施例を示す要部の説明
図である。
【0016】次に、本発明の電池用の感圧電流遮断構造
の一実施例を図1〜図6に基づいて説明すると、電池1
は、発電素子(図示せず)を収納し、板状の絶縁性の変
形可能なフイルムがラミネートされて形成された外装部
材2と、発電素子から外装部材2の外部に導出され、起
電力が発生される一対の電極3,4とで構成されて、本
体の厚さが1〜4mm程度で、極めて薄いLiポリマー
2次電池で形成されている。また、外装部材2は、発電
素子を密閉する本体部2aと、本体部2aの一端から突
出するシール部2bとを有し、前記一対の電極3,4が
このシール部2bから引き出されて、本体部2a側に折
り曲げされた状態となっている。
【0017】導電性の金属板からなる少なくとも2個の
保持板5,6は、それぞれ平板状の基板部5a、6a
と、基板部5a、6aの中央部を横切るように位置し、
基板部5a、6aから上方に突出した凹状のリブ5b、
6bと、基板部5a、6aの両端部に位置し、基板部5
a、6aから離間するように折り曲げて形成された段差
部5c、6cと、この段差部5c、6cに設けられた孔
5d,6dと、段差部5c、6cから突出して設けられ
た端子部5e、6eとを有する。
【0018】また、一対の保持板5,6は、互いにリブ
5b、6b、及び段差部5c、6cが一直線になるよう
な状態で、互いに間隔Kを置いて対向して配置され、そ
の両端部の段差部5c、6cにおいて絶縁材からなる連
結部材7により結合されている。そして、連結部材7
は、孔5d,6dを含む段差部5c、6cに絶縁材を成
型することにより形成されており、この連結部材7に
は、保持板5,6間の間隔Kに位置した状態で、薄肉部
7aが設けられている。
【0019】チップ状のエレメント8の第1実施例は、
図6に示すように、矩形状のセラミック等の脆性を有す
る基板9と、この基板9の一面に銀印刷等により形成さ
れた導電路10とで構成され、基板9の両側部には切り
欠き部9aが形成されて、応力集中部となっている。そ
して、このようなエレメント8は、導電路10を上方に
して、保持板5,6の凹状のリブ5b、6b内に跨って
配置され、導電路10がリブ5b、6bの内面に半田付
け等により接続されて、保持板5,6を導通すると共
に、エレメント8が保持板5,6に取り付けられてい
る。即ち、保持板5,6のリブ5b、6bは、エレメン
ト8の配設方向と同一方向に形成されてものとなってい
る。
【0020】エレメント8がリブ5b、6bに取り付け
られた際、エレメント8の厚みよりもリブ5b、6bの
深さが大きいため、エレメント8は、リブ5b、6内に
完全に位置した状態となっていると共に、エレメント8
は、保持板5,6間の僅かな間隔Kに位置した部分を除
いて、大部分が保持板5,6で覆われて、外部からの外
力に対する保護機能を果たしている。
【0021】また、保持板5,6の基板部5a、6aの
下面には、絶縁材からなる絶縁膜11が形成されてお
り、保持板5,6が連結部材7により一体化されると共
に、保持板5,6にエレメント8を取り付けた半製品
は、保持板5,6の基板板5a、6aの下面が外装部材
2の本体部2aの片面の表面に接着剤等により貼着され
る。そして、保持板5,6が貼着された際、保持板5の
端子部5eが電極3に接続されると共に、保持板6の端
子部6eは、本体部2aから外方に突出した状態となっ
ている。
【0022】更に、保持板5,6が貼着された際、段差
部5c、6cは、外装部材2から離間して位置すると共
に、エレメント8の導電路10は、外装部材2と反対側
に位置した状態となっており、しかも、このエレメント
8は、リブ5b、6bにおいて、保持板5,6よりも外
装部材2側に位置した状態となっている。
【0023】そして、このような電池1は、電気機器に
使用されると共に、電池1の充電が行われるものであ
る。この電池1は、電極4と保持板6の端子部6e間に
充電器を接続して充電が行われるが、この充電の際、過
充電が行われると、電池1の内圧が上昇して、図5に示
すように、外装部材2が膨張して変形し、すると、外装
部材2によってエレメント8の基板9が破断されると共
に、連結部材7が薄肉部7aで破断される。すると、導
電路10の電路が遮断されて充電が停止し、これによっ
て、電池1は、膨張よる破裂が防止されるものである。
【0024】また、図7はエレメントの第2実施例を示
し、この第2実施例のエレメント12は、矩形状でチッ
プ状をなし、セラミック等の絶縁材よりなる脆性を有す
る基板13と、基板13の一面に間隔を置いて形成され
た一対の電極部14と、銀等の被膜からなり、一対の電
極部14間に接続された状態で、基板13上に形成され
た導電路15と、一対の電極部14間に、導電路15と
並列に接続された状態で、基板13上に形成されたサー
メット、カーボン等からなる抵抗体16と、導電路15
と抵抗体16を覆った状態で、基板13上に形成された
絶縁材からなる保護膜17とで構成されている。
【0025】そして、基板13の中央部には、互いに対
向した切り欠き部13aが設けられて、応力集中部が構
成され、また、電極部14は、例えば、銀被膜と、この
銀被膜上に設けられた半田によって形成されている。ま
た、導電路15には、一部が細幅となった細幅部15a
が形成され、この導電路15は、一対の電極12間に所
定値以上の電流が流れると、細幅部15aが切断して、
電路が遮断されるようになったヒューズ機能を備えてお
り、この導電路15は、膜厚と細幅部15aの幅を変更
することによって、所望の遮断電流値を得るようになっ
ている。
【0026】そして、このようにヒューズ機能を備えた
エレメント12は、前記実施例と同様に保持板5,6間
に取り付けられて電池1に使用され、このエレメント1
2を使用した電池1が電気機器に組み込まれて使用され
るが、電気機器に使用された際、配線パターン等のショ
ートにより、導電路15に所定値以上の電流が流れて、
導電路15は遮断されるが、この時、電気機器に使用さ
れているコイル等によって大きな逆起電力が生じても、
抵抗体16によって逆起電力が抑えられて、電気機器の
IC部品等が破損するということがない。また、抵抗体
16の存在によって、導電路15が遮断した後において
も、少しずつ電流を流して、電池1を放電して、再利用
できないようにし、電池1の破裂を防止している。
【0027】また、充電の際、過充電が行われると、前
記実施例と同様に電池1の内圧が上昇して、図5に示す
ように、外装部材2が膨張して変形する。すると、外装
部材2によってエレメント12の基板13が破断される
と共に、連結部材7が薄肉部7aで破断され、且つ、導
電路15と抵抗体16の電路が遮断されて充電が停止
し、これによって、電池1は、膨張よる破裂が防止され
るものである。
【0028】なお、第2実施例では、導電路15と抵抗
体16とを並列接続したもので説明したが、ヒューズ機
能を有する導電路15のみでも良い。
【0029】また、図8は、連結部材の他の実施例を示
し、この実施例は、連結部材7を双方から矢印A方向に
圧縮して、薄肉部7aに圧縮応力が加えられた状態で、
保持部材5,6が外装部材2に貼着されたものである。
このような構成にすると、外装部材2の膨張によって薄
肉部7aが破断した後に、外装部材2の膨張が無い状態
に戻っても、破断状態にある一対の連結部材7は上下に
重なる状態となると共に、エレメント8も同様に上下に
重なった状態となって、導電路10が導通することが無
くなる。
【0030】
【発明の効果】本発明の電池用の感圧電流遮断構造は、
外装部材2の外表面には、導電性の金属板からなる少な
くとも2個の保持板5,6が貼着され、この保持板5の
一つが電極3の一つに接続されると共に、2個の保持板
5,6間には、導電路10を形成した脆性のエレメント
8が接続され、外装部材2の膨張にるエレメント8の破
断によって、導電路10が遮断されて、2個の保持板
5,6間の導通が遮断されるようにしたため、従来のよ
うなコ字状の端子が不要となって、極めて薄型の電池用
の感圧電流遮断構造を提供できる。また、保持板5,6
は、外装部材2に貼着されるため、従来のような挟持す
るもの比して、その取付作業が簡単で、生産性が良く、
安価なものが得られる。また、エレメント8は、2個の
保持板5,6間に半付けにより取り付けられるため、従
来のように端子で挟持するものに比して、その取付が強
固であると共に、エレメント8を極めて小さくできて、
安価で、薄型の電池用の感圧電流遮断構造を提供でき
る。
【0031】また、保持板5,6には、リブ5b、6b
を設けたため、保持板5,6の強度を大きくできると共
に、外装部材2の膨張時における保持板5,6間のエレ
メント8に対して、応力集中を行うことができて、エレ
メント8の破断を確実にできる。また、リブ5b、6b
は、エレメント8の配設方向と略同方向に設けられたた
め、外装部材2の膨張時における保持板5,6間のエレ
メント8に対して、一層、応力集中を行うことができ
て、エレメント8の破断をより確実にできる。また、エ
レメント8は、保持板5,6に対して外装部材2側に配
置したため、エレメント8は、保持板5,6間の僅かな
間隔Kに位置した部分を除いて、大部分が保持板5,6
で覆われて、外部からの外力に対する保護機能を果た
し、電池の搬送時等におけるエレメント8の破損が少な
くなるという効果を有する。
【0032】また、リブ5b、6bは、凹状で形成さ
れ、この凹状内にエレメント8を取り付けたため、リブ
5b、6bがエレメント8の取付を兼ね、構成が簡単で
あると共に、薄型の電池用の感圧電流遮断構造を提供で
きる。また、凹状のリブ5b、6bは、エレメントの厚
みよりも大きな深さで形成したため、一層、外力がかか
りにくくなり、電池の搬送時等におけるエレメント8の
破損が少なくなるという効果を有する。また、保持板
5,6は、外装部材2に貼着された基板部5a、6aを
有し、リブ5b、6bが基板部5a、6aから上方に突
出して形成されたため、その構成が簡単で、生産性の良
好となる。
【0033】また、保持板5,6同士は、絶縁材からな
る連結部材7により結合されたため、両者の保持板5,
6が一体化した状態で組み込みできて、作業性が良く、
安価な電池用の感圧電流遮断構造を提供できる。また、
連結部材7には、保持板5,6間に薄肉部7aを設けた
ため、外装部材2の膨張時における連結部材7の破断を
容易にすることができる。また、保持板5,6は、外装
部材2から離間するように折り曲げて形成した段差部5
c、6cを有し、この段差部5c、6cにおいて、保持
板5,6同士を連結部材7で連結したため、結合のスペ
ースファクタが良く、薄型の結合構造を提供できる。
【0034】また、段差部5c、6cには孔5d、6d
を有し、連結部材7が孔5d、6dを含む段差部5c、
6cに成型により形成されたため、連結部材7の保持板
5,6への結合が強固となり、保持板5,6の結合を確
実にできる。また、保持板5,6が連結部材7に圧縮応
力を加えた状態で、外装部材2に貼着されたため、外装
部材2の膨張によって薄肉部7aが破断した後に、外装
部材2の膨張が無い状態に戻っても、破断状態にある一
対の連結部材7は上下に重なる状態となると共に、エレ
メント8も同様に上下に重なった状態となって、導電路
10が導通することが無くなる。また、エレメント8に
設けられた導電路10は、外装部材2と反対側に設けら
れ、導電路10が保持板5,6に接続されたため、エレ
メント8が破断した時、導電路10が外側で大きく反っ
た状態となり、導電路10の導通を一層防止することが
できる。
【0035】また、一方の保持板5には、電極3の一つ
に接続される端子部5eを設け、他方の保持板6には、
引出用の端子部6eを設けたため、保持板5,6自体で
直接電極3,或いは外部への接続ができて、部品点数を
少なくできて、安価なものが提供できる。また、保持板
5,6の外装部材2側の下面には、絶縁材からなる絶縁
膜11が形成されたため、外装部材2の破れに対して
も、保持板5,6を保護できて、一層、安全性を図るこ
とができる。
【0036】また、導電路15は、所定値以上の電流が
流れた時、導電路15が遮断するヒューズ機能を備えた
ため、喚起機器に使用した時、ヒューズの機能も兼ねる
ことできる。また、エレメント12には、導電路15と
並列に設けられた抵抗体16を有し、導電路15と抵抗
体16が保持板5,6間に並列に接続されたため、電気
機器に使用された際、配線パターン等のショートによ
り、導電路15に所定値以上の電流が流れて、導電路1
5は遮断されるが、この時、電気機器に使用されている
コイル等によって大きな逆起電力が生じても、抵抗体1
6によって逆起電力が抑えられて、電気機器のIC部品
等の破損を防止できる。また、抵抗体16の存在によっ
て、導電路15が遮断した後においても、少しずつ電流
を流して、電池1を放電して、再利用できないように
し、電池1の破裂を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電池用の感圧電流遮断構造を示す斜視
図。
【図2】本発明の電池用の感圧電流遮断構造を示す平面
図。
【図3】本発明の電池用の感圧電流遮断構造を示す側面
図。
【図4】本発明の電池用の感圧電流遮断構造を示す上面
図。
【図5】本発明の電池用の感圧電流遮断構造の動作を示
す説明図。
【図6】本発明の電池用の感圧電流遮断構造に係り、エ
レメントの第1実施例を示す斜視図。
【図7】本発明の電池用の感圧電流遮断構造に係り、エ
レメントの第2実施例を示す斜視図。
【図8】本発明の電池用の感圧電流遮断構造に係り、連
結部材の他の実施例を示す要部の説明図。
【図9】従来の電池用の感圧電流遮断構造を示す斜視
図。
【図10】従来の電池用の感圧電流遮断構造の動作を示
す説明図。
【符号の説明】
1 電池 2 外装部材 2a 本体部 2b シール部 3 電極 4 電極 5 保持板 5a 基板部 5b リブ 5c 段差部 5d 孔 5e 端子部 6 保持板 6a 基板部 6b リブ 6c 段差部 6d 孔 6e 端子部 7 連結部 7a 薄肉部 8 エレメント 9 基板 9a 切り欠き部 10 導電路 11 絶縁膜 12 エレメント 13 基板 13a 切り欠き部 14 電極部 15 導電路 15a 細幅部 16 抵抗体 17 保護膜 K 間隔

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電素子を内部に収納し、内圧により変
    形可能な外装部材を有する電池と、前記発電素子から前
    記外装部材の外部に導出された複数の電極とを有し、前
    記外装部材の外表面には、導電性の金属板からなる少な
    くとも2個の保持板が貼着され、この保持板の一つが前
    記電極の一つに接続されると共に、前記2個の保持板間
    には、導電路を形成した脆性のエレメントが接続され、
    前記外装部材の膨張にる前記エレメントの破断によっ
    て、前記導電路が遮断されて、前記2個の保持板間の導
    通が遮断されるようにしたことを特徴とする電池用の感
    圧電流遮断構造。
  2. 【請求項2】 前記保持板には、リブを設けたことを特
    徴とする請求項1記載の電池用の感圧電流遮断構造。
  3. 【請求項3】 前記リブは、前記エレメントの配設方向
    と略同方向に設けられたことを特徴とする請求項2記載
    の電池用の感圧電流遮断構造。
  4. 【請求項4】 前記エレメントは、前記保持板に対して
    前記外装部材側に配置したことを特徴とする請求項1か
    ら3の何れかに記載の電池用の感圧電流遮断構造。
  5. 【請求項5】 前記リブは、凹状で形成され、この凹状
    内に前記エレメントを取り付けたことを特徴とする請求
    項2から4の何れかに記載の電池用の感圧電流遮断構
    造。
  6. 【請求項6】 前記凹状のリブは、前記エレメントの厚
    みよりも大きな深さで形成したことを特徴とする請求項
    5記載の電池用の感圧電流遮断構造。
  7. 【請求項7】 前記保持板は、前記外装部材に貼着され
    た基板部を有し、前記リブが前記基板部から上方に突出
    して形成されたことを特徴とする請求項5又は6記載の
    電池用の感圧電流遮断構造。
  8. 【請求項8】 前記保持板同士は、絶縁材からなる連結
    部材により結合されたことを特徴とする請求項1から7
    の何れかに記載の電池用の感圧電流遮断構造。
  9. 【請求項9】 前記連結部材には、保持板間に薄肉部を
    設けたことを特徴とする請求項8記載の電池用の感圧電
    流遮断構造。
  10. 【請求項10】 前記保持板は、前記外装部材から離間
    するように折り曲げて形成した段差部を有し、この段差
    部において、前記保持板同士を前記連結部材で連結した
    ことを特徴とする請求項9記載の電池用の感圧電流遮断
    構造。
  11. 【請求項11】 前記段差部には孔を有し、前記連結部
    材が前記孔を含む前記段差部に成型により形成されたこ
    とを特徴とする請求項10記載の電池用の感圧電流遮断
    構造。
  12. 【請求項12】 前記保持板が前記連結部材に圧縮応力
    を加えた状態で、前記外装部材に貼着されたことを特徴
    とする請求項8から11の何れかに記載の電池用の感圧
    電流遮断構造。
  13. 【請求項13】 前記エレメントに設けられた前記導電
    路は、前記外装部材と反対側に設けられ、前記導電路が
    前記保持板に接続されたことを特徴とする請求項1から
    12の何れかに記載の電池用の感圧電流遮断構造。
  14. 【請求項14】 一方の前記保持板には、前記電極の一
    つに接続される端子部を設け、他方の前記保持板には、
    引出用の端子部を設けたことを特徴とする請求項1から
    13の何れかに記載の電池用の感圧電流遮断構造。
  15. 【請求項15】 前記保持板の前記外装部材側の下面に
    は、絶縁材からなる絶縁膜が形成されたことを特徴とす
    る請求項1から14の何れかに記載の電池用の感圧電流
    遮断構造。
  16. 【請求項16】 前記導電路は、所定値以上の電流が流
    れた時、前記導電路が遮断するヒューズ機能を備えたこ
    とを特徴とする請求項1から15の何れかに記載の電池
    用の感圧電流遮断構造。
  17. 【請求項17】 前記エレメントには、前記導電路と並
    列に設けられた抵抗体を有し、前記導電路と前記抵抗体
    が前記保持板間に並列に接続されたことを特徴とする請
    求項16記載の電池用の感圧電流遮断構造。
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