JP2004247198A - パック電池 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】パック電池は、一方の薄型電池1の凸部電極端面3と他方の薄型電池1の底側端面4とが同一端面に位置するようにふたつの薄型電池1を積層して、凸部電極端面3と底側端面4が位置する第1の端面5に対向して回路基板7を配置し、回路基板7の中間に短い中間リード8を接続して凸部電極2と底側端面4とに接続して薄型電池1を直列に電気接続し、回路基板7の両端部分に一対の端部リード9を接続して薄型電池1の正負の電極に連結している。
【選択図】 図7
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、2個の薄型電池を内蔵するパック電池に関する。
【0002】
【従来の技術】
ケースに薄型電池を内蔵するパック電池は、たとえば特許文献1の公報に記載される。このパック電池は、薄型電池の電極端面に回路基板を配置して、回路基板と薄型電池を一対のリードで連結している。この構造のパック電池は、ケースにひとつの薄型電池を収納しているので、2本のリードで薄型電池を回路基板に接続できる。このように、電極端面に回路基板を配置する構造で、ふたつの薄型電池を積層してケースに収納することができる。ふたつの電池は、並列あるいは直列に接続される。電池を並列に接続してケースに収納するパック電池は、薄型電池を同じ方向に向けて、すなわち薄型電池の凸部電極端面が同一面となるように積層し、積層している薄型電池の凸部電極と底側端面の電極をそれぞれリードで接続できる。電池を直列に接続するパック電池は、ふたつの薄型電池を同じ方向に向けて積層すると、直列に接続するリードが長くなる。この欠点は、ふたつの薄型電池を逆向きに向けて積層して解消できる。逆向きの薄型電池は、ひとつの薄型電池の凸部電極端面と他方の薄型電池の底側端面を同一面に位置させるので、短いリードで直列接続できる。さらに、電池を直列に接続するリードとは反対側の電極端面に回路基板を配置し、電池の凸部電極と底側端面の電極とをリードで接続して、短いリードで回路基板と電池を接続できる。したがって、直列に接続するこの構造のパック電池は、もっとも短いリードで電池を直列に接続し、さらに薄型電池を回路基板に接続できる。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−8608号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、以上の構造では、回路基板を薄型電池にしっかりと連結するのが難しく、また、各々の薄型電池の電圧を独立して検出するためには、薄型電池を直列に連結している反対側のリードを回路基板に接続する必要があり、電圧検出用のリードが長くなる欠点がある。本発明は、さらにこの欠点を解決することを目的に開発されたもので、本発明は、回路基板と薄型電池とを理想的な配置で連結して、回路基板をしっかりと薄型電池に連結でき、さらに直列に接続している薄型電池の正負の電極に接続している一対の端部リードの短絡を確実に阻止しながら回路基板に連結できるパック電池を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のパック電池は、ふたつの薄型電池1を積層している。薄型電池1は、凸部電極端面3に凸部電極2を設けており、凸部電極端面3と反対側の電極端面である底側端面4を凸部電極2と異なる極性の電極としている。ふたつの薄型電池1は、一方の薄型電池1の凸部電極端面3と他方の薄型電池1の底側端面4とが同一端面に位置するように積層している。さらに、パック電池は、ひとつの薄型電池1の凸部電極端面3と他方の薄型電池1の底側端面4とが位置する第1の端面5に対向して回路基板7を配置している。回路基板7と対向する第1の端面5に位置する凸部電極端面3と底側端面4に中間リード8を接続し、この中間リード8でふたつの薄型電池1を互いに直列に電気接続し、さらにこの中間リード8を回路基板7の中間部分に接続している。また、回路基板7の両端部分には一対の端部リード9を接続して、中間リード8と端部リード9は回路基板7の片方の側縁で折曲している。一対の端部リード9は、一方をひとつの薄型電池1の凸部電極2に、他方を他方の薄型電池1の凸部電極2と反対側の電極に接続しており、中間リード8と端部リード9とでふたつの薄型電池1に回路基板7を連結している。
【0006】
パック電池は、一対の端部リード9を、保護素子10を介して薄型電池1の電極に接続することができる。
【0007】
さらに、パック電池は、一対の端部リード9の端部を、第1の端面5の反対側にある第2の端面6に位置している薄型電池1の凸部電極2と底側端面4とに接続できる。さらに、パック電池は、薄型電池1の間に絶縁材11を配設し、この絶縁材11を、第2の端面6から突出させて、第2の端面6の凸部電極端面3と底側端面4とに接続している一対の端部リード9の間に配置して、絶縁材11で端部リード9を確実に絶縁できる。
【0008】
パック電池は、薄型電池1をケース12に収納し、ケース12の内面であって絶縁材11と対向する位置に凹部13を設けて、絶縁材11でより確実に一対の端部リード9を絶縁できる。さらに、ケース12の内面に設けている凹部13の両側に、薄型電池1の凸部電極端面3と底側端面4に向かって突出する突出部14を設け、この突出部14と電極端面との間に端部リード9を配設して、さらに確実に一対の端部リード9を絶縁できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するためのパック電池を例示するものであって、本発明はパック電池を以下のものに特定しない。
【0010】
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
【0011】
図1ないし図6に示すパック電池は、ふたつの薄型電池1を積層して、これに回路基板7を連結している電池コア15をケース12に収納している。電池コア15を、図6ないし図12に示している。電池コア15は、凸部電極端面3に凸部電極2を設けており、この凸部電極端面3と反対側の電極端面である底側端面4を凸部電極2と異なる極性の電極とする薄型電池1を積層している。薄型電池1は、正負の電極と電解液を外装缶に入れ、この外装缶の開口部を、凸部電極2のある封口板で閉塞して製作される。外装缶は、金属板をプレス加工して製作される。封口板はレーザー溶接して、あるいはカシメられて外装缶に気密に固定される。この薄型電池1は、凸部電極2と外装缶とを正負の異なる電極としている。凸部電極を負極とする薄型電池は、外装缶を正極とし、凸部電極を正極とする薄型電池は、外装缶を負極とする。薄型電池1はリチウムイオン電池である。ただし、薄型電池は、ニッケル−水素電池やニッケル−カドミウム電池、ポリマー電池等のように、充電できるすべての二次電池とすることができる。
【0012】
ふたつの薄型電池1は、図7の斜視図と図8の断面図に示すように、一方の薄型電池1の凸部電極端面3と他方の薄型電池1の底側端面4とが同一平面に位置する姿勢で積層される。積層されたふたつの薄型電池1は、図8の断面図に示すように、凸部電極2と底側端面4とに中間リード8を連結するので、凸部電極2の先端面と底側端面4とをほぼ同一面とするようにして積層される。ただ、凸部電極端面の平面部と底側端面とを同一平面とするように積層して、中間リードを連結することもできる。金属板である中間リードを曲げて凸部電極と底側端面とに連結できるからである。
【0013】
電池コア15は、ひとつの薄型電池1の凸部電極端面3と、他方の薄型電池1の底側端面4とが位置する第1の端面5(図8において薄型電池1の左側の端面)に対向して回路基板7を配置している。回路基板7は、第1の端面5の外形にほぼ等しい外形としている。この回路基板7は、第1の端面5に対向して、第1の端面5と平行な姿勢で配設されて、薄型電池1から外部に突出しない。回路基板は、第1の端面の外形よりも小さくすることもできる。小さい回路基板も薄型電池の外側に突出しないからである。ただし、回路基板を第1の端面よりもわずかに大きくすることもできる。
【0014】
回路基板7は、電池の保護回路を実現する電子部品25と、出力端子16とを固定している。図の電池コア15は、出力端子16を端子ホルダー17に固定して、回路基板7に連結している。回路基板7に実装される保護回路は、図13の回路図に示すように、パック電池の出力端子16と薄型電池1との間に接続される。この回路図のパック電池は、保護回路18と保護素子10の両方を備えており、保護素子10を各々の薄型電池1と直列に接続している。パック電池は、保護素子10を介して薄型電池1を回路基板7に接続している。保護素子10は電池に過電流が流れ、あるいは電池温度が設定温度よりも高くなると電流を遮断する素子である。図の回路図のパック電池は、保護素子10をPTCとしている。ただし、保護素子には、PTCに代わって、ブレーカやヒューズ等も使用できる。このパック電池は、保護素子10と保護回路18の両方で二重に電池を保護する。パック電池は、必ずしも保護回路と保護素子の両方を備える必要はない。保護回路と保護素子のいずれかひとつの保護回路を設けることもできる。さらに、薄型電池をニッケル−水素電池やニッケル−カドミウム電池とするパック電池は、保護回路と保護素子の両方を省略することもできる。
【0015】
回路基板7は、中間リード8と一対の端部リード9を介して薄型電池1に連結される。中間リード8は、回路基板7の中間、好ましくはほぼ中央部分に連結される。一対の端部リード9は、回路基板7の両端部分に連結される。中間リード8と端部リード9は金属板で製作される。中間リード8と端部リード9の金属板は、ニッケル板、あるいは表面をニッケルメッキした金属板である。金属板である中間リード8と端部リード9は、スポット溶接して確実に薄型電池1の電極と回路基板7に連結される。中間リード8と端部リード9をスポット溶接して連結する回路基板7は、スポット溶接する部分に、金属プレートを半田付け等の方法で固定している。中間リード8と端部リード9は半田付けして回路基板7に連結することもできる。この回路基板7は、金属プレートを固定することなく、回路基板7の表面に設けている導電部に、中間リード8と端部リード9を直接に半田付けして固定できる。中間リード8と端部リード9は、薄型電池1の電極にはスポット溶接のみでなく、レーザー溶接あるいは超音波溶接して連結することもできる。
【0016】
中間リード8は、図7と図8に示すように、回路基板7と対向する第1の端面5に位置する凸部電極2と底側端面4とに接続されて、ふたつの薄型電池1を互いに直列に電気接続する。中間リード8は、第1の端面5の中央部分を横方向に横断して、凸部電極2と底側端面4とに連結され、さらに、第1の端面5と対向して配置している回路基板7の中間部分に接続される。回路基板7は第1の端面5と平行に配設されるので、中間リード8は、図8の断面図に示すように、回路基板7の片方の側縁でU曲されて、その先端部分を回路基板7に連結している。中間リード8は、第1の端面5においてふたつの薄型電池1に連結され、さらに第1の端面5に対向して配設している回路基板7の中間部分に連結するので、最短距離で薄型電池1を回路基板7に連結する。この中間リード8は、ふたつの薄型電池1を互いに直列に電気接続すると共に、回路基板7を薄型電池1に連結する部材にも併用される。さらに、中間リード8は、各々の薄型電池1の電圧を測定する電圧検出用のリードとしても使用される。回路基板7に連結された中間リード8は保護回路に接続されており、中間リード8を介して各々の薄型電池1の電圧が検出される。このように、各々の薄型電池1の電圧を独立して検出できるパック電池は、各々の薄型電池1を理想的に制御できる。
【0017】
一対の端部リード9は、回路基板7の両端部分に接続される。一対の端部リード9と中間リード8は、回路基板7の片方の側縁で折曲されている。この電池コア15は、図7に示すように、回路基板7を第1の端面5と直角な姿勢として、中間リード8と端部リード9を回路基板7と薄型電池1に連結した後、中間リード8と端部リード9を折曲して、回路基板7を第1の端面5と平行な姿勢とする。この電池コア15は、中間リード8と端部リード9の一端を回路基板7に接続した後、中間リード8と端部リード9を薄型電池1に連結できる。また、中間リード8と端部リード9を薄型電池1に連結した後、回路基板7に連結することもできる。
【0018】
図の電池コア15は、一対の端部リード9の端部を、第1の端面5の反対側にある第2の端面6に位置している薄型電池1の凸部電極2と底側端面4とに接続している。端部リード9は、保護素子10を介して薄型電池1の電極に接続している。図の電池コア15は、一方の端部リード9に接続している保護素子10をひとつの薄型電池1の凸部電極端面3の平面部に配置して、他方の端部リード9に接続している保護素子10を薄型電池1の側面に配置している。このように、凸部電極端面3の平面部に保護素子10を配置する構造は、図9に示すように、凸部電極2の側部のスペースを有効に利用して保護素子10を省スペースに配設できるので、パック電池の外形を小さくできる特長がある。この構造のパック電池は、保護素子10に、電池温度を検出して電流を遮断する素子を使用する。このパック電池は、各々の保護素子10で、各々の薄型電池1の温度を検出して電流を遮断するので、いずれの薄型電池1の温度が異常に高くなっても、保護素子10で電池の電流を遮断できる。ただし、本発明のパック電池は、両方の保護素子を薄型電池の底側端面に配置し、あるいは薄型電池の側面に配置することもできる。
【0019】
第2の端面6に一対の端部リード9を連結しているパック電池は、図8と図14の断面図に示すように、第2の端面6で端部リード9が互いに接近する。そして、互いに接近する一対の端部リード9を確実に絶縁するために、図のパック電池は、積層している薄型電池1の間に絶縁材11を配設している。絶縁材11は、第2の端面6から突出して、第2の端面6の凸部電極2と底側端面4とに接続している一対の端部リード9の間に配置している。さらに、図14のパック電池は、ケース12の内面であって絶縁材11と対向する位置に凹部13を設けて、凹部13の両側に、薄型電池1の凸部電極端面3と底側端面4に向かって突出する突出部14を設けて、ケース12の突出部14と電極端面との間に端部リード9を配設している。この構造のパック電池は、仮に端部リード9が薄型電池1の底側端面4から外れても、他の端部リード9や底側端面4に接触してショートすることがない。外れた端部リード9が絶縁材11を越えて隣に移動するのを阻止できるからである。図5と図14のケース12は、内面の突出部14と対向する外側に、パック電池を装着している機器から取り出すための取出凹部19と、パック電池を機器に装着するために機器に設けている嵌合用爪(図示せず)を案内する嵌合用凹部20とを設けている。このケース12は、外側に設けている取出凹部19と嵌合用凹部20を利用して、内側に突出部14を設けることができる。
【0020】
以上のパック電池は、以下のようにして製造される。
(1) 第1の端面5に凸部電極2を配置している薄型電池1の凸部電極端面3に絶縁材21を接着する。絶縁材21は、凸部電極2を外部に表出させる貫通孔を設けている。したがって、凸部電極端面3に絶縁材21を接着する状態で、凸部電極2は外部に表出している。
(2) 薄型電池1の電極にクラッド材をスポット溶接して固定する。クラッド材は、中間リード8と端部リード9をスポット溶接するための金属板であるから、中間リード8と端部リード9をスポット溶接して連結する部分に固定される。中間リードと端部リードを電極に直接にスポット溶接できる薄型電池は、クラッド材を固定する必要はない。
(3) ふたつの薄型電池1を、絶縁材11を介在して接着して積層する。絶縁材11は、第2の端面6から突出するように薄型電池1の間に配設される。薄型電池1は、絶縁材11の表面に設けている粘着層を介して接着される。さらに、絶縁材11の表面に両面接着テープを付着して薄型電池1を接着することもできる。互いに接着して連結している薄型電池1は、その後の工程を簡単にできる。
(3) 図7に示すように、積層している薄型電池1の両側に絶縁材22を接着する。この絶縁材22は、図に示すように、第1の端面5の両端部分を被覆する長さを有し、第1の端面5の両端部分を被覆する。
(4) 図15に示すように、回路基板7に中間リード8と一対の端部リード9をスポット溶接して連結する。中間リード8と端部リード9は、半田付けして回路基板7に連結することもできる。中間リード8と端部リード9は、回路基板7の片側で折曲されるので、片側から外側に突出する姿勢で、回路基板7に連結される。図の回路基板7は下方に突出するように、中間リード8と端部リード9を連結している。端部リード9は、あらかじめ端部に保護素子10を連結している。各部にストレスがかからないように注意して、中間リード8と端部リード9を、回路基板7の片側で直角に折曲する。
(5) 中間リード8の端部を第1の端面5の凸部電極2と底側端面4とにスポット溶接してふたつの薄型電池1を直列に連結する。さらに、一対の端部リード9を、第1の端面5の両端で薄型電池1の隅部に沿うように折曲し、さらに第2の端面6の両側で薄型電池1の隅部に沿うように折曲して、各々の端部を第2の端面6の凸部電極2と底側端面4に連結する。
(6) 第1の端面5と回路基板7との間に絶縁材23を配設し、この絶縁材23を挟むように、中間リード8と端部リード9を折曲して、回路基板7を第1の端面5と平行な姿勢とする。
(7) 図10と図11のハッチングで示すように、電池コア15の側面に、端部リード9の一部あるいは全部を被覆するように絶縁材24を接着する。
(8) 以上にようにして製作された電池コア15を、ケース12に収納してケース12を閉塞する。ケース12は第1ケース12Aと第2ケース12Bからなり、第1ケース12Aと第2ケース12Bの周壁を超音波溶着し、あるいは接着し、あるいは嵌着して連結する。
【0021】
【発明の効果】
本発明のパック電池は、回路基板と薄型電池とを理想的な配置で連結して、回路基板をしっかりと薄型電池に連結できる特長がある。それは、本発明のパック電池が、一方の薄型電池の凸部電極端面と他方の薄型電池の底側端面とを同一平面に位置するようにふたつの薄型電池を積層して、凸部電極端面と底側端面とが位置している第1の端面に対向して回路基板を配置し、この回路基板の中間に接続している中間リードを、回路基板と対向する第1の端面の凸部電極と底側端面に接続してふたつの薄型電池を直列に電気接続して回路基板に連結し、さらに、回路基板の両端部分に一対の端部リードを接続して、中間リードと端部リードを回路基板の片方の側縁で折曲して、一対の端部リードをひとつの薄型電池の凸部電極と他方の薄型電池の凸部電極と反対側の電極に接続しているからである。この構造のパック電池は、短い中間リードでふたつの薄型電池を直列に電気接続して、しかも薄型電池を回路基板に最短距離で連結できる。このため、中間リードでもって、ふたつの薄型電池を極めて低抵抗な状態で直列に電気接続しながらしっかりと回路基板に連結できる。
【0022】
また、本発明のパック電池は、中間リードで薄型電池に連結している回路基板の両端に一対の端部リードを接続しており、端部リードを薄型電池に連結しているので、薄型電池の正負の電極に接続している一対の端部リードの短絡を確実に阻止して回路基板に連結できる特長もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるパック電池の正面図
【図2】図1に示すパック電池の右側面図
【図3】図1に示すパック電池の左側面図
【図4】図1に示すパック電池の平面図
【図5】図1に示すパック電池の底面図
【図6】図1に示すパック電池の分解斜視図
【図7】図6に示す電池コアを反転して回路基板を展開した状態を示す斜視図
【図8】電池コアの断面図であって図12のA−A線断面に相当する図
【図9】電池コアの正面図
【図10】図9に示す電池コアの右側面図
【図11】図9に示す電池コアの左側面図
【図12】図9に示す電池コアの平面図
【図13】本発明の一実施例にかかるパック電池の回路図
【図14】図1に示すパック電池のA−A線断面図及び一部拡大断面図
【図15】中間リードと端部リードを回路基板に連結した状態を示す平面図
【符号の説明】
1…薄型電池
2…凸部電極
3…凸部電極端面
4…底側端面
5…第1の端面
6…第2の端面
7…回路基板
8…中間リード
9…端部リード
10…保護素子
11…絶縁材
12…ケース 12A…第1ケース 12B…第2ケース
13…凹部
14…突出部
15…電池コア
16…出力端子
17…端子ホルダー
18…保護回路
19…取出凹部
20…嵌合用凹部
21…絶縁材
22…絶縁材
23…絶縁材
24…絶縁材
25…電子部品
Claims (6)
- 凸部電極端面(3)に凸部電極(2)を設けており、凸部電極端面(3)と反対側の電極端面である底側端面(4)を凸部電極(2)と異なる極性の電極としているふたつの薄型電池(1)を、一方の薄型電池(1)の凸部電極端面(3)と他方の薄型電池(1)の底側端面(4)とが同一端面に位置するように積層しており、
ひとつの薄型電池(1)の凸部電極端面(3)と他方の薄型電池(1)の底側端面(4)とが位置する第1の端面(5)に対向して回路基板(7)を配置すると共に、この回路基板(7)と対向する第1の端面(5)に位置する凸部電極端面(3)と底側端面(4)とに中間リード(8)を接続して、中間リード(8)でふたつの薄型電池(1)を互いに直列に電気接続しており、
この中間リード(8)を回路基板(7)の中間部分に接続して、回路基板(7)の両端部分に一対の端部リード(9)を接続して、中間リード(8)と端部リード(9)は回路基板(7)の片方の側縁で折曲しており、
一対の端部リード(9)は一方をひとつの薄型電池(1)の凸部電極(2)に、他方を他方の薄型電池(1)の凸部電極(2)と反対側の電極に接続しており、
中間リード(8)と端部リード(9)とでふたつの薄型電池(1)に回路基板(7)を連結しているパック電池。 - 一対の端部リード(9)を、保護素子(10)を介して薄型電池(1)の電極に接続している請求項1に記載されるパック電池。
- 一対の端部リード(9)の端部を、第1の端面(5)の反対側にある第2の端面(6)に位置している薄型電池(1)の凸部電極(2)と底側端面(4)とに接続している請求項1に記載されるパック電池。
- 薄型電池(1)の間に絶縁材(11)を配設しており、この絶縁材(11)を、第2の端面(6)から突出させて、第2の端面(6)の凸部電極端面(3)と底側端面(4)とに接続している一対の端部リード(9)の間に配置している請求項3に記載されるパック電池。
- 薄型電池(1)をケース(12)に収納しており、ケース(12)の内面であって絶縁材(11)と対向する位置に凹部(13)を設けている請求項4に記載されるパック電池。
- ケース(12)の内面に設けている凹部(13)の両側に、薄型電池(1)の凸部電極端面(3)と底側端面(4)に向かって突出する突出部(14)を設けており、この突出部(14)と電極端面との間に端部リード(9)を配設している請求項5に記載されるパック電池。
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