JPH09177822A - 摩擦クラッチ - Google Patents

摩擦クラッチ

Info

Publication number
JPH09177822A
JPH09177822A JP8324311A JP32431196A JPH09177822A JP H09177822 A JPH09177822 A JP H09177822A JP 8324311 A JP8324311 A JP 8324311A JP 32431196 A JP32431196 A JP 32431196A JP H09177822 A JPH09177822 A JP H09177822A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casing
friction clutch
disc spring
push
pressure plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8324311A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4082753B2 (ja
Inventor
Michael Bosse
ボッセ ミヒャエル
Matthias Grupp
グルップ マッティアス
Lothar Huber
フーバー ロタール
Rolf Meinhard
マインハルト ロルフ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
LuK Lamellen und Kupplungsbau GmbH
Original Assignee
LuK Lamellen und Kupplungsbau GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by LuK Lamellen und Kupplungsbau GmbH filed Critical LuK Lamellen und Kupplungsbau GmbH
Publication of JPH09177822A publication Critical patent/JPH09177822A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4082753B2 publication Critical patent/JP4082753B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/10Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
    • F16F15/12Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
    • F16F15/131Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon the rotating system comprising two or more gyratory masses
    • F16F15/13142Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon the rotating system comprising two or more gyratory masses characterised by the method of assembly, production or treatment
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/58Details
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/58Details
    • F16D13/583Diaphragm-springs, e.g. Belleville
    • F16D13/585Arrangements or details relating to the mounting or support of the diaphragm on the clutch on the clutch cover or the pressure plate
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/58Details
    • F16D13/70Pressure members, e.g. pressure plates, for clutch-plates or lamellae; Guiding arrangements for pressure members
    • F16D13/71Pressure members, e.g. pressure plates, for clutch-plates or lamellae; Guiding arrangements for pressure members in which the clutching pressure is produced by springs only
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/58Details
    • F16D2013/581Securing means for transportation or shipping
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/58Details
    • F16D13/70Pressure members, e.g. pressure plates, for clutch-plates or lamellae; Guiding arrangements for pressure members
    • F16D2013/706Pressure members, e.g. pressure plates, for clutch-plates or lamellae; Guiding arrangements for pressure members the axially movable pressure plate is supported by leaf springs

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加圧プレート、ケーシング及び該ケーシング
に旋回可能に支承された皿ばねを有する摩擦クラッチに
おいて、できるだけわずかな費用で、クラッチの接続・
遮断過程の間に少なくとも時折り発生する振動を、クラ
ッチの機能を妨げることなく、簡単でかつ安価な手段で
回避すること。 【解決手段】 摩擦クラッチであって、ケーシングと該
ケーシングに旋回可能に支承された皿ばねとを有し、該
皿ばねが前記ケーシングに回動不能ではあるが軸方向に
制限されて移動可能に結合された加圧プレートを負荷し
ており、前記皿ばねが旋回する場合に前記加圧プレート
を強制的に押し離すために前記皿ばねと前記加圧プレー
トとの間に押し離し湾曲部材が設けられている形式のも
のにおいて、前記押し離し湾曲部材が少なくとも遠心力
の作用下で、前記加圧プレートに対して軸方向に移動可
能な構成部分に対し摩擦接続による結合を有しているこ
と。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、摩擦クラッチ、特
に自動車の摩擦クラッチであって、特にクラッチの接続
・遮断の間に発生する加圧プレートの振動を減衰し、こ
れによって不快な騒音もおさえることのできる装置を備
えている形式のものに関する。殊に本発明はケーシング
と該ケーシングに旋回可能に支承された皿ばねとを有
し、該皿ばねがケーシングに回動不能ではあるが、制限
されて軸方向に移動可能な加圧プレートを負荷してお
り、前記皿ばねが旋回した場合に加圧プレートが強制的
に押し離されるために押し離し湾曲部材が前記皿ばねと
前記加圧プレートとの間に設けられている形式のものに
関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、前記
形式の摩擦クラッチを改良して、できるだけわずかな費
用で、クラッチの接続及び遮断過程の間に少なくとも部
分的に発生する振動を、簡単でかつ価格的に有利な処置
により阻止し、その際に摩擦クラッチの機能が損なわれ
ないようにすることである。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は、加圧プ
レートの軸方向の振動を減少させる摩擦減衰作用を発生
させるために押し離し湾曲部材が使用されることにより
解決された。この場合には前記押し離し湾曲部材によっ
て保証された摩擦結合は、前記加圧プレートに対し軸方
向に運動可能な構成部分に支えられた押し離し湾曲部材
に遠心力が作用した場合に存在する。
【0004】
【発明の効果】本発明の構成は、特に簡単な形式で、摩
擦クラッチにおいていずれにしても既に存在する押し離
し湾曲部材の形をした手段が加圧プレートの振動の減衰
に関与させられることを保証する。
【0005】特に有利な形式で、前記押し離し湾曲部材
とケーシングとの間には摩擦による結合が存在すること
ができる。この場合、前記押し離し湾曲部材はケーシン
グに直接的に支えられていることができるが、適当な中
間層、例えば摩擦又は滑り材料から成る中間層が設けら
れていることができる。前記押し離し湾曲部材のための
ケーシングにおける支持範囲は有利な形式で、摩擦クラ
ッチの回転軸に対し少なくともほぼ平行に向けられてい
ることができる。この支持範囲はケーシングの壁部範囲
によって形成されていることができる。
【0006】有利であるのは、前記押し離し湾曲部材が
前記加圧プレートに固定されており、皿ばねの外側の縁
部範囲を、前記加圧プレートとは反対側において軸方向
で背後から掴んでいることである。有利には前記押し離
し湾曲部材はばね鋼から成っている。この場合、この湾
曲部材はバイアスがかけられて摩擦クラッチ内に組込ま
れることができ、しかも有利には前記加圧プレートが皿
ばねに向かって力で負荷されるように組込まれることが
できる。
【0007】この場合、押し離し湾曲部材の特に有利な
構成は、押し離し湾曲部材が摩擦クラッチ内に組込まれ
た状態で弾性的な半径方向のバイアスを保証するような
形を有していることである。この場合、押し離し湾曲部
材は半径方向のバイアスをかけて摩擦クラッチ内に組込
まれていることができかつケーシングに支えられている
ことができる。有利であることは、押し離し湾曲部材と
ケーシングとの間の摩擦係合が皿ばねの外縁の軸方向の
高さで行われることである。しかしながらこの摩擦係合
は他の個所で行われることもできる。この場合にはこの
ためには押し離し湾曲部材も相応に構成されなければな
らない。例えばこのような押し離し湾曲部材は加圧プレ
ートに対して運動可能な構成部分、例えばクラッチケー
シングに支えられる階段状に一体成形された翼体を有し
ていることもできる。この翼体は半径方向で又はこの翼
体が押し離し湾曲部材の基体に対して適当に折曲げられ
ていると、側方でも、もしくは摩擦クラッチの周方向で
見て適当な構成部材に、しかも摩擦減衰作用を生ぜしめ
るために支えられていることができる。
【0008】さらに本発明は、駆動モータと伝動装置と
の間のツウマスはずみ車と関連して設けられる摩擦クラ
ッチであって、モータ側のはずみ質量体がねじを介して
モータの出力軸と結合されかつ少なくとも第2の、摩擦
クラッチをクラッチ円板と一緒に保持するはずみ質量体
がねじのための操作工具を通すための切欠きを有し、ツ
ウマスはずみ車を取外すために摩擦クラッチとクラッチ
円板とが第2のはずみ質量体から取外され、その後で第
2のはずみ質量体を適当に回動させることによって第2
のはずみ質量体の切欠きをねじヘッドに軸方向で整合さ
せ、次いで切欠きを通して突っ込む工具でねじを取外す
形式のものに関する。この場合、ねじヘッドのための操
作工具は、ねじを弛めるときにねじヘッドが第2のはず
み質量体に設けられた切欠き内に申し分なく侵入するこ
とが常に保証されるように構成されていることができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】図1にはいわゆるツウマスはずみ
車2に取付けられている摩擦クラッチ1が示されてい
る。ツウマスはずみ車2は、モータの出力軸と結合可能
な1次質量体3と、該1次質量体3に対し軸受4を介し
て制限されて回動可能な2次はずみ質量体5とから成っ
ている。この2次はずみ質量体5には摩擦クラッチ1が
固定されている。
【0010】ツウマスはずみ車2の構造と作用形式とに
関しては、ドイツ連邦共和国特許出願公開第44145
84号明細書を参照されたい。すなわち、該明細書の開
示内容は本願明細書に統合されるものとする。
【0011】摩擦クラッチ1はクラッチカバー6を有
し、このクラッチカバー6に2腕のレバーとして有効な
皿ばねが旋回可能に保持されている。皿ばね7は半径方
向内方へ向けられた、摩擦クラッチを作動するための舌
状部7aと、該舌状部7aに一体に結合された外側のリ
ング状の基体7bとを有している。この基体7bはエネ
ルギー蓄え器として役立つ。皿ばね7はカバー側の旋回
支承部8と、皿ばね7の、カバーとは反対側に設けられ
た旋回支承部9との間に旋回可能に支承されている。旋
回支承部8,9は図示された実施例ではワイヤリングに
よって形成されている。これらのワイヤリングは、基体
7bの半径方向内側を軸方向に皿ばねを通って延びるリ
ベット10により、カバー6に軸方向で結合されてい
る。カバー6の内部には加圧プレート11が受容されて
いる。該加圧プレート11はカバー6に板ばね部材12
を介して回転不能ではあるが、しかし軸方向に制限され
て移動可能に結合されている。
【0012】図示の実施例においては、板ばね部材12
はリベット10と結合され、同時に旋回支承部8,9並
びに皿ばね7を軸方向に支えるために役立つ。他方の端
部で板ばね部材12は加圧プレート11に回動不能に、
しかも既に述べたドイツ連邦共和国特許出願公開第44
14584号明細書の図1に示された形式と似た形式で
結合されている。
【0013】2次はずみ質量体5と固定的に結合された
クラッチカバー6は中空円筒状の構成部分13と固定的
に結合され、有利には先きに述べたドイツ連邦共和国特
許出願公開第4414584号明細書に開示されている
ようにねじ固定されている。中空円筒状の構成部分13
は2次はずみ質量体5を周囲から掴みかつ2次はずみ質
量体5と固定的に結合されている。軸方向で見て加圧プ
レート11と対抗加圧プレートを形成する2次はずみ質
量体5との間にはクラッチ円板14の摩擦ライニングが
締込まれている。
【0014】さらに摩擦クラッチ1は押し離し湾曲部材
15を有している。この押し離し湾曲部材15は加圧プ
レート11と固定的に結合されかつ皿ばね7の外縁を、
皿ばね7の加圧プレート11とは反対側で、フック状の
範囲16で背後から掴む。有利には加圧プレート11の
円周に亙って均一に分配されてこのような押し離し湾曲
部材が3つ設けられている。
【0015】押し離し湾曲部材15は、これが組込まれ
た状態で皿ばね7に緊縮力を生ぜしめ、これによって加
圧プレート11が皿ばね7の下面に引き付けられるよう
に構成されている。したがって皿ばね7の外縁は、押し
離し湾曲部材15のフック状の範囲16の支持範囲16
と、加圧プレート11の突起17との間にばね弾性的に
締込まれる。図1から判るように、支持範囲16aと突
起17とが皿ばね7に接触する範囲は、有利には軸方向
で向き合うように配置されている。しかしこれらの接触
範囲は半径方向で互いにずらされていることもできる。
しかしながらこの場合には押し離し湾曲部材15の軸方
向のバイアスに基づき、皿ばね7から加圧プレート11
の支持突起17に生ぜしめられた力に影響を及ぼすモー
メントが皿ばね7に導入される。
【0016】図示された実施例では押し離し湾曲部材1
5は加圧プレート11の半径方向外側の周面に、しかも
図示の実施例においてはねじ結合部18で固定されてい
る。しかし、押し離し湾曲部材15は例えば米国特許第
3640364号明細書によって公知であるのと似たよ
うな形式で、すなわち適当な加圧プレートにリベット結
合される半径方向に延びる範囲を介して加圧プレートに
結合されていることもできる。この場合、リベット結合
は同時に加圧プレートとケーシングとの間の回転結合を
成す板ばね部材の固定に役立つことができる。さらに本
発明の押し離し湾曲部材は板ばね部材と一体であること
もできる。この板ばね部材は適当な加圧プレートとケー
シングとの間の回転不能な結合を成す。
【0017】図2から判るように押し離し湾曲部材5は
足部範囲20に、固定部材18を通す孔状の切欠き19
を有している。固定範囲20に続くフック状の範囲16
は、この範囲16が少なくとも遠心力の作用下でカバー
6の壁部範囲21に支えられるように構成されている。
しかしながら有利には押し離し湾曲部材15は、該押し
離し湾曲部材15が所定の半径方向のバイアスで摩擦ク
ラッチ1内に受容され、これによってフック状の範囲1
6の区分16bが軸方向に延びる壁部範囲21に弾性的
に接触するように構成されている。これによって常に摩
擦結合が加圧プレート11もしくは押し離し湾曲部材1
5とケーシング6との間に存在することが保証される。
このように構成された実施例においては湾曲部材15と
ケーシング6との間の支持は、皿ばね7の外側の縁部範
囲の軸方向の高さにおいて行われる。しかしながらこの
支持は他の個所で行うこともできる。この場合には押し
離し湾曲部材6は適当に形成されていなければならな
い。例えば押し離し湾曲部材15は図2に示すように、
ケーシング6にバイアスがかけられて支持されているこ
とのできる一体に成形された張出し部22を有している
こともできる。図示の実施例においては押し離し湾曲部
材15が半径方向で支持される壁部範囲21は正確に軸
方向に向けられていることができる。しかしながらこの
壁部範囲21は−クラッチの軸方向で見て−所定の角度
を有し、例えば摩擦クラッチ1の遮断過程の間に加圧プ
レート11が軸方向に移動した場合に押し離し湾曲部材
15の半径方向のバイアスが変化し、例えば遮断に際し
ては増大するか又は合目的的である場合には減少するよ
うにすることができる。
【0018】押し離し湾曲部材15が支えられる壁部範
囲21の寸法は、この支持もしくは摩擦結合が有利には
摩擦クラッチ1の全耐用年限に亙って存在するように設
定されている。すなわちこれは、クラッチ円板14の摩
擦ライニングが磨滅した場合にも押し離し湾曲部材16
とケーシング6との間に伝力結合もしくは摩擦結合が存
在していることを意味している。
【0019】ケーシング6における押し離し湾曲部材1
5の範囲16bの支持は、図1のように直接的に又は間
接的に行うことができる。したがって例えば支持範囲2
1と押し離し湾曲部材15との間に摩擦又は滑り材料、
すなわちケーシング及び(又は)個々の押し離し湾曲部
材15により保持されていることができる中間層が設け
られていることができる。
【0020】さらに有利であることは押し離し湾曲部材
15が少なくとも接触区分16bの範囲において被覆層
を有していることである。この被覆層は例えば燐酸塩層
又は硬質ニッケル層から形成されていることができる。
場合によってはケーシング6も少なくとも押し離し湾曲
部材15と協働する範囲に適当な被覆層を有しているこ
とができる。
【0021】ばね湾曲部材として構成された押し離し湾
曲部材15は、摩擦クラッチ1を作動した場合に加圧プ
レート11が強制的に皿ばね7によって軸方向に移動さ
せられるように作用する。押し離し湾曲部材15とケー
シング6との間の摩擦結合によって、クラッチの接続及
び遮断過程の間に発生する加圧プレートの軸方向運動の
減衰が保証され、これによりクラッチ円板14の摩擦ラ
イニングと加圧プレート11と対応加圧プレート5との
摩擦面との間の申し分のない分離が保証される。さらに
押し離し湾曲部材15によって、例えば加圧プレート1
1が振動する場合に突起17が皿ばね7に当接すること
で生ぜしめられる騒音が抑えられる。
【0022】したがって押し離し湾曲部材15の本発明
による構成は、加圧プレート11の軸方向振動を、摩擦
クラッチの全耐用年限に亙って減衰するための簡単でか
つ費用的に好ましい解決策を可能にする。したがって摩
擦クラッチ1の本発明による構成によって簡単でかつエ
レガントな形式で、加圧プレートの軸方向振動に基づく
いわゆる切換え騒音が回避される。さらに加圧プレート
11の軸方向振動を抑えるための摩擦減衰は、押し離し
湾曲部材の弾性に関する押し離し湾曲部材の適当な構成
により、回転数の増大と共に変化、例えば拡大させられ
る。
【0023】図1に示された装置−摩擦クラッチ1とク
ラッチ円板14とツウマスはずみ車2から成る−は、既
に述べたドイツ連邦共和国特許出願公開第441458
4号明細書に記載されているように、そのようなものと
して運搬もしくは発送させられることができ、自動車製
造工場の組立てベルトにおいてモータの出力軸に完全な
形で固定されることができる。適当なねじ工具を用いて
前記の完全な装置を取外すことは、取付けと似た形式で
行うことができる。しかしながらこのためにはまず、皿
ばね7とクラッチ円板14と第2のはずみ質量体5にね
じ工具もしくは取外し工具を通すために設けられた開口
を、少なくともほぼ軸方向で整合する位置へもたらし、
ねじにとどくようにしなければならない。
【0024】しかしながらモータの出力軸からツウマス
はずみ車2を取外すためにはまず、クラッチ1を2次は
ずみ質量体5から除くかもしくは分離し、これによりク
ラッチ円板14も取除かれるようにすることも有利であ
る。両方のはずみ質量体3,5の間に配置されかつ周方
向に圧縮可能な減衰器24のばねが、2次はずみ質量体
5に設けられた切欠き5aが実質的にねじヘッド23と
軸方向に整合する規定された出発位置へ両方のはずみ質
量体3,5をもたらさない限り、場合によっては2次は
ずみ質量体5は適当な角度だけ回動させられなければな
らない。2次はずみ質量体5の切欠き5aとねじヘッド
23とが位置的にほぼ正しく合致している限り、ねじは
図5に示されているように切欠き5aを通される適当な
工具25により取外すことができる。この場合に特に有
利であることはねじ工具が、少なくともほぼ切欠き5a
の直径もしくは輪郭に適合させられ、これによってねじ
23aを取外すときにねじ23aのヘッド23が2次は
ずみ質量体5の切欠き5a内へ侵入することが保証され
ることである。ねじ工具25が切欠き5aの範囲におい
て、ねじヘッド23の外側輪郭に接する円とほぼ等しい
か又は該円よりも大きい直径を有する円に接する横断面
を有していると特に有利である。ねじヘッド23と2次
はずみ質量体5との間の傾きを回避するためにはねじヘ
ッド23及び又は切欠き5aは導通輪郭を形成する適当
な傾斜部を有していることができる。
【0025】ケーシング106に皿ばね107を旋回可
能に保持するための、図6に示された支承装置は図1に
示された摩擦クラッチ1においても使用することができ
る。
【0026】カバー側の旋回支承部はカバー106に周
方向で保持部材110の間に設けられた溝状の圧刻部1
08により形成されている。この保持部材110はカバ
ー106と一体である。舌状部として構成された保持部
材110はドイツ連邦共和国特許出願公開第44202
51号と米国特許出願Serial No.08/24
6,557号明細書に記載されているようにカバー10
6から形成することができる。しかしながら本発明によ
れば図1に示されているようなワイヤリング9のような
付加的な支持部材は必要とされない。何故ならばこの場
合には保持部材110の端部範囲110aが皿ばね10
7の支持に直接的に関与させられるからである。保持部
材10における皿ばね107の申し分のない支持と旋回
を保証するためには、皿ばね107は保持部材110が
軸方向に貫く切欠き107aの範囲に円弧状もしくは丸
味の付けられた圧刻部107bを有し、この圧刻部10
7bを中心として保持部材もしくは舌状部110もしく
はその支持範囲110aが折り返えされるかもしくは曲
げ返えされている。皿ばね107もしくは皿ばね107
のリング状の基体107cを下から掴む舌状部110の
区分110bは、皿ばね107が申し分なくカバーに対
して旋回可能であり、これがクラッチ円板(図1の1
4)が摩滅した場合にも可能であるように構成されてい
る。このためには図示の実施例においては摩擦クラッチ
並びにクラッチ円板が新しい状態で範囲110bと基体
107cとの間に角度112が設けられている。角度1
12は摩擦クラッチの耐用年限に亙って必要な皿ばね1
07の円錐性の変化を可能にする。この円錐性の変化は
クラッチ円板の摩擦ライニングにおける摩滅の補償に必
要である。
【0027】旋回支承部が図6に示すように構成されて
いる場合には、皿ばね107を下から掴む範囲110a
が所定の力でカバー側の旋回支承部108に向かって負
荷されるかもしくは押圧されるように舌状部110がカ
バー106と結合されていると有利である。これに関し
ては前述の2つの特許明細書並びに米国特許第4781
280号明細書を参照されたい。この公知技術によれ
ば、保持部材110は弾性的なトーション範囲もしくは
弾性的な曲げ範囲として作用するカバー区分を介してカ
バーの本来の基体と結合され、これにより皿ばねの旋回
支承範囲の摩滅が補償できるようになっている。皿ばね
107の旋回支承部が図6のように構成されている利点
は、舌状部110の端部範囲110aの簡単な折曲げに
より皿ばね107がカバー106に旋回可能に保持され
ることである。皿ばね107の基体107cは保持部材
110の折曲げ過程の間、支持部として、すなわち実質
的に折曲げ工具として役立つ。
【0028】図7に部分的に示された摩擦クラッチ20
1は押し離し手段215の特別な構成を除いて図1の摩
擦クラッチ1と似たように構成されかつこの摩擦クラッ
チ1と置換えることができるので、この摩擦クラッチ1
の詳細な記述については省略する。
【0029】皿ばね207を加圧プレート211に軸方
向に結合する押し離し手段215はリング状の基体21
6を有している。この基体216は図示の実施例の場
合、ダイヤフラム状もしくは皿ばね状に作用可能であ
る。さらに押し離し手段215は基体216の外縁から
発する張出し部217を有している。この張出し部21
7は加圧プレート211を軸方向で皿ばね207と結合
する押し離し部材を形成する。図9から判るように、こ
の実施例においては外周に亙って均一に分配された4つ
の押し離し部材217が設けられている。図8によれば
押し離し手段215が弛緩された状態で、すなわち取付
けられていない状態でリング状の基体216が皿ばね状
に起立することが示されている。さらにこの場合には張
出し部もしくは押し離し部材217がクラッチ201に
おいて図7に示したように取る位置に対しクラッチ20
1の回転軸線に向かって半径方向にずらされているかも
しくは旋回させられていることが示されている。したが
って図7と図8からは皿ばね207とケーシング206
と加圧プレート211とを組み立てる場合には、ばねリ
ングとして有効なリング状の基体216がその円錐性
を、しかも円錐性を減少させる方向に変化させるのに対
し、張出し部217がクラッチ201の回転軸線から遠
ざかる方向に半径方向に旋回させられかつ半径方向外側
で加圧プレート211に支持されることが判る。
【0030】ばねもしくは押し離しリングとして構成さ
れた押し離し手段215は、組込まれた状態で皿ばね2
07に緊張力を生ぜしめ、これによって加圧プレート2
11が皿ばね207の下面に引き付けられるように構成
されている。ばねリング216はリング状の支持範囲2
18を形成し、該支持範囲218は皿ばね207の、加
圧プレート211とは反対側に支持される。支持範囲2
18は円周全体に亙って延在することができるが、個々
のセクタ状の範囲から成ることもできる。この場合には
少なくとも張出し部217の周方向の延在範囲に支持範
囲があり、この支持範囲を介して押し離しリング215
が皿ばね207に支持されるようにしたい。それぞれ皿
ばね207に接触する支持範囲218と加圧プレートの
突起219との間の接触範囲は有利には少なくともほぼ
軸方向で向き合うように配置されている。この場合には
図7から判るように半径方向のずれが存在することもで
きる。図7からは、押し離しリング215と皿ばね20
7との間の接触範囲が突起219と皿ばね7との間の接
触範囲に対して半径方向でわずかに内方へずらされてい
ることが判る。
【0031】摩擦クラッチ201を組み立てる場合に
は、皿ばね207がクラッチケーシング206に旋回可
能に固定される前に、ばねリング215がケーシング2
06内へ入れられる。ケーシング206はリング状の支
持範囲206aを有し、この支持範囲206aに、リン
グ状の基体216に半径方向内方へ一体成形された舌片
220が軸方向で支持される。摩擦クラッチ201の組
み立てられた新しい状態で加圧プレート211は図7に
示された軸方向の位置をとる。これによって皿ばね20
7のリング状の基体207aは実質的に平らな状態に緊
縮される。図7と図8との比較から判るように、少なく
とも摩擦クラッチ201の組み立てられた新しい状態
で、リング状の基体216は軸方向で皿ばね207とケ
ーシング206の支持範囲206aとの間に締込まれて
いる。リング状の基体216により軸方向に生ぜしめら
れた力は皿ばね207により生ぜしめられた力に加算さ
れる。
【0032】図7から図10までから判るように、半径
方向でバイアスのかけられた押し離し部材217は加圧
プレート211の外側の範囲221に半径方向で支えら
れている。ほぼ軸方向に延びる張出し部217は図示の
実施例の場合には2つの外側の脚部222,223を有
している。これらの脚部222,223はリング状の基
体216とは反対側の端部において横結合部材224を
介して互いに結合されている。横結合部材224からは
さらに舌状部225が発しており、この舌状部225は
軸方向にリング状の基体216に向かって延びている。
自由端部226は半径方向のバイアスがかけられてケー
シング206の区分227に支えられている。該区分2
27は図7に図示した実施例の場合にはケーシング20
6の軸方向に延びる壁部228の範囲にある。図7と図
8との比較から判るように舌状部225はばねリング2
15が組み立てられていない状態で脚部222,223
に対して半径方向に突出しているのに対し、組み立てら
れた状態ではそれぞれ2つの脚部222,223に配属
された舌状部225はこの脚部222,223と少なく
ともほぼ同一平面内に位置している。舌状部端部226
はバルーン状に構成されかつケーシング206に摩擦結
合されている。これによって加圧プレート211もしく
は皿ばね207とケーシング206との間には常に摩擦
結合が存在することが保証される。押し離し部材もしく
はばねリング215と加圧プレート211との間の軸方
向の結合は形状接続的な結合部229を介して行われ
る。このためには張出し部217は加圧プレート211
に向いた自由端に加圧プレート211の半径方向外側の
範囲を軸方向で下から掴む舌状部230を有している。
図8と図10とから判るように、舌状部230はばねリ
ング215をクラッチ201内へ取付ける前は、軸方向
に延びている。加圧プレート211がケーシング206
内へ挿入されかつ皿ばね207に例えば加圧プレート2
11の軸方向の移動によって適当なバイアスがかけられ
た後ではじめて、舌状部230はばねリング215で加
圧プレート211を皿ばね207に軸方向に緊締するた
めに半径方向内方へ折曲げられる。しかしながら構造的
には、適当な半径方向内方に向いた範囲230がばねリ
ング216を取付ける前に既に存在するように構成する
こともできる。この場合には張出し部217もしくは脚
部222,223は適当な、半径方向の、弾性的な変形
能力を有し、これが半径方向内方に向いた範囲230を
加圧プレート211の相応する範囲の上へ軸方向に導き
かつ所定の位置に達したあとで再び半径方向内方へ弾性
的に戻すことを可能にする。
【0033】さらに押し離し部材215とケーシング2
06との間には回動防止手段231が設けられている。
回動防止は押し離し部材215により保持されかつケー
シング206の相応する切欠き内に係合する張出し部2
32によって行われる。図8及び図9から判るように図
示の実施例においては前記張出し部232は、リング状
の基体215の半径方向の内縁に、しかも周方向で見て
舌状部225の範囲に一体成形されている。
【0034】舌状部226とケーシング206との間の
摩擦係合によって発生する摩擦ヒステリシスは、図1と
関連して記述しかつ押し離し湾曲部材15とケーシング
6との間に存在する摩擦係合と同じ効果を発揮する。
【0035】特に図8から判るように押し離し部材21
5は半径方向で見て支持範囲218の外側にフック状も
しくは円弧状の範囲233を有している。これらの範囲
233は、支持範囲218の半径方向外側に設けられた
皿ばね範囲207bが摩擦クラッチ201の遮断のため
に、前記範囲233に接触することなく旋回させられ得
るように構成されている。押し離し部材215のリング
状の基体216は、摩擦クラッチ内に組込まれた状態
で、同様に皿ばね207の旋回を可能にする適当な位置
をとる。円弧状の範囲233はリング状の基体216と
脚部222,223との間に設けられている。
【0036】さらに図7から図10までの構成とは異な
って、周方向に分配された個別の押し離し部材を使用す
ることもできる。この実施例の場合には例えば90゜ず
らされて外周に亙って分配されて配置されていることの
できる例えば4つの前記形式の押し離し部材を使用する
ことができる。このような構造は図9に示された、リン
グ状の基体216において周方向で脚部222,223
もしくは張出し部217の間を延びる範囲をかくすこと
で想像することができる。この場合には舌状部232と
カバー206は、適当な押し離し部材が半径方向外方に
向かって確保されるかもしくは支持されるように互いに
調和させられている。この半径方向の確保は押し離し部
材と皿ばね207との間の形状接続によって行うことも
できる。このためには、例えば舌状の範囲は舌状部23
2のように皿ばね207の対応する切欠きに係合するか
もしくは皿ばね207の対応する支持輪郭に接触する。
【0037】範囲226と227との間に発生する摩擦
は、クラッチ201の回転に際して存在する遠心力に基
づき舌状部225に作用する力に関連する。したがって
これは回転数の増大に伴って摩擦減衰作用が増強するこ
とを意味する。
【0038】リング状の基体216が皿ばね状に構成さ
れているので、この基体216は非直線的な力−距離−
特性線を有している。このばね特性線を適当に選ぶこと
もしくはクラッチの新しい状態でリング状の基体216
が適当な状態に組込まれることにより、摩擦クラッチの
耐用年限に亙って加圧プレート211に作用する圧着力
には影響を及ぼすことができる。さらに皿ばね状の基体
216によってクラッチ201の遮断力の経過をも調整
することができる。
【0039】本願の請求の範囲の請求項は他の請求項の
権利の達成を妨げないものとする。又、出願人は明細書
に記載されているか又は図面に開示されているに過ぎな
い他の特徴に対する権利の請求を保留する。
【0040】従属請求項に記載されている請求項の引用
は従属請求項の特徴による独立請求項の構成の変化を示
すものである。すなわち従属請求項に記載した請求項の
引用は引用された従属請求項の特徴の独立した保護の達
成を断念することを意味するものではない。
【0041】又、従属請求項の対象は先行する従属請求
項の対象に依存しない構成を有する独立した発明を成す
ものでもある。
【0042】本発明は明細書の実施例に限定されるもの
ではない。むしろ本発明の枠内では数多くの変化実施例
が可能である。特に明細書全般及び実施例並びに請求項
に記載されかつ図面に示された特徴もしくは部材又は方
法段階と関連して個々に発明的でありかつ組み合わせ可
能な特徴によって新しい対象を成すか又は製造、検査及
び作業方法に関する限り、新しい方法段階もしくは方法
段階の連続を成すヴァリエーション、部材及び組み合わ
せ及び又は材料が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ツウマスはずみ車に取付けられた、本発明によ
って構成された押し離し湾曲部材を有する摩擦クラッチ
を示した図。
【図2】押し離し湾曲部材を図1の矢印IIの方向から
見た図。
【図3】図2の側面図。
【図4】図3の平面図。
【図5】図1の詳細を示した図。
【図6】カバーにクラッチ皿ばねを保持するための旋回
支承部の構成を示した図。
【図7】本発明による摩擦クラッチの別の構成の部分断
面図。
【図8】図7に断面して示された押し離し部材の拡大断
面図(図8には押し離し部材は弛緩させられた状態で示
されている)。
【図9】押し離し部材を図7の矢印IXの方向から見た
図。
【図10】図9の矢印Xの方向から見た図。
【符号の説明】 1 摩擦クラッチ、 2 ツウマスはずみ車、 3 1
次質量体、 4 軸受、 5 2次はずみ質量体、 6
クラッチカバー、 7 皿ばね、 8,9旋回支承
部、 10 リベット、 11 加圧プレート、 12
板ばね部材、13 中空円筒状の構成部分、 14
クラッチ円板、 15 押し離し湾曲部材、 16 フ
ック状の範囲、 17 突起、 18 ねじ結合部、
19切欠き、 20 固定範囲、 21 壁部範囲、
23 ねじヘッド、 24減衰器、 25 工具、 1
06 カバー(ケーシング)、 107 皿ばね、10
8 圧刻部、 109 ワイヤリング、 110 保持
部材、 112角度、 201 摩擦クラッチ、 20
6 ケーシング、 207 皿ばね、211 加圧プレ
ート、 215 押し離し手段、 216 基体、 2
17押し離し部材、 218 支持範囲、 219 突
起、 221 外側の範囲、222,223 脚部、
224 横結合部、 225 舌状部、 226端部、
227 区分、 229 形状接続による結合、 2
30 舌状部、231 回動防止部、 232 張出し
部、 233 円弧状の範囲
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミヒャエル ボッセ ドイツ連邦共和国 ビュール−フィムブー フ フォーゲゼンシュトラーセ 2 (72)発明者 マッティアス グルップ ドイツ連邦共和国 ビュール−ノイザッツ オットー−シュテムラー−シュトラーセ 5 (72)発明者 ロタール フーバー ドイツ連邦共和国 ビュール−アルトシュ ヴァイアー シェルマットヴェーク 13 (72)発明者 ロルフ マインハルト ドイツ連邦共和国 ビュール−フィムブー フ ケラーシュテュック 5

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 摩擦クラッチであって、ケーシングと該
    ケーシングに旋回可能に支承された皿ばねとを有し、該
    皿ばねが前記ケーシングに回動不能ではあるが軸方向に
    制限されて移動可能に結合された加圧プレートを負荷し
    ており、前記皿ばねが旋回する場合に前記加圧プレート
    を強制的に押し離すために前記皿ばねと前記加圧プレー
    トとの間に押し離し湾曲部材が設けられている形式のも
    のにおいて、前記押し離し湾曲部材が少なくとも遠心力
    の作用下で、前記加圧プレートに対して軸方向に移動可
    能な構成部分に対し摩擦接続による結合を有しているこ
    とを特徴とする、摩擦クラッチ。
  2. 【請求項2】 摩擦接続による前記結合が前記押し離し
    湾曲部材と前記ケーシングとの間に存在している、請求
    項1記載の摩擦クラッチ。
  3. 【請求項3】 前記押し離し湾曲部材が前記ケーシング
    に直接的に支えられている、請求項1又は2記載の摩擦
    クラッチ。
  4. 【請求項4】 前記押し離し湾曲部材を支持するケーシ
    ングの支持範囲がほぼ軸方向に向けられた前記ケーシン
    グの壁部範囲により形成されている、請求項3記載の摩
    擦クラッチ。
  5. 【請求項5】 前記押し離し湾曲部材が前記加圧プレー
    トに固定されており、前記皿ばねの外側の縁部範囲を前
    記加圧プレートとは反対側において軸方向で背後から掴
    んでいる、請求項1から4までのいずれか1項記載の摩
    擦クラッチ。
  6. 【請求項6】 前記押し離し湾曲部材がばね鋼から成
    り、バイアスがかけられて取付けられており、これによ
    り前記加圧プレートが前記皿ばねに対して力で負荷され
    ている、請求項1から5までのいずれか1項記載の摩擦
    クラッチ。
  7. 【請求項7】 前記押し離し湾曲部材が摩擦クラッチ内
    に組込まれた状態で半径方向に弾性的に緊張させられる
    ように該押し離し湾曲部材が形成されている、請求項1
    から6までのいずれか1項記載の摩擦クラッチ。
  8. 【請求項8】 前記押し離し湾曲部材が半径方向のバイ
    アスがかけられて摩擦クラッチ内に組込まれかつ前記ケ
    ーシングに支えられている、請求項1から7までのいず
    れか1項記載の摩擦クラッチ。
  9. 【請求項9】 前記押し離し湾曲部材と前記ケーシング
    との間の摩擦係合が前記皿ばねの外縁の軸方向の高さで
    行われている、請求項1から8までのいずれか1項記載
    の摩擦クラッチ。
  10. 【請求項10】 摩擦クラッチであって、ケーシングと
    該ケーシングに旋回可能に支承された皿ばねとを有し、
    該皿ばねが前記ケーシングに回動不能ではあるが軸方向
    に制限されて移動可能に結合されている加圧プレートを
    負荷している形式のものにおいて、前記皿ばねと前記加
    圧プレートとが結合部材を介して運動的に連結されてお
    り、前記結合部材が前記加圧プレートに対して軸方向に
    運動可能な構成部分に対し摩擦による結合を有している
    ことを特徴とする、摩擦クラッチ。
  11. 【請求項11】 前記結合部材が請求項2から9までの
    少なくとも1つにしたがって構成されかつ又は作用可能
    である、請求項10記載の摩擦クラッチ。
  12. 【請求項12】 駆動モータと伝動装置との間のツウマ
    スはずみ車と関連して設けられる摩擦クラッチであっ
    て、モータ側のはずみ質量体がねじを介してモータの出
    力軸と結合されており、少なくとも第2の、摩擦クラッ
    チをクラッチ円板と一緒に保持するはずみ質量体が前記
    ねじのための作動工具を通すための切欠きを有してお
    り、この場合、ツウマスはずみ車を取外すためにまず摩
    擦クラッチ及びクラッチ円板を第2のはずみ質量体から
    取外し、第2のはずみ質量体を適当に回動させ、次いで
    第2のはずみ質量体の切欠きをねじ頭に対して軸方向に
    整合させる位置にもたらし、そのあとで前記ねじを前記
    切欠きを貫く工具で取外すことを特徴とする、摩擦クラ
    ッチ。
  13. 【請求項13】 摩擦クラッチであって、ケーシングと
    該ケーシングに回動不能に結合された加圧プレートを負
    荷する、前記ケーシングに旋回可能に支承された皿ばね
    とを有し、前記皿ばねが外側のリング状の基体を有し、
    該基体から半径方向内方へ向いた舌状部が発しており、
    該舌状部がスリットにより互いに分離されており、該ス
    リットが前記基体に境界を接する切欠きに開口してお
    り、さらにケーシング材料と一体に構成された舌片が軸
    方向に前記皿ばねの切欠きを通って延びており、前記皿
    ばねのケーシングとは反対側で、該皿ばねを旋回可能に
    保持するために折曲げられている形式のものにおいて、
    前記舌片が前記皿ばねの基体の当該切欠きに境界を接す
    る範囲を中心として折曲げられていることを特徴とす
    る、摩擦クラッチ。
  14. 【請求項14】 前記皿ばねが前記舌片の端部範囲を折
    曲げるための支持工具として用いられている、請求項1
    3記載の摩擦クラッチ。
JP32431196A 1995-12-05 1996-12-04 摩擦クラッチ Expired - Fee Related JP4082753B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19545318.2 1995-12-05
DE19545318 1995-12-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09177822A true JPH09177822A (ja) 1997-07-11
JP4082753B2 JP4082753B2 (ja) 2008-04-30

Family

ID=7779220

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32431196A Expired - Fee Related JP4082753B2 (ja) 1995-12-05 1996-12-04 摩擦クラッチ

Country Status (5)

Country Link
JP (1) JP4082753B2 (ja)
BR (1) BR9605844A (ja)
DE (1) DE19647974B4 (ja)
FR (3) FR2741918B1 (ja)
GB (1) GB2307957B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107542803A (zh) * 2016-06-28 2018-01-05 上海汽车集团股份有限公司 车辆及其湿式双离合器总成

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19746281B4 (de) * 1996-10-24 2007-10-04 Luk Lamellen Und Kupplungsbau Beteiligungs Kg Reibungskupplung
FR2757232B1 (fr) * 1996-12-17 1999-02-19 Valeo Mecanisme d'embrayage, notamment pour vehicule automobile
IN189877B (ja) * 1997-08-04 2003-05-03 Luk Lamellen & Kupplungsbau
FR2813646B1 (fr) * 2000-09-07 2017-09-15 Valeo Mecanisme d'embrayage a double plateau de pression
JP3943950B2 (ja) 2002-02-18 2007-07-11 株式会社エクセディ クラッチカバー組立体
FR2842578B1 (fr) * 2002-06-19 2006-06-09 Zf Sachs Ag Embrayage a friction notamment pour vehicule automobile
ATE391863T1 (de) * 2002-10-22 2008-04-15 Zf Sachs Ag Drehmomentübertragungsanordnung
DE102010051254B4 (de) * 2009-11-26 2019-09-05 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Reibungskupplung mit Verschleißkompensation
DE102013203785A1 (de) * 2012-03-23 2013-09-26 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Reibungskupplung
DE102015213980A1 (de) 2015-07-24 2017-01-26 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Kupplung mit asymmetrischer Dämpfungseinheit
DE102016220908A1 (de) 2015-11-05 2017-05-11 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Abhubbügelfreie Kraftfahrzeugkupplung
DE102016223416A1 (de) 2016-11-25 2018-05-30 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Anpressplattenrückstelleinrichtung
DE102016125067A1 (de) 2016-12-21 2018-06-21 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Kupplungsvorrichtung, insbesondere für einen Antriebsstrang eines Fahrzeuges
CN113623338B (zh) * 2021-07-29 2023-05-30 嘉兴美茵钛传动科技有限公司 一种离合器

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1238860A (ja) * 1968-12-09 1971-07-14
DE2148256C3 (de) * 1970-10-04 1973-11-08 Aisin Seiki K.K., Kariya, Aichi (Japan) Scheibenreibungskupplung
DE2121920C3 (de) * 1971-05-04 1983-11-24 LuK Lamellen und Kupplungsbau GmbH, 7580 Bühl Reibungskupplung
DE2239477A1 (de) * 1972-08-11 1974-02-21 Luk Lamellen & Kupplungsbau Reibungskupplung
IT976231B (it) * 1972-12-29 1974-08-20 Fren Do Spa Innestro a frizione particolarmen te per autoveicoli
FR2242892A5 (en) * 1973-08-27 1975-03-28 Ferodo Sa Motor vehicle diaphragm clutch unit - locking projections engage outer ends of radial diaphragm openings
JPS595178B2 (ja) * 1976-08-17 1984-02-03 株式会社大金製作所 摩擦クラツチのレリ−ズアシスタ−
DE3240318A1 (de) * 1982-10-30 1984-05-03 Fichtel & Sachs Ag, 8720 Schweinfurt Reibungskupplung mit zentrierter membran- bzw. tellerfeder
FR2547001B1 (fr) * 1983-05-31 1985-08-23 Valeo Mecanisme d'embrayage a diaphragme et moyens elastiques additionnels associes a celui-ci, notamment pour vehicule automobile
DE3411092C2 (de) * 1983-11-10 1994-08-25 Luk Lamellen & Kupplungsbau Drehmomentübertragungseinrichtung
AT391171B (de) * 1983-12-01 1990-08-27 Luk Lamellen & Kupplungsbau Reibungskupplung
JPS60256626A (ja) * 1984-05-31 1985-12-18 Daikin Mfg Co Ltd クラツチカバ−組立体の製造方法及び装置
US4781820A (en) 1985-07-05 1988-11-01 Union Carbide Corporation Aromatic extraction process using mixed polyalkylene glycols/glycol ether solvents
GB2260169B (en) * 1991-10-04 1995-03-29 Automotive Products Plc A friction clutch
US5459916A (en) * 1993-01-30 1995-10-24 Luk Lamellen Und Kupplungsbau Gmbh Method of assembling and mounting a torque transmitting apparatus
DE4414584B4 (de) * 1993-05-07 2008-12-18 Luk Lamellen Und Kupplungsbau Beteiligungs Kg Drehschwingungsdämpfende Einrichtung
DE4420251B4 (de) * 1993-06-23 2006-03-30 Luk Lamellen Und Kupplungsbau Beteiligungs Kg Reibungskupplung
DE4343112B4 (de) * 1993-12-17 2004-05-13 Zf Sachs Ag Membranfederkupplung mit durch Zungen abgestützter Membranfeder

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107542803A (zh) * 2016-06-28 2018-01-05 上海汽车集团股份有限公司 车辆及其湿式双离合器总成
CN107542803B (zh) * 2016-06-28 2019-04-30 上海汽车集团股份有限公司 车辆及其湿式双离合器总成

Also Published As

Publication number Publication date
GB9625104D0 (en) 1997-01-22
DE19647974B4 (de) 2012-01-26
BR9605844A (pt) 1998-08-25
FR2768787B1 (fr) 2001-09-14
DE19647974A1 (de) 1997-06-12
FR2741918B1 (fr) 1999-05-14
FR2768786A1 (fr) 1999-03-26
FR2768786B1 (fr) 2001-09-14
GB2307957B (en) 2000-07-12
FR2741918A1 (fr) 1997-06-06
JP4082753B2 (ja) 2008-04-30
FR2768787A1 (fr) 1999-03-26
GB2307957A (en) 1997-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09177822A (ja) 摩擦クラッチ
KR101601385B1 (ko) 방사상 마찰 비대칭 감쇠를 위한 확장 스프링을 구비하는 텐셔너
JP3086848B2 (ja) クラッチ解除力を補助するための補助バネを有する摩擦クラッチ
JPS62372B2 (ja)
WO1989001096A1 (en) Clutch cover assembly
MX2013002239A (es) Tensor con resorte expansor para amortiguacion asimétrico friccional radial.
JP3010432B2 (ja) 摩擦用クラッチ用のクラッチ・ディスク
KR20060052030A (ko) 동력 트랜스미션 유닛
KR960702586A (ko) 자동차용 부동 캘리퍼형 디스크 브레이크(floating caliper disc brake for motor vehicles)
JPH02300543A (ja) トルク変動吸収装置
JPS639142B2 (ja)
JP2000503370A (ja) スポットタイプディスクブレーキ用ブレーキシュー
JPH09242782A (ja) 摩擦クラッチ
JP3016191B2 (ja) 摩擦クラッチ
JPH0152609B2 (ja)
KR960703209A (ko) 차량용 감쇠 플라이휠(flywheel, in particular for motor vehicles)
EP1486694B1 (en) Disc and hub assembly for electromagnetic clutch in a compressor
US5921365A (en) Pressure plate assembly, especially for a motor vehicle friction clutch with automatic wear compensation
KR20040045380A (ko) 마찰 클러치
JP2000213598A (ja) トルク伝達装置
WO1999041517A1 (fr) Mecanisme d'embrayage pour vehicule automobile comportant un dispositif perfectionne de rattrapage d'usure des garnitures de friction
JPH09166158A (ja) 自動車摩擦クラッチ用のクラッチ・ディスク
JP3477482B2 (ja) オートテンショナ
JPH0650355A (ja) クラッチ機構
GB2247065A (en) Clutch disk

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050616

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050630

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20050928

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20051003

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051227

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060224

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060512

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20060619

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20060804

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071228

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080212

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110222

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees