JPH09242782A - 摩擦クラッチ - Google Patents

摩擦クラッチ

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JPH09242782A
JPH09242782A JP9048913A JP4891397A JPH09242782A JP H09242782 A JPH09242782 A JP H09242782A JP 9048913 A JP9048913 A JP 9048913A JP 4891397 A JP4891397 A JP 4891397A JP H09242782 A JPH09242782 A JP H09242782A
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disc
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マインハルト ロルフ
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/58Details
    • F16D13/75Features relating to adjustment, e.g. slack adjusters
    • F16D13/757Features relating to adjustment, e.g. slack adjusters the adjusting device being located on or inside the clutch cover, e.g. acting on the diaphragm or on the pressure plate
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/58Details
    • F16D13/70Pressure members, e.g. pressure plates, for clutch-plates or lamellae; Guiding arrangements for pressure members
    • F16D2013/706Pressure members, e.g. pressure plates, for clutch-plates or lamellae; Guiding arrangements for pressure members the axially movable pressure plate is supported by leaf springs

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可能な許容誤差を含めて皿ばね舌片範囲の全
解除行程に亘って及び摩擦クラッチの耐用寿命に亘っ
て、できるだけ低い及び/又はできるだけコンスタント
な解除力経過を有し、更に、最大可能な解除行程に亘っ
て及びクラッチの耐用寿命に亘って、後調整装置の機能
を損なう許容し得ない又は不都合な力増大が回避され、
更に、クラッチ自体の製作及びクラッチ構成部材の製作
を簡単かつ安価に行うことができる摩擦クラッチを提供
することにある。 【解決手段】 皿ばねを旋回させるために摩擦クラッチ
を操作するために必要な力経過が少なくとも1つのばね
手段によって可変であり、該ばね手段が、加圧プレート
に対してクラッチディスクを最早負荷しないクラッチ操
作位置から少なくとも始まる残りの解除行程範囲の少な
くとも部分範囲に亘って作用し、補償装置に摩擦クラッ
チの解除方向で軸方向力を及ぼさないように構成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クラッチディスク
と共に使用される摩擦クラッチ、特に、クラッチディス
クの少なくとも摩擦ライニングの摩耗を補償する後調整
装置(特に、例えば西ドイツ国特許第4239291
号、4306505号、4239289号、43423
90号及び4342677号明細書によって公知)を有
する摩擦クラッチに関する。本発明に関連して使用され
る後調整装置の可能な構成及び機能に関しては、明らか
に上記公知技術の公開内容に関連しているので、本発明
ではこのことに関する詳細な記述は省略する。
【0002】
【従来の技術】このような自動後調整式のクラッチで
は、比較的高い圧着力にも拘わらず極めて低い解除力経
過が得られるようにし、この場合、解除力経過は、クラ
ッチの耐用寿命に亘って、即ち、特にクラッチライニン
グの摩耗に亘って、できるだけ一定のレベルにもしくは
所定の許容帯域内に維持されねばならない。つまり、特
に解除力経過における著しい力変動が回避されねばなら
ない。
【0003】解除力経過は所定のレベルに維持されねば
ならず、このことは特に足踏み操作式の摩擦クラッチの
場合に所望される。それというのも、申し分のないクラ
ッチ操作を実施できるようにするために、操作員は摩擦
クラッチ操作時に規定の抵抗を感知する必要があるから
である。高い圧着力と同時に低い解除力経過を得るため
に、極めて急勾配の力低下を有する皿ばねが有利であ
る。解除力経過は、少なくともほぼクラッチディスク解
離後、できるだけ僅かな力変動を有さねばならないの
で、このようなクラッチの場合皿ばねの与えられた力・
行程経過は、許容誤差を考慮して付加的な予備行程をも
って確実かつ完全に連結解除するためには不十分であ
る。それというのも、特に第3図の特性曲線33から明
らかなように、皿ばねは急勾配に低下する経過に応じて
比較的短い行程後すでに極めて急勾配に上昇する経過を
有するからである。このことは、解除力がまず比較的僅
かな値に低下した後で、この値が過度に急激に上昇する
ことを、意味する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上述
の欠点を回避することにある、即ち、可能な許容誤差を
含めて皿ばね舌片範囲の全解除行程に亘って及び摩擦ク
ラッチの耐用寿命に亘って、できるだけ低い及び/又は
できるだけコンスタントな解除力経過を有するようなク
ラッチを提供することにある。更に本発明の課題は、最
大可能な解除行程に亘って及びクラッチの耐用寿命に亘
って、後調整装置の機能を損なう許容し得ない又は不都
合な力上昇が回避されるようにし、更に、クラッチ自体
の製作及びクラッチ構成部材の製作を簡単かつ安価に行
うことができ、この場合、クラッチ構成部材をできるだ
け容易に寸法決めできるようなクラッチを提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】ケーシングによって支持
された旋回支承部が皿ばねを旋回可能に保持する(この
場合皿ばねは、ケーシングに回動不能ではあるが軸方向
に変位可能に保持された加圧プレートを負荷し、この場
合、クラッチディスクの少なくとも摩擦ライニングにお
いて生ずる摩耗に関連して補償装置が皿ばねを加圧プレ
ートの方向に変位させる)冒頭に述べた形式の摩擦クラ
ッチにおいて、本発明によれば前記課題は、皿ばねを旋
回させるために摩擦クラッチを操作するために必要な力
経過が少なくとも1つのばね手段によって可変であり、
該ばね手段が、加圧プレートに対してクラッチディスク
を最早負荷しないか又は僅かにのみ負荷するようなクラ
ッチ操作位置から少なくともほぼ始まる残りの解除行程
範囲の少なくとも部分範囲に亘って作用するように構成
されていて、この場合、前記ばね手段は、補償装置に摩
擦クラッチの解除方向で軸方向力を及ぼさないように構
成されていることによって、解決された。
【0006】
【発明の効果】旋回支承部がケーシングとは反対の皿ば
ね側に、ばねエレメントによって軸方向でケーシングの
方向に負荷される旋回支えを有していると、特に有利で
あり、これによって、皿ばねは事実上ばね弾性的に支持
される。ばねエレメントが、摩擦クラッチの耐用寿命に
亘ってみて、少なくともほぼ解除力に相応する軸方向力
を皿ばねに及ぼすと、特に有利であり、この軸方向力
は、加圧プレートに対してクラッチディスクを最早負荷
しないか又は僅かにのみ負荷するクラッチ操作位置到達
時点で皿ばねを旋回させるために必要である。予め規定
された解除力に対するばねエレメントの支持力の比は、
0.8乃至1.1、有利には0.9乃至1の大きさであ
る。
【0007】有利にはばねエレメントは、該ばねエレメ
ントが皿ばねを軸方向でケーシングに向けてもしくはコ
ップ状のケーシングの底部の方向に負荷するように、ク
ラッチ内に組み込まれている。このために、ばねエレメ
ントはケーシングと皿ばねとの間に緊定され、この場
合、クラッチの解除力経過に影響を及ぼすばね手段の変
形は、所定の初期解除行程を通過した後で行われる。有
利には、ばね手段は皿ばねによって支持され、この場
合、ばね手段は皿ばねの統合された構成部材であってよ
い。ばね手段又は付加的なばね手段は、カバーによって
も支持できるかもしくはカバーに枢着でき、かつ、所定
の解除行程を通過した後で始めて、例えば直接的な接触
によって皿ばねと協働する。ばね手段が皿ばねによって
支持される構成では、ばね手段は同様に所定の解除行程
を通過した後で始めてストッパに当接し、この場合、ス
トッパは有利には、間接的に又は直接的にケーシングに
よって支持されるかもしくはケーシングに設けられる。
【0008】特に安価なかつ簡単な構成は、皿ばねが蓄
力部材として用いられる環状の基体を有していることに
よって、保証され、該基体からは半径方向内向きに舌片
が延びていて、この場合、舌片の主要部分は解除支承体
を介して操作可能でありかつ舌片のその他の部分はばね
手段を形成する。この場合、ばね手段を成す舌片は、操
作舌片に比して弾性的に変形可能である。弾性変形を実
施するために必要な力経過は、摩擦クラッチの解除力経
過を変える。
【0009】更に、摩擦クラッチの特に安価なかつ簡単
な構成は、ばね手段を成す舌片が、その半径方向の広が
りの少なくとも部分範囲に亘って、皿ばねを旋回させる
ために用いられる舌片の平面もしくはレベルから軸方向
に曲げ出されていることによって、保証される。つまり
例えば、ばね手段を成す舌片の半径方向内側の端部領域
のみを、操作のために用いられる舌片に対して軸方向に
ずらすことができる。この場合、操作舌片から曲げ出さ
れた舌片は、有利には軸方向で加圧プレートの方向に変
形可能である。このことは特に、皿ばねが二腕状のレバ
ーとして旋回可能に支承されているいわゆる押圧式のク
ラッチの場合に有利である。
【0010】摩擦クラッチの解除運動もしくは解除行程
を制限する手段が設けられていると、特に有利である。
この手段は制限ストッパを有し、該制限ストッパには、
解除行程が許容し得ない程高い場合及び/又はクラッチ
ディスクの摩擦ライニングが事実上完全に摩耗した場合
に少なくとも操作舌片が当接する。更に、制限ストッパ
は、ばね手段を成す舌片を支持するためにひいては弾性
的に変形するために利用される。
【0011】摩擦クラッチを操作するための力経過に影
響を及ぼすばね手段が、摩耗補償装置の後調整方向で軸
方向力を摩耗補償装置に及ぼさないと、特に有利であ
る。このような構成によって、皿ばねを支持するばねエ
レメントがばね手段によってかけられる力を軸方向で支
持する必要がないことが、保証され、このことは、摩耗
補償装置を構成する上で特に有利である。
【0012】解除行程を制限するストッパは、ケーシン
グによって支持される環状の領域によって簡単な形式で
形成でき、この領域には、少なくとも操作舌片が当接す
る。ストッパは同時にばね手段もしくはばね手段を成す
皿ばねの舌片と協働する。
【0013】摩擦クラッチの解除力経過に影響を及ぼす
ばね手段は、ケーシングによっても支持され、かつ、摩
擦クラッチの操作中にのみ皿ばねもしくは皿ばね舌片を
介して弾性変形される。
【0014】ばね手段用の解除行程制限又は支持手段と
して用いられるストッパは、有利には、半径方向に延び
るアームを介してケーシングに結合できる。この場合、
環状のストッパ及び結合アームは、カバーと一体に構成
できる。このような構成では、半径方向内向きに延びる
皿ばね舌片は、周方向でみて、アームの間に受容され
る。つまりこのことは、皿ばねの周方向でみて、アーム
を受容するために個々の舌片の間に適当な幅のスリット
が設けられることを、意味する。
【0015】更に本発明は、ケーシングを備え、該ケー
シングに、蓄力部材として用いられる環状の基体を有す
る皿ばねが旋回可能に支持されていて、前記基体から、
摩擦クラッチを操作するために先端を負荷される半径方
向内向きの舌片が延びており、この場合、有利には周方
向全体に亘って均一に分配された個々の舌片が解除方向
で操作のために用いられるその他の舌片から突出してお
り、ケーシングによって支持されるストッパが設けられ
ていて、該ストッパに、摩擦クラッチの連結位置から出
発して、所定の解除行程を通過した後で初めて突出した
舌片が当接し、これによって、皿ばねを旋回させるため
に必要な力経過が変化、有利には増大せしめられる形式
の摩擦クラッチに関する。操作舌片に対して軸方向に突
出する舌片は、操作舌片から突出するそれぞれ1つの区
分のみを有している。従って例えば、適当な舌片の舌片
先端区分もしくは半径方向内側の端部区分のみが軸方向
で操作舌片から突出できる。
【0016】
【発明の実施の形態】第1図及び第2図で図示のクラッ
チユニットもしくは摩擦クラッチ1は、薄板から成るケ
ーシング2とケーシングに回動不能に結合されかつ軸方
向に制限されて変位可能な加圧ディスク3とを有してい
る。加圧ディスク3とカバー2との間には、圧着皿ばね
4が緊定されていて、この圧着皿ばねは、ケーシングに
よって支持された環状の旋回支承部5を中心として旋回
可能でありかつ加圧ディスク3をケーシング2に不動に
結合された対応加圧プレート6、例えばはずみ車の方向
に負荷し、これによって、クラッチディスク8の摩擦ラ
イニング7は、対応加圧プレート6及び加圧ディスク3
の摩擦面の間に締付けられる。
【0017】加圧ディスク3は、周方向もしくは接線方
向に延びる板ばねエレメント9を介してケーシング2に
回動不能に結合されている。図示の実施例では、クラッ
チディスク8は、摩擦クラッチが連結された場合に累進
的なトルク形成を保証するいわゆるライニングばねセグ
メント10を有していて、この場合、ライニングばねセ
グメントは、相互接近方向での両摩擦ライニング7の制
限された軸方向変位に亘って摩擦ライニング7に作用す
る軸方向力の累進的な増大を可能にする。しかしなが
ら、摩擦ライニング7が軸方向で事実上不動に支持ディ
スクに取り付けられているクラッチディスクを使用する
こともできる。
【0018】図示の実施例では、皿ばね4は、圧着力を
かける環状の基体4aを有していて、この基体からは、
半径方向内向きに操作舌片4bが延びている。この場合
皿ばね4は、半径方向で更に外側に位置する領域で加圧
ディスク3を負荷していてかつ半径方向で更に内側に位
置する領域で旋回支承部5を中心として旋回可能であ
る。
【0019】旋回支承部5は、2つの旋回支え11,1
2を有していて、この旋回支えの間には皿ばね4が軸方
向で保持されているかもしくは緊定されている。加圧デ
ィスク3に面した皿ばね側に設けられた旋回支え11
は、軸方向でケーシング2の方向に蓄力部材13を介し
て力負荷されている。蓄力部材13は、皿ばねによって
もしくは皿ばね状の構成部材13によって形成されてい
て、この構成部材は、半径方向外側の縁部領域13aで
ケーシング2に支持されていてかつ半径方向で更に内側
に位置する、軸方向で皿ばね4の方向に曲げ出された舌
片状の区分13cによって旋回支え11を形成してい
て、この旋回支えは、軸方向で皿ばね4の方向もしくは
ケーシング2の方向に力負荷されている。更に、軸方向
で加圧ディスク3と操作皿ばね4との間に設けられた皿
ばね13は、半径方向外側でばね弾性的な基体に成形さ
れた張出し部13aを有していて、この張出し部は、直
接ケーシング2から成形された支持区分14に支持され
ている。
【0020】ケーシング2には、操作皿ばね4の回動を
阻止するために、リベット15としての軸方向に延びる
センタリング手段が固定されていて、このセンタリング
手段は、軸方向で隣接する操作舌片4bの間に設けられ
た切抜き部を介して延びている。
【0021】皿ばね状の構成部材もしくは皿ばね13
は、例えば少なくとも2mm乃至5mmの予め規定され
た作業行程に亘って少なくともほぼコンスタントな力を
生ぜしめることのできるセンサばね(Sensorfeder)と
して形成されている。ケーシング2と加圧ディスク3と
の間で板ばねエレメント9が軸方向力をかける場合に
は、この力はセンサばね13によってかけられる軸方向
力に重畳される。加圧ディスク3を軸方向でケーシング
2もしくは皿ばね4の方向に負荷するように摩擦クラッ
チ内に板ばねエレメント9が組み込まれている場合、板
ばねエレメント9及びセンサばね13によってかけられ
る軸方向力が加算され、この軸方向力は、皿ばね4に作
用するいわゆる合成のセンサ力を形成し、このセンサ力
は、矢印IIの方向で舌片先端4cに作用する操作もし
くは解除力に抗して軸方向で作用する。
【0022】ケーシング側の旋回支え12は、後調整装
置16を介してケーシング2に支持されている。後調整
装置によって、加圧ディスク3の方向もしくは対応加圧
プレート6の方向で軸方向に旋回支え11,12が変位
した場合に、旋回支え12とケーシング2との間もしく
は旋回支え12と皿ばね4との間で不所望の遊びを生ぜ
しめないことが、保証される。これによって、摩擦クラ
ッチを操作した場合に不所望のすき間行程もしくは空行
程の発生が阻止され、これによって、最良の効率ひいて
は摩擦クラッチの申し分のない操作が得られる。旋回支
え11,12の軸方向の変位は、対応加圧プレート6及
び加圧ディスク3の摩擦面並びに摩擦ライニング7に軸
方向の摩耗が生じた場合に行われる。旋回支承部5の自
動的な後調整の作用形式は、以下に詳述する。
【0023】後調整装置16は、環状の構成部材17と
してのばね負荷された後調整エレメントを有していて、
この後調整エレメントは、後調整エレメントの周方向に
亘って分配された、周方向で延びかつ軸方向に上昇する
乗り上げランプ18を有している。後調整エレメント
は、乗り上げランプ18がケーシング底部2aに面する
ように、クラッチ1内に組み込まれている。乗り上げラ
ンプ18とは反対側では後調整エレメント17は、旋回
支え12を成している。
【0024】後調整リング17は、周方向に亘って均一
に分配されたリベット15の軸方向に延びる領域によっ
てセンタリングされている。
【0025】後調整リング17は乗り上げランプ18を
介して、カバー底部2b内にスタンピング加工された対
応乗り上げランプ19に支持されている。対応乗り上げ
ランプ19に形成されるスタンピング加工部は、スタン
ピング加工部が摩擦クラッチ1の回転方向でそれぞれ1
つの空気流過開口20aを形成するように、形成されて
いる。
【0026】乗り上げランプ18及び対応乗り上げラン
プ19は周方向でみてその長さ及び取付角(Aufstellwi
nkel)に関し、ケーシング2に対する後調整リング17
の少なくとも所定の回動角を可能にするように、構成さ
れていて、前記回動角によって、摩擦クラッチ1の耐用
寿命全体に亘って、対応加圧プレート6及び加圧ディス
ク3の摩擦面並びに摩擦ライニング7に生ずる摩耗の後
調整が保証される。周方向でみて乗り上げランプ18及
び対応乗り上げランプ19の取付角は、4度乃至12度
の範囲である。この角度は、乗り上げランプ18及び対
応乗り上げランプ19が互いに圧着された場合に生ずる
摩擦が乗り上げランプ18及び対応乗り上げランプ19
間の滑動を阻止するように、つまり、セルフロッキング
作用が生ずるように、選ばれている。
【0027】後調整リング17は周方向にばね負荷され
ている。厳密には後調整リング17は後調整回動方向
に、即ち、乗り上げランプ18が乗り上げランプ19に
乗り上げることによって加圧ディスク3の方向で後調整
リングの軸方向変位を生ぜしめるような方向にばね負荷
されている、つまりこのことは、半径方向のケーシング
区分2aからの軸方向の離反を意味している。
【0028】第2図に関連して明らかなように、後調整
リング17のばね負荷は個々のコイルばね20によって
保証され、このコイルばねは、カバー2の周方向で延び
かつ後調整リング17とケーシング2との間に緊定され
ている。有利にはこのような3つのコイルばねが、周方
向に亘って均一に分配されて設けられている。個々のコ
イルばね20はガイドのために、カバー2と一体に構成
された舌片21に受容もしくは挿通されている。後調整
リング17は内周面に、半径方向内向きの成形部もしく
は張出し部23を有していて、この成形部もしくは張出
し部23は、半径方向内側でコイルばね20用のフォー
ク状もしくはU字形の支持領域24を成している。
【0029】板ばねエレメント9及びセンサばね13に
よってかけられる合成の軸方向のセンサ力は、舌片先端
4cに作用するクラッチ解除力及びコイルばね20によ
って後調整リングに及ぼされる軸方向の後調整力を受け
止める。少なくとも摩擦ライニング7を解放した場合、
解除力及び後調整力によって旋回支え11に生ぜしめら
れる合成力と旋回支え11に及ぼされる合成のセンサ力
との間に少なくともほぼバランス状態が生ずる。解除力
とは、摩擦クラッチ1の操作中に皿ばねクラッチの解除
レバーもしくは舌片先端4cに及ぼされる力を意味す
る。この解除力は、舌片先端領域の解除行程に亘ってみ
て、可変である。
【0030】摩擦クラッチ1の新規状態では、乗り上げ
ランプ18対応乗り上げランプ19を成す軸方向の隆起
部は十分に軸方向で互いに係合し、このことは、後調整
リング17ひいては旋回支承部が十分にカバー底部2a
の方向に変位することを、意味する。
【0031】摩擦クラッチ1は、弾性的に変形可能な付
加的なばね手段26を有していて、このばね手段は第1
図及び第2の実施例によれば、皿ばね4の基体4aから
半径方向内向きに延びる個々の舌片26によって形成さ
れている。舌片26は、その輪郭に関し操作舌片4bと
同様に形成されていて、しかしながらこの場合、舌片先
端26cは舌片先端4cに対して解除方向IIに値27
だけ軸方向にずらされている。これによって、第1図上
側半部で図示の位置から摩擦クラッチ1を解除した場合
に、舌片26は、全解除行程の部分範囲28後にストッ
パ領域29に当接する(第1図下側半部)。解除運動を
継続した場合には、舌片4bは更に矢印IIの方向に旋
回し、これによって、環状の基体4の円錐度も変化す
る。
【0032】ばね舌片26の全剛性は操作舌片4bの全
剛性に比して著しく僅かであるので、主として舌片26
は半径方向の広がりに亘ってみて、解除行程終端に達す
るまで、弾性的に変形するかもしくは反れ曲がる。この
場合、摩擦クラッチ1の新規状態では皿ばね舌片4b,
26は、互いに相対的に第1図下側半部で図示の位置を
占める。ばね手段もしくは皿ばね舌片26は、ばね手段
もしくは皿ばね舌片がストッパ領域29に当接した後で
残りの解除行程範囲で摩擦クラッチ1用の解除力経過
が、舌片26の変形によって生ぜしめられる力経過のレ
ベルの相応するレベルに持ち上げられるようにする。
【0033】舌片26によって皿ばね4内に導入される
軸方向力は、矢印IIの方向に作用する解除力とは逆方
向で軸方向に作用するので、前記軸方向力によって皿ば
ね4は軸方向でカバー底部の方向に圧迫される。つま
り、舌片26から皿ばね4に及ぼされる軸方向力は、セ
ンサばね13によって及び場合によっては板ばねエレメ
ント9によってかけられる皿ばね4に作用する軸方向の
支持力と同じ軸方向で作用する。つまり、ばね手段26
は、規定の初期解除行程28(以下に詳述する)後、力
センサ(Kraftsensor)として用いられる蓄力部材13
の作用並びに場合によっては板ばねエレメント9の作用
を助成する。これによって、ストッパ領域29に舌片先
端26が当接してから、後調整リング17に作用する緊
定力が、このようなばね手段26を備えない摩擦クラッ
チに比して増大せしめられる。つまり、舌片26によっ
て、後調整装置16の後調整方向IIで軸方向力が後調
整装置16に導入されることはない。
【0034】行程制限手段としても用いられるストッパ
領域29によって、皿ばねの操作舌片4bによって形成
されたクラッチ解除手段の許容し得ない大きな解除行程
が阻止される。ケーシング2によって支持もしくは形成
されたストッパは、皿ばね舌片26及び操作舌片4bの
軸方向支持によって皿ばね4の旋回行程もしくは旋回角
度を制限する。
【0035】つまり、弾性もしくは数に関しばね手段2
6を適当に構成することによって、摩擦クラッチ操作の
ために必要である所望の行程・力特性が実現される。こ
のために、皿ばね4の周方向に亘って分配された少なく
とも2つ、有利には3つの舌片が設けられると、有利で
ある。多くの使用ケースのために、3つ以上のこのよう
な舌片が設けられると、有利である。
【0036】図示の実施例では行程制限手段は、カバー
2の半径方向内側の区分によって形成された環状のスト
ッパ領域29によって形成され、このストッパ領域に
は、所定の軸方向行程28もしくは27+28後舌片2
6c,4cが当接する。環状のストッパ領域29は、少
なくともほぼ皿ばね舌片の解除直径上に位置するよう
に、つまり、解除支承体(Ausruecklager)が操作舌片
4bに当接するような直径上に位置するように、形成さ
れている。ストッパ領域29は、軸方向で皿ばね4と加
圧ディスク3との配置されている。
【0037】環状のストッパ領域29は、半径方向に延
びるリブもしくはウエブ30を介してカバー2に結合さ
れている。第2図から明らかなように、図示の実施例で
は6個のこのようなウエブが設けられている。しかしな
がら多くの使用ケースのために、3つだけのこのような
ウエブが設けられると、有利である。特に大きな解除力
を必要とするクラッチ構成では多数の、例えば9個のウ
エブを設けることができる。
【0038】ウエブ30は、カバー底部2aもしくはカ
バー2を起点として、半径方向内向きにかつ軸方向で傾
斜して加圧ディスク3もしくはクラッチディスク8の方
向に延びている。ストッパ領域29は、カバー底部2a
に対して軸方向でカバー室内にずらされている。ばね舌
片4bは、環状のストッパ領域29と半径方向で更に外
側に位置するカバー底部2aと結合リブ30との間に形
成された開口31を介して係合する。第2図から明らか
なように、皿ばね舌片4b,26は、それぞれ1つの開
口もしくは切欠き31と協働する三部品グループ構造を
成している。個々の三部品グループ構造の間には、ウエ
ブ30を受容するためのスリットが設けられている。
【0039】開口31内への皿ばね舌片4b,26の挿
通は、摩擦クラッチ1の組立中に行われる。このため
に、皿ばね4は弛緩状態で舌片先端領域で、環状のスト
ッパ領域29の外径よりも大きい内径を有している。こ
れによって、少なくとも完全な弛緩状態で、皿ばね4の
皿ばね舌片4b,26はカバー2の開口31内に軸方向
で押し込まれる。はずみ車6に摩擦クラッチ1が取り付
けられた場合、皿ばね4は作動位置を占め、かつ、舌片
先端4c,26cは、ストッパ領域29の外径よりも小
さい内径を制限する。
【0040】軸方向で制限された最大可能な操作行程2
7+28は、ライニング7における最大許容摩耗に達し
た後で摩擦クラッチ1が少なくともなお完全な目標解除
行程を有するように、設計されていて、この目標解除行
程は、申し分のない機能のために、つまり、摩擦クラッ
チを申し分なく分離するために必要である。摩擦クラッ
チ1もしくは摩擦クラッチにおける自動的なライニング
摩耗補償を保証するセンサばね13、皿ばね4及び後調
整装置16は、摩擦クラッチ1の新規状態で操作行程2
7+28を完全に通過した場合ですら旋回支承部の不都
合な軸方向調節を生ぜしめないように、設計されてい
る。
【0041】以下に数例に基づき、ストッパ領域29と
皿ばねの操作舌片4bとの間の作用形式もしくは協働形
式を説明する。
【0042】摩擦クラッチ1の前述の解除行程は、存在
する許容誤差を考慮して8.4mm乃至9mmである。
摩擦クラッチ1は、新規状態で13mm以上の解除行程
の場合に初めて旋回支承部5の不都合な軸方向調節が生
じ得るように、設計されている。ストッパ領域は、次の
ように構成もしくは位置決めされている、即ち、摩擦ク
ラッチ1の新規状態で、舌片先端4cに作用する解除機
構のミス機能に基づき場合によってストッパ領域29に
当接する領域、つまり、舌片先端4cがほぼ11.5m
mの軸方向の操作行程27+28を進むことができるよ
うに、構成もしくは位置決めされている。ストッパ領域
29に操作舌片4bが当接した場合及び過剰の解除力成
分がかけられた場合、カバーはもう一度ほぼ0.5mm
だけ軸方向に弾撥し、これにより、全体として舌片先端
4cにおいて12mmの最大の軸方向行程が可能にされ
る。
【0043】ライニング7において2.5mmの最大の
ライニング摩耗が可能であると仮定して、摩擦クラッチ
1の耐用寿命に亘って皿ばねは旋回支承部5の軸方向変
位によって旋回支承部を中心として2.5mmだけクラ
ッチディスク8の方向に変位する。従って、最大可能な
変位行程27+28はほぼ11.5mmからほぼ9mm
に減少するので、摩擦クラッチ1は耐用寿命の最後に
8.4mm乃至9mmの要求された解除許容誤差範囲内
にある。更になお0.6mmの予備行程が存在する。
【0044】更に、第1図及び第2図で図示の摩擦クラ
ッチ1は、摩擦クラッチ1の作動中に、使用中摩擦クラ
ッチが回転する回転数範囲の少なくとも部分範囲で、軸
方向の支持力増大を皿ばね4に作用せしめる措置もしく
は手段22を有している。この支持力増大によって、少
なくとも所定の回転数範囲で生ずる、摩擦クラッチ操作
時の外乱ファクタのために、旋回支え11と協働するセ
ンサばね13としてのセンサ手段の、摩擦ライニング7
の摩耗に起因しない不都合な軸方向の偏位もしくは撓み
に基づく許容し得ない後調整が、阻止される。
【0045】遠心力に依存する手段22は、センサばね
の外周面に成形された、カバー2の方向で軸方向に突出
する舌片22によって形成されている。摩擦クラッチ1
が回転した場合、舌片22に作用する遠心力に基づき、
センサばね13のプレロード(予ばね力)に基づきかけ
られる力に重畳、つまり加算される力が生ずる。これに
よって、旋回支え11の範囲で操作皿ばね4の支持力が
増大する。支持力の増大はケーシング2における舌片2
2の支持によって制限される。
【0046】舌片先端26cとストッパ領域29との間
の間隔28は、摩擦クラッチ解除過程において、旋回支
承部5を中心として旋回する皿ばねの舌片先端26c
が、少なくともほぼクラッチディスク8の解放に相応す
る旋回角度もしくは解除行程後初めてストッパ領域29
に当接するように、設計されている。クラッチディスク
8もしくは摩擦ライニング7の解放とは、摩擦ライニン
グ7が事実上最早対応加圧ディスク6及び加圧ディスク
3の摩擦面の間に締付けられない、摩擦クラッチ1の操
作状態を意味する、つまり、トルクが事実上対応加圧デ
ィスク6からクラッチディスク8に伝達されない摩擦ク
ラッチ状態を意味する。摩擦クラッチ1のこの操作状態
では、ライニングばねセグメント10は少なくともほぼ
完全に弛緩される。
【0047】間隔28は有利には、摩擦ライニング7の
解放直後に舌片先端26cがストッパ領域29に当接す
るように、設計されている。皿ばね舌片26は、補償ば
ねエレメントとして用いられ、この補償ばねエレメント
は、少なくともクラッチディスク解放後、摩擦クラッチ
1の解除経過を所望の行程・力特性に適合させる。補償
ばねエレメント26の適当な設計によって、少なくと
も、摩擦ライニング解放後残される解除行程又はこの解
除行程の部分範囲において、解除力経過を直線化もしく
は持ち上げることができ、これによって、この残りの残
余解除行程に亘ってかけられる解除力が事実上コンスタ
ントに維持されるか又は少なくとも解除力の変動もしく
は帯域幅が、残余解除行程に亘って著しく減少される。
【0048】第3図のダイヤグラムで図示された理想的
な特性曲線に関連して、記述の摩擦クラッチの機能形式
を詳述する。
【0049】第3図の特性曲線33は、2つの支持部の
間で皿ばね4が変形した場合の、(皿ばねの円錐度変化
に関連して及び板ばねエレメント9によってかけられる
力を考慮して)生ずる合成の軸方向力経過を図示してい
て、前記支持部の半径方向間隔は、旋回支承部5と加圧
ディスク3の半径方向外側の支持直径3aとの間の半径
方向間隔に相応している。横軸では、両支え部間の相対
的な軸方向行程がかつ縦軸では、皿ばね4と板ばねエレ
メント9とによって生ぜしめられる合成の力が図示され
ている。点34は、摩擦クラッチ閉鎖状態での皿ばねの
組込み位置、つまり、適当な組込み位置に基づき皿ばね
が最大の圧着力を加圧ディスクに及ぼす位置を示してい
る。点34は、皿ばね4の円錐形の組込み位置変化に基
づき特性曲線33に沿って上向き又は下向きにずらすこ
とができる。
【0050】特性曲線35は、両摩擦ライニング7の間
で作用するライニングばねセグメント10によってかけ
られる軸方向の拡開力を示している。更にこの特性曲線
には、ライニングばねと同じ形式で作用する全てのばね
作用、例えばカバー弾性、旋回支承部又は場合によって
は皿ばねと加圧プレート支え等との間の弾性的な手段の
弾性が含まれている。前記軸方向の拡開力は、皿ばね4
から加圧ディスク3に及ぼされる軸方向力とは逆方向に
作用する。ライニングばねセグメント10の最大可能な
弾性変形のために必要な軸方向力が、少なくとも、摩擦
クラッチ連結状態で皿ばね4から加圧ディスク3に及ぼ
される力に相応すると、有利である。
【0051】摩擦クラッチ1を解除した場合には、行程
36に亘ってライニングばねセグメント10が弛緩され
る。加圧ディスク3適当な軸方向変位に相応するこの行
程36に亘って、摩擦クラッチ1の解除過程が助成され
る、つまり、このことは、ライニングばねセグメント1
0が設けられない場合の組込み点34に相応するよりも
僅かな最大の解除力がかけられればよいことを、意味す
る。点37を越えた場合、摩擦ライニング7は加圧ディ
スク3によって解放され、この場合、皿ばね4の累減的
な特性曲線範囲に基づいて、なおかけられるべき解除力
が、点34に相応する解除力よりも著しく減少される。
摩擦クラッチのための解除力は補償舌片を用いずに、点
38に達するまで減少される。解除方向で点38を越え
た場合には解除力が再び増大する。
【0052】第3図では、摩擦クラッチ1を解除するた
めに舌片先端4cの範囲でかけられねばならない解除力
特性曲線39を示している。この場合、実線の特性曲線
39は舌片26を備えずに生ずるような解除力経過に相
応している。舌片先端4cの範囲で必要な解除行程は、
支持直径3aの範囲における皿ばねの軸方向行程もしく
は加圧ディスク3の行程に比して、皿ばねのレバー伝達
比及び舌片4bの撓みだけ適当に拡大されている。皿ば
ねもしくはレバー伝達比は、皿ばね4と加圧ディスク3
との間の支持直径3aと旋回支え11との間の半径方向
間隔に対する操作もしくは当接直径4dと旋回支え11
との間の半径方向間隔の比にほぼ相応している。前記伝
達比は、多くの場合3:1乃至5:1の大きさである。
舌片先端4cの範囲における操作直径4dに関する解除
力の経過は、前記伝達比に相応してばね特性曲線33の
対応する範囲に関する所属の力経過に比して減少してい
る。
【0053】更に第3図では、ばね特性曲線33に関す
る加圧ディスクの空行程40が示されている。加圧ディ
スク3に関する、空行程40もしくは全解除行程41の
終点は、皿ばね4のばね特性曲線33で符号42で示さ
れている。
【0054】空行程40もしくは解除行程41は通常、
摩擦クラッチ1の全解除行程に達した場合ですら、解除
行程41の終点42に相応する解除力が点37に相応す
る解除力よりも小さいように、設計されている。このこ
とは特に、後調整装置における不所望の後調整を回避す
るために、補償ばね手段26が設けられていない場合に
必要である。
【0055】しかしながら、本発明による補償ばね手段
26の使用によって、全解除行程の最後で発生する解除
力を点37に相応する力よりも大きくすることができ
る。このことは、本発明による補償ばね手段26が皿ば
ね4に間接的に又は直接的に軸方向力を及ぼすことがで
きるということに、起因していて、この軸方向力は、セ
ンサばね13から皿ばね4に及ぼされる力に並行接続さ
れていてひいてはこの力を助成する。
【0056】舌片先端4c範囲の解除直径4dに関連し
て、実線の特性曲線39で示された解除力経過から明ら
かなように、加圧ディスク3による摩擦ライニング7の
解放後の舌片26の作用が解除力経過だけの著しい力変
化を生ぜしめることはない。特性曲線39で示された解
除力経過に関連して、最大の解除力43及び最小の解除
力44が得られる。この著しい変化は欠点である。それ
というのも、舌片先端4c範囲においては、少なくとも
空行程40に相応する解除行程区分の範囲での連結及び
解除行程の正確な配分が困難であるからである。このこ
とは、足踏み操作される摩擦クラッチ並びにサーボモー
タ又は調節モータを介して操作される摩擦クラッチの場
合に生ずる。
【0057】空行程40範囲での著しい解除力変化は、
点37,38,42を介して延びる特性曲線区分でも見
て取れる。前述の欠点を回避するために、もしくは、加
圧ディスク3の少なくとも所要の空行程40に亘って所
望の解除力経過を得るために、軸方向に曲げ出された舌
片26としての付加的なばね手段が設けられている。図
示の実施例では、軸方向でみて舌片4bの方向での舌片
26の反り返りは鎖線の特性曲線45による力・行程特
性を生ぜしめる。間隔28もしくは27の設計に相応し
て、舌片26を加圧ディスク3に関し少なくともほぼ全
空行程40に亘って作用させるか又はこの空行程40の
部分領域に亘ってのみ作用させることができる。空行程
とは、摩擦クラッチを操作して摩擦ライニング7を解放
した後で加圧ディスク3がなお軸方向で進まねばならな
い行程を意味する。
【0058】舌片26が点37に対して多少ずらされて
初めて作用すると、有利である。特性曲線43上では点
37に配属された点は符号46で示されている。特性曲
線43による正規の解除力特性と舌片26のばね特性と
の重畳もしくは加算によって生ずる、操作直径4dに関
する解除力経過は、一点鎖線の特性曲線47で示されて
いる。この解除力経過47は、点48において設定され
る。これは、舌片26がストッパ領域29に当接する点
である。補償ばね手段として用いられる舌片26によっ
て、少なくとも加圧ディスク3による摩擦ライニング7
の解放後、摩擦クラッチ1の解除のために必要な力経過
が持ち上げられる。更に、舌片26の作用によって、舌
片26を備えない解除力経過に関し、解除力経過におい
て発生する変動が減少される。
【0059】図示の実施例では、舌片26は同時に作用
する。しかしながら、このような舌片26が時間的にず
らされて変形すると、有利であり、これによって、解除
力経過を適当に修正できる。更に、ばね舌片26もしく
はばね舌片26の機能を担うか又は補足もしくは助成す
る別のばね手段は、直線的な力・行程特性45を有する
代わりに例えば増進的又は累減的に延びる特性のような
別の特性を有するように、構成できる。
【0060】後調整手段16の正確な機能形式に関し並
びに、特に皿ばね4、センサばね13、板ばねエレメン
ト9及びばね20のような個々の蓄力部材もしくはばね
のための設計基準に関しては、(本願明細書内に組み込
まれた)西ドイツ国特許出願公開第4418026号明
細書を参照されたい。この西ドイツ国特許出願公開第4
418026号明細書では特に、図84,85,86及
び89に示された特性曲線に関連して、個々のばねエレ
メントの協働形式が詳述されている。
【0061】第1図下側半部から明らかなように、摩擦
ライニング7におけて生ずる摩耗に関連して皿ばねが加
圧ディスク3の方向に変位するという事実に基づき、摩
擦クラッチの耐用寿命に亘って舌片26の撓みが増大す
る。しかしながらこの増大は部分的に、摩擦クラッチの
耐用寿命に亘って舌片先端26cとストッパ29との間
の接触範囲で摩耗が生ずることによって、減少される。
すでに述べたように、このような増大を累減的な行程・
力特性を有するばね手段の使用によって少なくとも部分
的に補償することができる。
【0062】第4図で図示の変化実施例では、舌片26
の代わりに、リベット127としての結合手段を介して
皿ばねに不動に結合されている別個のばね手段126が
設けられている。ばね手段126は、個々の板ばね状の
エレメントによって形成できるか又は半径方向内向きに
弾性変形可能な多数の舌片126aを有する環状のエレ
メントによって形成できる。しかしながら、ストッパ領
域29とカバー102の底部102aとを結合するアー
ム130の範囲でのみ半径方向にスリットを付けられた
ダイヤフラム状の構成部材126を使用することもでき
る。
【0063】第4図では、皿ばね104は、解除方向に
部分的に旋回した位置、つまり、付加的なばねエレメン
ト126が作用し始めるような位置で図示されている。
しかしながら、加圧ディスク3は、完全に連結された摩
擦クラッチ101に相応する位置で図示されている。こ
の理由から、環状の皿ばね基体104aの半径方向外側
領域104bと加圧ディスク3の突起103bとの間に
通常は生じない遊びが存在する。
【0064】第5図による実施例では、摩擦クラッチ2
01の解除力経過に影響を及ぼすばねエレメント226
が設けられていて、このばねエレメントは、環状の基体
226aを有していて、この基体から、半径方向内向き
に舌片226bが延びている。皿ばね204が旋回した
場合、少なくとも個々の操作舌片204bが舌片226
bに当接するので、解除行程を継続した場合、半径方向
外側で支持ピン215に支持されるばねエレメント22
6が同様に旋回せしめられる。これによって、主皿ばね
204に並列接続された皿ばね226が摩擦クラッチ2
01の解除力経過に影響を及ぼす。この影響は、解除力
経過の力レベルを増大するよう作用する。ばねエレメン
ト226はダイヤフラム状に形成できる。つまりこのこ
とは、事実上閉じられた環状の外縁と内縁とを有するこ
とを、意味する。
【0065】アーム230の範囲でのみ、アームを受容
するための適当な半径方向のスリットが設けられねばな
らない。第5図では、皿ばね204は、完全に連結され
た摩擦クラッチ201に相応する位置Aで図示されてい
る。更に、第5図上側半部では、位置Bによって、摩擦
クラッチのほぼ解除状態に相応する皿ばね204の位置
が図示されている。舌片先端226cとストッパ領域2
29との間に残されたギャップもしくは間隔228a
は、摩擦クラッチ201の耐用寿命に亘って皿ばね20
4を軸方向左向きに変位させる値に相応し、この場合、
少なくとも対応するクラッチディスクの摩擦ライニング
において生ずる摩耗が補償されひいては皿ばね204の
ために摩擦クラッチ連結状態でコンスタントな作動点が
保証される。
【0066】第6図の実施例は第5図で図示の実施例に
比して、カバー302における単数又は複数のばねエレ
メント326の支持の点で異なっている。ばねエレメン
ト326は、半径方向外側領域に、リベット315のリ
ベットピン315aが差し込まれる切欠きを有してい
る。エレメント226,326の作用は舌片26の作用
に類似しているが、この場合、皿ばね状もしくはダイヤ
フラム状のエレメント226,326の使用の可能性に
よって、皿ばね204もしくは304を旋回させるため
にのみ必要な解除力経過に重畳される非直線的な力・行
程経過をも実現できる。
【0067】第1図では符号426で別の実施例が図示
されている。舌片4bと同じ経過を有する舌片26の代
わりに、ダイヤフラム状又は皿ばね状のエレメント42
6が設けられていて、このエレメントは、カバー2に対
して環状のストッパ領域29を介して定心されて保持さ
れかつ摩擦クラッチの連結位置からの規定の解除行程後
舌片4bに当接するので、解除過程を継続した場合エレ
メント426は弾性変形する。
【0068】本発明の実施例の利点は、補償手段26,
226,326,426を操作するために必要な付加的
な力が、後調整装置16もしくはセンサばね13に不都
合な作用を及ぼさないということにある。それというの
も、補償ばね26,226,326,426によって皿
ばね4,104,204,304に生ずる軸方向力が、
第1図に矢印IIによる解除力方向とは逆方向で作用す
るから、つまり、対応する皿ばね4,104,204,
304に関連して、センサばね13及び/又は板ばねエ
レメント9によって前記皿ばね4,104,204,3
04に及ぼされる軸方向力と同じ軸方向で作用するから
である。つまり、補償ばね手段26,226,326,
426の力・行程経過は比較的自由である。特に本発明
によれば、クラッチディスク8の解放後生ずる最大の解
除力は、センサばね13及び/又は板ばねエレメント9
によって皿ばねに及ぼされる軸方向の支持力もしくはセ
ンサ力よりも大きくすることもできる。つまり、本発明
によって、少なくともクラッチディスク解放に際して
は、センサばねもしくは合成のセンサ力の作用は補償ば
ね手段26,226,326,426によって助成され
る。
【0069】本発明により提示された請求の範囲は、広
範の特許防護を得るための先入観のない形式的な提案で
ある。本願出願人は、これまで明細書及び/又は図面で
のみ開示された特徴以外の別の特徴を請求することを保
留する。
【0070】従属請求項で記載の構成によって本発明の
別の構成が可能である。しかし、従属請求項の独自の特
徴を放棄するものではない。
【0071】従属請求項の構成によって、その他の請求
項とは無関係な独自の構成が得られる。
【0072】本発明は図示の実施例に限定されるもので
はない。むしろ本発明の範囲において種種の変更及び修
正が可能である。明細書及び図面並びに請求の範囲記載
の特徴及びエレメント並びにプロセスステップに関連し
て、個々に及び組み合わせて発明性を有する変化構成、
エレメント、組み合わせ及び/又は材料も可能である。
組み合わされた特徴により、新たな構成並びに新たなプ
ロセスステップもしくはプロセスステップ順序、特に製
作、チェック及び作業プロセスが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるクラッチの断面図。
【図2】第1図矢印IIの方向でみた図。
【図3】種々の機能特性曲線を示したダイヤグラム。
【図4】本発明の別の実施例の断面図。
【図5】本発明の別の実施例の断面図。
【図6】本発明の別の実施例の断面図。
【符号の説明】
1 摩擦クラッチ 2 ケーシング又はカバー 3 加圧ディスク 4 皿ばね 4a 基体 4b 操作舌片 5 旋回支承部 7 摩擦ライニング 8 クラッチディスク 11,12 旋回支え 13 蓄力部材 16 後調整装置 26 舌片 29 ストッパ領域 39 解除力特性曲線
フロントページの続き (72)発明者 カール−ルートヴィッヒ キミッヒ ドイツ連邦共和国 ビュール−ヴァルトマ ット パノラマシュトラーセ 27 (72)発明者 ロルフ マインハルト ドイツ連邦共和国 ビュール ケラーシュ テュック 5 (72)発明者 イレーネ ファラート ドイツ連邦共和国 ザースバッハヴァルデ ン ザントヴェーク 32

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特に自動車用の、クラッチディスクと共
    に使用される摩擦クラッチであって、クラッチが、ケー
    シングによって支持された旋回支承部を有していて、該
    旋回支承部が、軸方向で変位可能な加圧プレートを負荷
    する皿ばねをケーシングに対して旋回可能に支持してお
    り、前記旋回支承部が、皿ばねとケーシングとの間で作
    用する補償装置によって、クラッチディスクの少なくと
    も摩擦ライニングにおいて生ずる摩耗に関連して、軸方
    向で加圧プレートの方向に変位可能である形式のものに
    おいて、皿ばねを旋回させるために摩擦クラッチを操作
    するために必要な力経過が少なくとも1つのばね手段に
    よって可変であり、該ばね手段が、加圧プレートに対し
    てクラッチディスクを最早負荷しないか又は僅かにのみ
    負荷するようなクラッチ操作位置から少なくともほぼ始
    まる残りの解除行程範囲の少なくとも部分範囲で作用す
    るよう構成されていて、この場合、前記ばね手段は、補
    償装置に摩擦クラッチの解除方向で軸方向力を及ぼさな
    いように構成されていることを特徴とする、摩擦クラッ
    チ。
  2. 【請求項2】 ケーシングとは反対の皿ばね側に、ばね
    エレメントによって軸方向でケーシングの方向に負荷さ
    れる皿ばね用の旋回支えが設けられている、請求項1記
    載の摩擦クラッチ。
  3. 【請求項3】 ばねエレメントが、摩擦クラッチの耐用
    寿命に亘ってみて、少なくともほぼ解除力に相応する軸
    方向力を皿ばねに及ぼすようになっており、前記軸方向
    力は、加圧プレートに対してクラッチディスクを最早負
    荷しないか又は僅かにのみ負荷するクラッチ操作位置到
    達時点で皿ばねを旋回させるために必要である、請求項
    2記載の摩擦クラッチ。
  4. 【請求項4】 ばね手段が、皿ばねを軸方向でケーシン
    グの方向に負荷している、請求項1から3までのいずれ
    か1項記載の摩擦クラッチ。
  5. 【請求項5】 ばね手段が、皿ばねとケーシングとの間
    に緊定されている、請求項1から4までのいずれか1項
    記載の摩擦クラッチ。
  6. 【請求項6】 ばね手段が、皿ばねによって支持されて
    いる、請求項1から5までのいずれか1項記載の摩擦ク
    ラッチ。
  7. 【請求項7】 ばね手段が、カバーに枢着されている、
    請求項1から6までのいずれか1項記載の摩擦クラッ
    チ。
  8. 【請求項8】 ばね手段が、皿ばねの統合された構成部
    分である、請求項1から7までのいずれか1項記載の摩
    擦クラッチ。
  9. 【請求項9】 皿ばねが、蓄力部材として用いられる環
    状の基体を有していて、該基体から、半径方向内向きに
    舌片が延びていて、この場合、舌片の主要部分が解除支
    承体を介して操作可能でありかつ舌片のその他の部分が
    ばね手段を形成している、請求項1から8までのいずれ
    か1項記載の摩擦クラッチ。
  10. 【請求項10】 ばね手段を成す舌片が、その広がりの
    少なくとも部分領域に亘って、皿ばねを旋回させるため
    に用いられる舌片の平面から軸方向に曲げ出されてい
    る、請求項9項記載の摩擦クラッチ。
  11. 【請求項11】 操作舌片から曲げ出された舌片が、軸
    方向で加圧プレートの方向に曲げ出されている、請求項
    10項記載の摩擦クラッチ。
  12. 【請求項12】 解除運動を制限するための手段が設け
    られている、請求項1から11までのいずれか1項記載
    の摩擦クラッチ。
  13. 【請求項13】 前記手段が、少なくとも1つの制限ス
    トッパを成している、請求項12項記載の摩擦クラッ
    チ。
  14. 【請求項14】 摩擦クラッチを操作するための力経過
    に影響を及ぼすばね手段が、摩耗補償装置の後調整方向
    で軸方向力を摩耗補償装置に及ぼさないように構成され
    ている、請求項1から13までのいずれか1項記載の摩擦
    クラッチ。
  15. 【請求項15】 解除行程を制限するストッパが、ケー
    シングによって支持される環状の領域によって形成され
    ていて、該領域には、少なくとも操作舌片が当接するよ
    うになっている、請求項1から14までのいずれか1項
    記載の摩擦クラッチ。
  16. 【請求項16】 ストッパに、ばね手段が当接するよう
    になっている、請求項1から15までのいずれか1項記
    載の摩擦クラッチ。
  17. 【請求項17】 ばね手段がケーシングによって支持さ
    れていてかつ皿ばね舌片が摩擦クラッチ操作時にばね手
    段に当接するようになっている、請求項1から16まで
    のいずれか1項記載の摩擦クラッチ。
  18. 【請求項18】 環状のストッパが、半径方向に延びる
    アームを介してケーシングに結合されている、請求項1
    5項記載の摩擦クラッチ。
  19. 【請求項19】 環状のストッパ及び結合アームが、ケ
    ーシングと一体に構成されている、請求項15から18
    までのいずれか1項記載の摩擦クラッチ。
  20. 【請求項20】 皿ばね舌片が、周方向でみて、アーム
    の間に受容されている、請求項1から19までのいずれ
    か1項記載の摩擦クラッチ。
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