JP3086847B2 - クラッチ解除力を補助するための補助ばねを有する摩擦クラッチ - Google Patents

クラッチ解除力を補助するための補助ばねを有する摩擦クラッチ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関のフライ
ホイールに固定されていてかつこれと一緒に回転軸を中
心に回転可能なクラッチケースと、クラッチケースに相
対回転不能にかつ軸方向移動可能に配置されたプレッシ
ャープレートと、プレッシャープレートとフライホイー
ルとの間に摩擦ライニングを有するクラッチディスク
と、一端をプレッシャープレートに、かつ他端をクラッ
チケースに支持されていて、プレッシャープレートをフ
ライホイールの方向に負荷して圧着力を発生するダイヤ
フラムスプリングと、ダイヤフラムスプリングの半径方
向内方の領域に作用するクラッチを解除するためのクラ
ッチ遮断機構と、摩擦ライニングの摩耗を自動的に補償
してダイヤフラムスプリングの当接状態および圧着力
常に一定値に維持する自動摩耗補償装置とを備えた自動
車の駆動ラインにおける摩擦クラッチに関する。
【0002】
【従来の技術】ドイツ連邦共和国特許第3991022
号明細書により公知であるダイヤフラムスプリング式ク
ラッチには、付加的なバネ部材が設けられている。この
バネ部材の作用は摩擦ライニングの摩耗が増大したとき
発揮されるものであり、かつバネ力の作用はダイヤフラ
ムスプリングに対抗している。このようにすると、ダイ
ヤフラムスプリングの場合に見られる摩耗領域での典型
的なバネ力の過剰上昇は、ダイヤフラムスプリングが発
する圧着力がほぼ均一に推移するようにうまく影響を受
ける。操作力の低減はクラッチ解除力が上昇しないよう
にのみ配慮されているこの構成によっては不可能であ
る。
【0003】ドイツ連邦共和国特許第944050号明
細書により公知のクラッチ操作機構においては、複数の
中間レバー及び連結点を介して死点超過バネとしての補
助バネが、クラッチペダルの操作距離が増大するにつれ
て操作力負荷軽減が行われるように取り付けられること
ができる。この構造では製造の点から見ても取り付け能
力の点から見ても費用が相当かかる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ダイ
ヤフラムスプリング式クラッチにおいて、できるだけ簡
単な構成でかつ低減された操作力により遮断可能な摩擦
クラッチを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述の課題は本発明によ
れば、固定もしくは軸方向に固定される構成部材に一方
の側を、他方の側を前記ダイヤフラムスプリング若しく
は該スプリングと共にその半径方向内側に位置する軸方
向移動可能な別の構成部材を介して支持されている皿
ネを有し、該皿バネが、摩擦クラッチの接続した状態
は解除力をほとんど発生せず、かつ、クラッチ解除行程
進行するにつれて解除力を増加させるように成ってお
り、更に、前記皿バネによって生じる解除力が、解除行
程ではダイヤフラムスプリングによる前記クラッチ遮断
機構に作用する解除力を超えないように設定されている
ことを特徴とする摩擦クラッチを提供することによって
解決される。
【0006】上記した構成によって、ダイヤフラムスプ
リングの特性曲線に対する皿バネの特性曲線の理想的な
対応関係が、低減された操作力でクラッチ解除行程にお
いて有効に作動させることを可能としているしかも、
前記皿バネは操作機構全体の適当な個所に配置すること
ができる
【0007】さらに、前記皿バネによって生じる解除力
が、解除行程ではダイヤフラムスプリングの解除力を超
えないように設定されているので、外部からの助力がな
くてもクラッチペダルを元の係合位置に戻すことができ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】 利な構成では、皿バネは、一面
ではクラッチケースに、かつ他面では直接ダイヤフラム
スプリングに支持されている。このような構成は、摩擦
クラッチの製造及び組立ての際に、操作系内のレバー伝
動装置の影響を考慮しなくても満足の行く調整が可能と
なる。
【0009】ダイヤフラムスプリング又は皿バネが、そ
れらの両方の支持個所の領域で、それらによって及ぼさ
れる力方向に支持されていて、並びに反対方向に固定さ
れている。このような装置は、大量生産における避けら
れないばらつきにおいても、不都合な状態においても、
ダイヤフラムスプリング又は皿バネが、クラッチ係合で
反対向きの力方向にはね返ってしまう恐れに対して防止
されている。このため、次のクラッチ解除動作におい
て、ダイヤフラムスプリング又は皿バネは強制的に再び
その操作位置に戻される。
【0010】プレッシャープレートとダイヤフラムスプ
リングとの間の自動摩耗補償装置の調節部材を配置する
引っ張りクラッチ形状の摩擦クラッチにおいて、ダイヤ
フラムスプリング又は皿バネが、その外径によってスペ
ースボルトの切欠き部内に係合しており、この切欠き部
がクラッチケースの内壁に対してダイヤフラムスプリン
グ又は皿バネの少なくとも材料厚の間隙を有している。
これによって、このような構成の場合既に存在するスペ
ースボルトが、ダイヤフラムスプリング又は皿バネを通
常及ぼす力方向とは逆向きの方向へ案内することもでき
る。
【0011】さらに、ダイヤフラムスプリング又は皿バ
ネはその半径方向内方の領域で支持領域を介してダイヤ
フラムスプリングのばね舌片に支持されており、かつ反
対方向での固定のために少なくとも幾つかのばね舌片が
別個の又は一体の保持部材によって把持されている。こ
のため、ダイヤフラムスプリング又は皿バネはその内部
応力によってクラッチケースの内側にもダイヤフラムス
プリングのばね舌片にも当接しており、かつダイヤフラ
ムスプリング又は皿バネが一面ではスペースボルトに支
持され、かつ他面では複数のばね舌片を後方で把持する
ことによって反対方向でのはね返りに対して防止されて
いる。
【0012】ダイヤフラムスプリングとプレッシャープ
レートとの間の自動摩耗補償装置の調節部材を有するい
わゆる押圧されるタイプのクラッチの場合には、ダイヤ
フラムスプリング又は皿バネが、その外径によって、ダ
イヤフラムスプリング又は皿バネの材料厚に少なくとも
相応するケース間隙内に係合しており、かつダイヤフラ
ムスプリング又は皿バネが、その半径方向内方の領域に
周方向に分配された複数の舌片を備えており、これらの
舌片がそれぞれ、ダイヤフラムスプリングのばね舌片の
間の中間室に貫通係合していて、かつばね舌片の背面で
このばね舌片に支持されている。これによって、ダイヤ
フラムスプリング又は皿バネがクラッチケースの開口の
ほぼ半径方向内側に延びているので、特にスペース節減
された形状が認められる。
【0013】この場合、ダイヤフラムスプリング又は皿
バネの舌片は、ダイヤフラムスプリングのばね舌片の背
面に対して間隔をおいてフック状に半径方向内方へ曲げ
られており、かつ環状の支持リングを介してばね舌片に
支持されている。このような構造は、構成及び組立てに
おいて簡単であり、かつ高い回転数においても運転が確
実である。
【0014】さらに本発明によれば、ダイヤフラムスプ
リング又は皿バネが、ばね舌片の外側に対して、舌片に
よってのみ中断される支持領域を介して固定されてい
る。このため、ここでもダイヤフラムスプリング又は皿
バネが所定の組立て位置からはね返りによって効力がな
くならない場合のために準備されている。この場合、ケ
ース間隙が、一面では、ダイヤフラムスプリング又は皿
バネの材料厚の寸法だけ減少された、クラッチケースの
内側の壁によって、かつ他面では、安全リベットのヘッ
ドによって形成されている。この安全リベットは、それ
が材料厚減少の範囲を半径方向内方へ突出するように取
り付けられている。このような構造であれば製造及び組
立てが簡単である。
【0015】しかも有利には、皿バネのばね力経過を0
通過を行いかつ解除力が皿バネによって及ぼされる解除
に等しいかそれ以下になるように形成している。この
ような場合には、例えば自動的なクラッチ操作において
存在するような強制案内によってダイヤフラムスプリン
グはその係合位置に再び戻される。
【0016】しかも、ダイヤフラムスプリング又は皿バ
ネの特性曲線がダイヤフラムスプリングの特性曲線と交
叉することがないように、クラッチ解除行程の最終領域
で付加的な構成によって降下させてもよい。本発明によ
れば、ダイヤフラムスプリング又は皿バネがその内径に
よってダイヤフラムスプリングのばね舌片に当接してお
り、かつその外径の領域でクラッチケースに当接してお
り、この場合、クラッチケースが摩擦クラッチがクラッ
チ解除状態からクラッチ係合状態へ移行する際に、ダイ
ヤフラムスプリング又は皿バネとクラッチケースとの間
の支持が外径からこの外径より小さい中央の直径へ変化
するように構成されている。このような簡単な構成によ
って、クラッチ係合状態からクラッチ解除状態へ移行す
る際にダイヤフラムスプリングの力経過が所望の領域で
著しく平坦にされ、かつ交叉が行われることがないとい
うことが保証されている。
【0017】さらに本発明の有利な構成によれば、ダイ
ヤフラムスプリング又は皿バネがその内径によってダイ
ヤフラムスプリングのばね舌片に当接しており、かつそ
の外径によってクラッチケースに当接しており、かつ摩
擦クラッチがクラッチ係合状態からクラッチ解除状態に
運動する際にダイヤフラムスプリング又は皿バネが中央
の直径によってクラッチケースに当接するようになって
いる。このような構造は、ダイヤフラムスプリング又は
皿バネがその外径によって回転軸に対して同心的に配置
されたスペースボルトによって固定されており、かつス
ペースボルトの少なくとも1つが半径方向内方へ向かう
延長部を有しており、クラッチ解除動作時にこの延長部
にダイヤフラムスプリング又は皿バネが当接することが
できる場合に特に、特別簡単に製造されている。
【0018】ダイヤフラムスプリングの操作が液圧式又
は空気圧式のクラッチ解除機構を介して行われており、
このクラッチ解除機構が、軸方向で固定的なケーシング
と、クラッチ解除支承部を有する軸方向で移動可能なピ
ストンとを有している摩擦クラッチにおいては、特に有
利なのがダイヤフラムスプリング又は皿バネがその外径
によってケーシングに、かつその内径によってピストン
に当接していることである。このような構造であれば、
摩擦クラッチへダイヤフラムスプリングを取り付けるこ
とが幾つかの理由から常に実用的でないと思われるよう
な場合であっても、特に有利である。
【0019】
【実施例】続いて本発明を複数の実施例を用いて詳しく
説明する。図1は摩擦クラッチ1を示している。その原
理的な構成は周知である。すなわち、クラッチケース3
は、内燃機関の図示しないフライホイールに固定されて
いて、かつこのフライホイールと一緒に回転軸5によっ
て回転している。クラッチケース3の内部にはダイヤフ
ラムスプリング9が支持されている。このダイヤフラム
スプリング9は、クラッチ係合状態で圧着力Aをプレッ
シャープレート6に及ぼし、従ってクラッチディスク8
の摩擦ライニングがフライホイールとプレッシャープレ
ート6との間で圧着力Aによって挟みつけられる。この
場合、プレッシャープレート6は詳しくは示さないスプ
ライン結合などによってクラッチケース3に対して相対
回転不能に、しかし軸方向には変位可能に配置されてい
る。
【0020】摩擦クラッチ1はいわゆる押圧されるクラ
ッチとして構成されている。即ち、ダイヤフラムスプリ
ング9はその外周面の領域でプレッシャープレート6に
支持されていて、かつその中央直径の領域では周面に分
配された複数のスペースボルト16を介してクラッチケ
ース3に支持されている。このダイヤフラムスプリング
9は、周方向に配設された複数のばね舌片11を半径方
向内方へ向けて備えており、これらのばね舌片11に図
示しないクラッチ解除機構が係合している。
【0021】ダイヤフラムスプリング9の外径領域とプ
レッシャープレート6との間には、自動的に摩耗を補償
するための自動摩耗補償装置12が配置されている。こ
の自動摩耗補償装置12は下方に別の調節部材13を有
している。この調節部材13は、クラッチディスク8の
摩擦ライニングに摩耗が生じると、その摩耗発生時にプ
レッシャープレート6が矢印Aの方向へ移動するにもか
かわらずプレッシャープレート6とダイヤフラムスプリ
ング9の半径方向外側領域との間の間隔が摩耗に比例し
て広くなってゆくように配慮されており、その結果、プ
レッシャープレート9はクラッチディスク8の摩擦ライ
ニングの全耐用寿命の間常に均一な圧着力Aをプレッシ
ャープレート6に与えることができる。自動摩耗補償装
置12の詳しい記載は、例えばドイツ連邦共和国特許出
願公開第3518781号明細書から分かり、そのため
の種々の構成が存在しているのでここでは省略する。
【0022】摩擦クラッチ1には、さらにダイヤフラム
スプリング又は皿バネ14が配置されている。このダイ
ヤフラムスプリング又は皿バネ14は、後述するように
クラッチ解除力の低減を生ぜしめる。ダイヤフラムスプ
リング又は皿バネ14は、摩擦クラッチ1の図示のクラ
ッチ係合の位置では解除力を全くかあるいは少ししかダ
イヤフラムスプリング9に及ぼさないように設計及び配
置されている。ところが、クラッチ解除動作(クラッチ
解除動作とは、ダイヤフラムスプリング9のばね舌片1
1の矢印Aの方向への運動もしくはダイヤフラムスプリ
ング9の半径方向外側の縁の前記方向とは逆の方向への
運動のことである)が進むにつれて、ダイヤフラムスプ
リング又は皿バネ14は次第に大きく増していくクラッ
チ解除力をダイヤフラムスプリング9に及ぼし、従って
摩擦クラッチ1の操作力は明らかに低減されることがで
きる。
【0023】これに関連して、図4を参照されたい。図
4には、ばね行程対ばね力のばね特性曲線が複数本示さ
れている。特性曲線Bはダイヤフラムスプリング9に属
するもので、全ばね行程にわたるばね力を表わしてい
る。これは典型的なダイヤフラムスプリング特性曲線を
示しており、ばね行程が小さな範囲ではばね力は過剰上
昇し及びばね行程が増加するにつれてばね力は低減す
る。この場合、記号EBは、クラッチが係合した状態で
運転中に摩擦クラッチへダイヤフラムスプリングが組み
込んだ位置を示している。この組み込み位置は自動摩耗
補償装置12によって一定に保持される。組み込み位置
は、ここではダイヤフラムスプリング9によって生ぜし
められる圧着力がクラッチディスクのための所定の締め
込み力を与えかつ所定のトルクが伝達されるように選ば
れる。クラッチ解除動作は組み込み位置からばね行程が
大きくなる方向で行われる。
【0024】図4では、解除動作は数字5と数字6,7
との間で行われることから出発することができる。この
範囲ではばね特性曲線Bは既にその最小に達していて、
かつ再び僅かに上昇する。クラッチ解除力を低減させる
ダイヤフラムスプリング又は皿バネ14はばね特性曲線
Cを生じる。このばね特性曲線Cは、経過から見て原理
的にはばね特性曲線Bと同じであるが、勿論、逆向きの
方向で推移する。この場合、ダイヤフラムスプリング又
は皿バネ14は、組み込み位置において解除力が全くあ
るいは少ししかダイヤフラムスプリング9に及ぼされな
いようにされている。
【0025】クラッチ解除動作が増加するにつれて、ば
ね力はばね特性曲線Cに相応して強く上昇し、かつクラ
ッチ解除機構によってばね舌片11にもたらされる操作
力は同じ値だけ減少される。特性曲線Bから特性曲線C
を引くことによって、特性曲線Dが得られ、この特性曲
線Dはクラッチ解除機構によって及ぼされる力を示す。
この場合、付加的に、例えば絶対的には剛性的でないク
ラッチケース3における弾性及び/又はクラッチディス
ク8の摩擦ライニングの間の弾性が補助的に作用するこ
とを考慮することができる。
【0026】すなわち、例えばばね特性曲線Eによって
クラッチディスク8の摩擦ライニング弾性の作用が示さ
れており、それ故、組み込み位置と数字6との間のその
作用の範囲でばね特性曲線Dから引かれることができ、
その結果ばね特性曲線Fが生じる。このばね特性曲線F
はクラッチ解除機構もしくはドライバーによってもたら
される実際のクラッチ解除力である。
【0027】ばね特性曲線Fはばね行程の数字6のあた
りで特性曲線Dに移行し、次いでこの特性曲線によって
下方へさらに経過する。ダイヤフラムスプリング9のば
ね特性曲線Dと、摩擦クラッチのクラッチ解除のために
もたらされるばね特性曲線Fとの間には大きな差が存在
することが明らかに分かる。摩擦クラッチを図1及び図
4に沿うように実施すると、この摩擦クラッチは極めて
小さな力によって操作されることができる。この場合示
唆されるべきことは、ダイヤフラムスプリング又は皿バ
ネ14の組み込み位置の調整が、このダイヤフラムスプ
リング又は皿バネが組み込み位置においてできるだけ小
さい解除力を及ぼすように行われ、その結果、ダイヤフ
ラムスプリング9はこの運転点ではわずかしか負荷され
ない、ということである。
【0028】このことは、図4から、特性曲線Fもしく
はDが特性曲線Bの少し下側で始まり、しかも組み込み
位置EBにおいて特性曲線Cがばね力の0線の上側で経
過する値と同じ値だけ下側で始まる。このような種類の
ばねを大量生産する際にはばらつきが生じるので、かつ
ばね特性曲線Cの0点通過を組み込み位置のできるだけ
近くに維持しようとするので、ばね特性曲線Cの0点通
過を右側へ比較的高いばね行程へずらすばね組合せも起
こりうることは避けられない。このような場合、ダイヤ
フラムスプリング又は皿バネ14は摩擦クラッチ1のク
ラッチ係合状態ではね返されかつ機能しなくなる。
【0029】このため、図1に示すようにダイヤフラム
スプリング又は皿バネ14は、それが作用しない位置で
向こう側へはねることができないように配置されてお
り、これは、ダイヤフラムスプリング又は皿バネ14
が、その半径方向で外径及び内径の領域で、一面ではダ
イヤフラムスプリング9のばね舌片11によって、かつ
他面ではクラッチケース3によって保持されているから
である。それ故に、ダイヤフラムスプリング又は皿バネ
14はその外径の領域で切欠き部19に支持されてお
り、この切欠き部はクラッチケース3の内側と複数のス
ペースボルト16の相応する縁との間に形成されてい
る。切欠き部19はダイヤフラムスプリング又は皿バネ
14の材料厚にほぼ相応している。
【0030】ダイヤフラムスプリング又は皿バネ14の
内径では、このばねは通常、固有の内部応力によって環
状の支持領域20を介してばね舌片11の外側に当接し
ており、かつ複数の保持部材21が設けられている。こ
れらの保持部材21はダイヤフラムスプリング又は皿バ
ネ14と別個に、あるいは一体に構成されていて、かつ
2つのばね舌片の間の周方向の間隙内に貫通係合しかつ
それぞれ1つのばね舌片を後方から掴んでいる。これに
よって、ダイヤフラムスプリング又は皿バネ14は作用
しない位置に達することはできず、かつそれぞれのクラ
ッチ解除動作時にその上昇するばね力によってクラッチ
解除力補助作用が与えられる。
【0031】図2は、いわゆる引っ張られた摩擦クラッ
チ2の上方半部の断面図を示す。ここでは、ダイヤフラ
ムスプリング10がその外径領域でクラッチケース4に
支持されており、かつ小さな直径でプレッシャープレー
ト7に支持されている。ダイヤフラムスプリング10
は、半径方向内方へ複数のばね舌片11を有して続いて
おり、これらのばね舌片に図示しないクラッチ解除機構
が係合する。クラッチケース4内には、プレッシャープ
レート7が相対回転不能に、しかし軸方向で移動可能に
案内されていてかつダイヤフラムスプリング10からの
圧着力Aによって負荷されている。この圧着力Aはプレ
ッシャープレート7と図示しないフライホイールとの間
にある図示しないクラッチディスクを締め付ける。
【0032】摩擦クラッチ2の構成部材全体はフライホ
イールによって回転軸を中心にして回転することができ
る。ダイヤフラムスプリング10とプレッシャープレー
ト7との間には調節部材13が配置されている。この調
節部材13は、既に図1について述べた摩耗補償のため
の自動摩耗補償装置の一部分である。図2の場合には、
ダイヤフラムスプリング10のばね舌片11は、クラッ
チ解除動作のために矢印Aとは逆に右へ旋回され、さら
にクラッチ解除力を補助するダイヤフラムスプリング又
は皿バネ15はその外径によってクラッチケース4に配
置されていて、かつその内径の領域で、周面に分配され
た複数の舌片23によってばね舌片11の背面に達して
いて、かつそこで支持リング24を介して支持される。
それ故、ダイヤフラムスプリング10の背面での支持
は、ダイヤフラムスプリング又は皿バネ15がばね舌片
11に矢印Aとは逆に向いている解除力を及ぼさなけれ
ばならないので必要である。ダイヤフラムスプリング又
は皿バネ15の外径における反対向きの支持力は、クラ
ッチケース4においてその内側の縁26の領域に生じ
る。この場合、クラッチケース4の内側の縁26はその
材料厚において薄くされており、しかも外側からダイヤ
フラムスプリング又は皿バネ15の材料厚の寸法だけ薄
くされている。この場合、ダイヤフラムスプリング又は
皿バネ15は反対の方向でやはり固定されており、しか
も、図3に示すクラッチケース4において半径方向内方
へ僅かに突出する安全リベット17のヘッド18によっ
て固定されている。さらにダイヤフラムスプリング又は
皿バネ15はその舌片23の領域でも支持領域25によ
ってばね舌片11の外側に固定されている。
【0033】図2及び図3による構造の場合の力関係
は、図1による構造の力関係と一致しており、したがっ
て図4から推測できる。ダイヤフラムスプリング又は皿
バネ15は、クラッチ解除行程が増すにつれてだんだん
増大する力をばね特性曲線Cに相応してダイヤフラムス
プリング10に及ぼし、しかも操作力低減の方向で及ぼ
す。この場合、ダイヤフラムスプリング又は皿バネ15
はその外周面によってクラッチケース4の内側の縁26
に支持されており、かつその内周面によって舌片23及
び支持リング24を介してばね舌片11の背面に支持さ
れている。ここでも、作用しない位置へのはね返りを阻
止するために、一面では安全リベット17のヘッド18
がクラッチケース4に取り付けられており、他面では支
持領域25がばね舌片11の前面に取り付けられてい
る。
【0034】図5に示されている摩擦クラッチでは、図
1〜図3に比べてダイヤフラムスプリング又は皿バネ2
9が摩擦クラッチの外側に収容されている。この場合に
は、摩擦クラッチは圧縮空気圧又は液圧によって負荷さ
れているクラッチ解除機構27によって操作される。ケ
ーシング33は、例えば伝動装置壁に固定されており、
かつケーシング33と同様に回転軸5に対して同心的に
配置されているピストン34を有している。ピストン3
4は、ダイヤフラムスプリング9のばね舌片11の半径
方向内側の端部に直接作用するクラッチ解除支承部28
を支持する。
【0035】ケーシング33とピストン34との間の室
が圧力媒体によって負荷されることによって、ピストン
34がクラッチ解除支承部28を介してダイヤフラムス
プリング9を操作することになる。ケーシング33とピ
ストン34との間にダイヤフラムスプリング又は皿バネ
29が配置されている。ダイヤフラムスプリング又は皿
バネは軸方向に固定的にケーシング33に支持されてお
り、かつ解除力によってクラッチ解除支承部28を介し
てダイヤフラムスプリング9に作用する。このような構
造においては、ダイヤフラムスプリング又は皿バネ29
のばね力経過が図4によるばね特性曲線Cに相応して範
囲EBで正の値を有するように配慮されており、この値
は図1及び図2に相応する構成がはね返りを阻止するた
めに与えられた値である。この構成では、ダイヤフラム
スプリング又は皿バネ29がクラッチ解除機構27に配
置されており、これによって相応するスペースを摩擦ク
ラッチにおいてさえ節減することができる。
【0036】図6及び図7には、摩擦クラッチのクラッ
チ係合状態及びクラッチ解除状態が示されている。この
摩擦クラッチは周知のように軸方向に変位可能に、かつ
周方向で固定されたプレッシャープレート7を有するク
ラッチケース4から成っている。このプレッシャープレ
ート7はダイヤフラムスプリング9から矢印Aの方向に
力を負荷される。
【0037】プレッシャープレート7とダイヤフラムス
プリング9との間には、すでに説明した自動摩耗補償装
置12が配置されている。ダイヤフラムスプリング9は
回転軸5に対して同心的に配置されているスペースボル
ト16を介して周知のようにクラッチケース4内に支承
されており、この場合スペースボルト16はクラッチ操
作の際のトリガとなる。
【0038】クラッチケース4とダイヤフラムスプリン
グ9との間にはスペースボルト16の半径方向内側にダ
イヤフラムスプリング又は皿バネ30が配置されてお
り、このダイヤフラムスプリング又は皿バネは、原理的
には従来周知方法でその内径Diによってダイヤフラム
スプリング9のばね舌片11の外側に作用しており、か
つその外径の領域でクラッチケースに支持されている。
【0039】この場合、ダイヤフラムスプリング又は皿
バネ30は半径方向でスペースボルト16によって心定
めされている。ダイヤフラムスプリング又は皿バネ30
の外径Daとこの外径Daより小さい中央の直径Dとの
間の領域において、傾斜部がクラッチケース4に次のよ
うに、つまり、ダイヤフラムスプリング又は皿バネ30
が図6に相応する摩擦クラッチのクラッチ係合状態でそ
の直径Dによってクラッチケース4に当接し、かつ図7
による摩擦クラッチのクラッチ解除状態でその外径Da
によってクラッチケースに当接するように設けられてい
る。これによって、図9との関連において以下の作用が
達成される。
【0040】ばね特性曲線Bは図4のばね特性曲線Bに
相応する。このことは、クラッチディスクの摩擦ライニ
ング弾性のばね特性曲線Eにも当てはまる。ばね特性曲
線C’の経過は、組み込み位置EBとクラッチ解除状態
との間の領域で極めて急勾配であり、これによって極め
て小さな操作力特性曲線F’が得られる。これによっ
て、一面では、ばね特性曲線C’が摩擦クラッチのクラ
ッチ解除状態でダイヤフラムスプリング9のばね特性曲
線Bの上方で経過する恐れがある。
【0041】このような設計は、クラッチ操作がダイヤ
フラムスプリングの両運動方向で力をこのダイヤフラム
スプリングに(例えばダイヤフラムスプリング9の後方
に係合することによって)及ぼすことができるような自
動的なクラッチ操作において考えると有利である。しか
し、この場合には、急勾配のばね特性曲線C’の維持に
も拘らず、係合動作中のDaからDへの支持交番によっ
て、ばね特性曲線経過C”に相応してばね特性曲線Bと
の交点が排除されるように配慮されている。これによっ
て、ばね特性曲線F’は組み込み位置EBから出発し
て、ばね特性曲線D”の経過へと変化し、かついつもば
ね力の正の範囲に維持される。
【0042】図8には、ダイヤフラムスプリング又は皿
バネ30のばね力経過C’をこのばね力経過がばね特性
曲線C”に相応してクラッチ解除行程が増大するにつれ
て著しく平らになり、かつこれによってばね特性曲線B
との交叉が排除されるように制御するという可能性が示
されている。従来の構造から公知の摩擦クラッチは、回
転軸5に対して同心的に配置された複数のスペースボル
ト31によって半径方向で固定されているダイヤフラム
スプリング又は皿バネ30を備えている。これらのスペ
ースボルト31の少なくとも1つは、ダイヤフラムスプ
リング又は皿バネ30のプレッシャープレート7に向か
う側に半径方向で内方へ延びる延長部32を有してお
り、この延長部は、摩擦クラッチのクラッチ係合状態で
ダイヤフラムスプリング又は皿バネ30から間隔を有し
ている。
【0043】図面は、ダイヤフラムスプリング又は皿バ
ネ30がその外径Daによってクラッチケース4に当接
し、かつその内径Diによってダイヤフラムスプリング
9のばね舌片11に当接するようなクラッチ係合状態を
示している。今や摩擦クラッチがばね舌片11を左へ運
動することによってクラッチ解除状態に移されると、ダ
イヤフラムスプリング又は皿バネ30はクラッチ解除動
作の一部分の後に延長部32に当接することになり、こ
れによって、ダイヤフラムスプリング9への延長部の作
用はこのモーメントによって緩和される。
【0044】これによって、ばね特性曲線経過はC”に
相応して達成され、かつクラッチ解除力は正の範囲に残
されている。この場合、特性曲線経過の調整は、支持直
径D及び、延長部32とダイヤフラムスプリング又は皿
バネ30との間の間隔を介して行うことができる。ダイ
ヤフラムスプリング又は皿バネ30のばね特性曲線を制
御するための図6〜図9に記載された構成は、もちろん
図5による構成に転用される。この場合、この構成にお
いても、ばね特性曲線C’の経過を組み込み位置に近い
範囲で急勾配で形成することができ、これによってクラ
ッチ解除力の高さはさらにダイヤフラムスプリング9の
ばね特性曲線Bとの交叉が排除されるように配慮するた
めに低減される。
【0045】図10は、中央の図面において、クラッチ
ケース3と、ダイヤフラムスプリング9と、このダイヤ
フラムスプリング9を固定して保持するスペースボルト
16とを有する摩擦クラッチの上方半部の断面図を示し
ている。ダイヤフラムスプリング9の半径方向で内方に
向かうばね舌片11とクラッチケース3との間に、ダイ
ヤフラムスプリング又は皿バネ36が配置されている。
このダイヤフラムスプリング又は皿バネはそのばね本体
44の外径によってクラッチケース3及びスペースボル
ト16に軸方向及び半径方向で固定されている。
【0046】ダイヤフラムスプリング又は皿バネはその
ばね本体によって半径方向で内方へ達していてかつここ
で舌片41に移行しており、この舌片は運転位置で図面
に相応して外側からダイヤフラムスプリング9のばね舌
片11に当接している。左の図は、ダイヤフラムスプリ
ング又は皿バネ36から見たダイヤフラムスプリング9
の破断した平面図を示している。ダイヤフラムスプリン
グ又は皿バネ36は、2つの舌片41の間にそれぞれ周
方向に複数の突起45を有している。これらの突起45
は、ダイヤフラムスプリング9の周方向で互いに連続す
る2つのばね舌片11の間のスリット35を通ってそこ
に懸架するためにその中に達する。 この目的のため
に、相応するばね舌片11は段部を付けられた開口47
を備えている。この場合、突起45はその周方向の延び
において開口47に規定されており、かつ組み立てられ
た状態で開口47とスリット35との間の段部を後方か
ら掴んでいる。ダイヤフラムスプリング又は皿バネ36
とダイヤフラムスプリング9との組立ては、右の図面に
相応して行われ、この場合、両方のばねの一方又は両方
は円錐状の位置(例えば弛緩された位置)にもたらさ
れ、これによって突起45は開口47内に通される。
【0047】これによって、組み立てられた状態で、両
方のばねの間の形状接続が形成され、これによってダイ
ヤフラムスプリング又は皿バネ36も摩擦クラッチのク
ラッチ係合状態でその作用しない位置へ間違えてはねる
ことはできない。図11は別の実施例を示している。ダ
イヤフラムスプリング又は皿バネ37は、そのばね本体
44によって、かつ半径方向で内方へ向かう舌片41に
よって、やはりダイヤフラムスプリング9とクラッチケ
ース3との間に組み立てられており、かつここには示さ
れないスペースボルトによって固定されている。
【0048】図10に示す実施例との違いでは、ダイヤ
フラムスプリング9のばね舌片11における開口48が
半径方向で小さな膨張部を備えており、かつ突起46の
端部範囲が開口48に規定されており、これに対して、
ばね本体44への結合範囲は、周方向に互いに連続する
2つのばね舌片11の間のスリット35に規定されてい
る。これによって、突起46が開口48を通って案内さ
れることでき、次いで運転位置で半径方向外方へ、この
突起が開口48の半径方向外側でスリット35の後方に
懸架するだけ延長される。このような構成の機能は図1
0の機能に相応する。
【0049】
【発明の効果】本発明による摩擦クラッチは上記した如
き構成を有するので、ダイヤフラムスプリングの特性曲
線に対するダイヤフラムスプリング又は皿バネの特性曲
線の申し分ない対応関係が操作力の有効な低減をクラッ
チ解除行程範囲で可能にするようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】摩擦クラッチの縦断面図である。
【図2】別の摩擦クラッチの上方半部の縦断面図であ
る。
【図3】図2の詳細図である。
【図4】ばね行程にわたる種々の構成部材のばね力を示
す線図である。
【図5】ばねをクラッチ解除機構に配置する摩擦クラッ
チの上方半部の縦断面図である。
【図6】クラッチ係合状態で示す摩擦クラッチの上方半
部の縦断面図である。
【図7】クラッチ解除状態で示す摩擦クラッチの上方半
部の縦断面図である。
【図8】別の摩擦クラッチの上方半部の縦断面図であ
る。
【図9】図5〜図8に相応するばね行程にわたるばね力
の線図である。
【図10】ばねの変化実施例を有する摩擦クラッチの上
方半部の部分断面図である。
【図11】ばねの変化実施例を有する摩擦クラッチの上
方半部の部分断面図である。
【符号の説明】
1,2 摩擦クラッチ、 3,4 クラッチケース、 5 回転軸、 6,7 プレッシャープレート、 8 クラッチディスク、 9,10 ダイヤフラムスプリング、 11 ばね舌片、 12 自動摩耗補償装置、 13 調節部材、 14,15 29,30 ダイヤフラムスプリング又は
皿バネ、 16 スペースボルト、 17 安全リベット、 18 ヘッド、 19 切欠き部、 20 支持領域、 21 保持部材、 23 舌片、 24 支持リング、 25 支持領域、 26 縁、 27 クラッチ解除機構、 28 クラッチ解除支承部、 31 スペースボルト、 32 延長部、 33 ケーシング、 34 ピストン、 35 スリット、 36,37 ダイヤフラムスプリング又は皿バネ、 41,43 舌片、 44 ばね本体、 45,46 突起、 47,48 開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラインホルト・ヴァイディンガー ドイツ連邦共和国 ウンタースピーシャ イム、アオガッセ 2 (56)参考文献 特開 平7−317803(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16D 11/00 - 25/14

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のフライホイールに固定されて
    いてかつこれと一緒に回転軸(5)を中心に回転可能な
    クラッチケース(3,4)と、 クラッチケース(3,4)に相対回転不能にかつ軸方向
    移動可能に配置されたプレッシャープレート(6,7)
    と、 プレッシャープレート(6,7)とフライホイールとの
    間に摩擦ライニングを有するクラッチディスク(8)
    と、 一端をプレッシャープレート(6,7)に、かつ他端を
    クラッチケース(3,4)に支持されていて、プレッシ
    ャープレート(6,7)をフライホイールの方向に負荷
    して圧着力(A)を発生するダイヤフラムスプリング
    (9,10)と、ダイヤフラムスプリング(9,10)
    の半径方向内方の領域に作用するクラッチを解除するた
    めのクラッチ遮断機構(27)と、 摩擦ライニングの摩耗を自動的に補償してダイヤフラム
    スプリング(9,10)の当接状態および圧着力(A)
    を常に一定値に維持する自動摩耗補償装置(12)とを
    備えた自動車の駆動ラインにおける摩擦クラッチ(1,
    2)において、 固定もしくは軸方向に固定される構成部材(3,4,3
    3)に一方の側を、他方の側を前記ダイヤフラムスプリ
    ング(9,10)若しくは該スプリングと共にその半径
    方向内側に位置する軸方向移動可能な別の構成部材(3
    4)を介して支持されている皿バネ(14,15,2
    9,30,36,37)を有し、該皿バネが 、摩擦クラッチの接続した状態では解除力を
    ほとんど発生せず、かつ、クラッチ解除行程が進行する
    につれて解除力を増加させるように成っており、 更に、前記皿バネによって生じる解除力が、解除行程で
    はダイヤフラムスプリングによる前記クラッチ遮断機構
    に作用する解除力を超えないように設定されている こと
    を特徴とする摩擦クラッチ。
  2. 【請求項2】 前記皿バネ(14,15)が、一方の面
    ではクラッチケース(3,4)に、かつ他面では直接ダ
    イヤフラムスプリング(9,10)に支持されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の摩擦クラッチ。
  3. 【請求項3】 前記皿バネ(14,15)が、ダイヤフ
    ラムスプリング(9,10)の半径方向内方に位置する
    支持部の内側でほぼ半径方向に配置された部分を有して
    いることを特徴とする請求項2に記載の摩擦クラッチ。
  4. 【請求項4】 前記皿バネ(14,15)が、その両当
    接位置の領域内で、ばね力の方向には支持されていて、
    これと逆方向には固定されていることを特徴とする請求
    項3に記載の摩擦クラッチ。
  5. 【請求項5】 ダイヤフラムスプリングが、その外径の
    領域で自動摩耗補償装置の調節部材を介してプレッシャ
    ープレートに当接しており、かつ中央の直径範囲でスペ
    ースボルトを介してクラッチケースに旋回可能に支承さ
    れている請求項4に記載の摩擦クラッチにおいて、 皿バネ(14)が、その外径によってスペースボルト
    (16)の切欠き部(19)内に係合しており、この切
    欠き部が、クラッチケース(3)の内壁に対して皿バネ
    (14)の少なくとも材料厚の間隙を有していることを
    特徴とする摩擦クラッチ。
  6. 【請求項6】 皿バネ(14)が、その半径方向内方領
    域で支持領域(20)を介してダイヤフラムスプリング
    (9)のばね舌片(11)に支持されており、かつ反対
    方向での固定のために複数のばね舌片(11)が別個又
    は一体の保持部材(21)によって把持されていること
    を特徴とする請求項5に記載の摩擦クラッチ。
  7. 【請求項7】 ダイヤフラムスプリングが、その外径領
    域でクラッチケースに支持されており、かつ中央の直径
    範囲で自動摩耗補償装置の調節部材を介してプレッシャ
    ープレートに支持されている請求項4記載の摩擦クラッ
    チにおいて、 皿バネ(15)が、その外径によって、皿バネ(15)
    の材料厚に少なくとも相応するケース間隙(22)内に
    係合していることを特徴とする摩擦クラッチ。
  8. 【請求項8】 皿バネ(15)が、その半径方向内方領
    域に、周方向に分配された複数の舌片(23)を備えて
    おり、これらの舌片がそれぞれダイヤフラムスプリング
    (10)のばね舌片(11)の間の中間室に貫通係合
    し、かつばね舌片(11)の背面でこのばね舌片に支持
    されていることを特徴とする請求項7に記載の摩擦クラ
    ッチ。
  9. 【請求項9】 舌片(23)が、ばね舌片(11)の背
    面に対して間隔をおいてフック状に半径方向内方へ曲げ
    られており、かつ環状の支持リング(24)を介してば
    ね舌片(11)に支持されていることを特徴とする請求
    項8に記載の摩擦クラッチ。
  10. 【請求項10】 皿バネ(15)が、ばね舌片(11)の
    外側に対して、舌片(23)によってのみ中断される支
    持領域(25)を介して固定されていることを特徴とす
    請求項8に記載の摩擦クラッチ。
  11. 【請求項11】 ケース間隙(22)が、一面では、皿バ
    ネ(15)の材料厚の寸法だけ減少された、クラッチケ
    ース(4)の内側の壁(26)によって、かつ他面で
    は、安全リベット(17)のヘッド(18)によって形
    成されており、前記安全リベットは、それが材料厚減少
    の範囲を半径方向内方へ突出するように取り付けられて
    いることを特徴とする請求項7に記載の摩擦クラッチ。
  12. 【請求項12】 前記皿バネ(30)によって前記遮断機
    構(27)に及ぼされる解除力が解除行程の最終行程で
    はダイヤフラムスプリング(9,10)によってクラッ
    チ解除機構に及ぼされる力に等しいかそれ以下になって
    いることを特徴とする請求項1に記載の摩擦クラッチ。
  13. 【請求項13】 皿バネ(30)の特性曲線が、ダイヤフ
    ラムスプリング(9)の特性曲線との交叉を避けるため
    に、クラッチ解除行程の最終領域で付加的な構成によっ
    て下降されることを特徴とする請求項1記載の摩擦クラ
    ッチ。
  14. 【請求項14】 皿バネ(30)がその内径(Di)によ
    ってダイヤフラムスプリング(9)のばね舌片(11)
    に当接しており、かつその外径(Da)の領域でクラッ
    チケース(4)に当接しており、この場合、クラッチケ
    ース(4)が、摩擦クラッチがクラッチ解除状態からク
    ラッチ係合状態へ移行する際に皿バネ(30)とクラッ
    チケース(4)との間の支持が、外径(Da)から、こ
    の外径より小さい中央の直径(D)へ変化するように構
    成されていることを特徴とする請求項13記載の摩擦ク
    ラッチ。
  15. 【請求項15】 皿バネ(30)がその内径(Di)によ
    ってダイヤフラムスプリング(9)のばね舌片(11)
    に当接しており、かつその外径(Da)によってクラッ
    チケース(4)に当接しており、かつ摩擦クラッチがク
    ラッチ係合状態からクラッチ解除状態に運動する際に皿
    バネ(30)が中央の直径(D)によってクラッチケー
    ス(4)に当接するようになっていることを特徴とする
    請求項13記載の摩擦クラッチ。
  16. 【請求項16】 皿バネ(30)がその外径(Da)によ
    って回転軸(5)に対して同心的にクラッチケース
    (4)に配置されたスペースボルト(31)によって固
    定されており、かつスペースボルト(31)の少なくと
    も1つが半径方向内方へ向かう延長部(32)を有して
    おり、クラッチ解除動作時にこの延長部に皿バネ(3
    0)が当接することを特徴とする請求項15に記載の摩
    擦クラッチ。
  17. 【請求項17】 ダイヤフラムスプリングの操作が液圧式
    又は空気圧式クラッチ解除機構を介して行われており、
    このクラッチ解除機構が、軸方向で固定的なケーシング
    と、クラッチ解除支承部を有する軸方向で移動可能なピ
    ストンとを有している請求項1に記載の摩擦クラッチに
    おいて、皿バネ(29)がその外径によってケーシング
    (33)に、かつその内径によってピストン(34)に
    当接していることを特徴とする摩擦クラッチ。
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