JPH066105U - 自動車のダストステップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 第１に、車内の床の汚れが防止され、床のマ
ットやカーペット等が清潔に保たれ、第２に、しかもこ
れは簡単な構成により容易に実現される、自動車のダス
トステップを提案する。 【構成】 このダストステップ１は、乗用車等の自動車
において、ドア３下側のフロアサイドメンバー４等のボ
ディ５に、着脱可能に設けられる。そしてドア３の閉鎖
状態において、ドア３下側と対向位置すると共に、ドア
３の開放状態において、乗車する人の靴等の履物にて踏
まれることが可能な位置にあり、その履物に付着した
泥，ごみ，水分等を圧接により除去可能となっている。
そこで、乗車する人がダストステップ１に足を乗せ、そ
の履物にてダストステップ１を踏み締め、履物を圧接さ
せることにより、その履物に付着していた泥，ごみ，水
分等は除去される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、自動車のダストステップに関する。すなわち、乗用車等の自動車の ドア下側に設けられ、泥，ごみ，水分等を除去するダストステップに関するもの である。

【０００２】

【従来の技術】

自動車特に乗用車においては、最近特に、車内の清潔化に留意されることが多 く、車内の床のマットやカーペット等を清潔に保つ傾向が顕著で、人によっては 、靴等の履物を車内ではスリッパに履き替えることさえ行われている。他方、靴 等の履物には車外で泥，ごみ，水分等が付着しやすいが、従来、これらを乗車時 に除去する手段は、何ら講じられていなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところで、このような従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。すなわ ち、車外で靴等の履物に付着していた泥，ごみ，水分等が、乗車時にその履物と 共に車内に持ち込まれ、車内の床のマットやカーペット等を汚し問題となってい た。特に、運転席付近の床のマットやカーペット等は、乗降頻度が高いので、汚 れがひどくて早いとの指摘があった。

【０００４】 本考案は、このような実情に鑑み、上記従来例の問題点を解決すべくなされた ものであって、ドア下側のボディにダストステップを設け、乗車する人の履物に 付着した泥，ごみ，水分等を除去するようにしたことにより、第１に、車内の床 の汚れが防止され清潔化されると共に、第２に、しかもこれは簡単容易に実現さ れる、自動車のダストステップを提案することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

この目的を達成する本考案の技術的手段は、次のとおりである。すなわち、こ の自動車のダストステップは、自動車のドア下側のボディに着脱可能に設けられ る。そして、該ドアの閉鎖状態においてドア下側と略対向位置すると共に、該ド アの開放状態において乗車する人の履物にて踏まれることが可能な位置にあり、 該履物に付着した泥，ごみ，水分等を圧接により除去可能となっている。

【０００６】

【作用】

本考案は、このような手段よりなるので、次のように作用する。すなわちこの 自動車は、ドア下側のボディにダストステップを設けてなる。そこで乗車する人 が、履物にてダストステップを踏み締め圧接させることにより、その履物に付着 していた泥，ごみ，水分等は除去される。従って第１に、泥，ごみ，水分等が確 実に取り除かれるので、車内の床のマットやカーペット等は清潔に保たれる。第 ２に、しかもこれは、ドア下側のボディにダストステップを設けるという簡単な 構成により実現されると共に、このダストステップは取り外して容易に掃除され る。

【０００７】

【実施例】

以下本考案を、図面に示すその実施例に基づいて、詳細に説明する。図１は本 考案の実施例の縦断面図であり、図２は同実施例の斜視図、図３は自動車の全体 斜視図である。

【０００８】 このダストステップ１は、例えば乗用車２等の自動車において、ドア３下側の フロアサイドメンバー４等のボディ５に、着脱可能に設けられる。そしてこのダ ストステップ１は、例えば図２に示したように、上面に波形が形成された波板部 材６の集合体をケース７内に収納したものを始め、略たわし状，スポンジ状のも の、その他上面に各種凹凸を備えたもの等々、各種形状のものの使用が考えられ る。又、ダストステップ１は、図示例ではボルト８とナット９により、フロアサ イドメンバー４上に着脱可能に取り付けられているが、その他マジックテープや クリップ等々の係止具を用い、フロアサイドメンバー４に着脱可能に取り付ける ようにしてもよい。そして、このようにフロアサイドメンバー４に設けられたダ ストステップ１は、ドア３の閉鎖状態において、ドア３下側と略対向位置すると 共に、ドア３の開放状態においては、乗車する人の靴等の履物にて踏まれること が可能な位置にあり、靴等の履物に付着した泥，ごみ，水分等を、その凹凸形状 等との圧接により除去可能となっている。

【０００９】 本考案は、以上のように構成されている。そこで以下のようになる。すなわち この乗用車２等の自動車は、ドア３下側のフロアサイドメンバー４等のボディ５ にダストステップ１を設けてなる。そこでドア３の開放状態において、乗車する 人が、ダストステップ１に足を乗せ、その靴等の履物にてダストステップ１を踏 み締め、履物をダストステップ１に圧接させることにより、その履物に付着して いた泥，ごみ，水分等はダストステップ１にて除去される。従って次の第１，第 ２のようになる。まず第１に、車外で靴等の履物に付着していた泥，ごみ，水分 等は、確実に取り除かれ、乗用車２への乗車時に履物と共に車内に持ち込まれる ことは防止される。そこで車内の床１０のマットやカーペット等は、いつも清潔 に保たれるようになる。第２に、しかもこれは、ドア３下側のフロアサイドメン バー４等のボディ５に、ダストステップ１を設けるという簡単な構成により実現 される。又、ダストステップ１の泥，ごみ，水分等は、ダストステップ１をフロ アサイドメンバー４から取り外して掃除することにより、容易に除去される。

【００１０】

【考案の効果】

本考案に係る自動車のダストステップは、以上説明したように、ドア下側のボ ディにダストステップを設け、乗車する人の履物に付着した泥，ごみ，水分等を 除去するようにしたことにより、次の効果を発揮する。

【００１１】 すなわち第１に、車内の床の汚れが防止され、床のマットやカーペット等が清 潔に保たれるようになる。特に、運転席付近の床のマットやカーペット等は、乗 降頻度が高く汚れやすかったが、その汚れが防止され常時清潔に保たれる。第２ に、しかもこれは簡単な構成により容易に実現される。このように、この種従来 例に存した問題点が一掃される等、本考案の発揮する効果は顕著にして大なるも のがある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る自動車のダストステップの実施例
を示す、縦断面図である。

【図２】同実施例の斜視図である。

【図３】自動車の全体斜視図である。

【符号の説明】

１ ダストステップ ２ 乗用車（自動車） ３ ドア ４ フロアサイドメンバー ５ ボディ ６ 波板部材 ７ ケース ８ ボルト ９ ナット １０ 床

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 自動車のドア下側のボディに着脱可能に
   設けられるダストステップであって、該ダストステップ
   は、該ドアの閉鎖状態においてドア下側と略対向位置す
   ると共に、該ドアの開放状態において乗車する人の履物
   にて踏まれることが可能な位置にあり、該履物に付着し
   た泥，ごみ，水分等を圧接により除去可能となっている
   こと、を特徴とする自動車のダストステップ。