JPH08510516A - 紡糸セル - Google Patents

紡糸セル

Info

Publication number
JPH08510516A
JPH08510516A JP7500370A JP50037095A JPH08510516A JP H08510516 A JPH08510516 A JP H08510516A JP 7500370 A JP7500370 A JP 7500370A JP 50037095 A JP50037095 A JP 50037095A JP H08510516 A JPH08510516 A JP H08510516A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spinning
cell
bath
filament
gap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7500370A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3399955B2 (ja
Inventor
アーサー ホワイト,パトリック
ジョン ヘイハースト,マルコルム
オーウェンス,アラン
デビッド ラフセッジ,イアン
ジェームス デイビース,リチャード
セラーズ,アラン
フェイ マクドナルド,ジャックリーン
コリン クイグリー,マイケル
ドレイパー,ラルフ
Original Assignee
コートールズ ファイバース(ホールディングス) リミティド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=22070052&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH08510516(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by コートールズ ファイバース(ホールディングス) リミティド filed Critical コートールズ ファイバース(ホールディングス) リミティド
Publication of JPH08510516A publication Critical patent/JPH08510516A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3399955B2 publication Critical patent/JP3399955B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01FCHEMICAL FEATURES IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OF CARBON FILAMENTS
    • D01F2/00Monocomponent artificial filaments or the like of cellulose or cellulose derivatives; Manufacture thereof
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01DMECHANICAL METHODS OR APPARATUS IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS
    • D01D4/00Spinnerette packs; Cleaning thereof
    • D01D4/02Spinnerettes
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01DMECHANICAL METHODS OR APPARATUS IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS
    • D01D5/00Formation of filaments, threads, or the like
    • D01D5/06Wet spinning methods

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)
  • Inorganic Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 エアギャップを通じて紡糸浴(115)内に有機溶剤中のセルロースの溶液を紡糸し、lyocell繊維(125)を製造する方法であって、前記エアギャップを横切る気流を発生させる手段(121,122)が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】 紡糸セル 本発明は紡糸セルに関し、特にlyocellフィラメントの凝結に使用される紡糸 セルに関する。 ここで「lyocell」とは、レーヨン及び合成繊維の標準化のための国際事務局 (BISFA)によって同意された定義によれば、次のように定義されている。 「有機溶剤紡糸方法によって得られたセルロース繊維、ここで (1) 「有機溶剤」とは基本的に有機薬品と水との混合物を意味し (2) 「溶剤紡糸」とは、誘導体を形成することなく溶解・紡糸することを 意味する。 このように、lyocell繊維は、中間生成物を生じることなく有機溶剤(代表的 にはN−メチルモルフォリンN−オキシド)を含む水にセルロースを直接溶解し て製造される。該溶液が押し出され(紡糸され)た後、セルロースは繊維として 凝結する。この製造方法はビスコース等の他のセルロース繊維の製造方法とは異 なり、後者の場合、セルロースは先ず中間生成物に変換され、次に無機「溶剤」 中に溶解する。ビスコース法では、溶液が押し出されると中間生成物はセルロー スに戻る。 lyocell繊維の製造のための一般的な方法は、McCorsleyの米国特許第4,416,69 8号に記載され、同特許の引用をもってこの明細書の記載に代えるものとする。 本発明は、特に、紡糸された繊維が紡糸口金又はジェットを出た後に通過する 紡糸セルに関し、繊維は先ずエアギャップを通過し、 次に凝結浴に入る。 本発明の一態様によれば、セルロース用有機溶剤に含まれているセルロースの 溶液からフィラメントを凝結させる紡糸セルが提供され、該セルは、フィラメン トから溶剤を浸出させるための紡糸浴と該紡糸浴の上方の間隙とを具え、該間隙 の下面は前記紡糸浴の表面によって規定され、上面はフィラメントが出てきた紡 糸口金によって規定され、更に前記セルは前記間隙を横切る気流を生成する手段 を有する。この手段は、前記間隙の一方の面に入口を有する吸い込みノズルを具 えていることが好ましい。 本発明の別の態様によれば、有機溶剤中のセルロースの溶液からセルロースフ ィラメントを製造方法が提供され、該方法は、複数の紡糸孔を有するダイを通じ て溶液を押し出して複数の線状体を形成し、該線状体を気体間隙を経て水を含む 紡糸浴に導入してフィラメントを形成し、前記間隙を横切って気流を発生させる ことによって、前記間隙を通って前記紡糸浴の水の上面に平行な気流を流す各ス テップを含む。 上に述べたように、本発明は特にlyocellフィラメントの製造に適している。 前記間隙がエアギャップであり、該エアギャップの一方の側に出口を有する吹 き出しノズルが前記エアギャップを挟んで前記吸い込みノズルの反対側に設けら れていることが望ましい。 前記吸い込みノズルの入口における断面積は、前記吹き出しノズルの出口にお ける断面積より大きいことが望ましい。 前記紡糸浴内には隔壁手段が設けられて紡糸浴内での液体の流れを抑制し、液 体の表面を静穏にさせている。本発明の更に別の態様においては、有機溶剤中の セルロースの溶液から形成されたセルロースフィラメントを凝結させるための紡 糸セルは、フィラメントの トウが通過する際に該トウから溶剤を浸出させるための紡糸浴を具え、該紡糸浴 は乱流を減少させるための隔壁を有することを特徴とする。 本発明は、有機溶剤中のセルロースの溶液からセルロースフィラメントを製造 する方法も提供し、該溶液は複数の孔を有するダイを通じて押し出され、該フィ ラメントがトウとして水を含有する紡糸浴を通過する際に溶剤がフィラメントか ら浸出され、紡糸浴には隔壁が設けられて乱流を減少させることを特徴とする。 本発明の更に他の態様においては、有機溶剤中のセルロースの溶液から形成さ れたセルロースフィラメントを凝結させるための紡糸セルが提供され、該セルは フィラメントのトウから溶剤を浸出させるための紡糸浴を有し、該紡糸浴の下端 にはトウが通過可能な出口が設けられ、該孔はトウに弾性的に接触可能な弾性周 縁を具えていることを特徴とする。 本発明は、有機溶剤中のセルロースの溶液からセルロースフィラメントを製造 する方法をも提供し、該方法は、前記溶液が複数の紡糸孔を有するダイを通じて 押し出されて複数のフィラメントを形成し、該フィラメントは水を含む紡糸浴を 通過してフィラメントから溶剤を浸出され、、該フィラメントのトウは前記紡糸 浴の下端に設けられた出口を通り、該出口はトウに弾性的に接触可能な弾性周縁 を具えていることを特徴とする。 前記弾性周縁は弾性材料からなる円筒状ゲートルによって形成され、該ゲート ルは未拘束状態ではトウの断面積より僅かに小さいオリフィスを有すると共に、 上端で紡糸浴の下端の前記出口の周囲にこれをシールするように取付けられ、使 用時にトウが該オリフィスを通る際にゲートルのオリフィスの断面積が膨張する ように構成されている。 必要に応じて、本発明の装置は、紡糸浴液を紡糸浴に供給する手段と、 紡糸浴液を紡糸浴から除去する手段と、 吹き出しノズルが設けられている場合には、これに所定温度と湿度を有する空 気を供給する手段とを具えてもよい。 セルロースを溶解させるのに使用される溶剤は、水性のn−メチルモルフォリ ンN−オキシド溶剤であることが好ましい。 エアギャップの空気の温度は50℃より低く、且つ混合物の繊維束内の水分を 凍結させる温度よりは高いことが好ましく、該空気の相対湿度は露点が10℃よ り低くなるように維持されていることが好ましい。 エアギャップ内での繊維束の長さは、0.25〜50cmに維持されていること が望ましい。 溶液が押し出されるダイは500個以上、即ち500〜100,000個の孔 を有し、好ましくは5,000〜25,000個、更に好ましくは10,000 〜25,000個の孔を有する。これらの孔は25〜200ミクロンの範囲の直 径を有する。 このセルロース溶液は、90〜125℃に維持される。 上に述べたように、気体は空気であってもよく、該空気はエアギャップを横断 して吸い込まれたり、吹き出されたりし、該エアギャップは0.5〜25cmの高 さを有する。この溶液は実質的に垂直に下向きに紡糸浴内に押し出される。空気 は10℃又はそれより低い露点と、0〜50℃の範囲の温度を有する。 フィラメントは紡糸浴の底部の孔から引き出され、該孔は、これを通過するフ ィラメントに接触する可撓性ゲートルを具え、この孔を通り抜ける紡糸浴液を減 少させる。 紡糸浴の液の上部レベルを規定するダム面が設けられている。こ のダムは紡糸浴の少なくとも一つの縁によって規定される。ダムに隣接して紡糸 浴の側面を流れ下る排液通路が設けられている。該排液通路には水トラップが設 けられている。この紡糸セルは長方形をなし、長辺の一つに吹き出しノズルを、 その対辺に吸い込みノズルを具えている。該セルの短辺の一方又は両方にアクセ ス用ドアが設けられている。吸い込み側のセルの上縁は、セル内の液体のレベル を規定するダムとして機能する。このダムを有する壁の外面には排液通路が設け られている。この排液通路は、空気がこの通路に吸吸い込まれないようにする液 体トラップを具えている。 セルには、複数の高さの隔壁が設けられている。これらの隔壁は孔あきプレー トを有する。 少なくとも吹き出し側の紡糸口金の側壁の下方には、断熱層が設けられている 。この断熱層は、吹き出し側と二つの短辺側に設けられている。 添付の図面を参照して、本発明の実施例を説明する。 図1は、ジェットアセンブリの短軸に沿う断面図である。 図2は、図1に垂直な、図1の部分の断面図である。 図3は、紡糸口金の斜視図である。 図4は、該紡糸口金の底面図である。 図5は、紡糸セルの一つの形態を示す斜視図である。 図6は、紡糸セルの第2の形態を示す斜視図である。 図7は、図6の紡糸セルの上部の斜視図であり、エアギャップを示している。 図8は、紡糸セルの出口の断面図である。 図9は、紡糸浴の上部の斜視図である。 図10は、水トラップの断面図である。 本発明は、これらの図と米国特許第4,416,698号に図示・説明さ れている発明とを比較することによって、明瞭になるであろう。 米国特許第4,416,698号の第2図には、アミンオキシドと非溶剤である水とに 溶解されたセルロースの溶液が、紡糸口金即ちジェット10を通じて押し出され て一群のフィラメントを形成し、エアギャップを経て水槽に導入されることが示 されている。これらのフィラメントは、次にローラー12の周囲に巻き付けられ 、水槽の表面から現れる。フィラメントが紡糸口金10から出てエアギャップに 入ると、フィラメントはエアギャップ内で延伸される。フィラメントが紡糸浴の 液体中に入ると、溶剤がフィラメントから浸出されて、該フィラメント自体でセ ルロースフィラメントが形成される。 米国特許第4,416,698号の紡糸口金によって製造されるフィラメントの本数は 、実施例1(第6欄、40行)に示されているように少なく、代表的には32本 である。 フィラメント本数が少ないことは、lyocellフィラメント糸の製造には適して いるが、ステープルファイバを製造する場合には、非常に多本数のフィラメント を同時に紡糸することが必要である。例えば、1個の紡糸セルから5,000本 を越えるフィラメントが製造され、多数の紡糸セルを並列して配置して数十万本 もの非常に多数のフィラメントが製造され、これらを洗浄し切断してステープル ファイバが形成される。 本発明は、紡糸口金から紡出されたばかりのフィラメントを冷却するためにエ アギャップを横切る気流を発生させる、紡糸セルを提供する。代表的には、紡糸 口金を通してセルロース溶液を押し出す際の温度は、95〜125℃の範囲にあ る。この温度が下がり過ぎると、セルロース溶液の粘度が高くなり過ぎ、紡糸口 金を通じてこれを押し出すことが不可能となる。N−メチルモルフォリンN−オ キシド(以下NMMOと称する)の潜在的な発熱性に起因して、該 溶液(ドープとも称する)の温度は125℃以下、好ましくは115℃以下に維 持されることが望ましい。こうして、紡糸口金内のドープの温度は、紡糸浴に使 用されることの多い水の沸点に近いか、それより高い温度となる。紡糸浴の成分 は、水単独か、又は水とNMMOの混合物である。NMMOはフィラメントから 連続的に紡糸浴中に浸出されるので、正常の操業状態にある場合には、紡糸浴は 常にNMMOを含有している。 エアギャップ内に横断気流を発生させることによって、フィラメントが紡糸口 金から出ると直ぐに、フィラメントを安定化させることができるので、必要に応 じて大規模にステープルファイバを製造する際に、与えられた時に同時に多数の フィラメントを製造することが可能になる。 横断気流の利用によって、紡糸口金の面と紡糸浴中の液体の面との間の間隙を 最小のレベルに維持することが可能となるので、紡糸セル全体の高さを低くする ことができる。 最適な結果を得るために、空気の相対湿度は、該空気が10℃又はそれよりも 低い露点を有するように制御される必要がある。この露点は4〜10℃の範囲に ある。空気の温度は5〜30℃の範囲にあり、10℃で100%の相対湿度を有 する。 図5を参照すると、紡糸セル101は下端に向かって細くなったプリズム型部 分102を具えたほぼ直方体形状をなしている。該セルの底部には出口103が 設けられているが、これについては後に更に詳述する。紡糸セルの上縁104は 、紡糸セル内の液体の上限を規定している。セルに入っている液体は、水と25 %のNMMOの混合物であることが多いが、NMMOの濃度は、10〜40重量 %又は20〜30重量%の場合もある。点線105と106は、浸出工程におい て紡糸浴を通過するフィラメントの経路を規定してい る。セルの上端において、フィラメントはほぼ長方形状の列107をなしている 。該列107の形状は、紡糸工程においてフィラメントが押し出される紡糸口金 即ちジェットの形によって規定される。セル内で紡糸浴液が過度の乱流を形成し ないように、3mmの孔と40%の空隙率を有する孔あきプレート108と109 が、セルの上部領域に設けられ、セル内での液体の流れを制約している。 フィラメントがトウの形でセルを通って下降するにつれ、25℃又は20〜3 0℃に保たれた紡糸浴の液がこれに随伴し、該随伴液は下方に運ばれる。フィラ メント・トウの全断面積は、それが出口に近づくに従って減少するので、過剰の 紡糸浴液はフィラメント・トウから横方向に押し出される。これによって、紡糸 浴内で液のポンプ作用が生じ、セル内に液流を発生させる。多孔性隔壁108, 109,110を使用すれば、紡糸浴の表面と該浴の上部の乱流が著しく減少す る。この乱流の減少により、紡糸浴液が紡糸口金の面まで跳ね上がることが無く なるか又は著しく減少し、フィラメントの運動の乱れが防がれる。 図6に示すように、隔壁111と112は、セルを通って下降するフィラメン トのトウの運動表面にごく接近するような形に作られることが好ましい。フィラ メントを二つのトウ113と114に別けて形成する紡糸口金を使用した場合、 これらのトウは、紡糸セルの底部の出口孔103を通って合体して外に出るまで 、プリズム型領域115と116を形成しながら紡糸セルを下降する。 図7は、エアギャップと横断気流発生機構の詳細を示す。紡糸浴115は、紡 糸セルの縁部117,118,119,120によって規定された上面116を 有する。これらの縁部は、実質的にダム即ち堰として機能し、僅かに過剰な紡糸 浴液がセルに入り、ダムを越えて溢れるので、一定の位置、従って一定の高さの 表面116が 形成される。 10〜40℃の範囲の温度と4〜10℃の範囲の露点に相当する相対湿度を有 する空気の横断気流が、吹き出しノズル121から吸い込みノズル122に向か ってエアギャップを横切って吹いている。ノズル122を通じて空気が吸引され 、紡糸浴を横断する平行気流を維持している。吹き出しノズル121の厚さは、 吸い込みノズル122の厚さの約1/4〜1/5である。吸い込みノズル122 の下縁123は、紡糸浴の縁119と実質的に同じレベルにある。代表的には2 0℃の空気がエアギャップを横切って10m/秒の速度で吹き出す。 代表的なものでは、吸い込みノズル122は約25mmの厚さを有し、エアギャ ップは約18〜20mmの高さを有する。 フィラメント125を製造するジェットアセンブリ124は、紡糸口金に熱を 与える組立体に取付けられた、紡糸口金の底部を熱的に絶縁する平らな下面を有 する構造体に溶接されたステンレスの薄いシートで作製された紡糸口金を有する 。このような紡糸口金は、横断気流が紡糸口金から出てくるフィラメントを安定 化させるので、本発明の紡糸セルに理想的なものである。 図1は、断熱性のカバー1とフレーム2の中に設けられたジェットを示す。こ のフレーム2はスチール製の支持構造体から熱的に絶縁され、該フレームの周囲 に延在する孔3を有し、これを通って熱水、蒸気、オイル等の適宜な熱媒が流れ 、フレームの下端を加熱している。ジェットアセンブリを通って紡糸されるセル ロース溶液は、高温、例えば105℃でこのジェットアセンブリに供給されるの で、過剰な熱損失が生じたり、作業員の傷害が起こらないように、溶液を正しい 温度に維持する加熱を行うことが望ましい。 フレーム2には、ボルトやスタッド4,5によってトップハウジ ング6が固定されている。このトップハウジングは上部分配チャンバ7を形成し 、その中には導入供給パイプ8が入り込んでいる。この導入供給パイプは、Oリ ング9とフランジ10とを具えている。ロック用リング11がトップハウジング 6の頂面12にボルト止めされてフランジ10を固定し、前記導入供給パイプを トップハウジング上に保持している。適宜なボルト又はスタッド13,14によ って、リング11をトップハウジング6に固定している。 トップハウジング6の下面には、底部ハウジング20が固定されている。一組 のボルト21,22が、トップハウジングと底部ハウジングとを共に固定するの に使用され、環状空間23が積極的なストッパを形成して、トップハウジングと 底部ハウジングとの間に所定の距離を設定している。 底部ハウジング20は、上向きの環状表面25を有する内側に突出したフラン ジ部24を有する。このトップハウジング6は、下向きの水平な環状把持面26 を有する。 前記面25と26の間には、紡糸口金、ブレーカプレート及びフィルタアセン ブリが把持されている。図3に斜視図で示されているこの紡糸口金は、外側を向 いたフランジ部29を一体的に組み込んだ、基本的にシルクハット型断面をなす 上向きの周壁28を具えた、平面図で長方形をなす部材からなる。この紡糸口金 は複数の孔あきプレート30,31,32を有し、該プレートには多数の紡糸孔 が設けられ、これを通じてアミンオキシド中のセルロースの溶液が紡糸・押し出 しされて、フィラメントを形成するようなっている。 前記フランジ29の上面にはガスケット35が設置されている。ガスケット3 5の上部には、フィルタエレメント37を支えるのに用いられる孔あきプレート 36が設置されている。このフィルタエレメント37は焼結金属で作られ、この 焼結金属が細かい孔サイズ を有する場合には、使用時の該フィルタの前後の圧力低下によってフィルタが破 壊されることがある。ブレーカプレート36は、使用時にこのフィルタを支える のに使用される。フィルタのいずれかの側の一対のガスケット38,39によっ て、底部ハウジングの上向き面25とトップハウジングの下向き面26との間に 設けられるアセンブリが完成する。このアセンブリをボルト21,22によって 一体的に把持することによって、紡糸口金、ブレーカプレート及びフィルタは積 極的に所定位置に保持される。 底部ハウジング20の下には、平面図で長方形状をなす環状断熱リング40が 設けられている。この環状断熱リングは、底部ハウジング20の底面41の下方 に延びる壁28の全周にわたって延在している。紡糸口金の一つの長辺には、こ の断熱リング40から一体的に突出した部分42が設けられ、周壁28の長壁部 分43の下側に延在している。前記断熱リング40は、周壁28の他方の長辺部 分41には一体的突出部分42を持たないが、リング40の該部分の底面44は 、紡糸口金の周壁28の前記部分41の面46と同じ平面内にある。 図2に更に判り易く示されているように、ねじ(図示しない)によって底部ハ ウジング20の下面に固定されている断熱リング40は、紡糸口金の周壁28の 短辺部分52,53の底面を覆って突出する一体的突出部分50,51を有する 。 図3は、ジェットアセンブリに組み込まれる紡糸口金の斜視図を示す。符号6 0で示されるこの紡糸口金は、壁28と一体的な外側フランジ29を有する。こ の紡糸口金が長方形をなすことは図3の斜視図に明瞭に示されている。紡糸口金 の短軸は図1の断面図に示され、長軸は図2の断面図に示されている。6枚の孔 あきプレート61が紡糸口金の底部に溶接され、その中の3枚30,31,32 が図1の断面図に見えている。これらのプレートは実際には紡糸孔が設けられ、 これ通じてセルロース溶液が押し出される。これらの孔は、25〜200ミクロ ンの範囲の直径を有し、それらの中心間距離は0.5〜3mmである。紡糸口金は 単一の平面内にある底面を有し、アミンオキシド中のセルロース溶液を紡糸する 際に受ける高い押し出し圧に耐えることができる。各プレートは500〜10, 000個の範囲、即ち4枚のプレートを有するジェット1個当たりに40,00 0個までの孔を有する。100,000個までの孔を使用可能である。 図4は紡糸口金の底面図であり、環状断熱部材40の位置を示す。Tufnol(商 標)等の樹脂含浸布帛材料で作られたこの断熱層は、紡糸口金の三辺の周壁28 の下部の下に突出している。下から見ると、辺62,63,64においては、周 壁28の下部は符号42,50,51で示される断熱部材の突出部分によって隠 されて見えない。しかし、第4辺65においては、紡糸口金60の周壁28の下 部66が断熱被覆されておらずに露出されている。このように、この断熱リング は紡糸口金を実質的に完全に取り囲み、紡糸口金の周壁の三辺の下方に延在して いる。 ブレーカプレート36は傾斜した孔67を有し、フィルタ37の良好な支持体 を構成すると共にジェットアセンブリを通る粘稠なセルロース溶液の流れを円滑 化している。一方、ブレーカプレート36は、内部支持部材68,69,70の 上縁に支持されている。この内部支持部材の上縁は、各孔あきプレートの上方の 入口面積が等しくなるように該部材の中心線から偏っていてもよい。 ハウジング及び/又はブレーカプレート36の面25,26は、図2に示すよ うな小さな凹部80を有し、上下ハウジングを保持するボルトが締め付けられた 時に、ガスケットが該凹部内に押し込ま れてシールが完璧になるように構成されている。上下ハウジングの間にOリング 84が設けられ、上下ハウジング間、ブレーカプレートとフィルタアセンブリの 間の主たるシールに事故が生じた時の第2シールとして作用するようにしている 。 このようにして、本発明において採用されている紡糸口金は、フィルタの上流 側の圧力が50〜200バールの範囲にあり、ダイの表面の内側における圧力が 20/100バールの範囲にある粘稠な高圧セルロース溶液を取り扱うことが可 能である。フィルタ自体は作動中に大きな圧力低下を生じさせる。 本発明のアセンブリは好適な熱の経路も提供し、紡糸セル内のドープの温度を 押し出しの目的のための理想的な紡糸温度に近く維持することができる。底部ハ ウジング20は、上を向いた環状面25を介して紡糸口金にしっかりと積極的に 接触している。同様に、底部ハウジング20は、ボルト4,5によって、外側に 突出したフランジ部82に形成された下向き面81を介してフレーム部材22に ぴったりと保持されている。この面81はハウジング2の上向き面83に積極的 に接触している。 面83の直下に加熱チューブ3の形の加熱エレメントを設けることにより、該 チューブ3の熱媒から紡糸口金への熱の直接流路が形成されている。熱は、前述 のように取付けねじ4,5によって積極的に接触するように保持されている面8 3,81を介して流れることが判るであろう。次いで、熱は面25とフランジ2 9を経て紡糸口金の壁28に流れる。 添付図面に示したタイプのアセンブリは、常温の工場で組み立てられる。この ようにして、ねじ21,22を締め付けることによって、上下ハウジング、紡糸 口金、ブレーカプレート及びフィルタプレート・アセンブリが組み立てられる。 紡糸口金を底部ハウジング 20に組み込むためには、周壁28と底部ハウジング20の内部の孔との間に充 分な間隙を設けて、紡糸口金を挿入・取外しできるようにする必要がある。使用 時には、このアセンブリは100℃に加熱されることも判るであろう。加熱と内 圧との組合せにより、アセンブリは不規則に膨張する。このことは、底部ハウジ ングの下部から側方へ水平方向に周壁28の側面への直接の熱移転に依存するこ とが不可能なことを意味している。 同じようなことが、フレーム2の加熱された下部から底部ハウジング20の側 壁への水平方向の直接熱移転にも言える。しかし、面81,83等の面同士を積 極的に把持することによって、孔3内の媒体から熱を紡糸口金に移転させる積極 的なルートが提供される。熱水,蒸気,加熱オイル等の適宜な熱媒が前記孔3を 流れている。 作業員に対する安全の点からは不要であるが、下部断熱部材40を設けること によって、高温のセルロース溶液自体からの熱が孔3からジェットアセンブリへ 流れる際に、底部ハウジングの底面から逃げることがなくなる。 紡糸セルの構成部品は、それを通過する溶剤溶液に耐える材料で作製される必 要があることは容易に判るであろう。こうして、例えば、紡糸口金はステンレス 、又はそれが適する場合には鋳鉄の鋳物で作られる。ガスケットはPTFEで作 られる。 本発明を損なうことなく、セルロースのNMMO水溶液に含まれている水の一 部が横断気流によって蒸発して、紡糸口金から出たばかりのフィラメントにスキ ンを形成するものと信じられている。横断気流による冷却とフィラメントからの 水分の蒸発との相乗効果によってフィラメントが冷却され、スキンが形成され、 これによって紡糸浴に入る前にフィラメントが安定化される。このことは、非常 に多数のフィラメントを一度に製造可能なことを意味する。 紡糸セルの底部の各出口103は、図8に詳細に示されているように、ゲート ルを具えている。フィラメントのトウ130は出口103を通過して、該出口1 03が設けられている壁に上端で液密に接触している弾性ゲートル131に入る 。このゲートル131はその下端にトウ130よりも少し小さい直径の孔を有す る。このゲートルはネオプレンゴムで作られ、トウがゲートルを通過する際にト ウ130はこのゴムを少し引伸し、トウの形に沿って接触させる。こうして、ゲ ートルは紡糸セルの底部からの過剰な液漏れを制限する。 次いで、トウはゴデットの下を通って上に向かい、水洗及び後続工程に向かう 。前記ゴデットの下方には、トウに随伴して出口103を通過した紡糸浴液を集 めるドリップトレイが設けられている。 紡糸セルの上部での紡糸浴液の流れを、図9と10を参照しながら詳しく説明 する。図9は、空になっている紡糸セルの上部の平面斜視図を示す。紡糸セルは 、実質的に、側壁135と136及び端壁137と138とで規定された液密な 容器である。側壁135と136は、連続的なスチール製の側壁であり、端壁1 37と138は、次に更に詳細に述べるドア139と140を具えている。 前記壁135〜138で規定された液密な紡糸セルの外側には、側壁141と 142及び端壁143と144で規定された外部フレームが設けられている。端 壁141と142とは、符号145と146で示されたU字型の切り欠き部14 5と146を具えている。側壁135と136の上縁は、前記端縁特にドア13 9と140によって規定される部分の上縁より僅かに下方にある。これらのドア は金属、ガラス又は透明なプラスチック材料で形成されている。これらのドアは 、開放可能に側壁に取付けられている。例えば、ドアはその下端でヒンジ止めさ れてボルトによって閉鎖位置に保持され たり、セルの側壁に三辺でボルト止めされている。 使用時には、僅かに過剰な液が紡糸セル内に圧送され、該過剰な液は辺135 と136の上縁をオーバーフローして、セル内に液の上面を形成する。必要に応 じて、これらの上縁を鋸歯状にしてもよい。 セルの吸い込み側には、液トラップが設けられることが望ましい。これは図1 0により明瞭に示されており、基本的には角度のついた壁147と側壁135の 上部との間に形成されたチャンネルを有する。吸い込みノズル148は、チャン ネル147の上面から下方に垂れ下がったストリップ149を有する。過剰な液 は上縁150を越えて溝153のパイプ154から流出し、必要に応じて循環す る。チャンネル151内の液と垂れ下がったストリップ149との相乗効果によ って気密シールが形成され、壁141と135との間のセルの辺に沿って吸い込 みノズル148に空気が吸い込まれることを防ぐ。 前述のように出口103を紡糸浴のセル底部に設けることによって、lyocell 繊維の製造を開始する際の始動時にトウを仕掛ける工程が大幅に簡単化される。 製造開始のためのこの工程は、セル内に少量の繊維を紡出し、該繊維を底部の前 記出口を通じて引っ掛け、トウを下方に引き出してゴデット即ちローラ(図示し ない)の周囲に巻き付け、次にトウを次工程の水洗・乾燥工程(図示しない)に 引き通して進行させるのみでよい。 紡糸セルの上端とジェットアセンブリの下部領域との間の間隙は狭いが、ドア 139と140を設けたことによって、トウの仕掛けはかなり容易になる。紡糸 作業の開始時にセルにフィラメントを仕掛けるためにドア139と140を開き 、セルからの紡糸浴液を周囲の回収溝に落下させる。次いで紡糸が開始され、紡 出された繊維 はセルの底部の出口を通って押し出される。セルに一旦フィラメントが仕掛けら れれば、ドア139と140は閉じられ、セルは再び液で充填され紡糸作業は自 動的に続行される。 必要に応じて、始動の目的で、純粋な水を紡糸浴に使用してもよい。この水は 、水性アミンオキシド混合物よりも泡立ちが少なく、セルの始動が容易である。 ドア139と140を設けたことにより、紡糸浴の内部へのアクセス及び吸い込 みノズルの縁部へのアクセスも容易となる。これによって、作業中にセルに成長 した少量の結晶を除去することができる。この結晶の成長は、少量のアミンオキ シドが蒸発することによって発生するものと信じられている。 多数のセルが並列して設けられ、各セルの底部に作業員が容易にアクセス可能 なことが判るであろう。これに反して、繊維が紡糸浴の上面を通って出てくる場 合は、この系に対するフィラメントの仕掛けは非常に複雑であり、作業員は紡糸 浴の表面の下方で作業して、紡糸浴の表面の下方で繊維をトウの形に集めなけれ ばならない。その上、多数のセルが並列状態で設置されている場合には、セルの 上面にアクセスすることが困難であり、これは特にエアギャップが非常に小さく 、且つセルが狭い場合に著しい。下部出口を利用することによって、セルを狭く し、且つ紡糸浴を通過するくさび型のトウよりも僅かに大きくすることが可能な ことが判る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AT,AU,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CZ,DE,DE,DK,E S,FI,GB,HU,JP,KP,KR,KZ,LK ,LU,LV,MG,MN,MW,NL,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SI,SK,T T,UA,UZ,VN (72)発明者 オーウェンス,アラン イギリス国,ニュニートン シーブイ11 6ジージー,ホレストン グランジ,ニュ ーリン クローズ 22 (72)発明者 ラフセッジ,イアン デビッド アメリカ合衆国,アラバマ 36693,モー ビル,ガバメント ブールバード 75 4950 (72)発明者 デイビース,リチャード ジェームス イギリス国,サウス ハンバーサイド デ ィーエヌ37 7エイチジー,グリンスビ ー,レイスビー,セント フランシス グ ローブ 8 (72)発明者 セラーズ,アラン イギリス国,サウス ハンバーサイド デ ィーエヌ19 7エヌエヌ,ゴックスヒル, トリニティー クローズ 2 (72)発明者 マクドナルド,ジャックリーン フェイ イギリス国,コベントリー シーブイ2 1アールエス,ヘンリー グリーン,ブラ イアリー ロード 26 (72)発明者 クイグリー,マイケル コリン イギリス国,メリデン シーブイ5 9キ ューエイチ,ボンビル クローズ 41 (72)発明者 ドレイパー,ラルフ イギリス国,コベントリー シーブイ6 4ジーゼット,ナンツ レーン 103

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.有機溶剤中のセルロースの溶液からセルロースフィラメントを製造する方 法であって、複数の紡糸孔を有するダイ(60)を通じて前記溶液を押し出して 複数の繊維束を形成し、該繊維束(125)を気体間隙を通って水を含有する紡 糸浴(101,115)内に進行させてフィラメントを形成し、前記間隙を通過 して前記紡糸浴(101,115)の上面(116)に平行に強制気流を発生さ せる各ステップを含むことを特徴とする方法。 2.前記気体が前記間隙を横切って吸引されることを特徴とする請求項1に記 載の方法。 3.前記ダイ(60)が500〜100,000個、好ましくは1,000〜 15,000個、更に好ましくは2,000〜10,000個の紡糸孔を有する ことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。 4.前記セルロース溶液が100〜125℃の温度範囲に維持されていること を特徴とする請求項1,2又は3に記載の方法。 5.前記気体が前記間隙を横切って吸い込み及び吹き出しされる請求項1〜4 のいずれか1項に記載の方法。 6.前記気体が空気であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記 載の方法。 7.前記空気が10℃又はそれより低い露点を有することを特徴とする請求項 6に記載の方法。 8.前記空気が0〜50℃の温度であることを特徴とする請求項6又は7に記 載の方法。 9.前記間隙が0.5〜25cmの間にある請求項1〜8のいずれか1項に記載 の方法。 10.セルロース用有機溶剤に含まれているセルロースの溶液からフィラメン トを凝結させる紡糸セルであって、該セルは、フィラメント(34)から溶剤を 浸出させるための紡糸浴(101,115)と該紡糸浴の上方の間隙とを具え、 該間隙の下面は前記紡糸浴(101,115)の表面によって規定され、上面は フィラメント(34)が出てきた紡糸口金(60)によって規定され、更に前記 セルは前記間隙を横切る気流を生成する手段を具えていることを特徴とする紡糸 セル。 11.前記の手段が、前記間隙の一方の面に入口を有する吸い込みノズル(1 22,148)を具えていることを特徴とする請求項10に記載の紡糸セル。 12.前記吸い込みノズル(122,148)の入口と反対側の前記間隙の側 面に出口を有するように吹き出しノズル(121)が設けられていることを特徴 とする請求項11に記載の紡糸セル。 13.前記吸い込みノズル(122,148)が、その入口の断面積が前記吹 き出しノズル(121)の出口の断面積より大きいことを特徴とする請求項12 に記載の紡糸セル。 14.前記紡糸浴内に隔壁手段(108,109,110,111,112) が設けられ、該紡糸浴中での液流を抑制し、液面を静穏にしていることを特徴と する請求項10〜13のいずれか1項に記載の紡糸セル。 15.前記紡糸浴の下端に出口(103)が設けられ、これを通って凝結した フィラメントがトウ(130)の形で出現し、更に自由状態ではトウ(130) よりも僅かに小さい断面積を有する、可撓性材料で作られたゲートル(131) が設けられ、該ゲートルはその上端で前記紡糸浴(101,115)の下端の前 記出口(103)の周囲にこれをシールするように固定され、使用時に前記トウ は該ゲートルの断面積を膨張させながら該出口を通過するように構成されている ことを特徴とする請求項10〜14のいずれか1項に記載の紡糸セル。 16.前記セル(101,115)が長方形状をなし、その長辺の一つに前記 吹き出しノズル(122,148)が設けられていることを特徴とする請求項1 0〜15のいずれか1項に記載の紡糸セル。 17.前記セルの少なくとも一つの短辺にアクセス用のドア(139,140 )が設けられていることを特徴とする請求項16に記載の紡糸セル。 18.前記セルの吸い込み側(148)の上縁(150)が、セルの液面レヘ ルを規定するダムとして機能することを特徴とする請求項10〜17のいずれか 1項に記載の紡糸セル。 19.前記ダムを有する壁の外側に、排液通路(153)が設けられているこ とを特徴とする請求項18に記載の紡糸セル。 20.前記排液通路(153)が液トラップ(149,151)を具え、空気 が前記排液通路に吸い込まれないように防止していることを特徴とする請求項1 9に記載の紡糸セル。 21.少なくとも前記吹き出し側に設けられた防止口金(60)の側壁の下方 に断熱層(40)が設けられていることを特徴とする請求項10〜20のいずれ か1項に記載の紡糸セル。 22.有機溶剤中のセルロースの溶液からセルロースフィラメントを製造する 方法であって、前記溶液が複数の紡糸孔を有するダイ(60)を通じて押し出さ れて複数のフィラメント(34)を形成し、該フィラメントは水を含む紡糸浴を 通過してフィラメントから溶剤を浸出され、、該フィラメントのトウ(130) は前記紡糸浴の下端に設けられた出口(103)を通り、該出口(103)はト ウに弾性的に接触可能な弾性周縁を具えていることを特徴とする方法。 23.前記出口(103)が弾性ゲートル(131)を具え、前記トウに接触 する弾性周縁を構成していることを特徴とする請求項22に記載の方法。 24.前記ゲートル(131)がその下端にトウ(130)より僅かに小径の オリフィスを有することを特徴とする請求項23に記載の方法。 25.前記フィラメント(34)がダイ(60)と紡糸浴(101,115) との間の間隙を通過し、該間隙に前記紡糸浴の液面に平行な強制気流が流されて いることを特徴とする請求項22,23,又は24に記載の方法。 26.有機溶剤中のセルロースの溶液から形成されたセルロースフィラメント を凝結させるための紡糸セルであって、前記フィラメントのトウ(130)から 溶剤を浸出させるための紡糸浴(101,115)を有し、該紡糸浴(101, 115)の下端には出口(103)が設けられ、これを通じて前記トウ(130 )が進行し、前記出口(103)は前記トウ(130)に弾性的に接触する弾性 周縁を具えていることを特徴とする紡糸セル。 27.前記弾性周縁が弾性ゲートル(131)を具えていることを特徴とする 請求項26に記載の紡糸セル。 28.前記弾性ゲートル(131)が、その上端で前記出口(103)の周囲 をシールするように固定され、その下端にフィラメントのトウ(130)より僅 かに小径の孔を有するをことを特徴とする請求項27に記載の紡糸セル。 29.前記間隙が前記紡糸浴(101,115)の上方に設けられ、紡糸浴の 上面とダイ(60)の下面との間に規定され、該ダイ を通じて前記フィラメント(34)が形成されることを特徴とする請求項26, 27又は28に記載の紡糸セル。 30.前記間隙を通じて前記紡糸浴(101,115)の上面に平行な強制気 流を形成するための手段(121,122)が設けられていることを特徴とする 請求項29に記載の紡糸セル。 31.有機溶剤中のセルロースの溶液からセルロースフィラメントを製造する 方法であって、前記溶液は複数の紡糸孔を有するダイ(60)を通じて押し出さ れて複数のフィラメント(34)を形成し、該フィラメントは水を含有する紡糸 浴(101,115)を通ってトウ(130)として進行しつつ、該フィラメン トから溶剤を浸出させ、更に、該紡糸浴には乱流を少なくするための隔壁手段( 108,109,110,111,112)が設けられていることを特徴とする 方法。 32.前記トウ(130)の断面積が、前記紡糸浴(101,115)の出口 に向かうにつれて減少していることを特徴とする請求項31に記載の方法。 33.前記隔壁(108,109,110,111,112)が多孔性である ことを特徴とする請求項31又は32に記載の方法。 34.前記隔壁(108,109,110,111,112)が、紡糸浴(1 01,115)内の複数の高さに設けられていることを特徴とする請求項31, 32又は33に記載の方法。 35.前記フィラメント(34)が、ダイ(60)と紡糸浴(101,115 )との間の間隙を通り、前記紡糸浴の液の上面に平行に前記間隙を通じて強制気 流が流されていることを特徴とする請求項31〜34のいずれか1項に記載の方 法。 36.有機溶剤中のセルロースの溶液から形成されたセルロースフィラメント を凝結させるための紡糸セルであって、前記フィラメ ントのトウが通過する際に該フィラメントのトウ(130)から溶剤を浸出させ るための紡糸浴(101,115)を有し、該紡糸浴は乱流を少なくするための 隔壁(108,109,110,111,112)を有することを特徴とする紡 糸セル。 37.前記隔壁(108,109,110,111,112)が多孔性である ことを特徴とする請求項36に記載の紡糸セル。 38.前記隔壁(108,109,110,111,112)が孔あきプレー トであることを特徴とする請求項36又は37に記載の紡糸セル。 39.前記隔壁(108,109,110,111,112)が、前記紡糸浴 (101,115)内の複数の高さに設けられていることを特徴とする請求項3 6,37又は38に記載の紡糸セル。 40.前記隔壁(108,109,110,111,112)が、前記紡糸浴 (101,115)の上部領域内に設けられていることを特徴とする請求項36 〜39のいずれか1項に記載の紡糸セル。 41.前記隔壁(108,109,110,111,112)が、前記紡糸浴 (108,109,110,111,112)を通過するフィラメントのトウ( 130)の移動表面に接近するような形状に形成されていることを特徴とする請 求項36〜40のいずれか1項に記載の紡糸セル。 42.前記紡糸浴(101,115)の上方に間隙が設けられ、該間隙は紡糸 浴の上面とダイ(60)の下面との間に規定され、該ダイを通ってフィラメント (34)が形成されることを特徴とする請求項36〜41のいずれか1項に記載 の紡糸セル。 43.紡糸浴(101,115)の上面に平行に前記間隙を通る強制気流を形 成するための手段(121,122)が設けられてい ることを特徴とする請求項42に記載の紡糸セル。 44.添付の図面に図示され、これを参照して述べられた、有機溶剤中のセル ロースの溶液からセルロースフィラメントを製造するための方法。 45.添付の図面に図示され、これを参照して述べられた、有機溶剤中のセル ロースの溶液から形成されたセルロースフィラメントを凝結するための紡糸セル 。 46.請求項1〜45のいずれか1項に記載の装置によって製造されたセルロ ースフィラメント。
JP50037095A 1993-05-24 1994-05-20 紡糸セル Expired - Fee Related JP3399955B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US6652293A 1993-05-24 1993-05-24
US08/066,522 1993-05-24
PCT/GB1994/001107 WO1994028218A1 (en) 1993-05-24 1994-05-20 Spinning cell

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08510516A true JPH08510516A (ja) 1996-11-05
JP3399955B2 JP3399955B2 (ja) 2003-04-28

Family

ID=22070052

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50037095A Expired - Fee Related JP3399955B2 (ja) 1993-05-24 1994-05-20 紡糸セル

Country Status (25)

Country Link
US (3) US5639484A (ja)
EP (1) EP0700463B1 (ja)
JP (1) JP3399955B2 (ja)
KR (1) KR100301787B1 (ja)
CN (1) CN1039043C (ja)
AT (2) AT903U1 (ja)
AU (1) AU688324B2 (ja)
BR (1) BR9406541A (ja)
CA (1) CA2163260C (ja)
CZ (1) CZ311495A3 (ja)
DE (2) DE9490144U1 (ja)
ES (1) ES2141233T3 (ja)
FI (1) FI955652A (ja)
HU (1) HU216953B (ja)
MY (1) MY115308A (ja)
NO (1) NO309615B1 (ja)
PL (1) PL311719A1 (ja)
PT (1) PT700463E (ja)
RU (1) RU2129622C1 (ja)
SG (1) SG49294A1 (ja)
SK (1) SK149295A3 (ja)
TR (1) TR28441A (ja)
TW (1) TW257799B (ja)
WO (1) WO1994028218A1 (ja)
ZA (1) ZA943387B (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008533322A (ja) * 2005-03-15 2008-08-21 ヒョスング コーポレーション 産業用セルロース繊維
WO2018180188A1 (ja) * 2017-03-27 2018-10-04 東レ株式会社 繊維の製造方法および炭素繊維の製造方法
WO2019167344A1 (ja) * 2018-02-27 2019-09-06 東レ株式会社 繊維の製造方法および炭素繊維の製造方法
JP2021512225A (ja) * 2017-10-12 2021-05-13 レンチング アクチエンゲゼルシャフト 紡糸装置及び紡糸装置で紡糸巻取を行なう方法
JP2022515535A (ja) * 2018-12-28 2022-02-18 レンチング アクチエンゲゼルシャフト 紡糸口金、紡糸口金の加熱方法及びリヨセル製造方法

Families Citing this family (49)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT399729B (de) * 1993-07-01 1995-07-25 Chemiefaser Lenzing Ag Verfahren zur herstellung cellulosischer fasern sowie vorrichtung zur durchführung des verfahrens und deren verwendung
US5902532A (en) 1994-12-02 1999-05-11 Akzo Nobel Nv Process for manufacturing cellulose objects
US5984655A (en) * 1994-12-22 1999-11-16 Lenzing Aktiengesellschaft Spinning process and apparatus
ATA239194A (de) * 1994-12-22 1996-02-15 Chemiefaser Lenzing Ag Vorrichtung zur durchführung eines trocken-/nassspinnverfahrens
GB9500387D0 (en) * 1995-01-10 1995-03-01 Courtaulds Fibres Ltd Manufacture of extruded articles
GB9607456D0 (en) * 1996-04-10 1996-06-12 Courtaulds Fibres Holdings Ltd Spinning of filaments
US6210801B1 (en) 1996-08-23 2001-04-03 Weyerhaeuser Company Lyocell fibers, and compositions for making same
US6235392B1 (en) 1996-08-23 2001-05-22 Weyerhaeuser Company Lyocell fibers and process for their preparation
US6221487B1 (en) 1996-08-23 2001-04-24 The Weyerhauser Company Lyocell fibers having enhanced CV properties
US6306334B1 (en) 1996-08-23 2001-10-23 The Weyerhaeuser Company Process for melt blowing continuous lyocell fibers
US6471727B2 (en) 1996-08-23 2002-10-29 Weyerhaeuser Company Lyocell fibers, and compositions for making the same
US6331354B1 (en) 1996-08-23 2001-12-18 Weyerhaeuser Company Alkaline pulp having low average degree of polymerization values and method of producing the same
GB9622444D0 (en) * 1996-10-29 1997-01-08 Courtaulds Fibres Holdings Ltd Spinnerette
GB9625634D0 (en) 1996-12-10 1997-01-29 Courtaulds Fibres Holdings Ltd Method of manufacture of nonwoven fabric
AT405531B (de) 1997-06-17 1999-09-27 Chemiefaser Lenzing Ag Verfahren zur herstellung cellulosischer fasern
US6773648B2 (en) 1998-11-03 2004-08-10 Weyerhaeuser Company Meltblown process with mechanical attenuation
DE19915762A1 (de) * 1999-04-08 2000-10-12 Lurgi Zimmer Ag Kühlsystem für Filamentbündel
DE19954152C2 (de) * 1999-11-10 2001-08-09 Thueringisches Inst Textil Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung von Cellulosefasern und Cellulosefilamentgarnen
DE10007794A1 (de) * 2000-02-21 2001-06-28 Zimmer Ag Polymerzusammensetzung und daraus hergestellter Formkörper
US6500215B1 (en) 2000-07-11 2002-12-31 Sybron Chemicals, Inc. Utility of selected amine oxides in textile technology
DE10037922A1 (de) * 2000-08-03 2002-02-28 Zimmer Ag Verfahren und Vorrichtung zum Extrudieren eines Endlosformkörpers
DE10043297B4 (de) * 2000-09-02 2005-12-08 Thüringisches Institut für Textil- und Kunststoff-Forschung e.V. Verfahren zur Herstellung von Cellulosefasern und Cellulosefilamentgarnen
DE10200406A1 (de) * 2002-01-08 2003-07-24 Zimmer Ag Spinnvorrichtung und -verfahren mit turbulenter Kühlbeblasung
DE10200405A1 (de) * 2002-01-08 2002-08-01 Zimmer Ag Spinnvorrichtung und -verfahren mit Kühlbeblasung
DE10204381A1 (de) * 2002-01-28 2003-08-07 Zimmer Ag Ergonomische Spinnanlage
DE10206089A1 (de) 2002-02-13 2002-08-14 Zimmer Ag Bersteinsatz
DE10213007A1 (de) * 2002-03-22 2003-10-09 Zimmer Ag Verfahren und Vorrichtung zur Regelung des Raumklimas bei einem Spinnprozess
DE10223268B4 (de) * 2002-05-24 2006-06-01 Zimmer Ag Benetzungseinrichtung und Spinnanlage mit Benetzungseinrichtung
DE10314878A1 (de) * 2003-04-01 2004-10-28 Zimmer Ag Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung nachverstreckter Cellulose-Spinnfäden
AT413545B (de) * 2003-07-14 2006-03-15 Chemiefaser Lenzing Ag Verfahren zur herstellung cellulosischer formkörper
DE102004024065A1 (de) * 2004-05-13 2005-12-08 Zimmer Ag Verfahren zum Herstellen von Endlosformkörpern und Spinnkopf
DE102004024029A1 (de) * 2004-05-13 2005-12-08 Zimmer Ag Lyocell-Verfahren und -Vorrichtung mit Steuerung des Metallionen-Gehalts
DE102004024030A1 (de) 2004-05-13 2005-12-08 Zimmer Ag Lyocell-Verfahren mit polymerisationsgradabhängiger Einstellung der Verarbeitungsdauer
DE102004024028B4 (de) * 2004-05-13 2010-04-08 Lenzing Ag Lyocell-Verfahren und -Vorrichtung mit Presswasserrückführung
KR20070061826A (ko) * 2004-09-17 2007-06-14 빌라 리서어치 인스티튜트 포어 어플라이드 사이언시즈 부직 셀룰로즈 구조물을 제조하는 방법 및 이 방법으로제조한 부직 셀룰로즈 구조물
DE102005040000B4 (de) * 2005-08-23 2010-04-01 Lenzing Ag Mehrfachspinndüsenanordnung und Verfahren mit Absaugung und Beblasung
KR101175336B1 (ko) 2007-09-07 2012-08-20 코오롱인더스트리 주식회사 라이오셀 필라멘트 섬유의 제조방법, 라이오셀 필라멘트섬유, 및 타이어 코오드
JP5452243B2 (ja) * 2010-01-19 2014-03-26 Tmtマシナリー株式会社 溶融紡糸装置の紡糸パック
CN102477591B (zh) * 2010-11-19 2013-12-11 中国纺织科学研究院 一种纤维素纤维、其制造方法及设备
EP2565304A1 (de) 2011-09-02 2013-03-06 Aurotec GmbH Extrusionsverfahren und -vorrichtung
EP2565303A1 (de) * 2011-09-02 2013-03-06 Aurotec GmbH Extrusionsverfahren
EP2565504A1 (de) * 2011-09-02 2013-03-06 Aurotec GmbH Verbindungsstück einer Transportleitung
EP2719801A1 (de) 2012-10-10 2014-04-16 Aurotec GmbH Spinnbad und Verfahren zur Verfestigung eines Formkörpers
EP2743551A1 (de) 2012-12-14 2014-06-18 Aurotec GmbH Absperrorgan mit Spülung
TWI667378B (zh) 2014-01-03 2019-08-01 奧地利商蘭精股份有限公司 纖維素纖維
KR102344856B1 (ko) * 2018-03-29 2021-12-28 코오롱인더스트리 주식회사 고강도 원사를 제조하기 위한 방사팩, 이를 포함하는 원사의 제조장치 및 그 제조방법
EP3505659A1 (de) 2018-08-30 2019-07-03 Aurotec GmbH Verfahren und vorrichtung zum filamentspinnen mit umlenkung
GB201820411D0 (en) * 2018-12-14 2019-01-30 Univ Birmingham Electrospinning
EP3901333A1 (de) 2020-04-22 2021-10-27 Aurotec GmbH Herstellung von filamenten mit kontrollierter gasströmung

Family Cites Families (54)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA756012A (en) * 1967-04-04 Mazzolini Corrado Method and apparatus for the wet-spinning of synthetic polymers
US2179181A (en) * 1936-04-21 1939-11-07 Soc Of Chemical Ind Cellulose solutions and process of making same
DE715504C (de) * 1939-01-07 1941-12-23 Carl Hamel Ag Vorrichtung zum Spinnen von Viscosekunstfaeden
US2284028A (en) * 1939-09-26 1942-05-26 Ubbelohde Leo Dry spinning process
NL61622C (ja) * 1942-10-06
GB807248A (en) * 1957-01-15 1959-01-14 Dow Chemical Co Method for spinning polyolefines
US3002804A (en) * 1958-11-28 1961-10-03 Du Pont Process of melt spinning and stretching filaments by passing them through liquid drag bath
US3118012A (en) * 1959-05-01 1964-01-14 Du Pont Melt spinning process
US3080210A (en) * 1961-12-01 1963-03-05 Monsanto Chemicals Spinning of acrylonitrile polymers
GB957534A (en) * 1962-01-18 1964-05-06 British Nylon Spinners Ltd Improvements in or relating to melt-spinning synthetic polymer filaments
IL21472A (en) * 1963-06-06 1968-02-26 Monsanto Co Wet-spinning of synthetic vinyl polymers
US3221088A (en) * 1964-11-02 1965-11-30 Eastman Kodak Co Process and apparatus for orienting yarn
US3299469A (en) * 1964-11-18 1967-01-24 Du Pont Melt-spinning apparatus
GB1111649A (en) * 1965-07-08 1968-05-01 Fuji Boseki Kabushiki Kaisha Method and apparatus for melt spinning of synthetic filaments
GB1298413A (en) * 1970-08-04 1972-12-06 Ici Ltd Process for melt spinning
DE2113327A1 (de) * 1971-03-19 1972-10-12 Reifenhaeuser Kg Vorrichtung zur Herstellung von schmelzgesponnenen Fasern
US3858386A (en) * 1971-07-06 1975-01-07 Fiber Industries Inc Polyester yarn production
US3969462A (en) * 1971-07-06 1976-07-13 Fiber Industries, Inc. Polyester yarn production
US4038357A (en) * 1972-06-28 1977-07-26 Imperial Chemical Industries Inc. Manufacture of synthetic filaments
US3905381A (en) * 1973-09-07 1975-09-16 Phillips Petroleum Co Filament liquid quenching apparatus
US3996321A (en) * 1974-11-26 1976-12-07 E. I. Du Pont De Nemours And Company Level control of dry-jet wet spinning process
US3932576A (en) * 1974-12-23 1976-01-13 Concorde Fibers, Inc. Apparatus for and method of melt spinning
GB1566581A (en) * 1975-12-29 1980-05-08 Nippon Zeon Co Hollow fibres and methods of manufacturing such fibres
FR2372251A1 (fr) * 1976-11-26 1978-06-23 Rhone Poulenc Textile Nouveau procede de filage ou mise en forme de solutions de cellulose et articles ainsi obtenus
US4078034A (en) * 1976-12-21 1978-03-07 E. I. Du Pont De Nemours And Company Air gage spinning process
US4070431A (en) * 1976-12-21 1978-01-24 E. I. Du Pont De Nemours And Company Improved yarn extraction process
US4144080A (en) * 1977-07-26 1979-03-13 Akzona Incorporated Process for making amine oxide solution of cellulose
US4416698A (en) * 1977-07-26 1983-11-22 Akzona Incorporated Shaped cellulose article prepared from a solution containing cellulose dissolved in a tertiary amine N-oxide solvent and a process for making the article
ZA785535B (en) * 1977-10-31 1979-09-26 Akzona Inc Process for surface treating cellulose products
US4193962A (en) * 1978-08-11 1980-03-18 Kling-Tecs, Inc. Melt spinning process
US4477951A (en) * 1978-12-15 1984-10-23 Fiber Associates, Inc. Viscose rayon spinning machine
US4261943A (en) * 1979-07-02 1981-04-14 Akzona Incorporated Process for surface treating cellulose products
US4285646A (en) * 1980-05-13 1981-08-25 Fiber Industries, Inc. Apparatus for quenching melt-spun filaments
EP0040482B1 (en) * 1980-05-13 1984-08-08 Celanese Corporation Process and apparatus for melt spinning filaments in which quench gas and finishing liquid are introduced to the filaments through the fibre pack and spinneret
DE3162048D1 (en) * 1980-10-21 1984-03-01 Fiber Industries Inc Process of, apparatus for, and filament guide for, producing melt-spun filaments
US4340559A (en) * 1980-10-31 1982-07-20 E. I. Du Pont De Nemours And Company Spinning process
JPS57161113A (en) * 1981-03-31 1982-10-04 Nippon Ester Co Ltd Melt spinning method
US4440711A (en) * 1982-09-30 1984-04-03 Allied Corporation Method of preparing high strength and modulus polyvinyl alcohol fibers
US4713290A (en) * 1982-09-30 1987-12-15 Allied Corporation High strength and modulus polyvinyl alcohol fibers and method of their preparation
DE3406346C2 (de) * 1983-02-25 1986-08-28 Barmag Barmer Maschinenfabrik Ag, 5630 Remscheid Schmelzspinnvorrichtung zur Erzeugung einer Schar von Filamentfäden
EP0118088B1 (en) * 1983-02-28 1986-11-26 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Process and apparatus for preparation of polyparaphenylene terephthalamide fibers
DD218121A1 (de) * 1983-10-17 1985-01-30 Chemiefaser Komb Schwarza Wilh Verfahren zur herstellung von formkoerpern aus celluloseloesungen
JPS61119704A (ja) * 1984-11-13 1986-06-06 Mitsui Petrochem Ind Ltd フイラメント集合体の冷却方法
CH673659A5 (ja) * 1987-03-05 1990-03-30 Inventa Ag
US4836507A (en) * 1987-08-10 1989-06-06 E. I. Du Pont De Nemours And Company Aramid staple and pulp prepared by spinning
AT392972B (de) * 1988-08-16 1991-07-25 Chemiefaser Lenzing Ag Verfahren zur herstellung von loesungen von cellulose sowie einrichtung zur durchfuehrung des verfahrens
AT397392B (de) * 1989-11-29 1994-03-25 Chemiefaser Lenzing Ag Spinndüse
DE4004798A1 (de) * 1990-02-16 1991-08-22 Akzo Gmbh Verfahren und vorrichtung zur herstellung von formkoerpern
AT395863B (de) * 1991-01-09 1993-03-25 Chemiefaser Lenzing Ag Verfahren zur herstellung eines cellulosischen formkoerpers
JPH0544104A (ja) * 1991-08-01 1993-02-23 Unitika Ltd 乾・湿式紡糸方法
JPH05117908A (ja) * 1991-10-24 1993-05-14 Sumika Hercules Kk 新規な紡糸装置及び該装置を用いる乾湿式紡糸法
ATA53792A (de) * 1992-03-17 1995-02-15 Chemiefaser Lenzing Ag Verfahren zur herstellung cellulosischer formkörper, vorrichtung zur durchführung des verfahrens sowie verwendung einer spinnvorrichtung
AT399729B (de) * 1993-07-01 1995-07-25 Chemiefaser Lenzing Ag Verfahren zur herstellung cellulosischer fasern sowie vorrichtung zur durchführung des verfahrens und deren verwendung
AT402738B (de) * 1993-07-28 1997-08-25 Chemiefaser Lenzing Ag Spinndüse

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008533322A (ja) * 2005-03-15 2008-08-21 ヒョスング コーポレーション 産業用セルロース繊維
WO2018180188A1 (ja) * 2017-03-27 2018-10-04 東レ株式会社 繊維の製造方法および炭素繊維の製造方法
JPWO2018180188A1 (ja) * 2017-03-27 2020-02-06 東レ株式会社 繊維の製造方法および炭素繊維の製造方法
US11286579B2 (en) 2017-03-27 2022-03-29 Toray Industries, Inc. Fiber production method and carbon fiber production method
JP2021512225A (ja) * 2017-10-12 2021-05-13 レンチング アクチエンゲゼルシャフト 紡糸装置及び紡糸装置で紡糸巻取を行なう方法
WO2019167344A1 (ja) * 2018-02-27 2019-09-06 東レ株式会社 繊維の製造方法および炭素繊維の製造方法
JPWO2019167344A1 (ja) * 2018-02-27 2020-12-17 東レ株式会社 繊維の製造方法および炭素繊維の製造方法
JP2022515535A (ja) * 2018-12-28 2022-02-18 レンチング アクチエンゲゼルシャフト 紡糸口金、紡糸口金の加熱方法及びリヨセル製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
AT903U1 (de) 1996-07-25
CN1039043C (zh) 1998-07-08
CA2163260C (en) 2004-02-17
HU9503348D0 (en) 1996-01-29
NO954747L (no) 1996-01-11
TR28441A (tr) 1996-07-04
DE9490144U1 (de) 1996-02-15
NO309615B1 (no) 2001-02-26
CZ311495A3 (cs) 1998-04-15
JP3399955B2 (ja) 2003-04-28
MY115308A (en) 2003-05-31
HUT72900A (en) 1996-06-28
RU2129622C1 (ru) 1999-04-27
SG49294A1 (en) 1998-05-18
CA2163260A1 (en) 1994-12-08
AU688324B2 (en) 1998-03-12
TW257799B (ja) 1995-09-21
CN1124509A (zh) 1996-06-12
HU216953B (hu) 1999-10-28
ZA943387B (en) 1995-02-17
FI955652A0 (fi) 1995-11-23
ATE189011T1 (de) 2000-02-15
BR9406541A (pt) 1996-01-02
AU6728794A (en) 1994-12-20
WO1994028218A1 (en) 1994-12-08
US5639484A (en) 1997-06-17
NO954747D0 (no) 1995-11-23
ES2141233T3 (es) 2000-03-16
KR100301787B1 (ko) 2001-10-22
EP0700463A1 (en) 1996-03-13
FI955652A (fi) 1995-11-23
PT700463E (pt) 2000-04-28
US5951932A (en) 1999-09-14
US5939000A (en) 1999-08-17
DE69422711T2 (de) 2000-06-08
PL311719A1 (en) 1996-03-04
SK149295A3 (en) 1996-06-05
DE69422711D1 (de) 2000-02-24
EP0700463B1 (en) 2000-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08510516A (ja) 紡糸セル
KR0177183B1 (ko) 셀룰로오스 성형품의 제조 방법 및 장치
KR0177261B1 (ko) 셀룰로오스 섬유의 제조방법, 및 이 방법을 수행하기 위한 장치
AU703733B2 (en) Spinning device
KR101939157B1 (ko) 압출 방법
JP3888645B2 (ja) 高強力性アラミド繊維の製造方法
CN101988217A (zh) 立雾式化学纤维成型方法
US2367493A (en) Cellulose derivative extrusion process
US3061402A (en) Wet spinning synthetic fibers
JP4593667B2 (ja) 産業用セルロース繊維
JPH0544104A (ja) 乾・湿式紡糸方法
JP3483070B2 (ja) 湿式紡糸装置
KR20080038245A (ko) 흡입 및 분사를 위한 다중 방사 노즐 장치 및 방법
JP4593865B2 (ja) 機械的細化を用いたメルトブロー法
WO1998018983A1 (en) Spinnerette
US2999004A (en) Treating filamentary material
CN221028803U (zh) 一种湿法纺丝装置
CN106480521A (zh) 干‑湿法纺丝机
KR20000041342A (ko) 셀룰로오스 필라멘트사의 제조방법 및 제조장치
KR20050020884A (ko) 라이오셀 멀티필라멘트용 방사노즐 및 냉각장치
KR20050030770A (ko) 라이오셀 멀티필라멘트 제조용 냉각장치
JPS63767Y2 (ja)
KR20070100481A (ko) 라이오셀 섬유용 방사 구금, 및 이를 이용한 라이오셀섬유의 제조 방법

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080221

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090221

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100221

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees