JPH08185802A - 放電表示装置 - Google Patents

放電表示装置

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JPH08185802A
JPH08185802A JP6326517A JP32651794A JPH08185802A JP H08185802 A JPH08185802 A JP H08185802A JP 6326517 A JP6326517 A JP 6326517A JP 32651794 A JP32651794 A JP 32651794A JP H08185802 A JPH08185802 A JP H08185802A
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JP
Japan
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partition wall
flat plate
discharge
partition
plate
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Application number
JP6326517A
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English (en)
Inventor
Hirotaka Murai
弘高 村井
Shigeo Mori
繁夫 森
Susumu Sakamoto
進 阪本
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KYUSHU NORITAKE KK
Noritake Co Ltd
Original Assignee
KYUSHU NORITAKE KK
Noritake Co Ltd
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Publication date
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J11/00Gas-filled discharge tubes with alternating current induction of the discharge, e.g. alternating current plasma display panels [AC-PDP]; Gas-filled discharge tubes without any main electrode inside the vessel; Gas-filled discharge tubes with at least one main electrode outside the vessel
    • H01J11/10AC-PDPs with at least one main electrode being out of contact with the plasma
    • H01J11/12AC-PDPs with at least one main electrode being out of contact with the plasma with main electrodes provided on both sides of the discharge space
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J11/00Gas-filled discharge tubes with alternating current induction of the discharge, e.g. alternating current plasma display panels [AC-PDP]; Gas-filled discharge tubes without any main electrode inside the vessel; Gas-filled discharge tubes with at least one main electrode outside the vessel
    • H01J11/20Constructional details
    • H01J11/34Vessels, containers or parts thereof, e.g. substrates
    • H01J11/36Spacers, barriers, ribs, partitions or the like
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01J11/00Gas-filled discharge tubes with alternating current induction of the discharge, e.g. alternating current plasma display panels [AC-PDP]; Gas-filled discharge tubes without any main electrode inside the vessel; Gas-filled discharge tubes with at least one main electrode outside the vessel
    • H01J11/20Constructional details
    • H01J11/48Sealing, e.g. seals specially adapted for leading-in conductors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J9/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
    • H01J9/24Manufacture or joining of vessels, leading-in conductors or bases
    • H01J9/241Manufacture or joining of vessels, leading-in conductors or bases the vessel being for a flat panel display

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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造工程を複雑にすることなく、隔壁の高さ
のばらつきや第1,第2平板の平坦度等に起因するその
頂部と第1,第2平板の他方との間の隙間の発生や、そ
の他方の平板の平坦度の低下を抑制し得る放電表示装置
を提供する。 【構成】 封着部材36よりも高い軟化点を有し且つ封
着温度で軟化する材料から構成されることにより、誘電
体層22を設けられた前面板12と隔壁18との間でそ
の隔壁18の高さのばらつき等に応じて与えられる押圧
力に従って、その厚さが変化させられる隔壁高さ調整層
32が、その前面板12と隔壁18の頂部30との間に
備えられる。このため、隔壁高さ調整層32は封着温度
で軟化して、上記押圧力のみによってその厚みが変化さ
せられる。したがって、製造工程を複雑化することな
く、隔壁18と前面板12との間の隙間の発生が抑制さ
れ、複数の放電空間16は相互に完全に分離される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラズマディスプレイ
やプラズマを用いて電気的にアドレスする液晶パネル等
のガス放電を利用する放電表示装置に関し、特に放電空
間を形成するための隔壁の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】第1平板と、該第1平板から所定距離離
隔して平行に配置される第2平板と、所定の封着温度で
処理されることにより、それら第1平板および第2平板
を周縁部において互いに接合して気密空間を形成するた
めの封着部材と、それら第1平板および第2平板の一方
の対向面に立設されてその気密空間内に複数の放電空間
を形成する隔壁とを備え、放電を利用して文字,図形,
記号等の所望の画像を表示する形式の放電表示装置が知
られている。例えば、プラズマディスプレイ(以下、P
DPという)や、特開平6−102834号公報に記載
されているようなプラズマアドレス液晶表示装置(以
下、PALCパネルという)等がそれである。このよう
な放電表示装置は、平板型で薄型化が容易であるため、
CRTに代わる画像表示装置として考えられている。
【0003】上記のPDPは、複数の放電空間内で選択
的に放電を発生させるための複数本の放電電極を備えて
おり、その放電により発生するプラズマを利用するもの
である。すなわち、プラズマの生成に伴うネオンオレン
ジ等の発光により直接的に画像が表示され、或いは、放
電空間内に蛍光体が備えられて、プラズマによって生じ
た紫外線により励起させられた蛍光体の発光により画像
が表示される。
【0004】また、前記のPALCパネルは、画面の応
答速度やコントラストの点で優れたアクティブマトリッ
クス駆動方式の液晶表示装置(以下、LCDという)の
一例である。アクティブマトリックス駆動方式として
は、TFT(Thin-Film Transistor)駆動が一般的に行
われているが、画素数に応じた多数の非線型素子(トラ
ンジスタ)を薄膜形成する必要があって大面積で製造す
ることが困難であることから、それに代わる大面積用L
CDとして提案されているものである。このPALCパ
ネルにおいては、前記第1,第2平板が何れも透光性材
料で構成され且つその他方は比較的薄い誘電体層(例え
ば厚さ50μm 程度の薄板ガラス)として形成されてお
り、第1,第2平板の一方の対向面に立設されて互いに
平行な複数本の長手状の放電空間を形成する隔壁と、そ
の放電空間内で放電を発生させるためにその隔壁と平行
に設けられた複数本の放電電極と、第1,第2平板の他
方(誘電体層)の放電空間とは反対の一面側に設けられ
て上記複数本の放電空間に直交し且つ互いに平行な複数
本のITO等の透明電極と必要に応じてカラーフィルタ
が備えられた第2の薄板と、それら誘電体層と第2の薄
板との間に備えられた液晶層とが設けられている。
【0005】上記の技術によれば、所定の放電電極間で
放電させることにより、その放電電極が位置する放電空
間内でプラズマが生成して、その放電空間に位置する前
記誘電体層表面に略均一な電位分布が形成される。この
状態で所定の透明電極に所定の電圧を印加することによ
り、プラズマが生成した放電空間と電圧が印加された透
明電極との交点に位置する誘電体層表面に電荷が蓄積さ
れ、その交点に位置する液晶が配向させられる。この液
晶の配向は、放電空間内のプラズマが消滅した後も上記
蓄積電荷の作用によりメモリー動作として継続される。
すなわち、PALCパネルにおいては、放電空間、放電
電極、および誘電体層がプラズマ・スイッチとしてTF
Tの如き作用をするのであり、上記一方の平行平板上に
は放電空間を形成するための隔壁とその隔壁に平行な放
電電極とを設けるだけで良いため、画素数に応じた多数
の非線型素子が備えられるTFTLCDに比較して製造
が容易となって欠陥が発生し難く、容易に大表示面の画
像表示装置が得られるのである。
【0006】
【発明が解決すべき課題】ところで、上記のPDPやP
ALCパネル等の隔壁は、例えば、厚膜印刷ペーストを
用いて第1,第2平板の一方或いは両方の対向面上に印
刷積層して形成される(一般には、生産性等の点から一
方に一括形成される)が、その一方の平板の反り・うね
り等や積層される各層内での厚みのばらつき等により、
積層高さが不均一になり得ると共に、隔壁の頂部にスク
リーンメッシュ跡の凹凸(すなわち突起や凹み)が形成
され得る。また、第1,第2平板の他方にも反り・うね
り等があって、その平坦度が比較的低いことも多い。そ
のため、両平板をその周縁部において互いに接合して気
密空間を形成した際に、隔壁の高さの不均一性や凹凸、
他方の平板の平坦度に起因して、その他方の平板と隔壁
の頂部との間に隙間が生じると共に、PALCパネルの
ようにその他方の平板が比較的薄くされる場合には、こ
れに加えて隔壁の頂部のうねりや凹凸に倣って上記他方
の平板が変形して平坦度の低下が生じ得ることとなる。
特に、例えば特開平5−151901号公報に記載され
ているように、隔壁が両方の対向面上に形成される場合
は、対向面上の隔壁の頂部を合わせることになり、上記
の問題が著しくなる。
【0007】このため、従来の放電表示装置において
は、上記の隙間や他方の平板の平坦度の低下等に起因し
て、以下のような種々の問題があった。 PDPにおいては、複数の放電空間が相互に完全に
分離されていない(上記僅かな隙間により連続させられ
る)ことにより、所望の放電空間以外の隣接する放電空
間で放電が発生する所謂クロストークが発生する。 カラーPDPにおいては、上記のクロストーク或い
は放電で発生した紫外線が隣接する放電空間に広がるこ
とにより、隣接する放電空間に備えられた異なる発光色
の蛍光体が発光させられて、混色が生じる。 AC型面放電PDPでは、他方の平板の対向面上の
表示電極(放電電極)上に壁電荷が形成された放電空間
だけが放電し表示を行うが、各放電空間は蓄積電荷量が
均一となるように隔壁で相互に電気的に絶縁されている
必要がある。すなわち、点灯開始電圧と消灯開始電圧の
差異が大きいほどメモリーマージンがあり、駆動設計上
有利であるが、このメモリーマージンは隔壁の頂部と他
方の平板の対向面上に設けられた透明誘電体層との接触
面積に関係しており、隔壁頂部との凹凸はそのままメモ
リーマージンの低下となる。 PALCパネルにおいては、比較的薄い誘電体層と
第2の薄板との間に液晶層が備えられることから、その
誘電体層(すなわち他方の平板)の平坦度の低下により
液晶層の厚さにばらつきを生じて均一な表示が得られな
い。また、イオン化している(すなわちプラズマ・スイ
ッチがオンの)放電空間では透明電極によって生じる電
界に従って電荷が移動し、プラズマはデータ電極(透明
電極)と放電空間の接地電位であるアノード電極間で電
気回路を構成し、充電された電荷は誘電体層の下面に蓄
積されるが、隙間があるとこの充電された電荷がプラズ
マ・スイッチがオンの放電空間だけに限定されることな
く隣接した放電空間に影響を与えてしまうことになる。
しかも、誘電体層が薄いことから隔壁の頂部に凹凸すな
わち突起や凹みが存在すると、その誘電体層が破損する
おそれもある。
【0008】そこで、従来は、放電表示装置の製造工程
において、以下のように隔壁の高さのばらつき等に起因
する不具合の発生を緩和していた。 例えば、特開平6−208109号公報に記載され
ているように、隔壁の頂部を研磨加工等によって平坦化
して凹凸やうねりを除去する。 第1,第2平板の接合時にその全面に荷重を加え
て、密着性を高める。 例えば特開平6−264746号公報に記載されて
いるように、隔壁の上層部にレベリング性が良好で且つ
無機材料粉末の粒径を小さくコントロールしたペースト
を印刷する。
【0009】ところが、上記のような方法では、何れに
よっても製造工程が増加することとなると共に工程とし
ても複雑であり、更に、パネルサイズが大きい場合には
その全面に亘って同様な効果が得られないという問題が
あった。しかも、の方法では、隔壁を破損させること
なくその頂部を研磨するための材料選択が必要となり、
研磨粉を除去する工程も必要となる。また、の方法で
は、第1,第2平板の他方の反り等に起因する隙間の解
決にはなるものの、隔壁の凹凸の解決にはならないと共
に、PALCパネルにおいては、その他方の平板の平坦
度の低下の解決にはならない。また、PDPにおいて
も、セル構造(放電空間の構造)によって程度の差はあ
るものの、セル間の独立性やパネル内の放電均一性を確
保するための十分な対策とはならない。その上、荷重を
かける治具の熱容量が無視できないため封着条件が難し
くなる。また、の方法では、スクリーンメッシュ跡の
ような小さな凹凸の緩和には機能するものの、うねりや
隔壁相互の高さのばらつきによる平坦度の低下の解決に
はならないという問題もあったのである。
【0010】本発明は、以上の事情を背景として為され
たものであり、その目的とするところは、製造工程を複
雑にすることなく、隔壁の高さのばらつきや第1,第2
平板の平坦度等に起因するその頂部と第1,第2平板の
他方との間の隙間の発生、およびその他方の平板の平坦
度の低下を抑制し得る放電表示装置を提供することあ
る。
【0011】
【課題を解決するための第1の手段】斯かる目的を達成
するため、第1発明の要旨とするところは、第1平板
と、その第1平板から所定距離離隔して平行に配置され
る第2平板と、所定の封着温度で処理されることによ
り、それら第1平板および第2平板の周縁部を互いに接
合して気密空間を形成する封着部材と、それら第1平板
および第2平板の一方の対向面に立設されてその気密空
間内に複数の放電空間を形成する隔壁とを備える形式の
放電表示装置であって、前記第1平板および前記第2平
板の他方の対向面と前記隔壁の頂部との間に備えられ、
前記封着部材と同等或いは高い軟化点を有し且つ前記封
着温度で軟化する材料から構成されることにより、その
第1平板および第2平板の他方とその隔壁の頂部との間
で与えられる押圧力に従って、その厚さが変化させられ
る隔壁高さ調整層を、含むことにある。
【0012】
【作用】このようにすれば、封着部材と同等或いは高い
軟化点を有し且つ封着温度で軟化する材料から構成され
ることにより、第1,第2平板の他方とその隔壁との間
で与えられる押圧力に従って、その厚さが変化させられ
る隔壁高さ調整層が、その第1,第2平板の他方と隔壁
の頂部との間に備えられる。上記押圧力は、隔壁の積層
高さのばらつきやその第1,第2平板の他方の反り・う
ねり等に起因する第1,第2平板の他方と隔壁の頂部と
の間隔のばらつきにより、その間隔が小さい部分で大き
く、間隔が大きい部分で小さくなる。一方、隔壁高さ調
整層は、封着部材と同等以上の軟化点を有する材料から
構成されるため、封着温度すなわち封着部材の溶融温度
では軟化するが溶融はせず、上記押圧力のみによってそ
の厚みが変化させられる。
【0013】
【第1発明の効果】上記により、隔壁の頂部,隔壁高さ
調整層,および第1,第2平板の他方のそれぞれの間に
おける隙間が好適に埋められるため、製造工程を何等複
雑化することなく、隔壁の高さのばらつきや第1,第2
平板の平坦度等に起因する隔壁の頂部と他方の平板との
間の隙間の発生が抑制され、複数の放電空間は相互に完
全に分離される。このとき、隔壁高さ調整層は押圧力に
従ってその厚さが変化させられることから、押圧力の大
きい部分すなわち上記間隔が小さい部分では隔壁高さ調
整層の厚みが比較的薄く、押圧力の小さい部分すなわち
上記間隔が大きい部分では隔壁高さ調整層の厚みが比較
的厚くされるため、第1,第2平板の他方が隔壁側から
与えられる押圧力は、その全面で略均等となる。したが
って、PALCパネルのようにその他方の平板が比較的
薄くされている場合にも、その平坦度の低下が抑制され
ることとなる。なお、隔壁高さ調整層の軟化点が封着部
材と同等程度とされる場合には、封着時の自重による変
形を抑制するために、例えばアルミナ粒子等の充填材や
ガラスビーズ等を適宜混合してその保形性を高める必要
がある。
【0014】しかも、本発明によれば、隔壁の高さのば
らつきが隔壁高さ調整層によって補われることから、隔
壁材料の保型性や厚膜スクリーン印刷する際の厚み精度
がそれほど要求されないため、材料の選択の制限が少な
くなると共に、工程上(例えば印刷積層回数等)の制限
が少なくなる。また、比較的大きい表示面を備えた放電
表示装置を作製する場合にも、隔壁と第1,第2平板の
他方との高い密着精度を得ることができる。
【0015】なお、「軟化」とは、ガラス等の非結晶性
物質が加熱により変形し易くなること、すなわち、応力
により容易に変形する状態となることであり、溶融の前
段階における現象を示すものである。また、「軟化点」
とは、一般に、ガラスにおいてはその粘度が 4.5×107P
(= 4.5×106 Pa・s)になる温度であり、窯業材料にお
いては熱膨張測定中に軟化により見掛け上の膨張が止ま
り熱膨張曲線が最高を示す温度であるとされているが、
同様な測定法によったものであれば、軟化温度と溶融温
度との異なる材料間における相対関係は、測定方法に拘
らず略同様となる。
【0016】
【課題を解決するための第2の手段】また、前記目的を
達成するための第2発明の要旨とするところは、前記の
形式の放電表示装置であって、前記隔壁が、前記封着部
材よりも高い軟化点を有し且つ前記封着温度で軟化する
材料から構成されることにより、それら第1平板および
第2平板の他方から与えられる押圧力に従って、その高
さが変化させられるものであることにある。
【0017】
【作用および第2発明の効果】このようにすれば、隔壁
は、封着部材よりも高い軟化点を有し且つ封着温度で軟
化する材料から構成されることにより、その第1,第2
平板の他方から与えられる押圧力に従って、その高さが
変化させられる。そのため、前記第1発明の場合と同様
に、隔壁の高さのばらつきや第1,第2平板の他方の平
坦度に応じた押圧力がその隔壁に作用すると共に、その
隔壁は封着温度において軟化するが溶融はしないため、
上記押圧力のみによってその高さが変化させられる。し
たがって、製造工程を何等複雑化することなく、隔壁の
高さのばらつきや第1,第2平板の平坦度等に起因する
隔壁の頂部と他方の平板との間の隙間の発生が抑制さ
れ、複数の放電空間は相互に完全に分離されると共に、
隔壁の高さが押圧力に従って変化させられることから、
第1,第2平板の他方が隔壁側から与えられる押圧力
は、その全面で略均等となって、PALCパネルのよう
にその他方の平板が比較的薄くされている場合にも、そ
の平坦度の低下が抑制されることとなる。
【0018】しかも、本発明においても、印刷積層時の
隔壁の高さのばらつきが、封着時の高さ変化によって補
われることから、隔壁材料の保型性や厚膜スクリーン印
刷する際の厚み精度がそれほど要求されないため、材料
の選択の制限が少なくなると共に、工程上(例えば印刷
積層回数等)の制限が少なくなる。また、比較的大きい
表示面を備えた放電表示装置を作製する場合にも、隔壁
と第1,第2平板の他方との高い密着精度を得ることが
できる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。なお、以下の説明において、図面の各部の寸法
の比は必ずしも正確なものではない。
【0020】図1は、本発明の放電表示装置の一実施例
であるAC型カラーPDP10の構造を模式的に示す図
である。AC型カラーPDP10は、例えばガラス平板
から成り、透光性を有する前面板12と、同様にガラス
平板から成る背面板14と、それら前面板12と背面板
14との間に互いに平行な複数本の放電空間16を形成
する複数本の長手状の隔壁18とを備えて構成されてい
る。隔壁18の間隔すなわち放電空間16の幅は、例え
ば 0.2〜0.5mm 程度とされ、高さは 0.1〜0.2mm 程度と
されている。
【0021】上記の前面板12の背面板14側に位置す
る内面には、前記隔壁と直交する方向が長手方向とされ
た複数本の表示電極(放電電極)20が、透明な誘電体
層22に覆われた状態で設けられている。上記表示電極
20は、例えばITO等の透明電極材料を用いて薄膜・
フォトリソ法等により形成されたものであり、相互の間
隔が50〜 100μm 程度とされて対を成す表示電極20
a,20bが、各対の中心間距離が例えば 0.6〜1.5mm
程度となるように複数対配列されて構成されている。ま
た、上記誘電体層22は、例えば低軟化点ガラス等を同
様に厚膜スクリーン印刷することにより形成されたもの
であり、例えば表示電極20上の厚さが20〜60μm 程度
とされている。本実施例においては、上記誘電体層22
を設けられた前面板12が第1平板および第2平板の他
方に相当する。
【0022】一方、背面板14上には、前記複数本の隔
壁18に沿ってその間の位置に、複数本のアドレス電極
24が、誘電体層26に覆われた状態で所定の間隔で設
けられている。すなわち、表示電極20とアドレス電極
24とは互いに直交してマトリックス状に配列されてお
り、これらの交点が画素ピッチの1/3 となるRGB3色
のセルピッチに相当する。上記アドレス電極24は、例
えば幅0.05〜0.5mm 程度,厚さ 3〜20μm 程度の寸法に
Agペースト等の導電体ペーストを厚膜スクリーン印刷し
て、或いは厚膜スクリーン印刷等により形成したベタ膜
をフォトリソ法等でパターニングして形成されたもので
あり、複数本のアドレス電極24相互の間隔は例えば
0.2〜0.5mm 程度とされている。また、上記誘電体層2
6は、前記誘電体層22と同様に低軟化点ガラスを厚膜
スクリーン印刷して形成されたものであり、アドレス電
極24上の厚さは例えば 5〜30μm 程度とされている。
本実施例においては、上記誘電体層26を設けられた背
面板14が第1平板および第2平板の他方に相当する。
【0023】また、背面板14上の誘電体層26の上面
および隔壁18の側面には、例えば厚さ10〜50μm 程度
の範囲内で色毎に厚さを制御された蛍光体層28が、例
えば厚膜スクリーン印刷により落とし込み印刷形成等に
よって設けられている。この蛍光体層28は、対を成す
表示電極20a,20b間の面放電で発生する紫外線励
起により発光させられるものであり、R(赤),G
(緑),B(青)等の発光色に対応する蛍光体が各放電
空間16毎に設けられている。
【0024】また、前記隔壁18は、例えば、低軟化点
ガラスおよび適当な充填材(例えばアルミナ等)を所定
量含む厚膜絶縁ペーストを厚膜スクリーン印刷により積
層して形成したものである。この隔壁18の前面板12
側に向かう頂部30と誘電体層22との間には、図2に
拡大して示すように、その長手方向の全長に亘って隔壁
高さ調整層32が形成されている。この隔壁高さ調整層
32の厚さは、隔壁18の頂部30と、誘電体層22の
下面との間隔dと同様とされており、隔壁18の高さが
比較的高い部分においては比較的薄く、反対に隔壁18
の高さが比較的低い部分においては比較的厚くされてい
る。これにより、実質的な隔壁18の高さ(すなわち隔
壁18の高さ+隔壁高さ調整層32の厚さ)は、AC型
カラーPDP10の全面において略同様とされている。
【0025】上記隔壁高さ調整層32は、隔壁18より
も軟化点が低い低軟化点ガラスから形成されたものであ
り、例えば、図3(a) 〜(c) の工程に従って形成され
る。先ず、背面板14上に隔壁18用の厚膜絶縁ペース
トを厚膜スクリーン印刷して積層した後、例えば 500〜
6百数十℃程度の所定の温度で焼成することにより、隔
壁18を形成する。この後、その頂部30上に隔壁高さ
調整層32用のガラスペーストを、所定の幅,厚さで厚
膜印刷して積層することにより、図3(a)-1 に示すよう
に隔壁18上に隔壁高さ調整層32が形成される。上記
ガラスペーストは、低軟化点ガラスに上記厚膜絶縁ペー
ストと同様な充填材や一定粒径のガラスビーズ等が適宜
添加されたものが用いられる。このような充填材等を添
加することにより、封着時に隔壁高さ調整層32がその
自重でつぶれて隙間が発生することを一層確実に抑制で
きる。
【0026】上記の厚膜印刷・積層時において、隔壁高
さ調整層32は、封着後所定の高さ調整効果が必要且つ
十分に得られるように塗布するペースト量が制御され
る。すなわち、厚さtは、隔壁18の高さのばらつきの
幅、すなわち、最大の高さの隔壁18と最小の高さの隔
壁18との高さの差よりも十分大きく、且つ、後述の図
3(c) に示されるように封着後の幅wが可及的に小さく
(隔壁18からの図における左右方向のはみ出し量が可
及的に小さく)なるように、印刷幅w0 との関連で十分
小さくされる。図3(a)-2 は、任意の隔壁18を側方か
ら見た状態を模式的に示すものであり、図から明らかな
ように、隔壁18の長手方向にも高さのばらつきや厚膜
スクリーンのメッシュの跡による凹凸33が生じる。な
お、隔壁高さ調整層32にコントラスト確保のためのブ
ラックストライプ層の機能を持たせる場合は、ペースト
に黒色の無機着色材を添加すれば良いが、封着後の幅w
が大きくばらつく場合には透明或いは半透明となるペー
ストを用いることが好ましい。
【0027】上記のように隔壁18上に隔壁高さ調整層
32が形成された後、背面板14上の周縁部全体に所定
の厚さ(隔壁18の高さ方向の大きさ)のスペーサガラ
ス34を配置し、更にその外側にフリットシール用の封
着部材36を配置した状態で、図3(b) に示すように、
上方から前面板12を載置する。なお、上記スペーサガ
ラス34は、後述の封着温度で軟化しない十分軟化点の
高いガラスが用いられる。また、封着部材36は、隔壁
高さ調整層32よりも更に軟化点が低く、且つ、その溶
融温度において隔壁高さ調整層32が軟化する低軟化点
ガラスが用いられる。すなわち、AC型カラーPDP1
0に用いられる材料は、封着部材36の軟化点が最も低
く、次いで隔壁高さ調整層32が低くされると共に、他
の材料(前面板12,背面板14,隔壁18,誘電体層
22,26,スペーサガラス34等)の軟化点は比較的
高くされて、封着温度においては軟化しないものが用い
られる。
【0028】なお、スペーサガラス34の厚さは、最大
の高さの隔壁18よりも僅かに大きくなるように、封着
部材36の厚さ(隔壁18の高さ方向の大きさ)は、ス
ペーサガラス34と同程度かやや厚くなるように設定さ
れる。したがって、図3(b)に示される状態において前
面板12は、隔壁高さ調整層32或いは封着部材36
(図においては隔壁高さ調整層32)により支えられ
て、スペーサガラス34から離隔させられている。
【0029】そして、上記の状態で、例えば 550℃程度
の所定の封着温度で加熱されることにより、図3(c) に
示されるように、前面板12と背面板14とがスペーサ
ガラス34を介して封着部材36により互いに接合・封
着され、両板12,14の間に気密空間(すなわち放電
空間16)が形成される。上記封着温度は、封着部材3
6は溶融させられるが、隔壁高さ調整層32は溶融せず
軟化する温度が選択される。なお、図3(a) 〜(c) は、
電極20,24,誘電体層22,26および蛍光体層2
8を省略して示しているが、誘電体層22,26等は、
一般に前面板12,背面板14の周縁部(すなわち、図
3(b) ,(c) に示すスペーサガラス34および封着部材
36が設けられる部分)を除く内側部分に形成されてい
る。また、図においては、隔壁18の高さのばらつきが
やや誇張して示されている。
【0030】上記接合時において、図3(c) の中央に位
置する隔壁18のように高さが比較的高い部分では、隔
壁高さ調整層32の厚さdが比較的小さくされ、幅wが
初期の幅w0 よりも比較的大きくなる一方、図において
右側に位置する隔壁18のように高さが比較的低い部分
では、隔壁高さ調整層32の厚さdが比較的大きく保た
れ、幅wも殆ど大きくならない。すなわち、隔壁18の
高さと隔壁高さ調整層32の厚さの合計の大きさは、全
ての隔壁18において略同様とされている。なお、隔壁
18の長手方向においても、前述のように高さのばらつ
きが生じているが、その長手方向においても図3(a)-2
において一点鎖線で示すように、上記合計の高さが全長
に亘って略同様とされる。上記のように封着温度は隔壁
高さ調整層32が溶融しない温度が選択されるため、前
面板12と隔壁高さ調整層32とは、互いに接触してい
るのみで接合はされていない。
【0031】上述のように前面板12と背面板14とが
周縁部において接合された後、放電空間16内を一旦真
空状態にし、更に、例えばHe,Ne,Xe等の放電ガスが 2
00〜500Torr(≒27〜67kPa)程度の圧力で封入されること
により、AC型カラーPDP10が製造される。なお、
上述のように前面板12と隔壁高さ調整層32とは互い
に接合されていないが、上記の真空・封入工程でのパネ
ル内の圧力変化に起因する前面板12のうねり等の変化
により、その前面板12と隔壁高さ調整層32との間に
隙間が生じる場合には、隔壁高さ調整層32用のガラス
ペーストに、封着時に一部溶融して前面板12と固着す
る低軟化点ガラス成分を添加することもできる。
【0032】以上のように構成されたAC型カラーPD
P10は、対を成す表示電極20a,20b間に、所定
の全画面消去、全画面書き込み、全面放電維持の電圧を
印加し、アドレス電極24で放電セルのみ初期的に壁電
荷を形成することにより継続放電させる。この面放電に
より発生した紫外線は、アドレス電極24を覆う誘電体
層26上および隔壁18側面に設けられた蛍光体層28
を励起し、可視光を発生させ、所望の文字,記号,図形
等の画像が表示されるのである。
【0033】ここで、本実施例によれば、封着部材36
よりも高い軟化点を有し且つ封着温度で軟化する材料か
ら構成されることにより、誘電体層22を設けられた前
面板12と隔壁18との間で与えられる押圧力に従っ
て、その厚さが変化させられる隔壁高さ調整層32が、
それら前面板12と隔壁18の頂部30との間に備えら
れる。上記押圧力は、隔壁18の積層高さのばらつきや
前面板12の反り・うねり等に起因するその前面板12
と隔壁18の頂部との間隔dのばらつきにより、その間
隔dが小さい部分で大きく、間隔dが大きい部分で小さ
くなる。一方、隔壁高さ調整層32は、封着部材36よ
りも軟化点が高い材料から構成されるため、封着温度す
なわち封着部材36の溶融温度では軟化するが溶融はせ
ず、上記押圧力のみによってその厚みが変化させられ
る。
【0034】上記により、隔壁18の頂部30,隔壁高
さ調整層32,および前面板12のそれぞれの間におけ
る隙間の発生が抑制されるため、製造工程を何等複雑化
することなく、隔壁18の高さのばらつきや前面板12
の平坦度等に起因する隔壁18の頂部30と前面板12
との間の隙間の発生が抑制され、複数の放電空間16は
相互に完全に分離される。
【0035】しかも、本実施例によれば、隔壁18の高
さのばらつきが隔壁高さ調整層32によって補われるこ
とから、隔壁材料の保型性や厚膜スクリーン印刷する際
の厚み精度がそれほど要求されないため、材料の選択の
制限が少なくなると共に、工程上(例えば印刷積層回数
等)の制限が少なくなる。また、比較的大きい表示面を
備えたAC型カラーPDP10を作製する場合にも、隔
壁18と前面板12との高い密着精度を得ることができ
る。
【0036】図4は、本発明の放電表示装置の他の実施
例であるカラーPALCパネル40の構造を前面板42
側と背面板44側とを分離して示す図である。カラーP
ALCパネル40は、一面にカラーフィルタ46および
透明電極48が順次積層形成された透明ガラスから成る
前面板42と、その透明電極48との間に液晶層50を
形成する薄板ガラス52と、一面に複数の隔壁54が形
成された透明ガラスから成る背面板44とを備えてお
り、上記薄板ガラス52および背面板44が、図示しな
い周縁部において気密接合されることにより、隔壁54
により形成され且つ放電用希ガスが封入された長手状の
放電空間56を有して構成されている。なお、前面板1
6と背面板24のそれぞれ上記一面とは反対側の他面に
は互いに直交する偏向板58,60が配されている。本
実施例においては、上記薄板ガラス52が第1平板およ
び第2平板の他方に、背面板44が第1平板および第2
平板の一方にそれぞれ相当する。
【0037】上記背面板44上の複数の隔壁54は、例
えば、幅数10〜 200μm 、高さ 100〜 300μm 程度の寸
法で、カラーPALCパネル40の所定画素寸法である
隣接する隔壁54の中心間距離はセルピッチに相当した
例えば 600μm 程度になるように互いに平行に形成され
たものである。この隔壁54の例えば背面板44から数
10μm 以下の範囲で離隔した位置には、例えば厚さ数10
μm の放電電極62が、その隔壁54の全長に亘って露
出した状態で設けられている。すなわち、放電電極62
は、長手状を成して、複数本の隔壁54毎にその背面板
44から前面板42に向かう高さ方向の中間部(すなわ
ち一部)において層状に備えられている。
【0038】上記隔壁54は、例えば低軟化点ガラスお
よび適当な充填剤を含む厚膜絶縁ペーストを厚膜スクリ
ーン印刷にて積層形成したものであり、その頂部には前
記AC型カラーPDP10と同様に隔壁高さ調整層64
が備えられている。この隔壁高さ調整層64も、前記隔
壁高さ調整層32と同様に、隔壁54を構成する低軟化
点ガラスよりも軟化点の低い低軟化点ガラスから成るガ
ラスペーストを、隔壁54の頂部上に厚膜スクリーン印
刷して形成されたものである。したがって、本実施例に
おいても、隔壁54の高さと隔壁高さ調整層64の厚さ
との和は、カラーPALCパネル40の全面において略
均一とされている。
【0039】一方、放電電極62は、隔壁54を形成す
る過程において、焼成後 5〜数10μm の高さになる位置
まで上記厚膜絶縁ペーストを印刷積層した後、例えばN
i,Al,金属系酸化物等の電極用導体ペーストを焼成後
に上記の厚さになるように、上記と共通のスクリーン
(版)を用いた厚膜スクリーン印刷にて積層形成したも
のである。導体ペーストを所定の厚さになるまで積層し
た後に再び厚膜絶縁ペーストを印刷積層し、その後、例
えば 500〜 6百数十℃程度の所定の温度で焼成すること
により、高さ方向の中間部に放電電極62が設けられた
隔壁54が形成されるのである。
【0040】また、上記前面板42上のカラーフィルタ
46は、R(赤),G(緑),B(青)の三原色の色素
を、例えば 200μm 程度の所定の中心間隔をもって均等
に配色されるように幅方向に順次位置させることにより
形成された色素列を、上記隔壁54と直交するように、
良く知られた顔料分散法、電着法、印刷法等により前面
板42上に形成したものである。また、各色素列の間
は、光を通さないストライプ状のブラックマスクが同様
な手法で配設されている。上記カラーフィルタ46は、
上記のR,G,Bの3つの色素で1画素を構成してお
り、1画素の大きさは例えば 600μm 程度とされてい
る。
【0041】また、透明電極48は、例えば酸化インジ
ウム.酸化スズから成るITO電極材料が、上記隔壁5
4とは直交する方向すなわち上記各色素列と平行な方向
に、その各色素列の直上に位置し、各色素列と略同一寸
法となるように、上記カラーフィルタ46上に例えば蒸
着やスパッタ等によって全面に形成された後、フォトリ
ソグラフィによりパターン化されたものである。
【0042】また、液晶層50は、上記透明電極48お
よび薄板ガラス52の間に液晶材料を注入して構成され
たものである。また、上記薄板ガラス52は、例えば50
μm程度の厚さであって、有機系接着剤によって上記前
面板42に接合されている。この薄板ガラス52は、後
述するように電荷を蓄える役割を果たすと共に、下記の
放電ガスを封入するための密閉空間を形成するものであ
る。すなわち、本実施例においては、この薄板ガラス5
2が誘電体層に相当する。
【0043】カラーPALCパネル40は、薄板ガラス
52と背面板44とを、図示しない周縁部において、例
えば、前述の実施例の図3(c) に示すようにスペーサガ
ラス34および封着部材36を用いて所定の封着温度で
処理することにより接合し、更に、例えばそのスペーサ
ガラス34および封着部材36の上側の位置において、
薄板ガラス52と透明電極48等が設けられた前面板4
2とを低軟化点ガラス等によって接合した後に、複数本
の放電空間56内に、Ne等の放電用希ガスを例えば数10
0Torr(数10kPa)程度の圧力で封入することで製造され
る。本実施例においても、封着部材36は、隔壁高さ調
整層64よりも更に軟化点が低く、且つ、その溶融温度
において隔壁高さ調整層64が軟化するものが用いられ
る。
【0044】上記カラーPALCパネル40は、以下の
ように動作させられる。すなわち、放電空間56単位で
順次走査して、隣接する放電電極62,62間に例えば
-200V程度の所定の放電電圧を印加することにより、複
数の放電空間56内で順次放電を発生させてプラズマを
生成すると同時に、その走査のタイミングに対応して、
順次放電させられる各放電空間56の直上に位置する色
素列のうち、バックライトの光を透過させる色素上を通
る透明電極48に上記所定の電圧を印加する。これによ
り、各放電空間56上の各色素のうち所定のものが順次
アドレスされると共に蓄積電荷のメモリー効果によって
光が継続的に透過させられ、所望の図形、文字、記号等
の画像が表示される。なお、メモリー効果は蓄積電荷が
保持されている間は持続し、次の走査で一旦リセットさ
れる。上記走査は、例えば各放電空間56毎に例えば 6
〜40μs 程度のアドレス時間となるように行われる。
【0045】すなわち、1つの放電空間56内に面する
2つの放電電極62,62間に上記所定の放電電圧を印
加すると、その放電空間56内で放電が発生してプラズ
マが生成し、2つの放電電極62,62のうちの表示電
極として働く一方の近傍を除く略全体に略均一な電位分
布が形成される。このプラズマが生成した状態で、前面
板42上に設けられた所定の透明電極48に所定の電圧
を印加すると、薄板ガラス52の放電空間56側の表面
の前記略均一な電位と透明電極48との間の電位差に基
づき、薄板ガラス52の上記表面のうち上記放電空間5
6に面する部分に電荷が蓄積(すなわちその容量成分が
充電)されて、蓄積電荷の直上に位置する液晶層50内
の液晶が配向される。これにより、上記放電空間56と
透明電極48との交点のみにおいて、背面板44の裏面
側に位置する図示しないバックライトの光がカラーフィ
ルタ46を通って前面板42側から照射される。なお、
上記配向は蓄積電荷の効果によりメモリー動作を行い、
上記放電空間56のプラズマが消滅した後も配向が継続
され、明るく見易い表示が実現される。
【0046】ここで、本実施例によれば、封着部材36
よりも高い軟化点を有し且つ封着温度で軟化する材料か
ら構成されることにより、薄板ガラス52と隔壁54と
の間で与えられる押圧力に従って、その厚さが変化させ
られる隔壁高さ調整層64が、それら薄板ガラス52と
隔壁54の頂部との間に備えられる。このため、前述の
実施例のAC型カラーPDP10と同様に、隔壁高さ調
整層64は、薄板ガラス52と背面板44との接合時に
軟化させられることにより、隔壁54の高さのばらつき
等によって生じる押圧力に従って、その厚さが変化させ
られる。したがって、隔壁54と薄板ガラス52との間
の隙間の発生が抑制されて、複数の放電空間56が相互
に完全に分離される。
【0047】しかも、隔壁高さ調整層64は押圧力に従
ってその厚さを変化させられることから、押圧力の大き
い部分すなわち上記間隔が小さい部分では隔壁高さ調整
層64の厚みが比較的薄く、押圧力の小さい部分すなわ
ち上記間隔が大きい部分では隔壁高さ調整層64の厚み
が比較的厚くされる。このため、隔壁54の実質的な高
さ(隔壁54の高さ+隔壁高さ調整層64の厚さ)が均
一となり、薄板ガラス52が隔壁54側から与えられる
押圧力は、その全面で略均等となる。したがって、カラ
ーPALCパネル40のように、隔壁54の直上に比較
的薄い薄板ガラス52が設けられる場合にも、その平坦
度の低下が抑制されることとなり、液晶層50の厚みの
ばらつきによる表示ムラ等が好適に抑制される。
【0048】しかも、本実施例においても、隔壁54の
高さのばらつきが隔壁高さ調整層64によって補われる
ことから、隔壁材料の保型性や厚膜スクリーン印刷する
際の厚み精度がそれほど要求されないため、材料の選択
の制限が少なくなると共に、工程上(例えば印刷積層回
数等)の制限が少なくなる。また、比較的大きい表示面
を備えたカラーPALCパネル40を作製する場合に
も、隔壁54と薄板ガラス52との高い密着精度を得る
ことができる。
【0049】図5は、本発明がDC型PDP66に適用
された場合の構造を、隔壁18に平行な断面について模
式的に説明する図であり、(a) は前面板12と背面板1
4とを接合する前を、(b) は接合後をそれぞれ示してい
る。隔壁18の頂部30上には、AC型カラーPDP1
0と同様に、隔壁18よりも低く且つ封着部材36より
も高い軟化点を有すると共に、封着温度で軟化する隔壁
高さ調整層32が備えられている。
【0050】DC型PDP66においては、放電空間1
6(図示せず。図1等を参照)内に放電電極、すなわち
表示電極20およびアドレス電極24(図示せず)が露
出した状態で備えられる。そのため、AC型カラーPD
P10とは異なり、前面板12の背面板14に向かう対
向面は、図5(a) に示されるように表示電極20による
凸部が形成された形状とされている。DC型PDP66
においても、AC型カラーPDP10と同様に、上記前
面板12および背面板14が、図3(a) 〜(c)に示され
るように接合されるが、その際、隔壁高さ調整層32
は、その高さのばらつきや前面板12の平坦度に起因す
る押圧力によって、変形させられる他、図5(b) に示さ
れるように、表示電極20によっても押圧され、変形さ
せられる。
【0051】このため、本実施例においても、隔壁32
と前面板12との間の隙間の発生が隔壁高さ調整層32
により抑制されることとなり、隔壁32によって区画形
成される複数の放電空間16は、相互に完全に分離され
る。
【0052】これに対して、従来のDC型PDPは、隔
壁18と表示電極20とが直接当接させられる構造とさ
れていたため、例え隔壁18の高さが均一にされ、且つ
前面板12の平坦度が比較的高くされていたとしても、
隔壁18と前面板12との間には表示電極20の厚さに
相当する隙間が発生することとなり、複数の放電空間1
6が相互に完全に分離されないという問題があったので
ある。
【0053】また、図6に示すような構造のパルスメモ
リー方式DC型PDP72では、アノード電極74とカ
ソード電極76とのギャップを一定にして均一な放電を
得るため、前面板78のカソード電極76と、背面板8
0のアノード電極74を精度良く位置決めして封着する
必要がある。前面板78と背面板80とは封着前に位置
決めし、クリップや錘等で位置固定されるが、封着工程
での封着部材36の軟化・溶融の際、所定位置からずれ
ることがある。この結果、アノード電極74とカソード
電極76とのギャップにばらつきが生じ、均一な放電が
得られないことになる。このようなPDP72に本発明
を適用した場合にも、封着部材36が軟化・溶融し始め
ると同時に隔壁高さ調整層32が軟化することにより、
カソード電極76と密着させられる隔壁高さ調整層32
が面方向の移動抵抗となって、前面板78と背面板80
が位置決めされた位置からずれることを好適に抑制でき
る。なお、図においては特に示されていないが、カラー
PDPの場合には、アノード電極74が設けられている
部分を除く背面板80の上面および隔壁18の壁面に所
定の発光色の蛍光体層が設けられる。
【0054】図7は、他の実施例の放電表示装置の隔壁
近傍の構成を示す図である。本実施例においても、前面
板12或いは薄板ガラス52(以下、前面板12等とい
う)と背面板14,44(以下、背面版14等という)
とは、図示しない周縁部にスペーサガラス34が配置さ
れて、封着部材36により図3(c) に示されるように接
合される。一方、隔壁68は、その全体が前記隔壁高さ
調整層32,64と同様な低軟化点ガラスから構成され
る。すなわち、隔壁68は、封着部材36よりも軟化点
が高く、且つ、その溶融温度において軟化する材料から
構成され、結局、本実施例に用いられる材料の軟化点
は、(封着部材36)<(隔壁68)<(前面板12,
背面板14等)の関係にされる。なお、本実施例におい
ては、スペーサガラス34と封着部材36との高さの関
係は前記AC型カラーPDP10等と同様とされるが、
スペーサガラス34の高さは、隔壁68の最も低いもの
よりも低くされる必要がある。
【0055】そのため、隔壁68は、接合時に軟化させ
られると共に、図示しない接合前の状態における高さに
応じた押圧力を前面板12等から与えられて変形させら
れ、その押圧力に応じてその高さが低くされる。すなわ
ち、隔壁68は、前面板12等から与えられる押圧力の
みによって変形させられる。これにより、隔壁高さ調整
層32等が設けられた場合と同様に、前面板12等と隔
壁68との間の隙間の発生が抑制されて、複数の放電空
間16,56が相互に完全に分離されると共に、全ての
隔壁68はその高さが略等しくなるように変形させられ
ることとなるため、カラーPALCパネル40と同様
に、比較的薄い薄板ガラス52が隔壁68上に設けられ
る場合にも、その平坦度が低下させられず、液晶層50
の厚さが略均一とされる。
【0056】なお、本実施例においては、接合前におけ
る高さが比較的低い隔壁68aは、その変形量が比較的
少ないため、接合後の上端部の幅wa が比較的小さい
が、接合前における高さが比較的高い隔壁68bは、そ
の変形量が比較的多くされるため、上端部の幅wb が比
較的大きくされる。しかしながら、図は誇張して描かれ
ており、隔壁68の頂部の凹凸を緩和する程度の変形で
はその上端部の幅wの変化は小さく、表示に支障を与え
るほどの遮光面積のばらつきとはならない。却って、隔
壁68全体でその凹凸を吸収することとなるため、遮光
面積のばらつきが抑制され、隔壁68頂部をブラックス
トライプとする場合には、隔壁高さ調整層32を設けた
前述の図1等に示した実施例に比較して均一な表示が得
られることとなる。これに対して、隔壁高さ調整層32
のみで凹凸を吸収する場合には、比較的小さい厚さで凹
凸を吸収するため、隔壁18頂部でブラックストライプ
を形成すると、本実施例に比較して遮光面積のばらつき
が大きくなるのである。
【0057】上記隔壁68は、前面板12等よりも十分
軟化点が低い低軟化点ガラスと、適当な充填材、および
有機系結合助剤が含まれた厚膜絶縁ペーストを、例えば
所定の版が形成されたスクリーンを用いて、背面板14
等上に所定回数繰り返し厚膜スクリーン印刷することに
より所定の厚さに積層し、所定温度で焼成することによ
り形成されたものである。一般に、隔壁68を形成する
に際しては、焼成時および封着時の変形を防止するため
に、比較的軟化点の高いガラスが用いられると共に充填
材の含有率が比較的高くされるが、用いられるガラスの
軟化点を比較的低くすると共に充填材の含有率を低く
(例えば、10〜50wt%程度)することにより、上記のよ
うに封着温度において軟化する隔壁68が得られるので
ある。
【0058】なお、印刷・積層される厚膜絶縁ペースト
は、必ずしも全て同様なものが用いられなくとも良く、
例えば、下層(背面板14等に近い側)から上層に向か
うに従って次第に軟化点が低くなるように、或いは上層
部のみが軟化点が低くなるように、軟化点の異なるガラ
スを含む厚膜絶縁ペーストが印刷・積層されても差し支
えない。この場合、軟化点の設定によっては下層側は封
着時に軟化しないこともあり得るが、必ずしも全体が軟
化して変形させられなくとも、スペーサガラス34の上
端部付近よりも上方が軟化すれば、隔壁68と前面板1
2等との間の隙間の発生が好適に抑制されるため、問題
はないのである。すなわち、積層形成される隔壁68の
上層部を含む一部または全体が、封着温度で軟化する低
軟化点ガラスから構成されていれば、本実施例と同様な
効果が得られることとなる。
【0059】図8は、隔壁高さ調整層70を前面板12
等の背面板14,44に向かう対向面に設けた構成例を
模式的に示す図である。本実施例においては、隔壁高さ
調整層70は、前面板12等の対向面の全面にベタに設
けられている。このようにしても、隔壁18,54の高
さのばらつきに起因して、前面板12等と隔壁18等と
の間に発生する押圧力に応じて隔壁高さ調整層70の厚
さが変化させられるため、隔壁18等と前面板12等と
の間の隙間の発生が好適に抑制される。なお、隔壁高さ
調整層70は、図のように全面にベタに設ける他、隔壁
高さ調整層32等のように、隔壁18等の上側位置にの
みストライプ状に設けられても良い。
【0060】以上、本発明の一実施例を図面を参照して
詳細に説明したが、本発明は更に別の態様でも実施され
る。
【0061】例えば、前述の実施例においては、本発明
がAC型カラーPDP10,カラーPALCパネル4
0,およびDC型PDP66に適用された場合について
説明したが、蛍光体層28やカラーフィルタ46が備え
られていないモノクロ型のAC型PDPやPALCパネ
ル、或いは蛍光体層を備えたDC型カラーPDP等にも
同様に適用される。
【0062】また、前述の実施例においては、隔壁1
8,54が互いに平行な複数の長手状に形成されて、放
電空間16,56が長手状に形成された場合について説
明したが、格子状の隔壁によって放電空間16等が形成
される場合にも、本発明が同様に適用され得る。
【0063】また、実施例においては、隔壁高さ調整層
32が封着部材36よりも軟化点が高い低軟化点ガラス
から構成されていたが、封着部材36と同様な軟化点を
有する低軟化点ガラスから構成されても良い。但し、そ
の場合には、封着時に隔壁高さ調整層32が自重で変形
することを抑制するため、実施例に示したようにガラス
ビーズやアルミナ粒子等の充填材等が保形材として用い
られることが好ましい。
【0064】また、カラーPALCパネル40において
は、放電電極62が隔壁54の中間部に備えられている
場合を説明したが、放電電極62が隔壁54に沿ってそ
の下側に形成され、或いは、放電電極62が背面板44
上に印刷されると共に隣接する放電電極62の中間部に
隔壁54が設けられる構造とされても良い。また、PD
P10,66等においても放電電極20の位置は特に限
定されない。
【0065】また、実施例においては、隔壁高さ調整層
32が絶縁体から構成されたが、隔壁18等の不要な帯
電を防止するため、隔壁高さ調整層32が導電性を有す
るように構成されていても良い。
【0066】また、実施例においては、前面板12側と
背面板14側とを封着・接合するに際して、両板12,
14の間にスペーサガラス34が設けられたが、このス
ペーサガラスは必ずしも設けられなくとも良い。
【0067】その他、一々例示はしないが、本発明はそ
の主旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得るものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のAC型カラーPDPの構造
を示す部分断面斜視図である。
【図2】図1のAC型カラーPDPの隔壁の構成を詳細
に示す断面拡大図である。
【図3】図1のAC型カラーPDPの製造方法を説明す
る図であって、(a)-1 は隔壁形成後に隔壁高さ調整層を
設けた状態を、隔壁に垂直な断面について示す図であ
り、(a)-2 は、隔壁に平行な断面について示す図であ
る。(b) は、(a)-1 に続く工程であり、隔壁上に前面板
を載置した状態を示す図であり、(c) は、接合後の状態
を示す図である。
【図4】本発明の他の実施例のカラーPALCパネルの
構造を示す部分断面斜視図である。
【図5】本発明の更に他の実施例のDC型PDPの隔壁
近傍の構造を示す図であり、(a) は、前面板と背面板の
接合前の状態を、(b) は接合後の状態を示す。
【図6】パルスメモリー方式DC型PDPの構造を説明
する図である。
【図7】本発明の更に他の実施例を説明する図である。
【図8】本発明の更に他の実施例を説明する図である。
【符号の説明】
10:AC型カラーPDP(放電表示装置) {12:前面板,22:誘電体層}(第1平板および第
2平板の他方) {14:背面板,26:誘電体層}(第1平板および第
2平板の一方) 16,56:放電空間 18,54,68:隔壁 30:(隔壁の)頂部 32,64:隔壁高さ調整層 36:封着部材 40:カラーPALCパネル(放電表示装置) 44:背面板(第1平板および第2平板の一方) 52:薄板ガラス(第1平板および第2平板の他方)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01J 17/16 (72)発明者 森 繁夫 福岡県朝倉郡夜須町大字三並字八ツ並2160 番地九州ノリタケ株式会社内 (72)発明者 阪本 進 福岡県朝倉郡夜須町大字三並字八ツ並2160 番地九州ノリタケ株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1平板と、該第1平板から所定距離離
    隔して平行に配置される第2平板と、所定の封着温度で
    処理されることにより、該第1平板および該第2平板の
    周縁部を互いに接合して気密空間を形成するための封着
    部材と、該第1平板および該第2平板の一方の対向面に
    立設されて該気密空間内に複数の放電空間を形成する隔
    壁とを備える形式の放電表示装置であって、 前記第1平板および前記第2平板の他方の対向面と前記
    隔壁の頂部との間に備えられ、前記封着部材と同等或い
    は高い軟化点を有し且つ前記封着温度で軟化する材料か
    ら構成されることにより、該第1平板および該第2平板
    の他方と該隔壁の頂部との間で与えられる押圧力に従っ
    て、厚さが変化させられる隔壁高さ調整層を、含むこと
    を特徴とする放電表示装置。
  2. 【請求項2】 第1平板と、該第1平板から所定距離離
    隔して平行に配置される第2平板と、所定の封着温度で
    処理されることにより、該第1平板および該第2平板を
    周縁部において互いに接合して気密空間を形成するため
    の封着部材と、該第1平板および該第2平板の一方の対
    向面に立設されて該気密空間内に複数の放電空間を形成
    する隔壁とを備える形式の放電表示装置であって、 前記隔壁が、前記封着部材よりも高い軟化点を有し且つ
    前記封着温度で軟化する材料から構成されることによ
    り、該第1平板および該第2平板の他方から与えられる
    押圧力に従って、その高さが変化させられるものである
    ことを特徴とする放電表示装置。
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