JP2000221478A - プラズマアドレス型液晶表示装置 - Google Patents

プラズマアドレス型液晶表示装置

Info

Publication number
JP2000221478A
JP2000221478A JP11024447A JP2444799A JP2000221478A JP 2000221478 A JP2000221478 A JP 2000221478A JP 11024447 A JP11024447 A JP 11024447A JP 2444799 A JP2444799 A JP 2444799A JP 2000221478 A JP2000221478 A JP 2000221478A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
plasma
crystal display
display device
phosphor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11024447A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3734375B2 (ja
Inventor
Yasuhito Kume
康仁 久米
Nobuaki Yamada
信明 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2444799A priority Critical patent/JP3734375B2/ja
Publication of JP2000221478A publication Critical patent/JP2000221478A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3734375B2 publication Critical patent/JP3734375B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バックライトもカラーフィルターも必要とせ
ずに、簡単な工程で安価に作製でき、良好な品位のカラ
ー画像が得られるプラズマアドレス型液晶表示装置を提
供する。 【解決手段】 ガラス基板10と誘電体シート3との間
に複数のプラズマ室12を有するプラズマ基板2と、信
号電極9を有する対向基板11とが液晶層1を挟んで対
向配置され、信号電極9とプラズマ室12とによって液
晶層1が駆動される。プラズマ室12内のガスがプラズ
マ放電する際に発生する紫外線によって、誘電体シート
3またはガラス基板10のプラズマ室12側に配置され
た蛍光体4R、4G、4BがR、G、Bの各色を発光す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマを利用し
て電気光学材料を駆動することにより画素の選択を行
い、蛍光体を発光させて表示を行うプラズマアドレス型
液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に、従来のプラズマアドレス型液晶
表示装置200の構成を示す。
【0003】このプラズマアドレス型液晶表示装置20
0は、ガラス基板51と誘電体シート53との間に複数
のプラズマ室54を有するプラズマ基板52と、ガラス
基板63上に透明電極(信号電極)62を有する対向基
板60とが液晶層61を挟んで対向配置されている。
【0004】プラズマ室54は、ガラス基板51に互い
に平行な溝を設けることにより形成されており、各溝は
リブ55によって区切られている。このプラズマ室54
内にはイオン化可能なガスが封入され、さらに、一対の
電極56と57とが設けられている。これらの電極5
6、57は、プラズマ室54内のガスをイオン化してプ
ラズマ放電を発生させるアノード電極とカソード電極と
して機能する。
【0005】一方、対向基板60上の液晶層61側表面
に設けられている透明電極62は、上記溝によって構成
されるプラズマ室54と交差(ここでは直交)してお
り、この透明電極62とプラズマ室54との交差部が各
画素に対応している。
【0006】このプラズマアドレス型液晶表示装置20
0においては、プラズマ放電が行われるプラズマ室54
を順次切り替え走査すると共に、これと同期して透明電
極62に信号電圧を印加する。これにより、その信号電
圧が各画素毎に保持されて液晶層61が駆動される。従
って、各リブ55で囲まれた各プラズマ室54が各々1
走査ラインに相当し、走査単位毎に放電領域が分割され
ている。
【0007】このプラズマアドレス型液晶表示装置20
0を用いてカラー表示を行う場合には、対向基板60に
3原色(R、G、B)のドット状カラーフィルター66
を配置する。さらに、このプラズマアドレス型液晶表示
装置200には、液晶層61を挟んで配向膜65a、6
5bが設けられ、前面側に出射側偏光板64a、背面側
に入射側偏光板64bが設けられ、バックライト67か
らの照明光を光源としている。
【0008】一方、特開平8−36175公報には、図
7に示すようなカラー液晶表示装置300が開示されて
いる。
【0009】この液晶表示装置300は、画素電極79
及び配向膜77が設けられたガラス基板81と、対向電
極80及び配向膜88が設けられたガラス基板85と
を、液晶層76を挟んで対向配置させた液晶セルを有
し、この液晶セルが入射側偏光板83と出射側偏光板8
2との間に配されている。
【0010】この液晶表示装置においては、画素電極7
9と対向電極80との間の液晶層に印加される電圧を、
いわゆるデューティー駆動方式によって制御する。そし
て、従来から用いられていたカラーフィルターに変え
て、3原色(R、G、B)のドットを有する蛍光体84
を入射側偏光板83の背面に配し、パネルの背面側から
紫外線86を用いたバックライト照射を行うことによ
り、蛍光体84によってR、G、Bの可視光を発光させ
てカラー表示を行う。
【0011】さらに、特開平6−123883号公報、
特開平9−159994号公報、特開平7−25357
6号公報、特開平7−56163号公報や特開平8−4
3814号公報にも同様の構成が開示されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述のプラズマアドレ
ス型液晶表示装置は、バックライトシステムを必要とす
るためコストが高くなるという問題がある。さらに、カ
ラー表示を行うためにはカラーフィルターが必要となる
ため、その製造方法が複雑となり、歩留まりやタクト時
間に大きく影響する。
【0013】一方、特開平6−123883号公報、特
開平9−159994号公報、特開平7−253576
号公報、特開平7−56163号公報や特開平8−43
814号公報では、各々、3原色(R、G、B)のドッ
トを有する蛍光体を紫外線バックライトを用いて発光さ
せて光源とし、光シャターとしてデューティー駆動方式
の液晶パネルを用いている。この場合、作製上の問題点
として、蛍光体の表面に偏光板を貼り、その偏光板の上
にITOなどの透明電極を新たに加工せざるをえず、工
程的に複雑となる。また、表示上の問題点としては、デ
ューティー駆動であるがゆえに、液晶の応答速度が遅
く、動画表示に向かない。さらに、構成面上の問題とし
ては、蛍光体を発光させるための紫外線ランプが別途必
要となり、コスト的にも大きな負担をせざるをえない。
【0014】本発明はこのような従来技術の課題を解決
するためになされたものであり、バックライトもカラー
フィルターも必要とせず、簡単な工程で安価に作製で
き、良好な品位のカラー画像が得られるプラズマアドレ
ス型液晶表示装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のプラズマアドレ
ス型液晶表示装置は、ガラス基板と誘電体シートとの間
に複数のプラズマ室を有するプラズマ基板と、信号電極
を有する対向基板とが液晶層を挟んで対向配置され、該
信号電極と該プラズマ室とによって該液晶層が駆動され
るプラズマアドレス型液晶表示装置であって、該誘電体
シートまたは該ガラス基板の該プラズマ室側に、3原色
の各色を発光する蛍光体が配置されており、そのことに
より上記目的が達成される。
【0016】前記蛍光体がストライプ状であってもよ
い。
【0017】前記蛍光体が前記プラズマ室の長手方向と
平行な方向に配置されていてもよい。前記蛍光体が前記
プラズマ室の長手方向と垂直な方向に配置されていても
よい。
【0018】前記蛍光体に紫外線を照射する光源を備え
ていてもよい。
【0019】前記液晶層の液晶分子は負の誘電異方性を
有し、電圧無印加時には該液晶分子が基板に対して略垂
直に配向し、電圧印加時には該液晶分子が複数の中心軸
を中心として軸対称状に配向してもよい。
【0020】以下、本発明の作用について説明する。
【0021】本発明にあっては、各プラズマ室を各々1
走査ラインとして走査して単位毎にプラズマ放電を行う
ことにより、薄い誘電体シート上に電位を発生させる。
それと共に、プラズマ放電の際に発生する紫外線によっ
てガラス基板または誘電体シートのプラズマ室側に設け
た蛍光体を発光させて、3原色R、G、Bの各色を発光
する。このタイミングに合わせて、対向基板上の透明電
極に電位を印加することにより、液晶層を駆動して表示
を行う。このように、プラズマ放電によって蛍光体を発
光させてカラー表示を行うので、従来のプラズマアドレ
ス型液晶表示装置で必要とされていた、バックライトシ
ステムやカラーフィルターが不要となる。さらに、従来
のデューティー駆動方式の液晶パネルのように蛍光体の
表面にITOなどの透明電極を新たに加工する必要がな
く、液晶の応答速度を速くして動画表示も可能である。
【0022】或いは、紫外線ランプ等の光源から蛍光体
に紫外線を照射して常に3原色R、G、Bを発光させて
おき、プラズマスイッチにより液晶層を駆動して表示を
行ってもよい。この場合、蛍光体に紫外線を照射する光
源は必要であるが、カラーフィルタは不要であり、透明
蛍光灯等を用いることによりパネル消費電力を20%〜
50%低減することができる。
【0023】上記蛍光体は、ストライプ状の蛍光体をプ
ラズマ室の長手方向と平行な方向に配置してもよく、プ
ラズマ室の長手方向と垂直な方向に配置してもよい。ス
トライプ状の蛍光体をプラズマ室の長手方向と平行な方
向に配置した場合には、発光効率が高いため、輝度が高
い表示が得られる。プラズマ室の長手方向と垂直な方向
に配置した場合には、色バランスが良く、混色が生じな
い。
【0024】液晶層は、負の誘電異方性を有する液晶材
料を用いて、電圧無印加時には液晶分子が基板に対して
略垂直に配向し、電圧印加時には液晶分子が複数の中心
軸を中心として軸対称状に配向する軸対称配向モードと
するのが好ましい。この場合、表示のコントラストが高
く、視野角も広くなる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面を参照しながら説明する。
【0026】図1に、本実施形態のプラズマアドレス型
液晶表示装置100の構成を示す。
【0027】このプラズマアドレス型液晶表示装置10
0は、ガラス基板10とガラス等からなる薄い誘電体シ
ート3との間に複数のプラズマ室12を有するプラズマ
基板2と、ガラス基板8上に透明電極(信号電極)9を
有する対向基板11とが電気光学材料層である液晶層1
を挟んで対向配置されており、液晶層1とプラズマ室2
とが誘電体シート3を介して隣接配置されている。
【0028】プラズマ室12は、ガラス基板10に溝を
設けることにより形成されており、各溝はリブ5によっ
て区切られている。各プラズマ室12内にはイオン化可
能なガスが封入されており、さらに、一対の電極6、7
が設けられている。これらの電極6、7は、プラズマ室
12内のガスをイオン化してプラズマ放電を発生させる
ためのアノード及びカソードとして機能する。発生した
プラズマは、誘電体シート3上に電位を発生させる。
【0029】さらに、各プラズマ室12内には、ガラス
基板10上に3原色R、G、Bの各色を発光する蛍光体
4R、4G、4Bが配置されており、プラズマ室12内
のガスがイオン化してプラズマ放電する際に発生する紫
外線によってR、G、Bの各色を発光する。或いは、紫
外線ランプ等の光源を用いて蛍光体4R、4G、4Bに
紫外線を照射することによりR、G、Bの各色を発光さ
せてもよい。
【0030】一方、対向基板11上の液晶層1側表面に
設けられている透明電極9は、上記溝によって構成され
るプラズマ室12と交差(ここでは直交)しており、こ
の透明電極9とプラズマ室12との交差部が各画素に対
応している。そして、ガラス基板8の前面側には出射側
偏光板13a、液晶層1の背面側に入射側偏光板13b
が設けられている。
【0031】このプラズマアドレス型液晶表示装置10
0においては、プラズマ放電が行われるプラズマ室12
を順次切り替え走査すると共に、これに同期して透明電
極9に信号電圧を印加する。これにより、その信号電圧
が各画素毎に保持されて液晶層1が選択的に駆動され
る。その結果、上記蛍光体4R、4G、4Bからの発光
が液晶層1により調光され、階調表示が行われる。
【0032】上記3原色の各色を発光する蛍光体4R、
4G、4Bは、薄い誘電体シート3のプラズマ室側表面
またはガラス基板4のプラズマ室側表面のいずれに配置
してもよい。
【0033】各蛍光体4R、4G、4Bは、画素の形状
に応じてストライプ状、デルタ配列、モザイク配列等、
適宜選択して配置することができる。
【0034】例えば、各蛍光体をストライプ状にした場
合には、図2に示すようにリブ5で区切られたプラズマ
室の長手方向に対して平行に配置しても良く、図3に示
すようにプラズマ室の長手方向に対して垂直に配置して
も良い。図2に示すように配置した場合には、発光効率
を高くすることができるため、輝度が高い表示が得られ
る。図3に示すように配置した場合には、混色が発生せ
ず、色再現性が良い表示が得られる。
【0035】液晶モードとしては、従来から用いられて
いるTNモードを用いることができる。さらに好ましく
は、負の誘電異方性を有する液晶材料を用いて、電圧無
印加時には液晶分子が基板に対して略垂直に配向し、電
圧印加時には液晶分子が複数の中心軸を中心として軸対
称状に配向する軸対称配向モードとするのが好ましい。
その理由は、TNモードや正の誘電異方性を有する液晶
材料を用いた軸対称配向モードに比べて視角特性が広が
り、コントラストが良好な表示が得られるからである。
【0036】(実施形態1)図4を参照しながら本実施
形態のプラズマアドレス型液晶表示装置の製造工程につ
いて説明する。
【0037】まず、縦横127mm、厚み約2mmのガ
ラス基板10上に、印刷法により電極6、7を形成す
る。この電極6、7の素材は、従来から使用されている
ものであればいずれも使用可能であり、例えばニッケ
ル、アルミ、銀、金等が挙げられる。本実施形態では、
ニッケルペースト(デュポン社製)を使用した。電極
6、7の配置は、例えば図4(b)のように配置するこ
ともできる。
【0038】次に、3原色R、G、Bの蛍光体4を塗布
する。この蛍光体4の材質は、真空紫外または紫外線で
発光するものであれば、どのようなものでも用いること
ができる。この蛍光体4は、リブ5で区切られたプラズ
マ室の長手方向に対して平行に配置しても良く、プラズ
マ室の長手方向に対して垂直に配置しても良いが、ここ
ではプラズマ室と平行な方向に蛍光体4を形成してい
る。この蛍光体4は、図4(a)のように電極6、6の
間に挟み込むように形成するのが好ましい。或いは、図
4(c)のように電極6、6の間に挟み込むように形成
してもよい。図4(b)のような電極配置の場合には、
電極6、7で挟み込むように形成することができる。
【0039】続いて、リブ5を形成する。このリブ5
は、プラズマ放電が行われる容積を決定するものであ
り、リブ5の高さは50μm〜300μmの幅で制御す
るのが好ましい。
【0040】その後、薄い誘電体シート3を装着する。
この誘電体シート3は、プラズマアドレス駆動方式にお
いてコンデンサーとして機能するため、その厚さを厳密
に管理しなければならない。例えば、厚み10μm〜5
00μmの幅で制御するのが好ましい。
【0041】このようにして作製されたプラズマ室12
内に、プラズマガスとしてキセノン、ヘリウム、水素等
を封入する。
【0042】次に、誘電体シート3の上に偏光板13b
を装着し、液晶が注入されるスペースとして2μm〜1
0μm程度を開けて、透明なガラス基板8上に例えばイ
ンジュウームスズ合金等からなる透明電極9を設けた対
向基板11を組み込み、その上に偏光板13aを装着す
る。
【0043】このようにして作製された液晶部に液晶を
注入して液晶層1とし、本実施形態のプラズマアドレス
液晶表示装置が完成する。
【0044】液晶モードとしては、従来のTNモードで
もよいが、軸対称配向モードを用いるのがさらに好まし
い。
【0045】本実施形態のプラズマアドレス型液晶表示
装置において、電極6及び電極7の間に100V〜50
0Vの電圧を印加してプラズマスイッチを駆動し、透明
電極9に0V〜100Vまでの電圧を印加して液晶層1
を駆動した。上記蛍光体4は良好に3原色R、B、Gを
発光し、各光が液晶層1により調光されて良好な表示映
像が得られた。
【0046】(実施形態2)図5を参照しながら本実施
形態のプラズマアドレス型液晶表示装置の製造工程につ
いて説明する。
【0047】まず、縦横127mm、厚み約2mmのガ
ラス基板10上に、印刷法により電極6、7を形成す
る。この電極6、7の素材は、従来から使用されている
ものであればいずれも使用可能であり、例えばニッケ
ル、アルミ、銀、金等が挙げられる。本実施形態では、
ニッケルペースト(デュポン社製)を使用した。電極
6、7の配置は、上述した図4(b)のように配置する
こともできる。
【0048】次に、3原色R、G、Bの蛍光体4を塗布
する。この蛍光体4の材質は、真空紫外または紫外線で
発光するものであれば、どのようなものでも用いること
ができる。この蛍光体4は、リブ5で区切られたプラズ
マ室の長手方向に対して平行に配置しても良く、プラズ
マ室の長手方向に対して垂直に配置しても良いが、ここ
ではプラズマ室と平行な方向に蛍光体4を形成してい
る。この蛍光体4は、電極6、6の間に挟み込むように
形成するのが好ましい。或いは、上述した図4(b)の
ように電極6、7で挟み込むように形成してもよく、図
4(c)のように電極6、6の間に挟み込むように形成
してもよい。
【0049】続いて、リブ5を形成する。このリブ5
は、プラズマ放電が行われる容積を決定するものである
ため、リブ5の高さは50μm〜300μmの幅で制御
するのが好ましい。
【0050】その後、薄い誘電体シート3を装着する。
この誘電体シート3は、プラズマアドレス駆動方式にお
いてコンデンサーとして機能するため、その厚さを厳密
に管理しなければならない。例えば、厚み10μm〜5
00μmの幅で制御するのが好ましい。
【0051】このようにして作製されたプラズマ室12
内に、プラズマガスとしてキセノン、ヘリウム、水素等
を封入する。
【0052】次に、誘電体シート3の上に偏光板13b
を装着し、液晶が注入されるスペースとして2μm〜1
0μm程度を開けて、透明なガラス基板8上に例えばイ
ンジュウームスズ合金等からなる透明電極9を設けた対
向基板11を組み込み、その上に偏光板13aを装着す
る。
【0053】このようにして作製された液晶部に液晶を
注入して液晶層1とし、さらに、背面側に紫外線ランプ
14を配置して本実施形態のプラズマアドレス液晶表示
装置が完成する。
【0054】液晶モードとしては、従来のTNモードで
もよいが、軸対称配向モードを用いるのがさらに好まし
い。
【0055】本実施形態のプラズマアドレス型液晶表示
装置において、電極6及び電極7の間に100V〜50
0Vの電圧を印加してプラズマスイッチを駆動し、透明
電極9に0V〜100Vまでの電圧を印加して液晶層1
を駆動した。上記紫外線ランプ13により蛍光体4に紫
外線を照射したところ、蛍光体4は良好に3原色R、
B、Gを発光し、各光が液晶層1により調光されて良好
な表示映像が得られた。また、透明蛍光灯(蛍光体を有
していないもの)を用いて蛍光体4に紫外線を照射する
ことにより、パネル自体の消費電力を20%〜50%低
減することができた。
【0056】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明による場合
には、ガラス基板や誘電体シート上に設けた蛍光体をプ
ラズマ放電によって発光させてR、G、Bの各色を得る
ことができる。従って、カラー表示が可能なプラズマア
ドレス型液晶表示装置をバックライトシステムやカラー
フィルター等を必要とせずに簡単な工程で作製すること
ができる。さらに、プラズマスイッチにより液晶層を駆
動しているので、デューティー駆動方式の液晶パネルに
比べて液晶の応答を速くすることができ、蛍光体上に透
明電極を設ける必要がないので製造工程も簡単である。
従って、安いコストでプラズマアドレス型液晶表示装置
を作製して高品質な映像品位を提供することができる。
【0057】さらに、蛍光体に紫外線を照射する光源を
設けることにより、パネル自体の消費電力を低減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるプラズマアドレス型
液晶表示装置の概略構成を示す斜視図である。
【図2】蛍光体の配置例を示す平面図である。
【図3】蛍光体の配置例を示す平面図である。
【図4】実施形態1のプラズマアドレス型液晶表示装置
の概略構成を示す断面図である。
【図5】実施形態2のプラズマアドレス型液晶表示装置
の概略構成を示す断面図である。
【図6】従来のプラズマアドレス型液晶表示装置の概略
構成を示す断面図である。
【図7】従来のプラズマアドレス型液晶表示装置の概略
構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 液晶層 2 プラズマ基板 3 誘電体シート 4、4R、4G、4B 蛍光体 5 リブ 6、7 電極 8 ガラス基板 9 透明電極 10 ガラス基板 11 対向基板 12 プラズマ室 13a、13b 偏光板 14 紫外線ランプ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス基板と誘電体シートとの間に複数
    のプラズマ室を有するプラズマ基板と、信号電極を有す
    る対向基板とが液晶層を挟んで対向配置され、該信号電
    極と該プラズマ室とによって該液晶層が駆動されるプラ
    ズマアドレス型液晶表示装置であって、 該誘電体シートまたは該ガラス基板の該プラズマ室側
    に、3原色の各色を発光する蛍光体が配置されているプ
    ラズマアドレス型液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記蛍光体がストライプ状である請求項
    1記載のプラズマアドレス型液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記蛍光体が前記プラズマ室の長手方向
    と平行な方向に配置されている請求項2に記載のプラズ
    マアドレス型液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記蛍光体が前記プラズマ室の長手方向
    と垂直な方向に配置されている請求項2に記載のプラズ
    マアドレス型液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 前記蛍光体に紫外線を照射する光源を備
    えている請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のプラ
    ズマアドレス型液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 前記液晶層の液晶分子は負の誘電異方性
    を有し、電圧無印加時には該液晶分子が基板に対して略
    垂直に配向し、電圧印加時には該液晶分子が複数の中心
    軸を中心として軸対称状に配向する請求項1乃至請求項
    5のいずれかに記載のプラズマアドレス型液晶表示装
    置。
JP2444799A 1999-02-01 1999-02-01 プラズマアドレス型液晶表示装置 Expired - Fee Related JP3734375B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2444799A JP3734375B2 (ja) 1999-02-01 1999-02-01 プラズマアドレス型液晶表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2444799A JP3734375B2 (ja) 1999-02-01 1999-02-01 プラズマアドレス型液晶表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000221478A true JP2000221478A (ja) 2000-08-11
JP3734375B2 JP3734375B2 (ja) 2006-01-11

Family

ID=12138420

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2444799A Expired - Fee Related JP3734375B2 (ja) 1999-02-01 1999-02-01 プラズマアドレス型液晶表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3734375B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100759964B1 (ko) * 2000-11-28 2007-09-18 삼성전자주식회사 액정 표시 장치 및 그 제조 방법

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06123883A (ja) * 1992-05-21 1994-05-06 Fujitsu General Ltd カラー液晶ディスプレイ装置
JPH08185802A (ja) * 1994-12-28 1996-07-16 Noritake Co Ltd 放電表示装置
JPH10186331A (ja) * 1996-12-20 1998-07-14 Sharp Corp 液晶表示装置
JPH1125863A (ja) * 1997-06-30 1999-01-29 Fujitsu Ltd プラズマディスプレイパネル
JPH11238463A (ja) * 1998-02-23 1999-08-31 Fujitsu Ltd 表示パネル及びその駆動方法
JPH11323147A (ja) * 1998-05-18 1999-11-26 Toray Ind Inc 誘電体ペーストおよびそれを用いたディスプレイ基板の製造方法
JPH11339672A (ja) * 1998-05-29 1999-12-10 Sony Corp 画像表示装置の製造方法
JP2000001336A (ja) * 1998-06-11 2000-01-07 Nippon Electric Glass Co Ltd プラズマディスプレーパネル用隔壁形成材料

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06123883A (ja) * 1992-05-21 1994-05-06 Fujitsu General Ltd カラー液晶ディスプレイ装置
JPH08185802A (ja) * 1994-12-28 1996-07-16 Noritake Co Ltd 放電表示装置
JPH10186331A (ja) * 1996-12-20 1998-07-14 Sharp Corp 液晶表示装置
JPH1125863A (ja) * 1997-06-30 1999-01-29 Fujitsu Ltd プラズマディスプレイパネル
JPH11238463A (ja) * 1998-02-23 1999-08-31 Fujitsu Ltd 表示パネル及びその駆動方法
JPH11323147A (ja) * 1998-05-18 1999-11-26 Toray Ind Inc 誘電体ペーストおよびそれを用いたディスプレイ基板の製造方法
JPH11339672A (ja) * 1998-05-29 1999-12-10 Sony Corp 画像表示装置の製造方法
JP2000001336A (ja) * 1998-06-11 2000-01-07 Nippon Electric Glass Co Ltd プラズマディスプレーパネル用隔壁形成材料

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100759964B1 (ko) * 2000-11-28 2007-09-18 삼성전자주식회사 액정 표시 장치 및 그 제조 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP3734375B2 (ja) 2006-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100286828B1 (ko) 플랫패널표시장치
US5214521A (en) Plasma addressed liquid crystal display with grooves in middle plate
JP2000028933A (ja) アレイ型光変調素子、アレイ型露光素子、及び平面型ディスプレイ、並びにアレイ型光変調素子の駆動方法
JP2002055340A (ja) 液晶表示素子
JP3016539B2 (ja) プラズマアドレス液晶表示装置
JP3734375B2 (ja) プラズマアドレス型液晶表示装置
US5672208A (en) Plasma discharge apparatus
KR100437592B1 (ko) 액정표시장치의 백 라이트용 직류형 플라즈마 디스플레이패널
KR100637526B1 (ko) 면광원장치 및 이를 구비한 액정표시장치
EP0698903B1 (en) Plasma discharge apparatus
JP3570535B2 (ja) 液晶表示装置
JPS63284521A (ja) 面状発光装置
JP2000066167A (ja) カラ―液晶表示装置及びその駆動方法
KR940004241B1 (ko) 플라즈마 어드레스 방식의 액정표시소자
JP3451730B2 (ja) プラズマアドレス表示装置
KR100421855B1 (ko) 플라즈마 디스플레이 패널
JP2003045376A (ja) 平面放電光源
JP3405519B2 (ja) 液晶表示装置
KR940004242B1 (ko) 플라즈마 어드레스 방식의 액정표시소자
KR20050045262A (ko) 면광원 장치 및 이를 갖는 표시장치
KR100448040B1 (ko) 액정표시장치의 백라이트용 교류형 플라즈마 디스플레이 패널
KR100673322B1 (ko) 면분할 구동제어 기능을 갖는 면광원 장치
KR19990081589A (ko) 플라즈마 어드레스 액정표시 장치
JP2003215548A (ja) 液晶表示装置
JPH11305211A (ja) プラズマアドレスカラー表示装置及びその駆動方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030415

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051018

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081028

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091028

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091028

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101028

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111028

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121028

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131028

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees