JP2001118521A - プラズマディスプレー装置、および表示モジュールの製造方法 - Google Patents
プラズマディスプレー装置、および表示モジュールの製造方法Info
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- H01J2211/44—Optical arrangements or shielding arrangements, e.g. filters or lenses
- H01J2211/442—Light reflecting means; Anti-reflection means
Abstract
(57)【要約】
【課題】 消費電力を上げることなく、発光効率を高め
て明るい画質を得るとともに、電子機器配設部であるモ
ジュール後面に放射されて熱エネルギーに変換される電
磁波を減少させるプラズマディスプレー装置を提供す
る。 【解決手段】 本発明のプラズマディスプレー装置は、
背表面に電子機器を連結すると共に、放電電極１３０を
有する後面ガラス板６０と、後面ガラス板上に隔壁７０
を介して対向して配設する放電電極１２０を有する前面
ガラス板５０と、後面ガラス板６０と隔壁７０と前面ガ
ラス板５０で形成する発光画素１１０とを備えている。
発光画素１１０は表示面に対向する後面ガラス板６０面
を反射面８０とし、反射面８０に蛍光層８５を形成して
いる。
て明るい画質を得るとともに、電子機器配設部であるモ
ジュール後面に放射されて熱エネルギーに変換される電
磁波を減少させるプラズマディスプレー装置を提供す
る。 【解決手段】 本発明のプラズマディスプレー装置は、
背表面に電子機器を連結すると共に、放電電極１３０を
有する後面ガラス板６０と、後面ガラス板上に隔壁７０
を介して対向して配設する放電電極１２０を有する前面
ガラス板５０と、後面ガラス板６０と隔壁７０と前面ガ
ラス板５０で形成する発光画素１１０とを備えている。
発光画素１１０は表示面に対向する後面ガラス板６０面
を反射面８０とし、反射面８０に蛍光層８５を形成して
いる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマディスプ
レー装置に関する。
レー装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】プラズマディスプレー装置は、高電圧ガ
ス放電によって紫外線を発生させ、パネル内の画素ごと
に塗り分けられた蛍光体を光らせてカラー画像を表示す
る平面ディスプレーである。近年、プラズマディスプレ
ー装置の技術進歩はめざましく、量産段階に到達してお
り、明るく、視野角が広く、画面全体にわたって輝度が
一様で、画像ゆがみ、にじみ、色ずれがない大画面のデ
スプレイの提供が競われている。しかし、現在のプラズ
マディスプレー装置においては、暗い室内で観る場合は
美しい画像が提供されるが、屋外など明るい場所で観る
場合は必ずしも満足できる明るい画像が提供されていな
い。
ス放電によって紫外線を発生させ、パネル内の画素ごと
に塗り分けられた蛍光体を光らせてカラー画像を表示す
る平面ディスプレーである。近年、プラズマディスプレ
ー装置の技術進歩はめざましく、量産段階に到達してお
り、明るく、視野角が広く、画面全体にわたって輝度が
一様で、画像ゆがみ、にじみ、色ずれがない大画面のデ
スプレイの提供が競われている。しかし、現在のプラズ
マディスプレー装置においては、暗い室内で観る場合は
美しい画像が提供されるが、屋外など明るい場所で観る
場合は必ずしも満足できる明るい画像が提供されていな
い。
【０００３】図５により従来のプラズマデイスプレイ装
置の構成を説明する。表示モジュール１０に連接する電
子機器３は表示モジュール１０とフレックスリード５を
介して連絡されている。そして、表示モジュール１０の
表示面は、空間７を介して強化ガラス９が配設されてい
る。表示モジュール１０は電子機器３側に配設される後
面ガラス１１と強化ガラス９側に配設される前面ガラス
１３が隔壁１５を介して重合され、放電空間２０を形成
している。そして、後面ガラス１１にはデータ電極１２
が、前面ガラス１３には走査電極１４がそれぞれ配設さ
れ、誘電体層１８，１９で被覆されている。各放電空間
２０には画素毎に３色の蛍光体１７（１７Ｒ，１７Ｇ，
１７Ｂ）が塗布されている。
置の構成を説明する。表示モジュール１０に連接する電
子機器３は表示モジュール１０とフレックスリード５を
介して連絡されている。そして、表示モジュール１０の
表示面は、空間７を介して強化ガラス９が配設されてい
る。表示モジュール１０は電子機器３側に配設される後
面ガラス１１と強化ガラス９側に配設される前面ガラス
１３が隔壁１５を介して重合され、放電空間２０を形成
している。そして、後面ガラス１１にはデータ電極１２
が、前面ガラス１３には走査電極１４がそれぞれ配設さ
れ、誘電体層１８，１９で被覆されている。各放電空間
２０には画素毎に３色の蛍光体１７（１７Ｒ，１７Ｇ，
１７Ｂ）が塗布されている。
【０００４】このように構成されるプラズマデイスプレ
イ装置は各電極１２，１４に高電圧を印加し、アルゴン
を含んだネオンガスを充填する放電空間２０内でガス放
電させ、発生した紫外線により各画素毎の蛍光体１７を
光らせている。この種プラズマデイスプレイ装置の明る
さ不足の理由の一つは、ガス放電によって発生した紫外
線が発光させた蛍光体からの可視光線の全部の量を前面
ガラス１２方向である表示面に向けて放射されず、後面
ガラス１１方向や側面（隔壁１５）にも放射されて周辺
の構成材料（ガラス等）に吸収されてしまっている。表
示面方向への放射効率をよくするために、後面ガラス１
１に配設する誘電体層１８を白色として反射させる工夫
もなされているが充分な効果を発揮していなかった。
イ装置は各電極１２，１４に高電圧を印加し、アルゴン
を含んだネオンガスを充填する放電空間２０内でガス放
電させ、発生した紫外線により各画素毎の蛍光体１７を
光らせている。この種プラズマデイスプレイ装置の明る
さ不足の理由の一つは、ガス放電によって発生した紫外
線が発光させた蛍光体からの可視光線の全部の量を前面
ガラス１２方向である表示面に向けて放射されず、後面
ガラス１１方向や側面（隔壁１５）にも放射されて周辺
の構成材料（ガラス等）に吸収されてしまっている。表
示面方向への放射効率をよくするために、後面ガラス１
１に配設する誘電体層１８を白色として反射させる工夫
もなされているが充分な効果を発揮していなかった。
【０００５】また、表示モジュール１０の背面には数多
くの電子器機３が配設されているが、表示モジュール１
０の熱は電子機器３を加熱する不都合を生じさせてい
た。その理由は表示モジュール１０からはガス放電や蛍
光体により紫外線、可視光線、熱線、電波などの種々の
波長を持つ電磁波（エネルギー）が発せられている。し
かし、裏面の白色の誘電体層１８は、蛍光体が発する可
視光線（波長が０．３８・０．７８ミクロンの電磁波）
を反射させて輝度を向上させているが、熱線と称される
波長の長い（０．７８ミクロン・１００ミクロン）電磁
波や電波（波長が１００ミクロン以上の電磁波）を反射
させる能力はないことに起因している。さらに、反射さ
れない電磁波は蛍光体や背面の白色誘電体層１８、さら
には表示モジュール１０の後面ガラス板１１に吸収され
て熱エネルギーとなり、表示モジュール１０背面部分の
温度を上昇させている。このように、表示モジュールの
保護のみならず電子装置の保護のためにも強制的な熱放
散の必要性が生じている。
くの電子器機３が配設されているが、表示モジュール１
０の熱は電子機器３を加熱する不都合を生じさせてい
た。その理由は表示モジュール１０からはガス放電や蛍
光体により紫外線、可視光線、熱線、電波などの種々の
波長を持つ電磁波（エネルギー）が発せられている。し
かし、裏面の白色の誘電体層１８は、蛍光体が発する可
視光線（波長が０．３８・０．７８ミクロンの電磁波）
を反射させて輝度を向上させているが、熱線と称される
波長の長い（０．７８ミクロン・１００ミクロン）電磁
波や電波（波長が１００ミクロン以上の電磁波）を反射
させる能力はないことに起因している。さらに、反射さ
れない電磁波は蛍光体や背面の白色誘電体層１８、さら
には表示モジュール１０の後面ガラス板１１に吸収され
て熱エネルギーとなり、表示モジュール１０背面部分の
温度を上昇させている。このように、表示モジュールの
保護のみならず電子装置の保護のためにも強制的な熱放
散の必要性が生じている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決すべき課
題は、消費電力を上げることなく、発光効率を高めて明
るい画質を得るとともに、電子機器配設部である表示モ
ジュール後面に放射されて熱エネルギーに変換される電
磁波を減少させるプラズマディスプレー装置を提供する
ものである。
題は、消費電力を上げることなく、発光効率を高めて明
るい画質を得るとともに、電子機器配設部である表示モ
ジュール後面に放射されて熱エネルギーに変換される電
磁波を減少させるプラズマディスプレー装置を提供する
ものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明のプラズマディス
プレー装置は、発光画素を並設する表示モジュールと、
表示モジュールの背表面に連結する電子機器とを有し、
前表面を表示面とする表示モジュールの表示面に対向す
る発光画素面を反射面とした構成を具備する。
プレー装置は、発光画素を並設する表示モジュールと、
表示モジュールの背表面に連結する電子機器とを有し、
前表面を表示面とする表示モジュールの表示面に対向す
る発光画素面を反射面とした構成を具備する。
【０００８】本発明のプラズマディスプレー装置の表示
モジュールは、背表面に電子機器を連結すると共に、放
電電極を有する後面ガラス板と、後面ガラス板上に隔壁
を介して対向して配設する放電電極を有する前面ガラス
板と、後面ガラス板と隔壁と前面ガラス板で形成する発
光画素とを備え、発光画素は表示面に対向する後面ガラ
ス板面を反射面とする構成、あるいは、発光画素は前面
ガラス板面以外を反射面とする構成を有している。
モジュールは、背表面に電子機器を連結すると共に、放
電電極を有する後面ガラス板と、後面ガラス板上に隔壁
を介して対向して配設する放電電極を有する前面ガラス
板と、後面ガラス板と隔壁と前面ガラス板で形成する発
光画素とを備え、発光画素は表示面に対向する後面ガラ
ス板面を反射面とする構成、あるいは、発光画素は前面
ガラス板面以外を反射面とする構成を有している。
【０００９】反射面は金属メッキ処理により形成する、
または、金属箔を貼着して形成している。また、反射面
で反射された光を表示面に集光するよう表示面に対向す
る反射面を凹曲面とする構成を有する。
または、金属箔を貼着して形成している。また、反射面
で反射された光を表示面に集光するよう表示面に対向す
る反射面を凹曲面とする構成を有する。
【００１０】本発明のプラズマディスプレー装置の表示
モジュールの製造方法は、後面ガラス板上、および前面
ガラス板上に誘電体で被覆した電極を形成する電極配設
工程と、後面ガラス板上に隔壁を併設する工程と、後面
ガラス板面と隔壁面に反射面を形成する反射面形成工程
と、前面ガラス板を隔壁を介して重合し、発光画素を形
成する発光画素形成工程とを備えている。
モジュールの製造方法は、後面ガラス板上、および前面
ガラス板上に誘電体で被覆した電極を形成する電極配設
工程と、後面ガラス板上に隔壁を併設する工程と、後面
ガラス板面と隔壁面に反射面を形成する反射面形成工程
と、前面ガラス板を隔壁を介して重合し、発光画素を形
成する発光画素形成工程とを備えている。
【００１１】上記構成により、放電空間（発光画素）の
形状を変えるとともに反射を期待する部分に例えば金属
めっき等による反射面を施して、あらゆる波長の電磁波
をも画素前方に反射させて明るさを改善し、後面への放
射を極力少なくすることができる。
形状を変えるとともに反射を期待する部分に例えば金属
めっき等による反射面を施して、あらゆる波長の電磁波
をも画素前方に反射させて明るさを改善し、後面への放
射を極力少なくすることができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面により
説明する。実施の形態１ 図１は本発明に係る表示モジュールの１画素分の断面説
明図、図２は表示モジュールの構成説明図である。表示
モジュール１００は隔壁７０を介して前面ガラス板５０
と後面ガラス板６０で放電空間１１０を形成している。
前面ガラス板５０には電極１２０が配設され、誘電体層
５２で被覆されている。後面ガラス板６０には電極１３
０が配設され、誘電体層６２で被覆されている。そし
て、後面ガラス板６０を被覆する誘電体層６２の表面、
および隔壁７０の表面に金属めっき処理を施して、反射
面８０を形成する。さらに、反射面８０上に蛍光剤を塗
布して蛍光層８５を形成する。すなわち、放電空間１１
０は、前面ガラス板５０方向である表示面を除く全壁内
面には反射面８０と蛍光層８５が形成されている。
説明する。実施の形態１ 図１は本発明に係る表示モジュールの１画素分の断面説
明図、図２は表示モジュールの構成説明図である。表示
モジュール１００は隔壁７０を介して前面ガラス板５０
と後面ガラス板６０で放電空間１１０を形成している。
前面ガラス板５０には電極１２０が配設され、誘電体層
５２で被覆されている。後面ガラス板６０には電極１３
０が配設され、誘電体層６２で被覆されている。そし
て、後面ガラス板６０を被覆する誘電体層６２の表面、
および隔壁７０の表面に金属めっき処理を施して、反射
面８０を形成する。さらに、反射面８０上に蛍光剤を塗
布して蛍光層８５を形成する。すなわち、放電空間１１
０は、前面ガラス板５０方向である表示面を除く全壁内
面には反射面８０と蛍光層８５が形成されている。
【００１３】このように構成する表示モジュール１００
において、電極１２０、電極１３０に高電圧を印加する
ことにより放電空間１１０内で放電を起こし、紫外線を
発生させる。紫外線は蛍光面８５を光らせる。この光は
反射面８０により反射されて、反射面のない前面ガラス
板５０方向（表示面方向）に放射される。
において、電極１２０、電極１３０に高電圧を印加する
ことにより放電空間１１０内で放電を起こし、紫外線を
発生させる。紫外線は蛍光面８５を光らせる。この光は
反射面８０により反射されて、反射面のない前面ガラス
板５０方向（表示面方向）に放射される。
【００１４】次に、反射面を備えた表示モジュール１０
の製造方法を説明する。先ず、後面ガラス板６０上、お
よび前面ガラス板５０上に誘電体５２，６２で被覆した
電極１３０，１２０を形成する。そして、後面ガラス板
６０上に隔壁７０を配設し、放電空間１１０の溝を構成
する。次に、放電空間１１０の内壁面、すなわち、後面
ガラス板６０上の誘電体６２面、および隔壁７０の壁面
に金属めっき処理などの処理を施して、反射面８０を形
成する。さらに反射面８０上に蛍光塗料を塗布して蛍光
層８５を形成する。さらに、隔壁７０の上部に前面ガラ
ス板５０を重合する。このようにして後面ガラス板６０
と隔壁７０、前面ガラス板５０で閉放電空間１１０が形
成される。
の製造方法を説明する。先ず、後面ガラス板６０上、お
よび前面ガラス板５０上に誘電体５２，６２で被覆した
電極１３０，１２０を形成する。そして、後面ガラス板
６０上に隔壁７０を配設し、放電空間１１０の溝を構成
する。次に、放電空間１１０の内壁面、すなわち、後面
ガラス板６０上の誘電体６２面、および隔壁７０の壁面
に金属めっき処理などの処理を施して、反射面８０を形
成する。さらに反射面８０上に蛍光塗料を塗布して蛍光
層８５を形成する。さらに、隔壁７０の上部に前面ガラ
ス板５０を重合する。このようにして後面ガラス板６０
と隔壁７０、前面ガラス板５０で閉放電空間１１０が形
成される。
【００１５】このように形成した表示モジュール１００
は各放電空間（画素）１１０毎に実行される放電により
発生した紫外線の発光は、蛍光塗料により発光画素毎各
色に光る。この光は隔壁７０面、あるいは後面ガラス板
６０に吸収されることなく、反射面８０で全て前面ガラ
ス板５０方向に反射される。前面ガラス板５０を表示面
とする表示モジュール１００は反射光により表面の輝度
が向上し、面が明るくなる。さらに、金属めっき処理に
よる反射面８０は可視光線、紫外線の他、全ての波長の
電磁波を反射する。このように、反射面８０で可視光
線、電磁波など波長の長い電磁波、電波も反射され、後
ガラス板６０に吸収されない。その結果、背面に配設さ
れる電子機器までおよぶエネルギーがなく、温度の上昇
を来さない。
は各放電空間（画素）１１０毎に実行される放電により
発生した紫外線の発光は、蛍光塗料により発光画素毎各
色に光る。この光は隔壁７０面、あるいは後面ガラス板
６０に吸収されることなく、反射面８０で全て前面ガラ
ス板５０方向に反射される。前面ガラス板５０を表示面
とする表示モジュール１００は反射光により表面の輝度
が向上し、面が明るくなる。さらに、金属めっき処理に
よる反射面８０は可視光線、紫外線の他、全ての波長の
電磁波を反射する。このように、反射面８０で可視光
線、電磁波など波長の長い電磁波、電波も反射され、後
ガラス板６０に吸収されない。その結果、背面に配設さ
れる電子機器までおよぶエネルギーがなく、温度の上昇
を来さない。
【００１６】実施の形態２ 表示面の輝度向上を図る実施の形態の他の構成例を図３
により説明する。この表示モジュール２００は、隔壁７
０を介して前面ガラス板５０と後面ガラス板６０で放電
空間１１０を形成しており、前面ガラス板５０には電極
１２０が、後面ガラス板６０には電極１３０が配設され
誘電体層で被覆されている構成は前述の表示モジュール
１００と同様である。この実施の形態で示す後面ガラス
板６０を被覆する誘電体層６２０は、その中央部分を凹
曲面６２５としている。凹曲面６２５はサンドブラスト
によって凹曲鏡状に加工されている。その凹曲面６２５
にメッキ処理により反射面８００を形成する。そして、
メッキ処理による反射面８００表面に蛍光剤を塗布して
蛍光層８５０を形成している。
により説明する。この表示モジュール２００は、隔壁７
０を介して前面ガラス板５０と後面ガラス板６０で放電
空間１１０を形成しており、前面ガラス板５０には電極
１２０が、後面ガラス板６０には電極１３０が配設され
誘電体層で被覆されている構成は前述の表示モジュール
１００と同様である。この実施の形態で示す後面ガラス
板６０を被覆する誘電体層６２０は、その中央部分を凹
曲面６２５としている。凹曲面６２５はサンドブラスト
によって凹曲鏡状に加工されている。その凹曲面６２５
にメッキ処理により反射面８００を形成する。そして、
メッキ処理による反射面８００表面に蛍光剤を塗布して
蛍光層８５０を形成している。
【００１７】この実施例による表示モジュール２００
は、蛍光層８５０が発光する可視光線はすべて凹曲面状
の反射面８００で反射されて、表示面である前面ガラス
板５０方向に集光されるので、表示モジュール２００の
表面の輝度が大幅に向上される。また、凹曲面状の反射
面８００は全ての波長を有する電磁波をも反射させるの
で、後面ガラス板６０に吸収される電磁波がない。その
結果、後面ガラス板６０に配設される電子機器を熱する
ことが無い。
は、蛍光層８５０が発光する可視光線はすべて凹曲面状
の反射面８００で反射されて、表示面である前面ガラス
板５０方向に集光されるので、表示モジュール２００の
表面の輝度が大幅に向上される。また、凹曲面状の反射
面８００は全ての波長を有する電磁波をも反射させるの
で、後面ガラス板６０に吸収される電磁波がない。その
結果、後面ガラス板６０に配設される電子機器を熱する
ことが無い。
【００１８】実施の形態３ 他の実施例を図４で説明する。この表示モジュールも、
隔壁７０を介して前面ガラス板５０と後面ガラス板６０
で放電空間１１０を形成し、前面ガラス板５０には電極
１２０が、後面ガラス板６０には電極１３０が配設され
誘電体層５２，６２で被覆されている構成は表示モジュ
ール１００と同様である。そして、表示モジュール３０
０は後面ガラス６０の背表面６０ｂに反射面８７０を形
成している。反射面８７０はめっき処理により反射面と
する、あるいは鏡面仕上げした金属箔を背表面６０ｂに
貼り付けることによって形成している。
隔壁７０を介して前面ガラス板５０と後面ガラス板６０
で放電空間１１０を形成し、前面ガラス板５０には電極
１２０が、後面ガラス板６０には電極１３０が配設され
誘電体層５２，６２で被覆されている構成は表示モジュ
ール１００と同様である。そして、表示モジュール３０
０は後面ガラス６０の背表面６０ｂに反射面８７０を形
成している。反射面８７０はめっき処理により反射面と
する、あるいは鏡面仕上げした金属箔を背表面６０ｂに
貼り付けることによって形成している。
【００１９】この表示モジュール３００は、後面ガラス
板６０の前表面６０ａで光を反射する。そして、後面ガ
ラス板６０を透過した光は反射面８７０で表示面である
前面ガラス板５０方向に反射する。また、後面ガラス６
０に吸収された電磁波の一部はエネルギーとなって、後
面ガラス板６０の背表面６０ｂ部分の温度上昇を招く
が、吸収された電磁波のほとんどが反射面８７０で反射
されるので、温度上昇は少なくて済む。また、構成が簡
単で反射効率も高い。
板６０の前表面６０ａで光を反射する。そして、後面ガ
ラス板６０を透過した光は反射面８７０で表示面である
前面ガラス板５０方向に反射する。また、後面ガラス６
０に吸収された電磁波の一部はエネルギーとなって、後
面ガラス板６０の背表面６０ｂ部分の温度上昇を招く
が、吸収された電磁波のほとんどが反射面８７０で反射
されるので、温度上昇は少なくて済む。また、構成が簡
単で反射効率も高い。
【００２０】このように、上記実施例に示す表示モジュ
ールは蛍光体が発する可視光線の全てを反射鏡によって
表示面に反射させるので、表示面の輝度を大幅に向上さ
せるとともに、すべての波長の電磁波を反射させるの
で、後面ガラスおよび背面に配設された電子機器の温度
を上昇させることがない。
ールは蛍光体が発する可視光線の全てを反射鏡によって
表示面に反射させるので、表示面の輝度を大幅に向上さ
せるとともに、すべての波長の電磁波を反射させるの
で、後面ガラスおよび背面に配設された電子機器の温度
を上昇させることがない。
【００２１】
【発明の効果】本発明によって、消費電力を上げること
なく、表示面の輝度を向上させ、明るく画質が高い表示
面とし、背面に配設されている電子機器の熱放散の問題
を軽減させることができる。
なく、表示面の輝度を向上させ、明るく画質が高い表示
面とし、背面に配設されている電子機器の熱放散の問題
を軽減させることができる。
【図１】本発明に係るプラズマディスプレー装置の表示
モジュールの断面構成説明図。
モジュールの断面構成説明図。
【図２】本発明に係るプラズマディスプレー装置の表示
モジュールの斜視図。
モジュールの斜視図。
【図３】表示モジュールの他の実施例を示す断面説明
図。
図。
【図４】表示モジュールの他の実施例を示す断面説明
図。
図。
【図５】プラズマイスプレー装置の構成説明図。
【図６】従来の表示モジュールの構成説明図。
【図７】発光画素の説明図。
３ 電子機器 ５ フレックスリード ７ 空間 ９ 強化ガラス １０ 表示モジュール １１ 後面ガラス板 １２，１４ 各電極 １３ 前面ガラス １５ 隔壁 １７ 蛍光体 １８，１９ 誘電体層 ２０ 放電空間 ５０ 前面ガラス板 ５２ 誘電体層 ６０ 後面ガラス板 ６０ａ 前表面 ６０ｂ 背表面 ６２、６２０ 誘電体層 ７０ 隔壁 ８０、８００，８７０ 反射面 ８５、８５０ 蛍光層 １００、２００，３００ 表示モジュール １１０ 放電空間 １２０ 電極 １３０ 電極 ６２５ 凹曲面
Claims (7)
- 【請求項１】 発光画素を並設する表示モジュールと、
表示モジュールの背表面に連結する電子機器とを有する
プラズマディスプレー装置において、 表示モジュールは、前表面を表示面とすると共に、表示
面に対向する発光画素面を反射面としたことを特徴とす
るプラズマディスプレー装置。 - 【請求項２】 表示モジュールの背表面に電子機器を配
設すると共に、前表面を表示面とするプラズマディスプ
レー装置において、 表示モジュールは、放電電極を有する後面ガラス板と、 後面ガラス板上に隔壁を介して対向して配設する放電電
極を有する前面ガラス板と、 後面ガラス板と隔壁と前面ガラス板で形成する発光画素
とを備え、 発光画素は少なくとも表示面に対向する後面ガラス板面
を反射面としてなるプラズマディスプレー装置。 - 【請求項３】 表示モジュールは発光画素の前面ガラス
板面以外を反射面としてなる請求項１又は２記載のプラ
ズマディスプレー装置。 - 【請求項４】 反射面は金属メッキ処理により形成して
なる請求項１又は２記載のプラズマディスプレー装置。 - 【請求項５】 反射面は金属箔を貼着して形成してなる
請求項１又は２記載のプラズマディスプレー装置。 - 【請求項６】 表示面に対向する反射面は凹曲面を有
し、該反射面で反射された光は表示面に集光するよう構
成されてなる請求項１又は２記載のプラズマディスプレ
ー装置。 - 【請求項７】 背表面に電子機器を配設すると共に、前
表面を表示面とするプラズマディスプレー装置の表示モ
ジュールの製造方法であって、 後面ガラス板上、および前面ガラス板上に誘電体で被覆
した電極を形成する電極配設工程と、後面ガラス板上に
隔壁を配設し放電空間を形成する隔壁配設工程と、放電
空間壁面に反射面を形成する反射面形成工程と、隔壁上
に後面ガラス板に対向して表示面となる前面ガラス板を
重合し、発光画素を形成する発光画素形成工程とを備
え、 反射面形成工程で形成する反射面は、少なくとも表示面
に対向する後面ガラス板に形成することを特徴とするプ
ラズマディスプレー装置の表示モジュール製造方法。
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| JP29936999A JP2001118521A (ja) | 1999-10-21 | 1999-10-21 | プラズマディスプレー装置、および表示モジュールの製造方法 |
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