JP3159250B2 - プラズマディスプレイパネル - Google Patents
プラズマディスプレイパネルInfo
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- H01J11/00—Gas-filled discharge tubes with alternating current induction of the discharge, e.g. alternating current plasma display panels [AC-PDP]; Gas-filled discharge tubes without any main electrode inside the vessel; Gas-filled discharge tubes with at least one main electrode outside the vessel
- H01J11/10—AC-PDPs with at least one main electrode being out of contact with the plasma
- H01J11/12—AC-PDPs with at least one main electrode being out of contact with the plasma with main electrodes provided on both sides of the discharge space
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- H01J11/34—Vessels, containers or parts thereof, e.g. substrates
- H01J11/44—Optical arrangements or shielding arrangements, e.g. filters, black matrices, light reflecting means or electromagnetic shielding means
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- H01J2211/00—Plasma display panels with alternate current induction of the discharge, e.g. AC-PDPs
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- H01J2211/44—Optical arrangements or shielding arrangements, e.g. filters or lenses
- H01J2211/442—Light reflecting means; Anti-reflection means
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- Plasma & Fusion (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマディスプ
レイに関し、特に高輝度、高コントラストなプラズマデ
ィスプレイパネルに関する。
レイに関し、特に高輝度、高コントラストなプラズマデ
ィスプレイパネルに関する。
【０００２】
【従来の技術】プラズマディスプレイパネルの画質を向
上させる方法として、パネルの目視側に光吸収層を設け
る技術が、例えば特開平８-２８７８３４号公報に開示
されている。図３は、従来のプラズマディスプレイパネ
ルの一例を示すセルの摸式断面図である。
上させる方法として、パネルの目視側に光吸収層を設け
る技術が、例えば特開平８-２８７８３４号公報に開示
されている。図３は、従来のプラズマディスプレイパネ
ルの一例を示すセルの摸式断面図である。
【０００３】カラーパネルの場合、蛍光体層９は各セル
の発光色に対応して、Ｒ(赤)、Ｇ(緑)、Ｂ(青)の発光を
するものに塗り分けられている。放電空間セル８で発生
した紫外線は蛍光体層９に当たり、塗り分けられたそれ
ぞれの色を発光する。
の発光色に対応して、Ｒ(赤)、Ｇ(緑)、Ｂ(青)の発光を
するものに塗り分けられている。放電空間セル８で発生
した紫外線は蛍光体層９に当たり、塗り分けられたそれ
ぞれの色を発光する。
【０００４】一方、目視側で観測される光には発光光以
外に外光反射がある。これは、外からセル内に入射した
光が蛍光体層９や誘電体層１１などで反射される反射光
であり、黒表示の輝度を上げるものであり、コントラス
トの低下を招くものである。この外光反射を取り除くた
めに光吸収層１５が設けられている。
外に外光反射がある。これは、外からセル内に入射した
光が蛍光体層９や誘電体層１１などで反射される反射光
であり、黒表示の輝度を上げるものであり、コントラス
トの低下を招くものである。この外光反射を取り除くた
めに光吸収層１５が設けられている。
【０００５】この光吸収層はＡＣ型駆動（放電セルに極
性の異なる電圧を交互に印加することにより発光させる
駆動法）に必要な誘電体層の役割も果たしている。外光
はこの光吸収層１５を入射時と反射時の２回通過する。
これに対し、発光光は通過が１回なので、光吸収層１５
の透過率を低くすることによりコントラストが向上す
る。
性の異なる電圧を交互に印加することにより発光させる
駆動法）に必要な誘電体層の役割も果たしている。外光
はこの光吸収層１５を入射時と反射時の２回通過する。
これに対し、発光光は通過が１回なので、光吸収層１５
の透過率を低くすることによりコントラストが向上す
る。
【０００６】また、発光した光を効果的に取り出す方法
として、裏面側に発光光のみを効率よく反射させる波長
選択性反射膜を設ける技術が、例えば、特開平８−１３
８５５９号公報に開示されている。これは、蛍光体層の
裏面に波長選択性反射膜が設けられており、蛍光体層か
ら裏面側に出射する発光光を反射させて有効活用しよう
とするものである。
として、裏面側に発光光のみを効率よく反射させる波長
選択性反射膜を設ける技術が、例えば、特開平８−１３
８５５９号公報に開示されている。これは、蛍光体層の
裏面に波長選択性反射膜が設けられており、蛍光体層か
ら裏面側に出射する発光光を反射させて有効活用しよう
とするものである。
【０００７】また、特開平３−１９００３９、同３−２
４６８５７各号公報には、裏面基板側に蛍光体を設ける
技術、あるいはさらに裏面側基板に反射膜を設ける技
術、が開示されている。
４６８５７各号公報には、裏面基板側に蛍光体を設ける
技術、あるいはさらに裏面側基板に反射膜を設ける技
術、が開示されている。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】問題点は、表示のコン
トラストを上げるために設けられている光吸収層により
表示輝度が低下するということである。表示輝度は光吸
収層の透過率により変化するが、高コントラストではあ
るが低輝度なもの、あるいは高輝度ではあるが低コント
ラストなものにしかならない。
トラストを上げるために設けられている光吸収層により
表示輝度が低下するということである。表示輝度は光吸
収層の透過率により変化するが、高コントラストではあ
るが低輝度なもの、あるいは高輝度ではあるが低コント
ラストなものにしかならない。
【０００９】したがって、十分な画質の表示が得られな
い。その理由は、目視側の基板に光吸収層を設けている
ことと、蛍光体層の反射率が高いことにある。
い。その理由は、目視側の基板に光吸収層を設けている
ことと、蛍光体層の反射率が高いことにある。
【００１０】本発明は上記に鑑みなされたものであっ
て、その目的は、上記のような問題のない、高輝度で高
コントラストなプラズマディスプレイパネルを提供する
ことにある。
て、その目的は、上記のような問題のない、高輝度で高
コントラストなプラズマディスプレイパネルを提供する
ことにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上記の課題・目的は以下
に示す本発明によって解決・達成される。すなわち本発
明は、目視側基板と裏面側基板の２枚のガラス基板間に
蛍光体を有する複数のセルを具備し、該蛍光体を紫外線
エネルギーにより励起して可視光を発するプラズマディ
スプレイパネルにおいて、前記蛍光体層の可視光反射率
が２５％以下であり、且つ、各セルを分離する隔壁およ
び／または裏面側基板の表面であるセル底面、およびセ
ル内表面に設けられる蛍光体層との間に、各セルの蛍光
体の発光波長のみを効率的に反射し、他の光を吸収する
光反射層を設けてなることを特徴とするプラズマディス
プレイパネルを開示するものである。
に示す本発明によって解決・達成される。すなわち本発
明は、目視側基板と裏面側基板の２枚のガラス基板間に
蛍光体を有する複数のセルを具備し、該蛍光体を紫外線
エネルギーにより励起して可視光を発するプラズマディ
スプレイパネルにおいて、前記蛍光体層の可視光反射率
が２５％以下であり、且つ、各セルを分離する隔壁およ
び／または裏面側基板の表面であるセル底面、およびセ
ル内表面に設けられる蛍光体層との間に、各セルの蛍光
体の発光波長のみを効率的に反射し、他の光を吸収する
光反射層を設けてなることを特徴とするプラズマディス
プレイパネルを開示するものである。
【００１２】また本発明は、目視側基板と裏面側基板の
２枚のガラス基板間に蛍光体を有する複数のセルを具備
し、該蛍光体を紫外線エネルギーにより励起して可視光
を発するＡＣ型プラズマディスプレイパネルにおいて、
前記蛍光体層の可視光反射率が２５％以下であり、且
つ、各セルを分離する隔壁および／または裏面側基板に
表面であるセル底面にある誘導体層が発光体の発光波長
のみを効率的に反射し、他の光を吸収する機能を兼ね備
えた光反射層であることを特徴とするプラズマディスプ
レイパネルを開示するものである。
２枚のガラス基板間に蛍光体を有する複数のセルを具備
し、該蛍光体を紫外線エネルギーにより励起して可視光
を発するＡＣ型プラズマディスプレイパネルにおいて、
前記蛍光体層の可視光反射率が２５％以下であり、且
つ、各セルを分離する隔壁および／または裏面側基板に
表面であるセル底面にある誘導体層が発光体の発光波長
のみを効率的に反射し、他の光を吸収する機能を兼ね備
えた光反射層であることを特徴とするプラズマディスプ
レイパネルを開示するものである。
【００１３】また本発明は、目視側基板と裏面側基板の
２枚のガラス基板間に蛍光体を有する複数のセルを具備
し、該蛍光体を紫外線エネルギーにより励起して可視光
を発するプラズマディスプレイパネルにおいて、各セル
を分離する隔壁および／または裏面側基板の表面である
セル底面と、セル内表面に設けられる蛍光体層との間に
波長分布を持たないグレーの光反射層を設けてなること
を特徴とするプラズマディスプレイパネルを開示するも
のである。
２枚のガラス基板間に蛍光体を有する複数のセルを具備
し、該蛍光体を紫外線エネルギーにより励起して可視光
を発するプラズマディスプレイパネルにおいて、各セル
を分離する隔壁および／または裏面側基板の表面である
セル底面と、セル内表面に設けられる蛍光体層との間に
波長分布を持たないグレーの光反射層を設けてなること
を特徴とするプラズマディスプレイパネルを開示するも
のである。
【００１４】また本発明は、目視側基板と裏面側基板の
２枚のガラス基板間に蛍光体を有する複数のセルを具備
し、該蛍光体を紫外線エネルギーにより励起して可視光
を発するＡＣ型プラズマディスプレイパネルにおいて、
各セルを分離する隔壁および／または裏面側基板の表面
であるセル底面にある誘電体層が、波長分布を持たない
光吸収の機能を兼ね備えた光反射層であることを特徴と
するプラズマディスプレイパネルを開示するものであ
る。
２枚のガラス基板間に蛍光体を有する複数のセルを具備
し、該蛍光体を紫外線エネルギーにより励起して可視光
を発するＡＣ型プラズマディスプレイパネルにおいて、
各セルを分離する隔壁および／または裏面側基板の表面
であるセル底面にある誘電体層が、波長分布を持たない
光吸収の機能を兼ね備えた光反射層であることを特徴と
するプラズマディスプレイパネルを開示するものであ
る。
【００１５】そして、本発明のプラズマディスプレイパ
ネルは、前記蛍光体層の可視光反射率が２５％以下であ
ることを特徴とするものであり、コントラストを上げる
ための光吸収層または光反射層を蛍光体層の裏面側に有
するものである。
ネルは、前記蛍光体層の可視光反射率が２５％以下であ
ることを特徴とするものであり、コントラストを上げる
ための光吸収層または光反射層を蛍光体層の裏面側に有
するものである。
【００１６】(作用)本発明においては、外光反射を抑え
る光吸収層を蛍光体層の裏面側に配することにより、蛍
光体層からの発光光のうち目視側に出る光は光吸収層を
通らずに表示される。従来のパネルの場合、光吸収層が
蛍光体層よりも目視側に設けられており、蛍光体層から
の発光光は全て光吸収層を通り表示されていた。したが
って、本発明のプラズマディスプレイパネルにおいて
は、従来よりも明るい表示を得ることができる。
る光吸収層を蛍光体層の裏面側に配することにより、蛍
光体層からの発光光のうち目視側に出る光は光吸収層を
通らずに表示される。従来のパネルの場合、光吸収層が
蛍光体層よりも目視側に設けられており、蛍光体層から
の発光光は全て光吸収層を通り表示されていた。したが
って、本発明のプラズマディスプレイパネルにおいて
は、従来よりも明るい表示を得ることができる。
【００１７】また、本発明では蛍光体層の反射率を２５
％以下にしている。外光は従来と同様に光吸収層で吸収
されコントラストの低下を防いでいるが、蛍光体層の表
面で反射された外光は取り除くことはできない。この反
射率を２５％以下に抑えることにより、目視側に光吸収
層を設けた場合以上のコントラストを得ることができ
る。
％以下にしている。外光は従来と同様に光吸収層で吸収
されコントラストの低下を防いでいるが、蛍光体層の表
面で反射された外光は取り除くことはできない。この反
射率を２５％以下に抑えることにより、目視側に光吸収
層を設けた場合以上のコントラストを得ることができ
る。
【００１８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施態様を具体的
に説明する。先ず、図１を参照して詳細に説明する。放
電空間セル８は目視側基板１と裏面側基板の２枚に挟ま
れ、各セルは隔壁によりある程度覆われている。隔壁は
前後左右全てに必ず設けられているわけではなく、プロ
セスや表示性能のバランスなどから適切な位置に配置し
てある。各セル内には放電ガスが封入されている。
に説明する。先ず、図１を参照して詳細に説明する。放
電空間セル８は目視側基板１と裏面側基板の２枚に挟ま
れ、各セルは隔壁によりある程度覆われている。隔壁は
前後左右全てに必ず設けられているわけではなく、プロ
セスや表示性能のバランスなどから適切な位置に配置し
てある。各セル内には放電ガスが封入されている。
【００１９】図１はＡＣ型面放電プラズマディスプレイ
の場合を示しており、電極は走査電極３、維持電極４が
目視側基板１にあり、データ電極１２が裏面側基板にあ
る。ＡＣ型駆動に必要な、透明誘電体層５と、誘電体層
１１が各基板に設けられている。さらに、放電から誘電
体層５を守る保護層６が誘電体層５を覆うように設けら
れている。
の場合を示しており、電極は走査電極３、維持電極４が
目視側基板１にあり、データ電極１２が裏面側基板にあ
る。ＡＣ型駆動に必要な、透明誘電体層５と、誘電体層
１１が各基板に設けられている。さらに、放電から誘電
体層５を守る保護層６が誘電体層５を覆うように設けら
れている。
【００２０】これらの電極、誘電体層、保護層の配置は
駆動法によって変わるものであり、直接本発明の効果に
は影響しない。各放電空間セル８内には外光反射を抑え
るための光反射層１０が、蛍光体層９の下（裏面側）に
設けられている。この光反射層１０の可視光反射率は１
０〜５０％程度であり、外光反射を抑える役割をしてい
る。
駆動法によって変わるものであり、直接本発明の効果に
は影響しない。各放電空間セル８内には外光反射を抑え
るための光反射層１０が、蛍光体層９の下（裏面側）に
設けられている。この光反射層１０の可視光反射率は１
０〜５０％程度であり、外光反射を抑える役割をしてい
る。
【００２１】この光反射層１０の上には、放電空間セル
内で発生した紫外線を可視光に変換する蛍光体層９が設
けられている。この蛍光体層９の反射率はできるだけ小
さくするのがよい。特に、可視光反射率が２５％を越え
ると、目視側に光吸収層を設けた方が、高輝度で高コン
トラストのディスプレイが得られるようになる。
内で発生した紫外線を可視光に変換する蛍光体層９が設
けられている。この蛍光体層９の反射率はできるだけ小
さくするのがよい。特に、可視光反射率が２５％を越え
ると、目視側に光吸収層を設けた方が、高輝度で高コン
トラストのディスプレイが得られるようになる。
【００２２】次に、図１のプラズマディスプレイパネル
の動作について説明する。走査電極３とデータ電極１２
の間に電圧を印加してデータ書き込みを行った後、走査
電極３と維持電極４間にＡＣ電圧を印加することによ
り、プラズマ放電を放電空間セル内に発生させる。放電
により発生した紫外線は放電空間セル８内のあらゆる方
向に照射される。
の動作について説明する。走査電極３とデータ電極１２
の間に電圧を印加してデータ書き込みを行った後、走査
電極３と維持電極４間にＡＣ電圧を印加することによ
り、プラズマ放電を放電空間セル内に発生させる。放電
により発生した紫外線は放電空間セル８内のあらゆる方
向に照射される。
【００２３】そのうち、蛍光体層９に照射された紫外線
のみが可視光に変換される。変換された光のうち可視光
側に照射された光は保護層６、透明誘電体層５、走査電
極３または維持電極４などを通って目視側に表示され
る。一方、裏面側に照射された光は光反射層１０で一部
反射され、同様に目視側に表示される。この光反射層１
０の可視光反射率は１０〜５０％程度であり、反射光以
外の光は損失となる。
のみが可視光に変換される。変換された光のうち可視光
側に照射された光は保護層６、透明誘電体層５、走査電
極３または維持電極４などを通って目視側に表示され
る。一方、裏面側に照射された光は光反射層１０で一部
反射され、同様に目視側に表示される。この光反射層１
０の可視光反射率は１０〜５０％程度であり、反射光以
外の光は損失となる。
【００２４】表示の発光効率を上げるためには、この光
反射層１０の反射率を上げた方がよいが、後述するよう
に、外光反射によるコントラストの低下をもたらすこと
になる。外光は目視側基板１より放電空間セル８内に入
り込み、蛍光体層９によりある程度反射される。
反射層１０の反射率を上げた方がよいが、後述するよう
に、外光反射によるコントラストの低下をもたらすこと
になる。外光は目視側基板１より放電空間セル８内に入
り込み、蛍光体層９によりある程度反射される。
【００２５】一方、蛍光体層９を透過した光も光反射層
１０によりある程度吸収されるが反射もする。これら蛍
光体層９および光反射層１０で反射する光は、発光のた
めの放電をさせない黒表示時にも存在するため、黒表示
の輝度を上げてしまいコントラストの低下を招く。
１０によりある程度吸収されるが反射もする。これら蛍
光体層９および光反射層１０で反射する光は、発光のた
めの放電をさせない黒表示時にも存在するため、黒表示
の輝度を上げてしまいコントラストの低下を招く。
【００２６】図４に本発明のプラズマディスプレイパネ
ルの光反射層１０の反射率を変えたときの、コントラス
トと表示輝度の関係の計算結果を実線で示す。また、従
来のプラズマディスプレイパネルで外光反射を抑える役
割を果たす光吸収層１５の透過率を変化させたときのコ
ントラスト表示輝度の関係の計算結果も図４に破線で示
す。
ルの光反射層１０の反射率を変えたときの、コントラス
トと表示輝度の関係の計算結果を実線で示す。また、従
来のプラズマディスプレイパネルで外光反射を抑える役
割を果たす光吸収層１５の透過率を変化させたときのコ
ントラスト表示輝度の関係の計算結果も図４に破線で示
す。
【００２７】ここでＬは蛍光体層９からの発光光量であ
り、Ｌ0は外光光量である。従来のプラズマディスプレ
イパネルは蛍光体層９の反射率には依存しないのに対
し、本発明の構造のパネルでは蛍光体層９の反射率に特
性が大きく依存する。これは、従来のパネルの外光が、
全て光吸収層１５を通過するのに対し、本発明のパネル
では、蛍光体層９で反射された外光は、光反射層１０を
通らないからである。図４から、蛍光体層９の反射率が
２５％を上回ると、従来のパネルよりもコントラスト、
および表示輝度が共に低くなってしまい、よい表示特性
の得られないことがわかる。
り、Ｌ0は外光光量である。従来のプラズマディスプレ
イパネルは蛍光体層９の反射率には依存しないのに対
し、本発明の構造のパネルでは蛍光体層９の反射率に特
性が大きく依存する。これは、従来のパネルの外光が、
全て光吸収層１５を通過するのに対し、本発明のパネル
では、蛍光体層９で反射された外光は、光反射層１０を
通らないからである。図４から、蛍光体層９の反射率が
２５％を上回ると、従来のパネルよりもコントラスト、
および表示輝度が共に低くなってしまい、よい表示特性
の得られないことがわかる。
【００２８】
【実施例】以下、実施例により図面に基づいて本発明を
詳細に説明するが、本発明はこれらによってなんら限定
されるものではない。
詳細に説明するが、本発明はこれらによってなんら限定
されるものではない。
【００２９】［実施例１］本実施例を図１を参照しなが
ら説明する。本実施例ではＡＣ面放電型プラズマディス
プレイパネルを用いているが、本発明はＤＣ型やＡＣ対
抗放電型など駆動法には関係なく、あらゆるプラズマデ
ィスプレイに適用することができる。したがって、電
極、誘電体層、保護層、隔壁などは従来のパネルと同様
の構成になっている。
ら説明する。本実施例ではＡＣ面放電型プラズマディス
プレイパネルを用いているが、本発明はＤＣ型やＡＣ対
抗放電型など駆動法には関係なく、あらゆるプラズマデ
ィスプレイに適用することができる。したがって、電
極、誘電体層、保護層、隔壁などは従来のパネルと同様
の構成になっている。
【００３０】放電のための走査電極３および維持電極４
は発光光を透過させなければならないのでＩＴＯ（酸化
インジウム錫）膜を用いており、抵抗率を下げるために
Ａgトレース電極を上に這わせている。その上に透明グ
レーズ層が誘電体層５として設けてあり、保護層６には
ＭgＯを用いた。データ電極１２にはＡg膜を用い、その
上に白色誘電体層１１として白色グレーズ層を設けてあ
る。
は発光光を透過させなければならないのでＩＴＯ（酸化
インジウム錫）膜を用いており、抵抗率を下げるために
Ａgトレース電極を上に這わせている。その上に透明グ
レーズ層が誘電体層５として設けてあり、保護層６には
ＭgＯを用いた。データ電極１２にはＡg膜を用い、その
上に白色誘電体層１１として白色グレーズ層を設けてあ
る。
【００３１】本発明の特徴となっている光反射層１０と
蛍光体層９について述べる。光反射層１０は、可視光反
射率８０％になるように調節し、膜厚は２０μｍとし
た。また、蛍光体層９は、それぞれの表示色に合わせて
ＲＧＢの発光をする蛍光体を用いている。Ｒ(赤)の蛍光
体には(Ｙ,Ｇd)ＢＯ3:Ｅu、Ｇ(緑)の蛍光体にはＺn2Ｓi
Ｏ4:Ｍn、Ｂ(青)の蛍光体にはＢaＭgＡl10Ｏ17:Ｅuを用
い、反射率１０％まで下げるために膜厚は５μｍとし
た。
蛍光体層９について述べる。光反射層１０は、可視光反
射率８０％になるように調節し、膜厚は２０μｍとし
た。また、蛍光体層９は、それぞれの表示色に合わせて
ＲＧＢの発光をする蛍光体を用いている。Ｒ(赤)の蛍光
体には(Ｙ,Ｇd)ＢＯ3:Ｅu、Ｇ(緑)の蛍光体にはＺn2Ｓi
Ｏ4:Ｍn、Ｂ(青)の蛍光体にはＢaＭgＡl10Ｏ17:Ｅuを用
い、反射率１０％まで下げるために膜厚は５μｍとし
た。
【００３２】次に、実施例の動作について説明する。ま
ず、発光時の表示輝度について考える。この場合、外光
反射については発光輝度に比べて小さいので無視する。
ＡＣ型駆動を行い、放電空間セル８内にプラズマを発生
させると、そこより紫外線が発生する。発生した紫外線
は蛍光体層９に照射され、ＲＧＢに対応した各蛍光体層
の発光色を発生する。蛍光体層９は印刷により塗り分け
られている。
ず、発光時の表示輝度について考える。この場合、外光
反射については発光輝度に比べて小さいので無視する。
ＡＣ型駆動を行い、放電空間セル８内にプラズマを発生
させると、そこより紫外線が発生する。発生した紫外線
は蛍光体層９に照射され、ＲＧＢに対応した各蛍光体層
の発光色を発生する。蛍光体層９は印刷により塗り分け
られている。
【００３３】蛍光体層９はなるべく反射率を低くする方
がよく、望ましくは１０％以下に抑えるのがよい。比表
面積の小さい球状の蛍光体を用いたり、薄膜蛍光体を用
いたりすることによっても低反射率の蛍光体層が得られ
る。蛍光体層９からの発光光は目視側に５０％、裏面側
に５０％出射する。
がよく、望ましくは１０％以下に抑えるのがよい。比表
面積の小さい球状の蛍光体を用いたり、薄膜蛍光体を用
いたりすることによっても低反射率の蛍光体層が得られ
る。蛍光体層９からの発光光は目視側に５０％、裏面側
に５０％出射する。
【００３４】目視側に発光した光は、保護層６、誘電体
層５、走査電極３または維持電極４、目視側基板１など
を通過してそのまま表示される。一方、裏面側に発光し
た光は光反射層１０に照射される。光反射層１０は、白
色グレーズに黒色顔料を混ぜ合せて作製する。黒色顔料
には、鉄、マンガン、クロムなどの金属酸化物を用いる
が、本実施例では、酸化鉄を３ｗｔ％程度混合して反射
率を３０％に調節し、印刷で成膜した。
層５、走査電極３または維持電極４、目視側基板１など
を通過してそのまま表示される。一方、裏面側に発光し
た光は光反射層１０に照射される。光反射層１０は、白
色グレーズに黒色顔料を混ぜ合せて作製する。黒色顔料
には、鉄、マンガン、クロムなどの金属酸化物を用いる
が、本実施例では、酸化鉄を３ｗｔ％程度混合して反射
率を３０％に調節し、印刷で成膜した。
【００３５】光反射層１０で反射された光は蛍光体層９
との間で多重反射した後、約２８％が透過することにな
る。したがって、目視側の５０％と裏面側の１４％(５
０％×２８％)合計で、発光光の６４％が目視側基板に
入射することになる。
との間で多重反射した後、約２８％が透過することにな
る。したがって、目視側の５０％と裏面側の１４％(５
０％×２８％)合計で、発光光の６４％が目視側基板に
入射することになる。
【００３６】一方、非発光時(黒表示)のときは外光反射
により表示輝度が決まる。放電空間セル８内に入った外
光は蛍光体層９に照射され、１０％が反射される。残り
の９０％は蛍光体層９を通過し、光反射層１０と蛍光体
層９の間で多重反射をし、２５％が反射される。
により表示輝度が決まる。放電空間セル８内に入った外
光は蛍光体層９に照射され、１０％が反射される。残り
の９０％は蛍光体層９を通過し、光反射層１０と蛍光体
層９の間で多重反射をし、２５％が反射される。
【００３７】したがって、１０％＋２５％合計で、外光
の３５％が外光反射として表示される。図３の従来のプ
ラズマディスプレイパネルで、発光時の表示輝度を発光
光の６４％にするには、光吸収層１５の透過率を６４％
に調節すればよい。そのときの外光反射は４１％とな
り、本発明の方が従来のパネルよりもコントラストは約
１７％上昇する。
の３５％が外光反射として表示される。図３の従来のプ
ラズマディスプレイパネルで、発光時の表示輝度を発光
光の６４％にするには、光吸収層１５の透過率を６４％
に調節すればよい。そのときの外光反射は４１％とな
り、本発明の方が従来のパネルよりもコントラストは約
１７％上昇する。
【００３８】［実施例２］図２に示すように、誘電体層
１３および隔壁１４に黒色顔料を混ぜ合せて、光反射層
の役割を兼ね備えるようにしても同様の効果が得られ
る。本実施例を図２を参照しながら説明する。本実施例
ではＡＣ面放電型プラズマディスプレイパネルを用いて
いるが、本発明はＤＣ型やＡＣ対抗放電型など駆動法に
は関係なくあらゆるプラズマディスプレイに適用でき
る。
１３および隔壁１４に黒色顔料を混ぜ合せて、光反射層
の役割を兼ね備えるようにしても同様の効果が得られ
る。本実施例を図２を参照しながら説明する。本実施例
ではＡＣ面放電型プラズマディスプレイパネルを用いて
いるが、本発明はＤＣ型やＡＣ対抗放電型など駆動法に
は関係なくあらゆるプラズマディスプレイに適用でき
る。
【００３９】したがって、電極、誘電体層、保護層、隔
壁などは従来のパネルと同様の構成になっている。放電
のための走査電極３および維持電極４は発光光を透過さ
せなければならないのでＩＴＯ膜を用いており、抵抗率
を下げるためにＡgトレース電極を上に這わせている。
壁などは従来のパネルと同様の構成になっている。放電
のための走査電極３および維持電極４は発光光を透過さ
せなければならないのでＩＴＯ膜を用いており、抵抗率
を下げるためにＡgトレース電極を上に這わせている。
【００４０】その上に透明グレーズ層が誘電体層５とし
て設けてあり、保護層６にはＭgＯを用いた。データ電
極１２にはＡg膜を用い、その上に黒色顔料を３ｗｔ％
混合させた白色グレーズ層が光吸収色素を含む誘電体層
１３として設けてあり、反射率は３０％で、膜厚は２０
μｍである。
て設けてあり、保護層６にはＭgＯを用いた。データ電
極１２にはＡg膜を用い、その上に黒色顔料を３ｗｔ％
混合させた白色グレーズ層が光吸収色素を含む誘電体層
１３として設けてあり、反射率は３０％で、膜厚は２０
μｍである。
【００４１】この他、同様のものを誘電体層と隔壁表面
に塗布することによっても同様の特性が得られる。蛍光
体層９はそれぞれの表示色に合わせてＲＧＢの発光をす
る蛍光体を用いている。Ｒ(赤)の蛍光体には(Ｙ,Ｇd)Ｂ
Ｏ3:Ｅu、Ｇ(緑)の蛍光体にはＺn2ＳiＯ4:Ｍn、Ｂ(青)
の蛍光体にはＢaＭgＡl10Ｏ17:Ｅuを用い、反射率１０
％まで下げるために膜厚は５μｍとした。
に塗布することによっても同様の特性が得られる。蛍光
体層９はそれぞれの表示色に合わせてＲＧＢの発光をす
る蛍光体を用いている。Ｒ(赤)の蛍光体には(Ｙ,Ｇd)Ｂ
Ｏ3:Ｅu、Ｇ(緑)の蛍光体にはＺn2ＳiＯ4:Ｍn、Ｂ(青)
の蛍光体にはＢaＭgＡl10Ｏ17:Ｅuを用い、反射率１０
％まで下げるために膜厚は５μｍとした。
【００４２】また、黒色顔料の代わりに、各蛍光体の発
光色に合わせた色顔料を用いることもできる。色顔料と
しては、例えばＲ(赤)は酸化第２鉄、Ｇ(緑)はＣoＯ・ｎ
ＺnＯ、Ｂ(青)はＣoＯ・ｎＡl2Ｏ3を用いることができ
る。
光色に合わせた色顔料を用いることもできる。色顔料と
しては、例えばＲ(赤)は酸化第２鉄、Ｇ(緑)はＣoＯ・ｎ
ＺnＯ、Ｂ(青)はＣoＯ・ｎＡl2Ｏ3を用いることができ
る。
【００４３】図１に示す実施例の場合、白色グレーズの
中に上記の色顔料を混合し、発光光の反射率をＲ(赤)で
は８０％、Ｇ(緑)では６４％、Ｂ(青)では７３％になる
ように設定した。これにより発光光の利用効率は８２％
まで上げることができ、外光反射は３０％まで抑えるこ
とができた。
中に上記の色顔料を混合し、発光光の反射率をＲ(赤)で
は８０％、Ｇ(緑)では６４％、Ｂ(青)では７３％になる
ように設定した。これにより発光光の利用効率は８２％
まで上げることができ、外光反射は３０％まで抑えるこ
とができた。
【００４４】図２に示す実施例の場合、光吸収色素を含
む誘電体層１３に同様の色素を混合することにより作製
できる。この場合も、それぞれの画素の表示色に対応し
た色顔料を含んだ色グレーズをセル内に塗布することに
より、誘電体層１３および隔壁１４の両方に上記と同様
の特性を得ることができる。
む誘電体層１３に同様の色素を混合することにより作製
できる。この場合も、それぞれの画素の表示色に対応し
た色顔料を含んだ色グレーズをセル内に塗布することに
より、誘電体層１３および隔壁１４の両方に上記と同様
の特性を得ることができる。
【００４５】
【発明の効果】本発明により、外光反射を抑える層が蛍
光体層の裏面側に設置され、蛍光体層の反射率が低く抑
えられ、高輝度で高コントラストな表示を得ることので
きる、優れたプラズマディスプレイパネルが提供され
る。
光体層の裏面側に設置され、蛍光体層の反射率が低く抑
えられ、高輝度で高コントラストな表示を得ることので
きる、優れたプラズマディスプレイパネルが提供され
る。
【図１】本発明(実施例１)のセルを示す摸式断面図。
【図２】本発明(実施例２)のセルを示す摸式断面図。
【図３】従来のプラズマディスプレイパネルのセルを示
す摸式断面図。
す摸式断面図。
【図４】プラズマディスプレイパネルの発光時の輝度と
コントラストの関係を示すグラフ図。
コントラストの関係を示すグラフ図。
１ 目視側基板 ２ 裏面側基板 ３ 走査電極 ４ 維持電極 ５ 透明誘電体層 ６ 保護層 ７ 隔壁 ７ａ 目視基板側隔壁 ８ 放電空間セル ９ 蛍光体層 １０ 光反射層 １１ 白色誘電体層 １２ データ電極 １３ 光吸収色素を含む誘電体層 １４ 光吸収色素を含む隔壁 １５ 光吸収層
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H01J 11/02 H01J 11/00
Claims (5)
- 【請求項１】 目視側基板と裏面側基板の２枚のガラス
基板間に蛍光体を有する複数のセルを具備し、該蛍光体
を紫外線エネルギーにより励起して可視光を発するプラ
ズマディスプレイパネルにおいて、前記蛍光体層の可視
光反射率が２５％以下であり、且つ、各セルを分離する
隔壁および／または裏面側基板の表面であるセル底面
と、セル内表面に設けられる蛍光体層との間に、各セル
の蛍光体の発光波長のみを効率的に反射し、他の光を吸
収する光反射層を設けてなることを特徴とするプラズマ
ディスプレイパネル。 - 【請求項２】 目視側基板と裏面側基板の２枚のガラス
基板間に蛍光体を有する複数のセルを具備し、該蛍光体
を紫外線エネルギーにより励起して可視光を発するＡＣ
型プラズマディスプレイパネルにおいて、前記蛍光体層
の可視光反射率が２５％以下であり、且つ、各セルを分
離する隔壁および／または裏面側基板の表面であるセル
底面にある誘導体層が、発光体の発光波長のみを効率的
に反射し、他の光を吸収する機能を兼ね備えた光反射層
であることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 【請求項３】 目視側基板と裏面側基板の２枚のガラス
基板間に蛍光体を有する複数のセルを具備し、該蛍光体
を紫外線エネルギーにより励起して可視光を発するプラ
ズマディスプレイパネルにおいて、各セルを分離する隔
壁および／または裏面側基板の表面であるセル底面と、
セル内表面に設けられる蛍光体層との間に、波長分布を
持たないグレーの光反射層を設けてなることを特徴とす
るプラズマディスプレイパネル。 - 【請求項４】 目視側基板と裏面側基板の２枚のガラス
基板間に蛍光体を有する複数のセルを具備し、該蛍光体
を紫外線エネルギーにより励起して可視光を発するＡＣ
型プラズマディスプレイパネルにおいて、各セルを分離
する隔壁および／または裏面側基板の表面であるセル底
面にある誘電体層が、波長分布を持たない光吸収の機能
を兼ね備えた光反射層であることを特徴とするプラズマ
ディスプレイパネル。 - 【請求項５】 前記蛍光体層の可視光反射率が２５％以
下であることを特徴とする請求項３または４記載のプラ
ズマディスプレイパネル。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32622697A JP3159250B2 (ja) | 1997-11-27 | 1997-11-27 | プラズマディスプレイパネル |
| US09/195,622 US6333600B1 (en) | 1997-11-27 | 1998-11-19 | Plasma display panel with photoreflection/absorption |
| KR1019980051368A KR100326833B1 (ko) | 1997-11-27 | 1998-11-27 | 플라즈마디스플레이패널 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32622697A JP3159250B2 (ja) | 1997-11-27 | 1997-11-27 | プラズマディスプレイパネル |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11162357A JPH11162357A (ja) | 1999-06-18 |
| JP3159250B2 true JP3159250B2 (ja) | 2001-04-23 |
Family
ID=18185409
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32622697A Expired - Fee Related JP3159250B2 (ja) | 1997-11-27 | 1997-11-27 | プラズマディスプレイパネル |
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|---|---|
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| JP (1) | JP3159250B2 (ja) |
| KR (1) | KR100326833B1 (ja) |
Cited By (1)
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| US6787887B2 (en) | 1995-12-14 | 2004-09-07 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device |
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| KR19990082911A (ko) * | 1998-04-06 | 1999-11-25 | 기타지마 요시토시 | 플라즈마 디스플레이 패널과 플라즈마 디스플레이 패널의 배면판 및 그 형광면 형성방법 |
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| JP2001118521A (ja) * | 1999-10-21 | 2001-04-27 | Jamco Corp | プラズマディスプレー装置、および表示モジュールの製造方法 |
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| US20020176933A1 (en) * | 2000-12-05 | 2002-11-28 | Tastuo Mifune | Paste for transparent insulating film, plasma display panel, method of manufacturing paste, method of manufacturing transparent insulating film, and method of manufacturing plasma display panel |
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| KR20030076870A (ko) * | 2002-03-23 | 2003-09-29 | 엘지전자 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 패널 및 그 제조방법 |
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- 1997-11-27 JP JP32622697A patent/JP3159250B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1998
- 1998-11-19 US US09/195,622 patent/US6333600B1/en not_active Expired - Fee Related
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| US6333600B1 (en) | 2001-12-25 |
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