JPH079608A - 撥水撥油性被膜及びその製造方法 - Google Patents

撥水撥油性被膜及びその製造方法

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JPH079608A
JPH079608A JP3024023A JP2402391A JPH079608A JP H079608 A JPH079608 A JP H079608A JP 3024023 A JP3024023 A JP 3024023A JP 2402391 A JP2402391 A JP 2402391A JP H079608 A JPH079608 A JP H079608A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】少なくとも親水性微粒子と、フロロカーボン基
およびシロキサン基を含むポリマーとで被膜を形成する
ことにより、基体と密着性が強く、かつ撥水撥油性、耐
久性などに優れたコーティング膜とする。 【構成】親水性基体表面にシリカ等の親水性微粒子と、
フロロカーボン基とクロロシラン基又はアルコキシシラ
ン基を含む物質とを混ぜた非水系の溶媒を薄く塗布する
工程と、ベーキングする工程により、表面が凸凹の撥水
撥油性の優れた被膜を得る。この被膜は表面がミクロン
オーダーの凸凹を有し、さらにシロキサン基によって基
体と化学結合し、弗素を含む部分が表層にくる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撥水撥油性を必要とす
る電化製品や自動車、産業機器等で用いる撥水撥油コー
ティング膜及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電化製品、自動車、産業機器、鏡、眼鏡
レンズ等には、耐熱性、耐候性、耐摩耗性の超薄膜コー
ティングが要望されている。
【0003】従来より撥水撥油を目的とした広く用いら
れているコーティング膜の製造方法は、一般に、Al基
体などの表面をブラスト処理、ワイヤーブラシや化学エ
ッチング等で荒し、表面を粗面化処理し、さらにプライ
マー等を塗布した後、ポリ4フッ化エチレン等のフロロ
カーボン系微粉末をエタノール等に懸濁させた弗素エナ
メル等の塗料を塗布し乾燥後、400℃程度で1時間程
度ベーキング(焼き付け処理)をおこない、基体表面に
フロロカーボン系ポリマーを焼き付ける方法が用いられ
てきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法では製造が容易である反面、ポリマーと基体は単にア
ンカー効果でのみ接着されているに過ぎないため、基体
との密着性に限界があり、また、コーティング膜表面は
400℃の高温ベーキングをおこなうため表面が平坦化
されて良好な撥水撥油面が得られなかった。従って、電
化製品や自動車、産業機器等の撥水撥油性のコーティン
グ膜を必要とする機器の製造方法としては不十分であっ
た。
【0005】本発明は前記従来技術の課題を解決するた
め、基体と密着性よく且つピンホールが無く、しかも表
面にミクロンオーダの小さな凸凹があり撥水撥油性、耐
久性が優れたフッ素を含有するコーティング膜を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の撥水撥油性被膜は、基材の表面に形成され
た撥水撥油性被膜であって、前記被膜は少なくとも親水
性微粒子と、フロロカーボン基およびシロキサン基を含
むポリマーとで形成された凸凹な膜であることを特徴と
する。
【0007】前記構成においては、凸凹を有する膜が、
シロキサン結合によって基体と化学結合してなるもので
ある。
【0008】また本発明の撥水撥油性被膜の製造方法
は、表面に水酸基を含む基体を用意し、フロロカーボン
基及びクロロシラン基を含む物質と表面が親水性の微粒
子を混ぜた非水系の溶媒を塗布する工程、またはフロロ
カーボン基及びアルコキシシラン基を含む物質と表面が
親水性の微粒子を混ぜた溶媒を塗布する工程と、基体諸
とも加熱ベーキングを行なう工程を含むことを特徴とす
る。
【0009】前記構成においては、表面に水酸基を含む
基体として金属またはセラミックを用いることが好まし
い。
【0010】前記構成においては、表面に水酸基を含む
基体として、予め表面を酸素を含むプラズマ雰囲気で処
理して親水性化したプラスチックを用いることもでき
る。
【0011】前記構成においては、フロロカーボン基及
びクロロシラン基を含む物質として、CF3 −(C
2 n −R−SiXp Cl3-p (nは0または整数、
Rはアルキル基、エチレン基、アセチレン基、Siまた
は酸素原子を含む置換基、XはHまたはアルキル基等の
置換基、pは0または1または2)を用いることが好ま
しい。
【0012】また前記構成においては、フロロカーボン
基及びアルコキシシラン基を含む物質として、CF3
(CF2 n −R−SiYq (OA)3-q {nは0また
は整数、Rはアルキル基、エチレン基、アセチレン基、
Siまたは酸素原子を含む置換基、YはHまたはアルキ
ル基などの置換基、OAはアルコキシ基(ただし、Aは
Hまたはアルキル基)、qは0または1または2}を用
いることが好ましい。
【0013】また前記構成においては、フロロカーボン
基及びクロロシラン基を含む物質を混ぜた非水系の溶媒
中に、前記物質の架橋剤としてSiXs Cl4-s (Xは
Hまたはアルキル基などの置換基、sは0または1また
は2)を添加することが好ましい。
【0014】また前記構成においては、フロロカーボン
基及びアルコキシシラン基を含む物質を混ぜた溶媒中に
架橋剤としてSiYt (OA)4-t (Yはアルキル基な
どの置換基、OAはアルコキシ基、(ただし、AはHま
たはアルキル基)tは0または1または2)を添加する
ことが好ましい。
【0015】
【作用】前記本発明の撥水撥油性被膜の構成によれば、
基材の表面に形成された撥水撥油性被膜であって、前記
被膜は少なくともミクロンオーダーの親水性微粒子と、
フロロカーボン基およびシロキサン基を含むポリマーと
で形成されているので、基体と密着性よく且つピンホー
ルが無く、しかも表面にミクロンオーダの小さな凸凹が
あり撥水撥油性、耐久性が優れたフッ素を含有するコー
ティング膜とすることができる。
【0016】また前記本発明の製造方法の構成によれ
ば、表面に親水性の水酸基(−OH)を含む基体を用
い、フロロカーボン基及びクロロシラン基を含む物質と
表面が親水性の微粒子を混ぜた非水系の溶媒、あるいは
フロロカーボン基及びアルコキシシラン基を含む物質と
表面が親水性の微粒子を混ぜた溶媒を塗布し、基体諸と
も水分を含む雰囲気中で加熱ベーキングを行なうと、前
記基体表面に存在したOH基とが脱塩酸あるいは脱アル
コール反応を生じ、フロロカーボン基を有するポリマー
が、基体表面存在したOH基のOを介して基体に化学結
合されたフロロカーボン系コーティング膜が前記表面が
親水性の微粒子を取り込んだ形で作成できる。このと
き、フロロカーボン基を有するポリマーは−O−を介し
て基体と化学結合されているため、極めて密着性が優れ
ている。さらに、ここで、フロロカーボン系コーティン
グ膜の厚みを前記表面が親水性の微粒子の直径より薄く
しておけば、当然前記表面は親水性の微粒子により表面
が凸凹となり、しかもこのとき表面が親水性の微粒子の
表面も含め同様にフロロカーボン系のコーティング膜で
おおわれるので、きわめて撥水撥油性の優れた表面に任
意の凸凹のあるフロロカーボン系コーティング膜を形成
できる。
【0017】なお、このとき表面の凸凹の荒さは、添加
する微粒子の直径と添加量で制御できる。また、表面に
水酸基を含む基体としては、自然酸化膜で覆われた金属
またはセラミックやガラスを用いることができるが、プ
ラスチックのような酸化膜を持たない物質であれば、予
め表面を酸素を含むプラズマ雰囲気で処理して親水性化
しておけばよい。
【0018】また、表面に水酸基を含む微粒子として
は、自然酸化膜で覆われた金属またはセラミック、ガラ
ス等を用いることができるが、プラスチックのような酸
化膜を持たない物質であれば、予め表面を酸素を含むプ
ラズマ雰囲気で処理して親水性化しておけばよい。
【0019】フロロカーボン基及びクロロシラン基を含
む物質としては、CF3 −(CF2n −R−SiXp
Cl3-p (nは0または整数、Rはアルキル基、エチレ
ン基、アセチレン基、Siまたは酸素原子を含む置換
基、XはHまたはアルキル基等の置換基、pは0または
1または2)、さらにフロロカーボン基及びアルコキシ
シラン基を含む物質としてはCF3 −(CF2 n −R
−SiYq (OA)3-q{nは0または整数、Rはアル
キル基、エチレン基、アセチレン基、Siまたは酸素原
子を含む置換基、YはHまたはアルキル基などの置換
基、OAはアルコキシ基(ただし、AはHまたはアルキ
ル基)、qは0または1または2}などを用いることが
可能である。
【0020】さらに、形成されたフロロカーボン系コー
ティング膜の硬度を調節するためには、フロロカーボン
基及びクロロシラン基を含む物質を混ぜた非水系の溶媒
の場合は、前記物質の架橋剤としてSiXs Cl
4-s (XはHまたはアルキル基などの置換基、sは0ま
たは1または2)を添加して用い、フロロカーボン基及
びアルコキシシラン基を含む物質を混ぜた溶媒の場合
は、架橋剤としてSiYt (OA)4-t (Yはアルキル
基などの置換基、OAはアルコキシ基、(ただし、Aは
Hまたはアルキル基)tは0または1または2)を用い
ることで、作成されたフロロカーボン系コーティング膜
内の3次元架橋密度が調整でき、表面に任意の凸凹のあ
るフロロカーボン系コーティング膜の硬度を制御できる
作用がある。
【0021】
【実施例】以下、実施例を図面を用いて説明する。なお
本発明は下記の実施例によって限定されるものではな
い。
【0022】実施例1 例えば、図1に示すように、親水性基体1{ガラス等の
セラミクス、AlやCu等の金属、表面を親水化したプ
ラスチック基板(プラスチックの様な表面に酸化膜を持
たない物質であれば、予め表面を酸素を含むプラズマ雰
囲気中で、例えば100Wで20分処理して親水性化即
ち表面に水酸基を導入しておけばよい(図1)}の表面
に、フロロカーボン基及びクロロシラン基を含む物質と
表面に親水性のOH基を含むシリカ微粒子2を混ぜた非
水系の溶媒(例えば、CF3 −(CF2 n −R−Si
p Cl3-p (nは0または整数、Rはアルキル基、エ
チレン基、アセチレン基、Siまたは酸素原子を含む置
換基、XはHまたはアルキル基等の置換基、pは0また
は1または2)を数重量パーセント(以下単に%で示
す)の濃度でノルマルヘキサデカン90%、クロロホル
ム10%の溶媒に溶解したもの)を塗布し(図2)、水
分を含む雰囲気中で200℃30分程度ベーキングを行
なうと、基体1および表面が親水性の微粒子は表面に−
OH基が露出しているため、フッ素を含むクロロシラン
系界面活性剤のクロロシリル基と−OH基が脱塩酸反応
して表面に……Si(O−)3 の結合が生成され、基板
および微粒子表面にフッ素を含むシロキサンフロロカー
ボン系ポリマー膜3が基板と化学結合した状態で形成さ
れる(図3)。
【0023】たとえば、CF3 CH2 O(CH2 15
iCl3 を1%、および直径が0.5〜50ミクロン
(さらに好ましくは1〜10ミクロン)の表面に親水性
の−OH基を含むシリカ微粒子2を10%程度の濃度で
溶解または懸濁した80%n−ヘキサデカン、12%四
塩化炭素、8%クロロホルム溶液を調整し、前記表面に
SiOH結合を数多く持つポリシロキサン塗膜の形成さ
れた基板表面に塗布し、水分を含む雰囲気中で200
℃、30分程度ベーキングを行なうとCF3 CH2
(CH2 15Si(O−)3 の結合が生成され、0.
5〜50ミクロン(さらに好ましくは1〜10ミクロ
ン)凸凹を持つ1〜5ミクロン厚さのフロロカーボン系
コーティング膜3が製造できた(図4)。この図4のA
部拡大図が図3である。なお、このコーティング膜は碁
番目試験を行なっても全く剥離することがなかった。
【0024】このときまた、フロロカーボン基及びクロ
ロシラン基を含む物質を混ぜた非水系の溶媒中に前記物
質の架橋剤としてSiXs Cl4-s (XはHまたはアル
キル基などの置換基、sは0または1または2)を添加
(例えば、SiCl4 を3重量パーセント)しておけ
ば、CF3 CH2 O(CH2 15Si(O−)3 の結
合が …Si(O−) 3の結合を介して3次元的に架橋
されて、SiCl4 を添加してない場合に比べ約2倍の
硬度のフロロカーボン系コーティング膜が製造できた。
【0025】ちなみに、このようにして作成された表面
に10ミクロン程度の凹凸があるフロロカーボン系コー
ティング膜の水に対する濡れ角度はおよそ130〜14
0度であった。
【0026】また上記実施例では試薬として、CF3
2 O(CH2 15SiCl3 、CF3 (CF2
5 (CH2 2 SiCl3 を用いたが、アルキル鎖部分
にエチレン基やアセチレン基を付加したり組み込んでお
けば、塗膜形成後5メガラド程度の電子線照射で架橋で
きるのでさらに10倍程度の硬度の塗膜も容易に得られ
る。また、フロロカーボン系界面活性剤として上記のも
の以外にもCF3 (CH22 Si(CH3 2 (CH
2 15SiCl3 、F(CF2 4 (CH2 2 Si
(CH3 2 (CH2 9 SiCl3 、CF3 COO
(CH2 15SiCl3等が利用できる。
【0027】実施例2 例えば、図5に示すように、実施例1と同様に親水性基
板11を、フロロカーボン基及びアルコキシシラン基を
含む物質と表面に親水性の−OH基を含む微粒子12を
混ぜたアルコール溶媒(例えば、CF3 −(CF2 n
−R−SiYq(OA)3-q {nは0または整数、Rは
アルキル基、エチレン基、アセチレン基、Siまたは酸
素原子を含む置換基、YはHまたはアルキル基などの置
換基、OAはアルコキシ基(ただし、AはHまたはアル
キル基)、qは0または1または2}を塗布し(図
6)、200℃、30分程度ベーキングを行なうと基体
11および表面が親水性の微粒子12は表面に−OH基
が露出しているため、フッ素を含むアルコキシシラン系
界面活性剤のアルコキシ基と−OH基が脱アルコール反
応して、基板表面に…Si(O−)3 の結合が生成さ
れ、基板および微粒子表面にフッ素を含むシロキサンフ
ロロカーボン系ポリマー膜13が基板と化学結合した状
態で形成される(図7)。
【0028】例えば、CF3 CH2 O(CH2 15Si
(OCH3 3 を1%、および直径が0.5〜50ミク
ロン(さらに好ましくは1〜10ミクロン)の表面に親
水性の−OH基を含むシリカ微粒子12を10%程度の
濃度で溶解または懸濁したエタノール溶液を調整し、前
記基板表面に塗布し、200℃30分程度ベーキングを
行なうとCF3 CH2 O(CH2 15Si(O−)3
結合が生成され、0.5〜50ミクロン(さらに好まし
くは1〜10ミクロン)の凸凹のある1〜5ミクロン厚
さのフロロカーボン系コーティング膜13が製造できた
(図8)。図8のB部拡大図が図7である。なお、この
塗膜は碁番目試験を行なっても全く剥離することがなか
った。
【0029】またこのとき、フロロカーボン基及びアル
コキシシラン基を含む物質を混ぜた溶媒中に前記物質の
架橋剤としてSiYt (OA)4-t (Yはアルキル基な
どの置換基、OAはアルコキシ基、(ただし、AはHま
たはアルキル基)tは0または1または2)を添加(例
えば、Si(OCH3 4 を5重量パーセント)してお
けば、CF3 CH2 O(CH2 15Si(O−)3 の結
合が…Si(O−)3の結合を介して3次元的に架橋さ
れて、Si(OCH3 4 を添加してない場合に比べ約
2〜2.5倍の硬度のフロロカーボン系コーティング膜
が製造できた。
【0030】ちなみに、このようにして作成された表面
に10ミクロン程度の凹凸があるフロロカーボン系コー
ティング膜の水に対する濡れ角度はおよそ135〜14
0度であった。
【0031】このときまた、フロロカーボン基及びアル
コキシシラン基を含む物質を混ぜた溶媒中に前記物質の
架橋剤としてSi(OC3 7 4 を10重量パーセン
ト添加しておいた場合、約4倍の硬度のフロロカーボン
系コーティング膜が製造できた。
【0032】また、同様のコーティングをフロロカーボ
ン系ポリマー(ポリ4フッ化エチレン)の微粒子をさら
に20%分散添加したフロロカーボン基及びアルコキシ
シラン基を含む物質を混ぜた非水系の溶媒を用いて行な
った場合、硬度は従来並となったが従来に比べて極めて
密着性の優れたフロロカーボン系コーティング膜が製造
できた。
【0033】さらにまた、上記実施例では試薬としてC
3 CH2 O(CH2 15Si(OCH3 3 、CF3
(CF2 5 (CH2 2 Si(OC2 5 3 を用い
たが、アルキル鎖部分にエチレン基やアセチレン基を付
加したり組み込んでおけば、塗膜形成後5メガラド程度
の電子線照射で架橋できるのでさらに10倍程度の硬度
の塗膜も容易に得られる。
【0034】また、フロロカーボン系界面活性剤として
上記のもの以外にもCF3 (CH22 Si(CH3
2 (CH2 15Si(OCH3 3 、F(CF2
4 (CH2 2 Si(CH3 2 (CH2 9 Si(O
CH3 3 、CF3 COO(CH2 15Si(OC2
5 3 等が利用できる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、親
水性基板表面に撥水撥油性膜の優れた1〜10ミクロン
の凸凹のあるフロロカーボン系コーティング膜を基板と
化学結合した状態で高密度にピンホール無く、かつ均一
な厚みで、非常に薄く形成できる。従って、撥水撥油性
が高く、耐久性の極めて高い高性能フロロカーボン系コ
ーティング膜を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の製造工程を説明するための
断面概念図。
【図2】同、分子レベルの拡大断面図。
【図3】同、分子レベルの拡大断面図であり、図4のA
部の分子レベルの拡大断面図。
【図4】本発明の実施例1の被膜を説明するための断面
概念図。
【図5】本発明の実施例2の製造工程を説明するための
断面概念図。
【図6】同、分子レベルの拡大断面図。
【図7】同、分子レベルの拡大断面図であり、図8のB
部の分子レベルの拡大断面図。
【図8】本発明の実施例2の被膜を説明するための断面
概念図。
【符号の説明】
1,11…親水性基板、 2,12…微粒子、 3,1
3…撥水撥油性被膜

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の表面に形成された撥水撥油性被膜
    であって、前記被膜は少なくとも親水性微粒子と、フロ
    ロカーボン基およびシロキサン基を含むポリマーとで形
    成された凸凹な膜であることを特徴とする撥水撥油性被
    膜。
  2. 【請求項2】 凸凹な膜層が、シロキサン結合によって
    基体と化学結合してなる請求項1記載の撥水撥油性被
    膜。
  3. 【請求項3】 表面に水酸基を含む基体を用意し、フロ
    ロカーボン基及びクロロシラン基を含む物質と表面が親
    水性の微粒子を混ぜた非水系の溶媒を塗布する工程また
    はフロロカーボン基及びアルコキシシラン基を含む物質
    と表面が親水性の微粒子を混ぜた溶媒を塗布する工程
    と、基体諸とも加熱ベーキングを行なう工程を含むこと
    を特徴とする撥水撥油性被膜の製造方法。
  4. 【請求項4】 表面に水酸基を含む基体として金属、シ
    リカまたはセラミックを用いる請求項3記載の撥水撥油
    性被膜の製造方法。
  5. 【請求項5】 表面に水酸基を含む基体として、予め表
    面を酸素を含むプラズマ雰囲気で処理して親水性化した
    プラスチックを用いる請求項3記載の撥水撥油性被膜の
    製造方法。
  6. 【請求項6】 フロロカーボン基及びクロロシラン基を
    含む物質として、CF3 −(CF2 n −R−SiXp
    Cl3-p (nは0または整数、Rはアルキル基、エチレ
    ン基、アセチレン基、Siまたは酸素原子を含む置換
    基、XはHまたはアルキル基等の置換基、pは0または
    1または2)を用いる請求項3記載の撥水撥油性被膜の
    製造方法。
  7. 【請求項7】 フロロカーボン基及びアルコキシシラン
    基を含む物質として、CF3 −(CF2 n −R−Si
    q (OA)3-q (nは0または整数、Rはアルキル
    基、エチレン基、アセチレン基、Siまたは酸素原子を
    含む置換基、YはHまたはアルキル基などの置換基、O
    Aはアルコキシ基(ただし、AはHまたはアルキル
    基)、qは0または1または2)を用いる請求項3記載
    の撥水撥油性被膜の製造方法。
  8. 【請求項8】 フロロカーボン基及びクロロシラン基を
    含む物質を混ぜた非水系の溶媒中に、前記物質の架橋剤
    としてSiXs Cl4-s (XはHまたはアルキル基など
    の置換基、sは0または1または2)を添加する請求項
    3記載の撥水撥油性被膜の製造方法。
  9. 【請求項9】 フロロカーボン基及びアルコキシシラン
    基を含む物質を混ぜた溶媒中に架橋剤としてSiY
    t (OA)4-t (Yはアルキル基などの置換基、OAは
    アルコキシ基(ただし、AはHまたはアルキル基)、t
    は0または1または2)を添加する請求項3記載の撥水
    撥油性被膜の製造方法。
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