JPS6040254A - 撥水撥油性多層膜 - Google Patents

撥水撥油性多層膜

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JPS6040254A
JPS6040254A JP58148809A JP14880983A JPS6040254A JP S6040254 A JPS6040254 A JP S6040254A JP 58148809 A JP58148809 A JP 58148809A JP 14880983 A JP14880983 A JP 14880983A JP S6040254 A JPS6040254 A JP S6040254A
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water
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film
coating
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仁 松尾
展幸 山岸
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Asahi Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、各種基材の表面に処理されることによって形
成畑れる撥水撥油性塗膜に関し、さらに詳しくは少なく
とも2層からなる塗膜であって、上層はポリフルオロ化
基含有化合物の薄膜からなる優れた撥水撥油性能及び耐
久性を有する撥水撥油性塗膜に関するものである。
各種暴利、例えばガラス、セラミックス、金属、プラス
チック、水相などの表面は、大気中の湿度及び温度の影
響によって水分が凝縮したシ、水によって儒らされた場
合、これら水分によって成分が溶出したり、変質烙れる
ことによって損なわれることは周知のことである。例え
ば、ガラスにおいて、水分はガラス成分tm出してアル
カリ性となり、そのアルカリ性水分はガラスを浸蝕して
、所謂°やけ”を生せしめたり、鉄や合金において、そ
れら表面の物理的及び化学的不均一さによって、水分は
局部的な電位差を生ぜしめて腐食、即ち湿食を進行せし
めたり、プラスチックにおいて、水分は電気的性質、機
械的性質、寸法あるいけ外観など−の諸性質に影響を与
え、さらに木材におい′Cは収縮、膨張などにより多く
の性質を変化せしめるなど、実用上の欠点を誘引する原
因となっている1、かかる状況において、各種基イオの
表面に処理することによって該暴利に撥水撥油性能全付
与し得る撥水撥油剤として、フッ素系、シリコン系2 
ジルコニア系、金属石けんなど種々のタイプのものが知
られている。フッ素化されたu1体は、自由表面エネル
ギーが低いために最も濡れ難いものであることから、各
種基材の表面に含フツ素化合物あるいFi該化合物の重
合体からなる塗膜を形成させることによって撥水撥油性
能を付与し得ることは知られている。かかる含フツ素化
合物において、ポリフルオロ化基含有化合物は、ポリフ
ルオロ化基の臨界表面張力が204yn/ω2と低く、
水けもとよシ油類のそれよシ低いため、基材表面を被〜
することによって撥水撥油性能を付与し得る好ましい撥
水撥油剤として挙げることができる。
各種基材の表面に処理して、撥水撥油性能を付与せしめ
る処理方法としては、上記撥水撥油剤を塗布あるいは撥
水撥油剤中に基材を浸漬するなどして基材と接触あるい
を、1反応させることによって形成される塗膜を硬化す
る方法によって行なわれる。しかるに上記撥水撥油剤は
、一般に基材への凝集力は強いが、自由表面エネルギー
が低い故に基材に対する接着力は弱く、そのために撥水
撥油性能を永く維持することが困件であって耐久性に問
題がある。したがって、既知の処理方法において、被処
理基材の表面に撥水撥油剤の塗膜を強固に接着させるた
めに、撥水撥油剤の塗布あるいは浸漬などの処理前に基
材の表面を粗面化したシ、特殊な処理を施こしたシする
ことを必要としている。又、被処理基材の表面への撥水
撥油剤の直接塗布あるいは浸漬による塗膜の形成におい
ては、撥水撥油剤の塗布ムラ、不均質化を生じ易く、形
成された塗膜は撥水撥油性能の劣ったものとなり、耐久
性も低いという問題がある。特に、被処理基材の表面に
、既知の処理方法によってポリフルオロ化基含有化合物
からなる撥水撥油剤の塗膜を形成させても、形成された
塗膜は硬度が低く、容易に傷が付き、これが塗V↓の耐
久性を低下させる一因となっている。ポリフルオロ化基
含有化合物からなる塗膜の硬度は塗膜の膜厚に依存し、
膜厚を増加することによって硬度の向上を図ることがで
きるが、硬度の膜厚への依存関係には限界が認められ、
膜厚を増加することによって耐久性を維持するに十分な
硬度を得ることには限度がある。しかも塗・膜の硬度を
高めるために膜片に増加することはコスト的に不利とな
ることは免れない。
本発明者は、上記の如き間組点の認識に基づいて、被処
理基Iの表面に塗布、吹き付け、あるいは浸清なと既知
の方法によって該基材の表面に形成される撥水撥油剤中
Hに関し、優れた撥水撥油性能と耐久性を有するポリフ
ルオロ化基含有化合物からなる塗膜について種々研究、
検討を行なった。
その結果、優れた撥水撥油性能を有するポリフルオロ化
基含有化合物からなる塗膜において、塗膜の耐久性を維
持せしめるための塗膜強度の向上には、被処理基材の表
面に接着力及び硬度の高い材料からなる塗膜を形成場せ
、該塗膜上にポリフルオロ化基含有化合物の薄膜を形成
せしめることによ#)撥水撥油性能及び塗膜硬度の優れ
た撥水撥油性塗膜が得られるという知見が得られた。
本発明者はかかる知見から、被処理基材の表面に強固に
接着し、硬度が高い塗膜を形成し得る材料としてシラン
化合物、又は合成樹脂材料が適していて、これらの下層
塗膜を形成せしめ、該塗膜上にポリフルオロ化基含有化
合物の薄膜を形成してなる少なくとも2層からなる塗膜
は上層のポリフルオロ化基含有化合物が薄膜であっても
硬度が高く、シたがって耐久性を有する撥水撥油性塗膜
を得ることができるという事実を見出し本発明を完成し
たものである。
本発明は、被処理基材の表面に形成されてなる撥水撥油
性塗膜において、塗膜は少なくとも2層からなシ、該塗
膜の基材側の下層塗膜はシラン化合物、又は合成樹脂材
料の厚さ0.1層以上の塗膜からなシ、上層塗#、けポ
リフルオロ化基含有化合物の薄膜からなることを特徴と
する撥水撥油性塗膜である。
本発明において、被処理基材とは、ガラス、セラミック
ス、金属、プラスチック、不利などであって、例えば有
機材料と無機材料との珈合体であってもよく、全体ある
いti部分的であっても、それらに撥水撥油性能を付与
せしめる目的で塗膜を形成せしめるために処理され得る
ものであれば限定されない。而して、本発明の撥水撥油
性塗膜はガラス、プラスチック、金属などの被処理基材
に対し、とくに有効な効果を与えるものである。
被処理基材側の下層塗膜の利料としてのシラン化合物又
は合成樹脂材料において、シラン化合物は、その分子中
にガラス、セラミックス、金属などの無機質と化学的に
結合する反応基とを併有するシランカップリング剤が好
適に使用し得る。かかるシランカップリング剤において
、好ましいのは一般式 %式% で表わされるシランカップリング剤である。上NH2O
H,C!H2NH−、H8−、Ol−、0H2=OH−
素数1〜4の低級アルキル基、Yけハロゲン、アルコキ
ン基から選定され、aけ1〜3の整数、bは0.’i〜
2の整数(ただし、a −1−b Id 1〜3の整数
)、c FiO又は1の整数である一0上記一般式で表
わ°されるシランカップリングNH2(OHz)2NH
(GHz)ssi(OCRs)s 。
NH2(OH2)381(OCH3)3. 0H2−O
H8i(00)T3)3゜CH2=CH81(OC,H
s)3. 0H2−c!H6110]、3゜OH3 0H!=OauO(OH,)3Si(OCH3)、i、
Hs(aI(、)、51(oaH3)3゜Neo(OH
2)ssi(002J(5)3. 01(CnH2)3
Si(OcJ(3)3゜る。シランカップリング剤の他
に、テトラアルコキシシラン、アルキルアルコキシ・7
ラン、アリルアルコキンシラン類の加水分解物であって
もよい。かかるシラン化合物は2挿以上?併用してもよ
く、又接着性、耐久性などの物性の向上、あるいけ染色
性?付与させる目的で他の添加剤、例えば微粒子状のシ
リカゾルなどを併用組合わせてもよい。シラン化合物は
、ガラス。
セラミックス、金用、プラスチック、木材などの被処理
基材に好適に用いるこ七ができる。
又、合成樹脂4料七しては熱可塑性樹脂系及び熱硬化性
樹脂系いづれでもよく、塗膜が形成され得るものであれ
ば特に限定埒れない。かかる合成樹脂4J料としては、
例えば、ポリアクリンート、ポリメタクリレート、ポリ
アミド、ポリウレタンなどの熱可塑性樹脂、エポキシ樹
脂、メラミン樹脂、尿素樹脂などの熱硬化性樹脂を挙げ
ることができる。而して、合成樹脂材料において、好゛
ましいのけ硬化後、高い硬度を有するものである。合成
樹脂材料において、必要によって、諸物性を向上、ある
いは付加する目的から、他の添加剤、例えばシリカ、チ
タニアなどの微粒子状物を添加することができる。合成
樹脂材料は、ガラス、金属、水利などの被処理基材に好
適に用い得る。
上層薄膜のポリフルオロ化基含有化合1・のt」1、好
ましくはフッ、素含有率20チ以上のものであり、例え
ば J(土・(OH2)2SiO13,Rf(OHz)z 
日1(OH,)01.。
(RfOH20H2)2SiO12,Rf(CH,l)
2Si(OCH3)g。
RfOC)tJH(OHI)35i(002H5)3゜
RfoONH(OH2)2N、H(f:’H2)35i
(0021111)3 。
RfSO2N (0H3)(0H2)20ONH((!
H2)3 Si (OC2H5)3 。
Rf(OH2)zoCO(OH2)wS(OHz)3s
i、(ocH3)3゜Rf(OH2)200ONH(O
Hり3Si(002H4h。
TO Rf(OH2)2NH(OH2)25i(OCH3)3
゜Rf(CH2)2NH(OH2)25i(OCH20
H2QCH3)3゜(ただし、Rf は炭素数4〜16
のポリフルオロアルキル基、mは1以上の整数) などのポリフルオロアルキル基a有ンラン化合物、ある
いはポリフルオロアルギル基がエーテル結合を有するシ
ラン化合物、及びかかるシラン化合物と他のシラン化合
物との混合物、013Si(OH2)!(OF、)n(
OH,)281013゜(HsGlo)3Si(CH2
)2(OFx)n(OHt)z°81(OOHg)s。
(ただし、nは4〜16の整数、以下間)などのポリフ
ルオロアルキノン基含有7ラン化合物、及び などのポリフルオロアルキレン基含有ジェポキシ化合物
が挙げられる。
さらに、重合性のポリフルオロ化基含有化合物の単量体
と他の共重合可能な単事体七の共重合体、例えば のようなポリフルオロアルキル基含有メタクリレートと
メタクリル酸誘導体との共重合体、又は重合性のポリフ
ルオロ化第化合物の重合体、例えばO,?、、C!H−
OH、CFs−0’EC−0Fs、0sFIsなどのプ
ラズマ重合性化合物の重合体が挙げられる。
その他、ポリフルオロ基含有化合物と一他の化合物との
反応物、例えば Rf(OH,)!OHと aH,00H20)(、OC
J H3\ /゛ のようなポリフルオロアルキル基含有アルコールとメラ
ミン誘導体との反応物が挙げられる。
本発明の撥水撥油性塗膜は、被処理基材の表面に形成さ
れてなる少なくとも2層の塗膜からなるが、下層塗膜の
厚さは01μ以上であることが必要である。下層塗膜の
JQさtよ0.1μ以下であると塗膜材料の分子の絡み
合いが不十分となり、塗膜強度が維持されず、そのため
下層塗膜上に形成される上層塗膜であるポリフルオロ化
第化合物の薄膜の硬度の向上は得られなくなる。下層塗
膜の厚さは増加するに従い、該塗膜上に形成されるポリ
フルオロ化基含有化合物の薄膜の硬度は向上するが、下
層塗膜形成の作業性あるいはコストの点から必要以上に
厚くするのけ適当でない。枡処理基材表面への通常の塗
布、吹付け、あるいは浸漬など(以下、これらの方法を
総称して塗布と称する)によって形成される塗膜の膜厚
であれば必要硬度が得られる。
その膜厚ば0.1μ以上、好ましくVま0.5〜5μの
範囲である。
被処理暴利表面への下層塗膜の形成方法は特に限定され
ない。しかしながら、用いられる一F層塗膜゛材料によ
って、それら材料の61,1法を異にする。シラン化合
物を用いる場合は、シラン化合物を例えばアセトン、テ
トラヒドロフラン。
低級アルコールなどの有機溶媒に渭角′cし、5〜50
重量係、好ましくは15〜40@惜チ溶液に調整t6゜
、ハ後1.iMl整溶液I処ヵ□材表面に通常の塗布方
法によって塗布し、室幅あるいけ必要に応じて加熱する
ことによって硬化させる。しかしながら、シラン化合物
が部分的に硬化した塗膜状態において該塗膜−上に上層
塗膜のポリフルオロ化基含有化合物を塗布し、薄膜を形
成せしめるのが、ポリフルオロ化第化合物の接着性、及
び薄膜の硬度の点から好ましい。
シラン化合物を2種以上併用6、あるいけ仙の添加物、
例えばシリカゾルなどを併用する場合は、それらを混合
接伴して反応させた後、有機溶媒を加えて粘度を調整し
、前記と同様に塗布し、硬化、好ましくけ部分硬化状態
の塗膜を形成させる。合成樹脂材料を用いる場合は、単
量体を塗布して重合させる方法、プレポリマーを塗布し
て重合逼ぜる方法、あるいe、L重合体を溶解する有機
溶剤に重合体を溶解した溶剤溶液を塗布して乾燥させる
方法などいずれの方法も採ることができる。熱可塑性樹
脂において、例えばポリアクリレート、又はポリメタク
リレートは単量体を溶解する有機溶剤に溶解し、過酸化
ベンゾイルを重合触媒として添加して、1J[1熱重合
せしめる溶液重合によって得られる比較的低重合の重合
物、あるいけ単量体を乳化剤で水中で乳化し、過酸化ベ
ンゾイルを添加して、加熱重合せしめる乳化重合によっ
て得られる乳化重合物、などを粘度調整して被処理基材
の表面に塗布した後、室温あるいは加熱して和合を促進
することによって塗膜を形成卓せる。又、ポリアクリレ
ート、ポリメタクリレート、ポリアミドなどは、それら
の重合体を溶解する有機溶剤で溶解し、粘度を調整した
感剤溶液を塗布した後、室温にて有機溶剤を蒸発させる
ことによって塗膜を形成させる。ポリウレタンtまウレ
タン塗料グレードの1液タイプ及び2液タイプいずれも
用いることができる。2液タイプにおいて、ポリアクリ
レ−トと水酸基含有ポリエステル、又はポリエーテルか
らなる2成分ポリオール硬化型、あるいはポリウレタン
プレポリマーとポリアミンやポリオールなどの鎖延長剤
とからなる2成分鎖延長剤硬化型などは使用直前に混合
して粘度が適当に向上したところで被処理基材の表面に
塗布し、室温あるいは加熱して塗膜を形成させる。1液
タイプにおいて、湿気硬化型は塗布後、空気中の湿分に
より硬化させて塗膜を形成させる。熱硬化性樹脂におい
ては、例えばエポキシ樹脂は常温硬化タイプ、加熱硬化
タイプいずれも用いることができる。常温硬化タイプは
液状汎用エポキシ樹脂に脂肪″族アミン系触媒を混合、
調整し、被処理基材の表面に塗布した後、室温にて硬化
させ塗膜を形成させる。加熱硬化タイプは芳香族アミン
系触媒を混合、調整し、塗布後、加熱することによって
硬化させ酋膜を形成させる。メラミン樹脂、尿素樹脂な
どはプレポリマーを調整し、被処理基材の表面に塗布し
た後、加熱して硬化させ塗膜を形成させる。かかる合成
樹脂材料を用いて、形成される塗膜は、硬化処理におい
て、部分硬化あるいは部分重合の塗膜状態において、該
塗膜上に上層塗膜材料のポリフルオロ化基含有化合物を
塗布するのが好ましい。完全な硬化状態では、上層塗膜
のポリフルオロ化基含有化合物の接着力、及び形成され
る薄膜の硬度が低くなり、特に被処理基材がプラスチッ
クにおいて、同種の合成樹脂材料を用いる場合は、被処
理基材のプラスチック表面にポリフルオロ化基含有化合
物を直接塗布することと同様となることから、2層塗膜
による効果は低いものとなる。被処理基材は特に制限さ
れるものではないが、被処理基材がグラスチックであっ
て、下層塗膜を合成樹脂材料を用いる場合は、特に下層
塗膜を部分硬化状態とすることが必要である。。
本発明において、下層塗膜Id、1層のみに限定されな
い。例えば合成樹脂材料の塗膜を形成し1、該塗膜に7
ラン化合物の塗膜全形成せしめ、その塗膜上にポリフル
オロ化基含有化合物の薄膜を形成させてもよく、又51
3えは帯電防止性などの機能を付与する塗膜を形成させ
、その塗膜上にシラン化合物又は合成樹脂材料の塗j口
が形成場れていてもよい。
本発明において、下層塗膜上に形成される上層塗膜のポ
リフルオロ化基含有化合物の#膜の形成方法は、既知の
塗布方法によって行なうことができる。しかしながら、
核化合物の塗布に好適な該化合物の調整方法は用いる化
合物によって異なる。ff1Jち塗布の作卆性及び塗膜
の厚さの調整を容易とならしむるために各種の揮発性溶
媒に希釈された溶媒溶液とするのが好ましい。
例えば前記ポリフルオロア化ギル基含有ンラン化合物、
ポリフルオロアルキル基がエーテル結合を有するシラン
化合物、かかるシラン化合物と他のシラン化合物との重
合物、及びポリフルオロアルキレン基含有7ラン化合物
の場合は、該化合物又は混合物全アセトン、テトラヒド
ロフラン、塩素系あるいはフッ素系などの有機溶剤の1
種又は2種以上の混合溶剤を用いて1〜1・5重量係溶
剤溶液、好ましく番よ3〜10重票係溶剤溶液として、
下層塗膜上に塗布する。塗布後は加熱してキユアリング
するが、段階的に加熱することができる。加熱方法とし
ては熱風赤外線などで行なうことが可能である。加熱温
度は上記ポリフルオロ化基含有化合物及び被処理基材の
種類によって決定されるが、通常は100℃以上の温度
で20分以上の加熱条件で行なわれる。好ましくは12
0℃〜160℃の温度であるが、必要以上の高温におい
てはポリフルオロ化基含有化合物が熱分解したり、又、
被処理基材が変形したりするので好ましくない。
重合性のポリフルオロ化基含有化合物を用いる場合は、
例えばポリフルオロアルキレン基含有ジェポキシ化合物
においては、該化合物にポリフルオロアルキレン基含有
アミン化合物、他のアミン類、アミン類のBF3塩、カ
ルボン酸無水物から選ばれる1種の硬化剤を硬化反応が
進行するに十分な量を加え、室温〜150trにて5分
〜3時間反応させて部分重合物とする。ポリフルオロア
ルキル基含有メタクリV−トとメタクリル酸銹導体との
共重合V、を該化合物の混合物に重合開始剤を加え、加
熱して共重合物とする。ポリフルオロアルキ)L−基a
有アルコールとメラミン誘導体との反応物は、固形成分
に対して1重」−係のP−)ルエンスルホン酸を触媒成
分として加え、加熱して反応生成物を得る。かかる共重
合体あるいは反応生成物は前記の化合物と同様に溶剤に
よって溶剤溶液として、下層塗膜上に塗布した後、前記
と同様の毎件でキユアリングすることによって薄膜を形
成せしめる。
又、プラズマ重合性化合物は下層塗膜上に、プラズマ重
合装置を使用して装置内で重合反応を行なうことによっ
て薄膜を形成させることができる。
チリフルオロ化基含有化合物の使用形態は上記の如き溶
剤溶液に限定される仁となく、溶媒分散液、乳濁液、エ
アゾールなど任意の形態に調整されたものであってもよ
い。又、ポリフルオロ化基含有化合物に無機フィラー、
帯電防止剤、架橋剤などの添加剤が適宜添加されてもよ
い。
上記の方法によって形成される上層薄膜の厚さは1μ以
下において実用上十分な撥水撥油性能及び塗膜硬度が得
られる。上層塗膜のポリフルオロ化基含有化合物は厚く
なるにしたがい硬度は向上するが、それには限度があり
、下層塗膜の硬度を超え難く、例えば1重以上であって
も撥水撥油性能及び塗膜硬度の格段の向上は得られない
。本発明の撥水撥油性塗膜の硬度は下層塗膜が有効に利
用されることにあシ、上層塗膜は薄膜であっても塗膜硬
度が維持され、しかもコスト的に有利となるものである
本発明の塗膜の厚さは、下層塗膜及び上層薄膜の調整条
件及び塗布条件によって調整することができる。
本発明の撥水撥油性塗膜は、被処理基材の種類、下層塗
膜及び上層薄膜材料によって種々の組合せが可能である
。而して撥水撥油性能、塗膜硬度、塗膜形成の作業性及
びコストなどの点から、最も好ましい組合せを例示する
と被処理基材−下層塗膜−上層薄膜において、ガラス−
シランカップリング剤−ポリフルオロアルキル基含有シ
ラン化合物、ガラス−合成樹脂材料(エポキシ樹脂、メ
ラミン樹脂、ボリクレタンの1種)−ポリフルオロアル
キル基含有7ラン化合物、プラスチック(ポリカーボネ
ート、ポリメタクリレートなど)又は金属(アルミニウ
ム)−シランカップリング剤−ポリフルオロアルキル基
含有7ラン化合物が挙げられる。これら組合せにおいて
、シランカップリング剤は2種の混合物、又はシリカゾ
ルとの混合物であるのが好ましく、又、ポリフル、オロ
アルキル基シラン化合物は、2種の混合物、あるいはポ
リフルオロアルキル基がエーテル結合を有するシラン化
合物などである。
本発明の撥水撥油性塗膜において、基材に形成せしめた
塗膜の撥水撥油性能は塗膜上に水、又はヘキサデカンを
滴下して、それらの接触角を測定することによってめら
れる。例えばガラスに形成せしめた塗膜の水の接触角は
70゜〜112°、ヘキサデカンの接触角&J、42°
〜62°であって、未処理ガラスの水及びヘキサデカン
の接触角が30°以下であることから優れた効果が認め
られる。更に基材に形成せしめた塗膜の硬度は鉛筆引か
き試験機(、Tl5−に5401 )を使用して鉛筆硬
度をめたが、例えばガラスに形成せしめた塗膜は2B〜
5H以上を示し、ガラスに形成されたポリフルオロ化基
含有化合物のみからなる塗膜の4Bに対し硬度の向上が
顕著であることが認められる。
以下に、本発明を実施例により具体的に説明するが、塗
膜の厚さは被処理基Iの表面に形成された塗膜の膜厚(
下層塗膜と上層薄膜の合計)を1タリステツブ” (R
ank Taylor Hobson 社製)を使用し
て611定し、下層塗膜の厚嘔は、その塗膜が部分硬化
状態において上層薄膜のポリフルオロ化基含有化合物を
塗布したので、実施例ごとに測定していない。しかし、
下層塗膜の厚さは実施例と同一条件にて完全硬化せしめ
た状態において、あらかじめ0.1〜2μであることを
確認している。なお、本発明はこれら実施例のみに限定
されるものではない。
合成例1 RfOH”CHI (但し、Rf ” n’2n+i、
 n:6゜8.10.12の混合物で平均値9.0 )
 49.6f(0,1モル)、H81O1315,9W
 (0,12モル)、H,、ptal、・6H20の5
0%インプロパツール溶液α22を内容積100−のガ
ラス製耐圧アンプルに入れ、振盪しながら85℃で20
時間反応させた。反応終了後、減圧蒸留をすることによ
って反応生成物を得た。反応生成物はガスクロマトグラ
フィーで分析するとRf(OH2)2SiO13(b、
p、85℃〜100℃/3〜5咽Hg ) であり、そ
れへの転化率は95%であった。
合成例2 合成例1の反応生成物Rf(012)25101g 5
0.3F(’(108モル)、メタノール15 f f
混合し、乾燥窒素をバブリングして生成するHOIを除
去しながら反応させた。この反応の終点tよ生成したH
OIを定量して確認した。反応終了後、過剰のメタノー
ルを留去して反応生成物を得た。反応生成物はガスクロ
マトグラフィーで分析するとRf(CHI)2si(O
OHs)s であり、それへの転化率は100%であっ
た。
合成例3 RfOOOOH(C!H3)2 (但し、Rf ” n
’2n+1、 n:6,8,10.12の混合物で平均
値90)111.2f(12モル)、H2N (CH2
)3 S i (Oa2n!り344、2 F (0,
2モル)、乾燥テトラヒドロフラン150fを温度用、
攪拌機、冷却管を装着した内容積300m1の四つ目フ
ラスコに入れ、乾燥窒素気流下にゆっくり攪拌しながら
還流温度(約80℃)で5時間反応場七た。テトラヒド
ロフランを留去し反応生成物を得た。反応生成物はガス
クロマトグラフィーで分析するとRfCONH(CH2
)3S1(OC2H5)3 でありそれへの転化率は1
00%であった。
合成例4 C!F3(3F、0F20(−OFOF、097−CF
OOOO,H,69,Of(α1モル)、H2N(Ol
h)ssi(OOzHs)* 22.1 t(0,1モ
ル)、乾燥テトラヒドロフラン1502を合成例3と同
様の方法で反応きせた。反応生成物はガスクロマトグラ
フィーで分析するとOF、OF、0F10(−OFOF
20+20F0ONH(OH2)3Si(OC2H5)
3であシ、それへの転化率は100%であった。
合成例5 0H,=OH06F、、0H−CH,22,6F (0
,06モル)、H81O1,25,9(0,19モル)
、H2PtO1,・6H!0の50%イングロパノール
溶液0.2 f f合成例1と同様の方法で反応させた
。反応終了後、フロン(R−113:旭硝子社製品、以
下間)30Fを加え、沖過し、p液から低沸点物を留去
して反応生成物を得た。反応生成物はガスクロマトグラ
フィーで分析すると013Si (C1(2)206F
、、 (CH鵞)、5il13であり、それへの転化率
#197チでめった。
合成例6 合成例5の反応生成物01sSi(OHz)to@Fs
z (OH2)*13101、 s s t (o、 
o 、s bモル)、メタノール151を混合し、合成
例2と同様の方法で反応させ、反応生成物を得た。反応
生成物はガスクロマトグラフィーで分析すると(HsO
O)ssi(Cut)tOsFtt(OHt)*81(
OOHs)sであり、それへの転化率は10口係であっ
た。
合成例7 0H。
0H2=O−000C4H4Rf(但し、Rf ” n
F2n+1、n:6.s、10.12の混合物で平均値
9.0)OH3 10f 5O)1.−0−0000H,0H−OH,2
,5F 、α、α′−\1 アゾビスイソブチロニトリル0.31F、フロン50p
i100−のガラス製耐圧アンプルに入れ65℃で15
時間反応させて共重合物を得た。
合成例8 13 0H2=O−Coo(OHI)2Rで(但し、Rf:C
nF2n+1、n:6.B、10.12の混合物で平均
値90)OH3 10f 、 0H2−0−000)125 F 、α、
α′−アゾビスイソブチロニトリルOut、フロン30
f1テトラヒドロ7ラン20fを合成例7と同様に反応
させて共重合物を得た。
合成例9 0H,OOH,0H200H,。
\R− 13F(−0,33モル) RfC宏H40H(但し、Rf ” nF2n+1 、
” ” + 8+10.12の混合物で平均値9.0 
) 54.3 f(α67モル)fcloo−の三つロ
フラスコに入れ、120℃に加熱し、生成するメタノー
ルを留去しながら22時間反応させてRf(4H40H
との反応生成物及びメラミンが部分的に縮合した混合物
を得た。
合成例10 0H,−CHOH!0(OH,)3Si(002Hs)
38 A 4 t 。
\1 H!N(OH,)、NU(OR,)s日t(ocH,、
)s 66.6 fを温度計、撹拌機、冷却管を装着し
た内容M500−〇四つロフラスコに入れ、80℃で2
時間反応させた後、室温に冷却し、テトラヒドロフラン
170fを加えて、粘度6.7cpのシランカップリン
グ剤からなるシラン化合物溶液を調整した。
合成例11 aH,−aaca、o(aHり3st(oa2n、)、
 13tp t 、 o、 1\1 N −HOI 27 tを攪拌機1装着した内容積50
〇−の四つ目フラスコに入れ、室温で48時間反応させ
た後、シリカゾルのメタノール30チ溶液150 f、
メタノール51Fを加えて、粘度A5cp のシランカ
ップリング剤からなるシラン化合物溶液を調、整した。
実施例1 合成例2の反応生成物Rf(OHt)tsi(OOH3
)s25 ft−70ン:アセトンー6:1(重量比)
の混合溶媒に希釈して500fとしたポリフルオロ化基
含有化合物の溶媒溶液tl−調整した。別に洗剤で洗浄
し、2%フッ酸溶液に浸漬して水洗後、乾燥したガラス
板(ソーダ石灰ガラス5×5m)を用意し、合成例10
のシラン化合物に浸漬し、引上速度5cm7分で引上げ
た後、室温で乾燥して下層塗膜を形成した。次に、この
ように処理されたガラス板を先きに調整したポリフルオ
ロ化基含有化合物の溶媒溶液中に浸消し、引上速rlF
 4.5 cm /分で引上げた後、160℃でキユア
リングして上/fim膜を形成した。かかる処理方法に
よってガラス板・表面に形成された塗膜の膜厚は1.1
μ、水の接触角は110.5°、ヘキサデカンの接触角
it: 64.0°、鉛部、硬度は2Bであった。
実施例2〜4 実施例1のポリフルオロ化基含有化合物を合成例1の反
応生成物Rf(0HI)2s i O63、合成例5の
反応生成物RfaoNn(cH2)3st(oa、H,
)3 及び合成例4の反応生成物CF30F20F、0
(−OFOF20−)、、 0FOONH(OHz)s
日i (0O2H5)sに変えた他は実施例1と同様の
処理方法でガラス板表面に塗膜を形成した後、膜厚、接
触角、及び鉛筆硬度を測定した。
測定結果を第1表に示した。
実施例5 合成例5の反応生成物a13sl(OH寞)sosFt
*(OH,)、8101.21.2 F 、アセトン1
50t、フロン128F、1qb酢酸水溶液0.6tを
室温で12時間混合攪拌してポリフルオロ化基含有化合
物溶液を調整した。別に実施例1と同様の方法でシラン
jヒ合物が下層塗膜として形成されたガラス板を用意し
、実施例1と同様の方法で上記ポリフルオロ化基含有化
合物溶液に浸漬、引上げた後、キユアリングして上層薄
膜を形成した。かかる処理後、膜厚、接触角、及び鉛筆
硬度を測定した。
測定結果を第2表に示した。
実施例6 合成例6の反応生成物(H3CIO)ssl(O)!、
)意0@ yt*(Olb)*5i(OOHs)sを用
いた他は実施例5と同様の方法でガラス板に処理して塗
膜を形成した後、膜厚、接触角及び鉛筆硬度を測定した
測定結果を第2表に示した。
実施例7 合成例6の反応生成物(HsOO)++81(OHzh
CsF+t(OH2)*81(OOHs)s I Z 
o y、及びRf(OH2)2Bi(OOHs)3 A
 4 F (但し、RfはOn’2n−1−1、nは6
.8,10.12の混合物で平均値9.0 )を用いた
他は実施例5と同様の方法でガラス板に処理して塗膜を
形成した後、膜厚、接触角、及び鉛箔硬度を測定した。
測定結果を第2表に示した。
実施例8 合成例6の反応生成物(HsOO)ssi(OJ(t)
zosF+t(OH2)、ETi(OOHs)319.
1 f 及(iυ 他は実施例5と同様の方法でガラス板に処理して塗膜を
形成した後、膜厚1、接触角、及び鉛筆硬度を測定した
測定結果を第2表に示した。
実施例9〜11 合成例7,8の共重合体及び合成例9の混合物それぞれ
に対し、1%のP−トルエンスルホン酸を加え、さらに
フロン:アセトン=6.1重景比の混合溶媒で希釈して
5重量%のポリフルオロ化基含有化合物の溶媒溶液をP
A整した。
この溶媒溶液を実施例1と同様の方法でガラス板に処理
して塗膜を形成した後、膜厚、接触角及び鉛蛾硬度を測
定した。
測定結果を第5表に示した。
実施例12〜14 実施例1と同様の方法でシラン化合物の下層塗膜を形成
したガラス板を用意し、ポリフルオロ化基含有化合物と
してa:trs−a’:a−aF3. CIIF+70
H=CjH、(3sFtsをそれぞれアルゴンで希釈し
た気体をプラズマ重合して薄II!@を形成した後、膜
厚、接触角、及び鉛筆硬度を測定した。
測定結果を第4表に示した。
実施@I415〜20 実施例1においてガラス板に処理して形成せしめた下層
塗膜のシラン化合物を合成例11のシラン化合物に変え
て、ガラス板分浸漬、引上後、100℃で10分間乾シ
′へし、下層塗膜を形成した。この下層塗膜上に、実施
例1〜4及び6〜7と同様のポリフルオロ化基含有化合
物を同様に処理して薄膜を形成した後、膜厚、接触角、
及び鉛筆硬度を6111定した。
測定結果を第5表に示した。
実施例21〜25 実施例1においてガラス板に処理して形成せしめた下層
塗膜のシラン化合物tl−第6表のシラン化合物に変え
、それぞれ75りをテトラヒドロフランに希釈して50
0fとした溶液を用いて、実施例1と同様の方法で下層
塗膜を形成した。この下層塗膜上に、実施例7のポリフ
ルオロ化基含有化合物を同様に処理して薄膜を形成した
後、膜厚、接触角、及び鉛筆硬度を測定した。
測定結果を第6表に示した。
実施例26〜28 実施例1においてガラス板に処理して形成せしめた下層
塗膜のフラン化合物を、エポキシ樹脂”エピコート10
01” (商品名二油化シェル社製品)ニトリエチレン
テトラミン=90:10(ilt比)、メラミン樹脂°
ザイメルー35”(商品名二三井東圧化学社製品): 
”ギャタリスト6000”(商品名:三井東圧化学製品
)=99:1(重職比)を100℃にて10分間加熱し
た部分重合体、及びボリウVタン“オレスターM75−
50F!”(商品名:三井東圧化学社製品)のそれぞれ
75fをテトラヒドロフランに希釈して5001とした
溶液に変えて、実施例1と同様の方法で下層塗膜を形成
した。この下層塗膜上に実施例7のポリフルオロ化基化
合物を同様に処理して上層薄膜を形成した後、膜厚、接
触角、及び鉛筆硬度を測定した。
測定結果を第7表に示した。
実施例29 実施例1においてガラス板に処理して形成せしめた下層
塗膜のシラン化合物をポリメタクリレート ゛アクリベ
ット”(商品名:三菱レイヨン社製品)をアセトンで溶
解して5重量%とじた溶剤溶液に変えて、実施例1と同
様の方法で下層塗膜を形成した。この下層塗膜上に実施
例7のポリフルオロ化基含有化合物を同様に処理して上
層薄膜を形成した。この塗膜の膜厚は0.5μ、水の接
触角は10036、ヘキサデカンの接触角は5五1、鉛
筆硬度け3Hであった。
実施例30〜33 合成例6の反応生成物(HsOO)ssi(OHz)t
ogFn(OHり*5i(001(s)s 17. O
f及びRf(0H2)281 (00Hs)s 3−4
f sアセトン150t1フロン128f、1%酢酸水
溶液0.6fを室温で12時間混合攪拌してポリフルオ
ロ化基含有化合物溶液を調整した。別に洗剤で洗浄し、
水洗後、乾燥したアルミニウム板、ポリカーボネート板
(旭硝子社製品、以下間)、ポリメチルメタクリV −
ト板(三菱レイヨン社製品、以下間)、検板(いずれも
s x 5 cwr ) k用意し、合成例10のシラ
ン化合物に浸漬し、引上速度9 cm 7分で引上げ後
、室温で乾燥して下層塗膜を形成した。
次にこのように処理された各版を先きに調整したポリフ
ルオロ化基含有化合物の溶液中に浸漬し、引上速度4.
5 crn/分で引上げ、110℃でキユアリングして
上層薄膜を形成した後、膜厚、接触角、及び鉛筆硬度を
測定した。
測定結果を第8表に示した。
第 8 表 ことによる。
実施例34〜36 実施例30〜35と同様のポリフルオロ化基含有化合物
溶液を調整し、別に洗剤で洗浄し、水洗後、乾燥したポ
リカーボネート板(5×5錆)を用意し、エポキシ樹脂
”エピコート1001″(商品名:油化シェル社製品)
ニトリエチレンテトラミン=q o : 10 (重i
比)、メラミン樹脂1サイメルー35″(商品名:三井
東圧化学社製品):゛キャタリスト6000”(商品名
:三井東圧化学社製品)−99:1(重社比)を100
℃にて10分間加熱した部分重合体、及びボリウVタン
゛オレスターM75−501!U”(商品名:三井東圧
化学社製品)のそれぞれ75ffテトラヒドロフランに
希釈して5009とした溶液を実It(di例1と同様
の方法で処理して下層塗膜を形成した。この下I@塗膜
上に、先きに調整したポリフルオロ化基含有化合物溶液
を実施例30〜55と同様に処理して上層薄膜を形成し
た後、膜厚、接触角、及び鉛筆硬度を測定した。
測定結果を第9表に示した。
第9表 比較例1〜8 実施例において使用したと同様のガラス板、アルミニウ
ム板、ポリカーボネート板、ポリメチルメタクリレート
板の水及びヘキサデカンの接触角を第10表に示した。
実施例1,4,7及び12.において、−下層塗膜の形
成を行なわない他は同様の方法でポリフルオロ化基含有
化合物の#膜のみを形成した後、膜厚、接触角、及び鉛
箔硬度を測定した。その測定結果を第10表に示した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、柚処理暴利の表面に形成されてなる撥水撥油性塗膜
    において、該塗膜は少なくとも2層からなり、核塗膜の
    基材側の下層塗膜はシラン化合物、又は合成樹脂材料の
    厚さ0.1μ以上の塗膜からなり、上層塗膜に−1ポリ
    フルオロ化基含有化合物の薄膜からなることを特徴とす
    る撥水撥油性塗膜。
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