JPH07333120A - 試料作成方法及びその装置 - Google Patents

試料作成方法及びその装置

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JPH07333120A
JPH07333120A JP6132241A JP13224194A JPH07333120A JP H07333120 A JPH07333120 A JP H07333120A JP 6132241 A JP6132241 A JP 6132241A JP 13224194 A JP13224194 A JP 13224194A JP H07333120 A JPH07333120 A JP H07333120A
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    • H01J2237/31745Etching microareas for preparing specimen to be viewed in microscopes or analyzed in microanalysers

Abstract

(57)【要約】 【目的】集束イオンビーム加工により、TEM試料を失
敗することなく適切な厚さに仕上げることができる試料
作製方法とその装置を提供することにある。 【構成】集束イオンビームの位置ドリフト測定用マーク
6を、集束イオンビーにより試料42の突起部1の観察
領域4内に加工し、加工途中にビームの位置のドリフト
を補正するためにこのマーク6を適切な頻度で集束イオ
ンビームにより観察する際、観察領域4が薄膜部3にか
からないようにする。また、薄膜部3の厚さを加工中に
モニタすることで加工のし過ぎ、または加工不足を防
ぐ。 【効果】集束イオンビームの位置ドリフトがあっても精
度よく薄膜部を加工することができる。また、薄膜部の
厚さを加工中にモニタすることにより、適切な切り込み
量を設定できる。これによりTEM試料を高い成功率で
短時間に適切な厚さに仕上げることができ、TEM観察
の能率を飛躍的に高める効果が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体素子などの特定
個所を透過電子顕微鏡で観察するための試料作製方法に
係り、特に集束イオンビーム加工による試料作成方法、
及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子などの特定のメモリセルのゲ
ート部分の解析や、特定のコンタクトホール部の金属接
合界面の解析など、特定個所の透過電子顕微鏡(以下T
EMと称する)用試料の作成には、近年集束イオンビー
ム(以下、FIBと略称)加工が用いられるようになっ
た。この一例を図面にしたがって説明すると、例えば図
2に示すように試料42の表面を研磨機により削り、幅
30〜100μm(典型的には50μm)、高さ10〜
100μm(典型的には50μm)の突起部1を残し、
この突起部のほぼ中央に観察したい個所があるようにす
る。
【0003】次に、図3に示すように、集束イオンビー
ム2にて突起部1の両側に深さd=3〜10μm、幅w
=4〜15μmの加工を施し、中央部に厚さtの薄膜部
3を残す。この薄膜部3に観察したい個所があるように
する。この薄膜部3はTEM観察を行なうため、その厚
さtは100nm程度以下である必要がある。このわず
かな厚さを残すため、初めはビーム径0.5〜1μm程
度の集束イオンビームにより、膜厚1μm程度を残すよ
うに加工し、さらにビーム径を0.1μm程度以下のよ
り細いビームを用いて、薄膜部3の厚さtを徐々に追い
込んでいき、TEMの観察用試料しとて必要とされる最
終的な厚さ100nm程度以下に仕上げるようにする。
【0004】なお、これに関連する第1の従来技術とし
ては、例えば特開平5−15981号公報が挙げられ、
断面SEM観察用の試料の加工方法として最終的に得た
い断面の位置を規定できるマークを加工し、これの走査
イオン像(SIM像)を利用して仕上げ加工位置を設定
する方式が知られている。
【0005】また、第2の従来技術としては、米国真空
学会発行の「真空科学技術誌、B、第11巻、第3号
(5月/6月)、第531頁〜第535頁、1993
年」〔J.Vac.Sci.Technol.B11,
(3),pp 531−535,(1993)〕に、T
EM観察用試料の加工方法として、FIB加工中に電子
ビームを照射し、これにより生ずる2次電子、あるいは
反射電子を観察することで加工されて残った膜の厚さを
求めることが示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】集束イオンビーム2の
位置のドリフトは0.1μm〜0.5μm/10分程度
あることが多い。このため図4の試料加工面の要部平面
図に示したように、加工中にビームが薄膜部3の中央方
向へドリフトすると、薄膜部3を必要以上に加工し過ぎ
て、観察すべき個所を誤って削り取ってしまうことがし
ばしばあった。
【0007】また、薄膜部3の厚さtが200nm程度
に近づくと、走査イオン像により薄膜部3を認識しにく
くなり、加工領域5を設定すること自体が困難になり、
観察すべき個所を加工してしまう危険性が高かった。そ
こで第1の従来技術では、図4に示すように薄膜部3の
観察領域4で示す領域にマーク6a、6bを設け、これ
の走査イオン像(SIM像)を観察することで、これを
たよりに加工領域5を定めていた。ところが薄膜部3の
厚さが200nm程度の薄さに近づくと、走査イオン像
をとることにより薄膜部3の頂上部が加工されてしま
い、薄膜部3が薄くなり過ぎてしまう危険性があった。
【0008】また、第2の従来技術では、SEM用の電
子銃本体と電源と制御系を備えると高額なものとなり、
かつ電子銃本体を被加工物の近くに置くため、集束イオ
ンビーム光学系の作動距離と電子ビーム光学系の作動距
離を共に十分小さくすることが空間的にむずかしい。こ
のため実用的な集束イオンビーム加工装置にSEMを取
り付けることは装置価格が高くなる点と、ビームを十分
細く集束させることが困難になる点の2つの問題点があ
った。
【0009】また、上記従来技術では薄膜部の膜厚分布
をみるための具体的な手段や、薄膜部を透過した電子ビ
ームそのものを検出する手段については何ら配慮されて
いなかった。このため通常の集束イオンビーム加工装置
でTEM観察用試料を作成すると、何回も失敗を繰り返
すことが多く、作業能率が極めて悪くTEM観察データ
を得るのにも時間が大変長くかかるという問題点があっ
た。また一つしかない試料の場合は、これを破壊してし
まうことを恐れて、十分薄く加工することができないと
いう問題点もあった。
【0010】したがって、本発明の目的は、上記従来の
問題点を解消することにあり、その第1の目的は、集束
イオンビーム加工によりTEM試料を失敗することなく
適切な厚さに確実に仕上げることができる試料作成方法
を、そして第2の目的は実用性のある経済的な試料作成
装置を、それぞれ提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、(1)突起部1に集束イオンビームの
位置ドリフト測定用マーク6を、予め定められた所定の
膜厚に加工される薄膜部3よりも外側に設け、加工途中
に適切な頻度でこのマークを観察領域4が薄膜部3を含
まないようにして集束イオンビーム2によりこれを観察
し、ビームの位置のドリフトを測定しこれを補正するこ
と、(2)薄膜部3の厚さを、電子ビームに比べて安価
な例えば光などを用いて加工中にモニタすることで加工
のしすぎを防ぐこと、(3)光や電子ビームを走査する
ことにより薄膜部3の膜厚分布を測定すること、等を行
なうものである。以下、本発明の具体的な目的達成手段
について詳述する。
【0012】上記第1の目的は、集束イオンビーム加工
により薄膜試料を作成するに際し、被加工物に集束イオ
ンビームの位置ドリフト測定用マークを設け、所定の頻
度で前記マークを走査2次荷電粒子像として観察をする
ことによりイオンビームの位置ドリフトを補正しながら
前記被加工物を加工する方法であって、前記マークを、
予め定められた所定の厚さに加工される薄膜部よりも外
側に設け、前記集束イオンビームによる加工領域と観察
領域の一辺が共に加工中の薄膜の加工面に接するか、も
しくは前記観察領域の一辺が加工面に接触することなく
その反対方向に離れた位置関係となるように設定して前
記薄膜部を形成する工程を有して成る試料作成方法によ
り、達成される。
【0013】そして、好ましくは、上記イオンビームの
位置ドリフトを補正すると共に、集束イオンビームでの
加工中に、加工された残存膜厚をモニタすることであ
る。すなわち、膜厚をモニタしながら予め定められた所
定の膜厚に正確に加工し、薄膜部を形成することであ
る。
【0014】この膜厚モニタ方法としては、例えば、
(1)光の干渉法、(2)シート光の透過量を検出する
方法、(3)走査レーザビーム光の透過像を検出する方
法、(4)電子ビームの透過量を検出する方法、(5)
走査電子ビームの透過像を検出する方法、及び(6)パ
ルスレーザビームの照射による薄膜の変形量を検出する
方法、などの周知の膜厚測定方法が用いられる。とりわ
け光学的測定手段による膜厚測定方法が実用的で好まし
い。
【0015】また、集束イオンビームにより被加工物を
加工するに際しては、加工中に被加工物の加工面をわず
かに傾け、この傾きをモニタするようにしてもよい。こ
れは集束イオンビームの電流密度分布がテールを持つた
め、ビームを細く絞ってもテールの影響で被加工物の加
工端面がわずかに傾くことがあり、これを補償するため
である。したがって、この場合の被加工物の加工面の傾
斜角度は、使用する集束イオンビームの特性(電流密度
分布のテール)に見合ったものとする。この加工面の傾
きをモニタする方法としては、例えば加工面に照射した
光の反射角度を計測する方法等で容易に対応することが
できる。
【0016】また、本発明の第1の目的は、上記試料作
成方法により試料を加工する際、一方では集束イオンビ
ームを試料に照射することで加工面を形成し、他方では
前記加工面に集束イオンビームの走査速度とは大きく異
なった走査速度で電子ビームを走査させ、試料からの2
次荷電粒子を検出し、検出された2次荷電粒子信号を高
い周波数もしくは低い周波数のフィルタを通してノイズ
を除去し、このノイズ除去された信号を用いて走査電子
像もしくは走査イオン像を表示するようにした集束イオ
ンビーム加工方法によっても、達成される。この場合
も、加工面を透過した透過電子ビームから加工膜の膜厚
を計測することができ、膜厚をモニタしながら予め定め
られた目的とする所定の膜厚に正確に加工することがで
きる。また、集束イオンビームによる加工面を、光や電
子ビームを走査することにより薄膜部の膜厚分布を測定
することができる。
【0017】なお、集束イオンビームでの試料加工時
と、ビームを走査して2次荷電粒子像を得る時のビーム
照射条件について説明すると、通常は、ビーム強度を固
定し走査速度を変え、加工時には走査速度を遅くして単
位面積当たりの照射量を多くして効率良く加工し、2次
荷電粒子像を得る時には逆に走査速度を速めて照射量を
少なくして試料に損傷を極力与えないように配慮する。
また、走査速度を固定する場合には、イオン源を制御し
て照射量を切り換えることになるが、装置構成の容易さ
を考慮すると前者の走査速度を制御する方が実用的で好
ましい。
【0018】本発明の第2の目的は、高輝度イオン源
と、これを微細なスポットに集束させる集束光学系と、
試料上でイオンビームを偏向走査させるための偏向電極
系とを有する集束イオンビーム照射光学系と、試料か
らの2次荷電粒子を捉え走査2次荷電粒子像を得るため
の2次荷電粒子検出器と、走査2次荷電粒子像表示装置
とを有する2次荷電粒子像観察系と、試料室真空チャ
ンバ内に配設された試料を支持し移動させるためのステ
ージと、真空排気系とを少なくとも備えて成る集束イ
オンビーム加工装置において、イオンビーム走査による
観察領域と加工領域とを切り換えたとき、観察と加工の
領域のそれぞれ指定した一辺が一致するか、もしくは観
察領域の一辺が加工領域の一辺から試料加工面の反対方
向に後退した位置関係となるように切り換える手段を具
備して成る試料作成装置により、達成される。
【0019】また、上記試料作成装置においては、試
料室真空チャンバ内に配設されたステージ上に載置され
ている加工中の薄膜状試料(被加工物)の膜厚をモニタ
する手段を設けておくことが望ましい。
【0020】上記膜厚をモニタする手段としては、例え
ば(1)光の照射装置と光干渉検出装置とを備えた手
段、(2)光の照射装置と光の透過量検出装置とを備え
た手段、(3)シート光照射装置と光の透過量検出装置
とを備えた手段、(4)走査レーザビーム光照射装置と
光透過量検出装置と走査透過像表示装置とを備えた手
段、(5)電子ビーム銃と電子ビームの透過量検出装置
とを備えた手段、(6)走査電子ビーム照射装置と電子
透過量検出装置と走査電子透過像表示装置とを備えた手
段、及び(7)パルスレーザ発信器とパルスレーザ照射
による薄膜の変形量を検出する干渉検出器とを備えた手
段、等のいずれかが用いられる。
【0021】また、上記いずれの膜厚をモニタする手段
においても、光や電子の照射部と検出部とは、試料ステ
ージに固定することができる。
【0022】また、上記試料作成装置においては、試
料室真空チャンバ内に配設されたステージ上に載置され
ている加工中の薄膜状試料(被加工物)の加工面の傾き
を測定するモニタ手段を設けておくことが望ましい。こ
のモニタ手段としては、例えば光の照射装置と光の反射
位置を検出する装置とで構成することができる。
【0023】また、上記試料作成装置においては、さら
に集束イオンビーム加工中に薄膜状試料に照射できるよ
う構成された集束電子ビーム照射装置と、集束イオンビ
ームの走査速度とは独立の走査速度で電子ビームを走査
させる制御系と、試料からの2次荷電粒子を検出する2
次荷電粒子検出器と、検出された2次荷電粒子信号を高
い周波数もしくは低い周波数でフィルタする回路と、フ
ィルタしたあとの信号を用いて走査電子像もしくは走査
イオン像を表示する表示装置とを配設することもでき
る。これにより、加工される薄膜の膜厚及び膜厚分布を
知ることができ、この膜厚情報を集束イオンビーム加工
の膜厚制御にフィードバックすれば、膜厚分布をより均
一化した高精度の加工を可能とする。
【0024】
【作用】集束イオンビームでビーム位置ドリフトを測定
するためにマークを観察する際、その観察領域が薄膜部
を含まないようにするので、観察部を加工してしまうこ
とを防止できる。また、薄膜部の厚さをモニタできるの
で集束イオンビームの加工位置の設定を正確にすること
ができる。
【0025】以下、本発明の位置マークの観察原理を図
面を用いて具体的に説明する。図4に示したように、ま
だ薄膜部3の厚さが予め定められた目的とする厚さより
も十分に厚いうちは従来方法と同様に観察領域4を薄膜
部3が中央に見えるように設定する。そして加工領域5
を設定して加工を行なう。しかし、加工が進み薄膜部3
が十分薄くなってしまうと、観察領域4を図4に示した
ようにとると薄膜部3の頂上部を加工してしまう。
【0026】そこで本発明では、図5に示すように、薄
膜部3の例えば右側を加工中、ビームの位置ドリフトを
測定するために走査イオン像によってマーク6を観察す
る際には、加工領域5の左端に観察領域4の左端が一致
するように位置決めするか、もしくは左端を加工面とは
反対方向にずらして観察領域4の位置を定める。もちろ
ん薄膜部の左側を加工している場合は、この逆の関係と
なり、加工領域の右端に観察領域4の右端を一致させる
か、もしくは加工領域の右端からずらして観察領域4の
位置を定める。ここで重要なのは、薄膜部3を加工して
いる側の観察領域4の位置決めであり、加工領域5の薄
膜部3の加工面に接している位置よりも観察領域4を薄
膜部3の側には絶対にはみ出さないことである。この図
の場合は加工領域5と観察領域4との左端を一致させて
いる。
【0027】1つの薄膜部の加工の初期に観察した走査
イオン像を図6に示す。この観察領域4中に入るような
位置に、マーク6を集束イオンビームにより予め加工し
ておく。このマーク6は観察領域4外にはみ出さず、必
ず観察領域4内に位置するように設け、薄膜部3の領域
内にかからずに外側に位置するように設けることが重要
である。このマーク6の十字の幅は、通常、0.1μm
程度ととしておくことが望ましい。
【0028】さらに進んだ加工の途中で観察した走査イ
オン像の例を図7に示す。図6における基準軸x、yか
らのマーク6の位置x1、y1と、図7におけるx2、y2
を読み取り、dx=x2−x1、dy=y2−y1がビーム
位置ドリフトである。このビームを偏向することにより
dx、dyだけビームの位置を戻す。観察をする頻度は
ビームの安定性にもよるが、1分から5分ごとが好まし
い。
【0029】
【実施例】以下、図面にしたがい本発明の一実施例を説
明する。 〈実施例1〉この例は、本発明に係るイオンビーム加工
による試料作成方法の一例を説明するものであり、以
下、図5〜図7にしたがいイオンビームの位置のドリフ
トを測定するためのマーク観察方法およびビーム位置の
ドリフト補正を含め、被加工物の加工の進め方に即して
具体的に詳細に説明する。
【0030】先ず、図5において、試料42の突起部1
に形成する薄膜部3が2μm前後と最終加工仕上げ厚さ
である100〜200nmに比べれば十分厚い厚さにな
るように粗加工を行なう。仕上げ加工に入る前に、図5
に示した観察領域4のSIM像をその左端が、薄膜部3
の目標とする仕上げ面に一致するようにとる。そして、
図6に示すSIM像をとり、画面の左端(即ち、目標と
する仕上げ加工面)とマーク6とのx方向の距離x0
測定しておく。同時に画面の中心線とそれぞれのマーク
との距離x1、y1も、それぞれのマークについて測定し
ておく。
【0031】次に、図6に示すSIM像上で、切り込み
を1μm程度にした加工領域を設定し加工を行なう。加
工が終わったならば再度SIM像を観察する。この際、
図7に示すように、マーク6の位置がx2、y2(ただし
2≠x1、y2≠y1)となっている場合は、x2−x1
2−y1がビームの位置ずれ(ドリフト)であるから、
観察領域4を、それぞれx2−x1とy2−y1だけx方
向、y方向に平行移動する。すると、画面の左端が目標
とする仕上げ加工面に一致する。そして、その仕上げ加
工面とマークの距離がx0であることを再確認する。
【0032】そして、切り込みを更に0.5μmに設定
する。すなわち、残膜厚さにすると、2μm−1μm−
0.5μm=0.5μmになる。そして加工を行なう。
この操作を繰り返すことにより、次第に切り込みを小さ
くして行き、目標とする仕上げ加工面に到達する。この
ように観察領域4を薄膜部3にかけないようにすること
で、薄膜部3が削られる心配がなくなり、かつ、加工途
中でマークのずれを測定することで、ビームのドリフト
を補正しつつ高精度な加工ができる。
【0033】〈実施例2〉この例は、薄膜部3の厚さ、
更には厚さ分布をモニタする方法に関するものであり、
以下、図1と図8〜図19により説明する。図1は、集
束イオンビーム2で加工中の薄膜部3の膜厚を測定する
光学系の概略断面図を示したものである。図示のよう
に、試料42の薄膜部3の厚さを測定するために加工面
に観察光7を照射し、薄膜部3の表面で反射した光8と
反対側の表面で反射した光9とを干渉させ、加工が進む
につれての干渉の変化を干渉計11にて観察することで
薄膜部の厚さを測定するものである。
【0034】図8も、同じく集束イオンビーム2で加工
中の薄膜部3の膜厚を測定する光学系の概略断面図を示
したものである。図示のように、観察光7を薄膜部3に
透過させ、薄膜部を通らない参照光10と干渉させ、薄
膜部3による観察光の位相ずれを検出することで厚さを
測定するものである。図1と図8の場合、観察光7は薄
膜部を透過する必要があるので、試料がSiである場合
は、赤外光が望ましい。
【0035】図9も、同じく集束イオンビーム2で加工
中の薄膜部3の膜厚を測定する光学系の概略断面図を示
したものである。図示のように、薄膜部3にて吸収され
る波長の観察光7を薄膜部3に当て、透過してきた光の
強度をホトマルなどの測定器12で測定し、厚さを測定
するものである。この場合は波長は短い方がよく、具体
的には試料の材質により決めるべきである。
【0036】また、薄膜部3は図10に示したように側
壁が斜めになる傾向がある。この角度は、後述するよう
にイオンビームの電流分布のテール形状によるものであ
り、精度の高い加工を行なうためには、このテール形状
および薄膜部3の側壁傾き角度を知ることが重要であ
る。そこで観察光7に集束したレーザビームを用い、こ
れが薄膜部3の側壁で反射されたビーム8をアレイ状の
検出器12で検出することで、反射光8の位置を求め薄
膜部3の側壁の角度を求めることができる。
【0037】図11は、図10と同様の方法であるが、
観察光7をシート光としアレイ状の測定器12により強
度分布を測定し、薄膜部3の厚さの分布、多くの場合頂
上部が薄くなっていることを検出するものである。
【0038】また、図9において観察光7に集束したレ
ーザビームを用い、これを薄膜部3の領域で走査して走
査透過光像を得ることもできる。
【0039】図12は、集束電子銃13より電子ビーム
14を薄膜部3に当て、透過した電子ビームをファラデ
ーカップやシンチレータなどの電子ビーム検出器16で
検出し、厚さを図るものである。電子ビーム14のエネ
ルギを調節することにより適切な透過量を得ることがで
きる。薄膜部3は電子ビーム14の透過率の大きく異な
る複数の材質からなる場合があり、この場合は薄膜部の
平均的な透過量を計測するのでは不十分となる。そこで
電子ビーム14を走査できるようにすることにより膜厚
の分布を計ることが可能となる。また、透過電子顕微鏡
と同じ構造とすることで、集束イオンビーム加工中にT
EM像を観察することもできると云う効果がある。
【0040】図13〜図15は、薄膜部3にパルスレー
ザ光15を当てこれにより薄膜部3を加熱し、図14も
しくは図15に示すような熱膨張による変位δを起こさ
せるとこの変位δは厚さの関数となる。予め材質と薄膜
部の形状とレーザの吸収係数等から厚さと変位を計算し
ておき、あるいは実験で確かめておくことで、変位から
厚さを推定することができる。変位δの測定には観察光
7を薄膜部3の表面で反射させ、他の固定部で反射させ
た参照光(図示せず)と干渉させる。
【0041】図16に示すように、集束イオンビーム加
工においては、同図(a)に示すように電流密度分布が
曲線50のようにテールを持つため、ビーム2を細く絞
ってもテールの影響で被加工物の加工端面が同図(b)
の51に示すように数度傾くことがある。例えば傾きが
2°とし、薄膜部3の高さを6μmとすれば、その上部
と下部では6μm×tan2°×2=0.4μm程度の
厚さの違いがでてしまう。これでは均一な厚さのTEM
試料を作ることができないので、試料を加工する際、図
17に示すように試料を予め前記の例の場合ならθ=2
°傾けておくとよい。ところが、観察光7を水平に入射
させると反射光は2θだけ傾くので、試料から離れたと
ころに固定した反射光の干渉検出器には反射光が入らな
くなる問題がある。また、透過光を用いる場合でも薄膜
部3を通る光路長が1/cosθだけ長くなってしまう
問題がある。また、試料を傾けなくとも10μm程度の
薄膜部3に観察光7を合わせるのは難しい作業となる。
【0042】そこで、図18に示すように試料ステージ
39に観察光照射のレンズ部52や、透過光の干渉検出
器の受光部53を取付け、ここへ光ファイバ54や出力
ケーブル55をつなぐとよい。観察光照射部52と受光
部53は予め大気中で、薄膜部を作りたい位置に対して
位置合せしておいてもよい。あるいは試料室真空チャン
バ内に入れてからでも、位置の微調整ができるようにし
ておいてもよい。なお、図18では、照射部52と受光
部53とが左側と右側に分かれている場合を示したが、
反射光の検出系の場合はこれらを同一側に置くこともで
きる。
【0043】これまでの実施例では、薄膜部3の表面
に、ほぼ平行に集束イオンビーム2を当てる構成例につ
いて示してきたが、図19に示すように、薄膜部3に集
束イオンビーム2を垂直に当てる方法もとれる。この場
合は、ステージ39に観察光照射部52と反射光検出部
53を上向きに取り付ける。これにより薄膜部3の加工
中の厚さをモニタすることができる。
【0044】また、図19においては、集束イオンビー
ムアシストエッチングを行なうために、ガスノズル65
より反応性ガスが加工面に吹き付けられている。イオン
ビーム加工においては30kV程度のエネルギを持った
イオンが加工面に入射するため、加工面にイオン衝撃に
よるダメージが生ずる。これに対し、集束イオンビーム
アシストエッチングによると、加工量のうち9/10前
後は反応性ガスとの化学反応で除去されるので、加工体
積当たりのイオン照射量はイオンビーム単独加工に比べ
て少なくなる。すなわち、イオン衝撃によるダメージが
少なくなる。
【0045】なお、反応性ガスとしては、Si、SiO
2、SiN等の試料に対しては例えばXeF2、SF6
CF4等のフッ素系ガス単体、または混合ガスであり、
Al合金に対しては、例えばCl2、SiCl4、BCl
3、等の塩素系ガス単体、または混合ガスであり、試料
が様々な材料から構成されている場合には、上記を含む
ハロゲンガスの混合ガスが好適である。
【0046】また、集束イオンビームアシストエッチン
グは、図19に示したように加工面に垂直にイオンが照
射される場合に限らず、図17に示したように加工面に
斜め、あるいはほぼ平行にイオンを入射させる場合に
も、同様に効果的であることは言うまでもない。
【0047】以下の実施例3〜9では、集束イオンビー
ム加工装置に、これまで説明したイオンビームの位置の
ドリフトを測定するためのマーク観察方法、ビーム位置
のドリフト補正、加工時の膜厚モニタ、および加工面の
傾きをモニタする方法などを取り入れた本発明の試料作
成装置の一例について説明するものである。
【0048】〈実施例3〉図20は、集束イオンビーム
加工装置に、図1に示した反射光の干渉検出装置を取り
付けた本発明装置の要部断面概略図である。先ず、集束
イオンビーム加工装置の主要部について説明すると、同
図において、21はイオンビーム光学系であり、これは
液体金属イオン源22と、引き出し電極23と、制限ア
パチャ24と、この制限アパチャを通ったイオンビーム
25を集束する静電レンズ26と、ブランキング電源2
7に接続されているブランキング電極28と、ブランキ
ング・アパチャ29と、偏向コントローラ30に接続さ
れている偏向電極31とを備える。
【0049】このイオンビーム光学系21は光学系真空
チャンバ38に納められており、このイオンビーム光学
系21により集束されて偏向制御された集束イオンビー
ム2が、試料42に照射される。試料42は、X軸とY
軸とをそれぞれ中心として回転自在であり、かつX軸方
向とY軸方向に平行移動できるステージ39a、39b
の上に載せられている。ステージ39は試料室真空チャ
ンバ40に入れられており、真空チャンバ38と40は
真空排気系41により十分な真空度に排気される。
【0050】32は、イオン源22と引き出し電極23
と静電レンズ26とを制御する制御電源である。33は
制御部としてのコンピュータで、これにより偏向コント
ローラ30とブランキング電源27と制御電源32に接
続されている。
【0051】37は画像表示モニタである。集束イオン
ビーム2の照射により試料42から飛び出した2次電
子、あるいは2次イオン等の2次荷電粒子を検出するマ
イクロチャネルプレート(MCP)35と、そのMCP
からの検出信号を捉えるアノード36と、このアノード
36及び偏向コントローラ30とを接続した画像表示モ
ニタ〔走査イオン像(SIM像)モニタ〕37により、
走査イオン像が映しだされる。
【0052】次に、反射光の干渉検出装置による膜厚モ
ニタ部の構成について説明すると、61は、レーザなど
の可干渉性光源であり、試料42の薄膜部3を一部透過
する波長の光が生成される。これより発生したレーザビ
ームをビームエキスパンダ68により拡げ、ビームスプ
リッタ69と、真空チャンバ40の窓ガラス(反射防止
膜を施したもの)70を通し、集光レンズ71により試
料42の薄膜部3に集光して照射する。薄膜部3の表面
で反射した光と薄膜3を通って反対側の表面で反射した
光を、ビームスプリッタ69で反射させて干渉させ、集
光レンズ72で集光し、この干渉光をホトダイオードな
どの光電変換素子を用いた干渉検出器11にて検出す
る。
【0053】この装置の動作機構について説明すると、
集束イオンビーム加工装置の主要部では、イオンビーム
光学系21、x、yステージ39、像観察用の画像表示
モニタ37、各種の制御系、等により実施例1で説明し
たと同様の操作方法にしたがい、ビーム位置のドリフト
を補正しながら集束イオンビーム加工領域と観察領域と
を所定の関係に保ちつつ、加工を進行させる。一方、膜
厚モニタ部では加工中の膜厚をモニタし、この膜厚情報
を集束イオンビーム加工の制御系にフィードバックし
て、試料薄膜部3の厚さが予め定められた目的の膜厚と
なるまで正確に加工する。
【0054】以上の装置構成により、TEM観察用の試
料加工が容易となり、膜厚100〜200nmオーダー
の極めて薄く、しかも均一な膜厚加工が可能となった。
【0055】〈実施例4〉図21は、集束イオンビーム
加工装置に、図8に示した透過光の干渉検出装置を取り
付けた本発明装置の要部断面概略図である。この例も集
束イオンビームの照射系および像観察用の画像表示モニ
タ系については、図20に示した実施例3の場合と基本
的に同一構造なので、以下の説明ではこれらの部分の説
明を省略し、加工中の薄膜部3の膜厚を測定する膜厚モ
ニタ系を主体に説明する。
【0056】図示のように、レーザ光源61からのビー
ムをビームエキスパンダ68により拡げ、凸レンズを通
してサバール板(複屈折プリズム)73によりP偏光ビ
ーム75とS偏光ビーム76とに分け、P偏光ビームが
試料42の薄膜部3を通過し、S偏光ビーム76が薄膜
部3を通らないように、集光レンズ71などからなる光
学系を組む。これらのビームをレンズ71と窓ガラス7
0を通してサバール板703により再び一つのビームに
合わせ、両ビームの偏光方向に対して互いに45°方向
の偏光方向になるように設置した偏光板74を通して偏
光干渉させ、この干渉光を干渉検出器11により検出す
る構成としたものである。
【0057】実施例3に示した図20では、薄膜部の反
射率や透過率が適切でないとよい干渉が得られない場合
があり得るが、本実施例によれば反射率が低い場合でも
干渉を得やすいという効果を有している。
【0058】〈実施例5〉図22は、集束イオンビーム
加工装置に、図9に示した透過光の光量検出装置を取り
付けた本発明装置の要部断面概略図である。この例も集
束イオンビームの照射系および像観察用の画像表示モニ
タ系については、図20に示した実施例3の場合と基本
的に同一構造なので、以下の説明ではこれらの部分の説
明を省略し、加工中の薄膜部3の膜厚を測定する膜厚モ
ニタ系を主体に説明する。
【0059】図示のように、試料の薄膜部3を透過する
光を生成する光源61(もちろんレーザ光源も使用可)
からのビームをコリメーティング光学系77と窓ガラス
70とを通し、集光レンズ71により試料42の薄膜部
3を通過させ、薄膜部による光の吸収を光強度検出器1
2により検出する構成としたものである。
【0060】図20では、ビームスプリッタを組み込む
必要があるが、本実施例では、これらが必要でないの
で、装置が安価であり調整も容易であるという効果があ
る。
【0061】〈実施例6〉図23は、集束イオンビーム
加工装置に、図11に示したシート状ビームの透過光の
光量検出装置を取り付けた本発明装置の要部断面概略図
である。この例も集束イオンビームの照射系および像観
察用の画像表示モニタ系については、図20に示した実
施例3の場合と基本的に同一構造なので、以下の説明で
はこれらの部分の説明を省略し、加工中の薄膜部3の膜
厚を測定する膜厚モニタ系を主体に説明する。
【0062】図示のように、光源61からのビームをコ
リメーティング光学系77と窓ガラス70とを通し、シ
リンドリカルレンズ78によりシート状のビームにして
試料42の薄膜部3を通過させ、そのシート状ビームを
シリンドリカルレンズ78を2個用いて、光電変換素子
アレイ(例えばCCDセンサ)からなる光強度検出器1
2に集光し、薄膜部による光の吸収の分布(シートビー
ムの長手方向に沿った分布)を測定する構成としたもの
である。
【0063】図20〜図22では、薄膜部の膜厚の分布
(例えば上部で薄く下部で厚いなど)を得ことは困難で
あるが、本実施例によれば、薄膜部の上下方向の膜厚の
分布を知ることができるので、もし分布がよくない場合
には、イオンビームの照射角度を調整するなどにより容
易に調整をすることができる。
【0064】〈実施例7〉図24は、集束イオンビーム
加工装置に、図14と図15に示した強度変調レーザ光
を照射したときの薄膜部3の変形量、もしくは熱膨張量
をレーザ干渉を用いて精密に測る装置を取り付けた本発
明装置の要部断面概略図である。この例も集束イオンビ
ームの照射系および像観察用の画像表示モニタ系につい
ては、図20に示した実施例3の場合と基本的に同一構
造なので、以下の説明ではこれらの部分の説明を省略
し、加工中の薄膜部3の膜厚を測定する膜厚モニタ系を
主体に説明する。
【0065】図示のように、レーザ等の光源61aから
出射したビームをAO変調器等のチョッパ79により一
定の周波数で強度変調した後、ビームエキスパンダ68
により拡大し、ダイクロイックミラー80と窓ガラス7
0を通して、集光レンズ71により試料42の薄膜部3
に集光して照射する。薄膜部では、上記強度変調周波数
と同期した周期的な熱膨張変位が生じる。
【0066】一方、レーザ等の可干渉性光源61bから
出射したビームをビームエキスパンダ68により拡大
し、ビームスプリッタ69により二つのビームに分離
し、一方をダイクロイックミラー80で反射させ、窓ガ
ラス70を通して、集光レンズ71により、試料42の
薄膜部3の上記強度変調光の集光部と同じ位置に集光し
て照射する。その反射光と、上記ビームスプリッタ69
により分離され、参照ミラー83で反射された参照光と
を、干渉させ、干渉光を集光レンズ71により集光し、
ホトダイオードなどの光電変換素子を用いた干渉検出器
12にて検出する。検出信号はロックインアンプ81な
どの同期検波回路に送られ、強度変調信号を参照信号と
して、熱膨張成分の振幅と位相が抽出される。
【0067】本実施例では、図20〜図22のように薄
膜部を透過する光を利用していないので、薄膜部の光透
過率が低く、透過光強度が不十分である場合でも、光の
吸収による熱膨張変位は得られるので薄膜部の厚さを知
ることができるという効果がある。
【0068】〈実施例8〉図25は、集束イオンビーム
加工装置に、図12に示した透過電子ビームを測定する
装置を取り付けた本発明装置の要部断面概略図である。
図示のように、試料室チャンバ40には、集束イオンビ
ーム光学系21と電子銃13と2次電子検出器56と試
料を透過した電子ビームの検出器16とステージ39が
設けられている。ステージ39の上には図3に示したよ
うに加工される試料42が載っている。試料42を加工
するための集束イオンビーム25は偏向コントローラ3
0からの信号を偏向電極31に印加することで偏向走査
される。電子ビーム14は電子ビーム偏向コントローラ
57からの信号を偏向電極58に印加することで偏向走
査される。
【0069】集束イオンビーム25の照射より得られる
2次電子と、電子ビーム14の照射により得られる2次
電子は、2次電子検出器56により検出され、集束イオ
ンビーム25の照射より得られる2次電子像は、試料4
2の平面観察に、また、電子ビーム14の照射により得
られる2次電子像は加工された試料薄膜部の断面観察に
それぞれ供せられる。
【0070】また、試料42の薄膜部を透過した電子ビ
ームは電子ビーム検出器16により検出され、薄膜部の
膜厚もしくは膜厚分布の測定に供される。
【0071】2次電子検出器56の出力と電子ビーム検
出器16の出力は、電子ビーム出力切り換え器59に入
力される。この切り換え器59の中にはあとに述べるよ
うに、低周波パスフィルタと高周波パスフィルタも備え
られている。電子ビーム偏向信号と集束イオンビーム偏
向信号は偏向信号切り換え器60に入力される。
【0072】これらの切り換え器59、60により走査
イオン像(SIM像)を見る場合は、イオンビーム偏向
信号と2次電子検出出力を画像表示モニタ37に入力す
る。
【0073】走査電子像(SEM像)を見る場合には、
電子ビーム偏向信号と2次電子検出出力を画像表示モニ
タ37に入力する。
【0074】透過電子ビーム強度分布を見る場合は、電
子ビーム偏向信号と透過電子ビーム検出器出力を画像表
示モニタ37に入力する。
【0075】もちろん走査イオン像を得るための検出器
としては、図20などに示したようにマイクロチャネル
プレート35でもよい。また、図25では装置構成を安
価なものにするために画像表示モニタ37を1台とした
が、これに限る必要はなく、2台以上設置し、走査イオ
ン像と走査電子像と透過電子ビーム像とを、それぞれ専
用の画像表示モニタに映しだすこともできる。
【0076】集束イオンビーム25と電子ビーム14と
の2つのビームの照射の方法については、同時あるいは
時間を区切って別々に照射することが可能である。同時
に照射すると、イオンビームにより加工しながら加工断
面の走査電子像(SEM像)を同時に観察することがで
きる。
【0077】画像表示モニタ37が2台ある場合は、S
EM像と走査イオン像(SIM像)を同時に観察するこ
とができる。しかし、同時走査の場合は、2次電子検出
器56が捉える2次電子信号は、図26(a)に示すよ
うに電子ビームによる2次電子信号66と集束イオンビ
ームによるもの67とが重なったものとなり、そのまま
この信号を用いてSEM像やSIM像を映しだすとノイ
ズの多い画面となる。
【0078】走査速度に関しては、集束イオンビーム加
工では走査速度を速くした方が加工面が平らに仕上がる
ので、1面を走査する時間を例えば1ms程度の速い速
度で集束イオンビームを走査し、一方1面を走査する時
間を例えば1s程度の遅い速度で電子ビームを走査する
とよい。すると、図26(b)に示したように、電子ビ
ームによる信号66は低い周波数成分が主体となり、イ
オンビームによる信号67は高い周波数成分が主体とな
る。
【0079】そこで、切り換え装置59内に設けられた
フィルタ(図示せず)を用い、SEM像を得る場合は、
2次電子信号を低周波パスフィルタに通したものを用
い、SIM像を得る場合は、2次電子信号を高周波パス
フィルタに通したものを用いると、SEM像とSIM像
とも良好な像が得られる。
【0080】この方式はTEM観察用試料を作成する場
合のみならず、断面SEM観察用試料の加工時にも断面
SEM像を見ながら集束イオンビーム加工ができるの
で、より精度よく加工状態を把握し、仕上がりのよい加
工効果を得ることができる効果がある。
【0081】〈実施例9〉図27は、集束イオンビーム
加工装置に、図9に示した透過光を測定する方法におい
て、特に集束した観察光を走査して走査透過光像を得る
装置を取り付けた本発明装置の要部断面概略図である。
この例も集束イオンビームの照射系および像観察用の画
像表示モニタ系については、図20に示した実施例3の
場合と基本的に同一構造なので、以下の説明ではこれら
の部分の説明を省略し、加工中の薄膜部3の膜厚を測定
する膜厚モニタ系を主体に説明する。
【0082】図示のように、試料室チャンバ40には、
集束イオンビーム光学系21と、集束レーザビーム照射
装置34(レーザ光源61とガルバノメータ63とを内
臓)と、2次イオン検出用MCP35と、試料42を透
過したレーザビームの検出器12と、ステージ39とが
設けられている。ステージ39の上には、試料42が載
っている。
【0083】レーザビームの観察光14は、レーザビー
ム偏向コントローラ62からの信号をガルバノメータ6
3に印加することで偏向走査される。試料42の薄膜部
を透過したレーザビームは、光検出器12により検出さ
れる。レーザビーム偏向コントローラ62からの偏向信
号と光検出器12からの透過光量信号は、画像表示モニ
タ37bに入力され、走査透過光像を映し出され、薄膜
部の膜厚分布を知ることができる。一方、SIM像につ
いては画像表示モニタ37aに、図25と同様な方法で
映し出され、試料表面の観察ができる。
【0084】以上の構成により集束イオンビームで試料
表面を加工しながら加工された薄膜部の透過光像を見る
ことができるので薄膜部の加工厚さを容易に判断するこ
とができる。
【0085】本実施例によれば、薄膜部の加工厚さの分
布(図23では上下方向のみしかわからなかったが)を
上下方向にも左右方向にも加工中に知ることができるの
で、イオンビームの照射位置や角度を微細に調整できる
ので、より精度の高い加工結果を高い成功率で得られる
独特の効果がある。
【0086】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明により所期
の目的を達成することができた。すなわち、試料の上に
マークを作りこれをSIM像で観察する際、薄膜部に集
束イオンビームを照射しないようにすることで、集束イ
オンビームの位置ドリフトがあっても精度よく薄膜部を
加工することができる。また、薄膜部の厚さを加工中に
モニタする方法として光を用いることにより、安価な装
置により適切な切り込み量を設定できる。また、光や電
子ビームによる薄膜部の膜厚分布を測定できるので、こ
れによりTEM試料を高い成功率で短時間に適切な厚さ
に仕上げることができ、TEM観察の能率を飛躍的に高
める効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例となる薄膜部厚さのモニタ方
法の一例を示す試料の断面図。
【図2】試料の斜視図。
【図3】従来の試料作成方法の一例を示す斜視図。
【図4】従来法による試料上面の走査2次荷電粒子像
(SIM像)のとり方を示す試料平面図。
【図5】本発明による試料上面のSIM像のとり方を示
す試料平面図。
【図6】本発明による加工初期における試料上面のSI
M像。
【図7】同じく加工が更に進んだ状態の試料上面のSI
M像。
【図8】同じく他の実施例となる薄膜部厚さのモニタ方
法の一例を示す試料の断面図。
【図9】同じく他の実施例となる薄膜部厚さのモニタ方
法の一例を示す試料の断面図。
【図10】同じく他の実施例となる薄膜部厚さのモニタ
方法の一例を示す試料の断面図。
【図11】同じく他の実施例となる薄膜部厚さのモニタ
方法の一例を示す試料の断面図。
【図12】同じく他の実施例となる薄膜部厚さのモニタ
方法の一例を示す試料の断面図。
【図13】同じく他の実施例となる薄膜部厚さのモニタ
方法の一例を示す試料の断面図。
【図14】試料を加工した薄膜部の変形を示す拡大斜視
図。
【図15】同じく試料を加工した薄膜部の変形を示す拡
大斜視図。
【図16】集束イオンビームの電流密度分布と、それに
より加工された薄膜部の断面形状とを示した説明図。
【図17】本発明の他の実施例となり、試料を傾けて加
工する方法を示す試料断面図。
【図18】試料台に取り付けた光照射部と受光部を示す
装置断面図。
【図19】試料に対し集束イオンビームを垂直に照射し
て加工する他の実施例を示す断面図。
【図20】膜厚モニタを備える本発明装置の一実施例を
示す要部断面概略図。
【図21】同じく他の膜厚モニタを備える本発明装置の
一実施例を示す要部断面概略図。
【図22】同じく他の膜厚モニタを備える本発明装置の
一実施例を示す要部断面概略図。
【図23】同じく他の膜厚モニタを備える本発明装置の
一実施例を示す要部断面概略図。
【図24】同じく他の膜厚モニタを備える本発明装置の
一実施例を示す要部断面概略図。
【図25】同じく他の膜厚モニタを備える本発明装置の
一実施例を示す要部断面概略図。
【図26】2次電子信号の時間に対する変化を表すグラ
フ。
【図27】同じく他の膜厚モニタを備える本発明装置の
一実施例を示す要部断面概略図。
【符号の説明】
1…試料の突起部、 2…集束イオンビーム、
3…試料の薄膜部、4…観察領域、 5…加
工領域、 6…マーク、7…観察光、
8、9…反射光、 10…参照光、11…
干渉検出器、 12…光強度検出器、 13…
電子銃、14…電子ビーム、 15…パルスレー
ザ光、16…電子ビーム検出器、 21…イオンビーム
光学系、22…液体金属イオン源、 23…引き出し電
極、 24…制限アパチャ、25…イオンビーム、
26…静電レンズ、27…ブランキング電源、 2
8…ブランキング電極、29…ブランキング・アパチ
ャ、30…偏向コントローラ、 31…偏向電極(イオ
ンビーム光学系用)、32…制御電源、 33
…コンピュータ、34…レーザビーム照射装置、35…
マイクロチャネルプレート(MCP)、36…MCPの
アノード、 37…画像表示モニタ、38…光学系真空
チャンバ、39…ステージ、40…試料室真空チャン
バ、41…真空排気系、 42…試料 50…イオンビーム電流分布曲線、51…集束イオンビ
ーム加工端面、 52…観察光照射
部、53…受光部、 54…光ファイバ、
55…出力ケーブル、56…2次電子検出器、
57…電子ビーム偏向コントローラ、58…偏向電極
(電子ビーム光学系用)、59…電子ビーム出力切り換
え器、60…偏向信号切り換え器、61…レーザ光源、
62…レーザビーム偏向コントローラ、
63…ガルバノメータ、65…ガスノズル、 6
6、67…2次電子信号、68…ビームエキスパンダ、
69…ビームスプリッタ、70…窓ガラス、71、72
…集光レンズ、 73…サバール板、 74…偏光
板、75…P偏光ビーム、 76…S偏光ビーム、
77…コリメーティング光学系、78…シリンドリカル
レンズ、79…チョッパ、 80…ダイクロイ
ックミラー、81…ロックインアンプ、 83…参照ミ
ラー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01J 37/26 37/28 Z 37/317 D 9172−5E H01L 21/66 C 7514−4M (72)発明者 嶋瀬 朗 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 山口 博司 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 上村 隆 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】集束イオンビーム加工により薄膜試料を作
    成するに際し、被加工物に集束イオンビームの位置ドリ
    フト測定用マークを設け、所定の頻度で前記マークを走
    査2次荷電粒子像として観察をすることによりイオンビ
    ームの位置ドリフトを補正しながら前記被加工物を加工
    する方法であって、前記マークを、予め定められた所定
    の厚さに加工される薄膜部よりも外側に設け、前記集束
    イオンビームによる加工領域と観察領域の一辺が共に加
    工中の薄膜の加工面に接するか、もしくは前記観察領域
    の一辺が加工面に接触することなくその反対方向に離れ
    た位置関係となるように設定して前記薄膜部を形成する
    工程を有して成る試料作成方法。
  2. 【請求項2】上記集束イオンビームにより被加工物を加
    工中に、加工された薄膜部の残存膜厚をモニタする工程
    を付加し、前記膜厚をモニタしながら予め定められた所
    定の膜厚に正確に加工する工程を有して成る請求項1記
    載の試料作成方法。
  3. 【請求項3】上記膜厚をモニタする工程を、光の干渉法
    で構成して成る請求項2に記載の試料作成方法。
  4. 【請求項4】上記膜厚をモニタする工程を、光の透過量
    を検出する方法で構成して成る請求項2に記載の試料作
    成方法。
  5. 【請求項5】上記膜厚をモニタする工程を、シート光の
    透過量を検出する方法で構成して成る請求項2に記載の
    試料作成方法。
  6. 【請求項6】上記膜厚をモニタする工程を、走査レーザ
    ビーム光の透過像を検出する方法で構成して成る請求項
    2に記載の試料作成方法。
  7. 【請求項7】上記膜厚をモニタする工程を、電子ビーム
    の透過量を検出する方法で構成して成る請求項2に記載
    の試料作成方法。
  8. 【請求項8】上記膜厚をモニタする工程を、走査電子ビ
    ームの透過像を検出する方法で構成して成る請求項2に
    記載の試料作成方法。
  9. 【請求項9】上記膜厚をモニタする工程を、パルスレー
    ザビームの照射による薄膜の変形量を検出する方法で構
    成して成る請求項2に記載の試料作成方法。
  10. 【請求項10】集束イオンビームにより薄膜を加工中
    に、薄膜の加工面の傾きをモニタする工程を付加して成
    る請求項1乃至9何れか記載の試料作成方法。
  11. 【請求項11】上記薄膜の加工面の傾きをモニタする工
    程を、加工面に照射した光の反射角度を計測する方法で
    構成して成る請求項10記載の試料作成方法。
  12. 【請求項12】請求項1乃至11何れか記載の試料作成
    方法により試料を加工する際、一方では集束イオンビー
    ムを試料に照射することで加工面を形成し、他方では前
    記加工面に集束イオンビームの走査速度とは大きく異な
    った走査速度で電子ビームを走査させ、試料からの2次
    荷電粒子を検出し、検出された2次荷電粒子信号をフィ
    ルタを通してノイズを除去し、このノイズ除去された信
    号を用いて走査電子像もしくは走査イオン像を表示する
    ようにして成る集束イオンビーム加工方法。
  13. 【請求項13】高輝度イオン源と、これを微細なスポ
    ットに集束させる集束光学系と、試料上でイオンビーム
    を偏向走査させるための偏向電極系とを有する集束イオ
    ンビーム照射光学系と、試料からの2次荷電粒子を捉
    え走査2次荷電粒子像を得るための2次荷電粒子検出器
    と、走査2次荷電粒子像表示装置とを有する2次荷電粒
    子像観察系と、試料室真空チャンバ内に配設された試
    料を支持し移動させるためのステージと、真空排気系
    とを少なくとも備えて成る集束イオンビーム加工装置に
    おいて、イオンビーム走査による観察領域と加工領域と
    を切り換えたとき、観察と加工の領域のそれぞれ指定し
    た一辺が一致するか、もしくは観察領域の一辺が加工領
    域の一辺から試料加工面の反対方向に後退した位置関係
    となるように切り換える手段を具備して成る試料作成装
    置。
  14. 【請求項14】上記試料室真空チャンバ内のステージ上
    に載置された薄膜状試料の膜厚をモニタする手段を配設
    して成る請求項13記載の試料作成装置。
  15. 【請求項15】上記膜厚をモニタする手段を、(1)光
    の照射装置と光干渉検出装置とを備えた手段、(2)光
    の照射装置と光の透過量検出装置とを備えた手段、
    (3)シート光照射装置と光の透過量検出装置とを備え
    た手段、(4)走査レーザビーム光照射装置と光透過量
    検出装置と走査透過像表示装置とを備えた手段、(5)
    電子ビーム銃と電子ビームの透過量検出装置とを備えた
    手段、(6)走査電子ビーム照射装置と電子透過量検出
    装置と走査電子透過像表示装置とを備えた手段、及び
    (7)パルスレーザ発信器とパルスレーザ照射による薄
    膜の変形量を検出する干渉検出器とを備えた手段、の何
    れか一つの手段で構成して成る請求項14記載の試料作
    成装置。
  16. 【請求項16】上記膜厚をモニタする手段の光もしくは
    電子の照射部と検出部とを、試料ステージに固定する構
    成として成る請求項15記載の試料作成装置。
  17. 【請求項17】上記試料室真空チャンバ内のステージ上
    に載置された薄膜状試料の加工面の傾きを測定するモニ
    タ手段を配設して成る請求項13乃至16何れか記載の
    試料作成装置。
  18. 【請求項18】上記薄膜状試料の加工面の傾きを測定す
    るモニタ手段を、光の照射装置と光の反射位置を検出す
    る装置とで構成して成る請求項17記載の試料作成装
    置。
  19. 【請求項19】集束イオンビーム加工中に薄膜状試料に
    照射できるよう構成された集束電子ビーム照射装置と、
    集束イオンビームの走査速度とは独立の走査速度で電子
    ビームを走査させる制御系と、試料からの2次荷電粒子
    を検出する2次荷電粒子検出器と、検出された2次荷電
    粒子信号を高い周波数もしくは低い周波数でフィルタす
    る回路と、フィルタしたあとの信号を用いて走査電子像
    もしくは走査イオン像を表示する表示装置とを配設して
    成る請求項13乃至18何れか記載の試料作成装置。
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