JP6112929B2 - 集束イオンビーム装置、それを用いた試料の加工方法、及び集束イオンビームを用いた試料の加工コンピュータプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、TEM観察等に用いられる薄片部を有する試料を加工する集束イオンビーム装置、それを用いた試料の加工方法、及び集束イオンビームを用いた試料の加工コンピュータプログラムに関する。
TEM(透過電子顕微鏡)観察等に用いるため、従来から集束イオンビーム(FIB)装置により試料をエッチング加工して、薄片部を形成することが行われている(例えば、特許文献1参照)。薄片部の形成は、試料の上方からからFIBを照射して薄片部となる領域の両側を除去加工し、FIBの照射方向と平行な観察面を順次形成してゆくことで行われる。
ここで、リフトアウト法と呼ばれるエッチング加工は、ビーム電流を大きくしてFIBを照射し、薄片部となる領域の両側を削って概形を作製する荒加工をした後、試料面を傾けて薄片部の底辺にFIBを照射して切れ込みを入れる。次に、試料面をもとに戻し、ビーム電流を小さくしたFIBを試料の上方から照射して観察面の仕上げ加工を行い、観察面の間隔が所定の値となったところで加工を終了し、所定厚みの薄片部が完成する。最後に薄片部の両側辺に上方からFIBを照射して切れ込みを入れ、薄片部を試料から切り離し、適宜TEM観察等に供する。
又、試料をFIB加工する際、FIBのビームに横断面方向(照射方向と垂直な方向)の強度分布があるため、試料表面に垂直にFIBを照射しても試料の角部がエッチングされ、正確な断面形状が得られない。そこで、試料の表面に金属膜やカーボン膜からなる保護膜を形成し、FIBによる横方向へのエッチングを防止することも行われている。
特開2003−194681号公報
ところで、近年、TEMで観察する対象物の微細化に伴い、薄片部の厚さもより薄くなってきており、例えば厚さを数10nm以下(例えば50nm以下)にすることが求められている。さらに、試料作製の作業の省力化、スキルレス化の要望もあり、TEM試料をFIB装置で自動的に作製することが必要となっている。
しかしながら、薄片部の厚みが薄くなるほど仕上げ加工の時間が長くなり、保護膜がFIBに曝される時間も長くなるため、加工中に保護膜が削られて消失することがある。保護膜が消失すると、試料の加工速度(試料が除去される速度)が急激に増加し、薄片部を削り過ぎて目標厚みに制御することが難しくなったり、上述のビーム横断面方向の強度分布によって断面形状が不正確になる。
又、加工中の薄片部に電子ビームを照射し、その後方散乱電子信号の強度変化(コントラストの減少率)から薄片部の厚みを直接測定することも行われている。しかし、この場合、その試料の種類毎の膜厚とコントラストとの関係を予め求めておく必要があり、前準備に手間がかかる。また、観察面の状態、電子ビームの照射条件や薄片部の厚み等によってコントラストが変化するので、薄片部の厚みを精度よく測定することが難しい。
このように、薄片部の厚みが薄くなるにつれ、除去加工の終点の見極めが難しくなってくる。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、薄片部を有する試料を加工する際、薄片部の厚みを精度よく、かつ自動で制御することができる集束イオンビーム装置、それを用いた試料の加工方法、及び集束イオンビームを用いた試料の加工コンピュータプログラムの提供を目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の集束イオンビーム装置は、保護膜が形成された試料であって、該試料に対して集束イオンビームの上流側に前記保護膜が形成された試料前記上流側から、前記集束イオンビームを照射する集束イオンビーム照射機構と、前記集束イオンビームにより前記試料の薄片部となる領域の両側を除去加工し、該集束イオンビームの照射方向と平行な観察面を順次形成して前記薄片部を完成させる加工制御手段と、前記観察面の画像をなす観察面画像を取得する観察面画像生成手段と、を備え、前記加工制御手段は、前記観察面画像における前記保護膜の前記集束イオンビームの照射方向の高さが所定の閾値以下になったときに前記試料の除去加工を終了する。
この集束イオンビーム装置によれば、保護膜が集束イオンビームによって削られて消失する前(又は消失する時)に除去加工を終了するので、薄片部を削り過ぎることがなく、薄片部を目標厚みに精度よく制御することができる。
又、薄片部の厚みを観察面画像の保護膜の高さから簡便に推測するので、後方散乱電子信号の強度変化等によって薄片部の厚みを直接測定する場合に比べ、厚みの測定時間が大幅に減少する。
本発明の集束イオンビーム装置は、表面に第1保護膜が形成され、該第1保護膜の上に第2保護膜が形成された試料であって、該試料に対して集束イオンビームの上流側に前記第1保護膜及び前記第2保護膜が形成された試料前記上流側から、前記集束イオンビームを照射する集束イオンビーム照射機構と、前記集束イオンビームにより前記試料の薄片部となる領域の両側を除去加工し、該集束イオンビームの照射方向と平行な観察面を順次形成して前記薄片部を完成させる加工制御手段と、前記観察面の画像をなす観察面画像を取得する観察面画像生成手段と、を備え、前記加工制御手段は、前記観察面画像における第2保護膜が消失したときに前記試料の除去加工を終了する。
この集束イオンビーム装置によれば、第2保護膜が消失する時を除去加工の終点とすることで、終点の検出が容易となる。しかも、第2保護膜の下層には第1保護膜が存在するので、第2保護膜が消失する時を除去加工の終点としつつも、薄片部を第1保護膜が保護し、薄片部を削り過ぎることを確実に防止できる。
又、薄片部の厚みを観察面画像の保護膜の高さから簡便に推測するので、後方散乱電子信号の強度変化等によって薄片部の厚みを直接測定する場合に比べ、厚みの測定時間やコンピュータの処理時間が大幅に減少する。
前記加工制御手段は、前記観察面画像における前記保護膜又は前記第2保護膜のコントラストを判定してもよい。
前記護膜又は前記第2保護膜は、カーボンを含んでもよい。
本発明の集束イオンビーム装置を用いた試料の加工方法は、保護膜が形成された試料であって、該試料に対して集束イオンビームの上流側に前記保護膜が形成された試料前記上流側から、前記集束イオンビームを照射し、該集束イオンビームにより前記試料の薄片部となる領域の両側を除去加工し、該集束イオンビームの照射方向と平行な観察面を順次形成して前記薄片部を完成させる加工制御過程と、前記観察面の画像をなす観察面画像を取得する観察面画像生成過程と、を有し、前記加工制御過程において、前記観察面画像における前記保護膜の前記集束イオンビームの照射方向の高さが所定の閾値以下になったときに前記試料の除去加工を終了する。
本発明の集束イオンビーム装置を用いた試料の加工コンピュータプログラムは、保護膜が形成された試料であって、該試料に対して集束イオンビームの上流側に前記保護膜が形成された試料前記上流側から、前記集束イオンビームを照射し、該集束イオンビームにより前記試料の薄片部となる領域の両側を除去加工し、該集束イオンビームの照射方向と平行な観察面を順次形成して前記薄片部を完成させる加工制御過程と、前記観察面の画像をなす観察面画像を取得する観察面画像生成過程と、を有し、前記加工制御過程において、前記観察面画像における前記保護膜の前記集束イオンビームの照射方向の高さが所定の閾値以下になったときに前記試料の除去加工を終了する。


本発明によれば、集束イオンビーム装置を用いて薄片部を有する試料を加工する際、薄片部の厚みを精度よく制御することができる。
本発明の実施形態に係る集束イオンビーム装置の全体構成を示すブロック図である。 試料の除去加工を行う方法を示す図である。 仕上げ加工中の薄片部の断面形状を示す図である。 保護膜の高さhと観察面の削り代Δdとの相関を示す図である。 試料の除去加工の制御のフローを示す図である。 仕上げ加工中の薄片部の断面形状を示す別の図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施形態に係る集束イオンビーム装置100の全体構成を示すブロック図である。図1において、集束イオンビーム装置100は、真空室10と、イオンビーム照射系(特許請求の範囲の「集束イオンビーム照射機構」)20と、電子ビーム照射系(電子ビーム照射機」)30と、アルゴンイオンビーム照射系40と、試料ステージ60と、二次荷電粒子検出器70と、反射電子検出器72と、ガス銃80と、制御部90とを備えている。真空室10の内部は所定の真空度まで減圧され、集束イオンビーム装置100の各構成部分の一部又は全部が真空室10内に配置されている。
又、試料ステージ60は、試料台61を移動可能に支持し、試料台61上には試料2が載置されている。そして、試料ステージ60は、試料台61を5軸で変位させることができる移動機構を有している。この移動機構は、試料台61を水平面に平行で且つ互いに直交するX軸及びY軸と、X軸及びY軸に直交するZ軸とに沿ってそれぞれ移動させるXYZ移動機構60bと、試料台61をZ軸回りに回転させるローテーション機構60cと、試料台61をX軸(又はY軸)回りに回転させるチルト機構60aとを備えている。試料ステージ60は、試料台61を5軸に変位させることで、試料2をイオンビーム20Aの照射位置に移動させる。
制御部90は、中央演算処理装置としてのCPUと、データやプログラムなどを格納する記憶部(RAMおよびROM)93と、外部機器との間で信号の入出力を行う入力ポートおよび出力ポートとを備えるコンピュータで構成することができる。制御部90は、記憶部93に格納されたプログラムに基づいてCPUが各種演算処理を実行し、集束イオンビーム装置100の各構成部分を制御する。そして、制御部90は、イオンビーム(以下、適宜、集束イオンビームを「イオンビーム」と略記する)照射系20、電子ビーム照射系30、アルゴンイオンビーム照射系40、ナノピンセット50、二次荷電粒子検出器70、反射電子検出器72、及び試料ステージ60の制御配線等と電気的に接続されている。
制御部90は、加工制御手段90A、観察面画像生成手段90Bを有する。
また制御部90は、ソフトウェアの指令やオペレータの入力に基づいて試料ステージ60を駆動し、試料2の位置や姿勢を調整して試料2表面へのイオンビーム20Aの照射位置や照射角度を調整できるようになっている。
なお、制御部90には、オペレータの入力指示を取得するキーボード等の入力手段92が接続されている。
加工制御手段90Aは、試料ステージ60、イオン源21及びイオンビーム照射系光学系12を制御してイオンビーム20Aの照射を制御する。具体的には、加工制御手段90Aは、イオン源11から出射されるイオンビーム20Aの出力を制御すると共に、偏向器22bを制御して、イオンビーム20Aの照射条件を制御する。又、加工制御手段90Aは、偏向器22bでイオンビーム20Aを移動させながらイオンビーム20Aを照射して試料2の所定部分を除去加工し、薄片部を形成する。
この除去加工は、例えば図2のように行う。まず、試料2の表面に保護膜3を形成する。保護膜3は薄片部2aとなる領域の上面(図2のハッチング)にのみ形成してもよく、試料2の全面に形成してもよい。そして、試料2(保護膜3)の表面に垂直な方向からイオンビーム20Aを照射し、薄片部2aとなる領域の試料2の両側を深さ方向にトレンチ状(溝状)に除去し、表面から傾斜する斜面4b、4cを形成して薄片部2aの概形を作製する(荒加工)。次に、試料2の表面を傾けて薄片部2aの底辺にイオンビーム20Aを照射して切れ込みを入れる。次に、試料2の表面をもとに戻し、ビーム電流を小さくしたイオンビーム20Aを試料の上方から照射し、イオンビーム20Aの照射方向と平行な観察面2b、2cを順次形成する仕上げ加工を行い、観察面2b、2cの間隔が所定の値tとなったところで加工を終了し、厚みtの薄片部2aが完成する。最後に薄片部2aの両側辺に上方からイオンビーム20Aを照射して切れ込みを入れ、薄片部2aを試料から切り離し、適宜TEM観察等に供する。
なお、仕上げ加工では、例えばまず左側の観察面2bを形成した後、観察面2bと平行に、かつ試料2に対して相対的に図2の右から左にLc方向へイオンビーム20Aを順次ライン走査して移動させ、観察面2cを観察面2b側へ近づけるように順次新たに形成してゆき、観察面2b、2cの間隔が所定の値tとなったところを加工の終点とする。
観察面画像生成手段90Bは、順次形成される各観察面2cの画像を生成する。ここで、本実施形態では、電子ビーム照射機構30から観察面2cに電子ビーム30Aを照射して生じる反射電子を反射電子検出器72で検出する。そして、観察面画像生成手段90Bは、反射電子検出器72の検出したデータに基づき、観察面2cの反射電子像(観察面画像)を生成する。
ここで、反射電子像においては、原子番号が大きいほど、反射電子が多く放出されたことになり、(原子番号×密度)積が大きいほど(重い元素ほど)コントラストが明るくなる。従って、観察面画像におけるコントラストの差から試料2と保護膜3とを区別することができる。なお、反射電子像のコントラストは、像の明るさを段階的に分けて数値化したものである。反射電子像は白黒画像であるから、例えば、白色のグレイスケール値を256、黒色のグレイスケール値を1とするグレイスケール値で規定することができ、各画素が所定のグレイスケール値に対応する。従って、保護膜3に対応するコントラスト(グレイスケール値)の範囲を予め設定しておき、観察面画像において上記範囲のコントラストを有する領域(画素)を取得することで、保護膜3の高さ(試料2の表面に垂直な方向の保護膜3の厚み)を自動的に測定することができる。
又、コントラストの設定は、最初の観察面2cの反射電子像上で、操作者が入力手段92を操作して保護膜3の領域を指定して設定することができる。指定領域が複数の画素を含む場合、その領域のコントラストの決め方は特に限定されず、例えばそれら画素のグレイスケール値の平均値としてもよく、各画素のグレイスケール値のうち最大値を採用してもよい。又、操作者が領域内の一点(一画素)を選択すると、その周囲の所定領域の複数画素を自動的に取得し、コントラストを設定してもよい。
一方、観察面2cの反射電子像を観察せずに、保護膜3のコントラストを初期値として設定してもよい。例えば操作者が入力手段92を操作してグレイスケール値を入力して設定することができる。この場合は、例えば保護膜3の種類(組成)が予めわかっていて、その不純物の反射電子像上のコントラストも既知である場合が相当する。かかる場合は、操作者がグレイスケール値を入力する代わりに、所定の画面上で保護膜3の種類を指定すると、その保護膜3に対応したグレイスケール値が自動的に指定されるようにすることもできる。
反射電子像の代わりにSEM像を用いても、試料2と保護膜3のコントラストが明瞭に区別できる場合には、観察面画像生成手段90Bは反射電子検出器72の代わりに二次荷電粒子検出器70を用いてSEM像を観察面画像として生成すればよい。
又、反射電子像の代わりにSIM像を用いても、試料2と保護膜3のコントラストが明瞭に区別できる場合には、観察面画像生成手段90Bは二次荷電粒子検出器70を用いてSIM像を観察面画像として生成すればよい。二次荷電粒子検出器70は、試料2へイオンビーム20Aが照射された際に、試料2から発生する二次電子を検出する。但し、この場合、SIM像を生成する際には、集束イオンビーム照射機構20を試料2の直上の位置から、観察面2cに対して傾ける必要がある。又、集束イオンビーム照射機構20を傾ける代わりに、第2の集束イオンビーム照射機構をさらに設置し、この第2の集束イオンビーム照射機構を用いてSIM像を生成してもよい。
第2の集束イオンビーム照射機構はガス電界電離イオン源を備えたイオンビーム照射機構であって、例えば、水素、ヘリウム、酸素、窒素、アルゴン、キセノンなどをイオン種として用いると、ビーム径の小さいイオンビームを照射することができるので、分解能の高い観察像を得ることができる。
なお、観察面画像は、制御部90に接続された表示装置(ディスプレイ、特許請求の範囲の「表示手段」)91に出力されると共に、画像データ(ビットマップデータ)として記憶部93に記憶される。
イオンビーム照射系20は、イオンを発生させるイオン源21と、イオン源21から流出したイオンを集束イオンビームに成形するとともに走査させるイオン光学系22とを備えている。イオンビーム鏡筒23を備えたイオンビーム照射系20から、真空室10内の試料ステージ60上の試料2に荷電粒子ビームであるイオンビーム20Aが照射される。このとき、試料2からは二次イオンや二次電子等の二次荷電粒子が発生する。この二次荷電粒子を、二次荷電粒子検出器70で検出して試料2の像が取得される。また、イオンビーム照射系20は、イオンビーム20Aの照射量を増すことで、照射範囲の試料2をエッチング加工(除去加工)する。
イオン光学系22は、例えば、イオンビーム20Aを集束するコンデンサーレンズと、イオンビーム20Aを絞り込む絞りと、イオンビーム20Aの光軸を調整するアライナと、イオンビーム20Aを試料に対して集束する対物レンズと、試料上でイオンビーム20Aを走査する偏向器22bとを備えて構成される。
電子ビーム照射系30は、電子を放出する電子源31と、電子源31から放出された電子を集束させて走査する電子光学系32とを備えている。電子ビーム照射系30から射出される電子ビーム30Aを試料2に照射することによって、試料2から発生した反射電子を反射電子検出器72で検出し、上述のように試料2の反射電子像を取得することができる。
アルゴンイオンビーム照射系40は、アルゴンイオン源41と、アルゴンイオン光学系42と、アルゴンイオンビーム鏡筒43とを備え、さらに、アルゴンイオンビームの照射位置を制御するビーム位置制御手段44を備えている。アルゴンイオンビーム照射系40からは、試料2をクリーニングするためのアルゴンイオンビームが照射される。よって、仕上げ加工のイオンビームとして用いることができる。
ガス銃80は、試料2へエッチングガス等の所定のガスを放出する。ガス銃80からエッチングガスを供給しながら試料2にイオンビーム20Aを照射することで、イオンビーム20Aによる試料のエッチング速度を高めることができる。又、ガス銃80から化合物ガスを供給しながら試料2にイオンビーム20Aを照射することで、イオンビーム20Aの照射領域近傍に局所的なガス成分の析出(デポジション)を行うことができる。
次に、図3〜図5を参照し、本発明の実施形態に係る集束イオンビーム装置100による、除去加工の終点の検出について説明する。まず、図2に示すようにして試料2の観察面2cを形成する。
図3は、仕上げ加工中の薄片部2aを、イオンビーム20Aの照射方向と平行でかつ観察面2cに垂直な面で切断した断面形状を示す。イオンビーム20Aの照射により、初期の観察面2c0から観察面2b側へ横方向(図3の左右方向)にΔdの削り代だけ順次削り、新たな観察面2c(図3の破線)を形成する場合を考える。
上述のように、イオンビーム20Aの横断面方向(図3の左右方向)の強度分布によって、薄片部2a上部の保護膜3が上面及び側面から削られ、保護膜3も高さ方向(図3の上下方向、イオンビーム20Aの照射方向)にΔhだけ減少し、高さhとなる。このことは逆に、Δh(h)とΔdに相関があることを示す。
従って、図4に示すように、h(又はΔh)とΔdとの相関を予め測定しておき、観察面画像から保護膜3の高さhを取得することで、削り代Δd、ひいては薄片部2aの厚みtを推測することができ、除去加工の終点を検出することができる。つまり、仕上げ加工の初期の観察面2c0と観察面2bとの初期の間隔t0を測定しておき、観察面2b側へ近づくように順次新たな観察面2cを形成しながら観察面画像の保護膜3の高さhを取得する。そして、高さhが所定の閾値hxになったときに加工を終了すれば、厚みt=t0−Δdx(但し、Δdxは、hxのときの削り代)により、厚みtの薄片部2aが完成する。例えば、図4の関係の一例として、薄片部2aの厚み50nmのときの保護膜3の高さh=0.2umに対し、薄片部2aの厚み10nmのときの保護膜3の高さh=0umとなることが挙げられる。
これにより、保護膜が集束イオンビームによって削られて消失する前(又は消失する時)に除去加工を終了するので、薄片部を削り過ぎることがなく、薄片部を目標厚みに精度よく制御することができる。
又、薄片部の厚みを観察面画像の保護膜の高さから簡便かつ自動的に推測することもできる。そしてこの場合は、後方散乱電子信号の強度変化等によって薄片部の厚みを直接測定する場合に比べ、厚みの測定時間が大幅に減少すると共に、人手を介さずに自動的に薄片部の厚みを制御することができる。
なお、上記した例では、高さhとΔdとの関係に基づいて閾値hxを判定したが、高さhとtとの関係に基づいて閾値hxを判定してもよい。この場合、t0−t=Δdの関係式を用いる。(t0は、薄片部2aの初期厚み)。以下の例も同様である。
次に、図5を参照し、試料2の除去加工の制御のフローについて説明する。まず、上述のように試料2の荒加工を行い、斜面4b及び対向面2bを形成しておく(図2参照)。次に、仕上げ加工として、加工制御手段90Aは予め観察面2cを形成しておく。
次に、仕上げ加工として、加工制御手段90Aは、試料2をイオンビーム20Aで除去加工して観察面2cを形成する(ステップS2)。ステップS2の動作は、例えば表示装置91上の作業設定画面で、操作者が本装置の処理を行うソフトウェアを起動させることで行うことができる。
観察面画像生成手段90Bは、観察面2bの観察面画像を生成し、記憶部93に登録する(ステップS4)。
次に、加工制御手段90Aは、記憶部93から観察面2cの観察面画像を取得し、保護膜3のコントラストを観察面画像から抽出し、保護膜3の高さを算出する(ステップS6)。保護膜3のコントラスト値(コントラストの範囲でもよい)は例えば記憶部93に予め登録されており、加工制御手段90Aは、観察面画像からこのコントラスト値を持つ画素を抽出し、イオンビームの照射方向にこれら画素が並ぶ高さを算出して保護膜3の厚みとすることができる。
そして、加工制御手段90Aは、ステップS6で算出した保護膜3の高さが、記憶部93に予め登録された保護膜3の高さの閾値hx以下であるか否かを判定する(ステップS8)。ステップS8で「No」であればステップS2へ戻り、次の観察面2cを形成する。具体的には、加工制御手段90Aは上述したように、試料2に対して相対的に図2の右から左にLc方向へイオンビーム20Aを走査し、観察面2b側へ近づけるように新たな観察面2cを形成する。
一方、ステップS8で「Yes」であれば、加工制御手段90Aは、イオンビーム20Aでよる除去加工を終了する(ステップS10)。
なお、閾値hxは、例えば上記したように、目標とする薄片部の厚みt=t0−Δdx(但し、t0は、初期の観察面2c0と観察面2bとの間隔)の関係式から、操作者がΔdxを求め、予め図4に示す保護膜3の高さhとΔdとの相関から高さh、ひいては閾値hxを求める。そして、例えば操作者が入力手段92を操作して閾値hxを入力して設定することができる。なお、hx=h0−hで求められる(h0は、初期の観察面2c0における)。
又、閾値hxは0以上であればよい。閾値hx>0であれば、保護膜がFIBによって削られて消失する前に除去加工を終了するので、薄片部を削り過ぎることがない。又、閾値hx=0であれば、保護膜がFIBによって削られて消失する時に丁度除去加工を終了するので、薄片部を削り過ぎることがない。但し、薄片部を削り過ぎるのを確実に防止するためには、閾値hx>0であるのが好ましい。
次に、図6を参照し、試料2の表面に、第1保護膜3x及び第2保護膜3yをこの順に形成した場合の、集束イオンビーム装置100による除去加工の終点の検出について説明する。図6は、図3に対応する図であり、仕上げ加工中の薄片部2aの断面形状を示す。イオンビーム20Aの照射により、初期の観察面2c0から観察面2b側へ横方向(図6の左右方向)にΔdの削り代だけ順次削り、新たな観察面2c(図6の破線)を形成する場合を考える。
上述のように、イオンビーム20Aの横断面方向(図6の左右方向)の強度分布によって、薄片部2a上部の第2保護膜3yが上面及び側面から削られ、第1保護膜3xが側面から削られる。このため、第2保護膜3yが高さ方向(図6の上下方向、イオンビーム20Aの照射方向)にΔhだけ減少する。このとき、Δh(h)とΔdに相関があることは図3の場合と同様である。従って、図4に示すように、h(又はΔh)とΔdとの相関を予め測定しておき、観察面画像から第2保護膜3yの高さhを取得することで、削り代Δd、ひいては薄片部2aの厚みtを推測することができ、除去加工の終点を検出することができる。
そして、第2保護膜3yが消失する(高さh=0となる)時を除去加工の終点とすることで、例えば第2保護膜3yのコントラストが終点で0になるので終点の検出が容易となる。しかも、第2保護膜3yの下層には第1保護膜3xが存在するので、第2保護膜3yが消失する時を除去加工の終点としつつも、薄片部2aを第1保護膜3xが保護するので、薄片部を削り過ぎることを確実に防止できる。
なお、試料2としては特に制限されないが、例えばシリコン等の半導体、金属や合金が挙げられる。
そして、保護膜がカーボンを含むものであると、反射電子像、SIM像またはSEM像上で、例えばシリコンを主材料とする試料2とのコントラストとの差が大きくなるので好ましい。コントラストが大きいと保護膜の高さを観察像で明確に検出することができる。カーボンを含む保護膜の原料としては、フェナントレンやナフタレンが挙げられる。又、これら保護膜は、例えばイオンビームによる気相成長法(FIB-CVD)、電子ビームによる気相成長法(EB-CVD)を用いて形成することができる。これらの方法によれば、マスクを用いずに、試料2表面の必要な部分のみに保護膜を形成することができる。EB-CVDは、成膜過程で試料にダメージを与えることがないため好ましい。また、FIB-CVDは、EB-CVDよりも成膜速度が速いので好ましい。
又、保護膜として第1保護膜3x及び第2保護膜3yを用いる場合の組み合わせの例としては、第1保護膜3xとしてカーボンとタングステンの混合物の層を用い、第2保護膜3yとして有機化合物を原料とするカーボンの層を用いることが挙げられる。他の組み合わせとしては、第1保護膜3xとしてEB-CVD法によるカーボン単体の層を用い、第2保護膜3yとしてFIB-CVD法によるカーボン単体を用いることが挙げられる。これらの組み合わせは、反射電子像やSIM像上で第1保護膜3xと第2保護膜3yのコントラストとの差が大きくなり、第1保護膜3xと第2保護膜3yとの境界を明確に測定することができるので好ましい。また、試料へのダメージがないEB-CVD膜上にFIB-CVDを成膜すると、FIB-CVDの成膜時の試料へのダメージをEB-CVD膜が緩和し、かつ、FIB-CVDは成膜速度が速いので、効率よく保護膜を形成することができる。また、成膜に用いるビームの加速電圧や電流量を変えることによっても観察像における保護膜のコントラストを大きくすることができる。
本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の思想と範囲に含まれる様々な変形及び均等物に及ぶことはいうまでもない。
2 試料
2a 薄片部
2b、2c 観察面
3 保護膜
3a 第1保護膜
3b 第2保護膜
20 集束イオンビーム照射機構
20A 集束イオンビーム
90 制御部
90A 加工制御手段
90B 観察面画像生成手段
100 集束イオンビーム装置
h 保護膜の集束イオンビームの照射方向の高さ
hx 保護膜の高さの閾値

Claims (6)

  1. 保護膜が形成された試料であって、該試料に対して集束イオンビームの上流側に前記保護膜が形成された試料前記上流側から、前記集束イオンビームを照射する集束イオンビーム照射機構と、
    前記集束イオンビームにより前記試料の薄片部となる領域の両側を除去加工し、該集束イオンビームの照射方向と平行な観察面を順次形成して前記薄片部を完成させる加工制御手段と、
    前記観察面の画像をなす観察面画像を取得する観察面画像生成手段と、
    を備えた集束イオンビーム装置であって、
    前記加工制御手段は、前記観察面画像における前記保護膜の前記集束イオンビームの照射方向の高さが所定の閾値以下になったときに前記試料の除去加工を終了する、集束イオンビーム装置。
  2. 表面に第1保護膜が形成され、該第1保護膜の上に第2保護膜が形成された試料であって、該試料に対して集束イオンビームの上流側に前記第1保護膜及び前記第2保護膜が形成された試料前記上流側から、前記集束イオンビームを照射する集束イオンビーム照射機構と、
    前記集束イオンビームにより前記試料の薄片部となる領域の両側を除去加工し、該集束イオンビームの照射方向と平行な観察面を順次形成して前記薄片部を完成させる加工制御手段と、
    前記観察面の画像をなす観察面画像を取得する観察面画像生成手段と、
    を備えた集束イオンビーム装置であって、
    前記加工制御手段は、前記観察面画像における第2保護膜が消失したときに前記試料の除去加工を終了する、集束イオンビーム装置。
  3. 前記加工制御手段は、前記観察面画像における前記保護膜又は前記第2保護膜のコントラストを判定する請求項1又は2記載の集束イオンビーム装置。
  4. 前記護膜又は前記第2保護膜は、カーボンを含む請求項1〜3のいずれかに記載の集束イオンビーム装置。
  5. 保護膜が形成された試料であって、該試料に対して集束イオンビームの上流側に前記保護膜が形成された試料前記上流側から、前記集束イオンビームを照射し、該集束イオンビームにより前記試料の薄片部となる領域の両側を除去加工し、該集束イオンビームの照射方向と平行な観察面を順次形成して前記薄片部を完成させる加工制御過程と、
    前記観察面の画像をなす観察面画像を取得する観察面画像生成過程と、
    を有し、
    前記加工制御過程において、前記観察面画像における前記保護膜の前記集束イオンビームの照射方向の高さが所定の閾値以下になったときに前記試料の除去加工を終了する、集束イオンビーム装置を用いた試料の加工方法。
  6. 保護膜が形成された試料であって、該試料に対して集束イオンビームの上流側に前記保護膜が形成された試料前記上流側から、前記集束イオンビームを照射し、該集束イオンビームにより前記試料の薄片部となる領域の両側を除去加工し、該集束イオンビームの照射方向と平行な観察面を順次形成して前記薄片部を完成させる加工制御過程と、
    前記観察面の画像をなす観察面画像を取得する観察面画像生成過程と、
    を有し、
    前記加工制御過程において、前記観察面画像における前記保護膜の前記集束イオンビームの照射方向の高さが所定の閾値以下になったときに前記試料の除去加工を終了する、集束イオンビーム装置を用いた試料の加工コンピュータプログラム。
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