JP3741897B2 - 荷電ビーム処理装置およびその方法、半導体の不良解析方法 - Google Patents

荷電ビーム処理装置およびその方法、半導体の不良解析方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体デバイス等の試料における設計不良やプロセス不良等について解析する不良解析、プロセス欠陥等の欠陥修正を行うための荷電ビーム処理装置及びその方法、半導体の不良解析方法並びに試料の真空内評価装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体デバイスは、微細化、多層化が進み、論理も煩雑化しているため、その製造が極めて困難な状況となっている。その結果として、製造プロセス起因の不良や設計不良等の製品不良が多発するため、その不良原因を解析することが重要となってきている。
このように幾つかある不良のうち、例えば配線系不良(ショート、オープン)の解析手法としては、EBテスタ、エミッション顕微鏡、OBIC(Optical Beam Induced Current)やOBIRCH(Optical Beam Induced Resistance CHange)解析、メカニカルプローバなどが用いられ、論理デバッグの手法としては、荷電ビームによる配線修正が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
集束イオンビームや電子ビームなどの荷電ビームによる配線修正では、不良デバイスの不良個所を直接修正する、すなわち配線の切断や接続を行った後、動作確認することで、デバッグが可能となる。しかしながら、微細化が進んだデバイスでは、集束イオンビームの加工位置精度、加工深さ制御の点で、配線修正が極めて困難であり、修正可能な条件(加工場所はパターンが疎の領域、配線層は比較的表面に近い浅い層)が限られるといった課題があった。
また、加工難度の高い荷電ビーム論理デバッグにおいては、荷電ビーム処理の不良が発生する可能性も高く、修正歩留りが低下するという課題があった。
さらに、論理デバッグでは、不良個所を限定しきれないケースもあり、設計者の経験と勘により試行錯誤しながら配線修正を実際に行い、検証することもある。デバッグの結果、やはり不良という結果となった場合、修正プロセスが不良なのか、修正個所が見当違いであったのかの区別が付かず、解析が長期化するという課題があった。
【0004】
本発明の目的は、上記課題を解決すべく、多層化され、しかも狭ピッチ化された配線からなる配線層を有する半導体デバイス等の試料に対して特に下層の配線について不良解析や欠陥修正を可能にした荷電ビーム処理装置およびその方法、半導体の不良解析方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、多層化され、しかも狭ピッチ化された配線からなる配線層を有する半導体デバイス等の試料に対して真空内評価を可能にした試料の真空内評価装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、半導体デバイス等の試料の片面から荷電ビームプロセスを行う際に、もう一方の面からエネルギビーム、もしくはプロービングすることによって、前記荷電ビームによる局所プロセスの処理位置や処理深さを検出(例えばモニタ)することにより、信頼性の高い不良解析を実現することができるようにしたことを特徴とする。
また、本発明は、半導体デバイス等の試料を搭載したステージを設置する試料室と、荷電ビーム源にて発生した荷電ビームを荷電ビーム光学系により集束して試料の一方の面側(例えば配線層側)から照射し、試料に対して加工あるいは成膜等の荷電ビーム処理を行う荷電ビーム処理手段と、レーザ発振源から発生させたレーザビームをレーザ光学系を介して前記試料の他方の面側(例えば基板側)から照射し、前記荷電ビーム処理を検出(観察も含む)する検出手段とを備えることを特徴とする荷電ビーム処理装置である。
【0006】
また、本発明は、前記荷電ビーム処理装置の検出手段には、レーザビームの照射に基づく前記試料の他方の面側からの反射光あるいは散乱光からなる光学像を検出する撮像手段を備えることを特徴とする。
また、本発明は、前記荷電ビーム処理装置の検出手段には、レーザビームの照射に基づく機械式探針により電気信号を検出するプロービング手段を備えることを特徴とする。
また、本発明は、半導体デバイス等の試料を搭載したステージを設置する試料室と、第1の荷電ビーム源にて発生した第1の荷電ビームを第1の荷電ビーム光学系により集束して試料の一方の面側(例えば基板側)から照射し、試料に対して加工あるいは成膜等の荷電ビーム処理を行う荷電ビーム処理手段と、第2の荷電ビーム源にて発生した前記第1の荷電ビームとは異なる第2の荷電ビームを試料の他方の面側(例えば配線層)から照射し、前記荷電ビーム処理を検出(観察も含む)する検出手段とを備えることを特徴とする荷電ビーム処理装置である。
【0007】
また、本発明は、前記荷電ビーム処理装置の検出手段には、第2の荷電ビームの照射に基づく前記試料内の配線の電位分布を例えば2次電子放出率などで検出する電位分布検出手段(荷電粒子検出器等)を備えることを特徴とする。
また、本発明は、前記荷電ビーム処理装置の検出手段には、第2の荷電ビームの照射に基づく機械式探針により電気信号を検出するプロービング手段(電気信号を印加する場合も含む)を備えることを特徴とする。
また、本発明は、半導体デバイス等の試料を搭載したステージを設置する試料室と、荷電ビーム源にて発生した荷電ビームを試料の一方の面側(例えば配線層側)から照射し、試料に対して加工あるいは成膜等の荷電ビーム処理を行う荷電ビーム処理手段と、前記試料から前記荷電ビーム処理を機械式探針により励起される電流や抵抗の変化として現われる電流または電圧変化等を検出するプロービング検出手段とを備えることを特徴とする荷電ビーム処理装置である。
【0008】
また、本発明は、荷電ビーム源にて発生した荷電ビームを荷電ビーム光学系により集束して試料室内に設置された半導体デバイス等の試料の一方の面側(例えば配線層側)から照射し、試料に対して加工あるいは成膜等の荷電ビーム処理を行う荷電ビーム処理工程と、レーザ発振源から発生させたレーザビームをレーザ光学系を介して前記試料の他方の面側(例えば基板側)から照射し、このレーザビームの照射に基づく前記試料の他方の面側からの反射光あるいは散乱光からなる光学像を撮像手段で撮像して前記荷電ビーム処理を検出(観察も含む)する検出工程とを有することを特徴とする荷電ビーム処理方法である。
また、本発明は、荷電ビーム源にて発生した荷電ビームを荷電ビーム光学系により集束して試料室内に設置された半導体デバイス等の試料の一方の面側(例えば配線層側)から局所領域に照射し、試料に対して所望の荷電ビーム処理を行う荷電ビーム処理工程と、レーザ発振源から発生させたレーザビームをレーザ光学系を介して前記試料の他方の面側(例えば基板側)から照射し、このレーザビームの照射に基づく前記試料から得られるレーザ誘起電気信号の変化または電流もしくは電圧の変化を機械式探針により検出して前記荷電ビーム処理を検出(観察も含む)する検出工程とを有することを特徴とする荷電ビーム処理方法である。
【0009】
また、本発明は、第1の荷電ビーム源にて発生した第1の荷電ビームを第1の荷電ビーム光学系により集束して半導体デバイス等の試料の一方の面側(例えば基板側)から局所領域に照射し、試料に対して所望の荷電ビーム処理を行う荷電ビーム処理工程と、第2の荷電ビーム源にて発生した前記第1の荷電ビームとは異なる第2の荷電ビームを試料の他方の面側(例えば配線層側)から照射し、前記試料からの2次荷電粒子信号を検出して荷電ビーム処理を検出(観察も含む)する検出工程とを有することを特徴とする荷電ビーム処理方法である。
また、本発明は、第1の荷電ビーム源にて発生した第1の荷電ビームを第1の荷電ビーム光学系により集束して半導体デバイス等の試料の一方の面側(例えば基板側)から局所領域に照射し、試料に対して所望の荷電ビーム処理を行う荷電ビーム処理工程と、機械式探針により前記試料への電圧印加を行い、第2の荷電ビーム源にて発生した前記第1の荷電ビームとは異なる第2の荷電ビームを試料の他方の面側(例えば配線層側)から照射し、前記試料からの2次荷電粒子信号を検出して荷電ビーム処理を検出(観察も含む)する検出工程とを有することを特徴とする荷電ビーム処理方法である。
【0010】
また、本発明は、荷電ビーム源から発生させた荷電ビームを荷電ビーム光学系で集束し、試料室内に搭載した半導体デバイス等の試料の一方の面側(例えば配線層側)から所望の領域に照射して所望の処理を行う荷電ビーム処理工程と、前記試料から機械式探針により電気信号変化を検出することで、荷電ビーム処理を検出する検出工程とを有することを特徴とする荷電ビーム処理方法である。
また、本発明は、試料室内に設置された半導体デバイスの上面(例えば配線層側)から修正すべき領域、もしくは不良原因を特定するために局所処理を必要とする領域に、集束した荷電ビームを照射して処理を行う荷電ビーム処理工程と、エネルギビームを前記試料の下面側(例えば基板側)から照射して、前記半導体デバイスからの物理信号を検出することにより前記荷電ビーム処理の状態を検出(観察も含む)し、この検出される荷電ビーム処理の状態を基に荷電ビーム処理の条件補正、または半導体デバイスの良否を判定する解析工程とを有することを特徴とする半導体の不良解析方法である。
【0011】
また、本発明は、真空に保持された試料室と、前記試料室に設置しステージと、前記ステージに試料を搭載するための試料ホルダと、前記試料ホルダに搭載された3次元位置決めが可能なマニピュレータとを備えることを特徴とする試料の真空内評価装置である。
また、本発明は、真空に保持された試料室と、前記試料室に設置された、試料を搭載するステージと、前記試料を評価するための3次元位置決めが可能で、かつ、複数のプローブ針を任意に抽出し交換できる接触型探針とを備えることを特徴とする試料の真空内評価装置である。
以上説明したように、前記構成によれば、集束イオンビームや電子ビームなどの荷電ビームによる配線修正や不良解析において、修正プロセスをモニタする手段を搭載することによって、従来困難であった狭ピッチ、深層配線の修正を可能にし、荷電ビーム処理の歩留りを向上できる。
また、前記構成によれば、修正プロセスをモニタすることにより、不良解析の信頼性向上を実現し、手戻りをなくすことで、不良解析のTAT(タクトタイム)を短縮し、半導体の開発及び製造期間の短縮と低コスト化を実現できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明に係る半導体デバイス等の不良解析、欠陥修正等を行うための荷電ビーム処理装置およびその方法、および試料の真空内評価装置の実施の形態について図面を用いて説明する。
近年、半導体デバイスは、微細化、多層化が進み、論理も煩雑化しているため、その製造が極めて困難な状況になっている。その結果として、製造プロセス起因の不良や設計不良等の製品不良が多発するため、その不良原因を解析したり、欠陥を修正したりすることが重要になってきている。即ち、本発明に係る半導体デバイスとしては、製造プロセス起因の不良や設計不良等の製品不良をテスタによる動作試験によって調べることができるようにほぼ製品として完成されたものである。当然、不良箇所がある程度特定可能な半完成品でも適用することは可能である。また、半導体デバイスは、半導体チップの状態でも、半導体ウエハ等の基板の状態でもよい。
【0013】
(実施の形態1)
まず、本発明に係る半導体デバイス等の不良解析、欠陥修正等を行うための荷電ビーム処理装置およびその方法の第1の実施の形態について説明する。図1は、本発明に係る不良解析装置の第1の実施の形態を示す図である。本発明に係る不良解析装置は、液体金属であるGaイオン源や、デュオプラズマイオン源、ガスプラズマイオン源などで構成されたイオン源2およびイオン源2から出射されたイオンビームの電流を制御する電流制御系やイオンビームを集束する光学系やブランキングさせる光学系や偏向させる偏向電極等を含むイオン光学系4を設置し、真空排気装置(図示せず)により真空に保たれたイオンビーム鏡筒1と、試料7から発生する2次電子や2次イオン等の荷電粒子を検出する荷電粒子検出器8、試料7の表面に帯電した電荷を中和もしくは放出させるために電子やイオンといった荷電ビームもしくは表面を励起して導通化させる波長の光を照射する手段で構成された帯電防止手段9、半導体デバイス等の試料7を載置し、XYステージ、XYZステージ等から構成されたステージ6および試料7内の配線に流れる電流等をプロービングして検出ためのメカニカルプローバ20を設置して真空排気される試料室5と、試料7の裏面からレーザ光を照射し、試料の裏面から得られるレーザ顕微鏡像を検出してモニタするためのレーザ発振源11、対物レンズ等から構成された光学系14およびカメラ等の撮像手段13等から構成されるレーザ顕微鏡10と、荷電粒子検出器8で検出される荷電粒子像、メカニカルプローバ20で検出される試料7内の配線に流れる電流等の特性、および撮像手段13で撮像されるレーザ顕微鏡像等を入力してモニタ100上に出力したり、入力された画像や電流等の特性に基いてイオン光学系4やイオン源2を制御する制御装置(制御電源も含む)15およびステージ6を制御するコンピュータ200とで構成される。イオン光学系4は、一例として、引き出し電極、加速電極、アライナ電極、ブランキング電極、スティグマ偏向電極、静電レンズ、制限アパーチャで構成され、制御装置15からの制御に基いて集束と走査、非照射の制御が行われる。当然、制御装置(制御電源も含む)15から得られるイオンビームの偏向量(走査量)や試料7に照射されるイオンビーム電流やイオンビームを整形するアパーチヤの径等のデータがコンピュータ200に入力される。また、ステージ6が位置する座標データもステージ6で計測されてコンピュータ200に入力される。
【0014】
上記構成により、イオンビーム3は、イオンビーム鏡筒1に設けたイオン源2から引き出され、コンピュータ200からの制御指令に基いて制御装置15によって制御されるイオン光学系4により加速及び集束され、偏向制御や、ビームの照射及び非照射の制御(ブランキング)が行われる。イオンビーム3の加速は、通常20kVないし50kV程度、イオンビーム3の電流は、数pAないし数十nAまで様々であるが、この限りではない。イオンビーム3のビーム径は、イオン光学系4により通常数nmから1.0μm程度に集束されるが、用途に応じてビーム径をさらに細く集束しても良いし、拡げても良い。そして、テスタにより動作試験が可能なほぼ完成された半導体デバイス等から形成された試料7は、真空排気装置(図示せず)により真空に保たれた試料室5に設けたステージ6上に搭載される(必要に応じて、試料7は試料ホルダを介してステージ6に搭載しても良い。また、半導体ウエハカセットから自動でステージまで搭載するオートローダを介して導入しても良い。)。次に、イオン光学系4によりイオンビーム3をステージ6に搭載されて位置決めされた試料7に対して走査して、観察、加工、及びデポジションガスと共同して成膜等を行う。ステージ6は、XYステージ、XYZステージ等が用いられる。イオンビーム3を試料7に照射した際、試料7からは2次荷電粒子(2次イオン及び2次電子)等が放出される。荷電粒子検出器8は、試料7から放出される2次荷電粒子を検出し、信号を増幅した後、コンピュータ200に入力する。コンピュータ200は、ステージ6から入力されるステージの座標系(位置座標)と制御装置15から入力されるイオンビームの走査信号と荷電粒子検出器8から入力される2次荷電粒子信号とに基いてSIM(Scanning Ion Microscope)像100aを作成してモニタ100上に出力することによって、観察や加工位置決めなどを行うことができる。加工の位置決めは、例えば、モニタ100の画面上で加工位置を電子ラインや電子枠等で指定することによってコンピュータ200は、それを検出してステージ6等を制御することによってイオンビームの光軸に試料上の加工位置を位置決めすることができる。なお、試料7から放出される2次荷電粒子(2次イオン及び2次電子)は、試料表面の凹凸状態を反映させたものである。
【0015】
また、コンピュータ200は、荷電粒子検出器8から入力される2次荷電粒子信号を元にその信号強度の時間変化をモニタ100上に出力することによって、加工終点(通常加工の終点においては材質が変化することから2次荷電粒子信号においても強度の変化が生じる。)の判定を行うことができる。当然、コンピュータ200において、荷電粒子検出器8から入力される2次荷電粒子信号を元にその信号強度の時間変化を検出することによって、自動的に加工の終点の判定を行うことができる。
試料7の表面(イオンビーム3が照射される面)が電気的に絶縁性である場合、イオンビーム3の照射により表面が帯電することで、イオンビーム3の軌道ずれや試料7の絶縁破壊が発生するため、所望の処理が不可能となる。そこで、電子やイオンといった荷電ビーム、もしくは絶縁物表面を励起して導電化させる波長を有する光(SiO2の場合は紫外光など)を照射する手段で構成される帯電防止手段9を用いることによって、帯電を防止または逃がして絶縁膜上においても所望の処理を可能とする。
【0016】
以上説明した集束イオンビーム装置では、加速したイオンによるスパッタ現象を利用して半導体デバイス(半導体素子)の断面を露出させる加工や、半導体デバイスの配線の欠陥修正や、試料表面の観察及び分析を行うことができる。半導体の断面を露出させる加工の場合、その後SEM観察によって断面の観察及び分析をすることができる。また、イオンビーム加工によるフォトマスクの欠陥修正にも適用することができる。
しかしながら、試料7として半導体デバイスの場合、図2に示すように配線層71が益々多層化され、しかも微細化がはかられることになる。更に、層間絶縁層の表面をCMP(Chemical Mechanical Polishing)等によって平坦化されるため、その下の配線層の位置情報が失われることになる。そのため、多層配線層71における下層配線については半導体デバイスの表面には凹凸として現われず、2次荷電粒子(2次イオン及び2次電子)像として検出することは困難となり、下層配線層の観察もそれに対する加工位置決めも困難となる。なお、モニタ100の画面上にモニタされた2次荷電粒子像100aにおける80は、図2においてイオンビーム3を照射することによって例えば第2層目の配線を露出されるまで加工された穴を示す。
【0017】
そこで、イオンビーム3によるプロセスをモニタするモニタ装置(レーザ顕微鏡等)が必要となる。
次に、このモニタ装置(レーザ顕微鏡等)の一実施例について説明する。まず、モニタ装置でモニタできるように、予め次に説明するように、試料7に対して処理を施しておくことが必要となる。即ち、図2に示すように、半導体デバイスである半導体ウエハあるいは半導体チップで構成された試料7を、配線層71が形成されている面にイオンビーム3が照射できるようにステージ6上に搭載した場合、イオンビーム3の処理をレーザ光12にてモニタするには、予め、レーザ光12が処理すべき配線を検知できる程度に試料7の処理予定位置直下の裏面におけるSi基板73を局所的、あるいは全面的に機械的あるいは機械化学的(CMP(Chemical Mechanical Polishing)法)に研磨して薄片化しておく。
レーザ発振源11として赤色He−Neレーザ(波長633nm)を出射するものを用いてレーザ光12が赤色He−Neレーザ(波長633nm)の場合には、拡散層74のSiを透過しないため、素子分離酸化膜(例えば、LOCOSで材質はSiO2)72まで鏡面研磨することによって、素子分離酸化膜72を通して多層の配線層71における下層の配線のレーザ顕微鏡像を撮像手段13で撮像することが可能となる。
【0018】
一方、レーザ発振源11として1100nm程度ないし1200nm程度以上の赤外波長を有する半導体レーザを用いた場合、1100nm程度ないし1200nm程度以上の赤外波長のレーザ光は、Siを透過するため拡散層74を数μmないし数十μm程度まで残しても、多層の配線層71における下層の配線のレーザ顕微鏡像を撮像手段13で撮像することが可能となる。
次に、レーザ顕微鏡像によるモニタおよび加工位置の設定について説明する。即ち、半導体デバイスのSi等の基板73を局所的若しくは全面的に機械的若しくは機械化学的に研磨して薄肉化し、この薄肉化された基板部73を透過する波長の長い赤色(600nm〜760nm程度)若しくは赤外線(760nm以上)のレーザ光12を、レーザ発振源11から出射させて光学系14を介して試料7の裏面(イオンビーム3を照射する面と反対側)に照射する。光学系14は共焦点顕微鏡の原理を用いており、レーザ光12を集束して試料7の裏面上を走査し、(明視野もしくは暗視野で)試料7からの反射光や散乱光に基づく顕微鏡像をカメラ等の撮像手段13で検出するように構成されている。従って、光学系14によって集束されたレーザビーム12が試料7の裏面上を走査するように照射され、薄肉化された基板73を通して多層配線層71の配線パターン(下層の配線パターンをはっきり表わしたもの)からのレーザ顕微鏡像が光学系14によって得られ、この得られたレーザ顕微鏡像が撮像手段13で撮像され、信号処理回路(図示せず)を介してコンピュータ200に入力される。コンピュータ200は、撮像手段13から入力されたレーザ顕微鏡像100bをモニタ100等に出力させる。このとき、裏面からのレーザ顕微鏡画像100bは、表面からの2次荷電粒子画像100aと比較しやすいように反転させるとよい。逆に表面の2次荷電粒子画像100aを反転させてもよい。
【0019】
試料(対象物)7への焦点合わせは、レーザ光軸方向(Z方向)にステージ6を上下動させるのが最も簡便であるが、光学系14で調整するなどこの限りではない。Z方向の上下動をさせる場合は、イオンビーム3の焦点も若干ずれるため、人手による調整や、Z移動量に応じて自動でイオン光学系4の調整を必要に応じて行う。イオンビーム3の光軸と試料7の交点に、光学系14の終端から試料7に向かうレーザ光12の光軸とを概ね一致させておき(1μm以内が望ましいがこの限りではない)、試料7の上面(図1での)へのイオンビーム3の処理位置(加工位置)を、試料7の下面(図1での)、すなわち裏面へのレーザ光12による光学系14の視野内に入るように配置する。
しかし、例えば、モニタ100画面上における下層の配線に対するイオンビーム3による加工位置の設定は、裏面からのレーザ顕微鏡画像100bに基づくため、予め、コンピュータ200は、2次荷電粒子画像100aとレーザ顕微鏡画像100bとのずれ量(イオンビーム3の光軸とレーザビーム12の光軸とのずれ量)を求めておくか、このずれ量を無くすように共通するステージ6の座標系を補正しておけばよい。これにより、コンピュータ200は、裏面からの配線パターン(特に下層の配線パターンを明確に表わす。)を示すレーザ顕微鏡画像100bに基いて、2次荷電粒子画像100aに対して補正されたイオンビーム3の加工位置(加工領域も含む)を設定することが可能となる。
なお、図1では、レーザ発振源11や光学系10の一部が試料室5の外側に配置しているが、試料室5内に設置することも可能である。
【0020】
更に、図3を用いてイオンビーム3による加工位置のモニタリングについて説明する。図3は、加工序盤と加工終盤とにおいて、加工中の半導体断面と、加工底面から得られるモニタ画像(レーザ顕微鏡像)100bとを対応させて示した図である。イオンビーム3により対象配線に対する穿孔加工位置を確認するために、コンピュータ200によってモニタ100上にレーザ顕微鏡像100bを表示して観察する。このとき、2次荷電粒子像100bで観察される穿孔加工位置の画像をオフセット補正(ずれ補正)してレーザ顕微鏡像100b上に表示してもよい。これによって下層配線パターンに対して表面からの穿孔加工位置が観察されることになる。
さらに、加工序盤において、配線パターン(特に下層の配線パターンを明確に表わす。)を示すレーザ顕微鏡画像100b上に、加工底面を示す画像82が徐々に映し出され、配線の画像83と加工底面の画像82により穿孔加工位置の位置ずれ量等をモニタすることができる。もし、加工中に穴底の位置ずれを確認できた場合には、コンピュータ200は、加工中断指令を制御装置15に出して加工を中断し、2次荷電粒子画像100aに対する逐次加工位置の位置ずれ補正指令を制御装置15に出してイオンビーム3による加工位置の補正を行うことができる。なお、位置ずれ補正指令を、モニタ100の画面上で電子線やカーソル線等を用いることによって作成することもできる。また、コンピュータ200は、画像処理を施すことによって、自動的に位置ずれ補正指令を作成することもできる。
【0021】
ところで、加工途中で、半導体デバイスに対して位置ずれ補正加工ができない場合には、最初から修正し直す必要がある。
また、イオンビーム3がGaイオンビームの場合は、反射率の高いGaが、最上層および層間絶縁膜のSiO2に打ち込まれるため、位置の確認はしやすくなる。
一方、加工中に、コンピュータ200は、例えばステージ6に対して焦点制御信号を出してレーザ光12の焦点を送り込むことによって、撮像手段13で加工底面を示す画像が撮像され、この撮像された画像が入力されて例えばモニタ100によって観察することもできる。この際、ステージ6のZ方向移動をともなう場合は、イオンビームの焦点深度は通常200〜300μmと深いため、焦点ずれに対しては問題ないが、イオンビーム3が位置ずれを生じる可能性があるため、イオンビーム3を一時停止することが望ましい。
そして、加工終盤においては、レーザ顕微鏡像100bとして、イオンビームによる加工底面の画像84も鮮明に確認することができ、加工部の配線画像の変化による終点の観察とコンピュータ200による画像処理に基いて自動的に終点を検出することもできる。なお、終点を観察により認識するときには、終点になった信号をスイッチやキーボード等の入力手段を用いてコンピュータ200に入力する必要がある。
【0022】
以上説明したように、イオンビーム3による特に下層配線の切断加工、および下層配線の他の配線との接続加工を行うことが可能となる。多層の配線層として埋設された所望の配線間の付加配線による接続は、所望の配線をイオンビーム3による穴あけ加工によって露出させ(窓開け加工)、該穴内に金属材料ガス雰囲気によるイオンビームCVDにより金属材料を析出させて配線に接続されたプラグを形成し、これらプラグ同志を最上層絶縁膜上でイオンビームCVDにより繋ぎあわせて行う。これと類似して、イオンビーム3を用いたスパッタリングによる窓開け加工、並びにCVDによるプラグおよび該プラグにつながった最上層の絶縁膜上に局所導電膜形成により、下層にある配線から電極パッドを引き出すことができ、その結果この電極パッドをメカニカルプロービングやEBテスタ用のパッドとして用いることができる。
【0023】
次に、レーザ顕微鏡画像100bを配線切断や窓開け加工の終点検出に用いる実施例について説明する。即ち、コンピュータ200による配線切断の終点制御は、モニタ100に表示されるレーザ顕微鏡画像100bを元に、加工部の配線残膜の画像85が消滅し、加工穴底の画像84が完全に健在化したことを観察し、その時点でイオンビーム3の加工を停止させる信号を入力手段を用いてコンピュータ200に入力し、コンピュータ200は、制御装置15に加工停止指令を出してブランキング電極を作動させてイオンビーム3による加工を停止させることによって行われる。また、コンピュータ200は、撮像手段13で撮像されるレーザ顕微鏡画像100bに対して画像処理を施すことによって加工部の配線残膜の画像85が消滅し、加工穴底の画像84が完全に健在化したことを自動的に検出し、この検出された信号に基いて制御装置15に加工停止指令を出してブランキング電極を作動させてイオンビーム3による加工を停止させることもできる。
また、窓開け加工の場合の加工終了の制御(終点制御)は、モニタ100に表示されるレーザ顕微鏡画像100bを元に、加工部の配線の画像85が底面画像84によって消失し始めた時点、あるいは加工部の配線の画像85が消滅した直後を観察し、その時点でイオンビーム3の加工を停止させる信号を入力手段を用いてコンピュータ200に入力し、コンピュータ200は、制御装置15に加工停止指令を出してブランキング電極を作動させてイオンビーム3による加工を停止(終了)させることによって行われる。また、コンピュータ200は、撮像手段13で撮像されるレーザ顕微鏡画像100bに対して画像処理を施すことによって加工部の配線の画像85が底面画像84によって消失し始めた時点、あるいは加工部の配線の画像85が消滅した直後を自動的に検出し、この検出された信号に基いて制御装置15に加工停止指令を出してブランキング電極を作動させてイオンビーム3による加工を停止(終了)させることもできる。
【0024】
配線の画像85が消滅した直後を加工終了とした場合、配線が切断されてしまうが、配線の断面が露出されているので、窓開け加工穴内にこの配線の断面と接続するようにイオンビームCVDによって金属膜を成膜することができ(金属ガスとイオンビームによる成膜では、通常、加工穴底と比較して加工穴側壁の方が成膜速度が速い。)、その結果切断された配線に接続されたプラグを形成することができる。
次に、メカニカルプローバ20を用いて加工終点判定を行う実施例について説明する。即ち、図1に示したように試料室5内にメカニカルプローバ20を設置し、配線へのメカニカルプロービングにより、配線に流れるイオンビーム3の電流を計測し、コンピュータ200はこの計測された電流に基いて加工終点を判定することができる。例えば、イオンビーム3による電流が顕著に流入し始めた時点を窓開け加工の終点として判定する。メカニカルプローバ20は、XYZ駆動機構を有し、ステージ6上に搭載するのが望ましいが、この限りではない。ところで、配線へのメカニカルプロービングは、メカニカルプローバ20による試料7上の所望の電極90や、イオンビーム3を用いた加工で予め露出させた配線パターンに接触させて行われる。このとき、イオンビーム3を照射し、荷電粒子検出器8で検出される2次荷電粒子像に元づく、メカニカルプローブ20と試料7の電極90等のパターン像との相対位置をコンピュータ200によってモニタ100に表示することによって観察することができ、その結果メカニカルプローブ20の位置決めが可能となる。
【0025】
以上説明した実施の形態によれば、狭ピッチ化による加工サイズの縮小と配線の深層化に対応させることができる。また、裏面からのレーザ顕微鏡像によるモニタリングによって、加工穴底の位置ずれや隣接配線との短絡等の情報が得られ、修正加工の良否をその場で判定することができる。また、コンピュータ200において、荷電粒子検出器8で検出される2次荷電粒子信号の変化に基いて判定できる終点信号の補助として、レーザビーム12によるレーザ顕微鏡画像を併用すれば、終点の判定について信頼性を向上させることができる。なお、発光分光器(図示せず)を設置し、該発光分光器によってレーザによる発光分光を捉えることによって、コンピュータ200は、イオンビーム3の照射状況をモニタすることも可能である。
また、以上では、試料7が半導体デバイスで、配線層が形成されている面にイオンビーム3を照射するように試料7をステージ6に搭載した場合について説明したが、逆に、拡散層が形成されている面にイオンビーム3を照射するようにステージ6に搭載しても良い。この場合、Si等の基板を通してイオンビーム3による穴開け加工や配線切断加工を施すことができる。
また、以上では、イオンビーム鏡筒1を試料室7の上方に搭載し、ステージ6の下方よりレーザ光12を導入しているが、逆に、ステージ6の上方からレーザ光12を導入し、試料室5の下方にイオンビーム鏡筒1を設置することも可能である。
【0026】
以上説明した装置及び手順で、配線切断および配線間の接続による配線修正や測定用パッドを形成した後、別の装置である、LSIテスタ、EBテスタ、マニュアルプローバ等により論理デバッグを行い、次のロットの設計データや製造プロセスに反映させることで、多層化され、狭ピッチされた配線層を有する半導体デバイスの開発及び製造期間を短縮することができる。
【0027】
次に、配線修正以外の不良解析を同時に行う場合の実施の形態ついて図4を用いて説明する。図4は、本発明に係るレーザ光を用いた不良解析について説明するための図である。図4(a)は、実際の配線欠陥を示す模式図である。メカニカルプローバ20によって、試料7の所望の電極90や、イオンビーム3を用いた加工で予め露出させた配線パターンに接触させる。そこで、Si基板側からレーザビーム12を走査しながら照射すると、基板73を通して配線層71の下層配線に照射することによって、下層の配線材料が励起され、その結果として電流が流れることになる。この電流の変化をメカニカルプローバ20によって検出する。そして、コンピュータ200は、図(b)に示すようなレーザビーム12の2次元の走査を2次元座標とするメカニカルプローバ20によって検出される電流変化に対応したコントラスト画像(レーザビーム走査による電流信号変換画像)95を作成し、モニタ100等に出力して表示することができる。また、レーザビーム12の照射により、下層の配線材料を局所的に温度上昇させることで抵抗を変化させ、その結果として変化した電流・電圧変化をメカニカルプローバ20で検出することによって、コンピュータ200は、図4(b)に示すようなレーザビーム12の2次元の走査を2次元座標とするコントラスト画像を作成してモニタ100上に出力させることができる。このモニタ100に表示された図4(b)に示すコントラスト画像の情報95と、コンピュータ200に対して入力手段(記録媒体、もしくはCADシステムに接続されたネットワーク等)によって入力された図4(c)に示すモニタ100に表示された試料7のCADデータ情報96などと突き合わせて(比較して)解析することによって、配線の異常箇所(断線もしくは断線に近い状態の欠陥箇所や短絡もしくは短絡に近い状態の欠陥箇所)の位置をマウス等を用いて指定することによって特定することができる。なお、コンピュータ200は、図4(b)に示すコントラスト画像の情報95と図4(c)に示す試料7のCADデータ情報96との差画像を抽出し、この抽出された差画像の端部の座標を算出することによって配線の異常箇所の位置情報を自動的に算出することもできる。コンピュータ200は、モニタ100上において指定して特定されたまたは自動的に算出された配線の異常箇所の位置を、荷電粒子検出器8で検出されるイオンビームの座標系に変換することによって、イオン光学系(特に偏向電極)4を制御する制御装置15に対して配線の異常箇所の位置を特定することができる。そして、コンピュータ200からの制御指令に基いて制御装置15によりイオン光学系4を制御してイオンビーム3により配線の欠陥箇所を直接補修(短絡の場合配線切断によって直接補修でき、断線欠陥の場合断線配線同志のプラグを最上層を介して接続して直接補修できる。)するか、あるいは間接的に(他の配線から信号を入力させたり、バイパス付加配線を形成する等の)補修を行う。更に、この補修結果を上記したレーザビーム12を用いた解析方法により検証することができる。このとき、イオンビーム3による加工のin―situモニタとして、メカニカルプローバ20から検出される電流もしくは電圧信号変化を利用しても良い。
【0028】
以上説明した実施の形態によれば、不良解析の試行錯誤に要する時間を短縮でき、製品開発期間及びコストを短縮できる。また、図1では、イオンビーム3が試料7に照射する面からメカニカルプローバ20を接触させるような配置となっているが、試料7の裏面から所望の配線に接触させるようにメカニカルプローバ20を配置し、レーザ顕微鏡像に基いて位置決めを行っても良い。
なお、本実施の形態において、イオンビームを電子ビームに代用しても良い。このとき、電子ビームでは加工ができないため、反応性ガスを電子ビーム照射部に供給して加工を促進するための手段(例えばガスノズル)が必要となる。
【0029】
(実施の形態2)
本発明に係る半導体デバイス等の不良解析、欠陥修正等を行うための荷電ビーム処理装置およびその方法の第2の実施の形態について説明する。図5は、本発明に係る不良解析装置の第2の実施の形態を示す図である。本第2の実施の形態は、第1の実施の形態のレーザ光学系を電子光学系に置き換えたものにほぼ類似する。まず、イオンビーム鏡筒1を試料室5の下方に配置する。その詳細については、第1の実施の形態と同様である。一方、試料室5の上方には、電子ビーム照射装置(電子顕微鏡、EBテスタ、電子ビームアシストエッチング装置等)を搭載する。イオンビーム照射装置との違いは、電子ビーム鏡筒30内の構成である。電子ビーム鏡筒30内に設置した電子源31から電子ビーム32を放出させ、電子光学系33で集束させ、走査、非照射の制御を行う。電子源31は、熱電子放射型(タングステンヘアピンフィラメントやランタンヘキサボライドポイントカソード)、電界放射型などである。電子ビーム32の加速電圧は、通常数百Vないし数百kV程度、電子ビーム32の電流は、数pAないし数十μAまで様々である。電子ビーム32のビーム径は1nm程度に集束させるが、用途に応じてビーム径を変えても良い。電子光学系33は、一例として、引き出し電極、加速電極、スティグマ偏向コイル、静電レンズ、磁場レンズ等で構成する。制御装置98は、電子光学系(引き出し電極、加速電極、スティグマ偏向コイル、静電レンズ、磁場レンズ等)33や電子源31等を制御すると共にスティグマ偏向コイル等に提供する電子ビームの偏向量、電子ビームの加速電圧、電子ビームの電流、電子ビームのビーム径等のデータをコンピュータ200へ提供するものである。加速電子ビーム照射装置の場合、試料7からの2次イオン放出はほとんどないため、2次電子を荷電粒子検出器34により検出し、コンピュータ200に入力し、コンピュータ200内で、画像処理を行った後、モニタ100に映し出す。表面が絶縁性を有する試料の場合、電子ビーム照射装置では、加速電圧により2次電子放出量が変化することを利用して、入射電子と放出する2次電子の収支がほぼ一致するように加速電圧をおよそ1kV以下に下げて観察することにより、試料7の帯電を抑制する手法がよく採られるが、加速電圧を下げると電子ビームの分解能が下がることは避けられない。従って、高分解能を維持しつつ帯電を防止するため、荷電ビーム、もしくは絶縁物表面を励起して導電化させる波長を有する光(SiO2の場合は紫外光など)を照射する帯電防止手段9を必要に応じて搭載する。図5は、試料7(半導体)の裏面すなわち拡散層の面からイオンビーム3の局所処理を行う場合について示してある。第1の実施の形態と同様、ステージ6に搭載する前に、予め試料7の薄片化等の予備処理を行うことによって、イオンビーム加工時間を短縮することができる。
【0030】
以下は、例えば、イオンビーム3の処理が、試料7の対象配線への穿孔加工106であった場合について説明する。図6は、第2の実施の形態において電子ビームを用いて不良解析をする実施例を説明するための図である。電子ビーム32にて半導体デバイスの試料7の上面を走査すると、配線101、102の電位状態に応じた2次電子放出率の変化が現れ、これを荷電粒子検出器8で検出してコンピュータ200に入力し、コンピュータ200において画像処理することによってモニタ100上に表示することができる。これにより、露出した電極、パシベーション膜104で覆われた配線101、102の電位状態をモニタすることができる。必要に応じてCADデータをコンピュータ200に取り込み、画面上で比較することも可能である。例えば下層の対象配線103へのイオンビーム3のプロセスをモニタするために、例えば下層の対象配線103と導通のある配線101、102等、前記プロセスにより信号の変化が得られる箇所を含む領域105を電子ビーム32で走査する。例えば、イオンビーム3で穴開け加工106を施して配線103を切断する際、この配線に繋がる試料7の上面に近い配線101、102を電子ビーム32により観察すると切断加工前の電子ビーム像110が得られる。イオンビーム3への加工が進み、配線103に到達するとイオンビーム3の電流が配線103へと流れ込み、対象配線部分の電子ビーム像が変化することになる。ここで、少なくともイオンビーム3が対象配線103を含む領域105を加工していることが確認できる。さらに加工が進み配線が切断されると、再度電子ビーム像120として電子ビーム像の変化を確認でき、この後、入力手段(図示せず)等を用いてコンピュータ200に入力することによってコンピュータ200から制御装置15に加工停止指令信号を入力させてイオンビーム加工を停止することができる。この切断加工が隣接配線へショートしていないことをモニタしたい場合には、はじめの電子ビーム32の照射領域の設定において、隣接配線に関与する電子ビーム画像が得られるように、例えばモニタ画面上において電子線やカーソル線等を用いて観察領域を指定することによってコンピュータ200に対して電子線による観察領域を設定しておけばよい。コンピュータ200は、この設定された電子線による観察領域に関するデータを制御装置98に提供することによって電子光学系33の偏向電極(図示せず)またはステージ6を制御することによって設定された観察領域における電子ビーム像が荷電粒子検出器34によって検出されて得られることになる。この電子ビーム像において画像変化が見られなければ、ショートがないと確認することができるわけである。このとき、イオンビーム照射中は、配線への帯電の影響によりノイズが発生し、この画像モニタに影響を及ぼす場合もあるが、少なくともイオンビーム3が非照射であればショートモニタを行うことはできるため、間欠的にイオンビームを照射し、この非照射時に電子ビーム画像を取り込むことも有効である。もちろん、加工の終点検出において、電子ビーム画像の変化と、イオンビーム照射による荷電粒子検出器8からの信号変化による判定を併用すれば、信頼性を向上させることができる。
【0031】
また、メカニカルプローバ20をステージ6に搭載することで、EBテスタとしての機能を拡張することができる。所望の電極パッド90や、イオンビーム処理(イオンビームCVD)等により予め下層配線から電極パッドを引き出し、これらにメカニカルプローバ20を用いてプロービングして電圧印加、電流導入を行い、半導体の動作状態を模擬することで、電子ビーム32の走査照射により荷電粒子検出器34で検出される電位コントラスト像をコンピュータ200において得ることも可能となる。
なお、ガスノズル(図示せず)を搭載して、このノズルから反応性ガス供給しながら、電子ビーム32を照射することで加工ツールとしての機能拡張を実現できる。また、反応性ガスの代わりに、金属材料ガスを用いることで電子ビーム32による成膜も可能である。さらに、不良解析の過程において、はじめにEBテスタとしての機能を活用して、不良箇所を絞り込み、これをイオンビーム3や前述したEBによる加工、成膜を駆使して検証する方法も可能である。図2においては、試料7の上面へ、直接メカニカルプローバ20を用いてメカニカルプロービングして、裏面からのイオンビーム3によるプロセスをモニタすることも簡便である。
【0032】
メカニカルプローバ20については、プローブ針の先端の消耗、誤動作による破損が予想され、この場合、試料室内を大気開放する必要が生じ、作業効率を低下させる。その対策として、予備のプローブを試料室5内に設けておき、遠隔動作でプローブ針を交換させる機構により、装置のダウンタイムを低減することができる。この交換機構は、図7に示すようにロボットのようなマニピュレータにより破損したプローブ針を後退させ、新規のプローブ針150をセットする方式や、図8に示すように予め1セットのメカニカルプローバ20に複数本のプローブ針151を円盤152上に放射状にセットし、この円盤152を回転させ、所望のプローブ針のみ接触させる方式等考えられるが、この限りではない。
いずれの実施の形態についても、反応性ガス(例えば塩素、キセノンダイフロライド、ヨウ素、臭素等)を供給する手段を設け、この反応性ガスをノズルを介して試料7上に供給することにより加工速度を増速する、荷電ビームガスアシストエッチング(イオンビームアシストエッチング、電子ビームアシストエッチング)に応用することも可能である。また、前述したようにデポジション用のガス(例えばタングステンヘキサカルボニル、TEOS等)をノズルを介して供給する手段を設け、これを供給することにより、試料7上に所望の導電性膜あるいは絶縁堆積膜を形成する荷電ビームCVDに適用することも可能である。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、集束イオンビームや電子ビームなどの荷電ビームによる配線修正や不良解析において、従来困難であった狭ピッチ、深層配線の修正を可能にし、荷電ビーム処理の歩留りを向上できる効果を奏する。
また、本発明によれば、修正プロセスをモニタすることにより、不良解析の信頼性向上を実現し、手戻りをなくすことで、不良解析のTAT(タクトタイム)を短縮し、半導体の開発及び製造期間の短縮と低コスト化を実現できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体デバイス等の不良解析、欠陥修正等を行うための荷電ビーム処理装置およびその方法の第1の実施の形態を示す図である。
【図2】図1に示す第1の実施の形態を半導体デバイスに適用した場合について説明するための断面図である。
【図3】イオンビームによる加工序盤と加工終盤との各々における加工中の半導体断面と、加工底面からのモニタ画像とを説明するための図である。
【図4】配線の欠陥位置を検出して特定するための実際の配線欠陥の模式図と、レーザビーム走査による電流信号変換画像と、CADデータとを説明するための図である。
【図5】本発明に係る半導体デバイス等の不良解析、欠陥修正等を行うための荷電ビーム処理装置およびその方法の第2の実施の形態を示す図である。
【図6】図5に示す第2の実施の形態を半導体デバイスに適用した場合について説明するための断面斜視図および切断加工前と切断終了時とにおけるモニタ画面表示を示す図である。
【図7】本発明に係るメカニカルプローバの一実施例を示す斜視図である。
【図8】本発明に係るメカニカルプローバの他の一実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…イオンビーム鏡筒、2…イオン源、3…イオンビーム、4…イオン光学系、5…試料室、6…ステージ、7…試料(半導体デバイス)、8…荷電粒子検出器、9…帯電防止手段、10…レーザ顕微鏡、11…レーザ発振源、12…レーザビーム、13…撮像手段、14…光学系、15…制御装置、20…メカニカルプローバ、30…電子ビーム鏡筒、31…電子源31、32…電子ビーム、33…電子光学系、71…配線層、72…素子分離膜、74…拡散層、80…穴、73…Si等の基板、84…加工底穴の画像、85…配線残膜の画像、90…電極、95…レーザビーム走査による電流信号変換画像、96…CADデータ、98…制御装置、100…モニタ、100a…2次荷電粒子画像、100b…レーザ顕微鏡像、101、102、103…配線、106…穴、110…切断加工前の電子ビーム像、120…切断終了後の電子ビーム像、200…コンピュータ。

Claims (12)

  1. 試料を搭載したステージを設置する試料室と、
    荷電ビーム源にて発生した荷電ビームを荷電ビーム光学系により集束して試料の一方の面側から照射し、試料に対して加工成膜又は観察の荷電ビーム処理を行う荷電ビーム処理手段と、
    レーザ発振源から発生させたレーザビームをレーザ光学系を介して前記試料の他方の面側から照射し、前記荷電ビーム処理を検出する検出手段とを備えることを特徴とする荷電ビーム処理装置。
  2. 前記検出手段には、前記レーザビームの照射に基づく前記試料の他方の面側からの反射光あるいは散乱光からなる光学像を検出する撮像手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の荷電ビーム処理装置。
  3. 前記検出手段には、前記レーザビームの照射に基づく電気信号を検出する機械式プロービング手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の荷電ビーム処理装置。
  4. 前記機械式プロービング手段は、3次元駆動機構を有し、前記ステージに搭載して構成することを特徴とする請求項3に記載の荷電ビーム処理装置
  5. 前記機械式プロービング手段は、複数のプローブ針を任意に抽出し交換できる接触型探針を備えて構成することを特徴とする請求項3に記載の荷電ビーム処理装置
  6. 試料を搭載したステージを設置する試料室と、
    第1の荷電ビーム源にて発生した第1の荷電ビームを第1の荷電ビーム光学系により集束して試料の一方の面側から照射し、試料に対して加工成膜又は観察の荷電ビーム処理を行う荷電ビーム処理手段と、
    第2の荷電ビーム源にて発生した前記第1の荷電ビームとは異なる第2の荷電ビームを試料の他方の面側から照射し、前記荷電ビーム処理を検出する検出手段とを備えることを特徴とする荷電ビーム処理装置。
  7. 前記検出手段には、第2の荷電ビームの照射に基づく前記試料の電位分布を検出する電位分布検出手段を備えることを特徴とする請求項に記載の荷電ビーム処理装置。
  8. 荷電ビーム源にて発生した荷電ビームを荷電ビーム光学系により集束して試料室内に設置された試料の一方の面側から照射し、試料に対して加工成膜又は観察の荷電ビーム処理を行う荷電ビーム処理工程と、
    レーザ発振源から発生させたレーザビームをレーザ光学系を介して前記試料の他方の面側から照射し、このレーザビームの照射に基づく前記試料の他方の面側からの反射光あるいは散乱光からなる光学像を撮像手段で撮像して前記荷電ビーム処理を検出する検出工程とを有することを特徴とする荷電ビーム処理方法。
  9. 荷電ビーム源にて発生した荷電ビームを荷電ビーム光学系により集束して試料室内に設置された試料の一方の面側から局所領域に照射し、試料に対して所望の荷電ビーム処理を行う荷電ビーム処理工程と、
    レーザ発振源から発生させたレーザビームをレーザ光学系を介して前記試料の他方の面側から照射し、このレーザビームの照射に基づく前記試料から得られるレーザ誘起電気信号の変化または電流もしくは電圧変化を機械式探針により検出して前記荷電ビーム処理を検出する検出工程とを有することを特徴とする荷電ビーム処理方法。
  10. 第1の荷電ビーム源にて発生した第1の荷電ビームを第1の荷電ビーム光学系により集束して試料の一方の面側から局所領域に照射し、試料に対して所望の荷電ビーム処理を行う荷電ビーム処理工程と、
    第2の荷電ビーム源にて発生した前記第1の荷電ビームとは異なる第2の荷電ビームを試料の他方の面側から照射し、前記試料からの2次荷電粒子信号を検出して荷電ビーム処理を検出する検出工程とを有することを特徴とする荷電ビーム処理方法。
  11. 第1の荷電ビーム源にて発生した第1の荷電ビームを第1の荷電ビーム光学系により集束して試料の一方の面側から局所領域に照射し、試料に対して所望の荷電ビーム処理を行う荷電ビーム処理工程と、
    機械式探針により前記試料への電圧印加を行い、第2の荷電ビーム源にて発生した前記第1の荷電ビームとは異なる第2の荷電ビームを試料の他方の面側から照射し、前記試料からの2次荷電粒子信号を検出して荷電ビーム処理を検出する検出工程とを有することを特徴とする荷電ビーム処理方法。
  12. 試料室内に設置された半導体デバイスの上面側から修正すべき領域、もしくは不良原因を特定するために局所処理を必要とする領域に、集束した荷電ビームを照射して処理を行う荷電ビーム処理工程と、
    エネルギビームを前記試料の下面側から照射して、前記半導体デバイスからの物理信号を検出することにより前記荷電ビーム処理の状態を検出し、この検出される荷電ビーム処理の状態を基に荷電ビーム処理の条件補正、または半導体デバイスの良否を判定する解析工程とを有することを特徴とする半導体の不良解析方法。
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