JP5599051B2 - 3次元像測定装置及び3次元像測定方法 - Google Patents
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Description
3次元像測定装置100は、大別すると、走査型電子顕微鏡に相当する電子顕微鏡部10と、走査型共焦点レーザ顕微鏡に相当するレーザ顕微鏡部20と、電流測定装置に相当する電流測定部30と、コンピュータ40とからなる。
3と、電子ビーム1を偏向して試料200に対して走査する走査コイル14と、電子ビーム1を試料200に集光する対物レンズ(以下、第1の対物レンズ15と称す)と、を備える。また、電子顕微鏡部10は、試料200から放出された二次電子を検出し、当該検出した二次電子の光の強度を示す電気信号を出力する電子検出器16と、電子検出器16からの電気信号を増幅する増幅器(以下、第1の増幅器17aと称す)と、第1の増幅器17aからのアナログ信号をデジタル信号に変換してコンピュータ40に出力するA/D変換回路(以下、第1のA/D変換回路17bと称す)と、を備える。
せる光軸方向移動機構26と、光軸方向移動機構26を駆動させる制御信号を当該光軸方向移動機構26に出力する光軸方向移動制御回路27と、を備える。この光軸方向移動機構26としては、例えば、複数の第2の対物レンズ25を保持し、複数の第2の対物レンズ25のうち一つを選択的に光軸上に配置し得るレボルバが挙げられる。
そして、測定者は、コンピュータ40の入力部41を用いて、試料200の光軸(Z)方向の測定範囲zを入力して設定し(ステップS1)、レーザ顕微鏡部20の光軸方向移動機構26による光軸(Z)方向の1回の移動量Δzを入力して設定する(ステップS2)。
動させる走査信号を当該走査ミラー23に出力し、走査ミラー23により、試料200に対してレーザビーム2を走査する(ステップS5)。
方向移動機構26による各相対距離における各2次元電流像を、記憶部44から読み出し、3次元空間に配置して重ね合わせ(図3(b))、合成像である3次元電流像を構築する(ステップS9、図3(c))。
そして、コンピュータ40の演算部43は、構築した合成像を表示部45に出力して表示することで(ステップS10)、試料200の測定を終了する。
測定部30は、取得した誘起電流を第3の増幅器33aにより増幅し、第3のA/D変換回路33bによりアナログ信号をデジタル信号に変換して、コンピュータ40の演算部43に出力する(ステップS5a)。
そして、コンピュータ40の演算部43は、ステップS9aにより構築した、3次元電流像と3次元光学像とを重ね合わせて合成像を構築する(ステップS9b)。
(各焦点位置に対応する電流値)に基づいて、試料200の2次元電流像を構築する(ステップS6b、図3(a))。また、コンピュータ40の演算部43は、レーザ顕微鏡部20の走査回路24からの走査信号(各焦点位置の情報)及びレーザ顕微鏡部20の光検出器28からの電気信号値(各焦点位置に対応する電気信号値)に基づいて、試料200の2次元光学像を構築する(ステップS6b)。また、コンピュータ40の演算部43は、レーザ顕微鏡部20の走査回路24からの走査信号(各焦点位置の情報)及び電子顕微鏡部10の電子検出器16からの電気信号値(各焦点位置に対応する電気信号値)に基づいて試料200のSEM像を構築する(ステップS6b)。また、コンピュータ40の演算部43は、構築した2次元電流像、2次元光学像及びSEM像を記憶部44に記憶させる。
この場合に、ビームの発生源(光源)は、電子顕微鏡部10であれば、電子銃12であるが、イオン顕微鏡部であれば、イオン銃(イオン源)51である。
54との間に電界をかけて、荷電粒子(ここでは、ガリウムイオン)を引き出し、加速電源55による電圧で荷電粒子を加速させて試料200に衝突させる。
2 レーザビーム
3 同軸
4 イオンビーム
10 電子顕微鏡部
11 ステージ
11a 開口部
12 電子銃
13 集束レンズ
14 走査コイル
15 第1の対物レンズ
16 電子検出器
17a 第1の増幅器
17b 第1のA/D変換回路
18a 鏡筒
18b 試料室
19 石英ガラス板
20 レーザ顕微鏡部
21 レーザ光源
22a ビームスプリッタ
22b 瞳投影レンズ
22c 第1の結像レンズ
22d 1/4波長板
22e 第2の結像レンズ
23 走査ミラー
24 走査回路
25 第2の対物レンズ
25a 瞳
26 光軸方向移動機構
27 光軸方向移動制御回路
28 光検出器
28a ピンホール
29a 第2の増幅器
29b 第2のA/D変換回路
30 電流測定部
31 導電性プローブ
32 マニピュレータ
33a 第3の増幅器
33b 第3のA/D変換回路
40 コンピュータ
41 入力部
42 制御部
43 演算部
44 記憶部
45 表示部
51 イオン銃
52 金属
53 抑制電極
54 引出電極
55 加速電源
100 3次元像測定装置
200 試料
300 解析空間
301 配線
302 ビア
303 コントラスト
Claims (6)
- 測定対象の試料を載置するステージと、
荷電粒子ビームを放出する発生源と、
レーザビームを出射するレーザ光源と、
前記レーザビームを偏向して前記試料に対して走査する走査ミラーと、
前記走査ミラーを駆動させる走査信号を当該走査ミラーに出力する走査回路と、
前記走査されるレーザビームを前記試料に集光する対物レンズと、
前記ステージ又は対物レンズの少なくとも一方を光軸に沿って移動させ、光軸方向における前記試料及び対物レンズ間の相対距離を変化させる光軸方向移動機構と、
前記光軸方向移動機構を駆動させる制御信号を当該光軸方向移動機構に出力する光軸方向移動制御回路と、
前記試料上の任意の位置に接触され、当該試料に照射された前記荷電粒子ビーム及びレーザビームに起因して当該試料に誘起される電流を出力する導電性プローブと、
前記走査回路からの走査信号である前記レーザビームの走査時における当該レーザビームの各焦点位置の情報及び当該各焦点位置に対応する前記導電性プローブからの電流値に基づいて前記試料の2次元の電流像を構築し、前記光軸方向移動機構による各相対距離における各2次元電流像を重ね合わせた合成像である3次元の電流像を構築する演算部と、
を備えることを特徴とする3次元像測定装置。 - 前記請求項1に記載の3次元像測定装置において、
前記演算部が、前記導電性プローブからの電流値のうち光軸に平行な同軸上における前記各相対距離で出力された電流値の差分を算出し、当該算出した差分値及び前記走査回路からの走査信号に基づいて前記試料の2次元の電流像を構築することを特徴とする3次元像測定装置。 - 前記請求項1又は2に記載の3次元像測定装置において、
前記対物レンズの焦点位置に対して共役な位置に配置されたピンホールと、
前記試料で反射されて前記ピンホールを通過したレーザビームを受光し、当該受光したレーザビームの光の強度を示す電気信号を出力する光検出器と、
を備え、
前記演算部が、前記走査回路からの走査信号及び前記光検出器からの電気信号値に基づいて前記試料の2次元の光学像を構築し、前記光軸方向移動機構による各相対距離における各2次元光学像を重ね合わせた合成像である3次元の光学像を構築すると共に、当該3次元光学像を前記3次元電流像に重ね合わせた合成像を構築することを特徴とする3次元像測定装置。 - 前記請求項1乃至3のいずれかに記載の3次元像測定装置において、
前記荷電粒子ビームが電子ビームであり、
前記電子ビームを偏向して前記試料に対して走査する走査コイルと、
前記試料から放出された二次電子を検出し、当該検出した二次電子の光の強度を示す電気信号を出力する電子検出器と、
を備え、
前記走査回路が、前記走査コイルを駆動させる走査信号を当該走査コイルに出力して、前記電子ビーム及びレーザビームを光軸に平行な同軸上で走査し、
前記演算部が、前記走査回路からの走査信号及び前記電子検出器からの電気信号値に基づいて前記試料のSEM像を構築すると共に、当該SEM像を前記3次元電流像に重ね合わせた合成像を構築することを特徴とする3次元像測定装置。 - 試料に対して荷電粒子ビームをスポット照射する第1のステップと、
前記試料に対してレーザビームを走査する第2のステップと、
前記レーザビームの走査時における前記試料に流れる誘起電流を取得する第3のステップと、
前記レーザビームの走査時における当該レーザビームの各焦点位置の情報及び当該各焦点位置に対応する前記誘起電流の電流値に基づいて、前記試料の2次元電流像を構築する第4のステップと、
前記レーザビームの焦点を光軸方向に移動する第5のステップと、
前記第5のステップにより前記レーザビームの焦点を光軸方向に移動したうえで、前記第4のステップにより構築した、前記試料及び対物レンズ間の各相対距離における各2次元電流像を、3次元空間に配置して重ね合わせ、合成像である3次元電流像を構築する第6のステップと、
を含むことを特徴とする3次元像測定方法。 - 試料に対して荷電粒子ビーム及びレーザビームを光軸に平行な同軸上で走査する第1のステップと、
前記レーザビームの走査時における前記試料に流れる誘起電流を取得する第2のステップと、
前記レーザビームの走査時における当該レーザビームの各焦点位置の情報及び当該各焦点位置に対応する前記誘起電流の電流値に基づいて、前記試料の2次元電流像を構築する第3のステップと、
前記レーザビームの焦点を光軸方向に移動する第4のステップと、
前記第4のステップにより前記レーザビームの焦点を光軸方向に移動したうえで、前記第3のステップにより構築した、前記試料及び対物レンズ間の各相対距離における各2次元電流像を、3次元空間に配置して重ね合わせ、合成像である3次元電流像を構築する第5のステップと、
を含むことを特徴とする3次元像測定方法。
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