JPH07171041A - エアーコントロールふとん - Google Patents

エアーコントロールふとん

Info

Publication number
JPH07171041A
JPH07171041A JP5345203A JP34520393A JPH07171041A JP H07171041 A JPH07171041 A JP H07171041A JP 5345203 A JP5345203 A JP 5345203A JP 34520393 A JP34520393 A JP 34520393A JP H07171041 A JPH07171041 A JP H07171041A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cloth
futon
air
ventilation
passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5345203A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2630733B2 (ja
Inventor
Hiroko Suzuki
裕子 鈴木
Emi Suzuki
恵美 鈴木
Yoshio Suzuki
善雄 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP5345203A priority Critical patent/JP2630733B2/ja
Priority to EP94119976A priority patent/EP0659373B1/en
Priority to KR1019940034625A priority patent/KR0141566B1/ko
Priority to DE69410963T priority patent/DE69410963T2/de
Priority to US08/359,069 priority patent/US5596778A/en
Publication of JPH07171041A publication Critical patent/JPH07171041A/ja
Priority to US08/680,609 priority patent/US5655237A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2630733B2 publication Critical patent/JP2630733B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47GHOUSEHOLD OR TABLE EQUIPMENT
    • A47G9/00Bed-covers; Counterpanes; Travelling rugs; Sleeping rugs; Sleeping bags; Pillows
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F7/00Heating or cooling appliances for medical or therapeutic treatment of the human body
    • A61F7/0097Blankets with active heating or cooling sources
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47GHOUSEHOLD OR TABLE EQUIPMENT
    • A47G9/00Bed-covers; Counterpanes; Travelling rugs; Sleeping rugs; Sleeping bags; Pillows
    • A47G9/02Bed linen; Blankets; Counterpanes
    • A47G9/0207Blankets; Duvets
    • A47G9/0215Blankets; Duvets with cooling or heating means
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F7/00Heating or cooling appliances for medical or therapeutic treatment of the human body
    • A61F2007/0059Heating or cooling appliances for medical or therapeutic treatment of the human body with an open fluid circuit
    • A61F2007/006Heating or cooling appliances for medical or therapeutic treatment of the human body with an open fluid circuit of gas

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Bedding Items (AREA)
  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】羽毛ふとんその他、保温材を充填するふとん
(主に掛けふとん)において、温冷風を利用して温度及
び湿度の両面から快適な就寝条件のもとに就寝すること
ができるとともに、ふとんそのものが湿ることがなく、
使用後に一々乾燥する必要がないエアーコントロールふ
とんを得ることを目的とするものである。 【構成】表布1と裏布2の周縁を接合して袋状とし、そ
の内部に羽毛や羊毛、綿などの保温材を充填するふとん
において、裏布に通風布3を接合して、ふとんの裾部か
ら中央部に達する送風通路4を形成する。送風通路4
は、ふとんの裾部に開口するものとし、ここに温冷風を
送風するための送風口7を設ける。送風口から送風通路
に供給された温風が、就寝空間や保温材が充填されてい
るふとん内を通過することによって、低湿度で快適な温
度の就寝空間を作り出すとともに、ふとんそのものを乾
燥させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、表布と裏布の周縁を
接合して袋状としたもの(ふとん側)の内部に、羽毛や
羊毛、綿といった中綿(以下、保温材という)を充填し
たふとんに関し、ふとん内に温風や冷風を送り込んで快
適な就寝環境を作り出すことができるエアーコントロー
ルふとんに係る発明である。
【0002】
【従来の技術】従来は、温度や湿度を調節することがで
きるようなふとんは無く、寒冷地などにおいては電気毛
布やこたつ、あんかなどが用いられるのが普通であっ
た。温風を利用してふとんそのものを温めるものには、
ゴム管よりなる送気管と吸気管を寝床内に配管する思想
(特公昭40─16512)や、塩化ビニール樹脂など
の気密性を有する袋体に温風を供給し加熱する思想(実
公昭43─21375、実公昭43─21378〜21
380)などが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来公知の温風を利用
したふとんは、いずれも加熱のみを考慮したものであっ
て、保温材(中綿)を使用した掛けふとんに応用するこ
とができなかった。例えば塩化ビニール樹脂の袋体より
なるふとんでは、吸湿性がないとともに、羽毛や羊毛と
いった保温材(中綿)を使用した掛けふとんの柔らかな
質感を得ることができない。また、人は就寝中に多量の
水分(汗)を放出するため、寝床の温度だけを高めたの
では、寝床内が自ら放出した水分によって過湿状態とな
り快適に就寝することができない。本発明者らの研究に
よれば、最も快適な就寝条件は寝床の温度が摂氏31度、
湿度35〜45パーセントであることが判明した。このよう
な実情に鑑み、本発明は温風または冷風を利用し、寝心
地のよい保温材を充填したものであって、適温で低湿度
の就寝条件を実現することができるエアーコントロール
ふとんを発明したものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】表布1と裏布2の周縁
を、縫着その他の手段で接合して袋状とし、その内部に
羽毛や羊毛、綿といった保温材5を充填するふとんと
し、ふとんを構成する裏布2の内面又は外面に、通気性
を有する通風布3を接合してふとんの裏面に送風通路4
を形成する。この送風通路4は、ふとんの裾部から中央
部に達するものであって裾部に開口し、ここに温冷風を
送風するための送風口7を設ける。
【0005】通風布3によって形成される送風通路4
は、ふとん裏面の中央部全面に広がる大きなものであっ
てもよいが、適当な温冷風の送風分布となるような通路
に区画するのが好ましい。この送風通路4の区画は、送
風口に連通する足部送風溜41から中央送風通路42と、そ
の左右両側の側部送風通路43,43に分岐させる他、ふと
んの中心部への送風を制限するように左右に分岐させる
ものや、周囲の側部送風通路43から内方の中間送風通路
44へ迂回する中間送風通路44を形成するものとすること
ができる。
【0006】表布1と裏布2及び表布と裏布の間に配置
する二枚の通気性を有する第一通風布3aと第二通風布3b
とで構成し、第一通風布3aと第二通風布3bの二枚の通風
布を接合することによってふとんの裾部から中央部に達
する送風通路4を形成するとともに、表布1、裏布2と
第一通風布3a及び第二通風布3bの周縁を接合し、表布1
と第一通風布3aの間及び第二通風路布32と裏布2の間の
それぞれの空間に羽毛や羊毛、綿などの保温材5を充填
し、ふとん内部に送風通路を形成するものとすることも
できる。
【0007】通風布3によって形成する送風通路は、そ
れぞれ一つの中央送風溜45や側部送風通路43を、接合線
11や12によって細幅に区画することもできる。また、ふ
とんの肩部には、表布1及び裏布2と通風布3とで構成
されるふとんとは独立した肩ふとん13を、裏布2の外表
面に装着しもよい。
【0008】
【作用】図1〜図3に示すように、送風口7から温冷風
送風機10により温冷風を送風通路4に送り込むと、送り
込まれた温冷風は裏布2と通風布3を通過して、矢印で
示すように就寝空間である下方もしくはふとんの保温材
5内に送り込まれ、これが大気中に拡散してゆく。これ
により、就寝空間が適当な温度に加熱または冷却される
とともに、就寝空間や保温材中の水分が蒸散し最適の湿
度、たとえば湿度35〜40パーセントを維持する。
【0009】送風通路を形成する通風布3は、裏布2の
外面あるいは内面のいずれの面に設けるものであっても
よいが、通風布3を裏布2の内面に設けると、裏布2の
肌触りや外観が損なわれないものとなる。そして、ふと
んが立体キルト式の羽毛ふとんであるとき、通風布とし
て羽毛を通さない生地を用い、表布1と通風布3の間に
仕切り布8を設けると、立体キルト式の羽毛ふとんとし
ての機能が損なわれることがない。
【0010】ふとんの裾部から中央部に達する送風通路
4を、中央送風通路42と左右両側の側部送風通路43,43
に分岐させると、送風通路に導入された温冷風がふとん
の全面に均等に供給されることになる。また、送風通路
を左右の側部送風通路44に分岐させたり、側部送風通路
43から中間送風通路44に迂回させたものでは、温風がふ
とんの周囲から包み込むように供給され、生の風が直接
体に当たらず間接的な加熱や乾燥が行われることにな
る。側部送風通路と中央送風溜の間に小さな通気部46を
設けるものでは、寝床内における温冷風の供給分布が体
に掛かる中央部において少なく、就寝者に与える刺激が
少なくなる。
【0011】上部通風布31と下部通風布32の二枚の通風
布で、ふとんの内部に送風通路4を形成するものでは、
温冷風が必ず保温材を通過して寝床内に供給される。ま
た、ふとんの肩部に肩ふとん13を設けるものでは、寝床
内に供給された温冷風が寝床の空間やふとん内を通って
就寝者の口許に流れてくるのが阻止される。送風通路に
温冷風を供給すると、送風通路がトンネルのように膨ら
む傾向が生じる。そこで、一つの通路を接合線によって
細幅に区画するものでは、送風によって膨らむ大きさが
制限され、ふとん全体が必要以上に大きく膨らむことが
ないものとなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明エアーコントロールふとんの実
施例を添付の図面に基づいて説明する。図1ないし図3
は、本発明を立体キルト式の羽毛ふとんに応用した実施
例を示すもので、表布1と裏布2で構成されるふとん
の、裏布2に通風布3を接合して送風通路4を形成す
る。図面中、通風布3によって形成される送風通路4を
実線で、立体キルトを構成する仕切り布8を二点鎖線
で、仕切り布のうち通気性に乏しい生地で作る仕切り布
を点線で示している。
【0013】この実施例では図2、図3に示すように、
裏布2の内面に平面形状が舌片状であり、ふとんの裾部
から中央部に達する通風布3を縫着して、裏布2と通風
布3の間に送風通路4を形成し、送風口7がふとんの裾
部に開口するようにし、この送風口7から温冷風送風機
10によって送風通路4内に温風、冷風を送り込めるよう
にしている。送風通路4に供給する風は、冬季の場合は
温風としてふとん内部及び就寝空間の加熱や除湿を、夏
季の場合は冷風(常温)を供給し、主に除湿を目的とし
て使用する。以下単に温風という場合両者を総称するも
のとする。
【0014】送風通路4に供給された温風は、図1ない
し図3において矢印で示すように、ふとんの下方(就寝
空間)や保温材の充填されているふとん内部に移動し、
就寝空間やふとん内部を温めるとともに、体から発散さ
れる水分を蒸発させ、就寝空間やふとん内部を適度な温
度、湿度に調整する。ふとん内部に移動した温風は、た
だちに大気中に放出されるものもあるが、一部はふとん
内部を移動し、ふとん全体を加熱し、かつ乾燥する機能
を発揮する。図1に示す図示実施例では、ふとん内部に
点線で示すように通気性に乏しい仕切り布を用い、ふと
ん内部における温風の通路を形成し、供給された温風が
ふとんの中央部から周縁部に巡回するようにしている。
このとき、胸や顔に近いふとん肩部(図面の上部)の区
画室には、なるべく温風が供給されないようにし、熱
気、乾燥によって就寝中に息苦しさや口の渇きを覚えな
いように工夫してある。
【0015】図4ないし図5に示す実施例は、接合線
6,6によって送風通路4を中央送風通路42と側部送風
通路43,43に区画し、送風口7から送風通路に供給され
た温風が、足部送風溜41から中央送風通路42と二つの側
部送風通路43,43に供給されるようにしている。この実
施例では、ふとん中央部の全面に、温風がなるべく均等
に供給されることになる。
【0016】立体キルト式の羽毛ふとんにおける仕切り
布8は、ヨーロッパキルトと通称される縦横格子状に配
置されるのが一般的であるが、本発明者らは仕切り布が
比較的細幅であって幅方向に延長され、羽毛が自然に体
型にあった分布を示すもの(体型立体キルトという)や
仕切り布の形状を外方向が下がり、中央部が膨らむキル
ト(立体ドームキルトという)を発明している。本発明
は、これら各種キルトの羽毛ふとんや一般の綿ふとん、
羊毛ふとんに応用されるものである。そして、図1ない
し図3及び図7に示す実施例は、本発明を体型立体ドー
ムキルトに、図4ないし図6に示す実施例はヨーロッパ
キルトの立体ドームキルトに応用した実施例を示してい
る。
【0017】通風布3は、裏布2の外面に縫着するもの
であってもよいが、内面に縫着する方が見栄えがよくな
る。したがって、通風布3を裏布2の内面に縫着し、か
つふとんを立体キルト式の羽毛ふとんとする図示実施例
では、通風布がある範囲における仕切り布8は、表布1
と通風布3の間に形成し、その区画室9内に保温材5と
して羽毛を充填する。
【0018】図8は、図7に示す実施例の分解断面図で
ある。図8に基づいてその製造工程を説明すると、表布
1の下面には立体キルトの仕切り布の一部となり、かつ
仕切り布8もしくは裏布ドッキングテープ82と縫着され
る表布ドッキングテープ81を縫着しておく。通風布3の
上面には仕切り布8を、通風布3の下面には接合線6を
形成するための送風通路区画ドッキングテープ61,61を
縫着しておく。また、裏布2の内面には、仕切り布の一
部となる裏布ドッキングテープ82,82と、接合線6を形
成するための送風通路区画ドッキングテープ62,62を縫
着しておく。
【0019】先ず、通風布3の送風通路区画ドッキング
テープ61と裏布2の送風通路区画ドッキングテープ62を
縫着し、通風布3の周縁部を裏布2の所定位置に縫い合
わせることによって両者を一体化する。続いて、表布ド
ッキングテープ81,81と、仕切り布8及び裏布ドッキン
グテープ82を縫い合わせることによって、表布1と裏布
2もしくは通風布3の間に区画室9を形成する。このと
き、通風布3の周縁部はドッキングテープの一部として
活用することができる。なお、仕切り布を縫着するに際
しては、区画室9に羽毛を充填するための隙間を残して
おく。最終的に表布1と裏布2の周縁を縫着し、区画室
に羽毛を充填して図7のエアーコントロールふとんを完
成する。
【0020】図9ないし図13は、二系統の送風通路を
形成したものであって、体型立体ドームキルトの羽毛ふ
とんに応用した実施例を示すものである。この実施例で
は、就寝者の体に直接掛かることになるふとんの中心部
に、なるべく温風が送風されないものとしている。すな
わち、第一送風口7aに連通する第一送風通路4aと、第二
送風口7bに連通する第二送風通路4bの二系統の送風通路
を備え、第一送風口7aに連通する第一送風通路4aは、第
一足部送風溜41a から中央部の左右両側方に分岐させる
とともに、第二送風口7bに連通する第二送風通路4bは、
第二足部送風溜41b から第一送風通路4aの外周に沿って
略コ字状に形成する。やや大きな面積を占める第一足部
送風溜41a には、通気の抵抗とならないような非常に通
気性の良い生地を用いて送風によって該部分が大きく膨
らまないように、支持布14,14を設けてある。
【0021】図9、図10に示すように、第一送風通路4a
に供給された温風は、白矢印で示すように、ふとん中央
部の左右両側方に分岐された送風通路に直接供給され
る。就寝空間には、大半の温風が第一送風通路4a部分の
裏布2を通過して就寝者の体の側方から供給されるとと
もに、一部の温風は第一送風通路の第一通風布3aを通過
してふとん内部の区画室9内に導入される。この温風
が、ふとん内部の保温材を加熱、乾燥し、かつその一部
はふとんの中心部の上方から就寝空間に間接的に供給さ
れる。一方、第二送風通路4bに供給された温風は黒矢印
で示すように、ふとんの周縁部からふとん内部を通って
緩やかに就寝空間やふとん内部を加熱する。したがっ
て、この実施例では就寝の直前、直後に第一送風通路か
ら送風して速やかに好ましい就寝条件に加熱し、就寝後
には第二送風通路からゆっくりと、やさしい刺激の少な
い状態で温風を供給し、安定した就寝環境を実現するこ
とができるように利用することができる。
【0022】図9に示す実施例のエアーコントロールふ
とんの送風通路は、第一送風通路を形成するための第一
通風布3aと、第二送風通路を形成するための第二通風布
3bを裏布2に縫着することによって作ることができる。
図11は、第一通風布3aの平面図を示すもので、通気性を
有するものであって羽毛を通さない生地を用い、ふとん
の中央部全体を覆う大きさの略長方形とし、第一送風口
7aを裾部分に形成している。第一通風布3aの上面には、
仕切り布8,8(図面上、中央部の仕切り布の記載を省
略してある)を縫着するとともに、下面には支持布14,
14を縫着する。図11において、裏布2と縫着する第一通
風布接合線6aを二点鎖線で示している。この第一通風布
接合線6aの形状からわかるように、裏布2と第一通風布
3aを縫着することによって形成する送風通路は、左右両
側方に分岐するものとしている。その他、図示実施例で
は、制御用のセンサーを投入するためのセンサー袋15を
第一通風布3aに縫着するようにしている。
【0023】図12は、第二通風布3bの平面図を示すもの
で、その全体形状は前記第一送風布3aの外周に沿った大
きさの略コ字状であって、上下二重に形成されるものと
している。第二送風布3bの全周のうち、第一送風布と接
する縁以外の外周縁を二点鎖線で示す第二通風布接合線
6bに沿って縫着しておく。また、上下二重とした第二送
風通路3bの上布及び下布にはそれぞれふとんの側部に位
置する仕切り布8,8を縫着するとともに、裾部には第
二送風口7bを形成している。この第二通風布3bは、第一
通風布3aの外周に沿って配置され第一通風布3aと接する
内周縁が第一通風布と一緒に裏布に縫着されるものであ
る。
【0024】図13は図9に示す実施例の分解断面図であ
り、図13に基づいてその製造工程を説明する。表布1の
下面には立体キルトの仕切り布の一部となり、かつ仕切
り布8と縫着される表布ドッキングテープ81を縫着す
る。一方、第一通風布3aの上面にはふとん中央部の仕切
り布8を、第二通風布3bには上下両布にそれぞれふとん
側部に位置する仕切り布8,8を、また裏布2の上面に
はふとんの側部に位置する仕切り布の裏布ドッキングテ
ープ82を縫着しておく。この状態で、図11の第一通風布
接合線6aに沿って第一通風布3aと裏布2を縫着する。す
なわち、第二通風布と接する部分では、第一通風布3a、
第二通風布3bを一緒に裏布2に縫着し、第一通風布3a,
第二通風布3b及び裏布2の三者を一体化する。このと
き、第二通風布3bの仕切り布8と、裏布ドッキングテー
プ82を縫着しておく。続いて、第一通風布3a及び第二通
風布3bの仕切り布8と、表布1の表布ドッキングテープ
81を縫い合わせてふとん内の仕切り布を完成させるとと
もに、表布1と裏布2の外周縁を縫着し、仕切り布によ
って形成される区画室9に羽毛を充填することによっ
て、図10に示す断面構造を有する羽毛ふとんが完成す
る。
【0025】図14ないし図16は、薄いふとんの裏布2表
面に重合わせて通風布3を配置し、表布1や裏布2を含
むふとん全体を直接縫い合わせて、エアーコントロール
式の肌掛けふとんとした実施例を示すものである。これ
ら実施例では、縫い合わせの線によって自由な送風通路
4を形成することができ、図14に示す実施例では、送風
口7から足部送風溜41に導入された温風が、側部送風通
路43を通ってふとんの胸部へ移動し、これが内方に迂回
して中間送風通路44を通って、ふとんの中央部にある中
央送風溜45に達するようにしている。この実施例では、
主に就寝者の体側から温風が就寝空間に吹き出すことに
なる。
【0026】図16に示す実施例は、送風口7から送風通
路の足部送風溜41に導入された温風が、左右両側の側部
送風通路43,43に分岐されるとともに、通風布の縫い合
わせ線を省略することによって形成される小さな通気部
46,46から、中央送風溜45に温風が供給されるようにし
たものである。導入された温風の流れの量は、通気部45
の大きさによって決定されるため、体に刺激とならず、
かつ好ましい就寝環境が実現できる温風が中央送風溜45
に供給されるように、通気部46の大きさを決定するとよ
い。図14ないし図16に示す肌掛けふとんは、最も簡単に
製造することができるものであり、比較的安価にエアー
コントロールふとんを提供することができることにな
る。
【0027】図14ないし図16に示す肌掛けふとんは、こ
れ自体単独で使用することもできるが、これを普通のふ
とんと組み合わせて使用することもできる。つまり、単
独で使用する場合は通風布3の面を下にするが、他のふ
とんと組み合わせて使用する場合は、図17に示ように表
裏を逆にして通風布3の面を上にし、その上に普通のふ
とんAを被せて使用する。この場合、送風通路4に導入
された温風は、矢印で示すように肌掛けふとんの表布1
裏布2を通過して就寝空間に供給される一方、通風布3
を通過した温風はふとんAを通過して大気中に放出され
る。このとき、温風によってふとんAを温め、かつ乾燥
させる。就寝空間に供給される温風は、肌掛けふとんの
保温材を通過した間接的なものであるため、刺激の少な
いソフトな就寝環境をつくり出すことになる。
【0028】図18ないし図24は、温冷風の送風通路4を
ふとん内部に形成し、供給される温風は、常に上下いず
れかの保温材を通過して就寝空間あるいは大気中に放出
されるようにした実施例を示すもの、すなわち常に図17
に示す状態となるようにしたものである。この実施例に
係るエアーコントロールふとんは、図19,図20に示す表
布1と、図21に示す上部通風布31と、図22に示す下部通
風布32及び図23に示す裏布2の4枚の生地で構成する。
つまり、表布1と裏布2間の間にあって、上部通風布31
と下部通風布32を所定の形状に接合することによって、
ふとん内部に送風通路4が形成されるものである。図示
実施例において、送風通路4は側部送風通路43,43と中
央送風溜45に区画してある。ふとんを構成する表布1、
裏布2、上部通風布31、下部通風布32の4枚の生地はい
ずれも通気性を有し、かつ羽毛を通過さない織り目の生
地を用いる。図24は、図18に示す実施例の分解断面図で
あり、図19から図24に基づいて、その製造工程を説明す
る。
【0029】図19,図20に示すように、表布1の下面に
は所定の配置(図示実施例は、立体体型ドームキルト)
で立体キルトの仕切り布8や表布ドッキングテープ81の
一側縁を縫着する。また、図21に実線で示すように、上
部通風布31の上面には、表布1の仕切り布8や表布ドッ
キングテープ81と対応する位置に上部通風布ドッキング
テープ83,83を縫着するとともに、図22に点線で示すよ
うに下部通風布32の下面には所定の配置(図面上、ふと
んの中央部が格子状であるヨーロッパキルトとしてい
る)で、下部通風布ドッキングテープ84,84の一側縁を
それぞれ縫着しておく。上部通風布31と下部通風布32
は、接合線6に沿って接合することにより、所望形状の
送風通路4を形成するものであって、その縫着線6を、
図21においては点線で、図22においては実線で示してい
る。この実施例に示す送風通路は、送風口7から左右両
側方に分岐するものとしている。なお、下部通風布32の
上面には送風口7からふとんのほぼ中央に達するセンサ
ー袋15を縫着してある。裏布2の上面(内面)には、図
23に実線で示すように、下部通風布32に縫着した下部通
風布ドッキングテープ84,84の位置に対応させて、裏布
ドッキングテープ82の一側縁を縫着している。
【0030】図24に示すように、上部通風布31と下部通
風布32は、接合線6によって縫着して送風通路4を形成
する。続いて、表布1に縫着した仕切り布8や表布ドッ
キングテープ81を、上部通風布31に縫着した上部通風布
ドッキングテープ83,83と縫い合わせるとともに、下部
通風布32に縫着した下部通風布ドッキングテープ84,84
と裏布2に縫着した裏布ドッキングテープ82,82を縫い
合わせる。最終的に、表布1、上部通風布31、下部通風
布32及び裏布2の4枚の布の周囲を一緒に縫い合わせ、
表布1と上部通風布31の間及び下部通風布32と裏布2の
間の区画室に羽毛を充填することによって、図18に示す
ふとん内部に送風通路が形成されたエアーコントロール
ふとんが完成する。
【0031】この、図示実施例では、送風通路4の上方
に体型立体ドームキルトが、送風通路の下方に格子状の
立体キルトが形成される羽毛ふとんとしているが、送風
通路の上方及び下方のいずれにも、同じ態様の体型キル
トあるいは格子状のキルトが形成される羽毛ふとんとす
る他、綿ふとんや羊毛ふとんとすることもできる。要
は、表布と上部通風布の間及び下部通風布と裏布の間に
それぞれ保温材が充填される空間が形成され、上部通風
布31と下部通風布32の間に送風通路4が形成されるもの
であればよい。
【0032】本発明者らの研究の結果、室温が摂氏20度
程度のとき、送風通路4に摂氏28度の温風を連続的に供
給すると、就寝者の体温との関係から就寝空間は摂氏31
度前後、湿度35パーセント前後の理想的な条件で安定す
ることが認められた。ところが、一方で就寝者の頭部付
近を乾燥した空気が充満するため就寝中に喉の渇き、乾
燥感を覚えることがあることも判明した。この問題を解
決するため、図25及び図26に示す実施例ではふとんの裾
部と対向する肩部に、表布1と裏布2及び通風布とで構
成されるふとんとは独立し、ふとん上部のみの小さな肩
ふとん13を裏布2の外表面に縫着し、就寝者の胸、肩部
分を肩ふとん13が覆うようにした。これにより、ふとん
内に投入された温風が、就寝者の頭部周辺に充満するこ
とがなくなり、就寝中の乾燥感、喉の渇きをの問題を解
決することができた。
【0033】図25,図26に示す実施例の肩ふとん13は、
幅方向の全長にわたって裏布2に縫着するものであって
もよいが、幅方向の中央部分のみを縫着しておくように
するのが望ましい。これにより、肩ふとん13は図25にお
いて二点鎖線で示すように、左右両側方を上方にずらせ
て使用し、就寝中に冷えやすい肩部分を周囲から包み込
むように使用することができる。
【0034】送風通路に温風を供給すると、通風布が通
気性を有するものであっても、その内圧によって送風通
路4はトンネルのように膨らむ傾向がある。このとき、
送風通路が大きなものであると、ふとん全体が膨らみ過
ぎて丸まり、使用しにくくなる傾向を生じる。図27ない
し図29に示す実施例では、送風口7に連通する足部送風
溜41から左右両側方に分岐する側部送風通路43及び中央
送風溜45を、接合線11及び12によって細幅側部送風通路
43a ,43b 及び細幅中央送風溜45a ,45b に区画してい
る。細幅中央送風溜45a ,45b には、接合線12に接近し
た位置に形成した通気部46,46から適量の温風が導入さ
れる。これにより、送風通路の膨らみは小さな断面形状
の送風通路の膨らみに制限され、ふとん全体の膨らみを
比較的小さなものとすることができる。図28は、ふとん
の裏布2に形成した側部送風通路及び中央送風溜を接合
線11,12によって細幅側部送風通路43a ,43b 及び細幅
中央送風溜45a ,45b に区画した実施例を、図29は、ふ
とん内部に形成した側部送風通路及び中央送風溜を細幅
側部送風通路43a ,43b 及び細幅中央送風溜45a ,45b
に区画した実施例を示している。
【0035】送風通路に温風を供給するための送風口7
は、必ずしもふとん裾部の中心部分に設ける必要はな
い。図30は、送風口7をふとん裾部の左右両側に開口さ
せた実施例を示している。この実施例では、右側縁部に
送風口を開口させたふとんと、左側縁部に送風口を開口
させたふとんとを一対とし、並べて延べた二組のふとん
に一つの温冷風送風機10から温風を送風できるようにし
ている。
【0036】
【発明の効果】請求項1記載の本発明エアーコントロー
ルふとんによれば、ふとんの裏布部分に形成した送風通
路に温冷風を供給することによって、寝床の就寝空間を
快適な温度に調整するとともに、供給された温冷風がふ
とん内を通過して大気中に放出される際に水分を除去す
る。したがって、冬季には温風を、夏季には冷風(室温
の風)を供給することにより、低湿度で適温の理想的な
就寝環境をつくり出すことができる効果を有する。ま
た、ふとんそのものを乾燥させるため、従来のように使
用後にふとんを乾燥させる必要がない。
【0037】請求項2記載の発明によれば、ふとん外部
には通風布が現れず見栄えのよいものとすることができ
る。
【0038】請求項3記載の発明によれば、ふとん全体
になるべく均等に温風を供給し、むらのない温度、湿度
の調整を行うことができる。
【0039】請求項4記載の発明によれば、第一送風通
路と第二送風通路に供給する送風を切り換えることによ
り、就寝直前、直後には急速に最適の就寝環境とすると
ともに、就寝中にはなるべく刺激のない安定した間接的
な送風条件となるように選択的な制御を行うことができ
る。
【0040】請求項5及び6記載の発明によれば、温風
はなるべく就寝者の足元や両側から供給され、胸元など
に供給される温風が少ないものとなる。これにより、就
寝者に与える刺激が少なくなり、ソフトでおだやかな就
寝環境をつくり出すことができる。
【0041】請求項7記載の発明によれば、送風通路が
ふとんの内部に形成され、供給された温風は必ず保温材
を通過して間接的に就寝空間に供給され、就寝者に生の
風が供給されることがないため、より刺激が少なく安定
したおだやかな就寝環境をつくり出すことができる。
【0042】請求項8記載の発明によれば、供給された
温風が就寝者の口許に排出されることがなく、就寝中に
口の渇きや息苦しさを覚えることがないものとすること
ができる。
【0043】請求項9記載の発明によれば、送風によっ
て送風通路が膨らみ、ふとん全体が膨らみ過ぎて使用し
にくくなることを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示す平面図、
【図2】図1に示す実施例の中央横断面図、
【図3】図1に示す実施例の中央縦断面図、
【図4】本発明の第二の実施例を示す平面図、
【図5】図4に示す実施例の中央横断面図、
【図6】図4に示す実施例の中央縦断面図、
【図7】図4に示す第二の実施例を体型立体キルトの羽
毛ふとんに応用した実施例を示す平面図、
【図8】図7に示す実施例の分解断面図、
【図9】本発明の第三の実施例を示す平面図、
【図10】図9に示す実施例の中央横断面図、
【図11】図9に示す実施例の第一通風布の平面図、
【図12】図9に示す実施例の第二通風布の平面図、
【図13】図9に示す実施例の分解断面図、
【図14】本発明の第四の実施例を示す平面図、
【図15】図14に示す実施例の中央横断面図、
【図16】本発明の第五の実施例を示す平面図、
【図17】図16に示す実施例のふとんの使用状態の一
例を示す中央横断面図、
【図18】本発明の第六の実施例を示す中央横断面図、
【図19】図18に示す実施例の表布を裏面から見た平
面図、
【図20】図18に示す実施例の表布の正面図、
【図21】図18に示す実施例の上部通風布の平面図、
【図22】図18に示す実施例の下部通風布の平面図、
【図23】図18に示す実施例の裏布の平面図、
【図24】図18に示す実施例の分解断面図、
【図25】肩ふとんを装着した本発明の第七の実施例を
示す平面図、
【図26】図25に示す実施例の中央縦断面図、
【図27】一つの送風通路を区画した本発明の第八の実
施例を示す平面図、
【図28】図27に示す実施例の中央横断面図、
【図29】図27に示す実施例と同じであって、送風通
路をふとん内部に形成した実施例を示す中央横断面図、
【図30】送風通路への送風口をふとん裾部の左右両側
縁に設け、一つの温冷風送風機によって二組のふとんに
温風を送風する使用状態の一例を示す平面図。
【符号の説明】
1…表布、 2…裏布、3…通風布、 3a…第一通風
布、 3b…第二通風布、31…上部通風布、 32…下部通
風布、 4…送風通路、 4a…第一送風通路、4b…第二
送風通路、 41…足部送風溜、 41a …第一足部送風
溜、 41b …第二足部送風溜、 42…中央送風通路、
43…側部送風通路、 43a,43b …細幅側部送風通路、
45a,45b …細幅中央送風通路、 44…中間送風通路、
45…中央送風溜、 46…通気部、 5…保温材、 6…
接合線、 6a…第一通風布接合線、 6b…第二通風布接
合線、 61,62…送風通路区画ドッキングテープ、 7
…送風口、 7a…第一送風口、 7b…第二送風口、 8
…仕切り布、 81…表布ドッキングテープ、 82…裏布
ドッキングテープ、 83…上部通風布ドッキングテー
プ、 84…下部通風布ドッキングテープ、 9…区画
室、 10…温冷風送風機、 11,12…接合線、 13…肩
ふとん、 14…支持布、 15…センサー袋。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 恵美 大阪府豊中市刀根山6丁目11番32号 (72)発明者 鈴木 善雄 大阪府豊中市刀根山6丁目11番32号

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表布1と裏布2の周縁を接合して袋状と
    し、その内部に羽毛や羊毛、綿などの保温材5を充填す
    るふとんにおいて、通気性を有する通風布3を裏布2に
    接合して、ふとんの裾部から中央部に達する送風通路4
    を形成し、この送風通路はふとんの裾部に開口するもの
    とし、ここに温冷風を送風するための送風口7を設けた
    ことを特徴とするエアーコントロールふとん。
  2. 【請求項2】ふとんは、その内部を仕切り布8によって
    複数の区画室に区画してその内部に羽毛を充填する立体
    キルト式の羽毛ふとんとし、送風通路4を形成する通風
    布3は羽毛を通さない生地を用いてふとん内に面する裏
    布2の内面に接合し、通風布3が接合される範囲におけ
    る仕切り布8は、表布1と通風布3との間に形成してな
    る請求項1記載のエアーコントロールふとん。
  3. 【請求項3】ふとんの中央部に達する送風通路4は、送
    風口7に連通する足部送風溜41から中心部の中央送風通
    路42と、その左右両側の側部送風通路43,43とに分岐さ
    せてなる請求項1記載のエアーコントロールふとん。
  4. 【請求項4】ふとんの中央部に達する送風通路は、第一
    送風口7aに連通する第一足部送風溜41a から左右両側方
    に分岐する第一送風通路4aと、第二送風口7bに連通し、
    前記第一送風通路4aの外周縁に沿って配置する第二送風
    通路4bとで構成してなる請求項1記載のエアーコントロ
    ールふとん。
  5. 【請求項5】ふとんの中央部に達する送風通路4は、送
    風口7に連通する足部送風溜41からふとんの胸方向に送
    風される左右両側の側部送風通路43を形成し、この側部
    送風通路43を内方に迂回させてふとんの胸部から裾部方
    向に送風される中間送風通路44を形成するとともに、中
    間送風通路44をふとんの中心部にある中央送風溜45に連
    通させてなる請求項1記載のエアーコントロールふと
    ん。
  6. 【請求項6】ふとんの中央部に達する送風通路4は、送
    風口7に連通する足部送風溜41から左右両側の側部送風
    通路43,43と独立した中央送風溜45を形成し、中央送風
    溜45には足部送風溜41もしくは側部送風通路43に連通す
    る小さな通気部46を設けてなる請求項1記載のエアーコ
    ントロールふとん。
  7. 【請求項7】表布1と裏布2及び表布と裏布の間に配置
    し通気性を有する布地よりなる上部通風布31と下部通風
    布32とで構成し、上部通風布31と下部通風布32の二枚の
    通風布を接合することによってふとんの裾部から中央部
    に達する送風通路4を形成するとともに、表布1と裏布
    2及び上部通風布31と下部通風布32の周縁を接合し、表
    布1と上部通風布31の間及び下部通風布32と裏布2の間
    のそれぞれの空間に羽毛や羊毛、綿などの保温材5を充
    填し、上部通風布31と下部通風布32の間に形成される送
    風通路4はふとんの裾部に開口するものとし、ここに温
    冷風を送風するための送風口7を設けたことを特徴とす
    るエアーコントロールふとん。
  8. 【請求項8】ふとんの裾部と対向する肩部には、表布1
    と裏布2及び通風布3とで構成されるふとんとは独立し
    た肩ふとん13を、裏布2の外表面に装着してなる請求項
    1または請求項7記載のエアーコントロールふとん。
  9. 【請求項9】送風布によって形成する送風通路は、送風
    口7に連通する足部送風溜41から中心部の中央送風通路
    もしくは中央送風溜45と、その左右両側の側部送風通路
    43,43とに分岐させるとともに、中央送風通路もしくは
    中央送風溜45及び側部送風通路43,43をそれぞれ接合線
    11及び12により細幅中央送風通路もしくは細幅中央送風
    溜45a,45b 及び細幅側部送風通路43a,43b に区画してな
    る請求項1または請求項7記載のエアーコントロールふ
    とん。
JP5345203A 1993-12-20 1993-12-20 エアーコントロールふとん Expired - Fee Related JP2630733B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5345203A JP2630733B2 (ja) 1993-12-20 1993-12-20 エアーコントロールふとん
EP94119976A EP0659373B1 (en) 1993-12-20 1994-12-16 Air controlled comforter
KR1019940034625A KR0141566B1 (ko) 1993-12-20 1994-12-16 공기조절이불
DE69410963T DE69410963T2 (de) 1993-12-20 1994-12-16 Klimageregelte Bettdecke
US08/359,069 US5596778A (en) 1993-12-20 1994-12-19 Air controlled comforter
US08/680,609 US5655237A (en) 1993-12-20 1996-07-16 Air controlled comforter

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5345203A JP2630733B2 (ja) 1993-12-20 1993-12-20 エアーコントロールふとん

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07171041A true JPH07171041A (ja) 1995-07-11
JP2630733B2 JP2630733B2 (ja) 1997-07-16

Family

ID=18375000

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5345203A Expired - Fee Related JP2630733B2 (ja) 1993-12-20 1993-12-20 エアーコントロールふとん

Country Status (5)

Country Link
US (2) US5596778A (ja)
EP (1) EP0659373B1 (ja)
JP (1) JP2630733B2 (ja)
KR (1) KR0141566B1 (ja)
DE (1) DE69410963T2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002062185A1 (en) * 2001-02-08 2002-08-15 Acrobio Technology Co., Ltd. Heat exchanging system
JP2005003241A (ja) * 2003-06-10 2005-01-06 Sanyo Electric Co Ltd 布団送風機
JP2005137869A (ja) * 2003-11-07 2005-06-02 Yoshio Suzuki 褥瘡治療用の「体圧分散マツト」
JP2005168621A (ja) * 2003-12-09 2005-06-30 Sanyo Electric Co Ltd エアーコントロールふとん
JP2020075047A (ja) * 2018-11-09 2020-05-21 株式会社エアウィーヴ 掛布団

Families Citing this family (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9610233D0 (en) * 1996-05-16 1996-07-24 Kci Medical Ltd Mattress cooling system
US6176870B1 (en) 1997-08-13 2001-01-23 Augustine Medical, Inc. Inflatable thermal blanket with surgical access for use with patients in the lithotomy position
US5824025A (en) * 1997-08-20 1998-10-20 Augustine Medical, Inc. System for convective warming of a patient during cardiac surgery
US6102936A (en) * 1998-07-21 2000-08-15 Augustine Medical, Inc. Inflatable thermal pad with drainage
JP3875839B2 (ja) 1998-11-06 2007-01-31 ケーシーアイ ライセンシング インコーポレイテッド 患者冷却用の覆
US7555792B2 (en) * 1998-11-06 2009-07-07 Kci Licensing, Inc. Patient cooling enclosure
US6171333B1 (en) * 1999-04-29 2001-01-09 Merle D. Nelson Heating and cooling comforter
US6363551B1 (en) * 1999-12-13 2002-04-02 Mark A. Flores Air-flow containment and distribution assembly
WO2001084989A1 (de) 2000-05-11 2001-11-15 Empa Eidgenoessische Materialpruefungs- Und Forschungsanstalt Flächige wärmeisoliereinrichtung, insbesondere für den menschlichen körper
US6487739B1 (en) * 2000-06-01 2002-12-03 Crown Therapeutics, Inc. Moisture drying mattress with separate zone controls
KR100377326B1 (ko) * 2001-03-29 2003-03-26 함의신 멀티셀튜브 및 그 제조방법
CH693401A5 (de) * 2002-04-02 2003-07-31 Schoeller Textil Ag Wärme und Feuchte regulierende Bettware.
US6709447B1 (en) * 2002-11-20 2004-03-23 Adroit Development, Inc. Inflatable thermal blanket
AU2002953185A0 (en) * 2002-12-09 2002-12-19 Colin Dunlop Patient warming system
US7291163B2 (en) * 2003-11-14 2007-11-06 Adroit Development, Inc. Inflatable thermal blanket having air flow channels for directing a conditioned gas
US8470012B2 (en) 2004-09-08 2013-06-25 Arizant Healthcare Inc. Inflatable convective pad for surgery
DE202006017369U1 (de) * 2006-11-13 2007-01-25 Moeck, Lidia Wärmedecke mit Sensoren
US7918103B1 (en) 2006-12-07 2011-04-05 Hugh Purvis Air flow comfort system
US7707840B1 (en) 2009-06-10 2010-05-04 Flores Mark A Portable air-conditioning unit
EP2702966B1 (en) * 2008-04-15 2019-07-17 Hill-Rom Services, Inc. Microclimate management system
DE102009005783B4 (de) 2009-01-22 2011-07-28 Krämer, Pascal, 32130 Verfahren zur Herstellung eines Kassettensteppbettes und Kassettensteppbett
US8177828B2 (en) * 2009-07-27 2012-05-15 Arizant Healthcare Inc. Underbody convective warming blanket constructions
US20110072591A1 (en) * 2009-09-25 2011-03-31 Hollander Home Fashions Corp. Mattress pad with latex liner
US20110094029A1 (en) * 2009-10-26 2011-04-28 Michael Johnson Comforter With Low Heat Retention Characteristic And Method Of Making
RU2600306C2 (ru) * 2011-05-23 2016-10-20 Конинклейке Филипс Н.В. Многозональная матрасная опора с управляемой температурой
US9131781B2 (en) 2012-12-27 2015-09-15 Select Comfort Corporation Distribution pad for a temperature control system
CH713465B1 (de) 2017-07-18 2018-08-15 Sigl Kurt Vorrichtung zur Schaffung eines klimatisierten Hohlraums zwischen Matratze und Bettdecke eines Betts und deren Verwendung.
CN110333678A (zh) * 2019-07-11 2019-10-15 南京林业大学 一种儿童防踢被装置及其控制系统
CN111281644B (zh) * 2020-03-09 2022-02-11 中国人民解放军陆军特色医学中心 一种多功能太阳能防撞复温毯

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH149244A (de) * 1930-05-26 1931-08-31 August Popp Karl Heissluftmatte.
US2093834A (en) * 1934-04-30 1937-09-21 Gen Motors Corp Refrigerating apparatus
US2110022A (en) * 1935-07-15 1938-03-01 Internat Engineering Corp Cover
US2601189A (en) * 1949-08-22 1952-06-17 Theodore Backer Air comforter bed covering
US2711546A (en) * 1952-11-15 1955-06-28 Lewis F Schleifer Convertible comforter-blanket
US2708235A (en) * 1954-07-26 1955-05-10 Kaplan Julius Electrically heated comforter
US3839756A (en) * 1973-02-02 1974-10-08 Atlantic Prod Corp Sleeping bag design
US3951127A (en) * 1973-06-28 1976-04-20 Kay Laboratories, Inc. Constant temperature device
US4132262A (en) * 1977-01-17 1979-01-02 Joan Wibell Heating and cooling blanket
DE3235088A1 (de) * 1982-09-22 1984-03-22 Ibu Betten-Union Gmbh & Co Kg, 5600 Wuppertal Zudecke
GB8521315D0 (en) * 1985-08-27 1985-10-02 Dreamland Electrical Appliance Duvets
US4777802A (en) * 1987-04-23 1988-10-18 Steve Feher Blanket assembly and selectively adjustable apparatus for providing heated or cooled air thereto
ES2029888T3 (es) * 1987-10-05 1992-10-01 Augustine Medical, Inc. Un cobertor termico.
US5030495A (en) * 1989-08-14 1991-07-09 Neu Stephen T Temperature controlled sheet
US5300100A (en) * 1990-08-22 1994-04-05 Advanced Warming Systems, Inc. Body warmer
JPH0646941A (ja) * 1992-07-30 1994-02-22 Hiroko Suzuki 温冷風が入る羽毛ふとんの構造

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002062185A1 (en) * 2001-02-08 2002-08-15 Acrobio Technology Co., Ltd. Heat exchanging system
JP2005003241A (ja) * 2003-06-10 2005-01-06 Sanyo Electric Co Ltd 布団送風機
JP2005137869A (ja) * 2003-11-07 2005-06-02 Yoshio Suzuki 褥瘡治療用の「体圧分散マツト」
JP2005168621A (ja) * 2003-12-09 2005-06-30 Sanyo Electric Co Ltd エアーコントロールふとん
JP2020075047A (ja) * 2018-11-09 2020-05-21 株式会社エアウィーヴ 掛布団

Also Published As

Publication number Publication date
EP0659373B1 (en) 1998-06-10
KR0141566B1 (ko) 1998-07-15
JP2630733B2 (ja) 1997-07-16
KR950016622A (ko) 1995-07-20
EP0659373A2 (en) 1995-06-28
US5596778A (en) 1997-01-28
DE69410963T2 (de) 1999-01-21
DE69410963D1 (de) 1998-07-16
EP0659373A3 (en) 1996-07-24
US5655237A (en) 1997-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2630733B2 (ja) エアーコントロールふとん
JP2005532087A (ja) カバー
US9907407B2 (en) Blanket apparatus for distributing conditioned air into zones of a bed
JP3061360B2 (ja) エアーコントロール敷ふとんカバー
JP3186632B2 (ja) 寝床エアーコントロール装置
JP2616857B2 (ja) 羽毛ふとん
JP2616893B2 (ja) エアーコントロール羽毛ふとん
JPH1156537A (ja) 布団用またはベッド用マット
JPH07313306A (ja) 強制通気ふとん
JP4683860B2 (ja) エアーコントロール布団
JPH0856795A (ja) エア導入部材を内装する蒲団の製造方法および蒲団
JP2550737Y2 (ja) 羽毛掛け布団
CA3033294C (en) Bed covering apparatus for distributing conditioned air into zones of a bed
JP2747212B2 (ja) 布 団
JP2905713B2 (ja) 敷布団
CN209863117U (zh) 一种暖芯透气被
JPH07204072A (ja) 布 団
JPH0546367U (ja) ベッドパット
JP4126676B2 (ja) 布団及びその製造方法
JP2001046204A (ja) 寝 袋
JPH0884642A (ja) 敷布団
CN115721138A (zh) 一种透气型枕头
JPH04343807A (ja) 乾燥機能付き電気寝具
JPH04130788U (ja) ふとん乾燥用袋
JP2007209684A (ja) 立体キルト羽毛ふとん

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090425

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100425

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120425

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130425

Year of fee payment: 16

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees