JPH0884642A - 敷布団 - Google Patents

敷布団

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Publication number
JPH0884642A
JPH0884642A JP22133294A JP22133294A JPH0884642A JP H0884642 A JPH0884642 A JP H0884642A JP 22133294 A JP22133294 A JP 22133294A JP 22133294 A JP22133294 A JP 22133294A JP H0884642 A JPH0884642 A JP H0884642A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mattress
air
blower
bag
cotton
Prior art date
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Pending
Application number
JP22133294A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Kunieda
喜男 國枝
Isamu Tsunomura
勇 角村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP22133294A priority Critical patent/JPH0884642A/ja
Publication of JPH0884642A publication Critical patent/JPH0884642A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Bedding Items (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 睡眠中でも布団内部へ送風を可能とし、布団
乾燥や、布団を快適な温度で使用することができる敷布
団を提供すること。 【構成】 中綿3を上側生地4と下側生地5によって被
覆するものであって、中綿3より硬い材質で形成された
固綿1と、その固綿1を包み込み、かつ温風、または冷
風を通風させるための送風袋2とを備え、その送風袋2
を中綿3の内部に挿入している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、温度を調節することが
できる敷布団に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、敷布団の乾燥をする方法として、
実開平4−40842号公報に記載されたものがある。
これは、家庭用の布団乾燥機を用いて行なう方法であ
り、布団乾燥機付属の乾燥袋で布団全体を包むものや、
その乾燥袋を布団に内蔵させて掛け布団と敷布団とを乾
燥させるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、乾燥袋
を布団に内蔵させ、送風状態で睡眠をとる場合、人体の
重さで乾燥袋が潰されてしまい、送風された空気が潰れ
た先へ送られず、送風空気がふとん全体に行きわたらな
いという問題があった。また、空気抵抗が増加して布団
乾燥機に負担がかかり、布団乾燥機が故障するという恐
れがあった。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、睡眠中でも布団内部へ送風を可
能とし、快適な温度で使用することができる敷布団を提
供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の敷布団は、中綿を生地によって被覆するもの
であって、前記中綿より硬い材質で形成された硬質層
と、その硬質層を包み込み、かつ温風、または冷風を通
風させるための送風袋とを備え、その送風袋を前記中綿
の内部に挿入している。
【0006】また、前記硬質層は、通気性を有する多孔
質部材によって構成してもよい。
【0007】更に、前記送風袋は、通気性を有する部材
によって構成してもよい。
【0008】
【作用】上記の構成を有する本発明の敷布団は、中綿よ
り硬い硬質層を温風または冷風を通風させるための送風
袋で覆うため、温風または冷風が流れる通路を閉ざすこ
とがない。
【0009】また、硬質層を通気性を有する多孔質部材
にすると、送風袋の通風路が完全に閉ざされていても硬
質層が通風路となる。
【0010】更に、送風袋を通気性を有する部材にする
と、布団全体が早く所望の温度に調節することができ
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の敷布団を具体化した一実施例
を図面を参照して説明する。
【0012】図1は、本実施例の敷布団の斜視図であ
り、図2は、図1におけるA−A線に沿った縦断面図で
ある。
【0013】まず始めに、図2を用いて本実施例の敷布
団の構成の概略を説明する。
【0014】本実施例の敷布団は、中間に位置する硬質
層である固綿1と、その固綿1を包む送風袋2と、柔軟
層の中綿3と、上側地4と、下側地5と、布団乾燥機と
接続する送風口6とから構成されている。
【0015】次に、前記各構成の詳細について説明す
る。
【0016】前記固綿1は、就寝姿勢を保持したり、へ
たりを防止するための布団の中間に位置する比較的硬質
な層をなすもので、12デニール以上の太めのポリエス
テル繊維を熱融着バインダー(低融点のポリエステル)
により圧縮加熱し、その後多孔形状に固めた固綿であ
る。この固綿1は、布団乾燥温風の十分な通気性を確保
するために気孔率を70%以上(望ましくは80%以
上)にしている。
【0017】前記送風袋2は、布団乾燥機から送り込ま
れる空気を敷布団中心部まで導き、適度に空気が抜ける
ナイロン繊維製の袋で形成されている。また、その送風
袋2は、前記固綿1を包み込むように構成されている。
前記送風袋2の材質をナイロン繊維製にすると、前記固
綿1を入れて送風袋2の挿入口を閉じるとき、熱融着に
より容易に口を塞ぐことができる。
【0018】前記中綿3は、防ダニ効果を持ったポリエ
ステル等の合成繊維や抗菌防臭加工を施した羊毛等で構
成されている。
【0019】前記上側地4は、敷布団の表側生地であ
り、通常は木綿を主体とした素材で柄をプリントした布
地を使用する。
【0020】前記下側地5は、前記上側地4と同様の素
材で構成できるが、単価を安くするために布地の品質を
下げた無地の布地を用いる。
【0021】前記送風口6は、前記送風袋2と布団乾燥
機の送風パイプ8とを接続させる開口部で、適度に柔軟
性を持ったナイロン製平板と平織ゴムベルトの両端を合
わせた構造となっている。その送風口6は、図2におけ
る右側の前記上側地4と前記下側地5の縫製部に設けら
れている。布団乾燥機を使用しないときは、ナイロン平
板に沿って平織ゴムベルトは真直になっており、前記送
風口6は閉じている。布団乾燥機の送風パイプ8が挿入
されると平織ゴムベルトは、送風パイプ8に沿って伸
び、ナイロン製平板も柔軟製があるため送風パイプ8に
沿って曲がり隙間なく密着する。
【0022】上述した構造を有した敷布団を製造する場
合、図3に示すような行程順序によって製造される。即
ち、敷布団は、第一系統で上下側地4、5の布地原反を
選定し、シングル用又はダブル用に適宜裁断し、3方向
の側を縫製して、袋状の布団側地にして用意しておく。
また、並行した第二系統で固綿1を口の開いた送風袋2
に挿入し、送風袋2の口を溶着又は縫製により綴じる。
更に、並行した第三系統で中綿3を製綿し、第二系統と
第三系統の合流でロール作業を行い、送風袋2に入った
固綿1を芯とし中綿3で巻き込んだ3層構造体を構成す
る。そして、第一系統にて袋状にした上下側地の中に上
記3層構造体を未縫製部分より挿入し、挿入口の未縫製
部分を縫製し、同時に送風袋の送風口6の縫製も行う。
更に、キルティングとヘム加工を通常の敷布団と同様に
行い本実施例の敷布団が完成する。
【0023】次に、本実施例である敷布団の布団乾燥機
を接続して使用する時の動作について図4を用いて説明
する。
【0024】まず、図示しない布団乾燥機の送風パイプ
8を送風口6に差し込み、布団乾燥機の運転を開始す
る。布団乾燥機の運転が開始されると、布団乾燥機によ
り暖められた温風は送風パイプ8から送風口6を通り、
敷布団の中心にある固綿1を包んだ送風袋2に送り込ま
れる。送風袋2に送り込まれた温風は、固綿1の通気性
が良いため固綿1全体に行き渡る。そして、温風は固綿
1を包んでいる送風袋2を抜けて、上下の中綿3を通過
し、敷布団全体から抜け出て行く。敷き布団を抜け出た
温風は、掛け布団7に進入し、掛け布団7をも乾燥する
ことができる。
【0025】以上により、冬季には、敷布団と掛け布団
に温風を送り込むことにより快適に睡眠できる。また、
夏季には、布団乾燥機の代わりに冷風を送風する機械を
接続することにより、冬季と同様に快適に睡眠できる。
【0026】尚、本発明は上述した実施例に限定される
ものではなく、その主旨を逸脱しない範囲において、種
々の変更を加えることができる。
【0027】例えば、硬質層とした部材については、材
質を太めのポリエステル繊維の固綿としたが、ポリエス
テルでなくとも硬質層としての圧縮特性を満足したも
の、へちま繊維状のような多孔形状で気孔率が70%以
上の十分に通気性を有するものであれば何でもよい。ま
た、気孔率を向上させるには強度特性に優れたカーボン
繊維も適している。
【0028】更には、防錆を考慮したステンレス金属バ
ネ材でも可能であり、このような金属材料を使用すれば
気孔率は容易に80%を満足できるものとなる。また、
気孔率が70%を満たさない材質であっても、貫通孔を
多数設け中空形状にし、外形の体積に対して気孔率を7
0%満足させてもよい。
【0029】また、送風袋の材質については、送風袋2
の口綴じを熱融着加工をせずに縫製加工にすれば、適度
な通気性が得られる。更に、ナイロン繊維の代わりにポ
リエステル繊維や天然繊維の木綿や麻等を使用すること
もできる。
【0030】また、本実施例では、送風口6から流入し
た温風または冷風を送風袋2から外部へ流出させていた
が、送風袋を不通気性部材によって構成し、その送風袋
に送風口と排出口を設け、冷風または温風を循環させる
ようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の敷布団によれば、中綿より硬い硬質層を温風また
は冷風を通風させるための送風袋で覆うため、温風また
は冷風が流れる通路を閉ざぐことがない。従って、睡眠
中でも夏は冷風を送ることにより爽やかに、冬には温風
を送り暖かく快適な温度で使用することができる。
【0032】また、硬質層を通気性を有する多孔質部材
にすると、送風袋の通風路が完全に閉ざされていても硬
質層が通風路となるため、睡眠中においてより均一な温
度で使用することができる。
【0033】更に、送風袋を通気性を有する部材にする
と、送風することにより布団全体をより早く所望の温度
に調節することができる。また、敷布団だけではなく、
掛け布団も同時に温度の調節することができる等の効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】敷布団の斜視図である。
【図2】図1におけるA−A線に沿った縦断面図であ
る。
【図3】本実施例の敷布団を製造する場合の製造行程の
フローチャートである。
【図4】本実施例の敷布団に布団乾燥機の送風パイプを
接続したときの縦断面図である。
【符号の説明】
1 固綿 2 送風袋 3 中綿 4 上側地 5 下側地 6 送風口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中綿を生地によって被覆した敷布団にお
    いて、 前記中綿より硬い材質で形成された硬質層と、 その硬質層を包み込み、かつ温風、または冷風を通風さ
    せるための送風袋とを備え、 その送風袋を前記中綿の内部に挿入したことを特徴とす
    る敷布団。
  2. 【請求項2】 前記硬質層は、通気性を有する多孔質部
    材によって構成したことを特徴とする請求項1に記載の
    敷布団。
  3. 【請求項3】 前記送風袋は、通気性を有する部材によ
    って構成したことを特徴とする請求項1に記載の敷布
    団。
JP22133294A 1994-09-16 1994-09-16 敷布団 Pending JPH0884642A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22133294A JPH0884642A (ja) 1994-09-16 1994-09-16 敷布団

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JP22133294A JPH0884642A (ja) 1994-09-16 1994-09-16 敷布団

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0884642A true JPH0884642A (ja) 1996-04-02

Family

ID=16765153

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JP22133294A Pending JPH0884642A (ja) 1994-09-16 1994-09-16 敷布団

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JP (1) JPH0884642A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008017888A (ja) * 2006-07-11 2008-01-31 Sanyo Electric Co Ltd 布団用送風機
CN102894725A (zh) * 2012-10-19 2013-01-30 周兴洲 一种两用生态睡垫

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008017888A (ja) * 2006-07-11 2008-01-31 Sanyo Electric Co Ltd 布団用送風機
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