JP3078824U - 電気掛敷布団用芯地 - Google Patents

電気掛敷布団用芯地

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JP3078824U
JP3078824U JP2001000593U JP2001000593U JP3078824U JP 3078824 U JP3078824 U JP 3078824U JP 2001000593 U JP2001000593 U JP 2001000593U JP 2001000593 U JP2001000593 U JP 2001000593U JP 3078824 U JP3078824 U JP 3078824U
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一安 三井
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アトラマ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気掛敷布団の嵩高さの解消。 【解決手段】 適宜間隔で穿設した小孔2,2を有する
芯地に電熱線3を交互に裏表になるに挿通し、これを掛
敷布団用の芯地として用いる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、内部に発熱線を挿通した電気掛敷布団及び電気掛敷布団用の芯地に 関する。
【0002】
【従来技術および課題】
ニクロム線等の発熱線を内部に挿通可能にした電気掛敷布団は、従来から存在 する暖房器具である。これらの電気掛敷布団は、内部に発熱線を含有するため、 これに通電することによって暖をとるようになっている。
【0003】 ところで、従来の電気掛敷布団においては、布団部分と発熱(ヒーター)部分 とを別体として形成し、ヒーター部分を中空の布団で覆うようにして形成されて いたが、このヒーター部分はそれ自体が電気毛布として単体で用いることも出来 るような嵩高いものであったため、これが布団で覆われることによって更に嵩高 くなり、持ち運び、収納の利便性において問題があった。
【0004】
【考案の目的】
本考案は、上記した従来の電気掛敷布団の不都合を解消し、保温性良好、低容 量という電気掛敷布団の利点を享受しながら、嵩低く、布団の上げ下げ等の日常 処理および収納を容易な電気掛敷布団を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案は、可能な限りヒーター部分を嵩低くす るための電気掛敷布団用芯地の構造を工夫し、かつ、電気掛敷布団として応用す る場合には、表地及び中綿と一体化縫製したものである。
【0006】 具体的には、請求項1に示すとおり、本考案の電気掛敷布団用芯地は、適宜間 隔に穿設した電熱線挿通用の小孔を有する布地に電熱線を交互に裏表になるよう に挿通して構成するようにした。また、請求項2に示すとおり、本考案の電気掛 敷布団は、上記した芯地を中綿で覆い、かつこれを表地で被覆してこれらを一体 化縫製するように構成した。
【0007】
【実施例】
さらに図面を参照しながら、本考案の芯地について説明する。
【0008】 図1は、本考案の芯地に穿設する小孔の配置および電熱線の挿通方法を概略的 に示したものである。1は、適宜の素材で織り若しくは編まれた芯地であり、適 当間隔に設けられた小孔2、2・・・を有し、この小孔に発熱線3が交互に裏表 になるように挿通されている。発熱線は始端と終端が同一箇所で外部に引き出さ れるようにし、この引出し部3’にプラグ等が設けられるのである。
【0009】 芯地の素材としては、例えば綿、レーヨン、その他合成繊維等の素材100% のものを用いても良いし、これらの混紡のものでも良い。芯地のサイズは、布団 の表地に端部で縫い付けて使用する場合には布団サイズと略同一サイズ(例えば 、140センチ×200センチ)であることが好ましいが、縫製箇所をどこに設 けるかによって適宜変更可能である。小孔は上記のとおり適宜の間隔で設けるこ とできるが、例えば、15センチ間隔で設けることができる。
【0010】 図2は、全体的な電熱線の配置を示した概略図である。同図において、A部分 を頭側とし、その対向側を足側とし、A部分には電熱線を挿通しない余白を取る ことによって頭寒足熱型の配置となっている。また、両端部Bの余白部分は縫製 のために十分な縫いしろとなっている。
【0011】 さらに、図3は、本考案の請求項2の電気掛敷布団の一実施例の断面の概略を 示す。芯地1は両面を中綿4で覆われ、さらに、表地5で被覆されているのであ る。ここで、中綿として使用することができる素材としては、芯地と同様、綿、 レーヨン、その他の合成繊維(例えばポリエステル)100%でもこれらの素材 の混合物でもよい。中綿の量としては、140センチ×200センチの布団の場 合には、例えばポリエステル100%で0.2キログラム程度の量で十分である 。表地の素材もまた、綿、レーヨンあるいは合成繊維もしくはその混紡糸の織物 あるいは編物よりなる。これらの芯地、中綿、表地を例えば端部で一体縫製する ことにより、電気掛敷布団が形成される。
【0012】 本考案によれば、従来のものに比べて格段に電気掛敷布団の嵩が低くできるた め、日常の上げ下げはもとより収納の場合にも利便性が発揮される。また、全体 として使用する綿の使用量が減少するため、コスト的にも有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の芯地に穿設する小孔の配置および電
熱線の挿通方法を示した該略図。
【図2】 本考案の第2実施例を示す概略図。
【図3】 本考案の電気掛敷布団の内部構造を示す該略
図。
【符号の説明】
1 芯地 2 小孔 3 電熱線

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】適宜間隔に穿設した電熱線挿通用の小孔を
    有する布地に電熱線を交互裏表になるように挿通したこ
    とを特徴とする電気掛敷布団用芯地。
  2. 【請求項2】適宜間隔に穿設した電熱線挿通用の小孔を
    有する布地に電熱線を交互に挿通した芯地の表裏もしく
    はその一方を中綿で覆い、該中綿で覆われた芯地をさら
    に表地で被覆し、これらを一体化縫製したことを特徴と
    する電気掛敷布団。
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