JPH06268174A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH06268174A
JPH06268174A JP5080116A JP8011693A JPH06268174A JP H06268174 A JPH06268174 A JP H06268174A JP 5080116 A JP5080116 A JP 5080116A JP 8011693 A JP8011693 A JP 8011693A JP H06268174 A JPH06268174 A JP H06268174A
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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高集積化においても充分なゲート長を確保す
ることができ、且つソース・ドレインへのコンタクトを
セルファライン的に形成でき、且つゲート電極による段
差が生じないMOSトランジスタを用いた半導体装置を
提供すること。 【構成】 トレンチ分離とトレンチ内にMOS素子を形
成した半導体装置において、シリコン基板1に設けられ
たトレンチ型素子分離領域3と、この素子分離領域3よ
り浅く該素子分離領域3及び素子領域を貫くように形成
されたゲート電極形成用トレンチ5と、このゲート電極
形成用トレンチ5の底部に埋め込まれたゲート電極7
と、ゲート電極形成用トレンチ5の側部のゲート電極7
よりも浅い位置に設けられたソース・ドレイン拡散層4
とを具備してなることを特徴とする半導体装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置に係わり、特
にトランジスタ構造を改良したダイナミックRAMなど
の半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、MOSトランジスタを用いた集積
回路は高集積化の一途を辿っている。この高集積化に伴
って、その中で用いられているMOSトランジスタは、
サブミクロン領域まで微細化が進んでいる。しかし、さ
らに高集積化を行うには、従来のMOSトランジスタで
は次のような問題点があった。
【0003】従来のMOSトランジスタではまず、MO
Sトランジスタのゲート長が小さくなると、いわゆる短
チャネル効果によってしきい値が低下し、パンチ・スル
ーを生じ、リーク電流の抑制が困難となること。次に、
ゲート電極とソース・ドレインへのコンタクト或いは素
子分離領域とソース・ドレインへのコンタクトに余裕が
必要で、これが微細化にとって障害であること。さら
に、ゲート電極の段差がその上の層の形成にとって障害
であったことである。このため、集積化向上をはかるに
も限度があった。
【0004】また、MOSトランジスタを複数個直列に
接続し、これらのMOSトランジスタの各ソース(或い
はドレイン)にそれぞれ情報記憶用キャパシタを接続し
たNAND型DRAMのメモリセル構造が知られてい
る。このようなアレイ方式は、複数個直列に接続しない
場合に比べて、ビット線とのコンタクトが少ないため、
セル面積が小さくなると言う利点がある。
【0005】しかしながら、この種のセル構造にあって
は次のような問題があった。即ち、用いるセルがスタッ
ク型セルであり、またセル面積が小さいため、必要な蓄
積容量(Cs)を得るにはキャパシタを極めて高く形成
せざるを得ない。このため、ビット線等の上層配線を形
成する時における下地段差は1μm以上と極めて大きな
段差となり、上層配線の加工が極めて困難であった。
【0006】また、チャネル部に溝を掘って実効チャネ
ル長を増大させた、いわゆるコンケイブMOSトランジ
スタが微細化用のトランジスタとして有望視されてい
る。このコンケイブトランジスタは、従来用いられてい
るLOCOS法による素子分離を用いた場合、微細化が
困難となることから、トレンチ分離による素子分離を形
成する必要がある。
【0007】しかしながら、この種のコンケイブトラン
ジスタにおいては、次のような問題があった。即ち、コ
ンケイブトランジスタのチャネルはトレンチに沿って形
成される。このとき、トレンチの底の角部において、そ
の形状から、チャネルを制御するゲート電極からの電界
が発散してしまい、この部分のチャネルが十分に形成さ
れないため、チャネル抵抗が増大し、十分な駆動能力が
得られない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の半
導体装置においては、集積化に伴いゲート長が短くなる
と、短チャネル効果が現れしきい値の低下やリーク電流
の増大を招く。また、ソース・ドレインへのコンタクト
に合わせ余裕が必要で、これが微細化にとって障害とな
る。さらに、ゲート電極の段差がその上の層の形成にと
って障害となる。このような点から、集積化向上をはか
るにも限度があった。
【0009】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところは、高集積化においても、
充分なゲート長を確保することができ、且つソース・ド
レインへのコンタクトをゲート電極や素子分離領域に対
し、セルファライン的に形成でき、且つゲート電極によ
る段差が生じないMOSトランジスタを用いた半導体装
置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、次のような構成を採用している。
【0011】即ち本発明は、半導体基板に形成されたゲ
ート電極形成用トレンチと、このゲート電極形成用トレ
ンチに埋め込まれたゲート電極と、このゲート電極の両
側に設けられたソース・ドレイン拡散層とを具備した半
導体装置において、ゲート電極の上面が、基板表面とソ
ース・ドレイン拡散層の少なくとも一方の底面との間に
位置するように形成したことを特徴とする。
【0012】ここで、本発明の望ましい実施態様として
は、次のものがあげられる。 (1) 素子分離領域が絶縁膜を埋め込んだトレンチ分離で
あること。 (2) ソース・ドレイン拡散層の底部はゲート電極の上部
と同じ位置若しくは下方にあり、ソース・ドレイン拡散
層の上部はゲート電極の上部よりも上方にあること。 (3) ゲート電極形成用トレンチの少なくとも一部を用い
てキャパシタを形成し、全体として半導体記憶装置を構
成すること。 (4) キャパシタはゲート電極より上部に形成されている
こと。 (5) コンタクトをする下地に隣接する配線を下地よりも
下に埋め込んだのち、その配線の上に下地と同じかそれ
よりも下までストッパ膜を埋め込み、次いで層間絶縁膜
を形成し、次いで下地へコンタクトを形成することによ
って、コンタクト及びその隣接配線を形成すること。
【0013】
【作用】本発明によれば、チャネル長は深さ方向にかせ
げるため、微細化しても充分なチャネル長を確保でき
る。また、ゲート電極はソース・ドレインのコンタクト
を形成する表面よりも深くに埋め込まれているため、ゲ
ート電極とソース・ドレインのコンタクトがパターン的
に近づいても、上下方向で距離があるためショートの心
配がない。従って、ゲート電極に対しセルファライン的
にコンタクトを形成できる。また、ゲート電極が深くに
形成されることから、ソース・ドレインの拡散層の深さ
も充分深く形成できるため、コンタクトが素子分離領域
へと落ちても、ジャンクションまで上下方向に離れてい
るためジァンクション特性を悪化させる心配がない。従
って、素子分離領域へもセルファライン的にコンタクト
を形成できる。また、ゲート電極は素子領域,素子分離
領域共において、完全埋め込みされているため、ゲート
電極による段差は生じない。従って、その後のコンタク
ト,配線の形成が容易となる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。 (実施例1)図1は本発明の第1の実施例に係わるのC
MOSインバータ回路の平面図と等価回路図、図2はそ
の矢視A−A′,B−B′断面図である。
【0015】シリコン基板1にn型ウェル2及びp型ウ
ェル2′が形成され、それぞれのウェル領域内にトレン
チ分離3によって囲まれた素子領域に、それぞれpチャ
ネルMOSトランジスタQp及びnチャネルMOSトラ
ンジスタQnが形成されている。MOSトランジスタQ
p,Qnはトレンチ内に完全に埋め込まれるように形成
されており、図2(b)中に矢印Aで示したように、コ
ンケイブMOSトランジスタと同様のチャネルを有して
いる。
【0016】次に、この素子の製造方法について説明す
る。まず、ウェル2,2′を形成した後、絶縁膜を埋め
こんだ深いトレンチにより素子分離領域3を形成する。
続いて、ソース・ドレイン拡散層4,4′をそれぞれボ
ロン,リンやAsをイオン注入などでドーピングして形
成する。このソース・ドレイン拡散層4,4′は、後述
するゲート電極7に届くようにかなり深く形成するが、
素子分離は深いトレンチで行われているので問題ない。
【0017】次いで、素子領域のシリコンと素子分離領
域の絶縁膜をエッチングしてゲート電極形成用トレンチ
5を形成する。このときのエッチングは両者のエッチン
グレートがほぼ等しい条件で同時エッチングしてもよい
し、同一のマスクパターンによりそれぞれ別々にエッチ
ングしてもかまわない。重要なのは少なくとも、素子領
域,素子分離領域共にゲート電極を埋め込むに充分な深
さで、かつ素子分離よりも浅いトレンチを形成すること
にある。
【0018】次いで、シリコン酸化膜などのゲート絶縁
膜6を介して、ゲート電極7を多結晶シリコンなどで埋
め込み形成する。ゲート電極7はトレンチ5内に完全に
埋め込んでもよいが、ここではゲート上のコンタクトを
形成する所のみ、ゲート電極7をトレンチの外へ引き出
すため、パターン7′で形成している。先に述べたよう
にトレンチ5の幅が狭くなっても、深さによって実効チ
ャネル長Aを充分確保できるので、ショート・チャネル
効果の影響のないMOSトランジスタを実現できる。
【0019】ここで、必要であればゲート電極7をマス
クに、ソース・ドレイン拡散層4,4′を形成してもよ
い。これは、初めに形成したものと合わせてもよいし、
これのみで形成するようにしてもよい。但し、望ましく
はゲート電極7上にストッパ(イオン注入時のつき抜け
防止)膜を埋め込んでから行うとよい。
【0020】次いで、層間絶縁膜8を形成し、コンタク
ト9,配線10を形成する。ここで、ソース・ドレイン
拡散層4,4′上のコンタクトのパターンがソース・ド
レイン拡散層4,4′と同一パターンであることに注意
したい。ゲート電極7が深く埋めこまれているため、ま
たジャンクションが深いため、コンタクトがずれて開い
ても、ゲート電極7にショートしたり、ジャンクション
を破壊したりする心配がない。このように、コンタクト
まわりの余裕が不必要となるため、微細化が可能であ
る。
【0021】図3〜図5は、ゲート電極7の取り出し方
について説明したものであり、それぞれ(a)は平面
図、(b)は(a)の矢視A−A′断面図、(c)は
(a)の矢視B−B′断面図である。ゲート電極7への
コンタクトは、トレンチ5の外で取った方が容易である
ことから、例えば図3,図4に示したような、ゲート電
極引き出しパターンを用いた方法や、図5に示すように
そのまま形成する方法が考えられる。
【0022】図3では、図1の実施例で用いたようにゲ
ート電極形成時に、パターン付でエッチバックすること
により、トレンチ5の外へ引き出している。図4では、
前記パターンがトレンチ5上にあり、コンタクト9もト
レンチ5上で形成している。図5では、パターンを用い
ていない。従って、ゲート電極7はトレンチ5下に埋め
込まれたままの状態であり、コンタクト9は埋め込まれ
たゲート電極7までエッチングしていって形成する。こ
の場合、コンタクト9の幅が、トレンチ5の幅よりも広
いと図5(b)に示すA−A′断面で分かるようにゲー
ト電極上部のみならず、側壁でもコンタクトを取るよう
になり、コンタクト面積を増大させコンタクト抵抗を低
減できる。 (実施例2)図6は、本発明をDRAMのメモリセルに
適用した第2の実施例を説明するためのもので、(a)
は平面図、(b)は(a)の矢視A−A′断面図であ
る。1個のMOSトランジスタと1個のキャパシタから
なるDRAMのメモリセルにおいて、まず本発明の完全
埋め込みMOSトランジスタを形成し、そのトレンチの
上部及び平面部を用いてキャパシタを形成したもので、
微細化が可能でかつ段差のないDRAMメモリセルが実
現できている。
【0023】この素子を製造するには、まずシリコン基
板1にワード線方向の素子分離を行うためライン状のト
レンチ(素子分離用トレンチ)3を形成し、これを酸化
シリコンなどで埋め込む。そして、ワード線7を形成す
るためのライン状のトレンチ(ゲート電極形成用トレン
チ)5を形成する。トレンチ5の深さは、分離能力を維
持するため、トレンチ3よりも浅く形成するのが好まし
い。そして、酸化シリコン膜などによるゲート絶縁膜
6、リンをドープした多結晶シリコン膜などによるワー
ド線7を次々に形成する。
【0024】ここで、7″はワード線としてではなく、
両側にあるキャパシタ間のビット線方向の素子分離をす
るための電極として働く。よってこの電極は、常にOF
F状態のMOSトランジスタのゲート電極として動作す
ることになり、電位も常にOFF状態を実現するレベル
とする。
【0025】ワード線7はエッチバックで形成するが、
ワード線7の配線抵抗を下げるため通常行う、Alなど
の抵抗配線による複数セル毎のシャントのための領域に
は、図3〜5で示したいずれかの方法で、後にコンタク
トを形成することが可能である。
【0026】次いで、ワード線7の多結晶シリコンの上
部を酸化させたり、或いは他の絶縁膜を埋め込むなどし
て、ワード線7の上部を保護して、AsやP(リン)な
どをイオン注入し、アニールしてソース・ドレイン拡散
層4を形成する。このソース・ドレイン拡散層4の形成
方法は、第1の実施例で説明したように種々考えられ
る。この場合、ソース・ドレイン拡散層4はそのままキ
ャパシタの蓄積電極として働く。
【0027】次いで、ONO膜などによるキャパシタ絶
縁膜11を形成し、リンをドープした多結晶シリコン膜
などによるプレート電極12を形成する。この場合、プ
レート電極は、トレンチ5を埋めつくさないような薄い
膜とし、加工は等方性エッチングで行った例を示した。
これによりプレート電極12は、ビット線コンタクト1
3を形成するシリコン基板1の表面から、深さ方向に遠
ざけることが可能となり、ビット線14とプレート電極
12とのショートを防ぎやすくなる。
【0028】次いで、層間絶縁膜8を形成し、ビット線
コンタクト13、ビット線14を形成して完成する。 (実施例3)図7は、本発明をDRAMのメモリセルに
適用した第3の実施例を説明するためのもので、(a)
は平面図、(b)は(a)の矢視A−A′断面図であ
る。
【0029】図6ではいわゆるオープンビット線方式用
のセルアレイ構成用のメモリセルを示したが、図7では
フォールデッド・ビット線方式用のセルアレイ構成用の
メモリセルを示している。メモリセルとしては、図6と
同様コンケイブ型完全埋め込みMOSトランジスタと、
その上にキャパシタを用いたものである。但し、初めに
形成する素子分離3は、ライン状ではなく、素子領域を
島状に残すように形成している。
【0030】また、本実施例ではプレート電極12は、
ビット線コンタクト領域にも残すように形成し、ビット
線コンタクト13は、まずプレート電極12でエッチン
グをストップさせ、その後にプレート電極12をエッチ
ング除去し、さらにその下のキャパシタ絶縁膜11をエ
ッチングして形成する。そして、ビット線14とプレー
ト電極12とのショートを防ぐために、をコンタクト1
3の側壁に絶縁膜8′形成している。 (実施例4)図8,9は、本発明をDRAMのメモリセ
ルに適用した第4の実施例を説明するためのもので、図
8は平面図、図9(a)は図8の矢視A−A′断面図、
図9(b)は図8の矢視B−B′断面図、図9(c)は
図8の矢視C−C′断面図である。
【0031】図6,7ではキャパシタを埋め込みゲート
電極よりも上側に形成しているが、これに限ったもので
はない。図8,9はキャパシタを下側に形成した場合の
例を示している。この実施例では、ワード線と上ビット
線とが交わった領域に1ビットのメモリセルが形成され
た、いわゆるクロスポイント型のセル構成となってい
る。
【0032】この場合、MOSトランジスタは1つのゲ
ート電極に対して、トレンチ5内の2側面をそれぞれチ
ャネル領域とするような、2つのMOSトランジスタの
並列構造となっている。それぞれが同じキャパシタの蓄
積電極(拡散層)4へと接続されるようになっている。
また、この場合プレート電極12も、ワード線7の下層
配線として、トレンチ5内をワード線方向へと走ってい
る。
【0033】まず、ワード線7方向の分離のための素子
分離3をライン状パターンで形成する。そして、トレン
チ5を形成し蓄積電極となる拡散層4を形成する。この
拡散層4は通常の斜めイオン注入などで行うと、トレン
チの側壁全体に形成されチャネル部にも形成されるが、
それでもプレート電極形成後に、MOSトランジスタの
しきい値制御用のイオン注入をすればよい。或いは、何
らかの方法で蓄積電極部に選択的に形成してもよい。
【0034】トレンチ5内には、まずキャパシタ絶縁膜
11を介してプレート電極12が埋め込まれ、次いでゲ
ート絶縁膜6を介してゲート電極(ワード線)7が埋め
こまれる。この後、ワード線7の上にストッパ膜15を
形成する。そして、ソース・ドレイン拡散層4′をここ
で形成してもよい。そして、層間絶縁膜8を形成し、ビ
ット線コンタクト13,ビット線14を形成する。
【0035】ここで、ビット線コンタクトの形成の方法
が、従来と異なり特徴がある。ビット線コンタクトパタ
ーンは、ワード線をオーバーラップするように形成され
ている。コンタクト面積は、トレンチ内の側壁を用いる
ことによって、増大されコンタクト抵抗の低減を可能に
している。
【0036】また、ストッパ膜15によって、ワード線
7とビット線14とのショートは防がれている。ソース
・ドレインの拡散層4′はビット線コンタクトを開口後
に、イオン注入などで形成してもかまわない。
【0037】ここで、ストッパ膜15は絶縁物か、或い
は導電膜であってもかまわない。但し、導電膜の場合は
ワード線方向を分離するため、素子分離用トレンチ3の
パターンのようなパターンで一部除去することが必要と
なる。
【0038】絶縁膜としては、例えばシリコン窒化膜が
有望である。このとき、層間絶縁膜としてはシリコン酸
化膜を用いる。RIEによってシリコン酸化膜をエッチ
ングする場合、基板シリコンが露出するとそこにポリマ
ーが形成され、エッチングがストップする。これは、シ
リコン窒化膜上にも形成されるため、シリコン窒化膜に
よってもエッチングを止めることが可能となる。
【0039】ここで重要なのは、ストッパであるシリコ
ン窒化膜がシリコン酸化膜よりも下にあり、シリコン窒
化膜までエッチングが進んだときは最早シリコン酸化膜
をエッチングしていないことである。何故ならシリコン
酸化膜を同時にエッチングしていると、その時反応生成
物として酸素が出てくる。この酸素がポリマーと反応
し、ポリマーを除去してしまい、ストッパ能力を低下さ
せてしまうのである。
【0040】従来のようにゲート電極がシリコン基板表
面(コンタクトを形成する領域)よりも上方向に突出し
ている構造だと、その上にストッパとしてシリコン窒化
膜を形成しても、エッチングがシリコン窒化膜表面に届
いてからも、ゲート電極とシリコン窒化膜の膜厚と、オ
ーバーエッチング分のエッチング間は、層間絶縁膜のシ
リコン酸化膜をエッチングしているため、シリコン窒化
膜のエッチングストッパ能力が充分ではなかった。
【0041】従ってこのようなゲート電極を埋め込んだ
構造は、セルファラインコンタクトを形成する上で、非
常に好ましい構造といえるのである。これは、層間膜と
ストッパ膜とコンタクト形成領域の上下関係でほぼ決ま
ることで、その他の構造などは種々考えられる。 (実施例5)図10,11は、本発明をDRAMのメモ
リセルに適用した第5の実施例を説明するためのもの
で、図10は平面図、図11(a)は図10の矢視A−
A′断面図、図11(b)は図10の矢視B−B′断面
図、図11(c)は図10の矢視C−C′断面図であ
る。
【0042】図8,9に示したものは、各セルの蓄積電
極間の距離を近付けるとデータが干渉し合うので、微細
化に限界がある。この実施例では、キャパシタは柱の2
面を用い、トランジスタは柱の2面を用いた縦型トラン
ジスタとなっている。
【0043】底分離は、絶縁膜を埋め込むことにより形
成できる。より分離能力を高めるために、図中破線に示
すように底にp型拡散層16を形成してもよい。或いは
導電体を薄い絶縁膜を介して埋め込み、導電体を固定電
位にしたトランジスタ分離としてもよい。 (実施例6)図12は本発明の第6の実施例に係わるN
AND型DRAMのメモリセル構成を示す平面図、図1
3(a)は図12の矢視A−A′断面図、図13(b)
は図12の矢視B−B′断面図、図14(a)は図12
の矢視C−C′断面図、図14(b)は図12の矢視D
−D′断面図である。
【0044】p型シリコン基板101上においてワード
線と直交する方向に素子分離領域103がライン状に形
成されており、p型シリコン基板1及び素子分離領域1
03を同時エッチングしてライン状のトレンチ104を
形成し、その底にワード線106がゲート絶縁膜105
を介して埋めこみ形成されている。また、分離用の絶縁
膜を介してキャパシタ絶縁膜、プレート電極が形成さ
れ、トレンチ104内のゲート106より上を用いたキ
ャパシタが形成されている。この場合の蓄積電極はp型
シリコン基板101上のn型拡散層102で、プレート
を形成した形状が平らでビット線形成の段差が全くない
セル構造となっている。また、蓄積電極用コンタクトが
不要なのも大きな特徴である。
【0045】図15〜図19は本実施例の製造工程を示
す断面図であり、図15は図12の平面図に相当し、図
16は図13(a)の断面に、図17は図13(b)の
断面に、図18は図14(a)の断面に、図19は図1
4(b)の断面に相当している。図15〜図19の各
(a)は同じ工程を示し、各(b)〜各(d)もそれぞ
れ同様である。
【0046】まず、各図の(a)に示すように、p型シ
リコン基板101上にn型拡散層102を形成し、ワー
ド線方向と直交する方向に素子分離103を形成する。
n型拡散層102は、イオン注入とアニールによって形
成してもよいし、p型シリコン基板101上のn型エピ
層として形成しても、他の方法でもよい。さらに、周辺
回路のnウェル形成と同時に形成してもよい。
【0047】次いで、各図の(b)に示すように、ワー
ド線を埋め込むためのトレンチ104を形成する。ここ
で重要なのは、トレンチ104の深さがn型拡散層10
2よりも深いことと、シリコン基板101以外にワード
線方向の素子分離103の絶縁膜も同時にエッチングし
ていくことである。本実施例では、基板101と素子分
離103の絶縁膜とのエッチンググレートが同一である
ようにしているが、必ずしも同一でなくてもよい。但
し、削る深さはどちらも、ワード線方向の素子分離10
3の絶縁膜よりも浅いことが望ましい。そうしないとワ
ード線方向の素子分離が破綻してしまう恐れがある。
【0048】次いで、各図の(c)に示すように、ゲー
ト絶縁膜105を形成した後、ゲート電極106(ワー
ド線)としてのリンをドーピングした多結晶シリコンを
堆積し、エッチバックによりトレンチ104底に残すよ
うに形成する。そして、同様にしてCVD法のシリコン
酸化膜などの絶縁膜107をエッチバックによりゲート
電極106上に埋込み形成する。これにより、後に形成
するプレート電極との容量分を減少させるとともに、プ
レート電極との短絡を防止する。
【0049】次いで、各図の(d)に示すように、NO
膜などのキャパシタ絶縁膜108を形成し、続いてリン
をドープした多結晶シリコンなどによるプレート電極1
09を形成する。最後に層間絶縁膜110を形成し、ビ
ット線コンタクト111、ビット線112を形成して図
12〜14のDRAMのメモリセル構造の基本が完成す
る。
【0050】なお、ゲート電極形成の後に、キャパシタ
形成のためにPZTやチタン酸ストロンチウム,バリウ
ムなどの強誘電体膜を形成してもよい。この場合、強誘
電体膜や強誘電体膜に用いる金属プレート電極などのス
トレス緩和のために、シリコンの表面にa−Siを被着
して、蓄積電極とするのが望ましい。ワード線を下に埋
め込んでその上にキャパシタを形成するタイプでは、そ
の逆の構成と違って熱工程を要するトランジスタ形成を
先に行っているため、このように熱に弱い強誘電体膜の
適用が容易となる。 (実施例7)第6の実施例ではワード線下に埋め込んで
その上にキャパシタを形成するタイプにおいて、キャパ
シタは各シリコン柱の2面にしか用いていないが、本実
施例ではキャパシタとして4面を用いた。基本的には図
15〜19と同様であるが、図12の矢視C−C′断
面,D−D′断面が図14(a)(b)の代わりに図2
0(a)(b)のようになっている。これは、例えば、
各図の(a)の工程で、図18及び図19の代わりに図
20(c)に示すように、素子分離領域の埋込み物をオ
ーバエッチングにより上部の一部をエッチング除去する
ことによって容易に実現できる。或いは、ゲートポリS
iや、その上に絶縁膜の埋込み工程時のオーバエッチン
グと兼ねてもよい。 (実施例8)図21〜23は第8の実施例に係わるDR
AMのメモリセル構成を示す図であり、図21は平面
図、図22(a)は図21の矢視A−A′断面図、図2
2(b)は図21の矢視B−B′断面図、図23(a)
は図21の矢視C−C′断面図、図23(b)は図21
の矢視D−D′断面図である。
【0051】この実施例では、第6の実施例と同様にワ
ード線を形成したのち、蓄積電極となるシリコン基板を
選択的にエッチングして第2のトレンチ113を掘るこ
とによってCS の増大をはかったものである。本実施例
ではライン状に形成したが、穴状などパターンは自由に
変形できる。 (実施例9)図24〜26は第9の実施例に係わるDR
AMのメモリセル構成を示す図であり、図24は平面
図、図25(a)は図24の矢視A−A′断面図、図2
5(b)は図24の矢視B−B′断面図、図26(a)
は図24の矢視C−C′断面図、図26(b)は図24
の矢視D−D′断面図である。
【0052】この実施例は、ビット線コンタクト111
のパターンをライン状にしたことが特徴で、これによっ
て、メモリセルのパターンは全てライン状のパターンで
形成できている。これは微細化にとって非常に重要であ
る。何故なら、通常リソグラフィー技術においては、コ
ンタクトのパターンの微細化は、ラインパターンのそれ
よりも困難であるためである。特に、ラインパターンで
あると位相シフト技術などを用いて、従来の光の波長で
きまる解像度よりも、さらに微細なパターンが容易に形
成できるため、この様なライン状パターンのみを用いる
DRAMだと微細化がリソグラフィによってリミットさ
れないで製造できる。
【0053】但し、ライン状のコンタクトをあける場
合、本ビット線112のパターンだと、図26(a)の
矢印で示した部分はオーバーエッチングによって基板が
エッチングされることになるが、本構造では基板とのジ
ャンクションは基板内深くに形成されているため、ジャ
ンクションリークなどの増大などの特性を悪化させる心
配はない。 (実施例10)図27〜29は第10の実施例に係わる
DRAMのメモリセル構成を示す図であり、図27は平
面図、図28(a)は図27の矢視A−A′断面図、図
28(b)は図27の矢視B−B′断面図、図29
(a)は図27の矢視C−C′断面図、図29(b)は
図27の矢視D−D′断面図である。
【0054】この場合は、やはりCS 増大をはかるた
め、蓄積電極となる基板の平坦な部分に、新たにスタッ
クド型の蓄積電極115を形成している。この蓄積電極
115は、コンタクト114によりn型拡散層102と
コンタクトしている。 (実施例11)図30〜32,33〜35は第11の実
施例に係わるDRAMのメモリセルの製造工程を示す図
であり、図30及び図33は平面図、図31及び図32
は図30の矢視断面図、図34及び図35は図33の矢
視断面図である。
【0055】まず、第6の実施例と同様にゲート電極1
06まで形成したのちやはり同様に絶縁膜107を埋め
こみ形成する。このとき、絶縁膜107の表面をシリコ
ン窒化膜としておくと、後にエッチングストッパとして
用いることができる。そしてCVD法によるシリコン酸
化膜による層間絶縁膜116を形成し、スタック型蓄積
電極115及びパッド層115′を形成する。
【0056】勿論、このまま、すぐにキャパシタを形成
して、通常のスタックト型キャパシタにしてもよいが、
ここでは、図34に示すように、NH4 F溶液などによ
り層間絶縁膜のシリコン酸化膜を除去してトレンチ10
4内もキャパシタに用いるようにする。このとき、絶縁
膜103,107はシリコン窒化膜としておけば、層間
絶縁膜のみを選択的に除去できる。そうでない場合は何
らかのストッパ膜を形成しておけばよい。こうしたのち
キャパシタ絶縁膜、プレート電極を形成する。
【0057】本実施例ではビット線コンタクト領域にも
蓄積電極層によりパッド層115′を形成している。こ
れは、どちらでもかまわない。最後に層間膜110、ビ
ット線コンタクト111、ビット線112を形成してで
き上がる。ここでは、ビット線をキャパシタの後に形成
する場合を示したが、先にビット線を形成してからキャ
パシタを形成するようにしても構わない。但し、この場
合は、ワード線を埋め込んだトレンチ内をキャパシタと
して用いることは困難である。
【0058】このように第6〜第11の実施例によれ
ば、ビット線等の上層配線を形成する時の下地段差を大
きくすることなく十分な蓄積容量を実現することがで
き、かつトランスファゲートのゲート長を短くすること
なく集積度向上をはかることができ、カットオフ特性の
向上及び信頼性の向上に寄与し得る半導体記憶装置を実
現することができる。また、これらの実施例はNAND
型に限らずNOR型DRAMにも適用することが可能で
ある。 (実施例12)図36は、本発明の第12の実施例に係
わるトランジスタの素子構造を示す図であり、(a)は
平面図、(b)は(a)の矢視A−A′断面図、(c)
は(a)の矢視B−B′断面図である。図中201はp
型シリコン基板、203素子分離は、205はゲート絶
縁膜、206はゲート電極、207はソース・ドレイン
拡散層である。
【0059】この実施例は、完全埋め込みコンケイブM
OSにおいて、トレンチ分離の側面とゲート電極埋め込
み用トレンチの側面との間に挟まれたシリコン基板領域
をチャネルの一部として用いることによって、実効チャ
ネル幅を増大させ駆動能力を高めたものとしている。な
お、この効果は、第1〜第11の実施例に示した各素子
でも実現でき、さらにゲートを完全に埋め込まない通常
のコンケイブMOSでも実現できる。 (実施例13)図37は、本発明の第13の実施例に係
わるトランジスタの素子構造を示す図であり、(a)は
平面図、(b)は(a)の矢視A−A′断面図、(c)
は(a)の矢視B−B′断面図である。
【0060】図37(c)中のWで示したように両側壁
部のチャネル領域分Wが増大した構造となっている。但
し、この側壁チャネル部ではチャネル領域の深さが浅く
なるため、ソース・ドレイン深さとの差が図に示したよ
うに減少する。このため、側壁部での実効チャネル長が
減少するため、ショートチャネル効果を受けやすくなる
が、これはゲート埋め込み用トレンチの深さにより調節
してやればよい。
【0061】図38〜図40はこの実施例の製造工程を
示す図であり、それぞれ(a)は平面図、(b)は
(a)の矢視A−A′断面図、(c)は(a)の矢視B
−B′断面図を示している。
【0062】まず、図38に示すように、p型シリコン
基板201上にトレンチ分離型の素子分離203を形成
する。ここでは、順テーパを持ったトレンチを形成した
後、絶縁膜などを埋め込んでいる。この順テーパは側壁
チャネルを形成することに寄与することになる。ソース
・ドレイン拡散層207はトレンチ分離形成の前か後で
形成している。
【0063】次いで、図39に示すように、ゲート電極
用トレンチ204を形成する。このトレンチ204も順
テーパとしている。実際は、トレンチ204はRIEで
形成するが、このとき分離用絶縁膜との選択比が完全に
あると、(c)中に破線で示したようなトレンチが形成
されるが、その後、ダメージ除去のための処理により、
或いは必要であればさらに処理を加えて、実線のように
トレンチが後退して、ソース・ドレイン拡散層207よ
りも深い側壁チャネル領域が形成される。
【0064】この側壁チャネルは、トレンチ形成時、分
離用絶縁膜よりも基板シリコンの方がエッチングレート
が速い限り、順テーパで形成すれば形成できる。このと
き、分離用トレンチ203とゲート電極用トレンチ30
4のテーパのつき方により、側壁チャネル領域の形状が
変わってくる。例えば、両方ともテーパがなければ形成
されないし、いずれかが(特に分離用トレンチ)大きく
逆テーパとなっても形成されない。
【0065】次いで、図40に示すように、ゲート絶縁
膜205,ゲート電極206を形成する。ここでは、ゲ
ート電極206をマスクに、ソース・ドレイン拡散層2
07′を形成し、207と207′とでn- ,n+ 拡散
層にすることにより、LDD構造を実現させている。
【0066】そしてその後、層間絶縁膜208,コンタ
クト209,配線210を形成することにより、図37
の側壁チャネルを用いたコンケイブMOSトランジスタ
が完成する。
【0067】このように本実施例によれば、側壁チャネ
ルにより駆動能力を向上させることができる。
【0068】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ゲ
ート電極は素子領域及び素子分離領域を貫くようなパタ
ーンで形成したトレンチ内に、その表面よりも下へ完全
に埋め込んで形成している。従って、高集積化において
も、充分なゲート長を確保でき、且つソース・ドレイン
へのコンタクトをゲート電極や素子分離領域に対し、セ
ルファライン的に形成でき、且つ、ゲート電極による段
差が生じないMOSトランジスタ及びMOSトランジス
タを用いた半導体記憶を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例に係わるのCMOSインバータ回
路の平面図と等価回路図。
【図2】図1の矢視断面図。
【図3】ゲートで電極の取り出し方を説明するための平
面図と断面図。
【図4】ゲートで電極の取り出し方を説明するための平
面図と断面図。
【図5】ゲートで電極の取り出し方を説明するための平
面図と断面図。
【図6】第2の実施例に係わるDRAMのメモリセル構
成を示す平面図と断面図。
【図7】第3の実施例に係わるDRAMのメモリセル構
成を示す平面図と断面図。
【図8】第4の実施例に係わるDRAMのメモリセル構
成を示す平面図。
【図9】図8の矢視断面図。
【図10】第5の実施例に係わるDRAMのメモリセル
構成を示す平面図。
【図11】図10の矢視断面図。
【図12】第6の実施例に係わるNAND型DRAMの
メモリセル構成を示す平面図。
【図13】図12の矢視A−A′及びB−B′断面図。
【図14】図12の矢視C−C′及びD−D′断面図。
【図15】第6の実施例の製造工程を示す平面図。
【図16】第6の実施例の製造工程を示す断面図。
【図17】第6の実施例の製造工程を示す断面図。
【図18】第6の実施例の製造工程を示す断面図。
【図19】第6の実施例の製造工程を示す断面図。
【図20】第7の実施例を説明するための断面図。
【図21】第8の実施例に係わるDRAMのメモリセル
構成を示す平面図。
【図22】図21の矢視断面図。
【図23】図21の矢視断面図
【図24】第9の実施例に係わるDRAMのメモリセル
構成を示す平面図。
【図25】図24の矢視断面図。
【図26】図24の矢視断面図。
【図27】第10の実施例に係わるDRAMのメモリセ
ル構成を示す平面図。
【図28】図27の矢視断面図。
【図29】図27の矢視断面図。
【図30】第11の実施例に係わるDRAMのメモリセ
ル製造工程前半を示す平面図。
【図31】図30の矢視断面図。
【図32】図30の矢視断面図。
【図33】第11の実施例に係わるDRAMのメモリセ
ル製造工程後半を示す平面図。
【図34】図33の矢視断面図。
【図35】図33の矢視断面図。
【図36】第12の実施例に係わるトランジスタの素子
構造を示す平面図と断面図。
【図37】第13の実施例に係わるトランジスタの素子
構造を示す平面図と断面図。
【図38】第13の実施例の製造工程を示す平面図と断
面図。
【図39】第13の実施例の製造工程を示す平面図と断
面図。
【図40】第13の実施例の製造工程を示す平面図と断
面図。
【符号の説明型】
1…シリコン基板 2…ウェル 3…トレンチ分離 4…ソース・ドレイン拡散層 5…ゲート電極形成用トレンチ 6…ゲート絶縁膜 7…ゲート電極 8…層間絶縁膜 9…コンタクト 10…配線 11…キャパシタ絶縁膜 12…プレート電極 13…ビット線コンタクト 14…ビット線 15…ストッパ膜 16…p型拡散層 101…p型シリコン基板 102…n型拡散層 103…素子分離領域 104…ゲート電極形成用トレンチ 105…ゲート絶縁膜 106…ワード線(ゲート電極) 107…絶縁膜 108…キャパシタ絶縁膜 109…プレート電極 110…層間絶縁膜 111…ビット線コンタクト 112…ビット線 113…トレンチ 114…コンタクト 115…蓄積電極

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板に形成されたゲート電極形成用
    トレンチと、このゲート電極形成用トレンチに埋め込ま
    れたゲート電極と、このゲート電極の両側に設けられた
    ソース・ドレイン拡散層とを具備し、前記ゲート電極の
    上面は前記基板表面と前記ソース・ドレイン拡散層の少
    なくとも一方の底面との間に位置するように形成されて
    なることを特徴とする半導体装置
  2. 【請求項2】半導体基板に設けられたトレンチ型素子分
    離領域と、この素子分離領域より浅く該素子分離領域及
    び素子領域を貫くように形成されたゲート電極形成用ト
    レンチと、このゲート電極形成用トレンチの底部に埋め
    込まれたゲート電極と、前記ゲート電極形成用トレンチ
    の側部の前記ゲート電極の両側に設けられたソース・ド
    レイン拡散層とを具備し、前記ゲート電極の上面は前記
    基板表面と前記ソース・ドレイン拡散層の少なくとも一
    方の底面との間に位置するように形成されてなることを
    特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】半導体基板に設けられたトレンチ型素子分
    離領域と、この素子分離領域より浅く該素子分離領域及
    び素子領域を貫くように形成されたゲート電極形成用ト
    レンチと、このゲート電極形成用トレンチの底部に埋め
    込まれたゲート電極と、前記ゲート電極形成用トレンチ
    の側部の前記ゲート電極の両側に設けられたソース・ド
    レイン拡散層とを具備し、少なくとも前記ゲート電極形
    成用トレンチ上に形成されたキャパシタ絶縁膜と、この
    キャパシタ絶縁膜上に形成されたキャパシタ電極とを備
    える半導体装置であって、前記ゲート電極の上面は前記
    基板表面と前記ソース・ドレイン拡散層の少なくとも一
    方の底面との間に位置するように形成され、かつ前記キ
    ャパシタ電極の一部は前記ゲート電極形成用トレンチに
    埋め込まれ、かつ前記ソース・ドレイン拡散層のいずれ
    か一方の少なくとも一部がストレージノード電極を兼
    ね、前記ゲート電極形成用トレンチに一部が埋め込まれ
    るキャパシタ電極はプレート電極であることを特徴とす
    る半導体装置。
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