JP3270250B2 - 半導体記憶装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置及びその製造方法

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JP3270250B2
JP3270250B2 JP19327894A JP19327894A JP3270250B2 JP 3270250 B2 JP3270250 B2 JP 3270250B2 JP 19327894 A JP19327894 A JP 19327894A JP 19327894 A JP19327894 A JP 19327894A JP 3270250 B2 JP3270250 B2 JP 3270250B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体記憶装置に係わ
り、特にDRAMのメモリセル構造を改良した半導体記
憶装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、MOSトランジスタを用いた集積
回路、中でもDRAMは高集積化の一途を辿っている。
高集積化には微細加工技術が必要で、サブハーフミクロ
ンのリソグラフィ技術が開発されている。しかし、この
種のリソグラフィ技術においては、高集積化に伴いL/
Sのパターンに対して穴や残しパターンの微細化が益々
困難となっている。さらに、パターンの微細化に伴い、
一般に最小解像度の1/4以下の寸法を確保してきた合
わせ精度の達成が困難となっている。
【0003】また、高集積化を行うには、従来のMOS
トランジスタでは次のような問題点があった。即ち、M
OSトランジスタのゲート長が小さくなると、いわゆる
短チャネル効果によってしきい値が低下し、パンチ・ス
ルーを生じ、リーク電流の抑制が困難となる。ゲート電
極とソース・ドレインへのコンタクト或いは素子分離領
域とソース・ドレインへのコンタクトに余裕が必要で、
これが微細化にとって障害である。さらに、ゲート電極
の段差がその上の層の形成にとって障害となることであ
る。このため、集積化向上をはかるにも限度があった。
【0004】MOSトランジスタを複数個直列に接続
し、これらのMOSトランジスタの各ソース(或いはド
レイン)にそれぞれ情報記憶用キャパシタを接続したN
AND型DRAMのメモリセル構造が知られている。こ
のようなアレイ方式は、MOSトランジスタを複数個直
列に接続しない場合に比べて、ビット線とのコンタクト
が少ないため、セル面積が小さくなると言う利点があ
る。しかしこの構造では、用いるセルがスタック型セル
であり、またセル面積が小さいため、必要な蓄積容量
(Cs)を得るにはキャパシタを極めて高く形成せざる
を得ない。このため、ビット線等の上層配線を形成する
時における下地段差は1μm以上と極めて大きな段差と
なり、上層配線の加工が極めて困難であった。
【0005】また、チャネル部に溝を掘って実効チャネ
ル長を増大させた、いわゆるコンケイブMOSトランジ
スタが微細化用のトランジスタとして有望視されてい
る。このコンケイブトランジスタは、従来用いられてい
るLOCOS法による素子分離を用いた場合、微細化が
困難となることから、トレンチ分離による素子分離を形
成する必要がある。この種のコンケイブトランジスタに
おいては、トランジスタのチャネルはトレンチに沿って
形成される。このとき、トレンチの底の角部において、
その形状から、チャネルを制御するゲート電極からの電
界が発散してしまい、この部分のチャネルが十分に形成
されないため、チャネル抵抗が増大し十分な駆動能力が
得られない。
【0006】一方、1トランジスタ/1キャパシタのメ
モリセルに代わり、1個のMOSトランジスタのみで1
個のメモリセルを構成するDRAMが提案されている
(特開平3−171768号公報)。これらのメモリセ
ルは、個々のトランジスタに対しそれぞれウェルを形成
することにより、またSOI基板上で個々のトランジス
タを素子分離によって分離することによって、個々のト
ランジスタが基板フローティング状態で独立に構成され
ている。このため、これらのメモリセルはトランジスタ
内にフローティング領域(ボディ)を有する。このDR
AMはボディに情報を記憶させるもので、その動作原理
は、トランジスタを動作させた際にドレイン付近でのイ
ンパクトイオン化により生じたキャリアをボディに注入
し、これによりボディのポテンシャル、ひいてはトラン
ジスタのしきい値電圧を変化させるものである。キャリ
アが溜った状態と溜っていない状態とで、大きく異なる
ドレイン電流値により情報読み出しを行うものである。
【0007】しかしながら、この種のメモリセルは、平
面構成されるため微細化を行った際には、パターン的に
8F2 となり微細化は難しい。また、微細化の際にはチ
ャネル長を短くせざるを得ず、短チャネル効果を回避す
ることが困難となる。このため、微細化によって集積度
を向上させることは非常に困難である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の半
導体記憶装置においては、集積化に伴いゲート長が短く
なると、短チャネル効果が現れてしきい値の低下やリー
ク電流の増大を招く。また、ソース・ドレインへのコン
タクトに合わせ余裕が必要で、これが微細化にとって障
害となる。さらに、ゲート電極の段差がその上の層の形
成にとって障害となる。このような点から、集積化向上
をはかるにも限度があった。
【0009】また、高集積化を支えるリソグラフィ技術
の問題として、穴/残しパターンの解像が困難であり、
さらに合わせ精度の破綻がある。このため、DRAM等
のさらなる高集積化のためには、以上の問題点をカバー
するような新たなデバイス構造が必要となる。
【0010】また、1個のMOSトランジスタによりメ
モリセルを形成した構造では、平面構造を取っているた
めにアレイ配置が8F2 となり、さらに短チャネル効果
を回避することが難しく、集積度の点で問題があった。
【0011】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところは、高集積化においても十
分なゲート長を確保することができ、且つソース・ドレ
インへのコンタクトをゲート電極や素子分離領域に対し
セルファライン的に形成することができ、且つゲート電
極による段差も生じない半導体記憶装置及びその製造方
法を提供することにある。
【0012】また、本発明の他の目的は、1つのMOS
トランジスタでメモリセルを構成した構造にあっても、
短チャネル効果の防止と共に高集積化を可能とした半導
体記憶装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明では、基本的に全
てリソグラフィ技術にとって好ましいL/Sパターンの
みからなるメモリセル構造とした。さらに、合わせ精度
を必要としないようにセルフアラインプロセスを駆使し
た構造となっている。
【0014】即ち、本発明(請求項1)は、1トランジ
スタ/1キャパシタからなるメモリセルをマトリックス
配置した半導体記憶装置において、絶縁膜上の半導体基
板に形成された絶縁膜まで達する素子分離用トレンチ
と、このトレンチにより分離され基板の下部に形成され
たビット線と、素子分離用トレンチと交差するように形
成されたビット線に達するワード線形成用トレンチと、
このワード線形成用トレンチ内に形成されたワード線
と、2つのトレンチにより形成された島状半導体領域の
上部にそれぞれ形成された蓄積電極と、これらの蓄積電
極上にキャパシタ絶縁膜を介して形成されたプレート電
極とを具備してなることを特徴とする。
【0015】また、本発明(請求項2)は、1トランジ
スタ/1キャパシタからなるメモリセルをマトリックス
配置した半導体記憶装置において、絶縁膜上に第1〜第
3の半導体層を積層してなる半導体基板と、この半導体
基板に形成された絶縁膜まで達する素子分離用トレンチ
と、このトレンチと交差するように形成された第1の半
導体層に達するワード線形成用トレンチと、このワード
線形成用トレンチ内の少なくとも側部に形成されたワー
ド線と、2つのトレンチにより形成された島状半導体領
域の上部にキャパシタ絶縁膜を介して形成されたプレー
ト電極とを具備し、第1の半導体層はMOSトランジス
タのソース兼ビット線をなし、第2の半導体層はMOS
トランジスタのチャネルをなし、第3の半導体層はMO
Sトランジスタのドレイン兼キャパシタの蓄積電極をな
すことを特徴とする。
【0016】また、本発明(請求項3)は、1トランジ
スタ/1キャパシタからなるメモリセルをマトリックス
配置してなる半導体記憶装置の製造方法において、絶縁
膜上に、ビット線及びMOSトランジスタのソース拡散
層となる第1の半導体層とチャネルとなる第2の半導体
層を形成した後、第2及び第1の半導体層に絶縁膜に達
する素子分離用トレンチを形成し、素子分離用トレンチ
内に絶縁膜を埋込み形成し、次いで素子分離用トレンチ
と交差するように第1の半導体層に達するワード線形成
用トレンチを形成し、ワード線形成用トレンチ内の少な
くとも側部にワード線を形成し、次いで第2の半導体層
の表面にMOSトランジスタのドレイン拡散層及びキャ
パシタの蓄積電極となる第3の半導体層を形成し、しか
るのち第3の半導体層の上部にキャパシタ絶縁膜を介し
てプレート電極を形成するようにした方法である。
【0017】ここで、本発明の望ましい実施態様として
は、次のものがあげられる。 (1) 素子分離領域がライン状のトレンチ分離であるこ
と。 (2) 素子分離によって分離された半導体層が、そのまま
ビット線となること。 (3) ワード線は、素子分離及びビット線に直交する方向
に形成されたトレンチの中に埋込み形成されること。 (4) ビット線コンタクトは、素子分離形成用トレンチと
ワード線形成用トレンチとによって決まる領域にセルフ
アラインで形成されること。 (5) トランスファゲートは基板がフローティング若しく
は完全空乏化した縦型MOSトランジスタであること。 (6) キャパシタは、ビット線及びワード線より上部に形
成されていること。 (7) キャパシタの蓄積電極は、素子分離形成用トレンチ
とワード線形成用トレンチとでセルフアライン形成され
る島状素子領域の上部であること。
【0018】また、本発明(請求項4)は、MOSトラ
ンジスタのみでメモリセルを構成した半導体記憶装置に
おいて、絶縁膜上の半導体基板に形成された絶縁膜まで
達する素子分離用トレンチと、このトレンチにより分離
され基板の下部で形成されたビット線と、素子分離用ト
レンチと交差するように形成された絶縁膜に達しないワ
ード線形成用トレンチと、ワード線形成用トレンチの側
壁で且つ各トレンチで囲まれた島状の素子領域の少なく
とも2面にゲート絶縁膜を介して形成されたワード線
と、素子領域上にコンタクトを介して接続されワード線
と同一方向に形成されたコントロール線とを具備してな
り、素子領域の少なくとも2面に形成されたワード線の
一方がトランジスタのゲート、他方がキャリアを蓄積す
るためのバックゲートとして働くことを特徴とする。
【0019】また、本発明(請求項5)は、MOSトラ
ンジスタのみでメモリセルを構成した半導体記憶装置に
おいて、絶縁膜上の半導体基板に形成された絶縁膜に達
しない素子分離用トレンチと、このトレンチと交差する
ように形成された絶縁膜まで達するワード線形成用トレ
ンチと、このワード線形成用トレンチにより分離され基
板の下部で形成されたコントロール線と、ワード線形成
用トレンチの側壁で且つ各トレンチで囲まれた島状の素
子領域の少なくとも2面にゲート絶縁膜を介して形成さ
れたワード線と、素子領域上にコンタクトを介して接続
されワード線と交差する方向に形成されたビット線とを
具備してなり、素子領域の少なくとも2面に形成された
ワード線の一方がトランジスタのゲート、他方がキャリ
アを蓄積するためのバックゲートとして働くことを特徴
とする。
【0020】
【作用】本発明(請求項1〜3)によれば、素子分離用
トレンチで分離された半導体基板の一部がビット線とな
り、さらにMOSトランジスタのソース・ドレインの一
方を兼ねることになる。また、素子分離用トレンチとワ
ード線形成用トレンチで囲まれた部分が素子領域とな
り、ワード線形成用トレンチ内にワード線がセルフアラ
インで形成される。即ち、ワード線,ビット線,素子領
域,ビット線コンタクトがそれぞれセルフアライン的な
ラインパターンで形成されるため、合わせ精度に律速さ
れない微細なメモリセル構造が実現できる。また、チャ
ネル長は深さ方向にかせげるため、微細化しても十分な
チャネル長を確保できる。さらに、ゲート電極は素子領
域,素子分離領域共において、完全埋め込みされている
ため、ゲート電極による段差は生じない。従って、その
後のコンタクト,配線の形成が容易となる。
【0021】また、本発明(請求項4,5)によれば、
縦型トランジスタを用いることから4F2 のセルアレイ
が形成されるため、高集積化が可能となる。チャネル長
は面積に依存しないため、短チャネル効果を防ぐことが
でき、安定的なセル特性を実現することが可能である。
周辺回路も縦型トランジスタとすることにより、ゲート
を形成するためのマスクが不要となり、工程数を削減す
ることも可能となる。また、本構造では、ビット線或い
はコントロール線及び素子領域が全てセルフアラインで
形成されるため、合わせずれにも影響されにくく、微細
化にとって大きなメリットとなる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。 (実施例1)図1〜図3は本発明の第1の実施例を説明
するためのもので、図1は平面図、図2は図1の矢視A
−A′断面図、図3(a)(b)(c)はそれぞれ図1
の矢視B−B′,C−C′,D−D′断面図である。
【0023】Si基板11上にSiO2 膜(絶縁膜)1
2を介してSi層(半導体基板)13を形成したSOI
ウェハ10のSi層13に、SiO2 膜12まで達する
深さのライン状パターンの素子分離用トレンチ21が形
成されている。そして、トレンチ21によって分離され
たSi層13の下部が、それぞれビット線を構成してい
る。
【0024】トレンチ21と直交する方向にライン状パ
ターンのワード線形成用トレンチ23が形成され、その
側壁にワード線25が埋め込まれている。両トレンチ2
1,23によって囲まれた素子領域が、それぞれメモリ
セルを構成する。即ち、島状素子領域の上部はキャパシ
タの蓄積電極27であって、キャパシタ絶縁膜28を介
してプレート電極29が形成され、下部はビット線へセ
ルフアライン的に接続され、その間は基板フローティン
グか或いはさらに完全空乏化の縦型トランジスタとなっ
ている。
【0025】次に、本実施例装置の製造工程を、図4,
5を参照して説明する。なお、図4において(a)は平
面図、(b)〜(d)は(a)の矢視断面図であり、図
5において(a)は平面図、(b)〜(e)は(a)の
矢視断面図、(f)は要部平面図である。
【0026】ウェハとしては、少なくとも絶縁膜12上
にSi層13が形成されたウェハを用いる。絶縁膜12
としては、例えばシリコン酸化膜やシリコン窒化膜やそ
れらの複合膜等が考えられる。図面には示していない
が、絶縁膜12の下部にSi層11が伴っても構わな
い。また、Si層13は、後工程によりビット線となる
高不純物濃度層13aとチャネル部となる層13bから
なる。ここでは、それぞれn+ 型と、I型とする。この
ようなウェハは、張り合わせ技術や、SIMOX技術等
を用いて形成することが可能である。
【0027】まず、図4に示すように、絶縁膜12まで
達する素子分離用トレンチ21を形成し、トレンチ21
内に絶縁膜22を埋め込む。ここで、トレンチ21によ
り分断されたSi層13の高不純物層13aはビット線
となるため、これによってビット線が同時形成されたこ
とになる。
【0028】次いで、図5に示すように、素子分離用ト
レンチ21と直交する方向に、絶縁膜12までは達しな
い深さのワード線形成用トレンチ23を形成する。この
時、Si層13と素子分離用トレンチ21内に埋め込ん
だ絶縁膜22を同時或いは別々にエッチングし、略同じ
深さになることが望ましい。そして、シリコン酸化膜等
のゲート絶縁膜24を形成する。さらに、例えば燐をド
ーピングしたn型多結晶シリコン膜を堆積し、RIEエ
ッチングすることにより、ワード線25を、ワード線形
成用トレンチ23の側壁に沿ってセルフアライン形成す
る。但し、このときワード線形成用トレンチ23の両側
壁にそれぞれワード線を形成するためには、ワード線形
成用トレンチの幅がワード線材の膜厚の2倍以上でなけ
ればならない。なお、図5(a)中の破線は、ワード線
25のパターンを示している。
【0029】次いで、層間絶縁膜26をワード線形成用
トレンチ23内に埋め込み、燐や砒素などのn型不純物
をイオン注入等によりドーピングして、シリコン層13
bの上部にトランジスタのソース・ドレイン層27を形
成する。もう一方のソース・ドレイン層は、この場合ビ
ット線の高濃度不純物層13aであり、前述したよう
に、ワード線形成用トレンチ23を高濃度不純物層13
aに達するように制御することにより、自動形成され
る。制御性が心配な場合は、ワード線形成用トレンチ2
3の形成後やワード線25の形成後に、イオン注入など
してn型拡散層を形成してもよい。なお、ソース・ドレ
イン層27はトレンチ21,23の形成前に形成してお
いてもよい。
【0030】この後、キャパシタ絶縁膜28及びプレー
ト電極29を形成し、ソース・ドレイン層27を蓄積電
極とするキャパシタを形成することによって、前記図1
の構造のメモリセルが完成する。
【0031】以上のように本実施例のメモリセルは、基
本的にライン状パターンのみで形成でき、しかも素子領
域,ビット線,ワード線,さらにキャパシタが全てセル
フアライン的に形成できるため、微細化が可能で合わせ
ずれに強い構造といえる。しかも、キャパシタを最後に
形成するため、高温プロセスに弱いTa23 やST
O,BSTOなどの高誘電体膜をキャパシタ絶縁膜とし
て用いることができる。さらに、素子領域が絶縁膜12
上にありソフトエラーに強い構造であるため、キャパシ
タ容量が小さくて済む利点がある。 (実施例2)図6、7は、本発明の第2の実施例を説明
するためのもので、図6(a)は平面図、図6(b)は
同図(a)の矢視A−A′断面図、図7(a)(b)
(c)はそれぞれ図6(a)の矢視B−B′,C−
C′,D−D′断面図、図7(d)(e)は要部平面図
である。
【0032】本実施例の特徴は、ワード線の実パターン
にある。図5の(a)(f)に示したように、第1の実
施例では、両ワードが島状素子領域のそれぞれ一側面に
沿って形成されたが、本実施例では、図6(a)及び図
7(d)に示すように、それぞれ三側面に沿って形成さ
れている。この場合、前者よりもワード線25のチャネ
ル領域のシリコン層に対する制御性が増し、駆動能力の
増加やカットオフ特性の向上が望める。
【0033】製造方法としては、例えばワード線形成用
トレンチ23を形成後、等方性エッチングを行って、素
子分離用トレンチ21内に埋め込んだ絶縁膜22を一部
エッチングして、島状素子領域の、素子分離用トレンチ
21に沿った面が一部露出するようにした状態で、ゲー
ト絶縁膜24以降を形成すればよい。このとき、上記等
方性エッチングを増して、素子分離用トレンチ21に沿
った面が全て露出するようにして、両ワード線同士が接
するようにすれば、図7(e)のように、ワード線が島
状素子領域を取り囲むように形成され、上記効果がさら
に向上する。
【0034】但しこの場合、ワード線方向にワード線が
連続的に形成されるためには、素子分離形成用トレンチ
21の幅をワード線材の膜厚の2倍以下とする必要があ
り、前述のようにワード線形成用トレンチ23の幅は逆
にワード線材の膜厚の2倍以上とする必要があるため、
トレンチ幅とワード線材の膜厚の制御が困難となる。
【0035】本実施例のもう一つの特徴としては、ビッ
ト線が高融点シリサイドなどの低抵抗材13′aと13
aとからなることである。これは、ウェハ張り合わせに
より形成可能で、これによりビット線の低抵抗化がはか
られる。 (実施例3)図8、9は本発明の第3の実施例を説明す
るためのもので、図8(a)は平面図、図8(b)は同
図(a)の矢視A−A′断面図、図9(a)(b)
(c)はそれぞれ図8(a)の矢視B−B′,C−
C′,D−D′断面図である。
【0036】この実施例の特徴は、ソース・ドレイン層
27上に新たに蓄積電極30を形成していることであ
る。これにより、キャパシタ面積を大きくしてキャパシ
タ容量を大きくできる。また、蓄積電極30をTiやT
iNなどのバリアメタルと共に形成して、高誘電体膜に
とって適した蓄積電極材を適用することが容易となる。
また、従来のスタックキャパシタのように、層間絶縁膜
を形成した後、ソース・ドレイン層27にコンタクトを
形成して蓄積電極30を形成してもよい。 (実施例4)図10、11は本発明の第4の実施例を説
明するためのもので、図10(a)は平面図、図10
(b)は同図(a)の矢視A−A′断面図、図11
(a)(b)(c)はそれぞれ図10(a)の矢視B−
B′,C−C′,D−D′断面図である。
【0037】この実施例の特徴は、ワード線25をワー
ド線形成用トレンチ23の下の方に形成すると共に、さ
らに素子分離用トレンチ23内の埋込み絶縁膜をも下方
へ後退させて、上部のソース・ドレイン層27の領域を
大きくし、島状素子領域の上面のみならず、側面も蓄積
電極として用いていることである。これにより、容易に
キャパシタ容量の増大をはかることができる。 (実施例5)図12、13は本発明の第5の実施例を説
明するためのもので、図12(a)は平面図、図12
(b)は同図(a)の矢視A−A′断面図、図13
(a)(b)(c)はそれぞれ図12(a)の矢視B−
B′,C−C′,D−D′断面図である。
【0038】この実施例の特徴は、ワード線形成用トレ
ンチ23内のワード線25上にセルフアライン的に配線
層31を埋込み形成していることにある。この配線層3
1は、例えばWやAl配線で、例えば同一トレンチ内側
壁に形成したワード線25の一方と、セルアレイ端でコ
ンタクトを取ることにより、シャント用に用いることが
できる。これによって、ワード線25の配線抵抗を低く
でき、ワード線遅延を縮小できる。或いは、配線層31
を両側壁ワード線25間にも埋め込まれるように形成
し、両ワード線間のカップリングノイズを低減させる導
電層として用いてもよい。 (実施例6)図14、15は本発明の第6の実施例を説
明するためのもので、図14(a)は平面図、図14
(b)は同図(a)の矢視A−A′断面図、図15
(a)(b)(c)はそれぞれ図14(a)の矢視B−
B′,C−C′,D−D′断面図である。
【0039】この実施例の特徴は、ワード線25がワー
ド線形成用トレンチ23内に単独で形成されると共に、
分離用ゲート32がワード線25と交互に形成されてい
ることである。この分離用ゲート32は、例えば常に低
電圧に保たれ、セルとセル、蓄積電極とビット線の分離
をはかるものである。また、分離用ゲート32は、例え
ばワード線25と同時に形成可能である。
【0040】この構造では、セルサイズは大きくなる可
能性があるが、ワード線が1つのトレンチの中に隣り合
っていないため、実施例1〜5のようにワード線間のカ
ップリングノイズが生じることがなく、安定した動作が
得られる。さらに、実施例1〜5のような微細化できる
構造において、このカップリングノイズを低減させる構
造の例として次のようにしてもよい。これは、図2に示
す実施例1において、側壁ワード線のうちの一方を、リ
ソグラフィ技術とエッチング技術により選択的に除去し
て形成したもので、トランジスタとしてはゲート電極が
1つずつの縦型トランジスタとなる。対向するワード線
の一方が除去されたため、ワード線間のノイズは生じる
心配がない。
【0041】なお、本発明は上述した各実施例に限定さ
れるものではない。第1の実施例などで、島状素子領域
を挟むように形成された両ワード線は、同一電位で駆動
され、同士にオン/オフするものとしても、或いは、そ
れぞれ別々に駆動され、例えば一方側は、しきい値など
のトランジスタ特性をコントロールするための電極とし
て用いてもよい。この電位やゲート材の仕事関数によ
り、チャネルとなるシリコン領域中の電位や空乏層の伸
び方を制御することが可能である。その他、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施することがで
きる。 (実施例7)図16、17は本発明の第7の実施例を説
明するためのもので、図16は平面図、図17(a)
(b)(c)はそれぞれ図16の矢視A−A′,B−
B′,C−C′断面図である。
【0042】Si基板51上にSiO2 膜(絶縁膜)5
2を介してSi層(半導体基板)53を形成したSOI
ウェハ50のSi層53に、トランジスタ型のメモリセ
ルアレイが形成されている。Si層53には、絶縁膜5
2まで達する深さのライン状パターンの素子分離用トレ
ンチ61が複数本形成され、トレンチ61内には絶縁膜
62が埋め込まれている。そして、トレンチ61によっ
て分離されたSi層53の下部53aが、それぞれビッ
ト線を構成している。
【0043】また、素子分離用トレンチ61と直交する
方向には、ライン状パターンのワード線形成用トレンチ
63が複数本形成され、トレンチ63の側壁にゲート絶
縁膜64を介してワード線65が形成されている。トレ
ンチ61,63で囲まれた島状の各素子領域の両面に形
成されたこれらワード線65は、一方がトランジスタの
ゲート、他方がキャリアを蓄積するためのバックゲート
として働く。ここで、Si層53の下部53aより上部
の53bはチャネルをなし、最上部の67はソース・ド
レイン拡散層をなしている。
【0044】これらの素子形成された基板上にはトレン
チ63を埋め込むように層間絶縁膜66が形成されてい
る。そして、層間絶縁膜66上には各素子領域とコンタ
クトして、コントロール線69がワード線65と同一方
向に配設されている。
【0045】図18、19は本実施例の製造工程を説明
するためのもので、それぞれ(a)は平面図、(b)
(c)(d)は(a)の矢視A−A′,B−B′,C−
C′断面図である。
【0046】ウェハとしては、張り合わせ技術等により
絶縁膜52を挟んで2枚のSi基板51,53を接着し
たウェハ50を用いる。Si基板(Si層)53は、後
工程によりビット線となる高不純物濃度層(配線層)5
3aとチャネル部となる層53bからなる。ここでは、
それぞれn+ 型と、I型とする。
【0047】まず、図18に示すように、Si層53に
一方向にライン状パターンからなる素子分離用トレンチ
61を絶縁膜52まで達するように形成する。そして、
このトレンチ61内には、例えばシリコン酸化膜などの
絶縁膜を埋め込むなどして埋め込み絶縁膜62を形成す
る。
【0048】次いで、図19に示すように、素子分離用
トレンチ61に直交する方向にライン状パターンからな
るワード線形成用トレンチ63を形成する。このとき、
Si層53び埋め込み絶縁膜62を同時に、或いは別々
に、いずれにしても両者共にエッチングする。このとき
の深さは少なくとも絶縁膜52よりも浅いことが必要
で、望ましくは先のビット線となる配線層53aに達す
る深さとする。さらに、ゲート絶縁膜64を形成した
後、ワード線65をワード線形成用トレンチ63の側壁
に残すように形成する。そして、イオン注入などにより
ソース・ドレインの拡散層67を形成し、さらに層間絶
縁膜66を形成する。
【0049】この後、層間絶縁膜66にコンタクトホー
ルを形成し、コントロール線69となる配線を形成し
て、図16、17に示す構造のメモリセルが完成する。
本実施例では、ビット線53aは予め張り合わせなどに
よるウェハ形成時に形成されたものを用いているが、こ
の限りではない。例えば、SIMOX基板に高加速イオ
ン注入によって配線層を形成してもよいし、高濃度にド
ナーイオンが注入された基板にボディとなる領域のみに
アクセプタイオンを注入しても構わない。但し、この際
には最初に高濃度にアクセプタイオンが注入されている
場合には、ボディ領域に注入するのはドナーイオンであ
る。
【0050】本実施例では、ソース・ドレインの拡散層
67はワード線65を形成した後に形成したが、この限
りではない。例えば、素子分離用トレンチ61を形成す
る前でもよいし、直後でも構わない。また、ワード線形
成用トレンチ63を形成する直前でも構わない。また、
nチャネルMOSトランジスタに限らずpチャネルMO
Sトランジスタに適用することもである。
【0051】このように本実施例によれば、図16、1
7から分かるように縦型トランジスタを用いて4F2
セルアレイを構成しているため、従来よりも大幅な高集
積化が可能となる。しかも、MOSトランジスタのチャ
ネル長は面積に依存しないため、短チャネル効果を防ぐ
ことができ、安定的なセル特性を実現することが可能で
ある。また、ワード線65を形成するためのマスクが不
要なため、工程数を削減することも可能となる。さらに
本構造では、ビット線及び素子領域がセルフアラインで
形成されるため、合わせずれにも影響されにくい利点が
ある。 (実施例8)図20は本発明の第7の実施例を説明する
ための断面図であり、(a)(b)(c)はそれぞれ前
記図16の矢視A−A′,B−B′,C−C′断面に相
当している。
【0052】SOIウェハ50のSi層53にトランジ
スタ型のメモリセルがアレイ状に形成されている。Si
層53には、埋め込み絶縁膜52には達しないが、Si
層53の下部53aまで達する深さのライン状パターン
の素子分離用トレンチ61が複数本形成され、トレンチ
61内には絶縁膜62が埋め込まれている。素子分離用
トレンチ61と直交する方向には、絶縁膜52まで達す
るライン状パターンのワード線形成用トレンチ63が複
数本形成されている。そして、トレンチ63によって分
離されるシリコン層53の下部53aが各々コントロー
ル線となっている。
【0053】トレンチ63の側壁にゲート絶縁膜64を
介してワード線65が形成されており、トレンチ61,
63で囲まれた島状の各素子領域の両面に形成されたこ
れらワード線65は一方がトランジスタのゲート、他方
がキャリアを蓄積するためのバックゲートとして働く。
ここで、Si層53の下部53aより上部の53bはチ
ャネルをなし、最上部の67はソース・ドレイン拡散層
をなしている。
【0054】これらの素子形成された基板上にはトレン
チ63を埋め込むように層間絶縁膜66が形成されてい
る。そして、層間絶縁膜66上には各素子領域とコンタ
クトして、ビット線79がワード線65と直交する方向
に配設されている。
【0055】図21、22は本実施例の製造工程を説明
するためのもので、それぞれ(a)は平面図、(b)
(c)(d)は(a)の矢視A−A′,B−B′,C−
C′断面図である。
【0056】まず、図21に示すように、第7の実施例
と同様のウェハ50を用い、Si層53に一方向にライ
ン状パターンからなる素子分離用トレンチ61を形成す
る。このときの深さは、少なくとも絶縁膜52よりも浅
いことが必要で、望ましくは後にコントロール線となる
配線層53aに達する深さとする。このトレンチ61の
中には、例えばシリコン酸化膜などの絶縁膜を埋め込む
などして埋め込み絶縁膜62を形成する。
【0057】次いで、図22に示すように、素子分離用
トレンチ61に直交する方向にライン状パターンからな
るワード線形成用トレンチ63を絶縁膜52に達する深
さまで形成する。このとき、シリコン層53及び埋め込
み絶縁膜62を同時に、或いは別々に、いずれにしても
両者共にエッチングする。このトレンチ63により分離
されたSi層53の下部53aはコントロール線とな
る。さらに、ゲート絶縁膜64を形成した後、ワード線
55をワード線形成用トレンチ63の側壁に残すように
形成する。そして、イオン注入などによりソース・ドレ
インの拡散層67を形成し、さらに層間絶縁膜66を形
成する。
【0058】この後、層間絶縁膜66にコンタクトホー
ルを形成し、ビット線79となる配線を形成して、図2
0に示す構造のメモリセルが完成する。このように本実
施例は、ビット線とコントロール線の位置関係を逆にし
たのみで、実質的に第7の実施例と同じ構成のセルアレ
イが形成される。従って、第7の実施例と同様な効果が
得られる。また、本実施例においても、第7の実施例で
説明したような各種の変形が可能である。
【0059】
【発明の効果】以上詳述したように本発明(請求項1〜
3)によれば、素子分離用トレンチで分離された半導体
基板の一部をビット線兼ソース・ドレインの一方とし、
素子分離用トレンチとワード線形成用トレンチで囲まれ
た部分を素子領域とし、ワード線形成用トレンチ内にワ
ード線をセルフアラインで形成することにより、ワード
線,ビット線,素子領域,ビット線コンタクトがそれぞ
れセルフアライン的なラインパターンで形成することが
でき、合わせ精度に律速されない微細なメモリセル構造
が実現できる。しかも、チャネル長は深さ方向にかせげ
るため、微細化しても十分なチャネル長を確保でき、さ
らにゲート電極は素子領域,素子分離領域共において、
完全埋め込みされているため、ゲート電極による段差は
生じない。従って、その後のコンタクト,配線の形成が
容易となる。
【0060】つまり、高集積化においても十分なゲート
長を確保することができ、且つソース・ドレインへのコ
ンタクトをゲート電極や素子分離領域に対しセルファラ
イン的に形成することができ、且つゲート電極による段
差も生じない半導体記憶装置及びその製造方法を実現す
ることが可能となる。
【0061】また、本発明(請求項4,5)によれば、
SOI基板を利用しトレンチによって分離された縦型に
構成された1個のMOSトランジスタをメモリセルとし
て、フローティング領域を記憶ノードとする新しい構造
の高集積化可能な半導体記憶装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例に係わる半導体記憶装置の概略構
造を示す平面図。
【図2】図1の矢視A−A′断面図。
【図3】図1の矢視B−B′,C−C′,D−D′断面
図。
【図4】第1の実施例装置の製造工程を示す平面図と断
面図。
【図5】第1の実施例装置の製造工程を示す平面図と断
面図。
【図6】第2の実施例に係わる半導体記憶装置の概略構
造を示す平面図と断面図。
【図7】図6(a)の矢視B−B′,C−C′,D−
D′断面図及び要部平面図。
【図8】第3の実施例に係わる半導体記憶装置の概略構
造を示す平面図と断面図。
【図9】図8(a)の矢視B−B′,C−C′,D−
D′断面図。
【図10】第4の実施例に係わる半導体記憶装置の概略
構造を示す平面図と断面図。
【図11】図10(a)の矢視B−B′,C−C′,D
−D′断面図。
【図12】第5の実施例に係わる半導体記憶装置の概略
構造を示す平面図と断面図。
【図13】図12(a)の矢視B−B′,C−C′,D
−D′断面図。
【図14】第6の実施例に係わる半導体記憶装置の概略
構造を示す平面図と断面図。
【図15】図14(a)の矢視B−B′,C−C′,D
−D′断面図。
【図16】第7の実施例に係わる半導体記憶装置の概略
構造を示す平面図。
【図17】図16の矢視A−A′,B−B′,C−C′
断面図。
【図18】第7の実施例の製造工程を示す平面図と断面
図。
【図19】第7の実施例の製造工程を示す平面図と断面
図。
【図20】第8の実施例に係わる半導体記憶装置の概略
構造を示す断面図。
【図21】第8の実施例の製造工程を示す平面図と断面
図。
【図22】第8の実施例の製造工程を示す平面図と断面
図。
【符号の説明】
10…SOI基板 11…Si基板 12…絶縁膜 13…Si層 13a…高濃度不純物層(ビット線) 13b…低濃度不純物層(チャネル) 21…素子分離用トレンチ 22…素子分離用埋込み絶縁膜 23…ワード線形成用トレンチ 24…ゲート絶縁膜 25…ワード線 26…層間絶縁膜 27…ソース・ドレイン層(蓄積電極) 28…キャパシタ絶縁膜 29…プレート電極 30…蓄積電極 31…配線層 32…分離用ゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/8242 H01L 21/822 H01L 27/04 H01L 27/108

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁膜上の半導体基板に形成された前記絶
    縁膜まで達する素子分離用トレンチと、このトレンチに
    より分離されて前記基板の下部で形成されたビット線
    と、前記トレンチと交差するように形成された前記ビッ
    ト線に達するワード線形成用トレンチと、このワード線
    形成用トレンチ内に形成されたワード線と、前記2つの
    トレンチにより形成された島状半導体領域の上部にそれ
    ぞれ形成された蓄積電極と、これらの蓄積電極上にキャ
    パシタ絶縁膜を介して形成されたプレート電極とを具備
    してなることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】絶縁膜上に第1〜第3の半導体層を積層し
    てなる半導体基板と、この半導体基板に形成された前記
    絶縁膜まで達する素子分離用トレンチと、このトレンチ
    と交差するように形成された第1の半導体層に達するワ
    ード線形成用トレンチと、このワード線形成用トレンチ
    内の少なくとも側部に形成されたワード線と、前記2つ
    のトレンチにより形成された島状半導体領域の上部にキ
    ャパシタ絶縁膜を介して形成されたプレート電極とを具
    備してなり、 第1の半導体層はMOSトランジスタのソース兼ビット
    線をなし、第2の半導体層はMOSトランジスタのチャ
    ネルをなし、且つ第3の半導体層はMOSトランジスタ
    のドレイン兼キャパシタの蓄積電極をなすことを特徴と
    する半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】1トランジスタ/1キャパシタからなるメ
    モリセルをマトリックス配置してなる半導体記憶装置の
    製造方法において、 絶縁膜上に、ビット線及びMOSトランジスタのソース
    拡散層となる第1の半導体層とチャネルとなる第2の半
    導体層を形成する工程と、第2及び第1の半導体層に前
    記絶縁膜に達する素子分離用トレンチを形成する工程
    と、前記素子分離用トレンチ内に絶縁膜を埋込み形成す
    る工程と、前記素子分離用トレンチと交差するように第
    1の半導体層に達するワード線形成用トレンチを形成す
    る工程と、前記ワード線形成用トレンチ内の少なくとも
    側部にワード線を形成する工程と、第2の半導体層の表
    面にMOSトランジスタのドレイン拡散層及びキャパシ
    タの蓄積電極となる第3の半導体層を形成する工程と、
    第3の半導体層の上部にキャパシタ絶縁膜を介してプレ
    ート電極を形成する工程とを含むことを特徴とする半導
    体記憶装置の製造方法。
  4. 【請求項4】絶縁膜上の半導体基板に形成された前記絶
    縁膜まで達する素子分離用トレンチと、このトレンチに
    より分離され前記基板の下部で形成されたビット線と、
    前記トレンチと交差するように形成された前記絶縁膜に
    達しないワード線形成用トレンチと、前記ワード線形成
    用トレンチの側壁で且つ前記各トレンチで囲まれた島状
    の素子領域の少なくとも2面にゲート絶縁膜を介して形
    成されたワード線と、前記素子領域上にコンタクトを介
    して接続され前記ワード線と同一方向に形成されたコン
    トロール線とを具備してなり、 前記素子領域の少なくとも2面に形成されたワード線の
    一方がトランジスタのゲート、他方がキャリアを蓄積す
    るためのバックゲートとして働くことを特徴とする半導
    体記憶装置。
  5. 【請求項5】絶縁膜上の半導体基板に形成された前記絶
    縁膜に達しない素子分離用トレンチと、このトレンチと
    交差するように形成された前記絶縁膜まで達するワード
    線形成用トレンチと、このワード線形成用トレンチによ
    り分離され前記基板の下部で形成されたコントロール線
    と、前記ワード線形成用トレンチの側壁で且つ前記各ト
    レンチで囲まれた島状の素子領域の少なくとも2面にゲ
    ート絶縁膜を介して形成されたワード線と、前記素子領
    域上にコンタクトを介して接続され前記ワード線と交差
    する方向に形成されたビット線とを具備してなり、 前記素子領域の少なくとも2面に形成されたワード線の
    一方がトランジスタのゲート、他方がキャリアを蓄積す
    るためのバックゲートとして働くことを特徴とする半導
    体記憶装置。
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