JPH06158448A - 満粗糸ボビンを空チューブと自動的に交換するための方法およびこの方法を実施するための装置を備えた粗紡機 - Google Patents

満粗糸ボビンを空チューブと自動的に交換するための方法およびこの方法を実施するための装置を備えた粗紡機

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JPH06158448A
JPH06158448A JP5216557A JP21655793A JPH06158448A JP H06158448 A JPH06158448 A JP H06158448A JP 5216557 A JP5216557 A JP 5216557A JP 21655793 A JP21655793 A JP 21655793A JP H06158448 A JPH06158448 A JP H06158448A
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roving
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 満粗糸ボビンを空チューブと自動的に交換す
るための方法およびこの方法を行う装置を備えた粗紡機
を提供すること。 【構成】 懸吊トロリー列がフライヤ6を通過する案内
路に沿って移動することによりボビンの自動交換を行
う。この目的のため、フライヤ6のフライヤ頭部15の
下方におよび/または粗紡機1のフライヤレール5の下
方に案内部材22,23,41,42が設けられてお
り、これらの案内部材が特に粗紡機の長手軸に対してフ
ライヤ6の横位置で懸吊トロリー列11を担持する案内
路を形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボビンもしくはチュー
ブをこれらを担持している装置の持上げ運動により、交
換すべきボビンもしくはチューブの二倍の数に相当する
数のボビンハンガーを備えた懸吊トロリー列に懸吊する
様式の、固定されているフライヤレールと上下動可能な
ボビンレールとを備えた粗紡機において満粗糸ボビンを
空チューブと自動的に交換する方法およびこの方法を実
施するための装置を備えた、フライヤレールに少なくと
も一列で支承されているフライヤと粗紡機の粗糸ボビン
と粗糸チューブがボビン或いはチューブを担持している
装置により懸吊されるボビンハンガーを備えていてかつ
案内手段に沿って移動可能な懸吊トロリーの様式の、満
粗糸ボビンを空チューブと自動的に交換するための装置
とを備えた粗紡機に関する。
【0002】
【従来の技術】この様式の公知の粗紡機(ドイツ連邦共
和国特許39 36 518号参照)にあっては、懸吊
トロリー列は本質的にフライヤレールと同じ高さでこの
フライヤレールの後方に設けられている。満粗糸ボビン
を空チューブと交換するには、ボビンレールはフライヤ
レールの下方における作業位置から後方へと移送装置の
下方へと移動されなければならない。この目的のため粗
紡機を構造的に徹底的に改変しなければならない。駆動
装置を介して機枠と結合されている重量のあるボビンレ
ールを所定の距離で摺動させることは構造的に極めて経
費を要する。ボビンレールを所定の距離以上に摺動させ
ることを可能にするには、摺動領域内にフライヤレール
のための支持部を設けることができない。突出している
フライヤレールは少なくとも通常の二倍程突出してお
り、従って著しく不利な振動および揺動に曝される。
【0003】粗紡機のフライヤが側方で傾倒され、これ
によりボビンホルダーを備えたベルトを有する上方から
降下する装置に満ボビンへの接近を可能にするような構
成も知られているが(ヨーロッパ特許第0 031 8
44号)、同様に僅かな経費では済まない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の根底をなす課
題は、冒頭に記載した様式の粗紡機にあって、満ボビン
を空チューブと自動的に交換するための方法およびこの
方法を実施するための装置を備えた粗紡機を、上記の欠
点を有さないように改善することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題は特許請求の
範囲の請求項1,請求項2および請求項3に記載の特徴
によって解決される。
【0006】粗紡機にあっては懸吊トロリー列は−公知
のように−フライヤ列内に存在しているボビン或いはチ
ューブの数に相当する二倍の数のボビンハンガーを備え
ており、これらのボビンハンガーはボビンのピッチの半
分の間隔でボビンレール内に設けられている。この構造
にあって請求項1に記載したボビンもしくはチューブを
交換するための方法は、以下に述べる粗紡機の構成によ
り可能となる。更に、このような粗紡機にあってボビン
レール内にボビンが僅かなピッチ間隔で設けられている
際、懸吊トロリー列がフライヤ内に存在しているボビン
或いはチューブの数のみで設けられているのが有利であ
り、この場合、請求項2に記載したボビン或いはチュー
ブを交換するための方法は、同様に以下に記載した粗紡
機の構成により可能となる。
【0007】長手方向に横置きされたフライヤのフライ
ヤ頭部およびフライヤアーム並びにボビンレールによっ
て区画されている空域内に懸吊トロリー列を案内するた
めに、案内手段は本発明によりこの領域内に設けられて
おり、懸吊トロリー列のためのこの領域を経て延在して
いる案内路を形成している。これを可能にするために、
請求項4による案内手段はフライヤレールの下側に設け
られており、或いは請求項5による案内手段はフライヤ
レールの直ぐ下方に存在しているフライヤ頭部の下側に
設けられている。
【0008】このような構成により、粗紡機を最小限手
を加えることにより−実際にフライヤの高さをほぼ手幅
だけ大きくしなければならない−、この領域内でボビン
およびチューブを担持している装置を持上げおよび降下
させることにより作業員が手で操作することなく空チュ
ーブを粗紡機の精紡位置に案内すること、粗紡機のすべ
ての満粗糸ボビンを同時にボビンレールから懸吊トロリ
ー列に懸吊すること、および空チューブを懸吊トロリー
列からボビンレール内のボビン収容部上にもたらし、か
つボビントロリー列を排送することが可能となり、これ
により粗紡機を短時間に再び始動させることが可能とな
る。
【0009】頭部の下方に弾性的な保持クランプを備え
ており、この保持クランプがチューブの上端部の溝と係
合し、ボビンレールがチューブを把持した後降下される
と、ボビンスピンドルから満ボビンが抜取られる様式
の、粗紡機のフライヤが既に知られている(ドイツ連邦
共和国特許27 51 264号参照)。しかし、次い
でこのようにして把持された満ボビンは手により取出さ
れなければならない。空チューブの挿着はこの装置では
行われない。このためには上端部に溝を備えた特別なチ
ューブが必要である。
【0010】粗紡機のフライヤレールの下側にフライヤ
内に旋回して走入可能な、満ボビンをチューブの上端部
におけるフランジで保持するグリッパを設け、このグリ
ッパが把持した満ボビンを旋回してフライヤから脱出さ
せ、取出しのため供給するような構成も公知である(ヨ
ーロッパ特許第0 023 193号参照)。しかし、
この構造にあっても、ボビンはその後手により取出し、
更に処理しなければならない。
【0011】案内路は本発明にあってはフライヤの回転
領域を経て走っており、従って案内手段は貫通して形成
したり、不動に設けることは不可能である。従って案内
路は請求項4の本発明による構成によりフライヤレール
の下側に固定して設けられていて、かつ回転の際フライ
ヤが擦過しない領域を経て延在している案内手段と、請
求項5の本発明によるにより頭部の下側に設けられてい
る案内手段とに分割されている。
【0012】懸吊トロリー列の案内は、この懸吊トロリ
ー列の個々のトロリーが特に移動方向で突出しており、
従ってこれらのトロリーが特にフライヤ列内に走入する
際に案内路内の間隙を乗越えることが可能である場合、
フライヤレールに固定して設けられている案内手段によ
ってのみで或いはフライヤの頭部の下方に設けられてい
る案内手段によってのみで行うことが可能である。しか
し、この目的にのためトロリーは、その曲線走行を可能
にするか、或いは粗紡機の外側のその案内路の場所をと
る、精紡作業にとっては不都合な或いは不可能な曲率を
可能にする最低寸法を有していなければならない。
【0013】懸吊トロリー列が短いトロリーを備えてい
る場合でもこの懸吊トロリー列の実際に間隙のない、従
って特に確実な案内と保持は、案内手段が不動にフライ
ヤレールに固定して、およびフライヤと共に回転するよ
うに挿入されている場合に、達せられる。
【0014】本発明により使用される案内手段は根本的
に、これが懸吊トロリー列のために公知であるように、
即ちレールとして形成されており、このレール内に、こ
れに沿って或いはこれ上を懸吊トロリー列のローラ或い
はローラ対或いは滑りブロックのような担持部材が転動
或いは滑動し、或いは動力学的な反対の構成としてロー
ラ対或いは滑りブロックのような担持部材として形成さ
れており、この担持部材内に、これに沿って或いはこれ
上を懸吊トロリー列の案内溝が転動或いは滑動するよう
に案内されている。
【0015】案内手段は請求項6により別個の、しかし
その全体が一つの案内路を形成するレール区間として形
成されており、このレール区間は懸吊トロリー列を方向
正しく整向して所定の運動方向で案内するという利点を
有している。これには特にフライヤレールの下方に固定
して設けられている案内手段が当たる。
【0016】回転するフライヤに案内手段をレールとし
て形成することにより、すべてのフライヤが懸吊トロリ
ーが走入する際に正確に整向され、これによりレール区
間がフライヤ内で互いに或いはフライヤレールに設けら
れているレール区間と同列位置に位置し、従ってフライ
ヤ列内に走入する懸吊トロリー列の先端が問題なく一方
のレール区間から次のレール区間へと移行することが可
能となる。
【0017】フライヤは一体的に駆動される。従ってフ
ライヤの全体が正確に停止されている限り、個々のフラ
イヤは角度正しい位置にあり、そのレール区間は同列位
置に位置する。公差を均す必要がある場合は、その時の
構成に応じて外方に存在している案内部材、特にレール
を、懸吊トロリー列がこのレールに走入する側において
漏斗状に拡大するか、或いは内方に存在している案内手
段並びに特に懸吊トロリー列の第一のトロリーの始端部
に調心作用を行う案内カムを備えている。
【0018】懸吊トロリー列のトロリーに設けられてい
る担持手段がボビンホルダーに対して同軸状態で設けら
れている際、フライヤの角度位置の所定の横位置からの
偏位は、交換工程の信頼性、即ちチューブのボビンホル
ダー内への導入に対して、或いはスピンドルに対して何
等影響を与えない。このような事情は、交換工程の際懸
吊トロリー列は、作動されるボビンホルダーがフライヤ
の面内に存在するように長手方向で調心されるので、担
持手段にも言えることである。フライヤの角度位置が基
準位置から偏位している場合でも、フライヤに設けられ
ているレール、従ってこのレールに載っている担持手段
もこの面に、またフライヤとボビンの軸線内に留まる。
【0019】懸吊トロリー列のための案内路が本発明に
より典型的な位置を占めることから一貫したレール軌道
の敷設は不可能であり、しかも懸吊トロリー列のトロリ
ーが案内路に沿って延在しているので、大抵の場合請求
項5の構成が有利である。と言うのは、レール軌道がト
ロリー本体を一緒に利用することによりある程度レール
として構造高さが節約され、これが本発明の場合特に利
点となるからである。
【0020】請求項4によりフライヤレールの下方に設
けられる案内手段は、もちろん同様に請求項7による担
持手段として形成することが可能である。この構成にお
いて懸吊トロリー列の案内を改善するために、二つ或い
は多数のこのような担持手段が互いに間隔をおいて設け
られている。
【0021】請求項8の提案により特にフライヤに設け
られている案内手段を回転対称的な、そのフライヤの回
転軸線内に挿入されているプラグとして形成することに
より、この案内手段が懸吊トロリー列をフライヤのすべ
ての回転位置において同じ程度に案内するのに適してい
ると言う利点が得られる。フライヤが粗紡機の長手方向
に対してほぼ横方向に存在していなければならないと言
うことは明瞭である。何故ならこのフライヤの位置にお
いてのみ、満ボビンを携帯した懸吊トロリー列のフライ
ヤ内での運動を許容する空域が得られるからである。し
かし、請求項8による案内手段の構成は、横位置に関し
てフライヤにおけるレールよりも極めて大きな公差を許
容する。
【0022】請求項8によるプラグの肉厚部は、請求項
9により滑りブロックとして形成されている。帽子状の
滑りブロックは懸吊トロリー列の振り子運動を許容す
る。この振り子運動を回避しようとする場合、押嵌め面
を備えていて、案内溝に形状一体的に係合する滑りブロ
ックを使用される。多数の滑りブロック−これは特に満
粗糸ボビンが懸吊されている場合著しい重量を有してい
る懸吊トロリー列を案内しかつ担持する−と懸吊トロリ
ー列の案内溝間の滑り摩擦は、滑り面の材料を適当に選
択して対とすることによって低減することが可能であ
る。摩擦の実際に有効な低減は、特に請求項10に記載
した場所をとることの少ない構成による転動摩擦への移
行によって達せられる。
【0023】プラグ状の、方向安定しない案内を行う案
内手段のみが設けられている際、適当な構成により、特
に走入する懸吊トロリー列の第一のトロリーが確実にそ
の都度の最も近いプラグ上に滑動して載ること、かつ次
のトロリーが懸吊されないことが保証されなければなら
ない。トロリー間に連結が、懸吊トロリー列が例えば水
平な曲線を通過しなければならないのみならず、高さ方
向でも移動可能でなければならないので、すべての方向
に対して運動可能であることは、トロリーがいかなる時
にあっても少なくとも二つのプラグにより案内されるよ
うな長さを有していることにより可能となる。
【0024】しかし、トロリーが長いことにより、通過
可能な曲線曲率が大きくなり、精紡作業には不都合であ
り、かつこれは時として不可能である。従ってトロリー
が垂直な旋回軸により水平な面でのみ旋回可能であるよ
うに連結されている際、請求項12の構成により、懸吊
トロリー列の少なくとも二つの最初のトロリーが互いに
結合されてある程度剛性な大きな長さにまとめられる。
この目的のために使用される連結部材の二つの有利な構
成は請求13と14に記載した。
【0025】請求項13による第一の構成により、懸吊
トロリー列の粗紡機内への走入位置において平坦なスチ
ールベルトが横置きで懸吊トロリー列内に挿入され、こ
のスチールベルトは懸吊トロリー列をその運動方向に対
して横方向で強化する。請求項14による他の構成によ
り、懸吊トロリー列の少なくとも両方の第一のトロリー
間に懸吊トロリー列の粗紡機内への走入の際巻付き可能
な錠止部が設けられており、この錠止部は両方のトロリ
ーを方向安定して互いに結合する。
【0026】粗紡機のために一般に使用されているチュ
ーブは上方端部に狭隘部を備えており、この狭隘部が粗
紡機内においてチューブの半径方向での案内を行い、こ
の狭隘部の下方の段差部はリング精紡機のクリール内で
ボビンハンガーのための係止部として働く。本発明のボ
ビンハンガーを粗紡機のスピンドル上にチューブが挿着
されている際でも使用し得るようにするために、互いに
上下に形成されている二つの狭隘部を備えた自体公知の
チューブが使用され、これらのチューブの下方はスピン
ドル上でのチューブ案内部として、上方はボビンハンガ
ーの係止部として働く。
【0027】以下に添付した図面に図示した実施例につ
き本発明を詳しく説明する。
【0028】
【実施例】通常の構造様式の粗紡機1はドラフト機構2
を備えており、このドラフト機構はドラフトされた粗糸
3をフライヤレール5内に支承されているフライヤ6の
導入管4内に供給する。フライヤ6の回転により形成さ
れる粗糸はそれぞれフライヤのアームを通過し、プレッ
サ7を経てチューブ8に案内され、このチューブ上でこ
の粗糸はフライヤとチューブ間の回転数の相違およびチ
ューブを担持しているボビンレール9の上下運動により
ボビン10に巻取られる。フライヤ6とチューブ8を担
持しているスピンドルを回転駆動するための機構並びに
ボビンレール9を上下動させるための駆動機構は公知で
あるので、ここでは詳しくは記載しなかった。
【0029】図1および図2に図示した作業相にあっ
て、粗糸ボビンが仕上げられており、ボビンレール9が
その最も低い位置に存在しており、フライヤ6は粗紡機
の長手軸線に対して横方向に位置している。
【0030】この作業において丁度懸吊トロリー列11
は、懸吊トロリー列のトロリーの相対している側面に対
して弾性的に押圧作用を行う−少なくとも一つのローラ
がモータ13により駆動可能である−自体公知の摩擦ロ
ーラ対12により、右側方向から第一のフライヤ列内に
押込まれる。懸吊トロリー列11の案内を明瞭にするた
め、第一のトロリー14の前側と二列のフライヤを備え
た粗紡機1の前方のフライヤ列のフライヤ6の前方のフ
ライヤアームとは部分的に省略されている。この案内は
図4から良く認められるフライヤ頭部15の下側に設け
られている案内手段−ここでは保持プラグ16により支
承されている帽子状体17として形成されている−と懸
吊トロリー14内の燕尾状の案内溝18により行われ
る。旋回軸19を介して少なくとも側方に運動可能に互
いに結合されている個々の懸吊トロリー列11のトロリ
ー14,20はこのフライヤ列のフライヤ6の間隔の半
分の間隔で、公知様式の構造の、即ち管状のチューブ8
が押込まれた際このチューブを交互に捕捉しかつ開放す
るボビンハンガー21を備えている。それぞれ第二のボ
ビンハンガー21には空チューブ8が挿着されている。
【0031】両懸吊トロリー列が粗紡機の両フライヤ列
の下方に完全に走入した際、各々の満ボビン10の上方
には空のボビンハンガー21が位置している(図2参
照)。次いでボビンレール9が図3に示した位置に持上
げられた際、このボビンハンガー21は満ボビン10の
チューブ8内に入り、この満ボビンを−図3参照−を捕
捉し、従って満ボビンはボビンレールが引続き降下した
際、懸吊トロリー列に懸吊された状態にとどまる。引続
きこの懸吊トロリー列がそのボビンハンガー21の相互
間隔分だけ移動し、これによりそれぞれ一つの空チュー
ブ8が各々のスピンドルの上方に来る。ここでボビンレ
ール9が改めて図3に示した位置に持上げられた際、こ
れらの空チューブはそれらのボビンハンガーから係脱さ
れ、ボビンレールの降下運動の際スピンドル上にとどま
る。これにより、ボビン交換工程が完了し、懸吊トロリ
ー列は懸吊された満ボビン10を携帯して摩擦ローラ対
12により粗紡機から搬出される。
【0032】懸吊トロリー列はリング精紡機のクリール
内に走入可能であり、そこで待機される。しかし粗紡機
のスピンドルとリング精紡機のクリール内の貯蔵ボビン
の間隔が一致していないので、粗糸ボビンは一般に適当
な他のピッチの懸吊トロリー列内に懸吊し替えられる
か、或いは通常のように取扱われる。満ボビンが取去ら
れた後懸吊トロリー列に再び空チューブが挿着され、こ
の粗紡機或いは他の粗紡機における次の交換工程のため
に準備される。
【0033】図1〜図4に示した実施例において、案内
手段はフライヤ頭部15の下方に設けられている。これ
らの案内手段は回転対称的な部分として形成されてお
り、これらの部分は懸吊トロリー列をフライヤ6のすべ
ての回転状態にあって一様な状態に担持しかつ案内す
る。
【0034】多数の帽子状体17と案内溝18間におけ
る滑動摩擦の摩擦抵抗を僅かに抑えるため、互いに当接
した滑動する面のために摩擦抵抗値が僅かな材料が使用
される。適当な材料はこのような分野における材料を専
門に取扱っている会社において入手可能である。滑動摩
擦の代わりに転動摩擦を可能にするため、帽子状体17
をローラで置換えることも可能である。図5の実施例に
あっては、それぞれ二つの円錐截頭状のローラ22,2
3が保持プラグ16の側方で位置ずれしている軸受部分
24,25に支承されている。これにより、両ローラ2
2,23が相対している側面で懸吊トロリー列11のト
ロリー14,20の案内溝18の案内面に当接し、これ
らの上を転動する。
【0035】図1〜図5によるプラグとして案内手段を
形成した場合、フライヤレール内に走入する懸吊トロリ
ー列11の第一のトロリー14はこれらの案内手段間の
大きな間隔を橋絡し、確実にその都度最も近いプラグに
載る。
【0036】これを保証するため、図6により懸吊トロ
リー列11のフライヤレール内への走入位置に細い可橈
性のスチールベルト26−例えば巻き尺で知られている
−が懸吊トロリー列のトロリー14,20内に挿入され
る。このスチールベルト26は、必要でない場合は螺旋
体に巻き上げられている。懸吊トロリー列が挿入する場
合、このスチールベルトは懸吊トロリー列の運動と同期
して駆動される送りローラ対28により案内路29を経
て懸吊トロリー列内に挿入される。この際その始端部は
ボルト30により懸吊トロリー列の第一のトロリー14
の切欠き部31内に定着される。
【0037】このスチールベルト26が懸吊トロリー列
の案内溝18の内径ようりも幅広くなく、しかしスチー
ルベルト26の載置面高さにおけるこの案内溝の内径は
大きいので、図4に示すように、溝32はスチールベル
トの幅で設けられており、この溝内にスチールベルトが
埋設される。
【0038】例えば帽子状体17の下側に設けられてい
る球形押圧体33の様式の安全手段或いは−図示してい
ないが−溝32内の磁石により、スチールベルト26が
不意にこの溝からぬけ出ることが阻止される。
【0039】図7と図8に図示した他の構成は、懸吊ト
ロリー列11の先行しているトロリー14内に錠止部3
4が旋回可能に支承されており、この錠止部は次の懸吊
トロリーの上記の錠止部に一致している溝35内で旋回
可能である。この錠止部34は側方で突出しているピン
36を有しており、このピンは懸吊トロリー列11の粗
紡機1内への挿入位置における案内レール37,38の
領域内に突出している。この錠止部34と球形押圧体3
9の様式の或いは−一点鎖線で示した磁石対40の様式
の、錠止部を解離可能に図示した錠止位置に保持する保
持手段を備えている。
【0040】矢印Aの方向で粗紡機1内に懸吊トロリー
列11が挿入した際、一点鎖線で示した位置で下方へと
懸吊されている錠止部34のピン36は案内レール37
上を滑動し、これにより錠止部を実線で示した錠止位置
に持上げ、この位置において錠止部は両方の懸吊トロリ
ー14,20とを互いに剛性に連結し、保持手段39或
いは40により保持される。懸吊トロリー列11が矢印
Bの方向で粗紡機1から走出した際、ピン36は案内レ
ール38方向に走り、これにより錠止部34がその錠止
部位置から解離される。
【0041】図11〜図15は、案内手段がレール区間
41,42として形成されており、このレール区間内に
或いはこのレール区間に沿って、例えばローラの様式の
懸吊トロリー14,20の担持手段が案内されている実
施例を示している。図9と図10による実施例にあって
は、レール区間41,42はフライヤ6のフライヤ頭部
15の下方に、およびフライヤレール5の下方にも設け
られている。これらのレール区間はフライヤ6の鎖線で
示した運動空域43の境界近傍にまで延在している。特
に図10から明瞭であるように、フライヤレール5の下
方に不動に設けられているレール区間42とフライヤ6
のフライヤ頭部15の下方に設けられているレール区間
41は、粗紡機1の長手軸線に対して横方向の互いに協
働するフライヤの位置において、僅かな間隙44を有す
る鎖線で示した連続した案内路を形成し、この案内路内
において懸吊トロリー列は絶対的に方向安定して案内さ
れる。
【0042】図11と図12による実施例にあっては、
レール区間41の様式の案内手段はフライヤ6のフライ
ヤ頭部15の下方にのみ設けられている。これらの図面
から明瞭であるように、これらのレール区間41はフラ
イヤ6の横位置−この位置を出発位置としている−にお
いて同様に互いに補合って一つの殆ど間隙のない案内路
を形成している。
【0043】これらのレール区間41,42内での案内
のため、図13と14に示したように、懸吊トロリー列
11の懸吊トロリー14,20は水平な軸或いは図示し
たように傾斜した軸を備えたローラ45の様式の担持手
段を備えており、これらの担持手段はレール区間41,
42の案内面46上を転動する。
【0044】フライヤ6の横位置からの僅かな、例えば
角度aでの偏位−この偏位ではフライヤ6に設けられて
いるレール区間41が正確に同列位置に来ない−を担持
手段45がこれらのレール区間に移行する際に均衡する
ために、これらのレール区間41,42は、図15から
明瞭であるように、それらの走入側47において漏斗状
に拡大されている。
【0045】粗紡機1が停止した後不定な位置に停止す
ることもあるプレッサ7を満粗糸ボビン10を備えた懸
吊トロリー列11の運動路から導き出すために、懸吊ト
ロリー列の第一の懸吊トロリー14は、図16と図17
から認められるように、担持ロッド48に阻止レール4
9を備えており、この阻止レールは懸吊トロリー列が矢
印方向で走入した際に、面50−その内方に懸吊トロリ
ー列に懸吊されている満粗糸ボビンが運動する−の外方
に存在しているプレッサ7を両側で面50の後方に押圧
する。
【0046】阻止レール49は、図示したプレッサ配設
の際、懸吊トロリー列11の図示した運動方向でのみ作
用する。フライヤ6が粗紡機の他方のフライヤ列内で通
常のように180°だけ位置ずれしていて、従ってプレ
ッサが他の方向を指向している場合、このフライヤ列の
懸吊トロリー列は他方の側からフライヤ列内に走入す可
能である。
【0047】満粗糸ボビン10およびチューブ8がボビ
ンレール9内のボビン収容部と懸吊トロリー列20内の
ボビンハンガー21間においてボビンレールの上下運動
により垂直運動を行う上記実施例に対して選択的に、図
18と図19には、この目的のためボビンレールから分
離された、別個に運動可能な装置が設けられている実施
例が示されている。この装置はスライダ53により垂直
なコラム54に沿って案内される架台52から成る。こ
の装置はボビン10およびチューブ8の脚部の面内に存
在していて、この脚部の下方を捕捉するか、或いはこれ
らの脚部を捕捉するために詳しく図示していない、弾性
的な或いは作業要素により操作可能なトングを備えてい
る。
【0048】粗紡機が正常に作動している間、架台52
はボビンレール上に載っており、これと共に上下動す
る。満粗糸ボビン10が仕上げられた後ボビンレール9
は図18に示した位置に降下すると、架台はこれらの満
粗糸ボビンを捕捉し、図示していない制御可能な補助駆
動を介して運動されるローラ56を介して案内される引
張部材55により、満粗糸ボビンがボビンハンガー21
内に懸吊されるまで、上方へと運動させられる(図19
参照)。次いで架台52は再び、これが懸吊トロリー列
の摺動或いは走出或いは走入が邪魔されないように降下
される。
【0049】架台52を適当に上下動させることによ
り、引続き空チューブ8を懸吊トロリー列20のボビン
ハンガー21から取出し、ボビンレール9のボビン収容
部上に挿着することが可能である。
【0050】
【発明の効果】上記の本発明による構成により、懸吊ト
ロリー列の支障のないフライヤ列内への走入およびこの
フライヤ列からの走出が可能なフライヤ粗紡機が形成さ
れ、しかもフライヤの作業を邪魔することのない、円滑
なボビン交換を円滑に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部破断して示したフライヤアームを備えた粗
紡機の図である。
【図2】懸吊トロリー列が走入している状態での粗紡機
の断面図である。
【図3】ボビンレールが持上げられている状態で示した
粗紡機の断面図である。
【図4】図1〜図3に示した案内部をフライヤ6の直ぐ
傍らで一途断面図で示した図である。
【図5】案内部の他の実施例の断面図である。
【図6】一部断面図で示した本発明による粗紡機の詳細
図である。
【図7】一部断面図で示した本発明による粗紡機の他の
詳細図である。
【図8】図7の切断線VIII−VIIIによる断面図
である。
【図9】懸吊トロリー案内部の他の実施例の図である。
【図10】図9の切断線IX−IXによる断面図であ
る。
【図11】懸吊トロリー案内部の他の実施例の図であ
る。
【図12】図11の切断線XI−XIによる断面図であ
る。
【図13】他の実施例の図4と同様な図である。
【図14】図13の一部断面で示した図である。
【図15】フライヤを平面図で示した本発明の詳細図で
ある。
【図16】懸吊トロリー列の正面図である。
【図17】部材を一部取去って示した図16の平面図で
ある。
【図18】他の実施例による粗紡機におけるボビン交換
を作業相で示した示した図である。
【図19】図18に相当する粗紡機におけるボビン交換
を作業相で示した図である。
【符号の説明】
1 粗紡機 2 ドラフト機構 3 粗糸 4 供給ローラ 5 フライヤレール 6 フライヤ 7 プレッサ 8 空チューブ 9 ボビンレール 10 満ボビン 11 懸吊トロリー列 12 摩擦ローラ対 13 モータ 14,20 第一の懸吊トロリー 15 フライヤ頭部 16 プラグ 17 帽子状体 18 案内溝 19 揺動軸 21 ボビンハンガー 22,23 ローラ 26 スチールベルト 34 錠止部 37,38 案内レール 41 レール区間 42 レール区間 43 運動アーム 44 間隙 46 案内面 47 走入側 48 担持ロッド 49 阻止レール

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項01】 ボビンもしくはチューブをこれらを担
    持している装置の持上げ運動により、交換すべきボビン
    もしくはチューブの二倍の数に相当する数のボビンハン
    ガーを備えた懸吊トロリー列に懸吊する様式の、固定さ
    れているフライヤレールと上下動可能なボビンレールと
    を備えたフライヤ粗紡機において満粗糸ボビンを空チュ
    ーブと自動的に交換する方法において、 −満粗糸ボビンが仕上げられた後フライヤをフライヤ列
    の長手方向に対して横方向で据え、ボビンレールをその
    最も低い位置に降下させ、 −空チューブを備えた懸吊トロリー列を、空のボビンホ
    ルダーがボビンレール内の満粗糸ボビンを備えた懸吊ト
    ロリー列と同じ位置に来るように、フライヤの列内に走
    入させ、 −満粗糸ボビンをボビンもしくはチューブを担持してい
    る装置を持上げ運動させることにより空のボビンハンガ
    ー内に懸吊させ、 −懸吊トロリー列を、懸吊トロリー列内の空チューブが
    ボビンレール内のボビン収容部と同列位置に位置するよ
    うに移動させ、 −空チューブをボビンもしくはチューブを担持している
    装置を持上げ運動させることによりボビンレール内のボ
    ビン収容部上に載置させ、最後に −満粗糸ボビンを担持している懸吊トロリー列をフライ
    ヤの列から脱出させる、ことを特徴とする、フライヤ粗
    紡機において満粗糸ボビンを空チューブと自動的に交換
    する方法。
  2. 【請求項02】 ボビンもしくはチューブをこれらを担
    持している装置の持上げ運動により、交換すべきボビン
    もしくはチューブの数に相当する数のボビンハンガーを
    備えた懸吊トロリー列に懸吊する様式の、固定されてい
    るフライヤレールと上下動可能なボビンレールとを備え
    たフライヤ粗紡機において満粗糸ボビンを空チューブと
    自動的に交換する方法において、 −満粗糸ボビンが仕上げられた後フライヤをフライヤ列
    の長手方向に対して横方向で据え、ボビンレールをその
    最も低い位置に降下させ、 −空の懸吊トロリー列を、この懸吊トロリー列のボビン
    ホルダーがボビンレール内の満粗糸ボビンと同列位置に
    来るようにフライヤの列内に走入させ、 −満粗糸ボビンをボビンもしくはチューブを担持してい
    る装置を持上げ運動させることにより空のボビンホルダ
    ーに懸吊させ、 −満粗糸ボビンを担持している懸吊トロリー列をフライ
    ヤ列から脱出させ、 −空チューブを備えている懸吊トロリー列を、懸吊トロ
    リー列内の空チューブがボビンレール内のボビン収容部
    と同列位置に位置するようにフライヤの列内に走入さ
    せ、 −空チューブをボビンもしくはチューブを担持している
    装置を持上げ運動させることによりボビンレール内のボ
    ビン収容部上に載置させ、最後に −空の懸吊トロリー列をフライヤの列から脱出させる,
    ことを特徴とする粗紡機において満粗糸ボビンを空チュ
    ーブと自動的に交換する方法。
  3. 【請求項03】 フライヤレールに少なくとも一列で支
    承されているフライヤと粗紡機の粗糸ボビンと粗糸チュ
    ーブがこれらの粗糸ボビン或いはチューブを担持してい
    る装置の持上げ運動により懸吊されるボビンハンガーを
    備えていてかつ案内手段に沿って移動可能な懸吊トロリ
    ーの様式の、満粗糸ボビンを空チューブと自動的に交換
    するための装置とを備えた粗紡機において、案内手段
    (17,22,23,45,18,41,42)が粗紡
    機(1)の長手方向に対して横方向で設けられている一
    列のフライヤ(6)のフライヤアームによって囲繞され
    ている領域内において案内路を形成するように設けられ
    ており、この案内路に沿って懸吊トロリー列(11)が
    上記の領域内に走入可能であるように構成されているこ
    とを特徴とする満粗糸ボビンを空チューブと自動的に交
    換するための装置とを備えた粗紡機。
  4. 【請求項04】 案内手段(17,22,23)がフラ
    イヤレール(5)の下側において回転の際フライヤ
    (6)が擦過しない領域(43)内に設けられているこ
    とを特徴とする請求項3に記載の粗紡機。
  5. 【請求項05】 案内手段(17,45,42)がフラ
    イヤレール粗紡機(1)のフライヤ(6)のフライヤ頭
    部(15)の下側に設けられていることを特徴とする請
    求項3に記載の粗紡機。
  6. 【請求項06】 案内手段がレール区間(41,42)
    として形成されており、このレール区間内を懸吊トロリ
    ー列(11)の担持手段(45)が案内されていること
    を特徴とする請求項3に記載の粗紡機。
  7. 【請求項07】 案内手段が担持手段(17;22,2
    3)として形成されており、この担持手段に沿って懸吊
    トロリー列(11)の案内溝(18)が形成されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の粗紡機。
  8. 【請求項08】 特にフライヤ(6)のフライヤ頭部
    (15)の下側に設けられている担持手段が所属してい
    るフライヤの回転軸線内に設けられている回転対称的な
    プラグ(16,17;16,22,23)として形成さ
    れており、これらのプラグが懸吊トロリー列(11)の
    懸吊トロリー(14,20)内の案内溝(18)により
    下方から捕捉される肉厚部を備えていることを特徴とす
    る請求項3に記載の粗紡機。
  9. 【請求項09】 肉厚部が特に帽子状の滑りブロック
    (17)によって形成されていることを特徴とする請求
    項8に記載の粗紡機。
  10. 【請求項10】 肉厚部がローラ(22,23)として
    形成されており、これらのローラが懸吊トロリー列(1
    1)の運動方向に対して横方向に軸線方向で互いに位置
    ずれして設けられていることを特徴とする請求項6に記
    載の粗紡機。
  11. 【請求項11】 案内溝(18)が燕尾状に、上方へと
    先細りに成形されてことを特徴とする請求項8に記載の
    粗紡機。
  12. 【請求項12】 懸吊トロリー列(11)のこの懸吊ト
    ロリー列の走入方向で見て最初のトロリー(14)の少
    なくとも二つを水平面で互いに剛性に結合する連結部材
    (26;34)が設けられていることを特徴とする請求
    項3に記載の粗紡機。
  13. 【請求項13】 連結部材が第一の面内において可橈性
    であり、この第一の面上で垂直に起立している第二の面
    内で平坦で剛性の、特に鋼から成るベルト(26)によ
    り形成されており、このベルトが懸吊トロリー列(1
    1)の粗紡機(1)における走入位置および走出位置に
    おいて一つの懸吊トロリー列が粗紡機内に挿入する際に
    水平な第二の面でこの懸吊トロリー列の第一の二つのト
    ロリー(14,20)内に挿入可能であり、懸吊トロリ
    ー列が粗紡機からから走出の際に再び取外し可能である
    ように構成されていることを特徴とする請求項12に記
    載の粗紡機。
  14. 【請求項14】 連結部材が懸吊トロリー列(11)の
    トロリー(14)に沿って移動可能に保持されている剛
    性の錠止部(34)により形成されており、この錠止部
    が懸吊トロリー列(11)が粗紡機(1)内に走入する
    位置に設けられている装置により懸吊トロリー列が粗紡
    機内に走入する際に両トロリーを水平な面において剛性
    に係合する位置にもたらし、懸吊トロリー列が粗紡機か
    ら走出する際は再び係合が外されるように構成されてい
    ることを特徴とする請求項12に記載の粗紡機。
  15. 【請求項15】 懸吊トロリー列(11)の粗紡機
    (1)内への走入方向で見て懸吊トロリー列の第一のト
    ロリー(14)がフライヤ(6)のフインガ(7)をこ
    の懸吊トロリー列により移動させられる満粗糸ボビン
    (10)を旋回させる阻止レール(49)を備えている
    ことを特徴とする請求項3に記載の粗紡機。
  16. 【請求項16】 ボビン(10)もしくはチューブ
    (8)を担持しかつ持上げ運動を行う装置として上下動
    可能なボビンレール(9)が設けられていることを特徴
    とする請求項3に記載の粗紡機。
  17. 【請求項17】 ボビン(10)もしくはチューブ
    (8)を担持しかつ持上げ運動を行う装置がボビンもし
    くはチューブと係合可能な別個の装置として形成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の粗紡機。
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