JPH06104928B2 - 毛髪用塩化ビニル系繊維およびその製造法 - Google Patents

毛髪用塩化ビニル系繊維およびその製造法

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JPH06104928B2
JPH06104928B2 JP63204963A JP20496388A JPH06104928B2 JP H06104928 B2 JPH06104928 B2 JP H06104928B2 JP 63204963 A JP63204963 A JP 63204963A JP 20496388 A JP20496388 A JP 20496388A JP H06104928 B2 JPH06104928 B2 JP H06104928B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、かつら、ヘアーアクセサリー、人形の頭髪な
どに使用した際に、加工性、機能性、触感などの美容特
性に優れた性質を示す毛髪用塩化ビニル系繊維およびそ
の製造法に関する。
[従来の技術] 一般に毛髪用合成繊維として、モダアクリル繊維(たと
えばアクリロニトリル50%(重量%、以下同様)および
塩化ビニル50%の共重合体からなる繊維)、ポリ塩化ビ
ニル繊維、ポリ塩化ビニリデン繊維あるいはポリエステ
ル繊維など多数の繊維が市販されている。
しかしながら、これらの繊維には、耐熱性、カーリング
性、触感など毛髪用繊維として必要な特性をすべて備え
るものがないため、頭髪製品を製造するばあい、単独の
繊維で種々の特性を満足させる製品を製造することはで
きず、各繊維の特性に応じた製品が製造され、使用され
ているのが実情である。
第1表に毛髪用繊維に要求される代表的な美容特性およ
びその評価方法を記す。
従来より市販されている毛髪用合成繊維には、前述のご
とく各美容特性に対してそれぞれ長所、欠点がある。
たとえば、モダアクリル繊維はボリューム感、触感、艶
が人毛によく似ており、かつ櫛通りがよいといった長所
をもっているが、カールを付与すると毛束がねじれた
り、カールが経時的にゆるんできたり、弾力感に乏しい
というようにカーリング性に難点があり、ナチュラルス
タイル(軽くウェーブがかかっているか全くウェーブが
ないもの)に多く使用されている。
これに対してポリ塩化ビニル繊維はカール形状がきれい
にまとまり、経時的にくずれ難く、またスパイラルカー
ルを付与すると弾力感があるといった主にカーリング性
関連特性がすぐれているという長所があるものの、ボリ
ューム感に乏しく、触感、艶が合繊ライクであるといっ
た主に官能的特性におとるという欠点があり、ウェーブ
またはストレートスタイル(先端にだけカールがかかっ
ている)に多く使用されている。
このような状況に鑑み、頭髪製品の製造メーカーでは、
各種美容特性をすべて満足する頭髪製品をうるため、2
種以上の繊維を混合して使用する方法などを試みている
が、耐熱特性が異なるため適切な加工条件が採れない、
色相、艶が異なるために不自然に見えるなどの問題も多
く、中途半端な製品に甘じなければならないというのが
現状である。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は前記問題を解決し、単独の繊維で毛髪用繊維に
要求される各種美容特性を備え、広範囲なスタイルをカ
バーできる繊維をうることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記目的を達成するため、毛髪用合成繊維とし
て広く使われているポリ塩化ビニル繊維およびモダアク
リル繊維に着目し、それぞれの優れた特性を兼ね備えた
新規な毛髪用合成繊維をうるべく塩化ビニルとアクリロ
ニトリルとの共重合組成比について鋭意検討を重ねた結
果、アクリロニトリルを30%未満15%以上の範囲で塩化
ビニルと共重合させた共重合体からなる塩化ビニル系繊
維が最適であることを見出した。
さらに上記繊維の断面形状をH形〜アレー形とし、繊度
を40〜70デニールとすることにより人毛に近い艶、色の
深み、しなやかさが表現でき、より毛髪用繊維としての
品位が高まり、好ましいものになることを見出し、本発
明に到達した。
すなわち本発明は、 塩化ビニル70%をこえて85%以下、アクリロニトリル30
%未満15%以上およびこれらと共重合可能なビニルモノ
マー0〜5%の共重合体からなる美容特性に優れた毛髪
用塩化ビニル系繊維、 該繊維の断面形状がH形〜アレー形で、繊度が40〜70デ
ニールである美容特性に優れた毛髪用塩化ビニル系繊維
および 前記共重合体を、該樹脂を溶解する溶剤で溶解し、湿式
法または乾式法で紡糸し、乾燥延伸後100〜140℃の乾熱
または80〜110℃の湿熱で熱処理することを特徴とする
美容特性に優れた毛髪用塩化ビニル系繊維の製造法 に関する。
[実施例] 本発明の毛髪用塩化ビニル系繊維は塩化ビニル70%をこ
えて85%以下、アクリロニトリル30%未満15%以上およ
びこれらと共重合可能なビニルモノマー0〜5%の共重
合体からなる。
前記共重合体における塩化ビニル単位は、毛髪用繊維に
経時的にくずれにくいきれいにまとまったカール形状を
与え、スパイラルカールを付与したばあいに弾力感を与
えるためのものであり、アクリロニトリル単位は、毛髪
用繊維に人毛に近い風合やボリウム感、櫛通り性を与え
るためのものである。
前記共重合体中における塩化ビニル単位含有率が70%以
下になると毛髪用繊維にしたばあいにカール形状のまと
まり、保持力、弾力感など主にカーリング関連特性が充
分えられなくなり、一方、該含有率が85%を超えるとア
クリロニトリル単位含有率が15%未満となり、アクリロ
ニトリル単位を含有することによる効果、すなわち人毛
に近い風合やボリューム感、櫛通り性など主に官能的特
性が充分でなくなってしまう。
前記共重合体中に0〜5%の範囲で共重合せしめられる
塩化ビニルおよびアクリロニトリルと共重合可能なビニ
ルモノマーは、たとえば染色性、加工性などの品質改善
を目的として使用される成分である。このようなビニル
モノマーの具体例としては、たとえばアクリル酸、メタ
クリル酸、それらの塩類やエステル、塩化ビニリデン、
臭化ビニル、臭化ビニリデン、メタリルスルホン酸、ス
チレンスルホン酸、それらの塩類、アクリルアミド、酢
酸ビニルなどがあげられるが、これらに限定されるもの
ではない。
前記共重合体は単独で使用するのが最も好ましいが、目
的に応じて他の樹脂を少量併用してもよい。
併用する樹脂としては、たとえば塩化ビニル樹脂、ポリ
アクリロニトリル、塩化ビニル−アクリロニトリル共重
合体、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体など
があげられるが、これに限定されるものではない。これ
ら他の樹脂を使用するばあい、その使用量は目的に応じ
て定めればよいが、たとえば樹脂合計量中30%以下、好
ましくは20%以下の範囲である。
前記毛髪用繊維の断面形状にはとくに限定はなく、毛髪
用合成繊維として既によく知られている繊維の断面形状
である などのものでも、本発明に用いる特定の共重合体に由来
して優れた美容特性を発現し、本発明の目的を達成しう
るが、断面形状が にすることにより、人毛に近い艶、色の深み、しなやか
さが表現でき、より好ましい毛髪用繊維にすることがで
きる。
なお、H型とアレー型の区別は、第1〜2図に示すよう
に、繊維の断面形状(1)を縦巾をa、横巾をbとした
とき、b/aが1.5未満で好ましくは0.5以上のばあいをH
形(第1図)、b/aが1.5以上で好ましくは3以下のばあ
いをアレー形(第2図)とする。
前記毛髪用繊維の繊度にもとくに限定はなく、毛髪用と
して通常使用される範囲のものであるかぎり使用するこ
とができ、一般に40〜70デニールのものが好ましく使用
される。繊度が40デニール程度よりも小さくなると毛髪
用としては細く、かつカール形状の保持が難しくなり、
70デニールを超えて太くなると硬くなりすぎる傾向にあ
る。
つぎに本発明の毛髪用繊維の製造法について説明する。
前記共重合体は、工業的に用いられる通常の水系重合
法、たとえば懸濁重合法や乳化重合法などによって製造
されうる。
このようにして製造された共重合体に、必要ならば他の
樹脂を併用し、25〜35%の溶液が調製される。
該溶液の調製に使用する溶剤としては、たとえばジメチ
ルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスル
ホキシド、アセトン、アセトニトリルなどがあげられ
る。
前記樹脂溶液は、そのまま紡糸原液として使用してもよ
く、繊維の品質を改善するための添加剤、たとえば酸化
チタン、コロイダルシリカ、硫酸カルシウム、水酸化ア
ルミニウムなどを混合して紡糸原液として使用してもよ
い。
このようにして調製された紡糸原液は、通常の湿式法や
乾式法により紡糸され、乾燥、延伸後、100〜140℃の乾
熱または80〜110℃の湿熱で熱処理される。
前記熱処理は伸延でできた歪をとり繊維構造を安定させ
るために行なわれる処理であり、通常0.5〜5分程度行
なわれる。該熱処理が乾熱100℃未満または湿熱80℃未
満では、えられる毛髪用繊維から頭髪製品を製造する際
に、各種スタイルにセットする温度(80〜110℃)で容
易に熱収縮してしまい、熱処理が感熱140℃または湿熱1
10℃を超えると熱処理時に繊維同士の熱融着がおこる。
以下、本発明を実施例に基づき具体的に説明する。
なお、下記実施例および比較例における各種美容特性の
評価は次の方法により行なった。
所定の長さにカットのみした繊維または平行に引揃えた
繊維をスタイルに合わせて10〜40mmの各種の径のアルミ
パイプに巻込み、オーブン中で熱処理(80〜110℃、ポ
リエステルのばあいは約180℃)してカールを付与し、
ミシンまたは植毛針を用いてキャップベースに取付けて
頭髪を作製したのち、第1表に示した項目にしたがって
4段階評価を行なった。
また繊維の断面形状は走査型電子顕微鏡で観察した。
実施例1 レドックス系触媒を用い、乳化重合法により塩化ビニル
73%およびアクリロニトリル27%の共重合体を製造し
た。該共重合体をアセトンで溶解して樹脂濃度30%の紡
糸原液を調製したのち、H形の孔を有するオリフィスか
ら紡出して凝固、水洗、乾燥、延伸後、125℃の乾熱で
熱処理し、繊度55デニールでH形断面形状の繊維を製造
した。
この繊維を用いて第2表に示す美容特性を調べた。結果
を第2表に示す。
第2表の結果から、えられた繊維の特性が非常に良好で
あることがわかる。
なお第3表には、えられた繊維の種々のスタイルに対す
る適応性を調べた結果を示した。この結果から本発明の
繊維は種々のスタイルにできることがわかる。
実施例2 実施例1と同様にして紡糸原液を調製し、この原液をア
レー形の孔を有するオリフィスから紡出して凝固、水
洗、乾燥、延伸後、125℃の乾熱で熱処理し、繊度55デ
ニールでアレー形断面形状の繊維を製造した。
この繊維を用いて第2表に示す美容特性を調べた。結果
を第2表に示す。
第2表の結果から、えられた繊維の特性が非常に良好で
あることがわかる。
また第3表には、えられた繊維の種々のスタイルに対す
る適応性を調べた結果を示した。この結果から本発明の
繊維は種々のスタイルにできることがわかる。
実施例3 実施例1と同様にして紡糸原液を調製し、この原液を丸
形の孔を有するオリフィスから紡出して、凝固、水洗、
乾燥、延伸後、125℃の乾熱で熱処理し、繊度55デニー
ルで馬蹄形断面形状の繊維を製造した。
この繊維を用いて第2表に示す美容特性を調べた。結果
を第2表に示す。
第2表の結果から、えられた繊維の特性はH形断面およ
びアレー形断面のものに比べ、触感、艶が多少劣るもの
の非常に良好であることがわかる。
実施例4 レドックス系触媒を用い、乳化重合法により塩化ビニル
80%、アクリロニトリル19%およびスチレンスルホン酸
ソーダ1%の共重合体を製造した。該共重合体をアセト
ンとベンゼンの混合溶媒で溶解して樹脂濃度28%の紡糸
原液を調製したのち、丸形の孔を有するオリフィスから
紡出して凝固、水洗、乾燥、延伸後、90℃の湿熱で熱処
理し、繊度60デニールで馬蹄形断面形状の繊維を製造し
た。
この繊維を用いて第2表に示す美容特性を調べた。結果
を第2表に示す。
第2表の結果から、えられた繊維の特性は実施例3のも
のと同様、非常に良好であることがわかる。
実施例5 実施例1でえられた共重合体85%と塩化ビニル50%、ア
クリロニトリル49%およびスチレンスルホン酸ソーダ1
%の共重合体15%とを混合してアセトンに溶解し、樹脂
濃度30%の紡糸原液を調製したのち、丸形の孔を有する
オリフィスから紡出して凝固、水洗、乾燥、延伸後、13
0℃の乾熱で熱処理し、繊度55デニールで馬蹄形断面形
状の繊維を製造した。
この繊維を用いて第2表に示す美容特性を調べた。結果
を第2表に示す。
第2表の結果から、えられた繊維の特性は実施例3、4
のものと同様、非常に良好であることがわかる。
比較例1 レドックス系触媒を用い乳化重合法により塩化ビニル60
%およびアクリロニトリル40%の共重合体を製造した。
該共重合体をアセトンで溶解して樹脂濃度28%の紡糸原
液を調製したのち、丸形の孔を有するオリフィスから紡
出して凝固、水洗、乾燥、延伸後、135℃の乾熱で熱処
理し、繊度55デニールで馬蹄形断面形状の繊維を製造し
た。
この繊維を用いて第2表に示す美容特性を評価した。結
果を第2表に示す。
比較例2 レドックス系触媒を用い、乳化重合法により塩化ビニル
90%およびアクリロニトリル10%の共重合体を製造し
た。該共重合体をアセトンおよびベンゼンの混合溶媒で
溶解して樹脂濃度26%の紡糸原液を調製したのち、丸形
の孔を有するオリフィスから紡出して凝固、水洗、乾
燥、延伸後、90℃の湿熱で熱処理し、繊度55デニールで
馬蹄形断面形状の繊維を製造した。
この繊維を用いて第2表に示す美容特性を評価した。結
果を第2表に示す。
比較例3〜6 市販のモダアクリル繊維(塩化ビニル50%、アクリロニ
トリル49%、その他の単量体1%の共重合体)、ポリ塩
化ビニル繊維、ポリエステル繊維(それぞれ比較例3〜
5)を用いて第2表に示す美容特性を評価した。結果を
第2表に示す。また第3表にスタイルの適応性を調べた
結果を示した。
[発明の効果] 本発明の毛髪用塩化ビニル系繊維は、カール形状がきれ
いにまとまる、カール形状を付与すると弾力感があると
いったポリ塩化ビニル繊維の特徴を有しながら、かつ人
毛に近い風合、ボリューム感を有するなどのモダアクリ
ル繊維の特徴をも兼ね備えたものである。それゆえ、頭
髪製品製造メーカーが単一繊維で種々のスタイルを表現
でき、また頭髪製品使用者が好みによってスタイルチェ
ンジすることも可能であり、毛髪用合成繊維としてその
利用価値はきわめて高い。
前記のごとき好ましい特性を有する毛髪用塩化ビニル系
繊維は本発明の方法により製造される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の毛髪用塩化ビニル系繊維の断面形状の
一例を示す説明図、第2図は本発明の毛髪用塩化ビニル
系繊維の断面形状の他の例を示す説明図である。 (図面の符号) (1):繊維の断面形状
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神原 洋一 兵庫県神戸市西区春日台9丁目10―33 (56)参考文献 特開 昭63−290595(JP,A) 特開 昭58−120810(JP,A) 特開 昭61−113814(JP,A) 特公 昭53−9300(JP,B2) 特公 昭62−45340(JP,B2)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塩化ビニル70重量%をこえて85重量%以
    下、アクリロニトリル30重量%未満15重量%以上および
    これらと共重合可能なビニルモノマー0〜5重量%の共
    重合体からなる美容特性に優れた毛髪用塩化ビニル系繊
    維。
  2. 【請求項2】繊維断面がH形〜アレー形の形状を有して
    おり、繊度が40〜70デニールである請求項1記載の塩化
    ビニル系繊維。
  3. 【請求項3】塩化ビニル70重量%をこえて85重量%以
    下、アクリロニトリル30重量%未満15重量%以上および
    これらと共重合可能なビニルモノマー0〜5重量%の共
    重合体を、該樹脂を溶解する溶剤で溶解し、湿式法また
    は乾式法で紡糸し、乾燥延伸後100〜140℃の乾熱または
    80〜110℃の湿熱で熱処理することを特徴とする美容特
    性に優れた毛髪用塩化ビニル系繊維の製造法。
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