JP2002225935A - 合成繊維束の梱包方法、およびそれからなるかつら用合成繊維束。 - Google Patents

合成繊維束の梱包方法、およびそれからなるかつら用合成繊維束。

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洋一 神原
Kazuaki Fujiwara
一晃 藤原
Hiroyuki Nakajima
宏幸 中島
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    • B65D77/00Packages formed by enclosing articles or materials in preformed containers, e.g. boxes, cartons, sacks or bags
    • AHUMAN NECESSITIES
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    • A41GARTIFICIAL FLOWERS; WIGS; MASKS; FEATHERS
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】梱包・輸送時に発生する折りぐせ(コールドセ
ット)を最低限に抑え、加工性や美容特性を損なわない
ための梱包方法およびそれからなるかつら用合成繊維束
を提供する。 【解決手段】合成繊維束の箱詰めに際し、曲率半径が3
5mm以上である円形状に繊維束を詰めることで得ら
れ、合成繊維束中の単繊維の平均繊度が35〜85dte
xであり、切断して使用するときの繊維の折りぐせ係数
が0.25以下である合成繊維束により達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はかつら(ウイッ
グ)、ヘアピース、ツーペ、レッスンウイッグなどの頭
飾製品原料である合成繊維束(トウ)に関し、さらに詳
しくは梱包・輸送時に発生する折りぐせ(コールドセッ
ト)を最低限に抑えた繊維束およびその梱包方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、頭飾製品原料としての合成繊維の
供給形態は、繊維束(トウ)を箱詰しているのが一般的
である。この製品に使用される繊維は、モダクリル繊
維、ポリ塩化ビニル系繊維、ポリエステル系繊維、ポリ
プロピレン系繊維などであるが、梱包された製品毛束に
箱詰保存時に折りぐせがつくことが大きな欠点である。
また通常このような用途の繊維は太さが35〜85dtex
と人毛に近い太さであるため、一旦くせが付くと簡単に
は戻らない。他の梱包方法として、芯とツバを有するド
ラムに巻き取ったドラム巻きがあるが、梱包費や輸送コ
ストが高くなるため用いられにくい。天然素材である人
毛や動物毛のように直径数センチから10センチ程度の
毛束状にした形状も考えられるが、加工コストや予め長
さをカットするのは使用時に端数を生じてロスになるこ
とからブラシ用など極太繊維以外では採用されていな
い。
【0003】頭飾製品加工時、箱詰めされた繊維束は箱
から取り出され加工に必要な所定の長さ(十数センチか
ら数十センチ)にカットされ、必要な色や長さの毛を混
合(ハックリング)した後、ミシンでミノ毛に加工され、
さらにカールセット工程、縫製、仕上げ工程を経て製品
となる。しかしながら通常トウを箱詰めした場合は大き
な曲率だけでなく、箱の隅や振込み時の乱れで曲率の小
さな折り曲げ部分が生じ折りぐせとなる。このくせ部分
が加工する原料に混入した時には毛束内の毛流れに乱れ
が生じ、ミシンを掛ける時の毛の送りが大きく乱れる原
因となる。これを修正するには作業効率が著しく低下
し、出来たミノ毛も毛の流れや厚みの均一性が損なわ
れ、アルミパイプに巻いて熱セットするカールセット工
程でくせは一部緩和されるが完全には取れず、毛流れの
直線性が特徴であるストレートスタイルには致命的な品
質欠陥を生じ易い。またカーリースタイルでもパイプに
巻いてカールセットする際に毛並が揃わず手間がかか
り、出来上がった製品も毛の乱れや均一性の不足からデ
ザインされたシルエットの発現が劣る上に、ブラシや櫛
が通りにくいなどの美容特性が損なわれる。
【0004】このような加工性や美容特性を損なう繊維
束の折ぐせは通常でも長さで数%含まれ、多い時は10
%以上に及ぶこともあり、製品加工工程での作業効率低
下や品質不安定、加えて原料歩留まりが低下し、大きな
課題であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
した問題を解決し、梱包・輸送時に発生する折りぐせを
最低限に抑え、加工性や美容特性を損なわない合成繊維
束の梱包方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すまわち、本発明は、合
成繊維束の箱詰めに際し、曲率半径が35mm以上であ
る円形状に繊維束を詰めることを特徴とする合成繊維束
の梱包方法である。
【0007】また、本発明の合成繊維束は、合成繊維束
の箱詰めに際し、曲率半径が35mm以上である円形状
に繊維束を詰めることで得られる合成繊維束である。
【0008】合成繊維束中の単繊維の平均繊度は、35
〜85dtexであり、切断して使用するときの繊維の折
りぐせ係数が0.25以下であるものが好ましい前記合
成繊維束に使用する合成繊維は、アクリロニトリル35
〜80重量%と塩化ビニル及び/又は塩化ビニリデン2
0〜65重量%及びこれらと共重合可能なビニル系モノ
マー0〜10重量%からなるアクリル系共重合体を用い
てなるものが使用でき、また、塩化ビニル65重量%を
超えて主成分として含有する塩化ビニル系繊維を用いて
なるものも使用できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
本発明の梱包方法は、合成繊維束の箱詰めに際し、曲率
半径が35mm以上である円形状に繊維束を詰めること
を特徴とする合成繊維束の梱包方法である。ここで曲率
半径が35mm以上である円形状に繊維束を詰めると
は、合成繊維束を箱詰めする際に、箱詰めされた繊維束
の任意の部分で測定した場合に、曲率半径が35mm以
上となるように詰めることを意味する。
【0010】具体的には、円を描くように繊維束を振り
込んでいく方法で詰めるのが好ましい。実際の箱詰めに
際しては、数kg〜数十kgを詰めることができる箱が
用いられるが、本発明は特に制限なく適用できる。
【0011】箱詰めに用いる装置としては、従来公知の
ものを利用できるが、箱の上部から、繊維束をほぼ均等
に振り込んでいく装置が好ましい。振り込みの曲率半径
としては、50mm以上とするのがより好ましい。
【0012】しかしながら曲率半径を大きくすれば、箱
の内部に空隙や高さの不均一を生じて才数が大きくな
り、保管スペースやコストに問題が生じる。また運送中
にトウが荷崩れし、新たな折りぐせを生ずることもあ
る。このような現象を防ぐため、曲率半径は200mm
以下とするのが好ましい。
【0013】本発明でいう折りぐせ係数とは、繊維束の
折りぐせのついた部分又はその一部を長さ200mmに
カットして、水平に保たれた板の上に置き板に軽い振動
を与えてくせの部分に外力がかからない状態にする。通
常U字型の形状がくせがついているので、両端間の平均
距離a(mm)を測って、くせの程度の尺度とする。折
りぐせ係数=1−(a/200)とすると、完全に折れ
曲がった状態では係数1、くせのない直線状態では0と
なる。
【0014】本発明に適用できる合成繊維の単繊維繊度
は、人種や年齢によって差異はあるが人毛の平均的な太
さ範囲である35〜85dtexの範囲であるのが頭髪用
原料に適用する点で好ましい。前記繊度が85dtexを超
えた場合は、見た目の自然な外観が得られずまた触った
触感が非常に硬くなり頭飾製品としては不適である。前
記繊度が35dtex未満であった場合は、太すぎる場合と
は反対に細過ぎるため、柔らか過ぎる欠点が出る上に、
スタイルを構成するカールやウエーブの保持性が弱くな
るので実用的ではない。
【0015】本発明に適用される繊維としては、どのよ
うな合成繊維でも可能であるが特にアクリル系、ポリ塩
化ビニル、ポリエステル、ナイロン、ポリプロピレンが
実用的に使用され、特に美容特性などに優れているアク
リル系、ポリ塩化ビニルが好適である。アクリル系繊維
の具体例としては、アクリロニトリル35〜80重量%
と塩化ビニル及び/又は塩化ビニリデン20〜65重量
%及びこれらと共重合可能なビニル系モノマー0〜10
重量%からなるアクリル系重合体を用いてなるものが好
ましい。前記の共重合可能なビニル系モノマーとして
は、アクリル酸、アクリル酸エステル、メタクリル酸、
メタクリル酸エステル、アクリルアミド、酢酸ビニル、
ビニルスルホン酸、ビニルスルホン酸塩、スチレンスル
ホン酸、スチレンスルホン酸塩などが挙げられ、それら
の1種または2種以上を用いることができる。また、塩
化ビニル65重量%を超えて主成分として含有する塩化
ビニル系繊維を用いることもできる。
【0016】
【実施例】次に、実施例により本発明をより具体的に説
明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。尚、実施例に先立ち、各種評価、測定の条件につ
いて説明する。
【0017】[作業効率]異なった色や長さの毛を太い金
属針の針山を繰り返し通して混合する前工程(ハックリ
ング)での作業時間を、癖のない繊維束を加工する場合
(100%)と比較した。得られた毛束を軽く櫛通しして
整えた後、かつら加工で通常使用される3本針ミシン
(連結ミシン)を通してミノ毛を作成し、くせのない通常
品(100%)との作業効率(同一長さを縫うのに必要
な時間)を比較した。評価Xは、くせのため指送りがス
ムーズでなく、くせで2台目の折り返しがずれたり絡ま
ったりして作業がすぐに中断した。評価△は、中断はし
ないがくせでスムーズに進まず速度を落として縫った
り、櫛で毛流れの調整をする回数の増加で時間が通常に
比べ余分にかかった。評価○は、通常品と同じかまたは
20〜30%程度以下の時間増で加工できた。
【0018】[美容特性評価]加工したミノ毛をアルミパ
イプに巻き、モダクリルの標準セット条件95℃X60
分でカールセットした。5枚のミノ毛を重ねてかつらの
一部の状態を再現してウエーブのリッジの出方や全体の
シルエットの揃いを専門の美容師が評価した。ストレー
トスタイルの評価は主として毛流れのストレート性や櫛
通りなどを評価し、ウエーブスタイルはリッジの揃い、
シルエット全体の再現性とブラッシングのし易さを評価
した。
【0019】[総合評価]くせのないトウを使用したと加
工時との比較で、作業効率と商品評価を総合し実用的な
商品として検査規格と照らし合わせ採用の可否をランク
付けにより判断した。 ランク5:採用は可 ランク4:採用は可、ただし作業効率のダウンがある ランク3:美容特性は許容限界であるが、作業効率が大
幅に低下し採用できない ランク1,2:美容特性が不合格、作業効率も大幅低下
する。
【0020】(製造例1)アクリロニトリル49重量%
と塩化ビニル50%及びメタリルスルホン酸ソーダ1%
からなるモダクリル共重合体をアセトンを溶媒とした湿
式紡糸により単糸繊度55dtexで総繊度110万dtexの
合成繊維束(トウ)を得た。
【0021】(実施例1〜4)(比較例1〜2) 製造例1で得られたトウを用いて、異なる直径のアルミ
パイプや耐熱塩化ビニルパイプに長さ100cmにカッ
トしたトウをトウ間の隙間がないようにスパイラル状に
巻き付けて、加熱空気オーブンで80℃x60分処理す
る事によりコールドセットを加速的に再現した。得られ
たサンプルを表1に示す。
【0022】
【表1】
【0023】折りぐせ係数を測定した同じサンプルで加
工時の作業性と製品の美容特性を折りぐせのないものと
の比較で調べた。なおパイプには紙や不織布などを巻き
直径の調整を行った。
【0024】次にこれらのサンプルを用いて、折りぐせ
の程度とストレートスタイル及びウエーブスタイルの2
種類で調べたかつら製造の作業効率を示した。表1に示
すように、ミノ毛工程までは毛長さの差はあるが、作業
の工程は同じであるためスタイルの違いでは結果に大き
な差はない。折りぐせ率0.25以下であればミシンの
効率は多少落ちるが問題なく加工できる範囲である。加
工したミノ毛をストレートスタイルでは50mm径、ウ
エーブスタイルでは20mm径のアルミパイプに巻き、
モダクリルの標準セット条件95℃X60分でカールセ
ットした。5枚のミノ毛を重ねブラシでスタイルを整え
てかつらの一部の状態を再現した。ストレートスタイル
はカールセットでは取れない毛流れのくせの状態(スト
レート性)や櫛通りなどを評価した。ウエーブスタイル
ではウエーブリッジの出方や全体のシルエットの揃いを
評価した。結果を表2に示す。表2に示すように、ミノ
毛工程までは毛長さの差はあるが、作業の工程は同じで
あるためスタイルの違いでは結果に大きな差はない。折
りぐせ率0.25以下であればミシンの効率は多少落ち
るが問題なく加工できる範囲である。加工したミノ毛を
ストレートスタイルでは50mm径、ウエーブスタイル
では20mm径のアルミパイプに巻き、モダクリルの最
適加工条件95℃X60分でカールセットした。5枚の
ミノ毛を重ねてかつらの一部の状態を再現して、ストレ
ートスタイルはカールセットでは取れない毛流れのくせ
の状態(ストレート性)や櫛通りなどを評価した。ウエ
ーブスタイルではウエーブリッジの出方や全体のシルエ
ットの揃いを評価した。
【0025】
【表2】
【0026】表から明らかなように、折りぐせ係数が
0.25以下であれば美容特性、作業効率共に実用的に
使用できることが認められる。くせの強い部分は、加熱
延伸して曲がりを除去した後使用したり、トウの一部を
カットして廃棄したりしていたが、本発明により作業時
間とロスを省くことが出来た。
【0027】(製造例2)ポリ塩化ビニル樹脂重量10
0部に対し、エポキシ化大豆油3重量部、錫系安定剤
(ジオクチル錫メルカプト)3重量部及びポリエチレン
ワックス5重量部からなる組成物を溶融紡糸して得られ
るポリ塩化ビニル繊維で単糸繊度70dtexトウの総繊度
約90万dtexのトウを得た。
【0028】(実施例5〜6)(比較例3〜4) 製造例2で得られた塩化ビニル系繊維トウを用いて、実
施例1のアクリル系繊維の場合と同様に折りぐせ係数と
かつら製造工程の作業効率と美容特性の関係を調べた。
試験の方法はポリ塩化ビニルの特性に合わせて、製品加
工時のカールセット条件を塩化ビニル系繊維の標準セッ
ト条件85℃x60分に変更した以外は同様の方法で実
施した。結果を表3に示す。
【0029】
【表3】
【0030】塩化ビニル繊維はモダクリル繊維に比べ比
重が重くやや取り扱いにくい面があるが、加工工程での
挙動はほぼ同じ結果であった。ポリ塩化ビニルは繊維構
造がモダクリルよりはルーズなので熱に敏感な性質があ
るが、カールセット工程を経ても折り癖は残り、その程
度はモダクリルと同様で、折りぐせ係数0.25以下が
必要である。
【0031】
【表4】
【0032】(実施例7〜11)(比較例5〜6) 製造例1で得られたトウを55cm×80cm×高さ20c
mのダンボール箱へ、トウの先端に円周運動をさせなが
らかつその直径を変えて振込み梱包した。常温で60日
保存後にトウを取り出し折りぐせ係数を測定した。これ
は梱包後輸送されユーザーで使用される迄の標準的な条
件であり製品加工時の折りぐせを想定して調べた。表7
に示すように異なった曲率で振り込まれたトウには曲率
に応じて異なった強さの折りぐせを示した。
【0033】
【表5】
【0034】曲率半径35mm以上であれば、通常のコ
ールドセットは折りぐせ係数で0.25以下であり、製
品加工の作業効率や製品の美容特性には悪影響を与えな
いことがわかった。また35mm未満ではきつい折りぐ
せのため実用的には使用が困難となる。折りぐせから見
れば曲率が大きい方が好ましいが、実際の箱のサイズは
振り込みや梱包の取り扱いやユーザーでの運搬などから
制約があり、上記の箱のサイズが標準である。従って大
きな曲率で振り込むことには実用的には限界がある。
【0035】
【発明の効果】本発明の繊維束及び梱包方法により、繊
維束梱包・輸送時に発生する折りぐせを最低限に抑え、
加工性や美容特性を損なわないかつら用合成繊維束を得
ることが可能となる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成繊維束の箱詰めに際し、曲率半径が3
    5mm以上である円形状に繊維束を詰めることを特徴と
    する合成繊維束の梱包方法。
  2. 【請求項2】合成繊維束の箱詰めに際し、曲率半径が3
    5mm以上である円形状に繊維束を詰めることで得られ
    る合成繊維束。
  3. 【請求項3】合成繊維束中の単繊維の平均繊度が35〜
    85dtexであり、切断して使用するときの繊維の折り
    ぐせ係数が0.25以下である請求項2記載の合成繊維
  4. 【請求項4】合成繊維束に使用する合成繊維が、アクリ
    ロニトリル35〜80重量%と塩化ビニル及び/又は塩
    化ビニリデン20〜65重量%及びこれらと共重合可能
    なビニル系モノマー0〜10重量%からなるアクリル系
    共重合体を用いてなるものである請求項2又は3に記載
    の合成繊維束。
  5. 【請求項5】合成繊維束に使用する合成繊維が、塩化ビ
    ニル65重量%を超えて主成分として含有する塩化ビニ
    ル系繊維を用いてなるものである請求項2又は3に記載
    の合成繊維束。
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