JPH0473209A - 異形断面アクリル系合成繊維とその製造方法 - Google Patents

異形断面アクリル系合成繊維とその製造方法

Info

Publication number
JPH0473209A
JPH0473209A JP18483790A JP18483790A JPH0473209A JP H0473209 A JPH0473209 A JP H0473209A JP 18483790 A JP18483790 A JP 18483790A JP 18483790 A JP18483790 A JP 18483790A JP H0473209 A JPH0473209 A JP H0473209A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spinneret
dry
section
fiber
spinning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18483790A
Other languages
English (en)
Inventor
Taku Tabuchi
田渕 卓
Kazuo Nishimura
和生 西村
Hiroaki Nukui
裕明 温井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Rayon Co Ltd filed Critical Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority to JP18483790A priority Critical patent/JPH0473209A/ja
Publication of JPH0473209A publication Critical patent/JPH0473209A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Artificial Filaments (AREA)
  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は金属様光沢として嫌がられる長繊維光沢のない
、橿やかな色沢に優れ、且つボリュウム感・ソフトな風
合を有する新規な異形断面アクリル系合成[Iに関する
〔従来の技術〕
光沢のあるアクリル系合成繊維を得る方法としては、光
の反射率を上げるためM、繊維の表面状態を平滑にする
例が多く採用されているが、金属様のキラキラ光沢を招
き却って商品価値を下げているのが現状である。また繊
維断面を変形させることによって光沢を変える試み本な
されている。例えばスリット状のノズル孔を用いた偏平
lI&維やトライローバル断面繊維が挙げられる。しか
しながらこれらの場合、繊維表面からの光反射に方向性
が生じ所謂異方性の光沢となシ、商品分野も限定せざる
をえない。
〔発明が解決しようとする課題〕
シルクのようなキラキラでない穏やかな高貴な光沢を持
ったアクリル系合成繊維の製造しうる技術を形成するこ
とにある。
本発明は偏平断面繊維の欠点を逆利用することを考え、
偏平断面を数本組合せた異形断面のアクリル系合成繊維
を数多く比較検討した結果到達した本ので、工業以上の
多葉断面とするととによって所謂ブライト、感の光沢が
あり且つ金属様キラキラ光りのない穏やかな光沢惑のあ
るアクリル系合成鷹維を得るものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の要旨とするところは、5太以上の偏平状の構成
枝からなる多葉断面をもつ穏やかな光沢を有する異形断
面アクリル系合成繊維及び上底l1101〜[1LO4
■、下底0,02〜α1■、高さ0.1〜0.5mの台
形スリット5個以上を1組とする小孔群を複数個有する
紡糸口金から有機溶媒とアクリル系重合体からの紡糸原
液を乾湿式紡糸して該繊維を製造することにある。
本発明の紡糸口金は上底101〜lD4m、下底0.0
2〜0.11m1高さQ、1〜α5■の台形状のスリッ
ト5ヶ以上を1組とする孔群を複数個有する。1つのス
リットの大きさがこの範囲より小さい場合は孔詰まりを
生じやすく、逆にこの範囲より大きい場合は多葉が偏平
状となりすぎるため製造課程での欠点を招きゃすくなっ
たり、光沢本金属様キラキラ感を生じゃすくなり不適当
である。
この紡糸口金を用いて紡糸原液を乾湿式紡糸するにあた
り、アクリル系合成峨稚用のアクリル系重合体は特に制
約はなく、通常使用されているポリアクリロニトリルも
しくはその共重合体であるならなんら差支えない。共重
合体用の単1体はアクリル酸メチル、酢酸ビニル、塩化
ビニル、塩化ビニリデン、アクリルアミド、メタリルス
ルホン酸ソーダ等が用いられ、又紡糸原液#I4製用の
溶媒としては該アクリル系重合体を溶解しうるものであ
れば無S溶謀、有機溶媒に制限されるものでないが、γ
−ブチロラクトン、ジメチルスルホキシド、ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミド等の有機溶媒が好ま
しい。凝固浴液としては通常の方法の通)有機溶媒をア
ルコール、水等の非溶媒で希釈して用いられる。例えば
水と混合使用する場合は有機溶媒の濃度を6Q〜75重
量傷の範囲とする。
754を越えると繊維表面に微細な皺が発生しやすくな
り光沢を低下させる。60憾を下回っても光沢は増加せ
ずむしろ溶媒の回収に多大のエネルギーを必要とするの
で経済的でない。紡糸口金と凝固浴液面の距離は2〜1
2mとすることが必要である。この距離が2−未満とな
ると#1.1表面に微細な皺が発生しやすくなり光沢の
低下を招きやすい。又12■を越えると多葉状態とは々
る本のの円孔ノズルから生成する通常の円形繊維断面と
大差なくなる。多葉断面を有するため、巻取り時にも毛
羽を発生しやすく撚糸や仮撚等の後工程通過でのトラブ
ルを生じやすい。この欠点を解決すべく本発明者らは更
に工夫を加え、乾湿式紡糸された糸を洗浄・延伸・乾燥
の後に高率の収縮緩和を施すことを組み入れることによ
り毛羽の抑制された原糸を作ることを可能にした。即ち
収縮緩和を210〜265℃の温度範囲で30〜504
の緩和率とすると毛羽の全然ない糸となる。210℃未
満の緩和温度でけ毛羽の発生、265℃を越えると糸の
融着の発生を招く。
〔実施例〕
以下実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例1 アクリロニトリル91.5tl)、B酸ビニルa54か
らなるアクリル系共重合体26重量部をジメチルアセト
アミド74重量部に溶解し紡糸原液とした。この紡糸原
液を上底がno 15mm、下底が0.035+s+、
高さがα255wの台形状スリット6ケカラなる孔群を
30個有する紡糸口金を通し、ジメチルアセトアミド濃
度を704に保った凝固浴液中に凝固浴液面と紡糸口金
表面の距離を4mに設定し乾湿式紡糸した。その後洗浄
・延伸・乾燥を常法により実施した。その後250°C
で45壬緩和し巻取った。得られた糸は毛羽が全然ない
六葉断面を有し、シルク調の光沢があり、ボリュウム惑
のあるソフトな風合の糸が得られた。
実施例2 アクリロニトリル91154、酢酸ビニル25噛からな
るアクリル系共重合(t25i’)部をジメチルホルム
アミド75重を部に溶解し紡糸原液とした。この紡糸原
液を上底がQ、02m、下底が103m、高さが0.2
5+mの台形状スリット5ケからなる孔群を30個有す
る紡糸口金を通し、ジメチルホルムアミド濃度を754
に保った凝固浴液中に凝固浴液面と紡糸口金表面の距離
を10mK設定し乾湿式紡糸した。その後洗浄・延伸・
乾燥を常法により実施した後、240℃で354緩和し
巻取った。得られた糸は実施例1と同様毛羽が全くない
工業断面を有し、光沢がシルク調で穏やかなブライト惑
のしたボリュウムのあるソフトな風合の糸が得られた。
比較例1 凝固浴液面と紡糸口金表面との距離を19閣とする外は
実施例1と全て用じ条件だして実施したが、きれいな六
葉断面とならず、円形の所、々少し窪んだ稈変の夏形状
■であり、このた約金属的な光沢となると共にボリュウ
ム1℃とソフト性も発現が乏しいものとなった。
比較例2 実施例1と同様にして、但し緩和条件を225’C,2
04としてアクリル1惟を製潰したか、毛羽が大tic
発生し糸切りが起9巻取ることができなかった。
〔発明の効果〕
本発明で得られS繊遣は従来のアクリル檀嬉にはない優
れた穏やかな光沢を有し、ボリュウム感とソフトな風合
を合わせ持った衣料分野に新しい市場を開拓しうる素材
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1で使用した紡糸口金、第2図は実施例
1によって得られたアクリル系合成繊維の断面図である
。 特許出願人  三菱レイヨン株式会仕

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、5本以上の偏平状の構成枝からなる多葉断面をもつ
    穏やかな光沢を有する異形断面アクリル系合成繊維。 2、上底0.01〜0.04mm、下底0.02〜0.
    1mm、高さ0.1〜0.5mmの台形スリット5個以
    上を1組とする小孔群を複数個有する紡糸口金から紡糸
    原液を乾湿式紡糸することを特徴とする請求項1記載の
    繊維の製造方法。 3、凝固浴液面と紡糸口金との間隔を2〜12mmとし
    て乾湿式紡糸することを特徴とする請求項2記載の製造
    方法。 4、乾湿式紡糸した糸を洗浄および延伸後210〜26
    5℃で25〜50%の収縮緩和を行なうことを特徴とす
    る請求項2記載の製造方法。
JP18483790A 1990-07-12 1990-07-12 異形断面アクリル系合成繊維とその製造方法 Pending JPH0473209A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18483790A JPH0473209A (ja) 1990-07-12 1990-07-12 異形断面アクリル系合成繊維とその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18483790A JPH0473209A (ja) 1990-07-12 1990-07-12 異形断面アクリル系合成繊維とその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0473209A true JPH0473209A (ja) 1992-03-09

Family

ID=16160178

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18483790A Pending JPH0473209A (ja) 1990-07-12 1990-07-12 異形断面アクリル系合成繊維とその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0473209A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5473492A (en) * 1993-03-03 1995-12-05 Tdk Corporation Magnetic head including a reproducing head utilizing a magnetoresistance effect and having a magnetic shielding film containing nitrogen
WO2001090452A1 (en) * 2000-05-25 2001-11-29 E.I. Du Pont De Nemours And Company Multilobal polymer filaments and articles produced therefrom
EP1518948A1 (en) * 2000-05-25 2005-03-30 E.I. du Pont de Nemours and Company Multilobal polymer filaments and articles produced therefrom
WO2020045183A1 (ja) * 2018-08-30 2020-03-05 日本エクスラン工業株式会社 アクリロニトリル系繊維、該繊維を含有するパイル布帛及び該布帛を含有する繊維製品

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5473492A (en) * 1993-03-03 1995-12-05 Tdk Corporation Magnetic head including a reproducing head utilizing a magnetoresistance effect and having a magnetic shielding film containing nitrogen
WO2001090452A1 (en) * 2000-05-25 2001-11-29 E.I. Du Pont De Nemours And Company Multilobal polymer filaments and articles produced therefrom
US6855420B2 (en) 2000-05-25 2005-02-15 Invista North America S.A.R.L. Multilobal polymer filaments and articles produced therefrom
EP1518948A1 (en) * 2000-05-25 2005-03-30 E.I. du Pont de Nemours and Company Multilobal polymer filaments and articles produced therefrom
CN1328421C (zh) * 2000-05-25 2007-07-25 因维斯塔技术有限公司 长丝、至少部分由其生产的复丝纱、制品、衣服和织物及其生产方法
WO2020045183A1 (ja) * 2018-08-30 2020-03-05 日本エクスラン工業株式会社 アクリロニトリル系繊維、該繊維を含有するパイル布帛及び該布帛を含有する繊維製品

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5083967A (en) Fiber for doll's hair
JPH0253910A (ja) 毛髪用塩化ビニル系繊維およびその製造法
JPH0473209A (ja) 異形断面アクリル系合成繊維とその製造方法
JP3656311B2 (ja) 抗ピル性極細アクリル系繊維及びその製造方法
KR860000605B1 (ko) 표면평활성(表面平滑性)이 우수한 아크릴계 섬유의 제조방법
US4455347A (en) Acrylic fibers having irregular-form section and process for producing the same
JPH02169711A (ja) 偏平乾式アクリル繊維及びその製造方法
JPS6065108A (ja) アクリロニトリル系フィラメント糸の製造法
JPH11107034A (ja) 湿熱特性の優れたアクリル繊維及びその製造方法
JPH05295615A (ja) 抗ピリング性アクリル系繊維及びその製造法
JPH04119114A (ja) 速収縮性アクリル系合成繊維及びその製造方法
JPH06101129A (ja) アクリル系紡績糸
JPH02169710A (ja) 異形断面アクリル系繊維及びその製造法
JPH03206114A (ja) 超極細アクリル繊維
US3760053A (en) Wet-spinning process for {37 dog-bone{38 {0 shaped acrylonitrile polymer fibers
JPH02277810A (ja) 難燃アクリル系高収縮繊維
JPH0457909A (ja) 抗ピル性アクリル繊維の製造法
JPS61119710A (ja) 高強度、高弾性率アクリル系繊維の製造法
JPH07102420A (ja) 複合繊維
JPH03199412A (ja) 極細アクリル繊維
CN103882545A (zh) 一种高收缩扁平腈纶纤维及其生产方法
US20030057593A1 (en) Low density acrylic fiber
JPS6059325B2 (ja) 抗ピル性アクリル系繊維の製造方法
JPH03113012A (ja) アクリルフィラメント
JPH03227406A (ja) アクリル繊維の製造方法