JPH05199080A - 相補型論理回路 - Google Patents

相補型論理回路

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JPH05199080A
JPH05199080A JP4025863A JP2586392A JPH05199080A JP H05199080 A JPH05199080 A JP H05199080A JP 4025863 A JP4025863 A JP 4025863A JP 2586392 A JP2586392 A JP 2586392A JP H05199080 A JPH05199080 A JP H05199080A
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JP
Japan
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circuit
flip
input
stop control
flop
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JP4025863A
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Masato Tanaka
正人 田中
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Withdrawn legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K3/00Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
    • H03K3/02Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses
    • H03K3/027Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use of logic circuits, with internal or external positive feedback
    • H03K3/037Bistable circuits

Landscapes

  • Logic Circuits (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 オン状態とオフ状態とに切り換えて使用され
る順序回路を構成した相補型論理回路において、チップ
専有面積及び消費電力の削減を図る。 【構成】 ダイナミック構成のDフリップフロップ群を
用いた遅延回路2と組合せ回路1とから順序回路を構成
し、動作停止時に、入力制御回路3により上記組合せ回
路1の全入力を強制的に所定状態にさせるとともに、停
止制御回路4により上記Dフリップフロップ群のマスタ
・ラッチとスレーブ・ラッチをともにデータ通過状態で
停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、Dフリップフロップ群
を用いた遅延回路組合せ回路とから順序回路を構成した
相補型論理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ディジタル処理用の大規模集
積回路(LSI:large scale integ
rated circuit)として、相補対称形MO
S(CMOS:complementary symm
etry MOS)構成などの相補型論理回路が知られ
ている。
【0003】また、一般に、順序回路は、ある時刻の入
力のみでは定まらず、入力の過去の履歴に依存する論理
回路として広く知られている。上記順序回路は、図7に
示すように、入力情報を1クロック遅延させて出力する
Dフリップフロップ群を用いた遅延回路41とその出力
の全部又は一部及び入力から次の出力を決めるための組
合せ回路42とからなっている。
【0004】ここで、Dフリップフロップは、図8に示
すように、縦続接続された2組のラッチ回路すなわちマ
スタ・ラッチ43とスレーブ・ラッチ44とで構成され
る。上記マスタ・ラッチ43とスレーブ・ラッチ44
は、互いに逆位相のクロックφ1 ,φ2 がイネーブル入
力として供給され、上記イネーブル入力がハイレベルの
ときに情報通過(スルー)状態で、ローレベルのときに
ホールド動作を行う。これにより、Dフリップフロップ
全体としては、エッジ・トリガ動作をしているように見
える。
【0005】また、従来より、ラッチ回路としては、図
9に示すように、2個のアナログ・スイッチ45,46
と2個のインバータ47,48で構成されるスタティッ
ク・ラッチと、図10に示すように、1個のアナログ・
スイッチ49と1個のインバータ50で構成されるダイ
ナミック・ラッチが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、CMOS・
LSIにおいて、アナログ・スイッチは2トランジスタ
で構成され、また、インバータは2トランジスタで構成
されるので、上記スタティック・ラッチは8トランジス
タで構成され、また、ダイナミック・ラッチは4トラン
ジスタで構成される。Dフリップフロップは、2組のラ
ッチ回路で構成されるので、スタティック構成にすると
16トランジスタとなり、ダイナミック構成にすると8
トランジスタとなる。
【0007】そのため、ダイナミック構成のDフリップ
フロップは、スタティック構成のDフリップフロップと
比べて半分の占有面積で済む。しかも、スタティック・
ラッチは入力サンプル用アナログ・スイッチと出力ホー
ルド用アナログ・スイッチが一瞬同時にオンになってし
まうことによる不要な電力消費を伴うが、ダイナミック
構成のDフリップフロップでは、サンプル・ホールド用
のアナログ・スイッチが1個だけしか存在しないので、
このような不要な電力消費がなく、上記スタティック・
ラッチと比較して半分以下の電力消費量で済む。
【0008】しかしながら、ダイナミック・ラッチで
は、インバータを構成するPチャンネルとNチャンネル
の2個のMOSトランジスタのゲート容量のみにより情
報が保持されているので、わずかな時間しか情報を保持
できない。そのため、イネーブル信号をローレベルで止
めるとゲート電圧が不安定になって行き、ローレベルと
ハイレベルとの中間レベルになってくると、上記インバ
ータを構成するPチャンネルとNチャンネルの2個のM
OSトランジスタが両方とも同時にオンとなる。これに
より、電源からグランドに向かって異常に大きい貫通電
流が流れてしまう。このようにダイナミック構成のDフ
リップフロップは、動かしたり、止めたりする回路には
不向きで、常に動作している回路にしか使用されていな
い。
【0009】このため、オン状態とオフ状態に切り換え
て使用される順序回路を構成した相補型論理回路では、
遅延回路のDフリップフロップ群をダイナミック構成と
することができず、占有面積及び消費電力の大きなスタ
ティック構成のDフリップフロップ群が上記遅延回路に
採用されていた。
【0010】そこで、本発明は、上述の如き従来の相補
型論理回路の実情に鑑み、オン状態とオフ状態に切り換
えて使用される順序回路を構成した相補型論理回路にお
いて、占有面積及び消費電力の削減を図ることを目的と
し、遅延回路としてダイナミック構成のDフリップフロ
ップ群を採用して、動作停止状態における貫通電流によ
る不要な電力消費を回避できるようにした相補型論理回
路を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、Dフリップフ
ロップ群を用いた遅延回路と組合せ回路とから順序回路
を構成した相補型論理回路において、上記遅延回路の各
Dフリップフロップをダイナミック構成とするととも
に、動作停止期間に上記組合せ回路の全入力を強制的に
所定状態にさせる入力制御手段と、動作停止期間に上記
Dフリップフロップ群の各マスタ・ラッチとスレーブ・
ラッチをともにデータ通過状態で停止させる停止制御手
段とを設けたことを特徴とするものである。
【0012】
【作用】本発明に係る相補型論理回路では、ダイナッミ
ック構成のDフリップフロップ群を用いた遅延回路と組
合せ回路とから順序回路を構成し、動作停止時に入力制
御手段により上記組合せ回路の全入力を強制的に所定状
態にさせるとともに、停止制御手段により上記Dフリッ
プフロップ群の各マスタ・ラッチとスレーブ・ラッチを
ともにデータ通過状態で停止させる。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る相補型論理回路の一実施
例について図面に従い詳細に説明する。本発明に係る相
補型論理回路は、例えば図1に示すように構成される。
【0014】この相補型論理回路は、組合せ回路1と遅
延回路2とから順序回路を構成したCMOS・LSIで
あって、動作停止制御用の入力制御回路3と停止制御回
路4とを備えてなる。
【0015】上記組合せ回路1は、その出力が上記遅延
回路2を介して帰還されるようになっている。また、こ
の組合せ回路1は、その入力側に上記入力制御回路3が
設けられており、データ入力端子5に与えられるm1
ットの入力データが上記入力制御回路3を介して供給さ
れるとともに、上記遅延回路2からのm2 ビットの帰還
データが上記入力制御回路3を介して供給されるように
なっている。そして、上記m1 ビットの入力データとm
2 ビットの帰還データとからn1 ビットの出力データを
生成し、このn1 ビットの出力データを上記遅延回路2
に供給するようになっている。なお、上記ビット数
1 ,m2 ,n1 は任意の整数である。
【0016】また、上記遅延回路2は、ダイナッミック
構成のDフリップフロップ群からなる。この遅延回路2
は、上記停止制御回路4を介して供給される2相クロッ
クφ1 ,φ2 によりDフリップフロップ群が動作するよ
うになっている。そして、上記組合せ回路1から供給さ
れるn1 ビットの出力データを1クロック遅延させて、
上記m2 ビットの帰還データを上記入力制御回路3を介
して上記組合せ回路1に供給するとともに、n2 ビット
の出力データをデータ出力端子6から出力するようにな
っている。なお、上記ビット数n2 も任意の整数であ
る。
【0017】ここで、CMOS・LSIにおいて、ダイ
ナッミック構成のDフリップフロップは、8トランジス
タで構成することができ、16トランジスタを必要とす
るスタティック構成のDフリップフロップと比べて、半
分のチップ占有面積とすることができ、しかも消費電力
も少ない。なお、ダイナッミック構成のDフリップフロ
ップは、クロックト・インバータにより構成することも
できる。
【0018】さらに、上記入力制御回路3は、上記m1
ビットの入力データをゲート制御するANDゲート3A
と、上記m2 ビットの帰還データをゲート制御するAN
Dゲート3Bとで構成されている。これらのANDゲー
ト3A,3Bは、停止制御入力端子7に供給される動作
停止制御信号によりゲートの開閉が行われるようになっ
ている。上記動作停止制御信号は、動作期間にはハイレ
ベルとなり、動作停止期間にはローレベルとなる。この
動作停止制御信号により、動作期間には、上記各AND
ゲート3A,3Bが開成され、上記m1 ビットの入力デ
ータと上記m2 ビットの帰還データが上記組合せ回路1
に入力される。また、動作停止期間には、上記各AND
ゲート3A,3Bが閉成され、上記組合せ回路1の入力
の全ビットが論理「L」となる。
【0019】さらにまた、上記停止制御回路4は、2個
のNANDゲート4A,4Bと1個のインバータ4Cと
で構成されている。上記NANDゲート4Aの一方の入
力端子にはクロック入力端子8からクロックφが直接供
給され、また、上記NANDゲート4Bの一方の入力端
子には上記クロック入力端子8から上記インバータ4C
を介してクロックφが供給され、さらに、上記各NAN
Dゲート4A,4Bの各他方の入力端子には上記停止制
御入力端子7から動作停止制御信号が供給されるように
なっている。この停止制御回路4は、上記動作停止制御
信号がハイレベルとなっている動作期間には、上記各N
ANDゲート4A,4Bが開成されることにより、上記
クロックφから2相クロックφ1 ,φ2 を生成する。そ
して、この2相クロックφ1 ,φ2 をイネーブル入力と
して上記遅延回路2のDフリップフロップ群の動作させ
る。また、上記動作停止制御信号がローレベルとなって
いる動作停止期間には、上記各NANDゲート4A,4
Bが閉成され、上記遅延回路2のDフリップフロップ群
の各イネーブル入力がともに強制的にハイレベルとな
る。これにより、上記停止制御回路4は、動作停止期間
中、上記Dフリップフロップ群の各マスタ・ラッチとス
レーブ・ラッチをともにデータ通過状態で停止させる。
【0020】なお、上記停止制御回路4の各NANDゲ
ート4A,4Bは、それぞれ否定入力付のORゲートと
しても良い。また、上記停止制御回路4は、例えば図2
に示すように、NANDゲート4D,4Eの出力をそれ
ぞれ複数段のインバータ4F,4Gを介して互いに他方
の入力端子に供給するように構成した双安定回路4Hを
設けて、上記各NANDゲート4A,4Bの各一方の入
力端子に供給するようにしても良い。この停止制御回路
4の動作を図3のタイミングチャートに示してあるよう
に、動作停止制御信号がハイレベルとなっている動作期
間には、上記各NANDゲート4A,4Bが開成される
ことにより、2相クロックφ1 ,φ2 を出力し、また、
上記動作停止制御信号がローレベルとなっている動作停
止期間には、上記各NANDゲート4A,4Bが閉成さ
れ、上記2相クロックφ1 ,φ2 がともに強制的にハイ
レベルとなる。
【0021】上述のように上記Dフリップフロップ群の
各マスタ・ラッチとスレーブ・ラッチをともにデータ通
過状態で停止させることにより、動作停止状態における
貫通電流による不要な電力消費を回避することができ
る。
【0022】すなわち、この実施例の相補型論理回路で
は、ダイナッミック構成のDフリップフロップ群を用い
た遅延回路2と組合せ回路1とから順序回路を構成した
ので、遅延回路にスタティック構成のDフリップフロッ
プ群を用いる場合と比較して、上記Dフリップフロップ
群の占有面積を約半分に削減することができ、しかも、
上記組合せ回路1の全入力を強制的に所定状態にさせる
とともに、上記Dフリップフロップ群の各マスタ・ラッ
チとスレーブ・ラッチをともにデータ通過状態で停止さ
せるので、動作停止状態における貫通電流による不要な
電力消費が無く、消費電力の大幅な削減を図ることがで
きる。
【0023】なお、上述の実施例の相補型論理回路で
は、上記組合せ回路1の入力側に入力制御回路3を設け
て、上記m1 ビットの入力データを上記ANDゲート3
Aによりゲート制御するとともに、上記m2 ビットの帰
還データを上記ANDゲート3Bによりゲート制御する
ようにしたが、上記入力制御回路3は、上記ANDゲー
ト3Bの代わりに、図4に示すように、上記組合せ回路
1からのn1 ビットの出力データをゲート制御するAN
Dゲート3Cを設けるようにしても良い。また、上記入
力制御回路3は、ANDゲートで構成して動作停止期間
に上記組合せ回路1の入力の全ビットを強制的に論理
「L」となるようにしたが、動作停止期間に上記組合せ
回路1の入力に状態遷移を発生させない構成ものであれ
ば良く、動作停止期間に上記組合せ回路1の入力の全ビ
ットを強制的に論理「H」となる構成しても良い。
【0024】次に、本発明に係る相補型論理回路の具体
例として、FIR(FiniteImpulse Re
sponse)形のイコライザを図5に示す。このFI
Rイコライザでは、入力端子10に与えられるmビット
の入力データが入力制御用のANDゲート11を介して
入力段の遅延回路12に供給される。
【0025】上記遅延回路12は、上記ANDゲート1
1を介して供給されたmビットの入力データを1クロッ
ク期間遅延させて、第1乃至第3の並列乗算器13,1
4,15に供給する。
【0026】上記第1の並列乗算器13は、上記入力デ
ータにイコライザ係数k1 を乗算し、その乗算出力デー
タを前段の遅延回路16を介して加算器17に供給す
る。また、上記第2の並列乗算器14は、上記入力デー
タにイコライザ係数k2 を乗算し、その乗算出力データ
を上記加算器17に供給する。この加算器17は、上記
第2の並列乗算器14の乗算出力データと上記前段の遅
延回路16を介して供給される上記第1の並列乗算器1
3の乗算出力データとを加算し、その加算出力データを
後段の遅延回路18を介して加算器19に供給する。さ
らに、上記第3の並列乗算器15は、上記入力データに
イコライザ係数k3 を乗算し、その乗算出力データを上
記加算器19に供給する。この加算器19は、上記第3
の並列乗算器15の乗算出力データと上記後段の遅延回
路18を介して供給される上記第2の並列乗算器14の
乗算出力データとを加算し、その加算出力データを出力
段の遅延回路20を介して出力端子21から出力する。
【0027】上記各遅延回路12,16,18,20
は、それぞれダイナミック構成のDフリップフロップ群
からなり、停止制御回路22を介して供給される2相ク
ロックφ1 ,φ2 によりDフリップフロップ群が動作す
ることにより、入力データを1クロック期間遅延させて
出力するようになっている。
【0028】そして、上記入力制御用のANDゲート1
1は、停止制御入力端子23に供給される動作停止制御
信号によりゲートの開閉が行われる。このANDゲート
11は、動作期間には上記動作停止制御信号がハイレベ
ルとなることにより開成され、上記mビットの入力デー
タを上記入力段の遅延回路12に供給する。また、動作
停止期間には、上記動作停止制御信号がローレベルとな
ることにより閉成され、全ビットが論理「L」の入力デ
ータを上記入力段の遅延回路12に供給する。
【0029】さらに、上記停止制御回路22は、クロッ
ク入力端子24から供給されるクロックφに基づいて2
相クロックφ1 ,φ2 を生成し、上記停止制御入力端子
22から供給される動作停止制御信号がハイレベルとな
っている動作期間には、この2相クロックφ1 ,φ2
イネーブル入力として上記各遅延回路12,16,1
8,20のDフリップフロップ群を動作させる。また、
上記動作停止制御信号がローレベルとなっている動作停
止期間には、上記2相クロックφ1 ,φ2 をともに強制
的にハイレベルにして、上記Dフリップフロップ群の各
マスタ・ラッチとスレーブ・ラッチをともにデータ通過
状態で停止させる。
【0030】このような構成のFIRイコライザでは、
上記停止制御入力端子23に供給される動作停止制御信
号がハイレベルとなる動作期間だけ動作し、上記動作停
止制御信号がローレベルとなる動作停止期間に各構成要
素に状態遷移を生じることがなく、不要な電力消費が極
めて少ない状態で次の動作期間まで待機することがき
る。
【0031】次に、本発明に係る相補型論理回路の他の
具体例として、IIR(Infinite Impul
se Response)形のノッチフィルタを図6に
示す。
【0032】このIIRフィルタでは、入力端子30に
与えられるmビットの入力データが入力制御用のAND
ゲート31を介して減算器32に供給される。この減算
器32の減算出力データは、出力端子33を介して出力
されるとともに、係数回路34を介して加算器35に供
給される。そして、この加算器35の加算出力データ
は、帰還制御用のANDゲート36から遅延回路37を
介して上記減算器32と加算器35に供給される。上記
遅延回路37は、ダイナミック構成のDフリップフロッ
プ群からなり、停止制御回路38を介して供給される2
相クロックφ1 ,φ2 によりDフリップフロップ群が動
作することにより、入力データを1クロック期間遅延さ
せて出力するようになっている。
【0033】そして、上記入力制御用のANDゲート3
1及び帰還制御用のANDゲート36は、停止制御入力
端子36に供給される動作停止制御信号によりゲートの
開閉が行われる。
【0034】上記入力制御用のANDゲート31及び帰
還制御用のANDゲート36は、動作期間には上記動作
停止制御信号がハイレベルとなることによりそれぞれ開
成され、上記入力制御用のANDゲート31は上記mビ
ットの入力データを上記減算器32に供給し、上記帰還
制御用のANDゲート36は上記加算器35の加算出力
データを上記遅延回路37に供給する。また、動作停止
期間には、上記動作停止制御信号がローレベルとなるこ
とにより閉成され、全ビットが論理「L」の入力データ
を上記減算器32に供給し、上記帰還制御用のANDゲ
ート36は、全ビットが論理「L」のデータを上記遅延
回路37に供給する。
【0035】さらに、上記停止制御回路35は、クロッ
ク入力端子37から供給されるクロックφに基づいて2
相クロックφ1 ,φ2 を生成し、上記停止制御入力端子
36から供給される動作停止制御信号がハイレベルとな
っている動作期間には、この2相クロックφ1 ,φ2
イネーブル入力として上記遅延回路37のDフリップフ
ロップ群を動作させる。また、上記動作停止制御信号が
ローレベルとなっている動作停止期間には、上記2相ク
ロックφ1 ,φ2 をともに強制的にハイレベルにして、
上記Dフリップフロップ群の各マスタ・ラッチとスレー
ブ・ラッチをともにデータ通過状態で停止させる。
【0036】このような構成のIIRフィルタでは、上
記停止制御入力端子36に供給される動作停止制御信号
がハイレベルとなる動作期間だけ動作し、上記係数回路
34により与えられる係数AをA=1/2n として、 fc1=A・fs /4π fc2=fs /2−fc1 なる遮断周波数fc1,fc2を有するノッチフィルタ特性
を呈する。また、上記動作停止制御信号がローレベルと
なる動作停止期間に各構成要素に状態遷移を生じること
がなく、不要な電力消費が極めて少ない状態で次の動作
期間まで待機することがきる。
【0037】上述の如き具体例として示したFIRイコ
ライザやIIRフィルタは、例えば本件出願人が先に提
案した特開昭63−184948号公報や特開昭63−
193375号公報に開示されているノートラッキング
方式のディジタルオーディオテープ記録再生システムの
ように、回転ヘッドによる再生波形が不連続に得られる
再生系において、再生波形が得られる期間にオン状態と
し、再生波形が得られない期間にオフ状態に切り換えて
使用するのに最適である。
【0038】
【発明の効果】本発明に係る相補型論理回路では、ダイ
ナッミック構成のDフリップフロップ群を用いた遅延回
路と組合せ回路とから順序回路を構成したので、上記遅
延回路にスタティック構成のDフリップフロップ群を用
いる場合と比較して、上記Dフリップフロップ群の占有
面積を約半分に削減することができ、しかも、動作停止
時に入力制御手段により上記組合せ回路の全入力を強制
的に所定状態にさせるとともに、停止制御手段により上
記Dフリップフロップ群の各マスタラッチとスレーブラ
ッチをともにデータ通過状態で停止させるので、動作停
止状態における貫通電流による不要な電力消費が無く、
消費電力の大幅な削減を図ることができる。
【0039】従って、本発明によれば、オン状態とオフ
状態に切り換えて使用される順序回路を構成した相補型
論理回路において、占有面積及び消費電力の削減を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る相補型論理回路の一実施例の構成
を示すブロック図である。
【図2】上記相補型論理回路における停止制御回路の変
形例を示すブロック図である。
【図3】上記停止制御回路の動作説明に供するタイミン
グチャートである。
【図4】本発明に係る相補型論理回路の他の実施例の構
成を示すブロック図である。。
【図5】本発明に係る相補型論理回路の具体例であるF
IRイコライザの構成を示すブロック図である。
【図6】本発明に係る相補型論理回路の他の具体例であ
るIIRフィルタの構成を示すブロック図である。
【図7】順序回路の基本構成を示すブロック図である。
【図8】上記順序回路を構成する遅延回路として用いら
れるDフリップフロップの内部構成を示すブロック図で
ある。
【図9】上記Dフリップフロップを構成するスタティッ
ク・ラッチの内部構成を示すブロック図である。
【図10】上記Dフリップフロップを構成するダイナミ
ック・ラッチの内部構成を示すブロック図である。
【符号の説明】 1・・・組合せ回路 2・・・遅延回路 3・・・入力制御回路 4・・・停止制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Dフリップフロップ群を用いた遅延回路
    と組合せ回路とから順序回路を構成した相補型論理回路
    において、 上記遅延回路の各Dフリップフロップをダイナミック構
    成とするとともに、 動作停止期間に上記組合せ回路の全入力を強制的に所定
    状態にさせる入力制御手段と、 動作停止期間に上記Dフリップフロップ群の各マスタ・
    ラッチとスレーブ・ラッチをともにデータ通過状態で停
    止させる停止制御手段とを設けたことを特徴とする相補
    型論理回路。
JP4025863A 1992-01-17 1992-01-17 相補型論理回路 Withdrawn JPH05199080A (ja)

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