JPH08307247A - N+1周波数分周カウンタおよび方法 - Google Patents

N+1周波数分周カウンタおよび方法

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JPH08307247A
JPH08307247A JP8126449A JP12644996A JPH08307247A JP H08307247 A JPH08307247 A JP H08307247A JP 8126449 A JP8126449 A JP 8126449A JP 12644996 A JP12644996 A JP 12644996A JP H08307247 A JPH08307247 A JP H08307247A
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JP
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clock signal
counter
output
logic
signal
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Application number
JP8126449A
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English (en)
Inventor
Ravi Shankar
ラビ・シェンカー
Ana S Leon
アナ・ソニア・レオン
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Motorola Solutions Inc
Original Assignee
Motorola Inc
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K21/00Details of pulse counters or frequency dividers
    • H03K21/08Output circuits
    • H03K21/10Output circuits comprising logic circuits
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K23/00Pulse counters comprising counting chains; Frequency dividers comprising counting chains
    • H03K23/58Gating or clocking signals not applied to all stages, i.e. asynchronous counters
    • H03K23/588Combination of a synchronous and an asynchronous counter

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  • Manipulation Of Pulses (AREA)
  • Pulse Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 すべてのカウント値Nに対し50パーセント
のデューティサイクルを有しかつ余分の回路を必要とす
ることなくNがゼロの場合に適用できるN+1周波数分
周カウンタ20を実現する。 【解決手段】 N+1周波数分周カウンタ20は2進カ
ウンタ22、論理1検出回路26、制御論理24、およ
び出力フリップフロップ28を有する。2進カウンタ2
2は出力クロック信号の各ハーフに対し初期値から最終
値までカウントする。N+1が偶数であれば、出力クロ
ック信号の各ハーフサイクルに1つの全サイクルが加え
られる。N+1が奇数であれば、出力クロック信号の各
ハーフサイクルに対し2分の1サイクルが加えられる。
最終カウント値において、制御論理24は出力クロック
信号を入力クロック信号の立上りエッジまたは立下りエ
ッジに際して遷移させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は一般的にはカウン
タに関し、かつより特定的には、N+1周波数分周カウ
ンタおよびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】周波数分周カウンタは一般に入力クロッ
ク信号の周波数より低い周波数を有する出力クロック信
号を提供する。周波数分周カウンタは通常システムクロ
ック周波数よりも低い動作周波数を必要とするシステム
におけるある回路のためにシステムクロック周波数を低
減させるために使用される。
【0003】周波数分周カウンタはある所定の値でスタ
ートする一連の2進数を受けかつ所定の最終値に到達す
るまで1だけカウントアップまたはカウントダウンす
る。いくつかのN+1周波数分周カウンタにおいては、
該カウンタが奇数サイクルの入力クロック信号をカウン
トしておれば、ステップダウンされた出力クロック信号
は50パーセントのデューティサイクルを持たないであ
ろう。例えば、もしN+1が11に等しければ、出力ク
ロック信号の一方のフェーズは入力クロック信号の6ク
ロックサイクルを含み、かつ出力クロック信号の他方の
フェーズは入力クロック信号の5クロックサイクルを含
むであろう。これは出力クロック信号に対して所望の5
0パーセントのデューティサイクルと異なるデューティ
サイクルを生じる結果となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】いくつかの用途におい
ては、ステップダウンされたクロック信号を受ける回路
を適切に動作させるためには50パーセントのデューテ
ィサイクルが必要とされる。奇数値のN+1に対して5
0パーセントのデューティサイクルを持つN+1周波数
分周カウンタにおいては、Nがゼロに等しい場合に余分
の複雑さが必要とされる。
【0005】従って、本発明の目的は、簡単な回路構成
により、Nを正の数またはゼロとしたとき、Nのすべて
のカウント値に対し50パーセントのデューティサイク
ルを提供できるN+1周波数分周カウンタを実現するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】一般に、本発明は2進カ
ウンタ、1検出回路(ones detect cir
cuit)、制御論理回路、および出力フリップフロッ
プを有するN+1周波数分周カウンタを提供する。前記
2進カウンタは2進カウント値Nの最上位ビット(MS
B)によって決定される初期値からカウントアップを開
始する。前記制御論理は前記カウント値Nの最下位ビッ
ト(LSB)を受ける。前記2進カウント値から前記L
SBを除去することは算術的右シフト、すなわちカウン
ト値Nを2で除算すること、と実質的に同じ効果を有す
る。もし前記LSBの論理状態が“1”であり、N+1
が偶数であることを示していれば、2進カウンタは前記
MSBによって決定される数のクロックサイクルだけカ
ウントし、かつN+1カウンタの出力クロック信号のお
のおのの半分(ハーフ)に1つの全クロックサイクルが
加えられる。もし前記LSBの論理状態が“0”であ
り、N+1が奇数であることを示していれば、2進カウ
ンタはMSBによって決定される数のサイクルだけカウ
ントしかつN+1カウンタ出力クロック信号のおのおの
の半分(ハーフ)に1つの半サイクルが加えられる。出
力クロック信号の論理ハイのフェーズの終りに、制御論
理回路は前記LSBが論理“1”である場合に入力クロ
ック信号の立上りエッジに際して、あるいは前記LSB
が論理“0”である場合は入力クロック信号の立下りエ
ッジに際して、出力信号を遷移させる。
【0007】前記N+1周波数分周カウンタは、Nが正
の数またはゼロである場合に、Nのすべてのカウント値
に対し50パーセントのデューティサイクルを提供する
という利点を有する。また、前記N+1カウンタはNが
ゼロである場合に適用するための比較器またはゼロ検出
回路のような、余分の回路を必要としない。前記N+1
カウンタは複雑さが低減されているから、前記N+1カ
ウンタは高速動作と低い電力消費とを組み合わせること
ができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は図1〜図4を参照するこ
とによりさらに完全に説明できる。図1は、部分的ブロ
ック図形式および部分的論理図形式で、本発明に係わる
N+1周波数分周カウンタ20を示す。N+1カウンタ
20は2進カウンタ22、制御論理回路24、1検出回
路26、出力フリップフロップ28、およびOR論理ゲ
ート29を含む。2進カウンタ22はフリップフロップ
31〜35を含む。制御論理24は第1の論理回路37
および第2の論理回路38を含む。1検出回路26はN
AND論理ゲート40および41、およびNOR論理ゲ
ート42を含む。
【0009】2進カウンタ22においては、フリップフ
ロップ31〜35のおのおのは“D”と名付けられた第
1の入力端子、“CLK”と名付けられた第2の入力端
子、「ロード(LOAD)」と名付けられた第3の入力
端子、および“Q”と名付けられた出力端子を有する。
フリップフロップ31は所定の周波数を有する「クロッ
ク(CLOCK)」と名付けられた周期的なクロック信
号を前記CLK入力端子に受け、“D”と名付けられ
た第1のデータ信号を前記D入力端子に受け、「リセッ
ト(RESET)」と名付けられたリセット信号を前記
「ロード」入力端子に受け、かつ“Q”と名付けられ
た出力信号をQ出力端子に提供する。フリップフロップ
32はフリップフロップ31のQ出力端子に接続された
CLK入力端子を有し、D入力端子は“D”と名付け
られた第2のデータ信号を受け、前記「ロード」入力端
子はリセット信号「リセット」を受け、かつQ出力端子
は“Q”と名付けられた出力信号を提供する。フリッ
プフロップ33はフリップフロップ32のQ出力端子に
接続されたCLK入力端子を有し、D入力端子は
“D”と名付けられた第2のデータ信号を受け、「ロ
ード」入力端子はリセット信号「リセット」を受け、か
つQ出力端子は“Q”と名付けられた出力信号を提供
する。フリップフロップ34はフリップフロップ33の
Q出力端子に接続されたCLK入力端子を有し、D入力
端子は“D”と名付けられた第2のデータ信号を受
け、「ロード」入力端子はリセット信号「リセット」を
受け、かつQ出力端子は“Q”と名付けられた出力信
号を提供する。フリップフロップ35はフリップフロッ
プ34のQ出力端子に接続されたCLK入力端子を有
し、D入力端子は“D”と名付けられた第2のデータ
信号を受け、「ロード」入力端子はリセット信号「リセ
ット」を受け、かつQ出力端子は“Q”と名付けられ
た出力信号を提供する。
【0010】制御論理回路24においては、「奇数(O
DD)」と名付けられた、第1の論理回路37はクロッ
ク信号「クロック」を受けるためのCLK入力端子、
“D”と名付けられたLSBデータ信号を受けるため
の“LSB”と名付けられた入力端子、“RS
ODD”と名付けられたリセット信号を提供するため
の“RST”と名付けられた出力端子、“PUL”と名
付けられたパルスを受けるための“PUL”と名付けら
れた入力端子、そして出力クロック信号OUTを受ける
ための“OUT”と名付けられた入力端子を有する。
「偶数(EVEN)」と名付けられた、第2の論理回路
はクロック信号「クロック」を受けるためのCLK入力
端子、LSBデータ信号Dを受けるための“LSB”
と名付けられた入力端子、“RSTEVEN”と名付け
られたリセット信号を提供するための“RST”と名付
けられた出力端子、パルスPULを受けるための“PU
L”と名付けられた入力端子、および出力クロック信号
OUTを受けるための“OUT”と名付けられた入力端
子を有する。
【0011】1検出回路26は本質的に出力信号Q
がすべて論理“1”であることを検出するためのデ
コーダ回路である。論理1検出回路26においては、N
AND論理ゲート48は出力信号Qを受けるためのフ
リップフロップ31のQ出力端子に接続された第1の入
力端子、出力信号Qを受けるためのフリップフロップ
32のQ出力端子に接続された第2の入力端子、および
出力端子を有する。NAND論理ゲート40は出力信号
を受けるためのフリップフロップ33のQ出力端子
に接続された第1の入力端子、出力信号Qを受けるた
めのフリップフロップ34のQ出力端子に接続された第
2の入力端子、出力信号Qを受けるためのフリップフ
ロップ35のQ出力端子に接続された第3の出力端子、
および出力端子を有する。NOR論理ゲート42はNA
ND論理ゲート41の出力端子に接続された第1の入力
端子、NAND論理ゲート40の出力端子に接続された
第2の入力端子、および第1の制御論理37および第2
の論理回路38のPUL入力端子に接続され“PUL”
と名付けられた制御信号、またはパルス、を発生する出
力端子を有する。図1および図2に示された論理ゲート
は論理動作を例示するものであり特定の論理ゲートを意
図したものではないことに注意を要する。
【0012】OR論理ゲート29は第1の出力論理37
のRST出力端子に接続された第1の入力端子、第2の
入力端子、第2の論理回路38のRST出力端子に接続
された第3の入力端子、およびフリップフロップ31〜
35の「ロード」入力端子に接続された出力端子を有す
る。フリップフロップ28はOR論理ゲート29の出力
端子に接続されたD入力端子、OR論理ゲート29の第
2の入力端子に結合されたRST出力端子、および第1
の制御論理37および第2の制御論理38のOUT入力
端子に接続され“OUT”と名付けられたクロック出力
信号を提供するためのQ出力端子を有する。
【0013】前記カウント値Nは正の数またはゼロとす
ることができ、かつN+1カウンタ20によってカウン
トされるサイクルの数を決定する。カウント値NはN+
1カウンタ20に対しデータ信号D〜Dの形式で6
ビットの2進数として提供される。図示された実施形態
では、データ信号D〜Dは前記6ビットの2進数の
5つの最上位ビット(MSB)を表す。データ信号D
は前記6ビットの2進数の最下位ビット(LSB)であ
る。N+1カウンタ20は前記5つのMSBデータ信号
〜Dによって決定される所定の初期値から最終値
までカウントする。LSBデータ信号Dはカウントさ
れないが、出力クロック信号OUTのおのおののハーフ
フェーズにクロックサイクルの半分を加えるか(N+1
は奇数の整数)、あるいは出力クロック信号OUTのお
のおののフェーズに1つの全クロックサイクルを加える
か(N+1は偶数整数)を決定するために使用される。
2進カウンタ22は図示された実施形態ではカウントア
ップ型のカウンタであるから、MSBデータ信号D
として提供される初期カウント値はカウント値Nの
反転数(inverse)である。奇数および偶数のカ
ウント値に対しN+1カウンタ20の動作をよりよく説
明するためにいくつかの例を以下に示す。
【0014】1例として、Nが10に等しければ、出力
クロック信号OUTはクロック信号「クロック」の周波
数の1/11である。もしNが6ビットの2進数001
010(10進数10)に等しければ、前記5つのMS
Bは00101(10進数5)であり、かつ00101
の反転数は11010の初期値である。MSBデータ信
号D〜Dは11010(10進数26)の初期値を
受け、かつLSBデータ信号Dはもとの6ビットの2
進数001010のLSB、または論理“0”を受け
る。2進カウンタ22は次に出力クロック信号OUTの
論理ハイのフェーズに対し2進数11010から111
11へとカウントする。11111に到達したとき、ク
ロック信号「クロック」のクロックサイクルの半分が出
力クロック信号OUTの論理ハイのフェーズの終りに加
えられ、パルスPULは論理ハイでありかつ制御論理2
4に提供される。制御論理24はリセット信号RST
ODDをOR論理ゲート29に提供し、該OR論理ゲー
ト29は論理ハイのリセット信号「リセット」をフリッ
プフロップ31〜35の「ロード」端子に提供する。リ
セット信号「リセット」は前記初期値11010を2進
カウンタ22へ再ロードさせ、かつクロック信号「クロ
ック」の次のクロックサイクルで、2進カウンタ22は
2進数11010からカウントを開始する。また、リセ
ット信号「リセット」は出力フリップフロップ28のD
端子に提供されて出力クロック信号OUTをクロック信
号「クロック」の立下りエッジに際して論理ローへと遷
移させ(データ信号Dがゼロであるから)、かつクロ
ックサイクルの半分が出力クロック信号OUTの論理ロ
ーのフェーズの始めに加えられる。出力クロック信号O
UTは制御論理回路24によって監視されいつクロック
サイクルの半分を出力クロック信号OUTに加えるかを
決定する。半クロックサイクルは出力クロック信号OU
Tの論理ハイから論理ローへの遷移の両側で加えられ
る。図3はNが10に等しい場合に対するタイミング図
を示しかつ後に説明する。
【0015】他の例として、Nが9に等しい場合、N+
1は偶数でありかつ出力クロック信号OUTはクロック
信号「クロック」の周波数の約1/10で提供される。
Nは001001(10進数9)に等しい。前記5つの
MSBは00100(10進数4)でありかつ前記LS
Bは論理“1”である。従って、2進カウンタ22はク
ロック信号「クロック」の4つのクロックサイクルをカ
ウントする。MSBデータ信号D〜Dは2進数11
011(10進数27)の初期値を受け、これは001
00の反転数である。出力クロック信号OUTは、論理
ハイとして始まり、2進カウンタ22はクロック信号
「クロック」の4クロックサイクルをカウントする。4
クロックサイクルの後、制御論理24は出力クロック信
号OUTの論理ハイのフェーズの終りに1つの全クロッ
クサイクルを加える。出力クロック信号OUTは論理ロ
ーに遷移し、前記初期値11011が再ロードされ、か
つ制御論理24は1つの全クロックサイクルを出力クロ
ック信号OUTの論理ローのフェーズの始めに加える。
2進カウンタ22は次に出力クロック信号OUTの論理
ローのフェーズの残りに対して4クロックサイクルカウ
ントし、おのおののハーフフェーズを5クロックサイク
ルに等しくする。図4はNが9に等しい場合のタイミン
グ図を示しかつ後に説明する。
【0016】N+1カウンタ20は、Nがゼロに等しい
場合に適用するために比較器またはゼロ検出回路のよう
な付加的な回路を必要としない。もしNがゼロ(000
000)に等しければ、N+1は1に等しく、前記5つ
のMSBは00000であり、かつ前記LSBはゼロで
ある。前記5つのMSBは反転されて11111の初期
値に等しくされ、かつデータ信号D〜Dとして提供
される。論理ゼロのLSBはクロック信号「クロック」
のクロックサイクルの半分が出力クロック信号OUTの
おのおののフェーズに加えられることを示す。データ信
号D〜Dは11111の初期値を有するから、1検
出回路26はクロック信号「クロック」のおのおのの半
クロックサイクルに際してパルスPULを提供し、かつ
初期値11111がおのおのの半サイクルに際して再ロ
ードされ、従って入力クロック信号「クロック」と同じ
周波数を有する出力クロック信号OUTを提供する。
【0017】図示された実施形態にはおいては、2進カ
ウンタ22は5つのフリップフロップを有する5ビット
のカウンタである。しかしながら、2進カウンタ22の
フリップフロップの数は本発明を説明する上で重要では
なく、かつ他の実施形態では異なってもよい。また、図
示された実施形態では、2進カウンタ22はカウントア
ップするものである。他の実施形態では、2進カウンタ
22はカウントダウンしてもよく、これは前記2進数N
を反転する必要をなくしかつ1検出回路26をゼロ検出
回路と置き換えることを必要とする。
【0018】N+1カウンタ20はNのすべてのカウン
ト値に対して50パーセントのデューティサイクルを提
供するという利点を有する。また、N+1カウンタ20
は低い電力消費を高い動作速度と組み合わせることがで
きる。さらに、N+1カウンタはNがゼロに等しい場合
に適用するために比較器またはゼロ検出回路のような余
分の回路を必要としない。出力クロック信号OUTの両
方のフェーズはNの任意の値に対し等しい持続時間を有
し、従って50パーセントのデューティサイクルを提供
する。
【0019】図2は、論理図形式で、図1のN+1周波
数分周カウンタの制御論理24を示す。制御論理回路2
4は第1の論理回路37および第2の論理回路38を含
む。第1の論理回路37はインバータ63および65、
NAND論理ゲート62、AND論理ゲート67、伝送
ゲート64、およびNチャネルトランジスタ66を含
む。第2の論理ゲート38はNAND論理ゲート50、
AND論理ゲート53および55、インバータ52,5
6,58および59、伝送ゲート51および54、そし
てOR論理ゲート60を含む。
【0020】第1の論理回路37においては、インバー
タ63はLSBデータ信号Dを受けるための入力端
子、および出力端子を有する。NAND論理ゲート62
はクロック信号「クロック(CLOCK)」を受けるた
めの第1の入力端子、インバータ63の出力端子に結合
された第2の入力端子、および出力端子を有する。伝送
ゲート64はクロック信号「クロック(CLOCK)」
を受けるための入力端子、出力端子、NAND論理ゲー
ト62の出力端子に接続された第1の制御端子、および
第2の制御端子を有する。インバータ65はNAND論
理ゲート62の出力端子に接続された入力端子、および
伝送ゲート64の第2の制御端子に接続された出力端子
を有する。AND論理ゲート67は伝送ゲート64の出
力端子に接続された第1の入力端子、パルスPULを受
けるための第2の入力端子、およびリセット信号RST
ODDを提供するための出力端子を有する。
【0021】第2の論理回路38においては、NAND
論理ゲート50はクロック信号「クロック(CLOC
K)」を受けるための第1の入力端子、LSBデータD
を受けるための第2の入力端子、および出力端子を有
する。伝送ゲート51はパルスPULを受けるための入
力端子、出力端子、NAND論理ゲート50の出力端子
に接続された第1の制御端子、および第2の制御端子を
有する。インバータ52はNAND論理ゲート50の出
力端子に接続された入力端子、および伝送ゲート51の
第2の制御端子に接続された出力端子を有する。インバ
ータ58および59はラッチ57を形成する。インバー
タ59は伝送ゲート51の出力端子に接続された入力端
子、および出力端子を有する。インバータ58はインバ
ータ59の出力端子に接続された入力端子、およびイン
バータ59の入力端子に接続された出力端子を有する。
OR論理ゲート60はインバータ59の出力端子に接続
された第1の入力端子、クロック信号「クロック」を受
けるための第2の入力端子、およびリセット信号RST
EVENを提供するための出力端子を有する。AND論
理ゲート53はクロック信号「クロック」を受けるため
の第1の入力端子、パルスPULを受けるための第2の
入力端子、および出力端子を有する。AND論理ゲート
55はLSBデータ信号Dを受けるための第1の入力
端子、出力クロック信号OUTを受けるための第2の入
力端子、および出力端子を有する。インバータ56はA
ND論理ゲート55の出力端子に接続された入力端子、
および出力端子を有する。伝送ゲート54はAND論理
ゲート53の出力端子に接続された入力端子、AND論
理ゲート55の出力端子に接続された第1の制御端子、
インバータ56の出力端子に接続された第2の制御端
子、およびインバータ59の入力端子に接続された出力
端子を有する。
【0022】第1の論理回路37はパルスPULが論理
ハイとして提供されかつLSBデータ信号Dが論理
“0”である場合にクロック信号「クロック」の立下り
エッジにおいて出力クロック信号OUTを論理“1”か
ら論理“0”に遷移させるための論理回路を含む。Nチ
ャネルトランジスタ66はNAND論理ゲート62の出
力端子が論理ハイになり、伝送ゲート64を実質的に非
導通にしたときにAND論理ゲート67の第1の入力端
子における電圧を迅速に低下させるために使用される。
【0023】第2の論理回路38はパルスPULが論理
ハイとして提供されかつLSBデータ信号Dが論理
“1”である場合にクロック信号「クロック」の立上り
エッジに際して出力クロック信号OUTを論理“1”か
ら論理“0”に遷移させるための論理回路を含む。第2
の論理回路38はまたパルスPULが論理ハイとして提
供されかつLSBデータ信号Dが論理“1”または論
理“0”である場合にクロック信号「クロック」の立上
りエッジに際して出力クロック信号OUTを論理“0”
から論理“1”に遷移させる。インバータ58および5
9はOR論理ゲート60の第1の入力端子の論理状態を
維持するために比較的弱いラッチ57を形成する。
【0024】図3は、Nが10に等しい場合の図1のN
+1カウンタ20の動作の例を説明するためのタイミン
グ図である。クロック信号「クロック」のおのおののク
ロックサイクルは“t”とそれに続く番号によって示さ
れている。図1および図3の双方を参照すると、Nが1
0に等しい場合、N+1カウンタ20は出力クロック信
号OUTの1つのクロックサイクルに対して11サイク
ルのクロック信号「クロック」をカウントする。クロッ
クサイクルt0は前の2進数のカウントシーケンスの終
りを示す。出力信号Q〜Qは2進カウンタ22の最
後のカウントシーケンスの終りに対してそれぞれ111
11である。データ信号Dは論理ローであり、N+1
カウンタ20が奇数をカウントしていることを示し、か
つ出力クロック信号OUTは該出力クロック信号OUT
の論理ハイのフェーズの終りにおけるクロック信号「ク
ロック」の立下りエッジに際して論理ハイから論理ロー
に遷移することになる。制御論理24は出力信号OUT
の論理状態を監視しかつもし出力信号OUTが論理ロー
であればクロック信号「クロック」の立下りエッジに際
して出力信号OUTを遷移させない。クロックサイクル
t1からクロックサイクルt5までに対し、2進カウン
タは順次11010から11111までカウントする。
【0025】クロックサイクルt6において、2進カウ
ンタ22が11111に到達したことに応じて、NOR
論理ゲート42はパルスPULを第1の論理回路37お
よび第2の論理回路38のPUL端子に提供する。出力
信号OUTは論理ハイでありかつデータ信号Dは論理
ローであるから、第1の論理回路37はRST端子から
OR論理ゲート29の第1の入力端子に論理ハイの信号
を提供する。OR論理ゲート29はリセット信号「リセ
ット」をフリップフロップ31〜35の「ロード」端子
にかつ出力フリップフロップ28のD端子に提供する。
11010の初期カウント値が2進カウンタ22に再ロ
ードされ、かつフリップフロップ28は出力クロック信
号OUTをクロック信号「クロック」の立下りエッジに
際して論理ローに遷移させる。クロックサイクルt6か
らt11までで、2進カウンタ22は再び11010か
ら11111までカウントする。
【0026】クロックサイクルt12において、2進カ
ウンタ22が出力クロック信号OUTの論理ローの位相
に対する他のカウントサイクルを完了したとき、すなわ
ち、出力信号Q〜Qがすべて論理“1”である場
合、NOR論理ゲート42はパルスPULを第1の制御
論理37および第2の論理回路38のPUL入力端子に
提供する。出力クロック信号OUTは論理ローであるか
ら、リセット信号RSTODDがクロック信号「クロッ
ク」の立上りエッジに際して提供される。OR論理ゲー
ト29は論理ハイのリセット信号「リセット」をフリッ
プフロップ31〜35のロード端子にかつ出力フリップ
フロップ28のD端子に提供して出力クロック信号OU
Tを論理ハイに遷移させる。
【0027】図4は、Nが9に等しい場合の図1のN+
1カウンタ20の動作の例を説明するためのタイミング
図である。クロック信号「クロック」の各クロックサイ
クルは“t”とそれに続く番号で示されている。
【0028】図1および図4の双方を参照すると、Nが
9に等しい場合、N+1カウンタ20は出力クロック信
号OUTの1つのクロックサイクルに対して10サイク
ルのクロック信号「クロック」をカウントする。クロッ
クサイクルt0はカウントシーケンスの終りを示す。出
力信号Q〜Qは2進カウンタ22の最後のカウント
シーケンスの終りに対してそれぞれ11111である。
データ信号Dは論理ハイであり、N+1カウンタ20
が偶数をカウントしていることを示し、かつ出力クロッ
ク信号OUTは該出力クロック信号OUTの論理ハイの
フェーズの終りにおけるクロック信号「クロック」の立
上りエッジに際して論理ハイから論理ローへと遷移する
ことになる。クロックサイクルt1からクロックサイク
ルt4までで、2進カウンタ22は順次11011から
11111までカウントする。
【0029】クロックサイクルt5において、2進カウ
ンタ22が11111に到達したことに応じて、NOR
ゲート42はパルスPULを第1の論理回路37および
第2の論理回路38のPUL端子に提供する。出力クロ
ック信号OUTは論理ハイでありかつLSBデータ信号
は論理ハイであるから、第2の論理回路38は論理
ハイのリセット信号RSTEVENをRST端子からO
R論理ゲート29の第3の入力端子に提供することによ
って応答する。OR論理ゲート29はリセット信号「リ
セット」をフリップフロップ31〜35の「ロード」端
子にかつ出力フリップフロップ28のD端子に提供す
る。11011の初期カウント値が2進カウンタ22に
おいて再ロードされかつ出力フリップフロップ28は出
力クロック信号OUTをクロック信号「クロック」の立
上りエッジに際して論理ローに遷移させる。クロックサ
イクルt6からt10で、2進カウンタ22は再び11
011から11111までカウントする。
【0030】クロックサイクルt11において、リセッ
ト信号RSTEVENが第2の論理回路38によってO
R論理ゲート29の第3の入力端子に提供される。OR
論理ゲート29は初期値11011を2進カウンタ22
に再ロードするため論理ハイをフリップフロップ31〜
35の「ロード」端子に提供する。2進カウンタ22が
出力クロック信号OUTの論理ローのフェーズの間のカ
ウントサイクルを完了したとき、すなわち、出力信号Q
〜Qがすべて論理“1”である場合、NOR論理ゲ
ート42はパルスPULを第1の制御論理37および第
2の論理回路38のPUL入力端子に提供する。出力ク
ロック信号OUTは論理ローであるから、リセット信号
RSTEVENがクロック信号「クロック」の立上りエ
ッジに際して提供される。OR論理ゲート29は論理ハ
イのリセット信号「リセット」をフリップフロップ31
〜35の「ロード」端子にかつ出力フリップフロップ2
8のD端子に提供して出力クロック信号OUTを論理ハ
イに遷移させ出力クロック信号OUTの他の論理ハイの
フェーズを開始させる。
【0031】本発明が好ましい実施例に関して説明され
たが、当業者には本発明は数多くの方法で変更を行うこ
とができかつ特に上に示しかつ述べたもの以外に数多く
の実施形態を取り得ることは明らかであろう。例えば、
カウンタ20は示された実施形態ではN+1カウンタで
ある。他の実施形態では、N+1カウンタ20はNのク
ロックサイクルをカウントするためのNカウンタとする
ことができる。従って、添付の特許請求の範囲により本
発明の真の精神および範囲内に入る本発明のすべての変
更をカバーするものと考えている。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、すべて
のカウント値Nに対して50パーセントのデューティサ
イクルを提供できるN+1周波数分周カウンタが実現で
きる。また、該N+1周波数分周カウンタはNがゼロに
等しい場合に適用するために比較器あるいはゼロ検出回
路のような余分の回路を必要としない。N+1カウンタ
は構成が簡単であるため、低消費電力と高速動作とを組
み合わせて得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わるN+1周波数分周
カウンタを示す論理ブロック回路図である。
【図2】図1のN+1周波数分周カウンタの制御論理を
示す論理回路図である。
【図3】Nが10に等しい場合の図1のN+1カウンタ
の動作を説明するためのタイミング図である。
【図4】Nが9に等しい場合の図1のN+1カウンタの
動作を説明するためのタイミング図である。
【符号の説明】
20 N+1周波数分周カウンタ 22 2進カウンタ 24 制御論理回路 26 1検出回路 28 出力フリップフロップ 29 OR論理ゲート 31,…,35 フリップフロップ 37 第1の論理回路 38 第2の論理回路 40,41 NAND論理ゲート 42 NOR論理ゲート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N+1周波数分周カウンタ(20)であ
    って、 所定の周波数を有する周期的クロック信号に応答して所
    定の初期値から最終値までカウントを行うカウンタ(2
    2)、 該カウンタ(22)に結合され、前記最終値を受け、か
    つそれに応じて第1の制御信号を提供する第1の論理回
    路(26)、そして前記第1の論理回路(26)に結合
    され、前記第1の制御信号を受けかつそれに応じてN+
    1が偶数整数である場合に前記周期的クロック信号の立
    上りエッジにおいて出力クロック信号を遷移させる制御
    論理回路(24)であって、該制御論理回路(24)は
    N+1が奇数整数である場合に前記周期的クロック信号
    の立下りエッジにおいて前記出力クロック信号を遷移さ
    せるもの、 を具備することを特徴とするN+1周波数分周カウンタ
    (20)。
  2. 【請求項2】 N+1周波数分周カウンタ(20)であ
    って、 所定の周波数を有する周期的クロック信号に応答して所
    定の初期値から最終値までカウントを行う2進カウンタ
    (22)、 前記カウンタ(22)に結合され、前記最終値を受け、
    かつそれに応じて、第1の制御信号を提供する1検出回
    路(26)、 前記1検出回路(26)に結合され、前記第1の制御信
    号を受け、かつそれに応じて、N+1が偶数整数の場合
    に前記周期的クロック信号の立上りエッジにおいて出力
    クロック信号を遷移させる制御論理回路(24)であっ
    て、該制御論理回路(24)はN+1が奇数整数である
    場合に前記周期的クロック信号の立下りエッジにおいて
    前記出力クロック信号を遷移させるもの、そして前記制
    御論理回路(24)に結合され、前記所定の周波数に等
    しいかあるいはそれより低い周波数を有する出力クロッ
    ク信号を提供する出力フリップフロップ(28)、 を具備することを特徴とするN+1周波数分周カウンタ
    (20)。
  3. 【請求項3】 N+1周波数分周カウンタ(20)にお
    ける、入力クロック信号の周波数より低い周波数を有す
    る出力クロック信号を提供する方法であって、 初期値をカウンタ(22)にロードする段階、 前記入力クロック信号によって決定される周波数で前記
    初期値から最終値までカウントを行う段階、 前記カウンタ(22)が前記最終値に到達したことに応
    じて制御信号を発生する段階、 前記カウンタ(22)を前記初期値にリセットする段
    階、 N+1が偶数整数であれば前記制御信号に応答して前記
    入力クロック信号の立上りエッジにおいて第1の論理状
    態から第2の論理状態に前記出力クロック信号を遷移さ
    せる段階、そしてN+1が奇数整数である場合に前記制
    御信号に応答して前記入力クロック信号の立下りエッジ
    において前記出力クロック信号を第1の論理状態から第
    2の論理状態に遷移させる段階、 を具備することを特徴とするN+1周波数分周カウンタ
    (20)における、入力クロック信号の周波数より低い
    周波数を有する出力クロック信号を提供する方法。
JP8126449A 1995-04-28 1996-04-22 N+1周波数分周カウンタおよび方法 Pending JPH08307247A (ja)

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