JPH04506003A - 治療剤 - Google Patents

治療剤

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JPH04506003A JP2506560A JP50656090A JPH04506003A JP H04506003 A JPH04506003 A JP H04506003A JP 2506560 A JP2506560 A JP 2506560A JP 50656090 A JP50656090 A JP 50656090A JP H04506003 A JPH04506003 A JP H04506003A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 治療剤 本発明は、キモパパイン、キモパパインを含有する改良医薬組成物およびこの改 良組成物の溶液を損傷した、ヘルニア様の、またはその他の異常な哺乳動物を稚 内腎椎盤(spinal discs)中に注入することからなる、このような を椎盤の処置方法に関するものである。本発明はさらにまた、本発明に係るキモ パパインの製造方法、この方法で使用するペプチドおよびアフィニティ りロマ トグラフィ マトリックス、ならびにキモパパインに対して生じさせた単一特異 性抗体調製物に関するものである。
キモパパインはボボー植物【カリ力 パパイア(Carica papaya) のラテックス中に存在するシスティンブロティナーゼである。キモパパインには 、臨床上の用途、特にrケモヌクレオリシスJ (chemonucleoly sis)として知られているプロセスにより、脱出した。またはヘルニア様のを 椎盤の処置または坐骨神経痛の処置に用途が見い出されている( Sm1th  L、によるJ、 Amer、 Med。
As5oc、 187.137〜140頁(1964))。
キモパパインの精製および特徴確認は、JansenおよびBa1lsによって 初めて行なわれた( J、 Biol、 Chem、。
137.405〜417頁(1941))。彼等はこの酵素の調製に酸沈殿およ び塩析の処理を使用した。さらに近年に、イオン交換クロマトグラフィにもとづ く精製方法か使用された。すなわち、たとえばCB2098997 (Smit h Laboratories Inc、)およびCB2156821 (Si mmons)には両方ともに、キモパパインを他の既知のシスティン ブロティ ナーゼから分離するために、カチオン交換樹脂を使用することが記載されており 、これらの方法は両方ともに、工業的規模でのキモパパインの製造に使用されて いる。しかしながら、生成する物質は、特にカチオン交換クロマトグラフイエ程 を組合せた、小規模の多段階法を用いて、ButtleおよびBarrettに よって製造されたキモパパイン(Biochem。
Jo、223.81〜88頁(1984))に比較して、その比活性は比較的低 いことが見い出されている。このButtleらによる生成物は高い比活性を有 するが、得られる収率は非常に低く、かつまたこの方法は商業的規模で使用する のには適していない。現在、Buttleらによって、この物質が最近になって 単離され、特徴確認されたブロティナーゼ、パパイア ブロティナーゼ!■によ って汚染されており、このパパイア ブロティナーゼtVはカチオン交換樹脂か らキモパパインと一緒に溶出されることが見い出された(Biochem、 J 、 、261469〜476頁(1989年7月)〕。従って、カチオン交換ク ロマトグラフィは、パパイア ブロティナーゼIV夾雑物を実質的に含有してい ないキモパパインを調製するために使用することができる程度にまで、キモパパ インをパパイア ブロティナーゼIVから分離することはできない。
アフィニティ クロマトグラフィを使用することに関する刊行物もある。Pol garは、多くの他の技術の中で、アガロース−水銀系カラムにおけるアフィニ ティ りロマトグラフィを使用するキモパパインの精製方法を開示しており ( Biochem、 Biophys、 Acta、658.262〜269頁( 1981))。そしてまたDubois等は小規模技術を用いて、カリ力 パパ イア ラテックスからシスティン ブロティナーゼを分離することを報告してい るCBiol、Chem、 Hoppe−3eyler (1988) 、36 9.733〜740頁)。この種のアフィニティ りロマトグラフィでは、不活 性マトリックスに結合させた水銀系リガンドとそこにさらされるタンパク質のチ オール基との間で相互反応が生じる。すなわち、キモパパイン以外のタンパク質 、特にパパイア ブロティナーゼ(Vのような他のシスティン ブロティナーゼ もまた、このようなカラムに結合することができ、引続いてキモパパインととも に溶出されうる。
近年に、化学雑誌に、ヒト カテプシンB (Rich等によるBiochem 、 J、 、235.731〜734頁、1986)およびヒストリシン(Lu acesおよびBurrettによるBiochem、 J、 、250.90 3〜909頁、1988)などの特定のブロティナーゼをエンタモエバヒストリ チ力(Entomoeba histolytica)から精製するために、不 動化したペプチド誘導体を用いるアフィニティクロマトグラフィの使用が記載さ れた。この試みは現在、キモパパインの精製法には使用されておらず、工業的規 模で用いるのに適した、改良されたキモパパイン精製方法に対する要求が明らか に残されている。
セリン ブロティナーゼ キモトリプシンのインヒビターである、成る種の合成 ペプチド誘導体は、WO34100365に記載されている。
本発明者らはここに、夾雑物、特にパパイア ラテックス中に存在するパパイア  ブロティナーゼIvを含む他のシスティン ブロティナーゼを含有していない 。高活性のキモパパインを精製、単離するための新規な方法を発見した。
本発明は、実質的に純粋であり、活性形体の当該酵素を高割合で含有するキモパ パインを提供する。
本発明によるキモパパインは、パパイア ラテックス中に見い出される免疫学的 に異なるプロティナーゼ、すなわちパパイン、パパイア ブロティナーゼIII (P PIII) (これらはともに、Buttleおよびearrettによ りBiochem、 J、、 223.81〜88頁(1984)に記載されて いる〕および特に最近発見されたパパイア ブロティナーゼIV (P P m を実質的に含有していない。
従って、本明細書中で使用されているものとして、「実質的に含有していない」 の用語は、「実質的に免疫学的に純粋」の用語でも定義することができ、本発明 によるキモパパインとButtle等によって単離され、特徴確認されており( Biochem、 J、(1989年7月)、261.469〜476頁〕、以 下に簡単に説明する。純粋PP[Vに対して生じる特異性抗体との間にいかなる 実質的な交さ反応も存在せず、かつまたButtleおよびBarrettによ り以前に開示された〔上記刊行物(1984)〕、パパインおよびPP[[[に 対して生じる特異性抗体とのいかなる実質的な交さ反応も存在していないことを 意味する。ButtleおよびBarre t tの方法により製造された、い わゆる「純粋な」キモパパインは実質的な量(約14%)のPPIVを含有する ことが見い出されており、そしてまた、これによって固有に生じる抗−キモパパ イン抗体生成物が本発明による精製キモパパインおよび精製ppxvの両方に対 して特異性を宵することは、特に留意されるべきことである。本発明によるキモ パパインは、PP[V、 PP Illおよびパパインをそれぞれ、0.2%よ り少ない量で、好ましくは多くて0.196の量で含有する。
抗原と抗体との間の交さ反応は、当技術で周知の慣用の技術によって測定するこ とかできる。このような技術には、たとえば、融合ロケット免疫電気泳動法およ び二重免疫拡散法(ButtleおよびBarrettによる上記刊行物(19 84)に記載〕、単純放射免疫検定法、放射線免疫検定法(RIA)および酵素 結合免疫吸着検定法(ELISA)が含まれる。
酵素調製物のそれぞれに存在する活性酵素の量は一般に、特定検定条件の下での 特定基質に対するその比活性で示される。本明細書て用いるものとして、r B APNAに対する比活性」の用語は、合成基質N−α−ベンゾイル−DL−アル ギニンp−ニトロアニリド(BAPNA)を用いて、標準検定条件の下で検定し た場合における、生成p−ニトロアニリンのピコモル/秒/生成物の乾燥重量m g (p mol /see /mg)で表わされるブロティナーセ活性を意味 するものとする。公知のキモパパイン医薬製剤に使用されている標準検定条件は 、rBAPNA検定法NO,IJまたはrsmith検定法」の部分で以下に詳 細に説明し、またこれから誘導される比活性は、37°CおよびpH6,0にお けるBAPNA(1mM)に対する比活性で表わす。本発明によるキモパパイン は、37°Cおよびp)16.0において、BAPNA(1mM)に対して80 0〜1700単位/mg、好ましくは1000〜1700単位/mg、たとえば 37°Cおよびpi(6,0で評価して、1200〜2500単位/mgの比活 性を存するものと定義される。好適態様においては、本発明は37°Cおよびp H6,0において、BAPNA(1mM)に対して少なくとも1300単位/f f1gの比活性を存するキモパパインを提供する。
プロテイナーゼ活性は、キモパパインおよびその他のシスティン プロティナー ゼに関する広大な刊行物全体の中で、合成基質BAPNAからのp−ニトロアニ リンの放出として非常に広く認められているか、示されている比活性数値間を直 接に比較するには問題がある。正確な数値は、特に正確な条件、たとえば検定に 用いられるpH1温度、緩衝剤組成および基質濃度に係る多くの因子に帰因する 。ButtleおよびBarrettによって調製されたキモパパイン〔上記刊 行物(1984))は、彼等の論文中では、BAPNAに対して、2567 p  mol /see/mgに相当する0、154μmol/分/mgの比活性を 存するものとして示されている。しかしながら、ButtleおよびBarre ttにより使用されている検定条件は、キモパパインの公知医薬指針に用いられ ている条件とは異なっており、これらの比活性は直接に比較することはてきない 。
ButtleおよびBarrettにより調製された物質は、従来報告された最 高比活性を有するキモパパイン調製物であると信じられるので、本発明に係る初 期研究は、彼等の論文で特定されている検定条件を用いて行なわれた。本明細書 において、この方法をrBAPNA検定法No、 2Jと記し、この方法から誘 導される比活性は、40℃およびpH6,8におけるBAPNA (2,5mM )に対する比活性の用語で表わし、検定条件かキモパパイン医薬製剤に関して用 いられている条件とは異なることを明確にする。
一つの検定法から得られた結果を、池の検定法から得られた結果に置き換えるた めに、単純な変換因子を適用することは科学的に正しいことではないが、この検 定法を用いて得られる結果は、慣用の医薬板BAPNA検定法No、1を用いて 得られるものに比較して、2〜3倍高いことが見い出された。しかしながら、本 発明に係る初期研究では、40℃およびpf(6,8における本発明による純粋 キモパパインのBAPNA (2,5mM)に対する比活性は、3000〜45 00単位/mg、たとえば350O〜4500単位/mgであると定義できるこ とか証明された。
その研究か最近公開され(上記刊行物、1989年7月)、以下て簡単に説明す るように、本発明の発明者等は、従来技術によって調製されたキモパパインの従 来未知の夾雑物質、すなわちパパイン ブロティナーゼIV(P P IV)を 単離し、特徴を確認した。PP[VはBAPNAに対して不活性であるが、アゾ カゼインに対してはブロティナーゼ活性を育する。さらにまた、アゾカゼインに 対するp p tv活性は1JMまでの濃度のニワトリ シスタチンによって実 質的に阻害されないことが見い出された。本発明によるキモパパインのアブカゼ インに対する活性は、この濃度のニワトリ シスタチンによって、少なくとも9 5%阻害される。本明細書で使用するものとして、「アゾカゼインに対する活性 」の用語は、以下に記載する標準検定条件の下に、誘導体化タンパク質基質アゾ カゼインを用いて検定した場合に、生成される三塩化酢酸可溶性ペプチドの量7 時間/生成物の単位乾燥重量による、ブロティナーゼ活性を表わす。好ましくは 、本発明によるキモパパインは、lμMまでの濃度のニワトリ シスタチンによ って、少なくとも97%、さらに特に98〜100%阻害される、アゾカゼイン に対する活性を有する。
本出願人は、本発明によるキモパパインが夾雑タンパク質を含有せず、かつまた この酵素の活性形を高割合で含有するものとして、初めて調製された実質的に純 粋なキモパパインであると信じている。この進歩は、そこに夾雑しているタンパ ク質が、たとえばイオン交換および既知のアフィニテイ カラムにおいて、キモ パパインとともに精製されるという発見の後に、はじめて達成できたものである 。引続く研究によって、この夾雑物はP P IVとして単離され、特徴確認さ れた。PP[Vの調製に使用する方法は、純粋キモパパインの調製には適用でき ないが、P P IVの調製は2つの重要なパラメーターを提供した。これによ って、純粋キモパパインの特徴か確認できたのである。すなわち、1)PPIV 特異性抗体に対する純粋キモパパインの交さ反応性は存在せず、そしてまた2) ニワトリ シスタチンの存在下におけるアゾカゼインに対する活性は、純粋キモ パパインとP P [Vとては相互に異なっている。これら2つの特徴は、キモ パパインの精製に適する方法の開発にとって必要な基本的道具である。
本発明によるキモパパインのほとんど全部の意図する活用分野において、本発明 のキモパパインが選択されることは容易に明らかなことである。純粋な酵素調製 物は、酵素の特徴、たとえばそれらの触媒的特異性および構造に関して、充分に 確認しようとする者にとって核心的重要性を有する。
従って、本発明のもう一つの態様によって、本発明によるキモパパインを含有す る組成物が提供される。この組成物はP P [Vを実質的に含有していない。
本発明のキモパパインは、37℃およびpH6,0において、BAPNA(1m M)に対して800〜1700単位/mgの比活性を有する。組成物は、適当な 重量の分離した単位形態であることができ、たとえば適量のキモパパインが脱気 したバイアルまたはアンプル中に、無水条件の下に密封されている形態であるこ とができる。このような組成物は、この酵素の酸化による不活性化を実質的に防 止するために、還元剤、たとえばジチオスレイトール、システィン遊離塩基、ま たはその酸付加塩などをさらに含有することができる。別様には、組成物は、塩 の形態で提供される可逆性システィン ブロティナーゼインヒビター、たとえば ナトリウム テトラチオネートまたは塩化第二水銀をさらに含有することができ る。これらの可逆性インヒビターは、この酵素の活性部位をブロックし、これに よって酵素を再活性化する還元剤により置き換えられるまで、酸化によるその不 活性化を防止する。その他の慣用の添加剤、たとえば重亜硫酸ナトリウムなどの 保存剤、EDTAなどのキレート試薬および塩化ナトリウムなどの担体を、所望 により添加することができる。
純粋な酵素製剤を使用することはキモパパインの臨床用途、たとえばケモヌクレ オリシスにおいて特に重要である。このような処置に対するアレルギー反応が被 処置患者の3%余りで生じることがあることが報告されている。粉末状パパイア  エキスは食品工業て広く使用されており、ケモヌクレオリシスに対するアレル ギー反応の多くは、このような製品による前感作によるものと考えられている。
しかしなから、哺乳動物に外来タンパク質抗原を注入すると常に、アナフィラキ シ−ショックの危険がともなうことも周知である。堅実な医療処置においては、 この処置で最適の効果を得、かつまたアレルギー反応の危険を最低にするために 、このようなタンパク質はいづれも、入手できる最も純粋な、そしてまた最も活 性な形態で用いなければならない。
従って、本発明の好適態様により、本発明によるキモパパインを含有する医薬組 成物か提供される。この組成物はP P [Vを実質的に含有していない。この キモパパインは、37°CおよびpH6,0において、BAPNA (1mM) に対して800〜1700単位/mgの比活性を有する。医薬組成物はまた、好 ましくは医薬的に許容される無毒性の還元剤、たとえばシスティン遊離塩基また はその酸付加塩、たとえばL−システィン塩酸塩l水和物をさらに含有する。一 般に、還元剤はキモパパイン4000単位当りで約0.5〜3mgの量で存在さ せる。この量は、たとえばキモパパインの15〜90重量%に相当する。しかし ながら、本発明による医薬組成物はまた、いづれの慣用の医薬的に許容される稀 釈剤、賦形剤または担体も含有することができ、たとえば重亜硫酸ナトリウムな どの保存剤、EDTAなどのキレート試薬および塩化ナトリウムなどの担体を所 望により添加することができる。
本発明によるキモパパインを含有する医薬組成物は眼医療、たとえば眼病巣の処 置に、あるいは癒傷組織、たとえば焼面、潰瘍、圧壊死、とこずれおよびその他 の除活力化組織か存在する損傷の壊死組織除去に使用することができる。これら の組成物は一般に、局所施用に適する形態、たとえば傷口に直接に施用できるか 、またはこの組成物を含浸した包帯を傷口に適用できるような無菌の溶液、ゲル 、懸濁液または軟膏として提供することができる。
好ましくは、本発明によるキモパパインは整形外科用途に対して調剤される。こ のような医薬組成物は通常、非経口投与用の単位投与形態に調剤することができ 、たとえば適当な担体中の、または使用前に再構成するのに適した濃縮物形態の 無菌の発熱性物質を含有していない溶液または懸濁液の形態に調剤することがで きる。異常な、または損傷したを稚内を椎盤のを髄中に注入することによって、 ここを治癒または処置する用途に適した投与単位形態は、本発明によるキモパパ イン500〜5000BAPNA単位(37℃およびpH6,0において1mM のBAPNA中で検定して)および還元剤、たとえばナトリウム システィネー ト塩酸塩を、脱気したバイアル中に充填したものからなることができる。好適投 与単位形態は名目上、キモパパイン2000または4000 BAPNA単位( 1mli[BAPNA、37°C1pH6,0)を含有する。投与単位形態は広 くは、たとえば脱気した容器に充填されており、所望により適当な担体、たとえ ば塩化ナトリウムと混和されているキモパパイン2〜5mg、好ましくは2.5 〜3.5 mg、およびナトリウムシスティネート塩酸塩0.2〜3mg、好ま しくは1.0〜2、0 mgからなることかできる。
以下に示す実験において、26の血清試料はいづれも、CB209899に記載 の方法により製造された市販のキモパパイン製剤、Chymodiactin  (登録名)に対して、自然獲得IgE抗体を有することが見い出された。これら の血清は、本発明によるキモパパインに対するIgE抗体およびパパイア ラテ ックス中に見い出される3種の他のシスティン ブロティナーゼ、すなわちパパ イン、PP[[IおよびP P [Vに対するIgE抗体を含有することも、本 発明によって、実験的に証明された。しかしながら、キモパパイン、PPI[I およびP P [Vに対する平均1gEレベルは、検出されたIgEのほぼ75 %がPP[I[およびPPIVに相当するものであることを示した。これらの結 果は、これらのタンパク質が実質的に免疫原性を有し、従来入手できた形態のキ モパパイン中に含有されている抗原性夾雑物の主要部分を構成しており、驚くほ ど大きい潜在的抗原性害毒を示すことを明白に示している。従って、本発明によ る医薬組成物は、従来技術の組成物にまさる実質的な利点を有する。
本発明はまた、哺乳動物の損傷した、ヘルニア様の、またはその他の異常なを稚 内を椎盤を、ケモヌクレオリシスによって処置する方法に関するものであり、こ の方法は、上記を椎盤中に、本発明によるキモパパインの医薬的に許容される溶 液を、このを椎盤の部分を選択的に溶解するのに充分の量で注入することからな る。
本発明はさらにまた、哺乳動物対象における異常なを椎盤を処置するもう一つの 方法に関するものであり、この方法は、 i)を椎盤中に針を装入し、 ii)この針の位置をX線によって確認し、次いで1ii)本発明によるキモパ パインの医薬的に許容される溶液を、当該を椎盤の部分を選択的に溶解するのに 充分な量で、このを椎盤中に注入する、 ことからなる。
本発明はまた、キモパパインの精製方法に関するものであり、この方法は、 a)可逆性キモパパイン阻害性ペプチドがキモパパイン分子の活性部位に結合す るように、このペプチドのN−末端に、場合によりスペーサー アームを介して 、共有結合している支持マトリックスからなる活性部位特定アフィニティ りロ マトグラフィ マトリックスとともに、粗製キモパパインの水溶液をインキュベ ートし、次いてb)適当な溶出剤によって、キモパパインを溶出する、ことから なる。
本発明によるキモパパイン精製に、出発材料として使用する粗製キモパパインは 、新鮮なパパイア ラテックスのエキス、市販の噴霧乾燥ラテックス製剤から得 られる溶液、パパイン濃縮物または部分的に精製されているキモパパインである ことができ、あるいは通称[純粋Jなキモパパインの市販製品の溶液であること ができる。
しかしながら、パパイア ラテックスのようなパパイアの比較的完全なエキスは 、除去が望まれる他の天然産生成分を非常に実質的な量で含有していることは当 業者に認識されている。従って、好ましくは、このような成分の実質的部分を、 たとえば濾過または遠心分離による不溶性物質の分離によって除去し、その後で 、この精製キモパパイン溶液をアフィニテイ りロマトグラフイ マトリックス とともにインキュベートする。しかしながら、本発明者によって、酸沈殿工程が 特に存利であることが見い出されており、この工程中に、不純物の実質的部分か 沈殿する。
はぼ50年間にわたり、キモパパインの精製に使用されてきた酸沈殿法では、粗 製キモパパインの水溶液のpHをpH2はとまで低く減少し、放置し、次いでキ モ1< 1<イン溶液を分離する。驚くべきことに、本出願人はここに、この方 法に用いられる正確なpHが、生成するキモl々)くイン溶液のP P [V汚 染に対して臨界的な影響を及ぼすことを証明した。キモパパインの精製における 粗製物質の初期工程であると従来考えられてきた、この処理の注意深い追跡およ び制菌によって、P P [Vによる汚染が劇的に減少されることがここに見い 出された。さらにまた、このP P [Vタンパク質が慣用の技術によっては、 キモパパインと一緒に精製されることも、ここに見い出された。
従って、本発明はまた、キモパパインの精製方法を提供し、この方法は、 1、粗製キモパパインを含有する水性混合物を、1.2〜1.8のpHで沈殿さ せ、 2、この混合物からWIaキモパパインの水溶液を分離し、次いで 3、この粗製キモパパインの溶液を中和し、そしてまた必要に応じて、塩析する 、 ことからなる。
好ましくは、この精製工程中に少なくとも1回の、たとえばButtleおよび Barrettにより上記刊行物(1984)に記載されているような慣用のカ チオン交換クロマトグラフィを行ない、上記生成物から残留タンパク質夾雑物を いづれも除去する。商品名Mono −SまたはS −5epharose H P (Pharmacia)として市販されているものなどのカチオン交換樹脂 による高速クロマトグラフィ、たとえばFPLC”を最終工程として使用すると 特に好ましい。
本発明の特に好ましい態様においては、キモパパインの精製方法は、 i)粗製キモパパインを含存する水性混合物を、2.0より小さいpHで沈殿さ せ、 ii)この混合物から粗製キモパパインの水溶液を分離し、 1ii)この粗製キモパパイン溶液を中和し、そしてまた必要に応じて、脱塩さ せ、 iv)可逆性キモパパイン阻害性ペプチドがキモパパイン分子の活性部位に結合 するように、このペプチドのN−末端に、場合によりスペーサー アームを介し て、共有結合されている支持マトリックスからなる活性部位特定アフィニティ  りロマトグラフイ マトリックスとともに、工程(iii)から得られる溶液を インキュベートし、次いて V)適当な溶出剤によって、キモパパインを溶出する、ことからなる。
上記の好適なカチオン交換クロマトグラフイ工程は、所望により、上記アフィニ ティ クロマトグラフィの直前に、または後で、別の工程として、または追加の 工程として使用できることは当業者にとって明白である。
粗製キモパパインを含存する水性混合物は、水または水性緩衝液、たとえばリン 酸塩または酢酸塩緩衝液中に懸濁されている、たとえば新鮮なパパイア ラテッ クス、噴霧乾燥パパイア ラテックスまたはパパイア濃縮物(たとえば、Pow ell & 5cholefield、英国または5iebels 、米国から 市販されている噴霧乾燥ラテックス)からなることができる。好ましくは、この 混合物を酸沈殿処理する前に、慣用の方法により、たとえば濾過または濃縮によ って、不溶性物質を除去する。この混合物に有機酸または無機酸、好ましくは塩 酸などの水性無機酸を徐々に加えることによって、この混合物のpHを、1.0 〜2.0、好ましくは1.2〜1.8、さらに特に約1.5のpHに減少させる ことにより酸性にすることができる。
沈殿した物質は、慣用の方法により、たとえば濾過または遠心分離により除去す ることができる。生成した酸性粗製キモパパイン溶液は、PPIVおよびパパイ ンが失われており、かつまたPPI[Iが少ない程度にまで失われていることが 見い出された。
この酸性粗製キモパパイン溶液は、いづれかの引続くクロマトグラフィ工程に付 する前に、この溶液をアルカリ性剤、たとえば水酸化ナトリウム水溶液で中和し 、次いで好ましくは、慣用の方法で、たとえばゲル濾過または透析により、この 溶液から過剰の塩を除去する必要があることは当業者にとって明白である。さら に別の沈殿した物質はいづれも、濾過または遠心分離により除去することができ る。
これらの酵素の活性は、還元剤、たとえばジチオスレイトールまたはシスティン により、あるいは痕跡量の重金属、たとえば水銀をキレート試薬、たとえばED TA。
またはキレート形成樹脂、たとえばChelex(Bio−Red、英国)の商 品名で販売されているもので除去することにより、活性化させることによって明 白に増強することができることはシスティン ブロティナーゼ分野で周知のこと である。システィン ブロティナーゼの活性部位の基本的特徴であることが知ら れており、そしてまたその活性にとって必須である遊離チオール基の存在が、こ のような処置によって最適にされる。好ましくは、重金属の除去は、EDTA含 有緩衝液に対する透析によって行なう。別法として、カチオン交換クロマトグラ フイ工程を使用する場合には、重金属はキモパパインを還元剤により活性化させ ることによって除去することができる。この場合には、重金属はカチオン交換カ ラムに結合され、引続いてこのカラムから洗出される。
有利には、中和後に得られる粗製キモパパイン溶液を還元剤、たとえばシスティ ンで処理し、活性部位の最大露呈を確保し、次いで適当なタンパク質含有量、た とえば30mg/mlまで稀釈する。この中和された粗製キモパパイン溶液を次 いで、活性部位特定アフィニテイ りロマトグラフイ マトリックスと一緒にイ ンキュベートする。これによって、キモパパインは、そこに結合されている阻害 性ペプチドに、その活性部位を介して特異的に結合される。キモパパイン溶液は 、たとえば35〜40m1/時間/cm2の速度で、アフィニティ りロマトグ ラフィ マトリックスのかラムに適用することができる。
アフィニティ りロマトグラフイ マトリックス1リツトルに対し、約1〜4g のキモパパインを結合させることができる。
アフィニティ りロマトグラフィ マトリックスは、ゲルまたは膜マトリックス なとの支持マトリックスからなり、阻害性タンパク質はそこに共存結合されてい て、この結合によって不動化されている。好適には、この支持マトリックスは、 たとえばSepharose(Pharmacia)の商品名で販売されている ものなどのアガロース ゲルであるが、Zeta(Anachem)の商品名で 販売されているもののような誘導体化セルロース系膜物質を使用することもでき る。このペプチドのN末端は、直接に、またはスペーサー アーム、たとえばE CH5epharose 4B (Pharmacia)の商品名で販売されて いる好適ゲル マトリックスによって付与されるような9炭素原子のスペーサー  アームを介して結合させることができる。このゲル マトリックスの遊離のカ ルボキシ基と阻害性ペプチドの遊離アミノ基との間のペプチド結合の生成をもた らすカップリングは、慣用の方法て、たとえば水溶性カルボジイミド、たとえば N−エチル−N’ −(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩( EDC)により助長される酸触媒縮合によって、達成することができる。一般に 、カップリングは、ゲル マトリックスと阻害性ペプチドの溶液とを一緒に、E DCの存在の下に、たとえば室温で24時間、おだやかに攪拌することによって 達成される。ゲル マトリックスに対するペプチドの適当なカップリング割合は 、たとえばペプチド3−4このアフィニティ りロマトグラフィ マトリックス は、使用前にカラムに前充填することかできる。しかしながら、使用されるクロ マトグラフィ マトリックスがゲル マトリックスである場合には、バッチ式イ ンキュベーション工程を利用することもでき、次いで所望により、このマトリッ クスをカラムに充填し、引続いて酵素の溶出を行なうこともてきる。好適には、 このマトリックスを使用する前に、水性緩衝液で充分に洗浄し、痕跡量の未結合 ペプチドおよび縮合触媒を除去する。製造に使用する場合には、アフィニティ  りロマトグラフィマトリックスのカラムは、好ましくはその場での洗浄、たとえ ば水性エタノールによる洗浄に対して耐性であるべきであり、この場合には、こ のカラムは再使用することができる。
可逆性キモパパイン阻害性ペプチドは、支持マトリックス上に不動化されている 場合には、粗製キモパパイン調製物中に見い出される他のシスティン ブロティ ナーゼ、特にP P [Vの活性部位に結合することができるが、引続いてそこ から分離することかできるペプチドである。
好適な阻害性ペプチドのグループの中で、C末端アミノ酸はアルデヒド誘導体、 たとえばセミカルバゾン、メトキシイミンまたはフェニルアラニンもしくはフェ ニルアラニン類縁体のオキシムを包含する。さらに特に、C末端アミノ酸は、フ ェニルアラニン誘導体、たとえばD−またはL−フェニルアラニン セミカルバ ゾン(PheSc)、メトキシイミン(PheMo)またはオキシム(Phe( lx) 、あるいはフェニルアラニン類縁体の誘導体、たとえばD−またはL− アラニン セミカルバゾン(AlaSc) 、D−またはL−シクロへキシルア ラニン セミカルバゾン( Chase)、あるいはD−またはL−ロイシン  セミカルバゾン(LeuSc)であることができる。下記のC末端ジペプチド類 は有利なキモパパイン阻害性ペプチドであることが見い出された、すなわち:  L −Ala − L −PheSc 。
L −Ala −D −PheSc 、 L −Phe −D −PheSc  、 L −Phe −L −PheSc 、 L −Phe −L −PheM o 、 L −Phe −L −PheOx 、 L −Tyr −L −Ph eSc 、 L −Ala −L −ChaScおよびL −Ala − L  −LeuSc o ジペプチドL−Phe − L − PheScは、Lua cesおよびBarre t tにより開示されている(250、903〜90 9頁、1 9 8 0)。
特に好適なペプチドはジペプチド類、特にL−Ala−L−PheSc 、 L  −Ala − D−PheScおよびL−Phe−D−PheScである。こ れらの新規な阻害性ペプチドそれ自体およびこれらのペプチドを含有する新規な アフィニティクロマトグラフィ マトリックスは、本発明のもう一つの態様を構 成する。
このアフィニティ りロマトグラフィ マトリックスからキモパパインを溶出す るのに先立ち、このマトリックスは、たとえばpH4〜5のクエン酸塩または酢 酸塩緩衝液のような水性緩衝液で洗浄し、非特異的結合物質を除去することか望 ましい。この洗浄用緩衝液およびまた溶出用緩衝液には、疏水性相互反応および マトリックスと粗製キモパパイン成分との間の他の非特異的結合反応を減少させ る試薬を添加すると、特に有利であることが見い出された。このような試薬は、 たとえばEDTA。
イソプロパツールおよびエタンジオールを包含する。
キモパパインは次いて、このマトリックスから適当な溶出剤を用いて溶出する。
適当な溶出剤は、阻害性ペプチドに対する活性部位の親和性を減じることによっ て、あるいはペプチドを活性部位から選択的に位置変更することによって、不動 化阻害性ペプチドとそこに結合しているキモパパインとの間の結合を分断する。
阻害性ペプチドに対するキモパパインの親和性は、たとえばその活性部位の特性 をイソプロパツールのような変性剤により、またはキモパパインの活性pH範囲 以上または以下のpHを存する溶出剤により、減少させることかできる。しかし ながら、このような溶出剤は、溶出された酵素の不可逆的不活性化が生じないよ うなものてなければならないことは当業者にとって明白である。別法として、キ モパパインは、阻害性ペプチドに堅く結合する成分、たとえば別種のシスティン  ブロティナーゼを過剰量で含有する溶出剤によって選択的に転置させることも てきる。
しかしながら、本発明の好適態様においては、溶出剤は、キモパパインの活性部 位に競合的に結合する可逆性システィン ブロティナーゼ インヒビターを含有 しており、これによって、キモパパインを不動化阻害性ペプチドから転置させる 。慣用のインヒビターには、たとえば低分子量ジスルフィド類、たとえば2,2 ′−ジピリジルジスルフィド、ヒドロキシエチルジスルフィド、メチル−2−ピ リジルジスルフィドおよびナトリウム テトラチオネート、ならびに水銀系試薬 、たとえば塩化第二水銀、p−クロロマーキュリベンゾエートおよびメルサリル が包含される。キモパパインと不動化阻害性ペプチドとの間の親和性が、使用さ れる特定のペプチド、溶出剤緩衝液のpH1イオン強度および組成、ならびに使 用される温度によって異なることは当業者にとって明白である。従って、キモパ パインの溶出に要求されるブロティナーセ インヒビターの正確な性質および濃 度はまた、変えられる。さらにまた、水銀系試薬は一般に、ジスルフィド試薬よ りも迅速に、結合キモパパインと平衡になるので、このようなインヒビターを用 いると、連続溶出を使用することができる。結合キモパパインとゆっくりにだけ 平衡になるインヒビターは、キモパパインの溶出に先立ち、たとえば1〜2時間 またはそれ以上の時間にわたり、マトリックスをインヒビターとともにインキュ ベートする必要があることかある。しかしながら、溶出フラクションのタンパク 質含存量およびブロティナーゼ活性は慣用の方法て追跡することができ、そして また溶出側のイオン強度または種類およびマトリックスとインヒビターとのイン キュベーション時間は、キモパパインをマトリックスから効果的に、かつまた選 択的に転置するために変えることができる。少ない量のタンパク質を含有するか 、または少ない量のキモパパイン活性を有する溶出フラクションは次いで、廃棄 することかできる。
好ましくは、溶出剤のpHは、キモパパインと阻害性ペプチドとの間の相互反応 を弱めるのに充分に低く、たとえばpH4〜5、さらに特にpH4,5である。
適当な溶出剤には、たとえばクエン酸ナトリウム(50mM)およびEDTA( 1mM)を含有する水性エタンジオール(33%)中のヒドロキシエチルジスル フィド(100mM)、pH4,5; クエン酸ナトリウム(50rnM)およ びEDTA(1mM)を含有する水性エタンジオール(33%)中のメチルピリ ジルジスルフィド(30mM)、I]H4,5;水酸化ナトリウム(50mM) およびEDTA(25mM)を含有し、酢酸でpH4,5に調整されている水性 エタンジオール(33%)中のメルサリル酸(10+nM)および酢酸ナトリウ ム(50mM)を含有する水性エタンジオール中の塩化第二水銀(10mM)  、pH4,5が含まれることか見い出された。塩化第二水銀は特に好適な可逆性 システィンブロティナーゼ インヒビターである。
本発明による好適方法におけるアフィニティ りロマトグラフィ工程は、BAP NAに対する活性に関して測定して、あるいはE−64またはヨード酢酸による 活性部位滴定によって、この方法により精製されたキモパパインの比活性を明白 に増加させる。活性形体のキモパパインは、好んで結合され、そしてまた溶出さ れ、従って、粗製物中に存在する不活性形体のキモパパインおよびいくつかの他 のシスティン ブロティナーゼとは異なっている。アフイニテイ クロマトグラ フィによって精製された、本発明による新しく調製したキモパパインは一般に、 少なくとも70%、好ましくは少なくとも80%、さらに特に少なくとも90% の活性酵素を含有する。
一般に、精製キモパパインは、溶出液から採取し、その後で貯蔵するか、または 使用する。好ましくは、この酵素の活性部位からシスティン ブロティナーゼ  インヒビターを転置させるために、溶出されたキモパパインはさらに精製する。
インヒビターは、システィンなとの還元剤の過剰量を添加することによって転置 させ、所望によって、任意に慣用の技術、たとえばゲル濾過または透析を用いて 、この転置されたインヒビターを分離する。
別法として、インヒビターはまた、特殊な樹脂上への吸着によって分離すること ができ、たとえば低分子量ジスルフィド類はグルタチオン アフィニティ カラ ムに吸着させることができ、そしてまた水銀系試薬はキレート形成樹脂に吸着さ せることができる。好適には、インヒビターは、この酵素をカチオン交換カラム に結合させたまま、還元剤、たとえばシスティンで活性化し、引続いてインヒビ ターをカラムから洗出することによって分離する。採取された精製キモパパイン は好ましくは、たとえば冷凍乾燥によって凍結乾燥させた後に、貯蔵する。
本発明によるキモパパインの特徴は、当業者に知られている方法によって確認す ることができる。このような方法には、たとえばN−末端アミノ酸分析、E−6 4またはヨード酢酸による活性部位滴定およびその場合の不活性化率、ドデシル 硫酸ナトリウムまたはマルチゾナルカソダル ポリアクリルアミド ゲル電気泳 動および異なるブロテlアーゼ基質に対する活性が含まれる。
本発明による新規な阻害性ペプチドは、当技術で既知の方法と同様の方法で調製 することができる。−例として、ジペプチド誘導体は、以下の一連の工程で合成 することができる: a)阻害性ペプチドのC末端を形成するためのアミノ酸(第一アミノ酸)のC末 端は、たとえばイソブチルクロロホーメートおよびN−メチルモルホリンの存在 の下に、0、N−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩とを反応させ、ジメチルヒ ドロキシアミド誘導体を生成させることにより、保護することができる。好まし くは、この第一アミノ酸のN−末端を初めに、たとえば三級ブトキシカルボニル で保護する。
b)この保護された第一アミノ酸、たとえばジメチルヒドロキシアミド誘導体を 次いで、強酸、たとえば三フッ化酢酸と反応させ、四級アンモニウム塩を生成さ せる。
C)この保護された第一アミノ酸の四級アンモニウム塩を次いて、第二アミノ酸 誘導体、たとえばN−カルボベンゾキシ誘導体と反応させ、ジペプチド誘導体を 生成させることができる。
d)上記で生成されたジペプチド誘導体を温和な還元剤、たとえば水素化ジイソ ブチルアルミニウムまたは水素化リチウムアルミニウムで還元し、このジペプチ ドのC−末端部に遊離のアルデヒド基を生成させることができる。
e)上記で生成されたアルデヒドを、たとえばセミカルバゾンとの反応によりセ ミカルバゾンに、メトキシアミン塩酸塩との反応によりメトキシイミンに、ある いはヒドロキシルアミンとの反応によりオキシムに、誘導体化させることができ る。
f)最後に、この保護されたN−末端を脱保護することができ、たとえばN−カ ルボベンゾキシ基は木炭上10%パラジウムを使用する接触還元により分離する ことができる。
分析方法の説明 タンパク質測定 可能な場合には、パパイア ラテックス調製物に関してはA□。、1%=20. 0を用いるA2.。によって、およびまた精製または部分精製キモパパイン調製 物に関してはAte。、1%=18.3を用いるA、。によって測定した( R obinson 、1975、Biochemistry、l 4.3695〜 3700)。成る種のチオール含有試薬およびジスルフィド化合物は280nm で吸光する傾向を有する。これらか存在する場合には、eio−RVd染料結合 検定法(Bio−R+dLaboratories、英国)を使用してタンパク 質濃度を測定した。濾過し、噴霧乾燥したパパイアラテックス溶液(A28゜、 1%= 20.0 )を標準として使用した。この方法はA2.。におけるより もプロトンの干渉か小さい。精製酵素調製物中のタンパク質は、この生成物の総 乾燥重量によって推定した。
キモパパイン活性の測定 a)BAPNAに対する活性(検定法No、l)−SmiIh検定法 試料をそれぞれ、EDTA(1mM)およびシスティン1.0mMの最終容積に まで加えた。酵素(試料中に存在する場合)を37°Cて5分間活性化させた後 に、予め37°Cに加熱されているN−α−ベンゾイル−DL−アルギニンp− ニトロアニリド(BAPNA)(1,25mM)基質溶液の添加により反応を開 始させた。
註)基質溶液は、BAPNA300mgを温かいジメチル スルホキシド中に溶 解し、37°Cに予備加熱されている緩衝液1 450m1に、この溶液をゆっ くり加え、次いで追加の緩衝液lによって500m1にすることによって調製し た。この基質溶液は30°C以上に保持し、BAPNAの沈殿を防止した。
37°Cにおけるインキュベーションを30分間続け、次いで酢酸(4N)1m Mの添加により反応を止めた。放出された4−ニトロアニリンを、△A 410 の測定により決定した。活性1単位は、これらの条件の下での4−ニトロアニリ ン lピコモル(ε= 8800 M−’cm−’) /秒の放出に相当する。
これらの検定条件は、Sm1th Laboratories Inc、の名称 て出願されたGB2098997中で用いられている条件に相当し、世界中で販 売されているキモパパインの医薬製剤、たとえばBoots Company  PLC、英国によりChymodiactinの商品名で販売されているキモパ パインおよびSinpoong、韓国によりDiskenの商品名で販売されて いるキモパパインの検定に使用されている。これらの活性単位は国際的に認めら れており、一般にr Sm1thBAPNA検定単位」として用いられている。
b)BAPNAに対する活性(検定法No、2)試料をそれぞれ、EDTA(1 mM)およびジチオスレイトール(2mM)またはシスティン(4m1il)を 含有する水性リン酸ナトリウム緩衝液(0,10M) 、1)H6,8に、0. 975m1の最終容積まで加えた。酵素(試料中に存在する場合)を40°Cて 5分間活性化させた後に、ジメチル スルホキシド中のN−α−ベンゾイル−D L−アルギニンp−ニトロアニリド(BAPNA)(f OOmM)25μlの 添加により、反応を開始させた。インキュベーションを40°Cて10分間続け 、次いて水性塩化酢酸ナトリウム(0,10M) /酢酸ナトリウム(0,20 M)緩衝液1mlの添加により、反応を停止させた。放出された4−ニトロアニ リンを、ΔA、 41 Gの測定によって決定した。これらの条件の下で、活性 1単位は、4−ニトロアニリン1ピコモル/秒(e = 8800 M−’cm −’)の放出に相当する。
これらの検定条件は、Buttleおよび5arrettにより記載され(上記 刊行物、1984)、例21.23および26に記載の初期実験で使用されてい る条件に正確に相当する。
BAPNA検定法No、1とN002とを用いて得られたキモパパイン活性に係 る絶対値は相互に異なっており、方法No、2で得られる数値は方法No、lを 用いて得られる数値よりも約2〜3倍高い。
C)ヨード酢酸を用いる活性部位滴定 ヨード酢酸を用いるキモパパインの活性部位滴定は、Zucker等によりBi ochim、 Biophys、 Acta 828、(+985)、196〜 204頁に記載されているE−64を用いる活性部位滴定と同様の方法で行なっ た。キモパパイン溶液を上記a)に記載されているとおりに、緩衝液l中に稀釈 し、タンパク質60μM (A2.、 、 1%= 18.3、Robioso nの上記刊行物(1975)から計算して、ε2to =4.3284 x l  O’ M−’cm−’およびまたJacquet らのアミノ酸配列(Bio l、 Chem、 Hopper−3eyler、370.425〜434頁、 1989年5月)から計算してMW=23656)を含有する溶液を生成させた 。
このキモパパイン溶液の各20μlを滴定管に入れ、緩衝液1 20μm (対 照では40μm)とともに、37℃で5分間インキュベートした。各滴定管に、 ヨード酢酸水溶液(それぞれ、10.20.30.40.50および60MM) 20μlを加え、この混合物を37°Cで10〜20分間、予備インキュベート した。上記a)に記載のBAPNA基質溶液基質溶液4アlに予め加熱して加え ることによって、反応を開始させた。インキュベーションを37℃で続け、30 分後に、上記a)に記載のとおりにして反応を停止し、次いで放出された4−ニ トロアニリンをΔA416によって測定した。このようにして得られた活性キモ パパインのモル濃度を4.3284 Xl 0 ’ M−’cm−’のキモパパ インに関するモル吸光係数にもとづいて、タンパク質モル濃度と比較した。活性 タンパク質の量は次いて、総タンパク質に対するパーセンテージとして表わした 。
d)アブカゼインに対する活性 アゾカゼインに対する活性は、Rowan等によりArch。
Biochem、 Biophys、 267.262〜270頁(1988) に以前に開示された方法により、lμMより少ない酵素(分子量24,000に もとづく)および所望により、ニワトリ シスタチンIμMを用いて測定した。
酵素およびインヒビターの濃度はいづれも、活性分子の濃度を表わす。
単純放射免疫拡散法による免疫学的検定単純放射免疫拡散法は、以下に示すMa ncini等の方法([mmunochem 2.235〜254頁、1965 )にもとライティる。NaC1(0,14M)を含有する水性リン酸ナトリウム (10mM) 、pH7,3中に入れた、単一特異性IgG製剤製剤子育アガロ ース w/v )をGel Bond■(F M CCorporation、  Maine 、米国)上に注ぎ入れ、1、5 cm離して四角形の凹部(r  = l mm)に切り取った。
対照試料および未知試料をこれらの凹部の中で無作為に分布させ、周縁現象によ る誤りを最小にした。これらの凹部に抗原を加えた後に、プレートを24時間放 置し、沈殿環を発現させた。これらを次いて、洗浄し、乾燥させ、次いて放置し た。標準曲線を作成するためには、純粋で、温和なカルボキシメチル化抗原を使 用した。この曲線は抗原封環直径の二乗として作成した。有効検定範囲は抗原2 5〜300 ng/凹部であった。
PP IVおよびPP IVに対する抗体の調製a)アフィニティ カラムの調 製 ジメチルホルムアミド(20ml)中のα−NH2CH2CN・HCl (20 ミリモル)およびジイソプロピルエチルアミン(20ミリモル)の攪拌した混合 物に、ブチルオキシカルボニル−L −Phe−11−二トロフェニル エステ ル(IOミリモル)を加えた。この混合物を20”Cて2時間攪拌し、次いて酢 酸エチル(100ml)で稀釈し、水(2回)、水性トリエチルアミン(5回) 、水(3回)、水性重硫酸カリウム(2回)、水(3回)で洗浄し、乾燥させ、 次いで蒸発させた。残留物を酢酸エチル/ヘキサンから結晶化させ、Boc − L−Phe −NHCH2CN 、融点:134.5〜135°Cを得た。
ジクロロメタン(10ml)中のBoc −L −Phe −NHCH2CNの 溶液(5ミリモル)に、氷冷水性三フッ化酢酸(10ml)を加えた。この反応 混合物を20”Cで30分間インキュベートし、次いで40”Cで蒸発させるこ とにより、溶媒を除去した。この残留物をクロロホルムに溶解し、蒸発させ、次 いでこの処理を2回以上繰返した。
生成した粗製三フッ化酢酸をジメチルホルムアミド(l Oml)中のジイソプ ロピルエチルアミン(7,5ミリモル)の溶液中に溶解し、次いでHoe −G ly −p−二トロフェニル エステル(6,25ミリモル)およびN−ヒドロ キシベンゾトリアゾールl水和物(6,25ミリモル)を加えた。次いて、p− ニトロフェノールを発生させる(金色)に充分なジイソプロピルエチルアミンを 滴下して加え、この混合物を室温で2時間攪拌した。N。
N−ジエチルエチレンジアミン(1,5ml)を加え、15分後に、酢酸エチル (60ml)を加え、この混合物を水、水性トリエチルアミン、水、水性重硫酸 ナトリウム、水で洗浄し、乾燥させ、次いで蒸発させた。この残留物をシリカ上 でクロマトグラフィ処理し、酢酸エチル/ヘキサン(20/1)で溶出し、Bo c −Gly −L −Phe −NHCH2CNを泡状物の形態で生成した。
Boc −Gly −L−Phe −NHCH2CN (30mg)を三フッ化 酢酸ニジクロロメタン:アニソール(25:65:1O11ml)中に溶解し、 0°Cて30分間インキュベートした。この混合物を、34°Cで回転蒸発器に より乾燥させ、この残留物を次いでメタノール(1゜5 ml)および水性Na HCOs (0,1M、 pH8,0,1,5m1)中に溶解し、リガンド溶液 を得た。
活性化CH−3epharose O4B (Pharmacia 、 3 g 乾燥重量)を塩酸水溶液(1mM、75m1)中で4°Cにおいて一夜にわたり 水和させ、次いで塩酸(1mM、600m1)で、引続いて水性NaHCOi  (0,1M、 pH8,0,300ml)により洗浄した。このゲルを水性Na HCOs (0,1M、 pH8゜0.30m1)中に懸濁し、リガンド溶液( 上記)を加え、この混合物を20°Cで一夜にわたり、おだやかに攪拌した。こ のゲルを焼結ガラス フィルター上に採取し、水性メタノール(50% v/v  、180m1)で、次いで水(180ml)で洗浄し、次いで塩酸でpH9, 0に調整した水性エタノールアミン(0,1M、30m1)中に懸濁した。
この懸濁液を20°Cて4時間振りまぜ、次いてゲル状物を採取し、水(500 ml)で洗浄し、「施用」緩衝液1(リン酸ナトリウム(50mM)、EDTA  (ImM)、エタンジオール(33%)、pH6,8)中で4°Cにおいて保 存した。
b)PPIVの精製 5epharose ” −Ahx −Gly −L−Phe−NHCH2CN のカラム(床容積4 ml)を「溶出用」緩衝液〔クエン酸ナトリウム(50m M)、エタンジオール(33%) 、pH4,5,12m1)で洗浄し、次いで 「施用」緩衝液(上記参照、12m1)で洗浄した。
噴霧乾燥ババイア ラテックス(0,5g)を施用緩衝液(10ml)中に溶解 し、次いで濾過した(0.22μm孔)。この濾液のタンパク質濃度を、Bio −Rad染料−結合検定法(Bio−Rad Laboratories、英国 )を用いて測定した。この混合物に、ジチオールスレイトールを2mMの最終濃 度にまで加え、この混合物を0°Cで20分間、インキュベートした。ラテック ス タンパク質80mgを20℃でカラムに適用しく38m1/時/cm” )  、引続いて施用緩衝液(8ml)を、次いで溶出用緩衝液(8ml)を適用し た。ヒドロキシエチルジスルフィド(50mM)を含有する溶出用緩衝液(4m l)を次いで適用し、流れを止め、カラムを20°Cで一夜にわたり放置した。
溶出用緩衝液を含有するヒドロキシエチルジスルフィドによる溶出を再開しく1 0m1)、溶出フラクヨン(1mM)を採取した。BAPNAに対して活性を示 すフラクションを集め、EDTA(1mM)を含有する水性酢酸ナトリウム/酢 酸(50mM)で予め平衡したMono S HR515”(カチオン交換)カ ラムに直接に適用し、次いてこの力までの勾配(21,5mM Na” /ml )で適用しくbuttleお(1ml)を採取した。2つの主要タンパク質ピー クが溶出された。約0.17MNa+で溶出する第一のピークはパパインに相当 し、そして約0.38MNa“で溶出する第二のピークはPPIVに相当す°る 。このPP IVピーク フラふジョンを集め、水性EDTA(1mM)に対し て透析し、凍結乾燥させ、次いで一20°Cて保存した。
純粋なPPIVはBAPNAに対して検出可能な活性を育していないが、lμM の濃度のニワトリ シスタチンにより阻害されない、アゾカゼイン−消化活性を 伴う。
c)PPIV特異性抗体の調製 使用前に、純粋なPP IV抗原を、Zucker等によりBiochim、  Biophys、 Acta、 828.196〜204頁(1985)に記載 された方法により、温和にカルボキシメチル化させた。このPPIVに対する抗 血清を次いで、ウサギに発生させた。この発生は、フロイントの完全アジュバン ト中のこのカルボキシメチル化タンパク質360μgを筋肉内注射し、2週間後 に、完全アジュバント中の100μgを皮下注射することによって行なう。
TgGは、He1deおよびSchwickによってHand book of Experimental [mmunology (Weir 、D、M、編 )11巻17、1〜7. l l 、 Blackwell 、 0xford に記載されているとおりに硫酸アンモニウム分別によって、引続いてNaC1( 0,14M)含有水性リン酸ナトリウム(10mM) 、pH7,3中に透析す ることによって、抗血清から部分的に精製した。
このPPIV特異性IgG調製物を使用し、前記の単純放射免疫拡散法によって 、PP IVを検定した。
以下の例は、例によって本発明の態様をさらに充分に説明するだけのものであり 、本発明の範囲をいかなる点でも制限するものと考えられるべきではない。
イルーDL−アルギニン、p−ニトロアニリド; Boc 。
ブチルオキシカルボニル;CBZ、カルボベンゾキシ:Cha 、シクロへキシ ルアラニン、DMF、N、N−ジメチルホルムアミド、E−64、L−3−カル ボキシ−2゜3−トランス−エポキシ−プロビオニルロイシルアミド−(4−グ アニジノ)ブタン;EDC,N−エチル−N’ −(3−ジメチルアミノプロピ ル)カルボジイミド塩酸塩; EDTAエチレンジアミンテトラ酢酸(ジナトリ ウム塩);Gly、グリシン;Leu、ロイシン;MO、メトキシイミン、OB Z、オキシベンジル:Ox1オキシム; Phe 、フェニルアラニン;Sc1 セミカルバゾーン、THF、テトラヒドロフラン:およびTyr 、チロシン。
Bio−Rad 、 Chelex、 Chymodiactin、 CH−S epharose4 B 、ChymofastSDisken 、ECH−3 epharose 。
Enzfitter 、 FPLC,Gel Band、 Mono S HR 、S −3epha−rose HP 、 Tween 5ZetaおよびZa taffinityはいづれも商品名である。
工程はいづれも、別設の記載がないかぎり、室温で行なった。
例 l L−アラニル−L−フェニルアラニル セミカルバゾン段階a A)0.N−ジメチルヒドロキシルアミンHCI (to、23g)を乾燥N、 N−ジメチルホルムアミド(DMF)(100ml)へ室温でかきまぜながら加 えた。温度を30°C以下に保ちながら、N−メチルモルホリン(10,6g) を5分間にわたり加えた。白色沈殿が生じ、混合物をO′Cに冷却した。
B) N−t −Boc −L −Phe (26,5g)を乾燥テトラヒドロ フラン(THF)(200ml)に溶かし、−10°Cに冷却した。この溶液に 、温度を一10″Cに保ちつつイソブチルクロロホルメート(14,38g)を 5分間にわたり加えた。温度を−lO℃に保ちなからN−メチルモルホリン(1 0,6g)を10分間にわたり加え、かきまぜを更に10分間続けた。
C)懸濁液Aを懸濁液Bへ一10°Cで15分間にわたり加えた。混合物を室温 まで温め、次に3時間かきまぜた。
次に、生じた混合物を0℃に冷却し、3−ジメチルアミノプロピルアミン(10 ,2g)を5分間にわたり加えた。
水(200ml)および酢酸エチル(200ml)を加え、有機上層を分離し、 (イ)水(200ml)、(ロ)K)ICO2水溶液(5%、200m1)、( ハ) f(CI水溶液(0,5N、200m1−) 、および(ニ)水(3X2 00ml)で順次洗浄した。温度を30°C以下に保ちながら真空下で回転蒸発 により溶媒を除き、N−t −Boc −L −Phe −0,N−ジメチルヒ ドロキサメートを得た。
段階b N −t −Boa −L −Phe −0,N−ジメチルヒドロキサメート( 2,9g)とトリフルオロ酢酸(8ml)とを−緒に室温で4時間かきまぜた。
次に、温度を30°C以下に保ちながら、真空下で回転蒸発により過剰のトリフ ルオロ酢酸を除去した。その残留物へ ジエチルエーテル(30ml)を加えて 溶液とし、次にエーテルを真空下で除いた。このエーテル処理を結晶化が起るま で繰り返した。固体を濾集し、エーテルで洗浄し、次にP2O3上で真空乾燥し てL−Phe−0,N−ジメチルヒドロキサメートのトリフルオロ酢酸塩を得た 。
段階C A) L −Phe −0,N−ジメチルヒドロキサメートのトリフルオロ酢酸 塩(7,15g)を室温でかきまぜながら乾燥DMF (30m1)に溶かした 。温度を30°C以下に保ちつつ、N−メチルモルホリン(2,35g)を5分 間にわたり加え、得られた混合物をO″Cに冷却した。
B) CBZ −L −Ala (4,96g)を乾燥THF(55ml)にか きまぜながら溶かし、混合物を一10°Cに冷却した。イソブチルクロロホルメ ート(3,05g)を−10℃で5分間にわたり加え、N−メチルモルホリン( 2,35g)を10分間にわたり加え、反応混合物を一10°Cで更に10分間 かきまぜた。
C)溶液Aを溶液Bへ一10’Cで15分間にわたり加え、次に混合物の温度を 室温まで上昇させ、かきまぜを3時間続けた。混合物を0°Cに冷却し、3−ジ メチルアミノプロピルアミン(2,27’g)を5分間にわたり加え、かきまぜ を更に5分間続けた。次に水(50ml)と酢酸エチル(50ml)を加え、上 層の有機相を分離し、(イ)水(50ml)および飽和NaC1水溶液(5ml )、(ロ)KHCO*水溶液(5%、50m1) (ハ) HCI水溶液(0, 5N、50m1)および(ニ)水(3X50ml)で順次洗浄した。温度を30 °C以下に保ちつつ、真空下で回転蒸発により溶媒を除いた。新たに酢酸エチル (50ml)を加え、次に蒸発により除いてCBZ −L −Ala −L−P he −0、N−ジメチルヒドロキサメートを得た。
段階d CBZ −L −Ala −L−Phe −0,N−ジメチルヒドロキサメー1 −(27,8g)を乾燥THF (280m1) ニ溶かし、N2下で一70℃ に冷却した。THF中水素化ジイソブチルアルミニウム(IM、 372m1) をN2下−70’Cで60分間にわたり加え、かきまぜを−70″Cで更に60 分続けた。N2下0℃でかきまぜなから、飽和NaCl水溶液(4(N)ml) およびロッシェル塩溶液(600ml)中に加えて反応を失活させ、次に混合物 を室温まで温めた。酢酸エチル(600ml)を加え、混合物を濾過し、水層を 分離し、酢酸エチル(200ml)で抽出した。合わせた有機相を水(600m l)/飽和NaC1水溶液(400ml) (X 3 )で洗浄した。温度を3 0°C以下に保ちつつ溶媒を真空下で回転蒸発により除いた。残留物をトルエン から再結晶し、固体をP2O,上で真空乾燥してCBZ −L −Ala −L −Phe−アルデヒドを得た。
段階e A) CBZ −L −Ala −L−Phe−アルデヒド(3g)を工業用メ タノール添加酒精(20ml)に溶かした。溶液を50℃に加熱し、濾過して不 溶物を除去した。
B)セミカルバジドMCI (1,3g)の水(10m1)溶液を水(l Om l)中KHCO* (1,1g)の溶液へ加えた。
C)溶液Bを溶液Aに加え、得られた混合物を50°Cで2時間かきまぜた。酢 酸エチル(50ml)と水(100ml)を加え、水層を分離し、酢酸エチルで 抽出しく2×20m1)、合わせた有機相を(イ) KHCOa水溶液(5%。
50m1)、(ロ)MCI水溶液(0,5N、50m1)および(ハ)水/飽和 NaC1水溶液(50ml /2.0m1x 3)で順次洗浄した。温度を30 °C以下に保ちつつ真空下で回転蒸発により溶媒を除去してCBZ −L −A la −L −Phe 5cCBZ −L−Ala −L−Phe Sc (6 80mg)をメタノール(90ml)に溶かし、不溶物を濾別した。CBZ−L −Ala −L−Phe Scメタノール溶液を入れた装置をN2で掃気し、触 媒(炭木上IO%パラジウム)(100mg)を加えた。閉じた系へN2を75 分間通した。触媒を濾別し、温度を30°C以下に保ちつつ真空下で回転蒸発に よりメタノールを除いた。放置すると残留物は結晶化した。この固体をP2O, 上で真空乾燥してL−アラニル−し−フェニルアラニル セミカルバゾン(L  −Ala −L−PheSc)を得た。
例2 例1の段階aおよびbに従いL−Phe−0,N−ジメチルヒドロキサメートの トリフルオロ酢酸塩をつくった。
段階C A) L−Phe −0,N−ジメチルヒドロキサメートのトリフルオロ酢酸塩 (1,932g)を乾燥DMF(8ml)に室温てかきまぜながら溶かした。温 度を30°C以下に保ちなからN−メチルモルホリン(0,606g)を5分間 にわたり加え、得られた混合物を0℃に冷却した。
B) CBZ −L −Phe(1,794g)を乾燥THF(15ml)中に かきまぜながら溶かし、混合物を一1O°Cに冷却した。イソブチルクロロホル メート(0,822g)を−10°Cで5分間にわたり加え、N−メチルモルホ リン(0,606g)を10分間にわたり加え、反応混合物を一10℃で更に1 0分間かきまぜた。
C)溶液Aを溶液Bに一1O°Cで15分間にわたり加え、次に混合物の温度を 室温まで上昇させ、かきまぜを3時間続けた。混合物を0°Cに冷却し、3−ジ メチルアミノプロピルアミン(0,612g)を5分間にわたり加え、かきまぜ を更に5分続けた。次に水(20ml)と酢酸エチル(30ml)を加え、有機 相を分離し、(イ) KHCO。
水溶液(5%、20m1)、(ロ)HCI水溶液(0,5N。
20m1)および(ハ)水(2X30ml)で順次洗浄した。
温度を35°C以下に保ちつつ真空下で回転蒸発により溶媒を除き、残留物をイ ソプロピルアルコールから再結晶してCBZ −L −Phe −L−Phe  −0,N−ジメチルヒドロキサメートを得た。
段階d CBZ −L −Phe −L −Phe −0,N−ジメチルヒドロキサメー ト(4,89g)を乾燥THF (40m1)に溶かした。乾いたフラスコに水 素化アルミニウムリチウム(0,493g)を入れ、乾燥THF(20ml)を N2下で加え、室温で10分かきまぜた後−50°Cに冷却した。
次に乾燥THFHF中口ドロキサメート液をN、下−50°Cで10分間にわた り加え、かきまぜを0〜5°Cで更に20分続けた。
反応混合物を一50°Cに冷却し、飽和ロッシェル塩溶液(60ml)をN2下 で加えた。混合物を室温まで温め、濃HCI(l Oml)を加えて水相をpH 3とし、不溶物を濾別した。酢酸エチルを加え、有機相を分離し、(イ)水(5 0ml)、(口) KHCOs水溶液(5%、50m1)、(ハ) HCI水溶 液(0,5N、50m1)および(ニ)水(3X50ml)で順次洗浄した。次 に温度を30°C以下に保ちつつ真空下で回転蒸発により酢酸エチルを除いた。
残留物を一晩放置し、P、0.上で真空乾燥し、最後にトルエンから結晶化させ ることによりCBZ −L −Phe −L −Pheアルデヒドを得た。
段階e A) CBZ −L −Phe −L−Pheアルデヒド(0,645g)を工 業用メタノール添加層?il(10ml)に70″Cで溶かした。
B)酢酸ナトリウム三水和物(0,224g)をセミカルバジドF(CI(0, 183g )の水(3ml)溶液に加え、工業用メタノール添加層1(2ml) を加え、混合物を60℃に温めた。
C)溶液Aを溶液Bに加え、Aを含むフラスコを更に工業用メタノール添加酒精 (3ml)で洗浄し、この洗液を混合物に加え、これを60〜70℃で30分か きまぜた。
混合物をゆっくり1時間放冷し、氷上に更に1時間放置し、最後に4℃で一晩放 置した。固体を濾葉し、工業用メタノール添加酒精:水(4:1.3 ml)で 洗浄し、P2O,上で真空乾燥してCBZ −L−Phe −L −Phe S cを得た。
段階f CBZ −L −Phe −L −Phe Sc (2,1g)をメタノール( 315ml)に30°Cで溶かし、不溶物を濾別した。セミカルバゾンのメタノ ール溶液を入れた装置をN2で掃気し、触媒(炭末上10%パラジウム)(0, 35g)を加え、閉じた系中にN2を30分通した。触媒を濾別し、温度を30 °C以下に保ちつつ真空下で回転蒸発により溶媒を除いた。残留物をP、0.上 で真空乾燥しL−フェニルアラニル−L−フェニルアラニルセミカルバゾン(L −Phe −L −Phe Sc)を得た。
例 3 L−フェニルアラニル−し−フェニルアラニルメトキシCBZ −L −Phe  −L−Pheアルデヒドを例2の段階a〜d記載のようにしてつくった。
段階e A) CBZ −L−Phe −L−Pheアルデヒド(0,645g)を工業 用メタノール添加酒精(35ml)に60〜65℃で溶かし、不溶物を濾別した 。
B)酢酸ナトリウム三水和物(0,224g)をメトキシルアミンf(CI ( 0,138g’)の水(25ml)溶液に60°Cで加えた。
C)溶液Bを溶液Aに加え、Bを含むフラスコを60℃の水(10ml)で洗い 、洗液を混合物と合わせ、60゜で1/2時間加熱し、次に室温で2時間放冷し た。固体を濾葉し、工業用メタノール添加酒精:水(l:1.6m1)で洗浄し 、P2O,上で真空乾燥してCBZ −L −Phe−L −Phe−メトキシ イミンを得た。
段階f CBZ −L−Phe −L−Phe−メトキシイミン(550mg)をメタノ ール(300ml)に溶かし、不溶物を濾別した。このメタノール性メトキシイ ミンを含む装置をN!で掃気し、次に触媒(炭木上10%パラジウム’) (1 00ml)を加えた。封じた容器にN7を通し、4 l/2時間必要に応じ再導 入した。触媒を濾別し、温度を30°C以下に保ちつつ真空下で回転蒸発により 溶媒を除去しL−フェニルアラニル−L−フェニルアラニル−メトキシイミン( L −Phe −L −Phe Mo)を得た。
例 4 L−フェニルアラニル−D−フェニルアラニルセミカルA)O,N−ジメチルヒ ドロキシルアミンHCI(3,891g)を乾燥DMF (40m1)に室温で 懸濁させた。温度を30℃以下に保ちなからN−メチルモルホリン(4,032 g)を5分間にわたり加え、次に混合物をかきまぜながら0℃まで冷却した。
B) N −t−BoC−D−Phe (10,08g)を乾燥THF (80 m1)に溶かし、−10℃に冷却した。温度を一10℃に保ちつつこの溶液にイ ソブチルクロロホルメート(5,47g)を5分間にわたり加えた。温度を一1 0℃に保ちつつN−メチルモルホリン(4,032g)を10分間にわたり加え 、かきまぜを更に10分間続けた。
C)懸濁液Aを懸濁液Bに一1O°Cで15分間にわたり加え、混合物を室温ま で温め、3時間かきまぜた。次に、混合物を0°Cに冷却し、3−ジメチルアミ ノプロピルアミン(3,88g)を5分間にわたり加え、かきまぜを更に5分間 続けた。水(60ml)と酢酸エチル(60ml)を加え、有機層を分離し、( イ)水(60ml)、(ロ)KHCOff水溶液(5%、60m1)、(/’)  HCI水溶液(0,5M、60m1)および(ニ)水(3X60ml)で順次 洗浄した。温度を30°C以下に保ちつつ真空下で回転蒸発により溶媒を除き、 N −t−BoC−D −Phe −0゜N−ジメチルヒドロキサメートを得た 。
段階b N −t −Roe −D −Phe −0,N−ジメチルヒドロキサメート( 11,3g)を氷で冷却し、トリフルオロ酢酸(30ml)を加え、混合物を室 温で3時間かきまぜた。
温度を30°C以下に保って真空下で回転蒸発により過剰のトリフルオロ酢酸を 除き、残留物へ ジエチルエーテル(100+nl)を加えて溶液とする。溶媒 を真空下で除き、結晶化が起こるまでこの方法を繰り返した。固体を濾葉し、ジ エチルエーテルで洗浄し、P2O,上で真空乾燥してD−Phe−0,N−ジメ チルヒドロキサメートのトリフルオロ酢酸塩を得た。
段階C A) D−Phe −0,N−ジメチルヒドロキサメートのトリフルオロ酢酸塩 NO,1g)を乾燥DMF (41m1)中に室温てかきまぜながら溶かした。
温度を30°C以下に保ちつつ5分間にわたりN−メチルモルホリン(3,x5 5g)を加え、得られた混合物を0°Cに冷却した。
B) CBZ −L −Phe (9,4g)を乾燥THF(80ml)にかき まぜながら溶かし、混合物を一10°Cに冷却した。
イソブチルクロロホルメート(4,307g)を−1O°Cで5分間にわたり加 え、N−メチルモルホリン(3,155g)を10分間にわたり加え、反応混合 物を一1O°Cて更に10分間かきまぜた。
C)溶液Aを溶液已に一10°Cで15分間にわたり加え、次に混合物の温度を 室温まで上昇させ、かきまぜを3時間続けた。混合物を0°Cに冷却し、3−ジ メチルアミノプロピルアミン(3,20g)を5分間にわたり加え、かきまぜを 更に5分間続けた。次に水(60ml)と酢酸エチル(60ml)を加え、有機 相を分離し、(イ)水(60ml)および飽和NaC1水溶液(60ml)、( ロ)KHCO3水溶液(5%、60m1)、(/’) HCI水溶液(0,5N 、60m1)および(ニ)水(3x60ml)で順次洗浄した。温度を30°C 以下に保って真空下で回転蒸発により溶媒を除いた。新しい酢酸エチルを加え、 次に蒸発により除いた。残留物をイソプロパツールから再結晶することによりC BZ −L−Phe −D−Phe −0,N −ジメチルヒドロキサメートを 得た。
段階d ジクロロメタン中水素化ジイソブチルアルミニウム(IM、10m1)をN2掃 気したフラスコに加えた。すべてのジクロロメタンが蒸発してしまうまでフラス コを50°Cに加温し、系を再びN2で掃気した。乾燥THF(l Oml)を 加え、混合物を一70℃に冷却した。CBZ−L−Phe −D −Phe − 0,N−ジメチルヒドロキサメート (0,978g)を乾燥THF (10m 1)に溶かし、水素化ジイソブチルアルミニウム溶液へ一70°Cて10分間に わたり加え、かきまぜを−70℃で更に10分間続けた。反応混合物をメタノー ル(30ml)および飽和ロッシェル塩溶液(30ml)中−60°Cで失活さ せ、混合物を室温まで温めた。水(50ml)と酢酸エチル(50ml)を加え 、有機相を分離し、水相を酢酸エチル(50ml)で抽出した。合わせた有機相 を水(2X200ml)洗し、濾過した。有機相を分離し、温度を30°C以下 に保ちつつ真空下で回転蒸発により溶媒を除いた。新しい酢酸エチルを加え、次 に除去してCBZ −L−Phe −D −Pheアルデヒドを得た。
段階e A) CBZ −L −Phe −D−Pheアルデヒド(400mg)を工業 用メタノール添加酒精(IOml)に60°Cて溶かした。
B) 60℃の水(3ml)中酢酸ナトリウム三水和物(0,298g)をセミ カルバジドHCI (0,244g>の60℃におけろ水(3ml)溶液に加え た。
C)溶液A、Bを合わせ、得られた混合物を60°Cで5時間かきまぜた後4° Cで一晩放置した。固体を濾葉し、P2O,上で真空乾燥してCBZ −L − Phe −D−Phe Scを得た。
段階f CBZ −L−Phe −D−Phe 5c(600mg)をメタノール(90 ml)に溶かし、不溶物を濾別した。メタノール性セミカルバゾン溶液を入れた 装置をN2で掃気し、触媒(炭末上lO%パラジウム)(100mg)を加えた 。閉じた容器にN2を2時間通じた。触媒を濾別し、温度を30°C以下に保ち つつ真空下で回転蒸発によりメタノールを除き、L−フェニルアラニル−D−フ ェニルアラニル セミカルバゾン(L −Phe −D−Phe Sc)を得た 。
例2の段階 a −d記載のようにしてCBZ −L −Phe−L −Phe アルデヒドをつくった。
A)上記のようにしてつくられたCBZ −L −Phe −L −Pheアル デヒド(0,645g)を工業用メタノール添加酒精(35ml)に60〜65 °Cで溶かし、溶液を濾過して不溶物を除いた。
B)酢酸ナトリウム三水和物(0,224g)を60°Cの水(25ml)中ヒ ドロキシルアミン!(C1(0,114g)の溶液へ加えた。
C)溶液Bを溶液Aに加え、Bを含むフラスコを水(IOml)で洗浄し、洗液 を混合物へ加え、次にこれを60〜65°Cで374時間かきまぜてから4°C で2〜3時間冷却した。固体を濾別し、工業用メタノール添加酒精/水(1:  1.5 ml)で洗浄し、P!0.上で真空乾燥してCBZ −L −Phe  −L−Phe Oxをシ」−一および四−異性体の混合物として得た。
段階f CBZ −L −Phe −L −Phe Ox (500m1)をメタノール (130ml)に溶かし、不溶物を濾別した。このメタノール性オキシムを入れ た装置をN2で掃気し、触媒(炭木上10%パラジウム)(83mg)を加えた 。この封じた容器に次にN2を30分導入した。触媒を濾別し、温度を30°C 以下に保ちつつ真空下で回転蒸発により溶媒を除いた。高真空ポンプを用いて更 に溶媒を除去し、残留物をP2O,上で真空乾燥してL−フェニルアラニル−し −フェニルアラニルオキシム(L −Phe −L −Phe Ox)を得た。
例 6 L−アラニル−D−フェニルアラニル セミカルバゾン段階aおよびb 例4の段階aおよびbに従いD−Phe−0,N−ジメチルヒドロキサメートの トリフルオロ酢酸塩をつくった。
段階C A) D−Phe −0,N−ジメチルヒドロキサメートのトリフルオロ酢酸塩 (5,OOOg)を乾燥THF(20ml)に溶かした。温度を30°C以下に 保ちつつN−メチルモルホリン(1,578g)をゆっくり加え、得られた混合 物をO″Cに冷却した。
B) CBZ −L −Ala (3,463g)を乾燥THF(40ml)に かきまぜながら溶かし、混合物を一1O℃に冷却した。イソブチルクロロホルメ ート(2,158g)を5分間にわたり−lO°Cで加え、N−メチルモルホリ ン(1,578g)を10分間にわたり加え、反応混合物を一10℃で更に10 分間かきまぜた。
C)二つの溶液AとBを一10°Cで10分間にわたって混合し、次に混合物の 温度を室温まで上昇させ、かきまぜを3時間続けた。混合物を0°Cに冷却し、 3−ジメチルアミノプロピルアミン(1,585g)を加え、水(50ml)で 反応を失活させた。酢酸エチル゛(50ml)を加え、有機相を分離し、水層を 酢酸エチル(2X30ml)で抽出した。有機層を合わせ、(イ)水(50ml )および飽和NaCI水溶液(10ml)、(o ) KHCO3水溶液(5% 、50m1)、(ハ)HC1水溶液(0,5N、50m1)および(ニ)水(3 X50ml)で順次洗浄した。温度を30°C以下に保って真空下で回転蒸発に より溶媒を除いた。固体を酢酸エチルから再結晶してCBZ−L−Ala −D −Phe −0,N−ジメチルヒドロキサメートをCBZ −L −Ala − D−Phe −0,N−ジメチルヒドロキサメート(2,9g)を乾燥THF( 25ml)に溶かした。溶液を窒素下で一70°Cに冷却した。THF中水素化 ジイソブチルアルミニウム(IM、371)を−70℃で10分間にわたり加え 、かきまぜを更に10分間続けた。
N2掃気の下て一30°Cにおいてかきまぜながら飽和ロッシェル塩溶液(12 5ml)およびTHF (125m1)中に加えて反応を失活させ、次に混合物 を室温まで温めた。酢酸エチル(loOml)を加え、有機相を分離した。
水層を酢酸エチル(2x30ml)で抽出し、有機層を合わせて水(3X 10 0m1)洗した。反応混合物を濾過し、温度を30°C以下に保ちつつ真空下で 回転蒸発により溶媒を除いた。新しい酢酸エチルを加え、次に除去してCBZ  −L −Ala −D−Pheアルデヒドを得た。
段階e A) CBZ −L−Ala −D−Pheアルデヒド(1,2g)をTHF( 20ml)および工業用メタノール添加酒精(20ml)に溶かし、50°Cに 加熱した。
B)セミカルバジドMCI (1,8g)の熱水(15ml)中の溶液を水(’ 15m1)中KHCO3(1,5g )の熱溶液へ加えた。
C)溶液Bを溶液Aに加え、得られた混合物を50℃で4時間かきまぜた。温度 を30°C以下に保ちつつ真空下で回転蒸発により溶媒を除去した。残留物へ水 (50ml)を加え、固体を濾葉し、水:工業用メタノール添加酒精(1: 1 )で洗浄し、P2O,上で真空乾燥することによりCBZ −L −Ala − D−Phe Scを得た。
段階f CBZ −L −Ala −D−Phe Sc (750mg)をメタノール( 50ml)に溶かし、不溶物を濾別した。このメタノール溶液を入れた装置をN 2で掃気し、触媒(炊米上10%パラジウム)(loomg)を加えた。閉じた 系中にN2を90分通じた。触媒を濾別し、温度を30℃以下に保ちつつ真空下 で回転蒸発により溶媒を除き、P2O,上で真空乾燥することによりL−アラニ ル−D−フェニルアラニルセミカルバゾン(L −Ala −D−Phe Sc )を得た。
例 7 L−チロシニルーし一フェニルアラニルセミカルバゾン段階aおよびb 例4の段階aおよびbに従イL −Phe −0,N−ジメチルヒドロキサメー トのトリフルオロ酢酸塩をつくった。
A) L −Phe −0,N−ジメチルヒドロキサメートのトリフルオロ酢酸 塩(7,95g)を乾燥DMF (30m1)中に室温でかきまぜながら溶かし た。温度を30℃以下に保ちつつN−メチルモルホリン(2,49g)を5分間 にわたり加え、得られた混合物を0℃に冷却した。
B) CBZ −0BZ −L −Tyr (10g)を乾燥DMF(60ml )中にかきまぜながら溶かし、混合物を−IO℃に冷却した。イソブチルクロロ ホルメート(3,39g)を−1O℃で5分間にわたり加えた。N−ジメチルモ ルホリン(2,49g)を10分間にわたり加え、反応混合物を−lO°Cで更 に10分間かきまぜた。
C)溶液Aを溶液Bに一1O°Cで15分間にわたり加え、次に混合物の温度を 室温まで上昇させ、かきまぜを3時間続けた。混合物を0°Cに冷却し、3−ジ メチルアミノプロピルアミン(2,52g)を5分間にわたり加えた。
次に水(50ml)と酢酸エチル(50ml)を加え、上層の有機相を分離し、 (イ)水(50ml)、(ロ)KHCO。
水溶液(5%、50m1)、(ハ) )ICI水溶液(0,5M。
50m1)および(ニ)水(3X50ml)で順次洗浄した。
温度を30°C以下に保ちつつ真空下で回転蒸発により溶媒を除き、残留物をイ ソプロピルアルコールから再結晶しCBZ −0BZ −L−Tyr −L−P he −0,N−ジメチルヒドロキサメートを得た。
段階d CBZ −0BZ −L −TYr −L −Phe −0,N−ジメチルヒド ロキサメー)(1,012g)を乾燥THF(10ml)に溶かした。THF中 水素化ジイソブチルアルミニウム(I M、 8.5m1)を−70℃において N2下に10分間にわたり加え、かきまぜを更に10分間続けた。N2下−60 °Cにおいてかきまぜながらメタノール(20ml)およびロッシェル塩溶液( 30ml)中に加えて反応を失活させ、次に混合物を室温まで温めた。水(50 ml)と酢酸エチル(50ml)とを加え、有機相を分離し、水(200ml) 洗した。反応混合物を濾過し、温度を30°C以下に保ちつつ真空下で回転蒸発 により濾液から溶媒を除去した。次に新しい酢酸エチルを加え、回転蒸発により 除いた。得られた固体をP、0.上で真空乾燥しCBZ −0BZ −L −T yr L−Pheアルデヒドを得た。
段階e A) CBZ −0BZ −L −Tyr −L−Pheアルデヒド(400m g)を工業用メタノール添加酒精(20ml)とTHF (l 0m1)に溶か し、60°Cに加熱した。
B)水(5ml)中セミカルバジドHCI (600mg)の熱溶液を水(5m l)中KHCOi (500mg)の熱溶液へ加えた。
C)溶液Bを溶液Aに加え、得られた混合物を60°Cて2時間かきまぜた。温 度を30°C以下に保ちつつ真空下で回転蒸発により溶媒を除き、残留物を水で 処理した。
固体を濾葉し、水および工業用メタノール添加酒精で洗浄し、P、O,上で真空 乾燥してCBZ −0BZ −L −Tyr −Phe Scを得た。
段階f CBZ −0BZ −L −Tyr −L−phe Sc (770mg)を乾 燥THF(70ml)に溶かし、濾過し、次にその濾液ヘメタノール(20ml )を加えた。セミカルバゾン溶液を入れた装置をN2で掃気し、触媒(炭木上1 0%パラジウム)(100mg)を加えた。閉じた系中へN2を数時間通じた。
触媒を濾別し、溶媒を蒸発により除いてL−チロシニルーL−フェニルアラニル セミカルバゾン(L−Tyr −L −Phe Sc)を得た。
例 8 A)O,N−ジメチルヒドロキシルアミンHCI (8,51g)をかきまぜな がら乾燥DMF (75m1)に加え、N−メチルモルホリン(8,8g)を5 分間にわたり温度を30℃以下に保ちつつ加えた。白色沈殿を生じた混合物を0 ℃に冷却した。
B) N−t −Boc −L−Cha (22,5g)を乾燥THF(200 ml)に溶かし、−10℃に冷却した。温度を一10°Cに保ちつつイソブチル クロロホルメート(11,94g)を5分間にわたり加えた。温度を−10℃に 保ちつつN−メチルモルホリン(8,8g)を10分間にわたり添加し、かきま ぜを更に10分間続けC)懸濁液Aを懸濁液BヘーlO℃で15分間にわたり加 え、次に混合物を室温まで温め、4時間かきまぜた。
混合物を0°Cに冷却し、3−ジメチルアミノプロピルアミン(8,6g)を5 分間にわたり加え、かきまぜを更に5分間続けた。水(200ml)と酢酸エチ ル(100ml)を加え、水層を分離し酢酸エチル(2X100ml)で抽出し た。合わせた有機相を(イ)水(100ml)および飽和NaCl水溶液(20 ml)、(ロ)KHCO,水溶液(5%、100m1)、(ハ) HCI水溶液 (0,5N、100m1)、および(ニ)水(3X100ml)で順次洗浄した 。温度を30℃以下に保ちつつ真空下で回転蒸発により溶媒を除去しN −t  −Boa −L −Cha −0,N −ジメチルヒドロキサメート得た。
段階b N −t −Boc L −Cha −0,N−ジメチルヒドロキサメー)(2 6g)およびトリフルオロ酢酸(65ml)を0°Cて5分間かきまぜ、次に混 合物の温度を室温まで上昇させ、かきまぜを3時間続けた。次に温度を30℃以 下に保ちつつ過剰のトリフルオロ酢酸を真空下で回転蒸発により除去した。残留 物へジエチルエーテル姿加えて溶液とし、次にエーテルを真空下で除いた。この エーテル処理を繰り返しL−Cha−0,N−ジメチルヒドロキサメートのトリ フルオロ酢酸塩を黄色油状物として得た。
A) L −Cha −0,N−ジメチルヒドロキサメートのトリフルオロ酢酸 塩(17g)を乾燥THF(50ml)に溶かした。温度を30℃以下に保ちつ つN−メチルモルホリン(3,95g)を5分間にわたり加え、次に混合物を0 °Cに冷却した。
B) CBZ −L−Ala (9,25g)を乾燥THF(100ml)にか きまぜながら溶かし、混合物を一1O℃に冷却した。イソブチルクロロホルメー )(5,35g)を−10℃で5分間にわたり加え、N−メチルモルホリン(3 ,95g)を10分間にわたり加え、反応混合物を一10℃で更に10分間かき まぜた。
C)溶液Aを溶液Bに−lO℃で15分間にわたり加え、混合物の温度を室温ま で上昇させ、かきまぜを3時間続けた。混合物を0℃に冷却し、3−ジメチルア ミノプロピルアミン(3,98g)を5分間にわたり加え、かきまぜを更に5分 間続けた。次に水(150ml)と酢酸エチル(150ml)を加え、水相を分 離し、酢酸エチル(2x 75 ml)で抽出した。合せた有機相を(イ)水( 125ml)、(C7)KHCO,水溶液(5%、125 ml) (ハ)MC I水溶液(0,5NS125m1)および(ニ)水(3X125ml)で順次洗 浄した。温度を30″C以下に保ちつつ溶媒を回転蒸発により除いた。新しい酢 酸エチルを加え、蒸発により除去してCBZ −L −Ala −L −Cha  −0、N−ジメチルヒドロキサメートを得た。
メート(7,22g)を乾燥THF (160m1)に溶かし、N2下で一70 ℃に冷却した。THF中水素化ジイソブチルアルミニウム(IM、86m1)を −70°CてN2下に20分間にわたり加え、かきまぜを更に20分続けた。
N2下0°Cでかきまぜながらロッシェル塩溶液(400ml)中に入れて反応 を失活させ、次に混合物を室温まで温めた。酢酸エチル(150ml)を加え、 混合物を5分間かきまぜた。反応混合物を濾過し、有機層を分離し、水相を酢酸 エチル(2×50ml)で抽出した。合わせた有機相を水(3×200ml)洗 したが、このとき最後の洗浄には飽和NaCl水溶液を添加した。温度を30℃ 以下に保ちつつ回転蒸発により溶媒を除きCBZ −L −Ala −L−Ch aアルデヒドを油状物として得た。
段階e A) CBZ −L −Ala −L−Chaアルデヒド(8g)を工業用メタ ノール添加酒精(50ml)に溶かし、50°Cに加熱した。
B)水(25ml)中セミカルバジドHCI (3,0g)の熱溶液を水(25 ml)中KHCO,(2,67g’)の熱溶液へ加えた。
C)溶液Bを溶液Aに加え、得られた混合物を50°Cで3時間かきまぜた。混 合物を放冷し、4°Cで一晩放置した。温度を30°C以下に保ちつつ工業用メ タノール添加酒精の大部分を回転蒸発により除き、残留物−・酢酸エチル(50 ml)を加えた。有機相を分離し、(イ)水(30ml)、(CI)Kl(CO ,水溶液(5%、30m1)、(ハ)HC1水溶液(0,5N、30m1)およ び(ニ)水(2×50ml)(分離を促進するために必要に応じ飽和NaC1水 溶液を添加)で順次洗浄した。温度を30°C以下に保ちつつ回転蒸発により溶 媒を除去し、固体をイソプロパツールおよびエーテルから再結晶しCBZ −L  −AlaL−Chas(、を得た。
段階f CBZ −L −Ala −L −Chase (900mg)をメタノール( 30ml)に溶かし、触媒(伐木上lO%パラジウム) (l OO’mg)を N、下で加えた。閉じた系にN2を6時間通し、次に触媒を濾別した。温度を3 0°C以下に保ちつつ回転蒸発により溶媒を除去し、固体をエーテルで洗浄し、 P2O,上で真空乾燥してL−アラニル−L−シクロヘキシルアラニンセミカル バゾン(L −Ala −L−ChaSc)を得た。
例 9 A)O,N−ジメチルヒドロキシルアミンHCI (9,17g)を室温でかき まぜながら乾燥DMF (110m1)に加えた。N−メチルモルホリン(9, 51g)を5分間にわたり加え、この間温度を30℃以下に保った。沈殿を生じ た混合物を0°Cに冷却した。
B) N−t −Boc −Leu (23,3g)を乾燥THF(220ml )に溶かし、−10℃に冷却した。温度を一10℃に保ちながらイソブチルクロ ロホルメート(12,90g)を5分間にわたり加えた。温度を一10°Cに保 ちつつN−メチルモルホリン(9,51g)を10分間にわたり加え、かきまぜ を更に10分間続けた。
C)懸濁液Aを懸濁液Bへ一10℃で15分間にわたり加えた。混合物を室温ま で温め、3時間かきまぜた。次に、混合物を0°Cに冷却し、3−ジメチルアミ ノプロピルアミン(9,13g)を5分間にわたり加え、かきまぜを更に5分間 続けた。酢酸エチル(110ml)と水(110ml)を加え、有機層を分離し 、(イ)水(2×100m1)、(口)KHCO,水溶液(5%、100m1) 、(/’) HCI水溶液(0,5N、100m1)および(ニ)水(3X 1 00(Ill)で順次洗浄した。温度を30°C以下に保ちつつ回転蒸発により 溶媒を除き、N−t−Boc−L−Leu −0,N−ジメチルヒドロキサメー トを得た。
段階b N −t −Boc −L−Leu−〇、N−ジメチルヒドロキサメート(23 ,4g)およびトリフルオロ酢酸(165ml、0°Cに冷却)を室温で18時 間−緒にかきまぜた。
次に温度を30°C以下に保ちつつ回転蒸発により過剰のトリフルオロ酢酸を除 去した。残留物へジエチルエーテルを加えて溶液とし、次にエーテルを真空下で 除いた。
4°Cて結晶化が起こるまでこのエーテル処理を繰り返しL−Leu−○、N− ジメチルヒドロキサ゛メートのトリフルオロ酢酸塩を得た。
段階C A) L−Lcu −0,N−ジメチルヒドロキサメートのトリフルオロ酢酸塩 (1,8g)を乾燥THF(10ml)に室温でかきまぜながら溶かした。混合 物を0℃に冷却し、N−メチルモルホリン(0,635g)を5分間にわたり加 えた。
B) CBZ −L−Ala (1,40g)を乾燥THF (20m1)に溶 かし、−10°Cに冷却した。イソブチルクロロホルメート(0,869g)を −10°Cで5分間にわたり加え、N−メチルモルホリン(0,635g)を1 0分間にわたり加え、反応混合物を一1O°Cで更に10分間かきまぜた。
C)溶液Aを溶液Bへ一1O℃で15分間にわたり加え、次に混合物の温度を室 温まで上昇させ、かきまぜを18時間続けた。混合物を0℃に冷却し、3−ジメ チルアミノプロピルアミン(0,64g)を加え、次に反応混合物を水(25m l)および酢酸エチル(25ml)で失活させた。水相を分離し、酢酸エチル( 2×25ml)で抽出した。合わせた有機相を(イ)水(50ml)および飽和 NaCl水溶液(分離促進のため)、(ロ) KHCO,水溶液(5%、30m 1)、(ハ) HCI水溶液(0,5N、30m1)および(ニ)水(3×30 ml)で順次洗浄した。温度を30°C以下に保ちつつ溶媒を回転蒸発により除 き、固体をP2O,上で真空乾燥することによりCBZ −L −Ala−L− Leu −0,N−ジメチルヒドロキサメートを得た。
段階d CBZ −L−Ala −L−Leu −0,N−ジメチルヒドロキサメート( 1,9g)を乾燥THF (40m1)に溶かし、N2下て一70°Cに冷却し た。THF中水素化ジイソブチルアルミニウム(I M、 29.5m1)をN 2下−70℃において10分間にわたり加え、かきまぜを更に10分間続けた。
N2下−60°Cでかきまぜながらメタノール(50ml)およびロッシェル塩 溶液(50ml)中に入れて反応を失活させ、次に混合物を室温まで温めた。水 (50ml)と酢酸エチル(50ml)を加え、混合物を濾過し、水層を分離し 、酢酸エチル(2x50ml)で抽出した。合わせた存機相を水(3x100m l)および分離促進のための飽和NaCl水溶液で洗浄した。温度を30°C以 下に保ちつつ回転蒸発により溶媒を除き、新しい酢酸エチルを加え、次に回転蒸 発により除きCBZ −L −Ala −L−Leuアルデヒドを得た。
段階e A) CBZ−L −Ala −L−Leuアルデヒド(6,7g)を工業用メ タノール添加酒精(50ml)に溶かし、50℃に加温した。
B)水(30ml)中KHCOz (9g )の熱溶液を水(30ml)中セミ カルバジドHCI(10,8g)の熱溶液へ加えた。
C)溶液Bを溶液Aへ加え、混合物を50°Cで3時間かきまぜ、室温に一晩放 置した。固体を濾別し、工業用メタノール添加酒精:水(l:1.20m1)で 洗浄し、P2O,上で真空乾燥してCBZ −L −Ala −L −LeuS cを得た。
段階f CBZ −L −Ala −L−LeuSc (950mg)をメタノール(1 00ml)に溶かし、不溶物を濾別した。更にメタノール(50ml)を追加し 、装置をN2で掃気した。触媒(伐木上lO%パラジウム)(100mg)をN 、下で加え、次に閉じた系へHlを135分間通じた。触媒を濾別し、温度を3 0℃以下に保ちつつ回転蒸発により溶媒を除いた。固体をP2O,上で真空乾燥 してL−アラニル−L−ロイシニルセミ力ルバゾン(L −Ala −L −L euSc )を得た。
例1O E CH−5epharose ” 4 B (湿潤重量3g)を焼結ガラスフ ィルター上でNaCl水溶液(0,5M、240+nl)続いて水(120ml )上で洗浄した。N−エチル−N’ −(3−ジメチルアミノプロピル)カルボ ジイミド塩酸塩(EDC)を水に溶かして0.1M EDC溶液とし、このED C溶液のpHを塩酸または固体酢酸ナトリウムの添加によりpH4,5に安定さ せた。例!記載のようにしてつくったL −Ala −L −PheSc (1 0mg)をメタノール(400μm)に溶かし、EDC水溶液0.+M、2.4 m1)と共に洗浄後のゲルに加えた。混合物を20℃で1時間おだやかにかきま ぜ、必要に応じpHをpH4,5に再調節し、かきまぜを20℃で23時間続け た。次にL−グリシンを最終濃度IMとなるように加え、かきまぜを20℃で更 に3時間続けた。このアフィニティークロマトグラフィーゲルを水性メタノール (50%、60m1)、水(60ml)および適用緩衝液(60ml)で順次洗 浄し、必要時まで4℃で貯蔵した。
例11〜例18 アフィニティークロマトグラフィーマトリックスの調製例2から例9に記載のよ うにつくられたジペプチド誘導体の各々を、例IO記載の方法と同様な仕方でゲ ルマトリックスに結合させることにより、それぞれ例11から例18のアフィニ ティークロマトグラフィーゲルを得た。
例19 アフィニティークロマトグラフィー 「適用」緩衝液〔リン酸ナトリウム(50mM)、EDTA (1mM) 、エ タンジオール(33%) 、p)16゜8〕+ジチオトレイトール(2mM)ま たはシスティン(4mM) (t、 5 ml)中Powell &5chol efield、 UKから得た噴霧乾燥パパヤラテックス(タンパク質0.03 g)を、例1O〜例18のアフィニティークロマトグラフィーマトリックスの各 々の1mlカラムに適用した。5種類の異なる溶離剤の少なくとも一つを下記の ように使用した: 溶離剤A=クエン酸ナトリウム(50mM)およびEDTA(1mM)を含む水 性エタンジオール(33%)中ヒドロキシエチルジスルフィド(100mM)  、pH4,5;溶離前にカラムを一晩平衡化。
溶離剤B=クエン酸ナトリウム(50mM)およびEDTA(1mM)を含む水 性エタンジオール(33%)中2,2′−ジピリジルジスルフィド(30mM)  、pH4,5;溶離前にカラムを一晩平衡化。
溶離剤C=クエン酸ナトリウム(50mM)およびEDTA(fmM)を含む水 性エタンジオール(33%)中メチルピリジルジスルフィド(30mM) 、p H4,5;溶離前にカラムを一晩平衡化。
溶離剤D=水酸化ナトリウム(50mM)およびEDTA(25mM)を含む水 性エタンジオール(33%)中メルサリル酸(10mM)、酢酸でpH4、5に 調節。連続溶離。
溶離剤E=酢酸ナトリウム(50mM)を含む水性エタンジオール(33%)中 HgC1z (10mM) 、pH4,5:連続溶離。
標準Mono S (pharmacia)クロマトグラフィーの後、溶離され た物質のA2.。痕跡量の検査により各溶離剤ての溶離を評価した。結果を下記 の表1に要約する:例20 を、蒸留水(5ml)と1時間かきまぜ、未溶解物質を4°Cで9000Xgに おいて30分遠心することにより除去した。ペレットを捨て、上澄のpHを20 分間にわたり塩酸(IM)でp)11.8に調節した。かきまぜを4°Cで60 分続け、必要に応じpHをpH1,8に再調節した。
(ii) 混合物を4°Cにおいて9000Xgて30分間遠心し、ベレットを 捨てた。
(’1ii) (イ) NaOH(5M)を10分間にわたり滴加することによ り上澄のpHをp)16.8に調節した。紫−青呈色が溶液に現われることが認 められた。
(ロ)得られた紫−青溶液をlO容の「適用」緩衝液(リン酸ナトリウム(50 mM ); EDTA (1mM ); エタンジオール(33%)、pH6, 8)に対し、緩衝液を3回取替えて十分に透析した。透析後の液を4000Xg で10分遠心し、キモパパインを含むデカンテーション上澄のタンパク質含量を 約30mg/mlに調節した。システィンを4mMの最終濃度まで加えることに よりキモパパイン溶液を活性化し、0°Cで15分放置した。
(1v)適用緩衝液であらかじめ平衡化したL−Ala−L−PheSc (例 10記載のように調製)結合 ECH−3epharose l11の8mlカ ラムに活性化したキモパパイン溶液を流速36 ml/ cm” /時で適用し た。カラムを適用緩衝液(2床容)、エタンジオール(33%)中クエン酸ナト リウム水溶液(50mM) 、pH4,5(2床容)、および酢酸ナトリウム水 溶液(50mM) ; EDTA (25mM) ;エタンジオール(33%) 中メルサリル(10mM) 、pH4,5(2床容)で順次洗浄し、次に室温で 2時間インキュベーションした。
(V)メルサリル(10mM)を含む酢酸ナトリウム水溶液(50mM)(3床 容)でキモパパインを溶離し、フラクション(4ml)を集めた。溶離されたフ ラクションの酵素活性を前述したようにBAPNAに対する比活性について検定 した。
活性フラクションを集め、Na” (50mM) ; EDTA(1mM) ;  NaN5(0,01%)の「出発」リン酸塩緩衝液(pH7,2)およびNa ” (800mM) ; EDTA(1mM) ; NaN5 (0,01%) の「制限」リン酸塩緩衝液(1)H7,2)を用いてMono −S HR’  10/ 10 (Pharmacia)カラム上での陽イオン交換クロマトグラ フィーにより更に精製した。溶離は2.7mM/mlの塩勾配、流速2ml/分 で行なった。フラクション(4ml)を集め、タンパク質濃度は280nmにお ける吸光度を測ることにより見積り、酵素活性はBAPNA加水分解により検定 した。
キモパパイン含有フラクションを集め、蒸留脱イオン水あるいはEDTA水溶液 (1mM)に対して充分に透析し、貯蔵のため凍結乾燥した。
例21 papayaのコマーシャル品等噴霧乾燥ラテックス(1g)を水(5ml)中 20°Cて60分間かきまぜた。不溶物質を9000Xgて4°Cにおいて30 分遠心することにより除去した。ペレットを捨て、上澄のpHを塩酸(I M) の20分間にわたる液加によりpH1,8に調節した。混合物を4°Cて15分 かきまぜ、5分後にpHを調べ、必要に応じ調節した。
(2)沈殿を9(loOXgで4°Cにおいて30分遠心することにより除去し た。
(iii) (a)水酸化ナトリウム水溶液(5M)をかきまぜながら液加する ことにより上澄をpH7,0に調節した。沈殿を4°Cにおいて9000Xgで 30分遠心することにより除いた。
(b) EDTA (1mM)を含むNaJPO< /NaHiPO4Na2H PO450mM) 、pH7,2(緩衝液A)で予備平衡化したMono S  HR10/ 10 (Pharmacia)陽イオン交換カラムに得られた上澄 を適用した。試料適用後、カラl、をA2tOかセロに戻るまて緩衝液Aて洗浄 した(2mlZ分)。次に、カラムに(2,7mM Na” /ml)からNa 2HPO4/NaH2PO4(0,80M Na” )までの勾配を適用し、4 mlのフラクションを集めた。このフラクションをB A P N aに対する 活性について検定した。大きいキモパパインビーク(免疫学的に決定)はNa”  O,17〜0.28Mで溶出した。この領域においてBAPNaに対し活性の あるフラクションを集め、エタンジオールを33%(V/V)まで加えた。後か ら溶出する(Na”0.47〜0.59M)パパヤブロティナーゼIII ビー ク中のBAPNAに対して活性をもつものを含めて他のすへてのフラクションは 捨てた。
(iv) L−Ala −L −PheSc (例1O記載のように調製)に結 合したE CH−5epharose11のカラム(15ml床容)を、エタン ジオール(33% V / V )中EDTA(1mM)含有NaHzPOn  / NaJP04水溶液(Na”50 mM) 、pH,6,8(適用緩衝液) で洗浄した( 39 ml/時/cm”)。キモパパイン貯留液(上記)をシス ティン塩基(最終濃度4mM)の添加により活性化し、0℃で15分放置した。
次にこれをカラムに適用し、続いて適用緩衝液60m1を加えた。
(v)次にHgC1z(10mM、45m1)を含む酢酸ナトリウム(50mM )緩衝液、pH4,5を適用した。−貫して5mlずつのフラクションを集めた 。これらフラクションをBAPNAに対する活性について検定した。
前記カラムによって遅れた活性ビークを含むフラクション(HgC1z含存緩衝 液で溶離された)を集め、Mono Sカラムに再び適用した。カラムを緩衝液 Aて洗浄し、次にシスティン塩基(4mM)を含む7床容の緩衝液Aをカラムに 適用した。30分間流れを止めて水銀を酵素から置換する。次に流れを再開し、 カラムを再び緩衝液Aで洗浄した後、前述したようにNaHzP04/NaJP 04(0,80MNa”)までの勾配を適用した。BAPNAに対して活性のあ るフラクションを合わせ、システィン塩基(最終濃度4 mM)を加え、次にこ の合わせたフラクションを0°Cで15分放置した。
Chelex樹脂(Bio −Rad 、 UK ; 0.5 g)をカラムに 詰め、緩衝液Aで洗浄した。キモパパインを含む貯留液をこのChe texカ ラムに通し、次にEDTA水溶液(1mM)中に十分に透析し、凍結乾燥した。
キモパパイン精製の進行を表2に要約する。
例22 キモパパインの調製−家兎でつくり出した特異的【gG抗体 Zucker等(1985)(上記)により記述された方法によって、例21記 載のようにしてつくられた純粋なキモパパインを使用前に温和にカルボキシメチ ル化した。
フロイント完全アジュバント中カルボキシメチル化タンパク質360μgを筋肉 内注射し、続いて2週間後不完全アジュバント中100μgを皮下注射すること によりキモパパインに対する抗血清を家兎につくり出した。この抗血清から上記 のHe1deおよびSchwick (1978)により記述された硫酸アンモ ニウム分別、続いてNaC1(0,14M)を含むリン酸ナトリウム水溶液(1 0mM)(pH7,3)中に透析することにより[gGをある程度精製した。
例23 キモパパインの精製およびキモパパインとp p rvの免疫学的定量 (i 〜1ii) Powell & 5cholefield、UKから得た Caricapapayaのコマーシャル品等噴霧乾燥ラテックス(1g)を例 21 (i −1iia)記載のように調製し、pH1,8の処理に付した。
(iv) L −Ala −L −PheSc (例1O記載のように調製)に 結合させたE CH−5epharoseRのカラム(床容15m1)を例21  (iv)記載のように洗浄した。pH1,8処理から得た最終の上澄を、エタ ンジオール(33%v / v )中にEDTA(1mM)を含むNaHxPO < /NaJPO<(Na” 50mM)水溶液(pH6,8) (適用緩衝液 )中に透析し、4000Xgで10分間遠心し、上澄をジチオトレイトール(2 mM、最終濃度)の添加により20°Cで15分間活性化した。次にこれをアフ ィニティーカラム(39ml/時/cm”)に適用し、続いて適用緩衝液60m 1を適用した。EDTA(1mM)およびメチルピリジルジスルフィド(30m M; l 5m1) (Salih等、 Biochem、 J。
(1987)、247,181−193による記述のように合成〕を含むクエン 酸ナトリウム緩衝液(50mM。
pH4,5)をカラムに適用した。流れを止め、ジスルフィド含有緩衝液を20 °Cて一晩(18時間)カラムに放置した。
(V)メチルピリジルジスルフィドを含む同じ緩衝液45m1を加え、続いて適 用緩衝液30m1を加えて流れを再開した。−貫してフラクション(5ml)を 集めた。
これらフラクションをBAPNAに対する活性について検定した。メチルビリジ ルジスルフィド含有緩衝液中に溶離されカラムにより遅らされた活性ピークを含 むフラクションを集め、エタンジオール(33% V / V )中EDTA水 溶液(1mM)で平衡化しておいた5ephadex”L H−20(Phar macia)のカラム(床容80m1)に適用した(40ml/時/cm”)。
この緩衝液300m1を適用することによりクロマトグラフィーを続けた。各フ ラクション(8ml)を△A ! ? +によりモニターし、BAPNAに対す る活性について検定した。
BAPNAに対する活性ピーク(これは更にA2,1のピークにより追跡した) からなるフラクションを集め、Mono S HR10/10陽イオン交換カラ ムに適用し、例21 (iiib)記載のように操作した。BAPNAに対して 活性なフラクションを合わせた。
噴霧乾燥ラテックスおよびpi(1,8処理、アフィニティークロマトグラフィ ーおよび陽イオン交換クロマトグラフィーから回収された物質を、前記の単純放 射免疫拡散によりP P [Vの存在について分析した。例22記載のように調 製した家兎て産生されるキモパパイン単一特異的抗体によるキモパパインの定量 に対し同じ方法を用いた。
本明細書に記載の方法で精製されかつ単純放射免疫拡散によりPPIVとP P  Illの両方を含まないことが示されたキモパパインを使用して、キモパパイ ンに対する標準曲線をつくった。結果を表3に示す。
表 3 キモパパインの精製およびキモパパインとP P [Vの免疫学的定量 酸処理 157 1.433 92 < 0.1+=検出されず * BAPNA検定法魔2 例24 キモパパインアレルギーの研究 40本のヒト血清試料を3 M Diagnostic Systems。
USAから購入した。これら試料は、キモパパインの市販形であるChymod iactin”に対するtgEについて、商品名Chymofastとして知ら れる市販試験を既に受けていた。
試料のうち20本はChymofast陽性、また20本は陰性と称されていた 。これら40本の試料は「めくら試験」を受け、また下に要約したビオチン−ア ビジン系を利用する修飾された固相酵素結合免疫吸着検定(ELISA)を用い ることによりChymodiactin” 、P P III、PP[Vに対す る、また精製キモパパイン(本明細書中に記載の方法により精製し、単純放射免 疫拡散によりpptvおよびP P I[Iの両方を含まないことが示されたも の)に対する自然に獲得した]gε抗体について更に試験した。
マイクロタイタープレート (右記のように被覆) 試験抗原 ↓ 試験血清 ↓ モノクローン抗ヒト[gE ↓ ビオチニル化家兎抗マウス1g ↓ アビジン−ペルオキシダーゼ複合体 ↓ 基 質 (ABTS) ↓ 停止し、A4111測定 Chymodiact in”はその満期日付内に使用し、PPIVは本明細書 中に記載のように精製し、P P [11はButtleおよびBarrett  (1984) (前記)に従い精製した。すべての抗原は、使用に先立ちBu ttleおよびBarrett (1984)(前記)記載のようにヨード酢酸 (10mM)を用いる温和なカルボキシメチル化によって不活性化した。
マイクロタイタープレートの各ウェルを炭酸ナトリウム緩衝液(0,05M、  pH9,6)中試験抗原(10℃g/ml) 100μlとインキュベーション することによりウェルを試験抗原で被覆した。次に供与馬血清(4%)を用いて 後の工程中の非特異的結合を減らした。PBS(0,1%Tween、2%馬血 清、10mMのEDTA、50、czg/n+lのヘパリン;pH7,2,10 0μl /ウェル)中試験血清(i/20希釈)と37℃で4時間インキュベー ションし、続いてモノクローン抗−ヒトIgE (Kemeny& Richa rdsによりJ、 Immunol、 Methods(1988) 。
108.105に記述されたようにして調製、lμg/m1)(100μl/ウ エル)と37℃で3時間インキュベーションし、次にビオチニル化した家兎抗− マウス免疫グロブリン(Dakopatts、デンマークから入手可、lμg  /ml、l OOμl/ウェル)と室温で一晩インキユベーションした。これら ウェルをアビジン−ペルオキシダーゼ(10μl/ml、100μl/ウエル) と37℃で30分インキュベーションし、緩衝液(100mMのクエン酸、20 0mM NaJPO4,I)H4,2,1tll /mlのH20□て活性化) 中基質C2,2’ −アジノビス(3−エチルベンゾチアゾリンスルホン酸)、 ABTS、0.5 mg/ nrl )を加え、ウェルを室温で30分インキュ ベーションした。100μl/ウエルの100mMクエン酸、0.01%NaN 5の添加により反応を停止し、各ウェルについてMicro E L I SA 読取り器(Dynatech)を用いて410nmにおける吸光度を測定した。
IgE標準を0.075から4.8 ng/ml(2,4ng [gE= 1国 際車位の[gE)の範囲にわたり検定した。Enzfitterプログラム(L eather−barrow、 J、 R,、1985,Enzfitter  for I BM PC。
Elsevier−Biosoft、68ヒルズロード、ケンブリッジCB2  1LA、UK)を用いて四つの抗原調製物、ChymodiactinR,P  P III 、 P P [V および例23記載のようにして調製したキモパ パインの各々に対して指向した[gHの濃度を計算した。
試験した40本の血清試料中26本はChymodiactin”に対する[g E抗体を含み、Chymodiactin”に対して最も反応性の高い12本か らPPl[I 、PP[V およびキモパパインについて得られた値を下の表4 に示す。平均値および標準誤差値は9回の測定から導いた。
抗−Chymodiactin抗体を含むこれら12本の血清試料のうち、僅か 2本が主要[gE応答を示し、P P l[[およびPPIVに対する抗体が検 出された関連[gHのおよそ75%を占めることか分かる。
例25 キモパパインとpptvの混合物のニワトリシスタチンによる阻害 キモパパインを例23記載のようにして精製し、基質としてBAPNAを使用し てE−64で活性部位滴定を行なうことにより標準化した( Zucher等、 1985、Biochem、Biophys、Acta 828. 196−2 04)。
前記のようにして精製したP P IVも、基質としてのアゾカゼインの使用に この方法を適合させることによりE−64で滴定した。
ニワトリシスタチン2型は、A118StaSj等、1983゜Biochem 、 J、211. 129〜138記載のようにして精製し、前身てE−64で 滴定したパパインて滴定することにより標準化した。
アゾカゼイン加水分解の検定はRowan等、1988(前記)の方法により行 なったが、ただし基質の添加に先立ち酵素および阻害剤の40℃、15分の前イ ンキュベーションを取り入れた。
9本ずつの管2組を取り、4 mM E D T Aおよび16mMシスティン 塩基を含む0.40Mリン酸ナトリウム緩衝液(1)86.8) 125μlを 容管に入れた。キモパパインおよびP P [Vを、最終ブロティナーゼ濃度1 00nlJまて種々な割合で加えた。1組の管へはニワトリシスタチンを最終濃 度lμMまで加え、他の組へは同体積の水を加えた。次に管を再びインキュベー ションし、アゾカゼインの加水分解活性について検定した。
酵素混合物によるアゾカゼインの加水分解に及ぼすニワトリシスタチンの効果を 、シスタチン欠如下での同じ酵素混合物により生じた活性の阻害パーセントとし て表わし、表5に示す。
ニワトリシスタチンによる阻害の度合はP P [V濃度と逆比例的に関連する ことが分かる。
例26 pH2,2〜1.2における酸沈膜性によるキモパパインの精製 i) Powell & 5cholefield、UKから得たCarica  papayaのコマーシャル品等噴霧乾燥ラテックスを蒸留水で20%(W/ V)とし、1時間かきまぜた。未溶解物質を9000Xgて4℃において30分 遠心することにより除いた。ペレットを捨て、4°Cでかきまぜながら塩酸(I  M)を40μl/分/ml の速度で液加することにより上澄のpHを下げた 。I)84. (11およびpH1,09の標準緩衝液で目盛定めしたRadi ometer組合せ電極(タイプGK2401C)を使用して混合物のpHを絶 えずモニターした。pH2,2において、またこれより下にpH1,2まで0、 2 pH単位の間隔で、酸の添加を止め、4℃でかきまぜを続けなからpHを一 定に保った。次に、一部分(出発溶液のlomlと等価)を取り出し、貯蔵した 。次のpH間隔に達するまで残りの溶液への酸添加を続けた。
ii)すべての試料を9000Xgで4°Cにおいて30分遠心し、ペレットを 捨てた。
iiD 各上澄のpHをNaOH(I M )の液加(400μm7分)により pH6,8に調節した。各試料を再び9000Xgで30分間遠心して更に沈殿 を除いた。
先の実験において、pH1,8での酸沈殿を25°Cで行なった。
最後の上澄を各々BAPNAに対する活性について、また前記の単純放射免疫拡 散により本発明に係るキモパパインおよびpptvの存在について検定した。結 果を表6に示す。これら結果はpH1,8およびその下で4°Cでの酸沈殿によ り全タンパク質の<0.1%の濃度まで、またp)11.8で25°Cでの沈殿 により<0.5%まてP P [Vの除去か達成されたことを示している。
例27 ヒツジに産生された単一特異的1gG抗体の調製例21記載のようにして調製さ れた純粋なキモパパインを、Zucker等(1985)(前記)により記述さ れた方法により、使用前に温和にカルボキシメチル化し、NaC1(0,14M )を含むリン酸ナトリウム水溶液(10mM) 、pH7,3中に透析した。フ ロイント完全アジュバント中このカルボキシメチル化タンパク質100μgを筋 肉内注射し、続いて1ケ月後、同じ方法で50℃gを投与することにより、ヒツ ジにキモパパインに対する抗血清をつくらせた。He1deおよびSchwic k (1978)(前出)により記述された硫酸アンモニウム分別法およびそれ に続< NaC1(0,14M)含有リン酸ナトリウム水溶液(10mM) ( pH7,3)中への透析によって該抗血清から[gGをある程度精製した。
パパイン、パパヤプロティナーゼmおよびパパヤブロティナーゼtVに対する抗 体のIgG調製物を同様にしてつくった。
個々のカルボキシメチル化抗原を、製造業者の説明書に従って、NaC1(0, 14M)を含むリン酸ナトリウム水溶液(10mM) (pH7,3)で平衡化 させた商品名Zetaffinity(Anachem)として供給されるカラ ムに別々に結合させた。潜在的に汚染する、あるいは交差反応する抗体を、これ らカラム中への通過により[gG調製物から吸収し去るので、その結果最終[g G調製物はそれらのそれぞれの抗原とは沈殿反応を与えるが、異なる抗原とは沈 殿を生ずる交差反応を起こさない。抗原と結合したカラムはジエチルアミン水溶 液(0,05M)(pH1t、5)によって再使用のため再生され、すぐにリン 酸塩緩衝液で再平衡化させた。
この方法でキモパパイン、PPIII 、PPIVおよびパパインに対する[g G抗体の単一特異的調製物がつくられ、そしてこのものは前記の単純放射免疫拡 散により各抗原の定量的検定に使用することができた。
例28 ヤル品等噴霧乾燥ラテックス(20g)を脱イオン蒸留水(4°Cに予冷、25 0 ml)中0°Cて60分かきまぜた。
pH4,01および1.09の標準緩衝液(Radiometer、25’C) で校正したRadiometer組合せ電極(タイプGK2401C)を用いて 絶えずpHをモニターしながら、HCIC/N)をlOμl/分/mlの速さで 加えることにより、混合物のI)HをpH1,5に調節した。pH1,5に達し たとき、10分の時間をおいてpHを安定化させ、この時間中必要に応じpHを 更に調節した。
ii)混合物を12000Xgで4°Cにおいて30分遠心し、ペレットを捨て た。
1ii)(a) flH7,01の標準緩衝液(Radiometer、25℃ )で校正したRadiometer電極を使用してpHを絶えずモニタ−ヒツジ 、NaOH(I M)を10μl/分/mlの速さで加えることにより上澄液の pHをpH7,0に調節した。pH7,0に達したとき、10分の時間をおいて pHを安定化させ、この時間中必要に応じpHを更に調節した。混合物を12( b)30容の脱イオン蒸留水(12時間間隔で2回取り替えた)に対し4°Cに おいてこの上澄を十分に透析した。
透析した溶液をS −5epharose高性能35/100カラム(plIB rmacia)上ての陽イオン交換クロマトグラフィーにより更に精製した。各 実験に対し最高3gのタンパク質(A2.。により定量)を使用した。カラムを EDTA水溶液(1mM)で4°Cにおいて前平衡化させた。
試料適用後、カラムをA2.。がゼロに戻るまで、EDTA水溶液(1mM)を 用いてtomx/分て洗浄した。
カラムにK”0.5Mまでの勾配(K” 0.175mM/mりを適用し、−貫 して25m1ずつフラクションを集めた。ピークフラクションをBAPNAに対 する活性について検定した。
B A、 P N Aに対し最高の比活性を存するキモパパインを含むフラクシ ョン(K”0.17から0.22Mの間で溶出)を集めた。集められたキモパパ インを30容の脱イオン蒸留水(12時間間隔て5回取り替えた)に対し4°C で十分に透析した。この透析物を凍結乾燥し、−20℃で貯蔵した。
全体の精製手順を幾つかの場合について繰り返した。
本発明に係るキモパパイン、パパイン、P P IIIおよびPP[Vを前記の ように単純放射免疫拡散を用いて検定し、例27記載のようにヒツジで抗体をつ くった。BAPNAに対する活性およびヨード酢酸を用いた活性部位滴定を前記 BAPNA方法魚1方法−て評価した。精製の進行を表7に示す平均値により要 約する。
例29 キモパパインの精製−pH1,5における酸沈殿およびアフィニティークロマト グラフィー i = 1ii) 5iebels、 U S Aから得たCarica pa payaのコマーシャル品等噴霧乾燥ラテックス(50g)を例28(i =i iia)記載のように調製し、pH1,5処理に付した。
上澄を30容の脱イオン蒸留水(12時間間隔で2回取り替えた)に対し4°C で十分に透析した。
iv) L −Ala −L−PheSc(例1O記載のように調製)に結合さ せたE CH−5epharose”のカラムC床容350m1)を、酢酸ナト リウム(50mM)を含むエタンジオール水溶液(33% v/v) (pH4 ,5)で−晩平衡化させ、次にエタンジオール(33% V/V)中にEDTA (1mM)を含むNaHtPO4/ NaJPO4水溶液(Na” 50mM)  (p)16.8.適用緩衝液)で平衡化させた。
透析した上澄(上記)を細孔寸法0.2μmのフィルターを用いて濾過し、33 %(V/V)までエタンジオールを加えた。溶液のpHを調べ、必要に応じpH 7,0に調節した。新しく調製したし一システィン水溶液(200mM)を4m M濃度まで加え、溶液をよく混合し、4℃で15分間放置した。これを次に4° Cにおいて40m1/時/cm”までの流速でアフィニティーカラムに適用した 。
カラムをlO床容の適用緩衝液て洗浄した。
■)酢酸ナトリウム(50mM)を含むエタンジオール(33% v/v)中H gC1z水溶液(10mM) (pH4,5)3床容でキモパパインを溶離し、 25m1のフラクションを集めた。BAPNAに対する活性を有するフラクショ ンをためておき、S −5epharose高性能35/100カラム(Pha rmacia)上での陽イオン交換クロマトグラフィーにより更に精製した。
カラムを4℃においてEDTA水溶液(I mM)で前平衡化させた。試料充填 後、カラムをAxesがゼロに戻るまで10m1/分でEDTA水溶液(1mM )により洗浄した。EDTA(1mM)とL−システィン(500mM)を含む 3床容のに2HPO,/KH2PO4水溶液(K” 50mM) (pH7,2 )をカラムに適用し、30分流れを止めた。更に3床容の新しく調製したシステ ィン緩衝液をカラムに適用し、30分流れを止めた。カラムを更に6床容のシス ティン緩衝液で洗浄し、次にEDTA(1mM)を含むに2HPO4/KH,P O,水溶液(K” 50mM) (pH7,2)で再平衡化させた。
K”0.5Mまでの勾配(0,I 75mM K” /ml)をカラムに適用し 、−貫して25m1ずつのフラクションを集めた。ピークフラクションをBAP NAに対する活性について検定した。K”0.2から0.25Mで溶離された最 初のピークがキモパパインであった。K+約0.45Mで溶離された第二のピー クはパパヤブロティナーゼI[[であった。
BAPNAに対し最高の比活性を有するキモパパインを含むフラクションを集め た。集められたキモパパインを30容の脱イオン蒸留水(12時間間隔で水を5 回取り替えた)に対して4°Cで十分に透析した。
陽イオン交換カラムから溶離されたキモパパインはシスティン緩衝液によって活 性化しであるので、酸化により不活性化され易かった。活性酵素の酸化による不 活性化を実質的に防止または軽減するため、凸子オン酸ナトリウムの懸濁液(2 00mM)を含む管にフラクションを集め各フラクション中のNa541sの最 終濃度を5mMとする。
別法として、集めたキモパパインを窒素下で水に対して透析した。この水は窒素 下で封じた容器中で窒素を0.1ii分の速度で30分通じることにより酸素を 追い出したものである。
最後に透析物を凍結乾燥し、−20°Cで貯蔵した。
この全体的精製手順を幾つかの場合について繰り返し、精製の進行(例28記載 のようにして検定)を表8に示した平均値により要約する。
例30 マーシャル品等噴霧乾燥ラテックスを調製し、例28記載のようにpH1,5処 理、透析、およびS −5epharoseR上での陽イオン交換クロマトグラ フィーにかけた。
1v)BAPNAに対し最高の比活性を有するキモパパインを含むフラクション を集め、33%(v/v)となるまでエタンジオールを加えた。新しく調製した し一システィン水溶液(200mM)を4mMの濃度になるまで加え、この溶液 を例29(iv)に記載のようにL−Ala−L−PheScに結合させたE  CH−5epharose”のカラムに適用した。
V)酢酸ナトリウム(50mM)を含むエタンジオール(33% v / v  )中HgCl 2水溶液(10mM) (pH4,5)3床容を用いてキモパパ インを溶出し、25m1ずつフラクションを集めた。BAPNAに対し活性を有 するフラクションを集め、30容の脱イオン蒸留水(12時間間隔て5回取り替 えた)に対し4°Cで十分に透析した。透析物を凍結乾燥し、−20℃で貯蔵し た。
精製の進行(例28記載のように検定)を表9に要約する。
例31 本発明に係るキモパパインの二つの調製品をBAPNA検定法1および2を用い て1同じ日に検定した。タンパク質を全乾燥重量により算定した。キモパパイン 調製品Aは例28記載の精製手順によって得たものであり、キモパパイン調製品 Bは例29記載の精製手順に由来する(最終フラクションは四チオン酸ナトリウ ム中に集めた)。三重に実施した検定の結果を表10に示した。
例32 例29記載のように精製し、該例記載のように窒素下で透析したキモパパインを 凍結乾燥し、−20℃で貯蔵した。この凍結乾燥キモパパインは37℃、pH6 ,0においてBAPNA (1mM )に対し1345単位/mgの比活性を存 した。
精製キモパパインを含有してなる組成物のびん100個をつくるため、下記のよ うに43.75gの溶液(小分けする前)をつくる。この大量溶液を処理中ずっ と4から12℃に保つ。
L−(+)システィン塩酸塩−水和物(186mg)を注射用の水約30gに加 え、最終体積中に22mMの濃度が得られるようにした。溶液のI)HをNaO H(IM)かMCI (0,1M)でpH5,0から5.5に調節した。このシ スティン溶液を精製キモパパイン(358mg)に加えて最終体積中に1100 0単位/mlの濃度を得るようにした。
かきまぜた溶液のpHをNaOH(IM)かHCI (0,1M )でpH5, 9から6.1に調節し、注射用の水で43.75gにつくった。この溶液を直列 においた2個の細孔寸法0.2ミクロンのフィルターに通過させて滅菌した。こ の溶液0.4g量を10100X5ガラスびんに詰めた。びんに施栓し、減圧下 で凍結乾燥品することにより水を除去し、凍結乾燥を含むびんを真空下でシール した。
各びんは白色無定形粉末を含み、このものは3.27 mgのキモパパインと1 .52 mgのシスティンナトリウム塩酸塩を含有する(それぞれ10%の過多 量を許して名目上4000単位および8μモル)。この組成物は使用直前に注射 用の水2mlを添加することにより一般に再構成され、公称4000単位のキモ パパインと4mMのし一システィンを含有する注射液が得られる。
手続補正書(蜆) 1−事件の表示 治療剤 ザ ブーツ カンパニー ビーエルシー4、代理人 6、補正により増加する請求項の数 7、補正の対象 明細書及び請求の範囲翻訳文 国際調査報告 1+Nern幽AmasThts+−116PCT/EP9010064フms +ta+d+m AeNta!l@RH@、p(τ/、EP 9010064) 国際調査報告

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.37℃およびpH6.0において、BAPNA(1mM)に対して800〜 1700単位/mgの比活性を有し、かつまた「PPIVおよびそれに対する抗 体の調製」と題する本明細書の記載に従い得られうるパパイアプロテアーゼIV (PPIV)、パパインおよびパパイアプロテアーゼIII(PPIII)をそ れぞれ、0.2%より少ない量で含有するキモパパイン。 2.37℃およびpH6.0において、BAPNA(1mM)に対して1000 〜1700単位/mgの比活性を有する、請求項1に記載のキモパパイン。 3.40℃およびpH6.8において、BAPNA(2.5mM)に対して30 00〜4500単位/mgの比活性を有し、かつまた「PPIVおよびそれに対 する抗体の調製」と題する本明細書の記載に従い得られるパパイアプロテイナー ゼlV(PPIV)、パパインおよびパパイアプロティナーゼIII(PPII l)をそれぞれ0.2%より少ない量で含有するキモパパイン。 4.40℃およびpH6.8において、BAPNA(2.5mM)に対して35 00〜4500単位/mgの比活性を有する請求項3に記載のキモパパイン。 5.1μMまでの濃度のニワトリシスタチンによって少なくとも95%阻害され るアゾカゼインに対する活性を有する、前記請求項のいづれか一つに記載のキモ パパイン。 6.少なくとも70%の活性酸素を含有する、前記請求項のいづれか一つに記載 のキモパパイン。 7.前記請求項のいづれか一つに記載のキモパパインを含有する組成物。 8.担体をさらに含有する、請求項7に記載の組成物。 9.脱気したパイアルまたはアンプル中に、無水条件の下に密封されている、請 求項7または8に記載の組成物。 10.還元剤をさらに含有する、請求項9に記載の組成物。 11.可逆性システインプロティナーゼインヒビターをさらに含有する、請求項 7〜10のいづれか一つに記載の組成物。 12.請求項1〜6のいづれか一つに記載のキモパパインを含有する医薬組成物 。 13.医薬的に許容される稀釈剤、賦形剤または担体をさらに含有する、請求項 12に記載の医薬組成物。 14.脱気したパイアルまたはアンプル中に、無水条件の下に密封されている、 請求項12または13に記載の医薬組成物。 15.医薬的に許容される還元剤をさらに含有する、請求項14に記載の医薬組 成物。 16.非経口投与用の単位投与形感である、請求項12〜15のいづれか一つに 記載の医薬組成物。 17.ケモヌクレオリシスに使用するための、請求項1〜6のいづれか一つに記 載のキモパパイン。 18.ケモヌクレオリシスに使用するための医薬の製造用の請求項1〜6のいづ れか一つに記載のキモパパイン。 19.損傷した、ヘルニア様の、またはその他の異常な哺乳動物の脊椎内脊椎盤 をケモヌクレオリシスにより処置する方法であって、請求項1〜6のいづれか一 つに記載のキモパパインの医薬的に許容される溶液を、上記脊椎盤の部分を選択 的に溶解するのに充分な量で上記脊椎盤中に注入することからなる方法。 20.哺乳動物対象の異常な脊椎盤を処置する方法であって、 i)上記脊椎盤中に針を挿入し、 ii)この針の位置をX線によって確認し、次いで、 iii)請求項1〜6のいづれか一つに記載のキモパパインの医薬的に許容され る溶液を、上記脊椎盤の部分を選択的に溶解するのに充分な量で、上記脊椎盤中 に注入する、 ことからなる方法。 21.キモパパインの精製方法であって、a)可逆性キモパパイン阻害性ペプチ ドがキモパパイン分子の活性部位に結合するように、このペプチドのN−末端に 、場合によりスペーサーアームを介して共有結合されている支持マトリックスか らなる活性部位特定アフィニティクロマトグラフィマトリックスとともに、粗製 キモパパインの水溶液をインキュベートし、次いで b)キモパパインを適当な溶出剤により溶出する、ことからなる方法。 22.キモパパインの精製方法であって、1.粗製キモパパインを含有する水性 混合物を1.2〜1.8のpHで沈殿させ、 2.この混合物から粗製キモパパインの水溶液を分離し、次いで、 3.この粗製キモパパインの溶液を中和し、次いで場合により脱塩する、 ことからなる方法。 23.キモパパインの精製方法であって、i)粗製キモパパインを含有する水性 混合物を2.0より小さいpHにおいて沈殿させ、 ii)この混合物から和製キモパパインの水溶液を分離し、 iii)この粗製キモパパインの溶液を中和し、次いで場合により、脱塩し、 iv)可逆性キモパパイン阻害性ペプチドがキモパパイン分子の活性部位に結合 するように、このペプチドのN−末端に、場合によりスペーサーアームを介して 共有結合されている支持マトリックスからなる活性部位特定アフィニティクロマ トグラフィマトリックスとともに、上記工程(iii)から得られた溶液をイン キュベートし、次いで V)キモパパインを適当な溶出剤で溶出する、ことからなる方法。 24.酸沈殿を1.2〜1.8のpHで行なう、請求項23に記載の方法。 25.少なくとも1回のカチオン交換クロマトグラフィエ程を組合わせる、請求 項21〜24のいづれか一つに記載の方法。 26.L−Ala−L−PheSc、L−Ala−D−PheSc、L−Phe −D−PheSc、L−Phe−L−PheMo、L−Phe−L−PheOx 、L−Tyr−L−PheSc、L−Ala−L−ChaScおよびL−Ala −L−LeuScから選ばれる可逆性キモパパイン阻害性ペプチド。 27.L−Ala−L−PheSc、L−Ala−D−PheSc、L−Phe −D−PheSc、L−Phe−L−PheMo、L−Phe−L−PheOx 、L−Tyr−L−PheSc、L−Ala−L−ChaScおよびL−Ala −L−LeuScから選ばれるジペプチド。 28.C末端フェニルアラニン誘導体またはフェニルアラニン類縁体誘導体を含 有する可逆性キモパパイン阻害性ペプチド(ただしこの阻害性ペプチドはL−フ ェニルアラニル−L−フェニルアラニンセミカルバゾンではないこともある)の N−末端に、場合によりスペーサーアームを介して、共有結合されている支持マ トリックスからなる、キモパパイン活性部位特定アフィニティクロマトグラフィ マトリックス。 29.上記阻害性ペプチドがL−Ala−L−PheSc、L−Ala−D−P heSc、L−Phe−D−PheSc、L−Phe−L−PheMo、L−P he−L−PheOx、L−Tyr−L−PheSc、L−Ala−L−Cha ScおよびL−Ala−L−LeuScから選ばれる、請求項28に記載のキモ パパイン活性部位特定アフィニティクロマトグラフィマトリックス。
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