JP2965682B2 - 新規ペプチド、その製造法及び用途 - Google Patents
新規ペプチド、その製造法及び用途Info
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- JP2965682B2 JP2965682B2 JP2334314A JP33431490A JP2965682B2 JP 2965682 B2 JP2965682 B2 JP 2965682B2 JP 2334314 A JP2334314 A JP 2334314A JP 33431490 A JP33431490 A JP 33431490A JP 2965682 B2 JP2965682 B2 JP 2965682B2
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- peptide
- phe
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- ser
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、下記構造を有する新規なペプチドを提供す
るものであり、アンギオテンシン変換酵素阻害剤等とし
て有用なペプチドに関する。
るものであり、アンギオテンシン変換酵素阻害剤等とし
て有用なペプチドに関する。
Phe−Phe−Gly−Arg−Cys−Val−Ser−Pro [従来の技術] アンギオテンシン変換酵素は、主として肺や血管内皮
細胞、腎近位尿細管に存在し、アンギオテンシンI(As
p−Arg−Val−Tyr−Ile−His−Pro−Phe−His−Leu)に
作用して、アンギオテンシンIのC末端よりジペプチド
(His9−Leu10)を開裂遊離させ、強力な昇圧作用を有
するアンギオテンシンIIを生成させる酵素である。ま
た、この酵素は生体内降圧物質であるブラジキニンを破
壊し不活化する作用も併有し、昇圧系に強力に関与して
いる。
細胞、腎近位尿細管に存在し、アンギオテンシンI(As
p−Arg−Val−Tyr−Ile−His−Pro−Phe−His−Leu)に
作用して、アンギオテンシンIのC末端よりジペプチド
(His9−Leu10)を開裂遊離させ、強力な昇圧作用を有
するアンギオテンシンIIを生成させる酵素である。ま
た、この酵素は生体内降圧物質であるブラジキニンを破
壊し不活化する作用も併有し、昇圧系に強力に関与して
いる。
従来より、アンギオテンシン変換酵素の活性を阻害す
れば、降圧に働き、臨床的には高血圧症の予防、治療に
有効であると考えられている。
れば、降圧に働き、臨床的には高血圧症の予防、治療に
有効であると考えられている。
最近ではプロリン誘導体であるカプトプリルが合成さ
れ、降圧活性が確認されて以来、種々のアンギオテンシ
ン変換酵素阻害物質の合成研究が盛んであり、又天然物
からの取得も試みられているところである。
れ、降圧活性が確認されて以来、種々のアンギオテンシ
ン変換酵素阻害物質の合成研究が盛んであり、又天然物
からの取得も試みられているところである。
天然物由来のアンギオテンシン変換酵素阻害剤は食品
あるいは食品原料から得られるので低毒性で安全性の高
い降圧剤となることが期待されるからである。
あるいは食品原料から得られるので低毒性で安全性の高
い降圧剤となることが期待されるからである。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、天然物中に見出されるアンギオテンシ
ン変換酵素阻害物質は極めてまれで、僅かにブラジル産
や日本産蛇毒より得られたテプロタイド(ノナペプチ
ド,SQ20881)等や、ストレプトミセス属に属する放線菌
の代謝産物IC83(特開昭58−177920号公報)が知られて
いるに過ぎない。また、天然物を酵素処理して得られた
アンギオテンシン変換酵素阻害物質としては、牛乳カゼ
インをトリプシンにより分解して得たペプチド類等が知
られているが(特開昭58−109425号、同59−44323号、
同59−44324号、同61−36226号、同61−36227号)新規
な阻害物質の開発が望まれているところである。
ン変換酵素阻害物質は極めてまれで、僅かにブラジル産
や日本産蛇毒より得られたテプロタイド(ノナペプチ
ド,SQ20881)等や、ストレプトミセス属に属する放線菌
の代謝産物IC83(特開昭58−177920号公報)が知られて
いるに過ぎない。また、天然物を酵素処理して得られた
アンギオテンシン変換酵素阻害物質としては、牛乳カゼ
インをトリプシンにより分解して得たペプチド類等が知
られているが(特開昭58−109425号、同59−44323号、
同59−44324号、同61−36226号、同61−36227号)新規
な阻害物質の開発が望まれているところである。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、かかる課題を解決すべく天然物質で副
作用の少ないアンギオテンシン変換酵素阻害物質を鋭意
探索した結果、アルブミンを特定の酵素で加水分解した
組成物中にアンギオテンシン変換酵素阻害活性を有する
物質の存在をつきとめ、該物質がPhe−Phe−Gly−Arg−
Cys−Val−Ser−Proなるペプチドであることを知見し、
本発明を完成した。
作用の少ないアンギオテンシン変換酵素阻害物質を鋭意
探索した結果、アルブミンを特定の酵素で加水分解した
組成物中にアンギオテンシン変換酵素阻害活性を有する
物質の存在をつきとめ、該物質がPhe−Phe−Gly−Arg−
Cys−Val−Ser−Proなるペプチドであることを知見し、
本発明を完成した。
本発明のPhe−Phe−Gly−Arg−Cys−Val−Ser−Proな
るペプチドは文献未載の新規なペプチドであり、アルブ
ミンをペプシンによって加水分解することによって製造
され、実用にあたっては組成物をそのまま用いても良
く、あるいは必要に応じて精製して使用される。更には
ペプチド合成の常套手段を適用して合成することによっ
て製造することもできる。
るペプチドは文献未載の新規なペプチドであり、アルブ
ミンをペプシンによって加水分解することによって製造
され、実用にあたっては組成物をそのまま用いても良
く、あるいは必要に応じて精製して使用される。更には
ペプチド合成の常套手段を適用して合成することによっ
て製造することもできる。
上記でいうPheはフェニルアラニン、Glyはグリシン、
Argはアルギニン、Cysはシステイン、Valはバリン、Ser
はセリン、Proはプロリンを意味し、かかるアミノ酸は
いずれもL−体である。
Argはアルギニン、Cysはシステイン、Valはバリン、Ser
はセリン、Proはプロリンを意味し、かかるアミノ酸は
いずれもL−体である。
本発明のペプチドはアルブミンをペプシンで加水分解
することによっても、ペプチド合成法でも取得できる。
アルブミンをペプシンで加水分解するには、アルブミン
の性状により処方は異なるが、難溶性の場合には熱水に
アルブミンを混合し強力な撹拌でホモジナイズし、所定
量のペプシンを加え温度10〜60℃、好ましくは20〜40
℃、PH0.1〜4.0で10分〜3日間静置又は撹拌反応を行
う。アルブミンとしては動物や植物の体液及び組織中に
広く分布している可溶性蛋白質例えば、卵白アルブミ
ン、血清アルブミン、乳アルブミン、筋アルブミン等が
任意に用いられるが、特に卵白アルブミンが有用であ
る。加水分解液中には本発明のペプチド以外に、他のペ
プチドが存在してるが、これらは混合物のままで各種の
用途に用いられても良く、又、本発明のペプチドのみを
単離して用いても差し支えない。
することによっても、ペプチド合成法でも取得できる。
アルブミンをペプシンで加水分解するには、アルブミン
の性状により処方は異なるが、難溶性の場合には熱水に
アルブミンを混合し強力な撹拌でホモジナイズし、所定
量のペプシンを加え温度10〜60℃、好ましくは20〜40
℃、PH0.1〜4.0で10分〜3日間静置又は撹拌反応を行
う。アルブミンとしては動物や植物の体液及び組織中に
広く分布している可溶性蛋白質例えば、卵白アルブミ
ン、血清アルブミン、乳アルブミン、筋アルブミン等が
任意に用いられるが、特に卵白アルブミンが有用であ
る。加水分解液中には本発明のペプチド以外に、他のペ
プチドが存在してるが、これらは混合物のままで各種の
用途に用いられても良く、又、本発明のペプチドのみを
単離して用いても差し支えない。
単離する場合は加水分解液を遠心分離等の公知の操作
で濾過する。その後抽出、濃縮、乾固などを適用した
後、あるいはせずしてそのまま、種々の吸着剤に対する
吸着親和性の差、種々の溶剤に対する溶解性あるいは溶
解度の差、2種の混ざり合わない液相間における分配の
差、分子の大きさに基づく溶出速度の差、溶液からの析
出性あるいは析出速度の差などを利用する手段を適用し
て目的物を単離するのが好ましい。これらの方法は必要
に応じて単独に用いられ、あるいは任意の順序に組合
せ、また反覆して適用される。
で濾過する。その後抽出、濃縮、乾固などを適用した
後、あるいはせずしてそのまま、種々の吸着剤に対する
吸着親和性の差、種々の溶剤に対する溶解性あるいは溶
解度の差、2種の混ざり合わない液相間における分配の
差、分子の大きさに基づく溶出速度の差、溶液からの析
出性あるいは析出速度の差などを利用する手段を適用し
て目的物を単離するのが好ましい。これらの方法は必要
に応じて単独に用いられ、あるいは任意の順序に組合
せ、また反覆して適用される。
本発明のペプチドはペプチド合成に通常用いられる方
法、即ち液相法または固相法でペプチド結合の任意の位
置で二分される2種のフラグメントの一方に相当する反
応性カルボキシル基を有する原料と、他方のフラグメン
トに相当する反応性アミノ基を有する原料とをカルボジ
イミド法、活性エステル法等を用いて縮合させ、生成す
る縮合物が保護基を有する場合、その保護基を除去させ
ることによっても製造し得る。
法、即ち液相法または固相法でペプチド結合の任意の位
置で二分される2種のフラグメントの一方に相当する反
応性カルボキシル基を有する原料と、他方のフラグメン
トに相当する反応性アミノ基を有する原料とをカルボジ
イミド法、活性エステル法等を用いて縮合させ、生成す
る縮合物が保護基を有する場合、その保護基を除去させ
ることによっても製造し得る。
この反応工程において反応に関与すべきでない官能基
は、保護基により保護される。アミノ基の保護基として
は、例えばベンジルオキシカルボニル、t−ブチルオキ
シカルボニル、p−ビフェニルイソプロピルオキシカル
ボニル、9−フルオレニルメチルオキシカルボニル等が
挙げられる。カルボキシル基の保護基としては例えばア
ルキルエステル、ベンジルエステル等を形成し得る基が
挙げられるが、固相法の場合は、C末端のカルボキシル
基はクロルメチル樹脂、オキシメチル樹脂、P−アルコ
キシベンジルアルコール樹脂等の担体に結合している。
は、保護基により保護される。アミノ基の保護基として
は、例えばベンジルオキシカルボニル、t−ブチルオキ
シカルボニル、p−ビフェニルイソプロピルオキシカル
ボニル、9−フルオレニルメチルオキシカルボニル等が
挙げられる。カルボキシル基の保護基としては例えばア
ルキルエステル、ベンジルエステル等を形成し得る基が
挙げられるが、固相法の場合は、C末端のカルボキシル
基はクロルメチル樹脂、オキシメチル樹脂、P−アルコ
キシベンジルアルコール樹脂等の担体に結合している。
縮合反応は、カルボジイミド等の縮合剤の存在下にあ
るいはN−保護アミノ酸活性エステルまたはペプチド活
性エステルを用いて実施する。
るいはN−保護アミノ酸活性エステルまたはペプチド活
性エステルを用いて実施する。
縮合反応終了後、保護基は除去されるが、固相法の場
合はさらにペプチドのC末端と樹脂との結合を切断す
る。
合はさらにペプチドのC末端と樹脂との結合を切断す
る。
更に、本発明のペプチドは通常の方法に従い精製され
る。例えばイオン交換クロマトグラフィー、逆相液体ク
ロマトグラフィー、アフィニティークロマトグラフィー
等が挙げられる。
る。例えばイオン交換クロマトグラフィー、逆相液体ク
ロマトグラフィー、アフィニティークロマトグラフィー
等が挙げられる。
本発明で使用するペプチドの投与経路としては、経口
投与、非経口投与、直腸内投与のいずれでもよいが、経
口投与が好ましい。本発明のペプチドの投与量は、化合
物の種類、投与方法、患者の症状・年令等により異なる
が、通常1回0.01〜1000mg、好ましくは0.01〜10mgを1
日当たり1〜3回である。本発明のペプチドは通常、製
剤用担体と混合して調製した製剤の形で投与される。製
剤用担体としては、製剤分野において常用され、かつ本
発明のペプチドと反応しない物質が用いられる。具体的
には、例えば乳糖、ブドウ糖、マンニット、デキストリ
ン、シクロデキストリン、デンプン、庶糖、メタケイ酸
アルミン酸マグネシウム、合成ケイ酸アルミニウム、カ
ルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロ
ピルデンプン、カルボキシメチルセルロースカルシウ
ム、イオン交換樹脂、メチルセルロース、ゼラチン、ア
ラビアゴム、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキ
シプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、
ポリビニルアルコール、軽質無水ケイ酸、ステアリン酸
マグネシウム、タルク、トラガント、ベントナイト、ビ
ーガム、酸化チタン、ソルビタン脂肪酸エステル、ラウ
リル硫酸ナトリウム、グリセリン、脂肪酸グリセリンエ
ステル、精製ラノリン、グリセロゼラチン、ポリソルベ
ート、マクロゴール、植物油、ロウ、流動パラフィン、
白色ワセリン、フルオロカーボン、非イオン界面活性
剤、プロピレングリコール、水等が挙げられる。剤型と
しては、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、シロップ
剤、懸濁剤、坐剤、軟膏、クリーム剤、ゲル剤、貼付
剤、吸入剤、注射剤等が挙げられる。これらの製剤は常
法に従って調製される。尚、液体製剤にあっては、用
時、水又は他の適当な媒体に溶解又は懸濁する形であっ
てもよい。また錠剤、顆粒剤は周知の方法でコーティン
グしてもよい。注射剤の場合には、本発明のペプチドを
水に溶解させて調製されるが、必要に応じて生理食塩水
あるいはブドウ糖溶液に溶解させてもよく、また緩衝剤
や保存剤を添加してもよい。
投与、非経口投与、直腸内投与のいずれでもよいが、経
口投与が好ましい。本発明のペプチドの投与量は、化合
物の種類、投与方法、患者の症状・年令等により異なる
が、通常1回0.01〜1000mg、好ましくは0.01〜10mgを1
日当たり1〜3回である。本発明のペプチドは通常、製
剤用担体と混合して調製した製剤の形で投与される。製
剤用担体としては、製剤分野において常用され、かつ本
発明のペプチドと反応しない物質が用いられる。具体的
には、例えば乳糖、ブドウ糖、マンニット、デキストリ
ン、シクロデキストリン、デンプン、庶糖、メタケイ酸
アルミン酸マグネシウム、合成ケイ酸アルミニウム、カ
ルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロ
ピルデンプン、カルボキシメチルセルロースカルシウ
ム、イオン交換樹脂、メチルセルロース、ゼラチン、ア
ラビアゴム、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキ
シプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、
ポリビニルアルコール、軽質無水ケイ酸、ステアリン酸
マグネシウム、タルク、トラガント、ベントナイト、ビ
ーガム、酸化チタン、ソルビタン脂肪酸エステル、ラウ
リル硫酸ナトリウム、グリセリン、脂肪酸グリセリンエ
ステル、精製ラノリン、グリセロゼラチン、ポリソルベ
ート、マクロゴール、植物油、ロウ、流動パラフィン、
白色ワセリン、フルオロカーボン、非イオン界面活性
剤、プロピレングリコール、水等が挙げられる。剤型と
しては、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、シロップ
剤、懸濁剤、坐剤、軟膏、クリーム剤、ゲル剤、貼付
剤、吸入剤、注射剤等が挙げられる。これらの製剤は常
法に従って調製される。尚、液体製剤にあっては、用
時、水又は他の適当な媒体に溶解又は懸濁する形であっ
てもよい。また錠剤、顆粒剤は周知の方法でコーティン
グしてもよい。注射剤の場合には、本発明のペプチドを
水に溶解させて調製されるが、必要に応じて生理食塩水
あるいはブドウ糖溶液に溶解させてもよく、また緩衝剤
や保存剤を添加してもよい。
これらの製剤は、本発明のペプチドを0.01%以上、好
ましくは0.5〜70%の割合で含有することができる。こ
れらの製剤はまた、治療上価値ある他の成分を含有して
いてもよい。
ましくは0.5〜70%の割合で含有することができる。こ
れらの製剤はまた、治療上価値ある他の成分を含有して
いてもよい。
[作用] 本発明のペプチドは、新規なペプチドであり優れたア
ンギオテンシン変換酵素阻害作用を有し、血圧降下作
用、ブラジキニン不活化抑制作用を示し、本態性高血
圧、腎性高血圧、副腎性高血圧などの高血圧症の予防、
治療剤、これらの疾患の診断剤や各種の病態において用
いられる血圧降下剤、狭心病発作の閾値上昇、心筋梗塞
の減少、うっ血性心不全における病態の改善剤として有
用である。
ンギオテンシン変換酵素阻害作用を有し、血圧降下作
用、ブラジキニン不活化抑制作用を示し、本態性高血
圧、腎性高血圧、副腎性高血圧などの高血圧症の予防、
治療剤、これらの疾患の診断剤や各種の病態において用
いられる血圧降下剤、狭心病発作の閾値上昇、心筋梗塞
の減少、うっ血性心不全における病態の改善剤として有
用である。
[実施例] (参考例) 次に実例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。生
卵白を蒸留水で5倍に希釈溶解した後、IN−HClでPH1.6
に調整した溶解液(20mg/mlの蛋白を含む)にペプシン
0.2mg/ml(シグマ社製)を添加して37℃、3時間静置反
応を行い100℃、10分間煮沸して反応を停止させた。こ
の反応液を10000rpmで5分間遠心分離を行い、濃縮した
後高速液体クロマトグラフィー(ODS−,PH−及びCN−カ
ラム)により精製し、ペプチドを得た。
卵白を蒸留水で5倍に希釈溶解した後、IN−HClでPH1.6
に調整した溶解液(20mg/mlの蛋白を含む)にペプシン
0.2mg/ml(シグマ社製)を添加して37℃、3時間静置反
応を行い100℃、10分間煮沸して反応を停止させた。こ
の反応液を10000rpmで5分間遠心分離を行い、濃縮した
後高速液体クロマトグラフィー(ODS−,PH−及びCN−カ
ラム)により精製し、ペプチドを得た。
本品を気相プロテインシーケンサー(アブライド バ
イオシステムズ社製 477A型)を用いる自動エドマン分
解法を適用してアミノ酸配列を分析し、下記の構造を得
た。
イオシステムズ社製 477A型)を用いる自動エドマン分
解法を適用してアミノ酸配列を分析し、下記の構造を得
た。
H−Val−Ser−Pro−OH 該ペプチドの物性値はつぎのとうりである。
TLC[n−ブタノール:酢酸:ピリジン:水=15:3:10:1
2] (シリカゲルプレート、ニンヒドリン発色) Rf :0.43 m.p:91℃ 元素分析 C13N23N3O5・0.5H2Oとして C H N 計算値 50.31 7.79 13.54 測定値 50.19 7.69 13.52 比旋光度▲[α]25 D▼;(C=0.5 水);−81.37 ペプチドの合成(本発明のペプチド合成) 市販のBoc(ブトキシカルボニル)−Pro−O−Resin
0.83gをバイオサーチ社のペプチド合成装置SAM2の反
応槽に分取し、以下のように合成を行った。
2] (シリカゲルプレート、ニンヒドリン発色) Rf :0.43 m.p:91℃ 元素分析 C13N23N3O5・0.5H2Oとして C H N 計算値 50.31 7.79 13.54 測定値 50.19 7.69 13.52 比旋光度▲[α]25 D▼;(C=0.5 水);−81.37 ペプチドの合成(本発明のペプチド合成) 市販のBoc(ブトキシカルボニル)−Pro−O−Resin
0.83gをバイオサーチ社のペプチド合成装置SAM2の反
応槽に分取し、以下のように合成を行った。
45%トリフルオロ酢酸、2.5%アニソールを含む塩化
メチレン中、25分間の反応により、Boc基を除去したの
ち、塩化メチレンによる洗浄、10%ジイソプロピルエチ
ルアミンを含む塩化メチレンによる中和、及び塩化メチ
レンによる洗浄を行った。
メチレン中、25分間の反応により、Boc基を除去したの
ち、塩化メチレンによる洗浄、10%ジイソプロピルエチ
ルアミンを含む塩化メチレンによる中和、及び塩化メチ
レンによる洗浄を行った。
これと5mlの0.4M Boc−Ser(Bzl)(ベンジル基)の
ジメチルホルムアミド溶液、5mlの0.4Mジイソプロピル
カルボジイミドの塩化メチレン溶液とを混合した後、反
応槽に加え、室温にて2時間撹拌反応させた。
ジメチルホルムアミド溶液、5mlの0.4Mジイソプロピル
カルボジイミドの塩化メチレン溶液とを混合した後、反
応槽に加え、室温にて2時間撹拌反応させた。
得られた樹脂をジメチルホルムアミド、塩化メチレ
ン、10%ジイソプロピルエチルアミンを含む塩化メチレ
ン、塩化メチレン更に塩化メチレン及びジメチルホルム
アミドとの混合液で洗浄し、Boc−Ser(Bzl)−Pro樹脂
を得た。引き続き同様のBoc基の除去、Bocとアミノ酸の
カップリングを繰り返しPhe−Phe−Gly−Arg−Cys−Val
−Ser(Bzl)−Pro樹脂を得た。
ン、10%ジイソプロピルエチルアミンを含む塩化メチレ
ン、塩化メチレン更に塩化メチレン及びジメチルホルム
アミドとの混合液で洗浄し、Boc−Ser(Bzl)−Pro樹脂
を得た。引き続き同様のBoc基の除去、Bocとアミノ酸の
カップリングを繰り返しPhe−Phe−Gly−Arg−Cys−Val
−Ser(Bzl)−Pro樹脂を得た。
該樹脂を20mlの10%アニソールを含むフッ化水素中で
0℃、1時間撹拌し、ペプチドを樹脂から遊離させた。
フッ化水素を減圧留去し、残渣を30%酢酸で抽出し、凍
結乾燥して粗ペプチドを得た。これをODSカラム(Cosmo
sil 5C18)による逆相クロマトグラフィーにより精製
し、H−Phe−Phe−Gly−Arg−Cys−Val−Ser−Pro−OH
(収量100mg)を得た。
0℃、1時間撹拌し、ペプチドを樹脂から遊離させた。
フッ化水素を減圧留去し、残渣を30%酢酸で抽出し、凍
結乾燥して粗ペプチドを得た。これをODSカラム(Cosmo
sil 5C18)による逆相クロマトグラフィーにより精製
し、H−Phe−Phe−Gly−Arg−Cys−Val−Ser−Pro−OH
(収量100mg)を得た。
本品を前記と同一のプロテインシーケンサーにより分
析した結果、上記の組成であることが判明した。
析した結果、上記の組成であることが判明した。
該ペプチドの物性値はつぎのとうりである。
TLC Rf :0.60 m.p:165℃ 元素分析 C45H66N12O12O2・0.8H2Oとして C H N S 計算値 51.69 6.52 16.08 6.13 測定値 51.60 6.48 16.00 6.18 比旋光度▲[α]25 D▼;(C=0.5 水);−82.63 なお、本発明のペプチドは参考例と同一の方法でも得
ることができ、参考例で加水分解を行った後の生成液か
ら分取可能である。
ることができ、参考例で加水分解を行った後の生成液か
ら分取可能である。
実施例1 (アンギオテンシン変換酵素阻害活性の測定) アンギオテンシン変換酵素阻害活性の測定は、Cheung
とCushmanの方法〔Biochemical Pharamacology 20,1637
(1971)〕に準じて以下の方法で行った。
とCushmanの方法〔Biochemical Pharamacology 20,1637
(1971)〕に準じて以下の方法で行った。
酵素基質;Bz(ベンジル)−Gly−His−Leu(86mgを水
8mlとリン酸緩衝液8mlに溶解した溶液) 酵 素;うさぎの肺のアセトンパウダー(シグマ社
製)(1gを50mMのリン酸緩衝液10ml中で粉砕した後、遠
心分離した上澄液) 上記の酵素基質を100μ、酵素溶液を12μ及び本
発明の所定濃度のペプチドを混合し、水で全体を250μ
とした後、37℃で30分間反応を行った。
8mlとリン酸緩衝液8mlに溶解した溶液) 酵 素;うさぎの肺のアセトンパウダー(シグマ社
製)(1gを50mMのリン酸緩衝液10ml中で粉砕した後、遠
心分離した上澄液) 上記の酵素基質を100μ、酵素溶液を12μ及び本
発明の所定濃度のペプチドを混合し、水で全体を250μ
とした後、37℃で30分間反応を行った。
反応は1N−NCl250μを用いて終了させた。反応終了
後に酢酸エチル1.5mlを入れVortexで15秒撹拌し、それ
を遠心分離した。
後に酢酸エチル1.5mlを入れVortexで15秒撹拌し、それ
を遠心分離した。
酢酸エチル層から1.0mlをとり出して、酢酸エチルを
留去し、それに1mlの蒸留水を入れて残渣を溶解し、抽
出された馬尿酸の紫外吸収228nmの値(OD228)を測定し
た。
留去し、それに1mlの蒸留水を入れて残渣を溶解し、抽
出された馬尿酸の紫外吸収228nmの値(OD228)を測定し
た。
阻害率は阻害剤なしで反応したときのOD228を100%と
し、反応時間0分のときのOD228を0%として求め阻害
率50%の時の阻害剤(本発明のペプチド)の濃度IC
50(μM)で活性を表示した。
し、反応時間0分のときのOD228を0%として求め阻害
率50%の時の阻害剤(本発明のペプチド)の濃度IC
50(μM)で活性を表示した。
結果を第1表に示す。
[効果] 本発明ではアンギオテンシン変換酵素阻害剤として有
用な、新規なペプチドが得られる。
用な、新規なペプチドが得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−87886(JP,A) Chemical Abstract s Vol.81,No.34218 & H ypertcnsion [Proc. Symp.]Meeting Date 1971,P541−547(1972) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07K 7/08,5/083,14/76 A61K 38/00 CA(STN) REGISTRY(STN)
Claims (4)
- 【請求項1】Phe−Phe−Gly−Arg−Cys−Val−Ser−Pro
なる新規ペプチド。 - 【請求項2】アルブミンをペプシンで加水分解すること
を特徴とするPhe−Phe−Gly−Arg−Cys−Val−Ser−Pro
なる新規ペプチドの製造法。 - 【請求項3】アルブミンとして卵白アルブミンを使用す
る請求項2記載の製造法。 - 【請求項4】Phe−Phe−Gly−Arg−Cys−Val−Ser−Pro
なるペプチドを有効成分とするアンギオテンシン変換酵
素阻害剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2334314A JP2965682B2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | 新規ペプチド、その製造法及び用途 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2334314A JP2965682B2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | 新規ペプチド、その製造法及び用途 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04202198A JPH04202198A (ja) | 1992-07-22 |
| JP2965682B2 true JP2965682B2 (ja) | 1999-10-18 |
Family
ID=18275971
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2334314A Expired - Fee Related JP2965682B2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | 新規ペプチド、その製造法及び用途 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2965682B2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019112401A (ja) * | 2017-12-22 | 2019-07-11 | 株式会社バイタルリソース応用研究所 | アンジオテンシン変換酵素阻害化合物 |
-
1990
- 1990-11-29 JP JP2334314A patent/JP2965682B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| Chemical Abstracts Vol.81,No.34218 & Hypertcnsion [Proc.Symp.]Meeting Date 1971,P541−547(1972) |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04202198A (ja) | 1992-07-22 |
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