JPH04108799A - 血液凝固第8因子結合性ペプチド及びその使用 - Google Patents

血液凝固第8因子結合性ペプチド及びその使用

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JPH04108799A
JPH04108799A JP22656590A JP22656590A JPH04108799A JP H04108799 A JPH04108799 A JP H04108799A JP 22656590 A JP22656590 A JP 22656590A JP 22656590 A JP22656590 A JP 22656590A JP H04108799 A JPH04108799 A JP H04108799A
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JP
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peptide
lys
phe
factor
tyr
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JP22656590A
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English (en)
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Masashi Kato
誠志 加藤
Junko Fujisawa
藤沢 順子
Nobuko Ito
伊藤 宣子
Sei Kondo
近藤 聖
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Sagami Chemical Research Institute
Tosoh Corp
Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Mining Co Ltd
Sagami Chemical Research Institute
Tosoh Corp
Nikko Kyodo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、血友病の治療薬として用いられる血液凝固第
■因子(以下■因子と略す)に特異的に結合する新規な
ペプチドに関し、さらにこの新規なペプチドを用いた■
因子の精製方法に関する。
〔従来の技術〕
血液凝固第■因子は、血液凝固を促進し■因子としての
作用を発揮する活性蛋白質(■因子−procoagu
lant protein、以下■:Cと略す)と、血
小板の凝集、粘着を促すフォンビルプラント因子(以下
vWFと略す)との複合体として、血漿中を低濃度(約
200ng/ml’)で循環する。このうち■:Cは血
液凝固の内因系経路に関与する血漿蛋白質で、血漿凝固
第X因子(以下X因子と略す)の活性化において血漿凝
固第X因子(以下、■因子とする)の補酵素として作用
する。
体性の遺伝的疾患である血友病Aは、血漿中にある生理
活性を有する■:Cの遺伝的欠損または障害に起因する
ものであることが知られている。
またフォノビルプラント病患者においてはv W Fの
活性が低下しており、この二つの疾患の治療には現在、
■二〇およびvWFの濃縮製剤の投与による補充療法が
行われている。しかし、■因子は血漿中の濃度が極めて
低く、また非常に不安定であるために、高純度の精製は
困難であり、一般に用いられている製剤は相当量の他の
蛋白が混在してあり、さらに肝炎や後天性免疫不全症候
群(AIDS)などに関与する夾雑ウィルス伝播の危険
性がある。
また最近組換えDNA技術を用いた■因子の生産も試み
られているが、この場合にも組換え体を宿主等に由来す
る他の夾雑蛋白質から分離精製する必要がある。
従来、■因子の高純度の精製のために■因子のモノクロ
ーナル抗体を用いたイムノアフィニティクロマトグラフ
ィーの使用が開発されている(米国特許No4.361
.509. (1982)、特開昭64−13099、
特開平1−144991等)。これらの方法により、■
因子は高純度に精製される。しかし七ツクローナル抗体
を大量調製することは容易でなし)。またその強い吸着
性のために、強力な脱着剤が必要であり、さらにそのよ
うな脱着剤はヒトに対し毒性となるものが多いため、使
用後に除去する必要性がある。
特異的な結合ペプチドを用いた■因子の精製法に関して
はグリコプロティン1bの一部のペプチドを担体に結合
した固定化ペプチドを用いた方法が報告されている(特
開平1−100196)。しかし記載された固定化ペプ
チドと■因子の結合は不完全であり、流出液にかなりの
活性が漏出している。
またその記載からは正確な精製度が明らかでない。
〔発明が解決しようとする課題〕
従って本発明は、■因子と特異的に結合することができ
る新規ペプチド及びそれを用いて■因子を精製す、る方
法を提供する。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者は■因子と■因子との相互作用に着目し、■因
子中の■因子と結合する領域を検索した結果、その領域
が■因子の第290位〜第304位のアミノ酸配列中に
存在することを見出した。
従って、本発明は、■因子の第290位から第304位
のアミノ酸配列に対応する次のアミノ酸配列:Ile−
Ala−Asp−Lys−Glu−Tyr−Thr−A
sn−Ile−Phe−Leu−Lys−Phe−Gl
y−Serを含んで成り■因子に特異的に結合すること
ができるペプチド;並びに前記アミノ酸配列の内、連続
する4個以上のアミノ酸から成るアミノ酸配列を有し、
■因子に特異的に結合するペプチドを提供するものであ
る。
本発明はさらに、前記ペプチドが不溶性担体に結合した
固定化ペプチドを提供する。
本発明はまた、前記ペプチドを結合した不溶性担体に■
因子を含む溶液を接触させ、結合した■因子または■−
vWF 複合体を溶出することを含んで成る■因子又は
■−vWF複合体の精製方法を提供する。
(具体的な説明) 本発明の、■因子に特異的に結合するペプチドとしては
まず、■因子の第290位から第304位までのアミノ
酸に相当する、次のアミノ酸配列(■)=Ile−Al
a−Asp−Lys−Glu−Tyr−Thr−^5n
−Ile−Phe−Leu−Lys−Pha−Gly−
Serを有するペプチドが挙げられる。
しかしながら、本発明のペプチドに、上記ペプチド(I
)のみならず、上記ペプチド(I)を含んで成るペプチ
ド、すなわち上記ペプチド(I)のN−末端もしくはC
−末端又はその両方にアミノ酸又はペプチドが付加され
たペプチドが包含される。このような延長されたペプチ
ドの例としては、ペプチド(I)と他のペプチド又は蛋
白質との融合蛋白質、さらには担体と結合させるために
、N−末端や、C−末端に、アミノ基、カルボキシル基
、チオール基などを有するアミノ酸残基、例えばグルタ
ミン酸、アスパラギン酸、リジン、アルギニン、システ
ィンなどを付加したもの、が挙げられる。
特定の蛋白質と特異的に結合するペプチドは多くの場合
4個以上のアミノ酸から成るこきが知られている(化学
μ、202〜203頁、1988)。従って本発明のペ
プチドはさらに、前記(1)のアミノ酸配列中の連結す
る4個以上のアミノ酸から成るアミノ酸配列を有するペ
プチドを包含する。
この様なペプチドとしては、例えば Ile−Ala−Asp−Lys、 Ala−Asp−
Lys−GluAsp−Lys−Glu−Tyr、 L
ys−Glu−Tyr−ThrGlu−Tyr−Thr
−Asr+、 Tyr−Thr−Asn−IleThr
−^5n−Ile−Phe、 Asn−Ile−Phe
−Leulle−Phe−Leu−L、ys、 Phe
−1,eu−Lys−PheLeu−Lys−Phe−
Gly、 Lys−Phe−Gly−Serlie−A
la−Asp−Lys−Glu、 Ala−Asp−L
ys−’Glu−Tyr。
Asp−Lys−Glu−Tyr−Thr、 Lys−
Glu−Tyr−Thr−Asn。
Gluイyrイhr−Asn−41e、 Tyr−Th
r−Asn−1ie−Phe。
Thr−^5n−Ile−Phe−Leu。
^5n−Ile−Phe−Leu−Lys、  l1e
−Phe−Leu−Lys−Phe。
Phe−Leu−Lys−Phe−Gly、 Leu−
Lys−Phe−Gly−Ser。
Ile−Ala−Asp−Lys−Glu−Tyr。
Ala−Asp−Lys−Glu−Tyr−Thr。
Asp−Lys−Glu−丁yr−Thr−Asn。
Lys−Glu−Tyr−Thr−^5n−Ile。
Giu−Tyr−Thr−Asn−J Ie−Phe。
Tyr−Thr−Asn−Ile−Phe−Leu。
Thr−Asn−Ile−Phe−Leu−Lys。
^5n−Ile−Phe−Leu−Lys−Phe。
Ile−Phe−Leu−Lys−Phe−Gly。
Phe−Leu−Lys−Phe−Gly−Ser。
Ile−Ala−Asp−Lys−Glu−Tyr−T
hr。
Ala−^5p−Lys−Glu−Tyr−Thr−A
sn。
Asp−Lys−Glu−Tyr−Thr−Asn−I
 Ie。
Lys−Glu−Tyr−Thr−^5n−Ile−P
he。
Glu−Tyr−Thr−Asn−41e−Phe−L
eu。
Tyr−Thr−^5n−Ile−Phe−Leu−L
ys。
Thr−Asn−IIe−Phe−Leu−Lys−P
he。
^5n−Ile−Phe−Leu−Lys−Phe−G
ly。
I 1e−Phe−Leu−Lys−Phe−G 1y
−Ser。
Tie−Ala−Asp−Lys−G Iu−Tyr−
Thr−Asn。
Ala−Asp−Lys−Glu−Tyr−Thr−^
5n−41e。
Asp−Lys−Glu−Tyr−Thr−Asn−I
le−Phe。
Lys−G 1u−Tyr−T hr−AsnJ Ie
−Phe−Leu。
Glu−丁yr−Thr−Asn−Ile:Phe−L
eu−Lys。
Tyr−Thr−Asn−Ile−Phe−Leu−L
ys−Phe。
Thr−Asn−Ile−Phe−Leu−Lys−P
he−G ly。
AsnJ Ie−Phe−Leu−Lys−Phe−G
 Iy−Ser。
Ile−Ala−^5p−Lys−G 1u−Tyr−
Thr−^5n−Ile。
Ala−Asp−Lys−G Iu−Tyr−Thr−
Asn−Ile−Phe。
^5p−Lys−Glu−Tyr−Thr−Asn−I
le−Phe−Leu。
Lys−G 1u−Tyr−Thr−^5n−Ile−
Phe−Leu−Lys。
Glu−Tyr−Thr−^5n−1ie−Phe−L
eu−Lys−Phe。
Tyr−Thr−Asn−Ile−Phe−Leu−L
ys−Phe−Gly。
Thr−Asn−I 1e−Phe−Leu−Lys−
Pbe−G 1y−Ser。
Ile−Ala−Asp−Lys−Glu−Tyr−T
hr−Asn−Ile−Phe。
Ala−^5p−Lys−Glu−Tyr−Thr−^
5n−I 1e−Phe−Leu。
Asp−Lys−G Iu−Tyr−Thr−Asn−
Ile−Phe−Leu−Lys。
Lys−Glu−Tyr−Thr−^5n−I 1e−
Phe−Leu”Lys−Phe。
Glu−Tyr−Thr−Asn−Ile−Phe−L
eu−Lys−Phe−Gly。
Tyr−Thr−^5n−Ile−Phe−Leu−L
ys−Phe−Gly−Ser。
Ile−A ] ]a−Asp−Lys−GIu−Ty
r−Thr−^5n−Ile−PheLeu。
A Ia−Asp−Lys−G Iu−Tyr−Thr
−Asn−Ile−Phe−LeuLys。
^5p−Lys−GIu−Tyr−Thr−Asn−4
1e−Phe−[、eu−Lys−Pbe しys−Glu−Tyr−Thr−Asn−f Ie−
Phe−Leu−Lys−PheGly。
Glu−Tyr−Thr−Asn−Ile−Phe−L
eu−ムys−Phe−GIY−8er。
Ile−A 1a−Asp−Lys−G 1u−Tyr
−Thr−Asn−Ile−Phe−Leu−Lys。
Ala−Asp−Lys−Glu−丁yr−Thr−A
sn−Ile−Phe−1,eu−Lys−Phe。
^5p−Lys−Glu−Tyr−Thr−^5n−I
le−Phe−Leu−Lys−Phe−Gly。
Lys−Glu−Tyr−Thr−Asn−Ile−P
he−Leu−Lys−Phe−Gly−Ser。
Ile−A 1.a−Asp−Lys−Glu−Tyr
−Thr−Asn−Ile−Phe−Leu−Lys−
Phe。
Ala−Asp−Lys−GIu−Tyr−Thr−A
sn−Ile−Phe−LeuLys−Phe−G l
 y。
Asp−Lys−Glu−Tyr−Thr−Asn−I
le−Phe−Leu−LysPhe−Gly−Ser
Ile−Ala−Asp−Lys−Glu−Tyr−T
hr−Asn−] ]1e−PheLeu−Lys−P
heG ly、及びAla−Asp−Lys−Glu−
Tyr−Thr−Asn−Ile−Phe−LeuLy
s−Phe−Gly−Ser。
が挙げられる。
さらに、上記の種々のペプチドのN−末端もしくはC−
末端又はその両方にアミノ酸又はペプチドが付加された
ペプチドも本発明のペプチドであり、この様なペプチド
の例として上記ペプチドと他のペプチド又は蛋白質との
融合蛋白質、さらには、担体と結合させるためN−末端
やC−末端にアミノ基、カルボキシル基、チオール基な
どを有するアミノ酸、例えばグルタミン酸、アスパラギ
ン酸、リジン、アルギニン、システィンなどを付加した
ものが挙げられる。
これらのペプチドは当業者に良く知られた各種方法によ
って合成できるが、自動ペプチド合成機を用いて容易に
合成出来る。また、該ペプチドをコードする遺伝子を合
成し、遺伝子工学的技法によって生産してもよい。
■因子を精製する場合は、これらのペプチドを不溶性担
体に固定化して用いる。不溶性担体としては、例えば、
CNBr−活性化セファロース4B(ファルマシア)、
AH−セファロース4B(ファルマシア)、CH−セフ
ァロース4B(ファルマシア)、活性化CH−セファロ
ース4B(ファルマシア)、アフィゲル(バイオラッド
)、及びリアクチ−ゲル(ピアス)などが挙げられるが
、ペプチドを固定化できるものであればいかなる担体で
も構わない。ペプチドと担体との結合にはペプチド鎖中
の種々の官能基例えば、アミン基、カルボキシル基、チ
オール基などを利用できる。カップリング反応は、それ
ぞれのゲル及びペプチドに適した方法を選択するとよい
■因子を含む溶液としては、血漿、血漿由来■因子濃縮
溶液、組換え■因子を発現した細胞融解物あるいは細胞
の培養上清が使用可能である。■因子を固定化ペプチド
に吸着させるには、pH5から中性付近の低イオン強度
の緩衝液を用いる。■因子の溶出には、pH濃度勾配ま
たは高イオン緩衝液などを用いる。■:Cの活性測定に
は、テストチームF■(カビ)等の市販のキットが使用
可能である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、血液凝固第■因子又は■−vWF複合
体を、全く新しい方法で効率よく他の夾雑物から分離す
ることができる。
〔実施例〕
実施例1.ペプチドの合成 ペプチドは自動ペプチド合成機431A型機(アプライ
ドバイオシステムズ製造)を用い付属のプロトコールに
従って合成した。樹脂はそれぞれのC末1アミノ酸をつ
けたフェニルアセタミドメチル樹脂を用いた。合成後ト
リフルオロ酢酸及びトルフルオロメタスルホン酸を用い
ペプチドを樹脂から切り出し、バイオゲルP−2オープ
ンカラム(バイオラッド)、逆相カラム([][]S8
0Tm 、東ソー)による)IPLcで分取した。得ら
れたペプチドはプロテインシークエンサーシステム47
7A/12OA(アプライドバイオシステムズ製造)に
より、アミノ酸配列分析を行い、目的の配列であること
を確認した。第1表に、合成したペプチドのアミノ酸配
列及び対応する配列を有する■因子の領域を示した。
第1表 合成したペプチドのアミノ酸配列 ■因子での領域    アミノ酸配列 290−308   1ADKf!YTNIFLKFG
SGYVS290−304   1ADKBYTNIF
LKFGS271−288        ALLF、
LDEPLVLNSYVTPI237−261    
NIEETEHTBQKRNVIRIIPHHNYNA
181−198    VVGGEDAKPGQFPW
QVVL(アミノ酸は一文字表示により示す。)名称 FX−^ F X−A’  X−B  X−C X−D 実施例2.ペプチドの固定化 ペプチド2μmol をカップリング緩衝液(0,1M
 NaHCO3,0,5M NaCl、 pH8,0)
中で活性化CH−セファロース4B  1−と混合し、
室温で一時間撹拌することによりカップリング反応を行
なった。未結合の官能基は、トリス塩酸緩衝液(0,1
M、 pH8)中で室温で一時間攪拌することによりブ
ロッキングした。担体に実際に結合したペプチド量は、
固定化ペプチドを6M塩酸中、110℃で24時間加水
分解を行った後、アミノ酸組成分析装置(イリカ製造)
を用いてアミノ酸組成を求めることにより行った。その
結果、担体に結合したペプチドの量は適用量の約25か
ら90%であった。
実施例3.固定化ペプチドによる■因子の吸着市販の濃
縮■因子製剤(ヘモフィル250、バクスター製造)を
10mM )リス塩酸緩衝液(pH7,3>に溶解し、
同緩衝液で平衡化したペプチド−活性化CH−セファロ
ース4Bと1対4の割合で混合し、室温で45分撹拌し
、遠心後上清の■:Cの活性をテストチームF■(カビ
製造)を用いて測定した。第1図にその結果を示す。元
の■因子濃度を横軸に、上清の■:Cの活性の指標とな
る415nmでの吸光度を縦軸に示す。CHとはペプチ
ドを固定化していないゲル担体を表す。この結果、FI
X−A固定化CH−セファロース4BはIOU/mj!
の■因子をほぼ100%吸着可能であることが判明した
。なお、固定化FIX−A’ も、固定化FIX−Aと
同様の挙動を示した。
実施例4.固定化ペプチドを用いた■因子の精製(その
1) 以下の操作はすべて室温で行った。FIX−A固定化C
H−セファロース4Bの0.Mをカラムに注入し、10
mMトリス塩酸緩衝液(pH7,3)で平衡化した。5
00/−の市販の濃縮■因子製剤(ヘモフィル250、
バクスター製造)を304適用し、30分後同緩衝液で
十分に洗浄した。流出後に■因子の活性は全く認められ
ず、濃縮■因子製剤中の■因子はカラム担体に完全に吸
着されたことが示された。その後10mMグリシン−水
酸化ナトリウム緩衝液(pH10,0)をカラムに流し
て、■二〇を溶出した。以上のカラムクロマトグラフィ
ーの溶離パターンを第2図に示す。最終的に回収された
■:Cの活性量は、元の活性量の約90%であり、約5
0倍に精製された。
実施例5.固定化ペプチドを用いた■因子の精製(その
2) 以下の操作はすべて室温で行った。FIX−A固定化C
H−セファロース4Bの0.9−をカラムに注入し、2
0mM酢酸ナトリウム緩衝液(pH5,5)で平衡化し
た。50U/−の市販の濃縮■因子製剤(コンコニイト
−HT、  ミドリ十字)を304適用し、30分後同
緩衝液で十分に洗浄した。その後10mM)リス塩酸緩
衝液(pH8,0) 10mI!を、次いで10mMグ
リシン水酸化ナトリウム緩衝液(pH10,0) 10
 ’−をカラムに流して、■二〇を溶出した。各段階で
の■:Cの比活性及び収量を第2表に示す。
第2表 洗浄時の溶出液には■活性は全く検出されず、濃縮■因
子製剤中の■因子はカラム担体に完全に吸着されたこと
が示された。またpH10で溶出することにより、比活
性は約10倍上昇した。
【図面の簡単な説明】
第1図は、各ペプチドによる■:Cの吸着性を示す。 第2図は固定化ペプチドを用いたアフィニティーカラム
クロマトグラフィーによる■因子ノ精製例を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記のアミノ酸配列: Ile−Ala−Asp−Lys−Glu−Tyr−T
    hr−Asn−Ile−Phe−Leu−Lys−Ph
    e−Gly−Serを含んで成り、血液凝固第VIII因子
    と特異的に結合するペプチド。 2、下記のアミノ酸配列: Ile−Ala−Asp−Lys−Glu−Tyr−T
    hr−Asn−Ile−Phe−Leu−Lys−Ph
    e−Gly−Serの内連続する4個以上のアミノ酸か
    ら成るアミノ酸配列を有し、血液凝固第VIII因子と特異
    的に結合するペプチド。 3、請求項1及び2記載のペプチドを不溶性担体に結合
    した固定化ペプチド。 4、請求項3記載の固定化ペプチドにVIII因子及び/又
    はVIII−vWF複合体を含む溶液を接触させVIII因子を
    吸着させた後、吸着したVIII因子及び/又はVIII−vW
    F複合体を溶出することによってVIII因子及び/又はV
    III−vWF複合体の精製方法。
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