JPH0437784B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、給紙台の上にずれ重なつておかれた
枚葉紙を紙揃え装置に連続的に供給し、紙揃え動
作の後に枚葉紙処理機械に引き渡し、その際前縁
揃えが、枚葉紙処理機械と同期して動く前当てを
備えた紙揃え胴によつて行なわれ、前当ての前に
は、紙揃え胴内を、軸方向に位置決めでき、くわ
え手段として動作する吸引ロツドが設けられ、紙
揃え動作の間に枚葉紙が枚葉紙処理機械への方向
のその動きを保持する、枚葉紙を連続的に給紙す
る装置に関する。

西ドイツ特許出願広告第1210900号公報によつ
て枚葉紙の連続的給紙のための１つの装置が既に
公知になつている。詳しく述べるならば、この装
置は枚葉紙の中央部分の両側において枚葉紙に作
用する２つの互に無関係に操作される枚葉紙搬送
手段を備えた、印刷機などの枚葉紙処理機械用の
給紙装置である。この枚葉紙搬送手段の制御は、
その少くとも２つが同時に働くが、それが搬送方
向に相前後して配置されている複数の光学的検知
手段として形成された検知装置の制御パルスが、
そのとき対応している枚葉紙搬送手段の搬送速度
を差動回路を使用して、枚葉紙の前縁がくわえ爪
装置に平行に、かつそれに同期した速度で受渡し
点まで近づき、一旦停止することなしにその機械
に受渡されるように変化させる。枚葉紙の横方向
の揃えは、その機械への受渡し点に向つての前進
運動の間に同時に制御横針の助けを得ての斜め方
向送りによつて達せられる。

給紙パイルから給紙台上にずれ重なつた状態で
搬送された枚葉紙は１枚づつ給紙台上を通過する
ようにそこで加速されて互いに引離されなければ
ならない。そのためにはまず比較的長い給紙台が
必要となる。また、枚葉紙が前進運動と横方向運
動を組合わせた運動をすることや枚葉紙の側縁が
横針上で辷ることによつて、受渡し時点における
枚葉紙の正確な位置揃えは保証されない。枚葉紙
は拘束されない状態にある限り予想されない動き
をなすことが経験上知られている。それは、枚葉
紙がその表面状態や側縁の状態において、またそ
の重量や剛性において大いに相異ることだけを考
えても当然のことである。

本発明の目的は、枚葉紙を連続的に給紙する時
に、枚葉紙の縁を傷めないことが最高に配慮さ
れ、また、どんな種類の紙でも取扱えるような、
確実さ前縁および側縁の揃え装置を実現すること
にある。

上記目的は、本発明によれば、 少なくとも２列の前当てが紙揃え胴内にその外
周に沿つて等間隔に配置され、 紙揃え胴の上方に、位置決め装置に属し、紙揃
え領域内を通り過ぎる枚葉紙の側縁を走査するセ
ンサが設けられ、 前当てに当たり、吸引ロツドによつてしつかり
と吸引された枚葉紙を横方向の目標位置に移動さ
せ、その位置に、後続する搬送機構が枚葉紙を見
当が合つて受け取るまで枚葉紙を保持するように
前記位置決め装置は吸引ロツドを制御することに
よつて達成される。

前縁揃えが強制的に行われ、そして揃えられる
べき枚葉紙が、その横方向揃えの間に後続の搬送
機構によつて受取られるまで、把持手段によつて
強固に把持されるので間違いあるいは損傷が起る
ことなく枚葉紙を見当が合うように揃えることが
可能となる。前縁揃えおよび側縁揃え手段を適当
に配置することにより、枚葉紙のずれ重なりの間
隔を極めて小さくできる。差し当てが突き当て式
でありまた揃え動作の間に枚葉紙が案内されるの
で、枚葉紙の動きの停止が必要でないので、揃え
の誤差が生ずるおそれがない。

本発明の実施例について以下、図面を用いて説
明する。

第１図に従う給紙台１の上を枚葉紙２が、ロー
ラ５およびコンベヤ２５で概略的に示す搬送装置
によつて枚葉紙処理機械に向う方向にずれ重なつ
て供給される。ずれ重なりの中でそのつど最先端
にある枚葉紙４が、給紙台１の下端の下の位置で
機械の側壁２１，２２で支持されている紙揃え胴
２０に把持される。第３図からわかるように、紙
揃え胴２０の回転軸２３の軸受は両側ともローラ
軸受２４となつている。

紙揃え胴２０に連続して半円周ごとに仕掛けの
ついた給紙胴３があり、この給紙胴３は周期的に
非定常に駆動されていてよいが、受取つた枚葉紙
を処理機械の最初の印刷ユニツトの圧胴５０に引
渡す。ずれ重なつた中でそのつどの最先端にある
枚葉紙４はその前縁でもつて紙揃え胴２０の前当
て６の１つの列に差し当てられ、そして揃えられ
る。揃えられた後枚葉紙４は吸引８によつて吸着
固定力が働くように吸引される。この強力な吸引
によつてずれ重なつた中での枚葉紙４は紙揃え胴
２０の反時計方向の回転によつて紙揃え領域２６
に供給される。横方向の揃え動作については後で
詳しく述べるが、この横方向の揃え動作が完了し
た後に紙揃え胴２０は揃えられた枚葉紙を給紙胴
３のくわえ爪ブリツジ２７に引渡す。

本発明のこの実施例においては紙揃え胴２０に
はその外周上に前当て６が５列対称的に間隔を保
つて設けられている。前当ての各列に吸引８が直
接、配置されている。紙揃え胴２０の特別な構造
は第２図および第３図に詳細に示してある。紙揃
え胴２０の外周面上の揃え機構の隣り合つたグル
ープの間には枚葉紙案内セグメント２８が設けら
れている。これら案内セグメント２８は、位置決
め装置のために該当個所においてその相隣る２つ
の間に検出用隙間１５を形成しうるように、紙揃
え胴２０の軸方向に伸びているトラバース棒２９
上に、移動できるように取付けられている。枚葉
紙案内セグメント２８の円周に沿う長さは紙揃え
領域２６の円周に沿う長さにほぼ等しくなつてい
る。

給紙台１と給紙胴３の間の紙揃え胴２０の上方
で機械の横方向に延びたトラバース材４９が機械
の側壁２１，２２に固定されており、このトラバ
ース材４９に不図示の位置決め装置のための１つ
ないし２つのセンサー１６が取付けられている。
これらセンサー１６は、枚葉紙４の側縁がそれを
通過するときに、吸引ロツド８を然るべく制御す
る信号を位置決め装置に送る。これらセンサー１
６は処理される枚葉紙の各版サイズに応じて位置
調整される。１つのセンサー１６の調整された位
置に対応してその領域にある枚葉紙案内セグメン
ト２８も、センサー１６の直下に検出用隙間１５
ができるように相互の位置が決められる。

揃えられた枚葉紙４は紙揃え胴２０から給紙胴
３のくわえ爪ブリツジ２７に引渡される。給紙胴
３の２つのくわえ爪ブリツジは公知のごとく、そ
の引込んだ位置において枚葉紙を受取つた後、給
紙胴３の外周面へと漸進的に旋回して戻るように
旋回可能に配置されており、それ故にくわえ爪に
よつて把握された枚葉紙４は、紙揃え胴２０の比
較的低い周速度から漸進的に給紙胴３の高い周速
度まで加速される。

紙揃え胴２０の中で支持されている旋回軸３１
によつて動かされる前当て覆い／紙押え爪３０は
２つの支持腕３６上に爪支持軸３２によつて揺動
可能に取付けられている。爪支持軸３２にはロー
ラ付きレバー３３が固定されており、その自由端
に、紙揃え胴２０と一体になつて回転するカム３
５に作用する案内ローラ３４が設けられている。
この支持腕３６は紙揃え胴２０の中でその軸方向
に延びている旋回軸３１に固定されている。旋回
軸３１によつて支持腕３６が旋回することによ
り、前当て覆い／紙押え爪３０は枚葉紙４から持
ち上り、その直後に紙揃え胴２０の外周よりも内
方の位置に引込むという運動をする。支持腕３６
が逆方向に旋回する際、前当て覆い紙押え爪３０
は先ずその吸込んだ位置から紙揃え胴の外周を超
えて持ち上るような旋回運動をし、その後、枚葉
紙受入れ時の案内位置まで傾く。紙揃え胴２０の
外周面上の前当て６の各列の手前には枚葉紙案内
面３７が一定の領域にわたつて設けられている。

第３図からわかるように、吸引８は相互に仕切
られ、１列に並んだ吸引室１０で実質的になつて
いる。これらの吸収室１０は空気導管３８によつ
て弁体３９と結ばれ、そして両端にある吸引室１
０のグループが用いられる枚葉紙の版サイズに応
じて弁４０によつて断続できるようになつてい
る。弁体３９は紙揃え胴２０の回転軸２３上に固
定されており、シール板４１を介して、機械の側
壁２１に固定された弁リング４２と共働する弁リ
ング４２の作動面４３中には紙揃え胴２０の回転
軸心から等しい半径方向高さで吸引開口４４と外
気供給開口４５が設けられている。これに対し、
弁体３９の作動面３６には各吸引８に対して１つ
づつの空気操作開口４７があり、その各々にそれ
に対応する吸引８の吸引室１０のすべての空気導
管３８が連結されている。第２図に示すように、
空気操作開口４７の半径方向高さは吸引開口４４
および外気供給開口４５と等しい。空気操作開口
４７の幅は吸引開口４４と外気供給開口４５の間
隔とほぼ等しくなつている。吸引に負圧を発生さ
せるために、弁リング４２の吸引開口４４は空気
導管４８によつて不図示の負圧発生装置に連結さ
れている。吸引開口４４、外気供給開口４５およ
び空気操作開口４７の寸法は、働くべき所に来た
吸引８内で生ずる負圧が枚葉紙４を吸着固定力で
保持するに十分であり、また一方、くわえ爪ブリ
ツジ２７が枚葉紙の前縁を見当の合う状態で強固
にくわえて受取るや否や、外気の供給によつて直
ちにその負圧が破られるように決められている。

第３図は紙揃え胴２０の高さでの給紙装置の断
面を枚葉紙処理機械の側から見たものであるの
で、吸引８の駆動装置は給紙装置の駆動側にあ
る。吸引８の駆動装置はまず、不図示の支持メン
バーで機械の側壁２２に固定されている減速機付
ステツピングモーター１１からなる。その軸端部
１４には２つの同形の駆動カム１２が固定されて
おり、これら駆動カム１２は、そのカム縁がステ
ツピングモーター１１の回転軸を斜めに横切る方
向の距離が常に同じであるように直径方向に互い
に対向して位置している。駆動カム１２の各々の
上をカムローラ１３が走行するが、これらカムロ
ーラ１３の各々は支持台５３によつて駆動棒５４
に固定されている。駆動カム１２およびカムロー
ラ１３は、ステツピングモーター１１の軸端部１
４の回転運動が遊びなしに駆動軸５４に伝えられ
るように共働する。

駆動棒５４は軸方向に移動できるように、一方
がブラケツト５５で、他方が機械の側壁２２で支
持されている。両支持部にはボールブツシユ５６
が用いられている。駆動棒５４の、機械の内部に
入り込んだ自由端には操作セグメント５３が取付
けられており、この操作セグメント５３は、駆動
軸５４の軸方向の動きがそこに来ている駆動され
るべき吸引８に遊びなしに伝えられるように、駆
動ローラ５８によつて個々の吸引８とはまり合い
うるものである。

操作セグメント５７は駆動棒５４の軸方向に移
動できるようにリセツト円盤５９の切欠き部に収
まつている。１つの案内片６０がこのリセツト円
盤５９の切欠き部に入り込んでおり、この案内片
６０の中で１つの案内ローラ６１が走行するが、
この案内ローラ６１は操作セグメント５７の下端
に回転可能に取付けられており、かくして、案内
片６０の案内ローラ６１が共働して駆動棒５４の
回転を阻止する。案内片６０ばかりでなくリセツ
ト円盤５９も機械の側壁２２に固定されている。

第４図から第６図は操作セグメント５７の主要
な作動位置を示している。第５図においては操作
セグメント５７はその中間の零点位置にある。こ
の位置は吸引８の位置調整動作が行われるべき時
点より前において見られる位置である。第５図か
らわかるように常時はリセツト円盤５９によつて
案内されている吸引８の１つについている駆動ロ
ーラ５８が、前記のように吸引は紙揃え胴２０と
共働するので、操作セグメント５７にまさに到達
せんとしている。この瞬間において吸引８の位置
調整動作が開始されうる。機械の運転者側にある
位置決め装置のセンサー１６が働いているとすれ
ば、ステツピングモーター１１はその軸端部１４
によつて駆動カム１２を、駆動棒５４がカムロー
ラ１３によつて機械の駆動側の方に動くように回
転させる。最大行程を動いた後に吸引８は停止す
る。第４図はこの位置を示している。これに対し
て、ステツピングモーター１１が、通常そうであ
るように、位置決め装置によつて制御されるなら
ば、操作セグメント５７は最大行程に達する前に
その所望の位置で停止する。その際、移動した吸
引８がそのとき必要とされた紙揃えのための移動
行程だけ動くこととなる。紙揃え動作が終つたな
らば、揃えられた枚葉紙４は後続の装置によつて
受取られる。吸引８はこの位置調整動作の後、リ
セツト円盤５９によつて再び零点位置に引戻され
る。

これとは反対に駆動側にあるセンサー１６が働
いているとすれば、ステツピングモーター１１の
結線もそれに応じて切換えられる。ステツピング
モーター１１はそれに従つて紙揃えの動作の間駆
動棒５４を機械内部の方へ、それも第６図に示す
最大行程端に動かす。この際、対応した位置決め
動作によつて、操作セグメント５７は、吸引チヤ
ンネル８が揃えられている枚葉紙の規定位置に到
達しているので当然前記と同様にその最終端より
手前で停止する。この位置において吸引８は揃え
られた枚葉紙をそれが給紙胴３によつて受取られ
るまでの間保持し続ける。枚葉紙の引渡しの後に
は移動させられた吸引８はリセツト円盤５９によ
つて再び零点位置に引戻される。

以上説明した本発明の実施例の作動は次の通り
である。

給紙台１の搬送装置５および２５がずれ重なつ
た中の枚葉紙２を紙揃え胴２０の周速度より少し
速い速度で前方に送る。この速度差によつてずれ
重なりの中でのそのつど最先端に来た枚葉紙４は
待機の位置を動いている前当て６の１列にしつか
りと差しあてられる。この差しあてを確実なもの
にするために、前当て覆い／紙押え爪３０は、到
来する枚葉紙４の前縁が外れるのではなく、強制
的に前当て６に導かれるような位置にある。枚葉
紙２がずれ重なりの前進力、すなわち、給紙台１
の搬送装置２と２５の搬送物を押しやる作用によ
つて申し分ない前縁位置揃えが、紙揃え領域２６
に達するよう前に完成する。

紙揃え胴２０が定常的に回転している間に行わ
れるこの前縁揃え動作の後に紙揃え領域２６にお
いて横方向の揃えの動作が始まる。この動作は揃
えられるべき枚葉紙４の先端部領域を吸引８の吸
着面９に向けて強く吸引することによつて開始さ
れる。その吸引力は、枚葉紙の下面と吸着面９の
間に吸着固定力が働くに足るものである。したが
つて、枚葉紙４は前縁揃え後辷りが起り得ないよ
うに把持されることになる。

このように枚葉紙４が吸引８によつて把持され
た後、吸引８は第５図に示す位置に到達する。そ
の結果、その駆動ローラ５８が操作セグメント５
７と遊びのない接触を保つ状態となる。それから
ステツピングモーター１１、駆動カム装置１２，
１３および駆動棒５４によつて、操作セグメント
５７の第４図に示すその終端位置に向つての運動
が起る。したがつて、枚葉紙４は機械の駆動側へ
引寄せられる。この際、搬送された枚葉紙４の機
械の運転者側の側縁が紙揃え領域２６の中におい
てセンサー１６の検知光線を横切り、これによ
り、そこには検出用隙間１５が開いているため、
センサー１６が反射光を検知しないようになる。
光が入射しなくなることによつてセンサー１６の
中でパルスが発生され、このパルスによつて位置
決め装置は、枚葉紙４がこの時点以降一定の距
離、例えば２mmだけ正確に動いて停止するように
ステツピングモーター１１を駆動する。これによ
つて枚葉紙は横方向の規定位置に到達する。

この横方向揃えのすべての動作は作動している
吸引８が紙揃え領域２６を通過している間に行わ
れる。紙揃えが行われた後吸引８になおも枚葉紙
を紙揃え後の位置、すなわち規定の位置に保持す
る。この場合、揃えられた枚葉紙４が給紙胴３の
くわえ爪先端ブリツジ２７に最終的に引渡される
までの枚葉紙の残りの区間における案内が達成さ
れるために、補助的に前当て覆い／紙押え爪３０
が枚葉紙を保持するようにできる。

くわえ爪先端ブリツジ２７が揃えられた枚葉紙
４を確実に把持したならば、それまで負圧の下に
おかれていた吸引８に繋がつている弁体３９にあ
る空気操作開口４７が外気供給開口４５に達し、
これにより、外気が流入して負荷が急激に破られ
る。吸引８の吸着面９と枚葉紙４の下面の間の吸
着固定力はなくなる。くわえ爪先端ブリツジ２７
によつて見当の合う状態にある枚葉紙４が枚葉紙
案内面３７から引上げられることがここに至つて
行われうる。

しかしながら、くわえ爪先端ブリツジ２７が枚
葉紙４を枚葉紙案内面３７から給紙胴３の外周へ
の方向に引き出すよりも前に支持腕３６が旋回軸
３１によつて旋回する。その際案内ローラ３４が
カム２５に沿つて動き、これにより先ず前当て覆
い／紙押え爪３０は枚葉紙４から離れて持上り、
それから紙揃え胴２０の中に入り込む。給紙胴３
のくわえ爪先端ブリツジ２７はこの状態の下で、
揃えられた枚葉紙４を紙揃え胴２０の外周面から
取り去ることができる。そしてそのときまで使わ
れていた吸引８はそれ以降紙揃え胴２０が回転す
る間に第５図に示す零点位置に復帰する。給紙台
１に到達すれば各吸引８は再び待機状態になる。
その上、この位置において前当て覆い／紙押え爪
３０は引込んだ位置から旋回して現われ出て、こ
れにより、前当て６においてこれから揃えられる
べき枚葉紙４の前縁の確実な差し当てが行われて
いることが保証される。

「発明の効果」 以上説明したように本発明は、少なくとも２列
の前当てが紙揃え胴内にその外周に沿つて等間隔
に配置され、紙揃え胴の上方に、位置決め装置に
属し、紙揃え領域内を通り過ぎる枚葉紙の側縁を
走査するセンサが設けられ、前当てに当たり、吸
引ロツドによつてしつかりと吸引された枚葉紙を
横方向の目標位置に移動させ、その位置に、後続
する搬送機構が枚葉紙を見当が合つて受け取るま
で枚葉紙を保持するように前記位置決め装置は吸
引ロツドを制御することによつて、枚葉紙の縁を
傷めることなく、枚葉紙の前縁および側縁の揃え
を行なうことができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による紙揃え胴を有する給紙台
の図、第２図は紙揃え胴の紙揃え領域部分ほ拡大
した図、第３図は紙揃え胴の高さにおける給紙装
置の断面を枚葉紙処理機械の側から見た図、第４
図から第６図までは吸引の駆動装置の部分を拡大
した図である。 １……給紙台、２……枚葉紙、３……給紙胴、
４……最先端にある枚葉紙、５……枚葉紙搬送装
置の１つ、６……前当て、８……吸引チヤンネ
ル、９……吸着面、１０……吸引室、１１……ス
テツピングモーター、１２……駆動カム、１３…
…カムローラ、１４……軸端部、１５……検出用
隙間、１６……センサー、２０……紙揃え胴、２
１……機械の側壁、２２……機械の側壁、２３…
…回転軸、２４……ローラ軸受（回転軸２３の）、
２５……枚葉紙搬送装置の１つ、２６……紙揃え
領域、２７……くわえ先端ブリツジ、２８……案
内セグメント、２９……トラバース棒、３０……
前当て覆い／紙押え爪、３１……旋回軸、３２…
…爪支持軸、３３……ローラ付きレバー、３４…
…案内ローラ、３５……カム、３６……支持腕、
３７……枚葉紙案内面、３８……空気導管、３９
……弁体、４０……弁、４１……シール板、４２
……弁リング、４３……作動面、４４……吸引開
口、４５……外気供給開口、４６……作動面、４
７……空気操作開口、４８……空気導管、４９…
…トラバース梁、５０……圧胴、５３……支持
台、５４……駆動棒、５５……ブラケツト、５６
……ボールブツシユ、５７……操作セグメント、
５８……駆動ローラ、５９……リセツト円盤、６
０……案内片、６１……案内ローラ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 給紙台１の上にずれ重なつておかれた枚葉紙
   ４を紙揃え装置に連続的に供給し、紙揃え動作の
   後に枚葉紙処理機械５０に引き渡し、その際前縁
   揃えが、枚葉紙処理機械５０と同期して動く、前
   当て６を備えた紙揃え胴２０によつて行なわれ、
   前当て６の前には、紙揃え胴２０内を、軸方向に
   位置決めでき、くわえ手段として動作する吸引ロ
   ツド８が設けられ、紙揃え動作の間に枚葉紙が枚
   葉紙処理機械への方向のその動きを保持する、枚
   葉紙を連続的に給紙する装置において、 少なくとも２列の前当て６が紙揃え胴２０内に
   その外周に沿つて等間隔に配置され、 紙揃え胴２０の上方に、位置決め装置に属し、
   紙揃え領域２６内を通り過ぎる枚葉紙の側縁を走
   査するセンサ１６が設けられ、 前当て６に当たり、吸引ロツド８によつてしつ
   かりと吸引された枚葉紙を横方向の目標位置に移
   動させ、その位置に、後続する搬送機構３が枚葉
   紙を見当が合つて受け取るまで枚葉紙を保持する
   ように前記位置決め装置は吸引ロツド８を制御す
   ることを特徴とする、枚葉紙を連続的に給紙する
   装置。 ２ 紙揃え胴２０にある前当て６の各列に揺動可
   能な前当て覆い／紙押え爪３０が付属しており、
   このものは前当て６の領域で枚葉紙の前縁を案内
   するものであり、また枚葉紙の前縁を保持するく
   わえ爪の用をもなしうるものである特許請求の範
   囲の第１項に記載の装置。 ３ 吸引ロツド８の駆動装置が機械の一方の側壁
   ２２に設けられている特許請求の範囲の第１項ま
   たは第２項に記載の装置。 ４ 吸引ロツド８のための空気制御装置が機械の
   他方の側壁２１に設けられている特許請求の範囲
   第３項に記載の装置。 ５ 空気制御装置が、機械の側壁２１に取付けら
   れた弁リング４２と、紙揃え胴２０の回転軸２３
   によつて回転する弁体３９でなる特許請求の範囲
   第４項に記載の装置。 ６ 弁リング４２の作動面４３には１つの吸引開
   口４４および１つの外気供給開口４５が半径方向
   の高さが同じになるように設けられており、弁体
   ３９の作動面４６には各吸引ロツド８のための空
   気制御開口４７が、等しい間隔でまた弁リング４
   ２における開口４４，４５と同じ半径方向高さで
   設けられており、そして吸引開口４４と外気供給
   開口４５が空気制御開口４７の幅とほぼ等しい距
   離だけ互に離れている特許請求の範囲第５項に記
   載の装置。 ７ 駆動装置が機械の側壁２２の外側に設けられ
   ているステツピングモーター１１を有し、該ステ
   ツピングモーター１１はカム機構１２，１３を介
   して駆動棒５４と遊びなく結合されており、この
   駆動棒５４は２つのポールブツシユ５６により軸
   方向に移動可能に支持されており、駆動棒５４に
   は機械の側壁２２の内側にあるその先端面に操作
   セグメント５７が取付けられており、操作セグメ
   ント５７は紙揃え胴２０の各吸引ロツド８と２つ
   の駆動ローラ５８を介して結合しうる特許請求の
   範囲第４項に記載の装置。 ８ 操作セグメント５７が機械の側壁２２の内側
   面に固定されたリセツト円盤５９の切欠き部分の
   中に移動可能に収められている特許請求の範囲第
   ７項に記載の装置。 ９ 操作セグメント５７が案内ローラ６１を介
   し、位置不変の案内片６０によつて回転阻止され
   ている特許請求の範囲第７項に記載の装置。 １０ 駆動棒５４はそこに固定された２つの支持
   台５３の各々の上にカムローラ１３を有してお
   り、これらカムローラ１３はその各々がステツピ
   ングモーター１１の軸端部１４に取付けられた駆
   動カム１２の各々と共働するものであり、これら
   ２つの駆動カム１２は、両カム縁の間の、軸心を
   通る対角線距離が一定となるようにモータ軸に対
   しての位置とその形状が決められている特許請求
   の範囲第７項に記載の装置。 １１ 吸引ロツド８の駆動装置が、枚葉紙の左寄
   せあるいは右寄せの紙揃えの動作に対して切換え
   られるものである特許請求の範囲第１項ないし第
   １０項のいずれか１項に記載の装置。 １２ 紙揃え胴２０が同時に給紙胴の役目をもな
   すよう形成されて、少なくとも１つの前縁および
   側縁の揃え装置を備え、周期的に非定常に駆動さ
   れる特許請求の範囲第１項ないし第１０項のいず
   れか１項に記載の装置。